JPH0696499A - 記録再生装置のテープ走行装置 - Google Patents

記録再生装置のテープ走行装置

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JPH0696499A
JPH0696499A JP3334956A JP33495691A JPH0696499A JP H0696499 A JPH0696499 A JP H0696499A JP 3334956 A JP3334956 A JP 3334956A JP 33495691 A JP33495691 A JP 33495691A JP H0696499 A JPH0696499 A JP H0696499A
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tape
rotation guide
recording
reel
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JP3334956A
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Inventor
Kunio Noguchi
国雄 野口
Hideaki Koiwai
秀明 小祝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての走行モードとテープ巻回量に対応して
テープテンション値を適正値で連続的に一定に制御でき
る記録再生装置のテープ走行装置を提供する。 【構成】 回転ガイド27は、外表面が滑らかになるよ
うにプラスチック材料等で形成され、内周部に軟磁性体
で形成されてブレーキ面を有するブレーキ部材38を配
設したガイドローラ35と、金属で形成されているフラ
ンジ部34とが一体となって軸31に軸支されている。
また、回転ガイド27に所定の抵抗を与えるブレーキ機
構32は、軸31に挿通されてブレーキ部材38のブレ
ーキ面38aに対して接離する緩衝部材42と、この緩
衝部材42を押圧する軟磁性体で形成された押圧部材4
0と、この押圧部材40の外周に巻回されているコイル
41とを備えている。前記コイル41に電流が流される
とブレーキ部材38と押圧部材40との間に磁力による
吸引力が発生して回転ガイドの抵抗が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下VTRと略記)やデジタルオーディオテープレコ
ーダ等の記録再生装置のテープ走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、VTRなどの記録再生装置
は、一般家庭用や業務用等に広く利用されている。前記
記録再生装置のテープ走行装置は、早巻(以下FFと略
記)・早戻し(以下REWと略記)のとき、或いは、テ
ープ再生・記録中にリールのテープ巻回量が変化するこ
とによって、テープテンションの値が変化している。一
般に、VTR等に用いられるテープは、このテープに大
きなテンションが働くと、テープにダメージを与える虞
があるので、テープ走行経路上には、テープテンション
をメカニカル的に検出する検出手段と、この検出手段に
よって検出されたテープテンション値に応じて、テープ
供給リール等をメカニカル的に制動し、テープテンショ
ンを一定に保つためのメカニカルテンションサーボ機構
等が備えられている。
【0003】前記メカニカルテンションサーボ機構に
は、バンドブレーキ方式が広く採用されており、テープ
供給リール側のみにバンドブレーキを設けるものや、供
給リール側と巻取リール側の両方にバンドブレーキを設
けるもの等がある。
【0004】例えば、図13に示すような記録再生装置
のテープ走行装置1は、走行するテープのテープテンシ
ョン値を適正な値にするためのバンドブレーキ2を設け
た供給リール3と、この供給リール3から供給されるテ
ープ4を巻き取る巻取リール5と、前記テープ4を再生
・記録するドラム6等が配設されている。さらに、前記
テープ4が走行する際のテープテンション値を検出する
テープテンション検出用アーム7及びテンションピン
8,このテープ4を挟圧するピンチローラ9及びキャプ
スタン軸10,前記テープ4をガイドするための各種ガ
イド11等が設けられている。
【0005】また、図14に示すような記録再生装置の
テープ走行装置1には、供給リール3と巻取リール5と
