JPH069663A - リン脂質誘導体および細胞障害防御剤 - Google Patents

リン脂質誘導体および細胞障害防御剤

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JPH069663A
JPH069663A JP5096155A JP9615593A JPH069663A JP H069663 A JPH069663 A JP H069663A JP 5096155 A JP5096155 A JP 5096155A JP 9615593 A JP9615593 A JP 9615593A JP H069663 A JPH069663 A JP H069663A
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Japan
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phospholipid derivative
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cell damage
phospholipid
compound
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JP5096155A
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Hidehiko Hibino
英彦 日比野
Kazuyo Kuratani
和代 倉谷
Kenichi Nakahama
健一 中浜
Ikuo Morita
育男 森田
Seiitsu Murota
誠逸 室田
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NOF Corp
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体内での活性酸素消去効果に優れ、活性酸
素による細胞障害に基づく疾病の予防および治療に優れ
た効果を発揮する細胞障害防御剤を得る。 【構成】 下式で表わされるリン脂質誘導体を有効成分
とする細胞障害防御剤。 【化1】 (R1およびR2は互いに同一または異なった炭素数16
〜22の不飽和脂肪酸アシル残基、XはHまたは塩形成
金属を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なリン脂質誘導
体、ならびにこれを有効成分とする活性酸素による細胞
障害に基づく疾病の予防および治療用の薬剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】生体内には多数の活性酸素消去システム
があり、酸化的なストレスから生体を保護している。そ
れらの防御システムの乱れから生じた活性酸素が様々な
疾病の発現に関与していることが明らかにされた。特に
近年、動脈硬化の発症機序に活性酸素による血管内皮細
胞の障害が深く関与していることが注目されている。
【0003】活性酸素による細胞障害は、炎症や脳・心
臓・循環器・消化器などに起こる各種疾患の一部とみな
され、現在までにも生体内においてこれらの活性酸素を
消去する薬剤の検討が行われてきた。例えば、活性酸素
の消去や過酸化脂質の分解などの作用を有する抗酸化性
化合物が活性酸素消去剤として多方面からのアプローチ
によって開発されている(ラジカル消去剤,メビオ,
,90−94,1988)。
【0004】また、水溶性抗酸化剤であるビタミンCを
脂溶化するために脂肪酸残基、またはアルキル基を直接
導入した化合物が検討されている(J.Med.Che
m.,31,793〜798,1988など)。
【0005】ところで、特開平3−291289号公
報、特開平4−99724号公報および特開平4−11
7392号公報には、アスコルビン酸骨格を有するリン
脂質誘導体が開示されている。しかし、これらの公報に
は、2つのアシル基が共にパルミチン酸残基のリン脂質
誘導体および大豆レシチンまたは卵黄レシチン由来のリ
ン脂質誘導体の記載しかなく、またこれらのリン脂質誘
導体の細胞障害防御効果は不十分である。
【0006】またWO90/12800号公報にも、ア
スコルビン酸骨格を有するリン脂質誘導体が開示されて
いる。しかしこの公報には、脂肪酸残基として不飽和脂
肪酸アシル基を有するリン脂質誘導体は開示されていな
い。このように、現在、特定の不飽和結合を有するアシ
ル基が1,2位共に規定されたアスコルビン酸骨格を有
するリン脂質誘導体は知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のアスコルビン酸骨格を有するリン脂質誘導体に比べて
細胞障害防御効果の高い新規かつ有用なリン脂質誘導体
および細胞障害防御剤を提供することである。
【0008】一般的に生体内で細胞、例えば血管内皮細
胞に障害を与える物質としては、過酸化脂質およびスー
パーオキシド、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、過酸
化水素などの活性酸素種が知られている。本発明者ら