の双方にテープテンションの値を適正に制御するための
バンドブレーキ2が設けられている。
【0006】しかしながら、前記図13及び14のよう
に構成されている記録再生装置のテープ走行装置1で
は、テープテンション検出用アーム7や供給リール3、
或いは、供給リール3及び巻取リール5に巻き付けるバ
ンドブレーキ2等の位置関係がある程度制約されている
ために、設計の自由度が失われ、省スペース化や小型化
の妨げになっている。
【0007】また、上述のような構成の記録再生装置の
テープ走行装置1においては、図15に示すように、テ
ープローディングの際のカセットハーフ出口部における
テープテンションの値は、供給リール3のテープ巻回量
の状態によって巻取側ではL1 グラムの変化があり、供
給側ではL2 グラムの変化があることがわかる。また、
図16に示すように、記録・再生の際のドラム6入り口
部におけるテープテンションの値も、供給リール3のテ
ープ巻回量の巻き始めと巻き終わりとではL3グラム変
化していることがわかる。さらに、図17に示すよう
に、FF・REWの際のドラム6入り口部におけるテー
プテンションの値を比較すると、供給リール3のテープ
巻回量の巻き初めの値と巻き終わりのときの値とでは、
L4 倍巻き終わり状態のテンション値が大きいことがわ
かる。
【0008】このように、バンドブレーキを用いてテー
プテンションを制御した場合、テープ走行中にテープリ
ールの巻回量が徐々に変化することにより、テープテン
ションの値を一定に保てないという問題がある。
【0009】一方、特願平1−65482号公報には、
テープテンションの制御にパッド方式を用いたものが示
されているが、供給側のテープリールに接触させている
パッドの接触圧を切り換えるというブレーキ機構では、
瞬時のテープテンションの変化に十分に対応しきれない
ことや、微小テンションに対する制御が難しいという問
題が生じている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
記録再生装置のテープ走行装置では、テープ巻き初めか
ら巻き終わりに至る間でのテープテンション値を一定に
保つために、バンドブレーキ等を用いて制御を行ってい
たが、テープテンションの値を適正な値で連続的に一定
に保つことは困難であった。このため、狭トラック化に
対応できるようにに記録・再生性能の向上を図ることが
難しかった。
【0011】また、従来の技術では、テープテンション
の値を一定に保つために前記バンドブレーキ機構を用い
るために、構成部品や位置関係等が制約されることか
ら、設計の自由度が失われ、省スペース化及び小型化を
困難なものにしていた。
【0012】さらに、瞬時のテープテンションの変化や
微小テンションの制御を行うことが難しいことから、テ
ープにダメージを与える結果となり、テープ保護上の問
題が発生していた。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、テープリールのテープ巻回量の状態及びテープ走行
状態がテープローディング,記録・再生,FF・REW
等のどのモードであっても、テープテンションの値を適
正な値で連続的に且つ一定に制御することのできる記録
再生装置のテープ走行装置を提供することを目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による記録再生装
置のテープ走行装置は、記録媒体であるテープが巻回さ
れる供給リール及び巻取リールから成る一対のテープリ
ールと、前記供給リールから前記テープを引き出すと共
に前記巻取リールに巻き取らせるテープ走行手段と、前
記テープリールに巻回されているテープの巻回量を検出
するテープ巻回量検出手段と、前記テープの走行路に前
記テープが当接するように介装されて回転しながらこの
テープを案内する回転ガイドと、前記回転ガイドの回転
に対する抵抗を調整可能にし、前記テープの走行に対す
る負荷を可変させるブレーキ機構と、前記テープの巻回
量に基づいて前記ブレーキ機構を制御して前記回転に対
する負荷を連続的に増減制御する制御手段とを具備して
いる。また、記録媒体であるテープが巻回される供給リ
ール及び巻取リールから成る一対のテープリールと、前
記供給リールから前記テープを引き出すと共に前記巻取
リールに巻き取らせるテープ走行手段と、前記テープの
走行路に前記テープが当接するように介装されて回転し
ながらこのテープを案内すると共に、所定のブレーキ機
構によって前記回転に対する負荷を調整可能にして前記
テープの走行に対する負荷を可変させる回転ガイドと、
この回転ガイドに作用するテープの力量の変化を検知す
る検知手段と、この検知手段によって検知された値に基
づいて前記ブレーキ機構を制御して前記回転に対する負
荷を連続的に増減制御する制御手段とを具備している。
【0015】
【作用】上記構成よりなる記録再生装置のテープ走行装
置は、回転ガイドにテープが当接して回転することによ
って、前記テープを案内すると共に、このテープの走行
に対する負荷を与えている。前記回転ガイドのテープ走
行に対する負荷は、テープリールのテープ巻回量を検出
するテープ巻回量検出手段に基づいて前記回転ガイドの
回転部に与える抵抗を増減させるか、或いは、前記回転
ガイドに作用するテープの力量の変化を検知して、この
検知された値に基づいて前記回転ガイドの回転部に与え
る抵抗を増減させてテープ走行に対する負荷を連続的に
可変させている。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、図
1の(A)は回転ガイドの概略構成を示す断面図、
(B)は(A)の回転ガイドに抵抗を付与している状態
を示す断面図、図2は記録再生装置のテープ走行装置の
概略構成を示す説明図、図3の(A)はブレーキ機構の
抵抗を可変制御する制御系を示すブロック図、(B)は
(A)のブレーキ機構の応用例の構成を示すブロック
図、図4は回転ガイドへのテープ巻き付け角に応じた摩
擦係数と回転ガイドのテープ出口側でのテープテンショ
ン値との関係を表す図、図5は記録・再生の際のドラム
入り口部におけるテープ巻回量とテープテンション値と
の関係を表す図、図6はFF・REWの際のドラム入り
口部におけるテープ巻回量とテープテンション値との関
係を表す図、図7はテープローディングの際のテープ巻
回量とテープ出口におけるテープテンション値との関係
を表す図である。
【0017】図2及び図3に示すように、記録再生装置
のテープ走行装置21は、例えば、VTR等のカセット
ハーフに設けられてテープ22の供給及び巻き取りを行
う供給リール23及び巻取リール24と、このテープ2
2を巻回して再生・録画等を行うドラム25と、このド
ラム25に前記テープ22を巻回するための一組のロー
ディングポスト26と、前記テープ22が当接するよう
に介装されて回転しながらこのテープを案内すると共に
このテープ22に負荷を与える後述するブレーキ機構を
有する回転ガイド27と、この回転ガイド27のブレー
キ機構を制御するテープ巻回量検出手段28等により構
成されている。
【0018】前記回転ガイド27は、テープ走行路中の
テープ出口、及び(或いは)、テープ入り口近傍に配設
され、前記テープ22が当接し、回転しながらこのテー
プ22を案内すると共に、この回転ガイド27に抵抗を
付与するブレーキ機構32が設けられている。
【0019】図1の(A)に示すように、前記回転ガイ
ド27は、外表面が滑らかになるようにプラスチック材
料等の非磁性体材料で形成され、内周部に軟磁性体で形
成されてブレーキ面を有するブレーキ部材38を配設し
たガイドローラ35と、ステンレス等の金属で形成され
ているフランジ部34とが一体となって軸31に軸支さ
れている。
【0020】また、前記回転ガイド27に所定の抵抗を
与えるブレーキ機構32は、前記軸31に挿通されて前
記ブレーキ部材38のブレーキ面38aに対して接離自
在な緩衝部材42と、この緩衝部材42を押圧する軟磁
性体で形成された押圧部材40と、この押圧部材40の
外周に巻回されたコイル41とにより構成されている。
前記押圧部材40の押圧部側には押圧面40aを有する
段部が設けられ、反押圧部側にはステンレス等の金属で
形成されているフランジ部39が前記押圧部材40と一
体となって設けられている。
【0021】図3(A)に示すように、例えば、供給リ
ール23のテープ量は、前記テープ巻回量検出手段28
によって検出され、この検出値が制御手段としての検出
処理部36に供給される。前記検出処理部36は、前記
テープ巻回量の検出値に相当するブレーキ機構32の回
転ガイド27に対する抵抗を算出し、この算出結果に基
づいた駆動電流を駆動手段37であるコイル41に供給
するようになっている。前記検出値に基づいた電流が押
圧部材40に巻回されているコイル41に流れると、前
記回転ガイド27のブレーキ部材38とこの押圧部材4
0との間に磁力による吸引力が発生するようになってい