は、血管内皮細胞を培養した後、活性化した白血球によ
る内皮細胞障害を放射性クロミウムの放出反応により調
べる実験系をつくり、各種化合物の血管内皮細胞障害抑
制効果を種々検討した結果、特定のリン脂質誘導体に強
い抑制効果があることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は次の
リン脂質誘導体およびそれを有効成分とする細胞障害防
御剤である。 (1)下記一般式〔1〕で表わされるリン脂質誘導体。
【化2】 (式中、R1およびR2は互いに同一または異なった炭素
数16〜22の不飽和脂肪酸アシル残基、Xは水素原子
または塩形成金属を示す。) (2)上記(1)記載のリン脂質誘導体を有効成分とす
ることを特徴とする細胞障害防御剤。
【0010】本発明において、前記一般式〔1〕のR1
またはR2で示される炭素数16〜22の不飽和脂肪酸
アシル残基としては、例えばヘキサデセン酸、オクタデ
セン酸、エイコセン酸、ドコセン酸等の炭素数16〜2
2の不飽和脂肪酸のアシル残基などがあげられる。R1
およびR2は同一でも異なっていてもよい。R1および/
またはR2がオレオイル基またはリノレオイル基の場
合、特に細胞障害防御効果が高い。
【0011】前記一般式〔1〕のXで示される塩形成金
属としては、例えばNa、Kなどのアルカリ金属;C
a、Mgなどのアルカリ土類金属等の薬理学上許容され
る塩形成金属があげられる。
【0012】本発明のリン脂質誘導体は、ホスファチジ
ン酸のクロリドとアスコルビン酸とを反応させるなどの
化学合成法、またはリン脂質とアスコルビン酸とをホス
ホリパーゼDを用いて反応させる公知の方法(例えば特
開平3−291289号公報)により製造できる。リン
脂質としては、例えばホスファチジルコリン、ホスファ
チジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトー
ル、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等があ
げられる。得られた前記一般式〔1〕で表わされるリン
脂質誘導体は、抽出・再結晶・クロマトグラフィーなど
の従来既知の方法により単離、精製することができる。
【0013】本発明の細胞障害防御剤は前記一般式
〔1〕で表わされるリン脂質誘導体を有効成分として含
有するものである。
【0014】本発明の細胞障害防御剤は、活性酸素によ
る細胞障害を防御するものであり、虚血性心疾患、虚血
性脳疾患、循環器疾患(例えば動脈硬化等)、消化器疾
患(例えば消化管、肝臓、膵臓などの疾患)、皮膚疾
患、癌、肺疾患などの疾患および炎症に対して有効であ
る。
【0015】本発明のリン脂質誘導体を細胞障害防御剤
として用いる場合、リン脂質誘導体は、それ自体公知の
薬理的に許容される担体、賦形剤、希釈剤などと混合
し、公知の方法に従って医薬組成物、例えば錠剤、カプ
セル剤、液剤、注射剤、坐剤等として経口的もしくは非
経口的に投与することができる。
【0016】また、本発明のリン脂質誘導体が油脂成分
である点から、非経口投与に次のような剤形があげられ
る。注射や点滴では、水溶性懸濁液、リポソーム製剤や
リピッドマイクロスフェアー製剤等の油性製剤などがあ
る。局所適用剤形では眼内への点眼剤や点眼軟膏などが
あり、また直腸への脂質界面活性剤混合ミセルタイプの
坐剤などがある。
【0017】投与量は投与対象、投与経路、症状などに
よっても異なるが、経口的に投与する場合、リン脂質誘
導体として通常1回量として約1〜100mg/kg体
重、好ましくは約5〜50mg/kg体重を1日1〜3
回程度投与する。
【0018】また、非経口的に投与する場合、例えば坐
剤ではリン脂質誘導体として約5〜20mg/kg体重
を1日1〜2回投与する。油性製剤の注射剤ではリン脂
質誘導体として約0.1〜20mg/kg体重を1日1
〜2回投与することが好ましい。
【0019】本発明のリン脂質誘導体は、それを構成す
るグリセロリン脂質骨格およびアスコルビン酸骨格がい
ずれも天然に存在し、食品中に含まれているものである
ので、生体に対する毒性は低い。
【0020】本発明のリン脂質誘導体は、上記細胞障害
防御剤の他にも、食品、医薬品、化粧品の原料となり得
る。
【0021】
【作用】本発明の前記一般式〔1〕で表わされるリン脂
質誘導体は、従来のリン脂質誘導体に比べて生体親和性
に優れ、生体膜に容易に取込まれることから、組織移行
性にも優れた細胞障害防御剤となる。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、細胞障害
防御効果の高い新規かつ有用なリン脂質誘導体および細
胞障害防御剤が得られる。そしてこの細胞障害防御剤は
活性酸素による細胞障害に基づく疾病の予防および治療
に優れた効果を発揮する。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。各例
中%は特に言及しない限り重量%である。 実施例1 1,2−ジオレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホコ
リン(以下、DOPCと略す。日本油脂(株)製)1.