る。この吸引力によって、図1(B)のように前記緩衝
部材42を介して対設していたブレーキ部材38のブレ
ーキ面38aに、押圧部材40の押圧面40aに押圧さ
れた緩衝部材42が接触することにより、ブレーキ部材
38に抵抗が付与されて、回転ガイド27に当接してい
るテープ22の走行に対する負荷を可変させることがで
きるようになっている。このとき、テープ出口側の供給
リール23側近傍に設けた回転ガイド27の前記コイル
41に流れる電流の値は、供給リール23側のテープ量
が多い状態のとき大きくなり、軟磁性体で形成されてい
る前記ブレーキ部材38と押圧部材40との間に発生す
る吸引力を強くして回転ガイド27に対する抵抗を大き
くするので、この回転ガイド27のガイドローラ35に
よるテープ22の走行に対する負荷が増大することにな
る。逆に、前記供給リール23側のテープ量が少ない状
態のときには、コイル41に流される電流値は小さい値
となるので吸引力は弱くなり、回転ガイド27のガイド
ローラ35によるテープ22の走行に対する負荷も減少
するようになっている。また、逆転走行時には、テープ
出口側の供給リール側24近傍に設けた回転ガイド27
のコイル41に流れる電流の値は、前記リール23近傍
に設けた回転ガイド27と同様の作用である。また、両
者を併用しても良いことは勿論である。
【0022】さらに、前記供給リール23のテープが巻
取リール側24に巻き取られていくに従って、前記回転
ガイド27のガイドローラ35へのテープの巻き付け角
が変化することによって、この回転ガイド27の入口側
と出口側でのテープテンションの値が変化することに着
目して、前記回転ガイド27のテープ走行に対する負荷
を補正することができるようになっている。
【0023】すなわち、前記回転ガイド27入口側と出
口側とのテープテンション値の関係は、回転ガイド27
入側のテープテンションT0 を7グラムとするとき,回
転ガイド27出側のテープテンション値をT1 ,テープ
22とガイドローラ35との巻き付け角をθ,テープ2
2とガイドローラ35の摩擦係数をμとすると、次のよ
うに表すことができる。
【0024】T1 =eμθ・T0 上述の式を図に表すと図4のようになる。
【0025】これは、例えば、テープ22とガイドロー
ラ34との摩擦係数が0.3で、テープ22のガイドロ
ーラ35への巻き付け角が90度であるとき、このテー
プ22のテープテンションT1 は図4より約11gにな
る。しかし、このとき、テープ22とガイドローラ35
との摩擦係数を例えば0.1から0.4まで変化させる
ことによってテープテンションT1 の値を約8gから約
13gの間で連続的に制御できることがわかる。
【0026】前記テープリール23のテープ巻回量の変
化に伴って変化する回転ガイド27へのテープ22の巻
き付け角は、テープ巻き付け角検出手段29によって検
出することができるようになっているので、前記検出手
段29の検出値に相当する電流値をバイアス値とするこ
とができる。図3(B)に示すように、前記テープ巻回
量検出手段28により検出された検出値と、前記テープ
巻き付け角検出手段29によって検出された前記バイア
ス値とを検出処理部36に供給し、この検出処理部36
で前記回転ガイド27のテープ走行に対する負荷に相当
するブレーキ部材38への押圧部材40の抵抗を演算処
理して駆動電流を算出すると共に駆動手段37に供給す
ることによって、より正確に回転ガイド27のブレーキ
機構32を駆動させることができるようになっている。
【0027】上述のように構成されているブレーキ機構
32を有する回転ガイド27を配設している記録再生装
置のテープ走行装置21の動作及び作用を説明する。前
記記録再生装置のテープ走行装置21にカセットハーフ
を装填すると、このカセットハーフに設けられているテ
ープ22は、二本のローディングポスト26によってド
ラム25に巻回されてテープローディングを完了するよ
うになっている。そして、図示しない再生スイッチ、或
いは、録画スイッチをオン状態にすると、前記テープ2
2は、図示しないピンチローラ及びキャプスタイン軸に
テープ22が圧接されると共に、回転ガイド27のガイ
ドローラ35にこのテープ22を当接して走行を開始す
るようになっている。前記テープ22が走行を開始する
と、例えば、供給リール23に設けられているテープ巻
回量検出手段28によって検出された検出値と回転ガイ
ド27へのテープ巻き付け角をテープ巻き付け角検出手
段29からの検出値とを検出処理部36に供給するよう
になっている。前記検出処理部36に供給された検出値
をこの検出処理部36で演算処理して前記コイル41に
電流が流されるようになっている。
【0028】このように、前記回転ガイド27は、この
回転ガイド27のブレーキ部材38に与える抵抗を供給
リール23のテープ巻回量及びテープ巻き付け角をテー
プ巻回量検出手段28及びテープ巻き付け角検出手段2
9から検出し、この2つの検出値を検出処理部36で演
算処理することによって、駆動手段37へ所定量の電流
を流すようになっている。すなわち、前記供給リール2
3のテープ巻回量及びテープ巻き付け角とを連続的に検
出することによって、前記ブレーキ部材38に連続的に
抵抗を与え、前記回転ガイド27のテープ走行に対する
負荷を連続的に可変させることができるようになってい
る。
【0029】図5に示すように、記録・再生の際のドラ
ム入り口部におけるテープテンションの値は、テープ巻
回量の巻き始めから巻き終わりに至る間でほとんど変化
することがなく、また、図6に示すように、FF・RE
Wの際のドラム入り口部におけるテープテンションの変
化も、テープ巻回量の巻き初めから巻き終わりに至る間
でほとんど変化することがない。さらに、図7に示すよ
うに、テープローディングのときのカセット出口部にお
けるテープテンションの値も、ローディング開始前に、
予め、テープ量を検出することによって、巻取側、供給
側共にテープ巻回量の大小に関わらずほとんど変化しな
いようにすることができる。
【0030】従って、テープテンションの値は、カセッ
トリール23、或いは、カセットリール24のテープ巻
回量に左右されることなく、テープの走行モードにとっ
て最も良好なテンション値を一定、且つ、連続的に保つ
ことができるので、走行中のテープダメージを防止する
ことができると共に、狭トラック化への対応を可能にす
ることができる。
【0031】また、テープテンションの値を制御するた
めに従来の構成部品であるテープテンション検出用アー
ムやバンドブレーキ等を用いる代わりに、従来より設け
られているガイド部に前記回転ガイド27を用いること
ができるので、省スペース化や超小型化を図るための設
計の自由度を向上させることができる。
【0032】さらにFF・REWの際のテープへの高負
荷テンションを無くすことができることにより、FF・
REWの際のテープ送りを一層高速化することも可能と
なる。
【0033】尚、本実施例において、前記回転ガイド2
7は、テープ走行路上の二カ所に設けられているが、配
置箇所及び配置数は適宜に決めることができるのは勿論
のこと、回転部を軸止させることなく軸着させて軸を回
転するようにすることもできる。
【0034】また、前記テープ量を検出するテープ検出
部は、供給リール23の回転検出パルスの周期からテー
プ残量を算出する方法等様々な方法を用いることができ
る。
【0035】さらに、本発明は、上述の実施例のビデオ
テープを使用する記録再生装置のテープ走行装置に限る
ことなく、デジタルオーディオテープレコーダ等、他の
記録再生装置のテープ走行装置等に適用しても良いこと
は勿論である。
【0036】図8ないし図10は第1実施例の回転ガイ
ド27のブレーキ機構32の変形例に係り、図8は回転
ガイドブレーキ機構の第1変形例の概略構成を示す断面
図、図9は回転ガイドブレーキ機構の第2変形例の概略
構成を示す断面図、図10は回転ガイドブレーキ機構の
第3変形例の概略構成を示す平面図及び正面図である。
【0037】まず、図8に示すように回転ガイド27
は、この回転ガイド27のブレーキ機構32を第1実施
例のように押圧部材40を吸引することによって、緩衝
部材42をブレーキ部材38のブレーキ面38aに接触
させて抵抗を増減させる代わりに、前記押圧部材40に
制御枠51を一体となるように設けてブレーキ機構32
としている。前記制御枠51の内部には、軸31に軸着
された制御部材52と、この軸31に挿通されて軸方向
に移動自在である緩衝部材42が前記制御部枠51と制
御部材52との間に設けられている。その他の構成は第
1実施例と同様である。
【0038】上述のように構成されている第1変形例の
回転ガイド27の動作を説明する。記録再生装置のテー
プ走行装置21内のテープ22が走行を開始すると、第
1実施例と同様に電流がコイル41に流れるようになっ
ている。前記コイル41に電流が流れると押圧部材40
は、回転ガイド27のブレーキ部材38側に吸引されて