574gをジエチルエーテル200mlに溶解した。こ
の溶液に、アスコルビン酸70.46gを200mlの
2Oに溶解して、NaOH粒にてpH4.5に調整し
た水溶液を加え、ホスホリパーゼD(東洋醸造(株)
製)902Uの存在下で反応させた。37℃で6時間攪
拌後、有機層を分離し、水層をさらにジエチルエーテル
100mlで2回抽出した。有機層を合せて、水洗2回
後、MgSO4で乾燥した。溶媒を減圧留去後、ラード
状の粗精製物1.558gを得た。
【0024】得られた粗精製物をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メタノール:水=
13:7:1)にて精製し、目的物327mg(粘性油
状物)を得た。得られた目的物の質量分析、NMRスペ
クトルおよび赤外吸収スペクトルを測定した。結果は次
の通りである。
【0025】質量分析 Fab(Neg) マトリックス:トリエタノールアミン [M−H]-:857 [M−アスコルビン酸]-:699
【0026】1H-NMR(270MHz、TMS標準、CDCl3:CD3OD=2:
1) δppm 0.89(t、6H、J=6.6Hz)、1.30(m、40H)、1.62(m、4H)、
2.03(m、8H)、2.30-2.37(m、4H)、4.01(m、5H)、4.16-
4.23(m、1H)、4.42(m、1H)、4.84(s、1H)、5.24(m、1
H)、5.35(m、4H)
【0027】13C-NMR(67.8MHz、CDCl3:CD3OD=2:1) δppm 174.44、174.09、172.43、153.47、130.35、130.10、11
9.17、76.15、70.92、69.47、66.13、64.02、63.39、3
4.61-22.82、14.23
【0028】IR(neat) cm-1 3300(br、OH伸縮)、2920(CH伸縮)、2850(CH伸縮)、1740
(C=O伸縮)、1460(CH3、CH2変角)、1060(P-O伸縮)
【0029】これらの結果から、上記実施例1で得られ
た粘性油状物は下記式で表わされる構造を有するリン脂
質誘導体であることがわかる。
【化3】
【0030】実施例2 1,2−ジリノレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホ
コリン(以下、DLoPCと略す。日本油脂(株)製)
391mgをジエチルエーテル50mlに溶解した。こ
の溶液に、アスコルビン酸17.61gを50mlのH
2Oに溶解して、NaOH粒にてpH4.5に調整した
水溶液を加え、ホスホリパーゼD(東洋醸造(株)製)
225Uの存在下で反応させた。37℃で6時間攪拌
後、有機層を分離し、水層をさらにジエチルエーテル2
5mlで2回抽出した。有機層を合せて、水洗2回後、
MgSO4で乾燥した。溶媒を減圧留去後、ラード状の
粗精製物256mgを得た。
【0031】得られた粗精製物をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メタノール:水=
13:7:1)にて精製し、目的物94mg(粘性油状
物)を得た。得られた目的物の質量分析、NMRスペク
トルおよび赤外吸収スペクトルを測定した。結果は次の
通りである。
【0032】質量分析 Fab(Neg) マトリックス:トリエタノールアミン [M−H]-:853 [M−アスコルビン酸]-:695
【0033】1H-NMR(270MHz、TMS標準、CDCl3:CD3OD=2:
1) δppm 0.90(t、6H、J=6.6Hz)、1.22-1.45(m、36H)、1.61(m、4
H)、2.02-2.07(m、8H)、2.30-2.38(m、4H)、2.78(t、4
H、J=5.6Hz)、3.94-4.40(m、7H)、4.83(s、1H)、5.21-
5.45(m、4H)