いく、このときこの押圧部材40と一体となっている制
御枠51もブレーキ部材38側に移動する。前記制御枠
51の移動に伴い前記制御枠51内の軸31に軸着され
ている制御部材52のブレーキ面52aに緩衝部材42
の一端面42aが徐々に押圧することにより、回転ガイ
ド27に抵抗が働くようになっている。その他の動作及
び効果は第1実施例と同様である。
【0039】次に、図9に示す回転ガイド27は、前記
図8に示す回転ガイド27の制御枠51内に設けられて
いる制御部材52の下部側面に傾斜面部55を設ける一
方、この制御部材52の傾斜面部55に対応する制御枠
51に斜面部56を設けると共に、この斜面部56に緩
衝部材42を接着して構成している。その他の構成及び
動作及び効果は前記第1実施例と同様である。
【0040】また、図10は前記回転ガイド27を軸に
軸着させてこの軸を回転軸60とする一方、この回転軸
60に直接抵抗を働かせて、回転ガイド27のテープ走
行に対する負荷を可変するようにしている。図に示すよ
うに、回転ガイド27の回転軸60は、軟磁性体により
形成されている第1制御部材61と第2制御部材62と
により挟持される位置に配設されている。そして、前記
第1制御部材61と第2制御部材62とはピン63によ
って回動自在に連結されており、この第1制御部材61
の先端側の側面と第2制御部材62の先端側の側面との
間には隙間ε1を設けると共に、前記第2制御部材62
にコイル41を巻回している。
【0041】上述のように構成されている第3変形例の
動作を説明する。記録再生装置のテープ走行装置21内
のテープ22が走行を開始すると、第1実施例のように
電流がコイル41に流れるようになっている。前記第2
制御部材62と第1制御部材61との間には吸引力が発
生して、この第2制御部材61と第1制御部材62との
隙間ε1 が変化する。前記回転軸60は、隙間ε1 が変
化することによって、前記第1制御部材61と第2制御
部材62との間に挟持されている回転軸60に抵抗を付
与することができるようになっている。その他の動作及
び効果は前記第1実施例と同様である。
【0042】図11は本発明の第2実施例に係る記録再
生装置のテープ走行装置の回転ガイドの概略構成を説明
する斜視図である。図に示すように、本実施例のテープ
の走行に対する負荷を可変させる回転ガイド27は、第
1実施例のように軸31をベース本体に設ける代わり
に、ベース本体に固定した弾性体部材71に軸31を軸
止させている。さらに、第1実施例のようにテープ量検
出手段28及びガイドローラへのテープの巻き付け角検
出手段29の検出値からコイル41に流す電流値を演算
処理する代わりに、例えば、前記軸31を軸止している
弾性体部材71の変形量をこの弾性体部材71に埋設し
てある圧電センサー70で検出し、この検出値を前記検
出処理部36に供給すると共に、演算処理してコイル4
1に流す電流値を決めるようになっている。
【0043】前記弾性体部材71は、内部に圧電センサ
ー70を埋設する一方、この弾性体部材71の一端に、
例えば、前記第1実施例のように構成されている回転ガ
イド27の軸31を係合し、他端には前記弾性体部材7
1をベース本体に固定するための軸72が圧入されて構
成されている。そして、前記弾性体部材71に係止され
ている回転ガイド27が記録再生装置のテープ走行装置
21内に配設されている。その他の構成は第1実施例と
同様である。
【0044】上記記録再生装置のテープ走行装置21の
動作及び作用を説明する。図2に示すように、前記記録
再生装置のテープ走行装置21にカセットテープを装填
するとこのカセットテープのテープ22は、二本のロー
ディングポスト26によってドラム25に巻回されるよ
うになっている。このとき、前記回転ガイド27に当接
しているテープ22は、この回転ガイド27にA3 方
向、或いは、A4 方向に力を与える。これは、前記回転
ガイド27に当接しているテープ22が巻き付け角を二
分する法線方向に力を働かせるためである。前記回転ガ
イド27が略A1 方向、或いは、略A2 方向へ変位する
に伴って、この回転ガイド27を係合している弾性体部
材71もB1 方向、或いは、B2 方向に変形する。この
ときの前記弾性体部材71のB1 方向、或いは、B2 方
向への変形量は、この弾性体部材71に埋設されている
圧電センサー70によって電気的に検出されるようにな
っているので、この検出値を前記検出処理部36に供給
すると共に、この検出処理部36で演算処理することに
よって回転ガイド27のコイル41に流す電流値が求め
られるようになっている。
【0045】本実施例では、回転ガイド27に作用する
テープ22の力量が大きくなると回転ガイド27は、略
A2 方向に移動する一方、この回転ガイド27を係合し
ている弾性体部材71もB2 方向に変形させる。このと
き、前記弾性体部材71の変形量より検出された変位に
基づいて電流値を減少させるとブレーキ部材38に対す
る抵抗が減少して回転ガイド27のテープ走行に対する
負荷も減少するのでテープ22の送りがスムースになっ
て所定のテープテンション値に制御されるようになって
いる。逆に、回転ガイド27に作用するテープ22の力
量が小さくなって略A1 方向に移動したときは、前記弾
性体部材71もB1 方向に変形するので、電流値を増大
させることによってブレーキ部材38に対する抵抗が増
大して回転ガイド27のテープ走行に対する負荷も増大
するのでテープ22のテープテンション値を適正に制御
することができるようになっている。
【0046】上述のように弾性体部材71の変形量を検
出して回転ガイド27のブレーキ部材38への抵抗を増
減させることによって第1実施例と同様の作用及び効果
を得ることができる。
【0047】尚、前記弾性体部材71の中央部には、こ
の弾性体部材71の振動を防止するためにゴム状部材7
3等を埋設するとよい。
【0048】図12は図11の変形例に係り、図12の
(A)は制御機構の第1変形例の概略構成を説明する斜
視図、図12の(B)は制御機構の第2変形例の概略構
成を説明する斜視図である。
【0049】図12の(A)は、前記図11の弾性体部
材71の変形量を圧電センサー70で検出する代わり
に、静電容量センサー75を前記弾性体部材71の側面
に張り付けてC1 方向及びC2 方向の変形量に応じた変
位ε2 を検出することによってコイルに流す電流値を決
定するようにしている。その他の構成及び動作・作用は
前記第2実施例と同様である。
【0050】さらに、図12の(B)は、例えば、スプ
リング81等の付勢部材によって付勢されている板状部
材82のD1 方向及びD2 方向への移動を図示しない角
度センサーや位置検出センサー等によって移動量を検出
することによってコイルに流す電流値を決定している。
その他の構成及び動作・作用は前記第2実施例と同様で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ープ走行状態がテープローディング,記録・再生,FF
・REW等の全てのモードにおいて、テープ巻回量の状
態及び変化に対応したテープテンション値を連続的に制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、
図1の (A)は記録再生装置のテープ走行装置の回転ガイドの
概略構成を示す断面図 (B)は(A)の回転ガイドに抵抗を付与している状態
を示す断面図
【図2】記録再生装置のテープ走行装置の概略構成を示
す説明図
【図3】(A)はブレーキ機構の抵抗を可変制御する制
御系を示すブロック図 (B)は(A)のブレーキ機構の応用例の構成を示すブ
ロック図
【図4】回転ガイドへのテープ巻き付け角に応じた摩擦
係数と回転ガイドの出口側でのテープテンション値との
関係を表す図
【図5】記録・再生の際のドラム入り口部におけるテー
プ巻回量とテープテンション値との関係を表す図
【図6】FF・REWの際のドラム入り口部におけるテ
ープ巻回量とテープテンション値との関係を比較する図
【図7】テープローディングの際のテープ巻回量とテー
プ出口におけるテープテンション値との関係を表す図
【図8】図8ないし図10は第1実施例の回転ガイドブ
レーキ機構の変形例に係り、図8は回転ガイドブレーキ
機構の第1変形例を示し、 (A)は回転ガイドの概略構成を示す断面図 (B)は(A)の回転ガイドに抵抗を付与している状態
を示す断面図
【図9】回転ガイドブレーキ機構の第2変形例を示し、 (A)は回転ガイドの概略構成を示す断面図 (B)は(A)の回転ガイドに抵抗を付与している状態
を示す断面図
【図10】回転ガイドブレーキ機構の第3変形例の概略
構成を示す平面図及び正面図
【図11】本発明の第2実施例に係る回転ガイド制御機
構の概略構成を示す斜視図
【図12】本発明の第2実施例の変形例に係り、 (A)は回転ガイド制御機構の第1変形例の概略構成を