【0034】13C-NMR(67.8MHz、CDCl3:CD3OD=2:1) δppm 174.40、174.01、172.32、153.28、130.49、130.31、12
8.41、128.26、119.15、76.10、70.77、69.41、66.18、
64.10、62.91、34.56-22.89、14.20
【0035】IR(neat) cm-1 3450(br、OH伸縮)、2925(CH伸縮)、2855(CH伸縮)、1740
(C=O伸縮)、1460(CH3、CH2変角)、1060(P-O伸縮)
【0036】これらの結果から、上記実施例2で得られ
た粘性油状物は下記式で表わされる構造を有するリン脂
質誘導体であることがわかる。
【化4】
【0037】参考例1、2 比較例で用いたリン脂質誘導体を次の方法で製造した。
実施例1のDOPCを1,2−ジパルミトイル−sn−
グリセロ−3−ホスホコリン(参考例1)または大豆レ
シチン(参考例2)に代えた以外は、実施例1に準じて
操作を行い、目的とするリン脂質誘導体(以下、それぞ
れDPPA−ASA,SOYPA−ASAと略す)を得
た。得られたDPPA−ASAの質量分析、NMRスペ
クトルおよび赤外吸収スペクトルを示す。
【0038】質量分析 Fab(Neg) マトリックス:トリエタノールアミン [M−H]-:805 [M−アスコルビン酸]-:647
【0039】1H-NMR(270MHz、TMS標準、CDCl3:CD3OD=2:
1) δppm 0.89(t、6H、J=6.8Hz)、1.27(m、48H)、1.62(m、4H)、
2.30-2.37(m、4H)、4.03(m、5H)、4.15-4.22(m、1H)、
4.42(m、1H)、4.81(s、1H)、5.24(m、1H)
【0040】13C-NMR(67.8MHz、CDCl3:CD3OD=2:1) δppm 174.37、174.03、172.50、153.19、118.96、76.21、70.
71、69.14、66.35、64.11、62.84、34.54-22.95、14.20
【0041】IR(neat) cm-1 3300(br、OH伸縮)、2920(CH伸縮)、2850(CH伸縮)、1740
(C=O伸縮)、1465(CH3、CH2変角)、1060(P-O伸縮)
【0042】実施例3 実施例1、2で得たリン脂質誘導体の薬理試験を次のよ
うにして行った。 1)ウシ血管内皮細胞の培養 ウシ頚動脈血管5〜10cmを摘出した後、抗生物質
(ペニシリン、ストレプトマイシンなど)を添加したP
BS(リン酸緩衝溶液)で軽く洗い、同様の抗生物質含
有MEM(イーグル培地、minimum essen
tial medium)に浸し、氷冷して培養室に持
ち帰った。
【0043】血管はさらに抗生物質含有MEM培地で数
回洗浄した。その後、血管に付着していた脂肪をきれい
に取去り、ハサミで分岐部を切り、その分岐部を通る形
で血管を縦に切開いた。平らな固定面の上に血管を内膜
面を上にし、引張った形でピン固定した。#11のメス
を用い、内膜面に軽く触れるようにして内皮細胞を剥離
した。その際、メスを予め20%FBS(胎児牛血清)
含有MEM培地(抗生物質を含有している)に湿らせ
て、メスの動きをよりスムーズにすると共に平滑筋細胞
の混入を防いだ。
【0044】メスに付着した内皮細胞を上記MEM培地
10mlに分散させ、800rpmで5分間遠心分離し
た。その後、沈渣に上記MEMを加え、ピペットで内皮
細胞が数十個集まった稲穂状になるまで分散し、プラス
チックシャーレに播き培養した。
【0045】2)血管内皮細胞を用いた活性酸素防御試
験 96穴マイクロプレートに上記1)の方法で単離して培
養したウシ頚動脈内皮細胞を、1穴あたり2×104
の細胞を播きコンフレントにした。その中に、実施例
1、2で得た被験薬を各濃度になるように添加し、24
時間培養して内皮細胞に取込ませた。その後51Cr−ク
ロム酸ナトリウムを1穴あたり0.5μCi加えてさら
に18時間培養し、細胞内に51Cr−クロム酸ナトリウ
ムを取込ませた。
【0046】その後、ハンクス液で3回洗浄し、4×1
5cell/wellの白血球(ヒト末梢血よりフィ
コール(商品名、ファルマシア社製)で分離した好中
球)を加え、12−O−テトラデカノイル−ホルボール
−13−アセテートを10ng/mlで刺激した。この
物質は白血球膜に作用してNADPH依存性の五単糖リ
ン酸回路を刺激して活性酸素の産生を促進し、内皮細胞
を障害する。この時、活性酸素により障害を受けた細胞
からは放射能が放出される。
【0047】5時間後に培養液中に放出されてきた放射
能をγ−シンチレーション・カウンターで測定し、被験
薬取込み状態での放出量とした。内皮細胞内に取込まれ
51Crの総量は0.1%のトリトンX−100を加え
細胞膜を溶かすことによって、培養液に放出された放射
能を測定し、トリトンX−100添加時での放出量とし
た。また、白血球および12−O−テトラデカノイル−
ホルボール−13−アセテートを添加しない時の放射能
量を無刺激時放出量とした。
【0048】内皮細胞の障害率は、下記計算式〔1〕で
導かれる51Crの放出率(specific rele
ase of 51Cr:SL)により定量化した。
【数1】
【0049】次に、内皮細胞障害抑制率を下記計算式
〔2〕より求めた。結果を表1に示す。
【数2】
【0050】比較例1〜5 被検薬として参考例1〜2で得たリン脂質誘導体または
表1に示す化合物を用いた以外は実施例3と同様にして
内皮細胞障害抑制率を求めた。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】以上の試験結果から明らかなように、実施
例1、2で得られた化合物には、濃度依存的に、活性酸
素による内皮細胞障害の抑制作用が統計的有意に認めら
れた。また同作用は、SOYPA−ASAや他のリン脂
質、アスコルビン酸には認められなかった。
【0053】実施例4 下記の成分を用いて、通常手段により錠剤を製造した。
1錠あたりの組成は下記の通りである。 この錠剤を成人1人あたり1日2〜6錠を毎食後投与す
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕で表わされるリン脂質
    誘導体。 【化1】 (式中、R1およびR2は互いに同一または異なった炭素
    数16〜22の不飽和脂肪酸アシル残基、Xは水素原子
    または塩形成金属を示す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリン脂質誘導体を有効成
    分とすることを特徴とする細胞障害防御剤。
JP5096155A 1992-04-28 1993-04-22 リン脂質誘導体および細胞障害防御剤 Pending JPH069663A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006107107A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Fumitaka Ohsuzu リン脂質小胞体を含む心筋保護剤および虚血・再潅流時の心筋障害を予防する方法

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WO2006107107A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Fumitaka Ohsuzu リン脂質小胞体を含む心筋保護剤および虚血・再潅流時の心筋障害を予防する方法

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