説明する斜視図 (B)は回転ガイド制御機構の第2変形例の概略構成を
説明する斜視図
【図13】図13ないし図17は従来例に係り、図13
は一つの信号記録再生装置のテープ走行装置の概略構成
を示す説明図
【図14】他の信号記録再生装置のテープ走行装置の概
略構成を示す説明図
【図15】テープローディングの際のテープ巻回量とテ
ープ出口におけるテープテンション値との関係を表す図
【図16】記録・再生の際のドラム入り口部におけるテ
ープ巻回量とテープテンション値との関係を表す図
【図17】FF・REWの際のドラム入り口におけるテ
ープ巻回量とテープテンション値との関係を比較する図
【符号の説明】
27…回転ガイド、31…回転軸、32…ブレーキ機
構、35…ガイドローラ、38…ブレーキ部材、40…
押圧部材、41…コイル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】図8ないし図10は第1実施例の回転ガイドブ
レーキ機構の変形例に係り、図8は回転ガイドブレーキ
機構の第1変形例を示す断面図
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】回転ガイドブレーキ機構の第2変形例を示す断
面図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体であるテープが巻回される供給
    リール及び巻取リールから成る一対のテープリールと、 前記供給リールから前記テープを引き出すと共に前記巻
    取リールに巻き取らせるテープ走行手段と、 前記テープリールに巻回されているテープの巻回量を検
    出するテープ巻回量検出手段と、 前記テープの走行路に前記テープが当接するように介装
    されて回転しながらこのテープを案内する回転ガイド
    と、 前記回転ガイドの回転に対する抵抗を調整可能にし、前
    記テープの走行に対する負荷を可変させるブレーキ機構
    と、 前記テープの巻回量に基づいて前記ブレーキ機構を制御
    して前記回転に対する負荷を連続的に増減制御する制御
    手段と、 を具備することを特徴とする記録再生装置のテープ走行
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記テープリールのテ
    ープ巻回量の変化に伴って変化する回転ガイドへのテー
    プ巻き付け角に基づいて前記ブレーキ機構に対する制御
    を補正することを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置のテープ走行装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体であるテープが巻回される供給
    リール及び巻取リールから成る一対のテープリールと、 前記供給リールから前記テープを引き出すと共に前記巻
    取リールに巻き取らせるテープ走行手段と、 前記テープの走行路に前記テープが当接するように介装
    されて回転しながらこのテープを案内すると共に、所定
    のブレーキ機構によって前記回転に対する負荷を調整可
    能にして前記テープの走行に対する負荷を可変させる回
    転ガイドと、 この回転ガイドに作用するテープの力量の変化を検知す
    る検知手段と、 この検知手段によって検知された値に基づいて前記ブレ
    ーキ機構を制御して前記回転に対する負荷を連続的に増
    減制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする記録再生装置のテープ走行
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ機構は、前記回転ガイドに
    設けられたブレーキ面と、 この回転ガイドのブレーキ面に対して遠近接離するよう
    に摺動する緩衝部材と、 この緩衝部材を前記回転ガイドのブレーキ面に対して押
    圧するように摺動すると共に非回転な押圧部材と、 この押圧部材を摺動させる駆動手段と、 を具備することを特徴とする請求項1または請求項3記
    載の記録再生装置のテープ走行装置。
JP3334956A 1991-12-18 1991-12-18 記録再生装置のテープ走行装置 Pending JPH0696499A (ja)

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