JPH069680B2 - 汚泥の脱臭方法 - Google Patents
汚泥の脱臭方法Info
- Publication number
- JPH069680B2 JPH069680B2 JP61091241A JP9124186A JPH069680B2 JP H069680 B2 JPH069680 B2 JP H069680B2 JP 61091241 A JP61091241 A JP 61091241A JP 9124186 A JP9124186 A JP 9124186A JP H069680 B2 JPH069680 B2 JP H069680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- hydrogen peroxide
- mol
- iron
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は下水汚泥、し尿汚泥、製紙工場の汚泥などであ
って硫化水素、メチールメルカプタン、アンモニア、ア
ミン類によって悪臭を発生する汚泥の脱臭方法に関する
ものである。
って硫化水素、メチールメルカプタン、アンモニア、ア
ミン類によって悪臭を発生する汚泥の脱臭方法に関する
ものである。
従来、これらの汚泥の脱水には塩化第2鉄と消石炭を用
いる方法が行なわれていたが、最近では省エネルギー型
としてベルトプレスによる脱水方法が実施されている。
この方法は、有機高分子を用いて中性領域で脱水が行な
われるので腐敗が早く悪臭気の発生量が多く、作業環境
上からも問題となっている。
いる方法が行なわれていたが、最近では省エネルギー型
としてベルトプレスによる脱水方法が実施されている。
この方法は、有機高分子を用いて中性領域で脱水が行な
われるので腐敗が早く悪臭気の発生量が多く、作業環境
上からも問題となっている。
この対策の1つとして本発明者らは、3価の鉄を主成分
とするポリ硫酸鉄溶液を有機高分子と併用することによ
って、脱水ケーキの含水率を低下すると同時に脱臭効果
があることを見い出し、第22回下水道研究発表会(昭
和60年6月)で提案した。
とするポリ硫酸鉄溶液を有機高分子と併用することによ
って、脱水ケーキの含水率を低下すると同時に脱臭効果
があることを見い出し、第22回下水道研究発表会(昭
和60年6月)で提案した。
また、下水汚泥などの脱臭について過酸化水素が有効で
あることも東京都下水道局によって発表されている。
あることも東京都下水道局によって発表されている。
ところがこれらの方法は、ポリ硫酸鉄や過酸化水素を大
量に用いる必要があること、過剰の過酸化水素などによ
って装置が腐食されるなどの問題がある。本発明者らは
これらの問題を解決するため、種々検討を行なったとこ
ろ、(1)3価の鉄は嫌気性汚泥と接する一部が2価の鉄
に還元されること、(2)この還元された2価の鉄は反応
性に富んでおり硫化物とすぐ反応すること、(3)3価の
鉄が存在しないと脱臭効果が悪いこと、(4)過酸化水
素、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤と併用すると脱臭効
果が著しく向上すること、(5)ポリ硫酸鉄、塩化第2鉄
などの3価の鉄を主成分とする凝集剤のみで脱臭すると
使用量が多いため汚泥のpHが低下(pH5以下)し、
脱水機などに腐食を起こす。また過酸化水素、次亜塩素
酸ソーダなどの酸化剤のみで脱臭を行なうと悪臭物質1
モル当たり5〜10倍のモル数が必要であり著しく腐食
を起こすことなどを知見した。
量に用いる必要があること、過剰の過酸化水素などによ
って装置が腐食されるなどの問題がある。本発明者らは
これらの問題を解決するため、種々検討を行なったとこ
ろ、(1)3価の鉄は嫌気性汚泥と接する一部が2価の鉄
に還元されること、(2)この還元された2価の鉄は反応
性に富んでおり硫化物とすぐ反応すること、(3)3価の
鉄が存在しないと脱臭効果が悪いこと、(4)過酸化水
素、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤と併用すると脱臭効
果が著しく向上すること、(5)ポリ硫酸鉄、塩化第2鉄
などの3価の鉄を主成分とする凝集剤のみで脱臭すると
使用量が多いため汚泥のpHが低下(pH5以下)し、
脱水機などに腐食を起こす。また過酸化水素、次亜塩素
酸ソーダなどの酸化剤のみで脱臭を行なうと悪臭物質1
モル当たり5〜10倍のモル数が必要であり著しく腐食
を起こすことなどを知見した。
本発明は上記の知見に基づくもので、硫化水素、メチー
ルメルカプタン、アンモニア、アミン類のいずれか1種
以上の成分からなる悪臭物質を含んでいる汚泥に、極め
て少量のポリ硫酸鉄と過酸化水素を添加する汚泥の脱臭
方法である。本発明でポリ硫酸鉄としたのは、ポリ硫酸
鉄中の3価の鉄が一部悪臭物質と接して2価の鉄とな
り、これが悪臭物質と反応して硫化鉄となり、2価の鉄
がほとんど残らずに済む。このために、2価の鉄を多く
用いた時のようにpHを9以上として鉄のフロックを作
る必要がなく、アルカリと使用量は激減する。添加する
ポリ硫酸鉄の量は、悪臭物質のモル数より少なく、その
2/1000〜5/1000程度で必要十分であり、そ
れゆえpHがほとんど低下しない。特に過酸化水素と2
価の鉄との反応ではフェントン基が発生し、これが分解
しにくい悪臭物質を分解するのでより脱臭効果を向上し
ている。本発明で用いる過酸化水素の添加量は悪臭物質
より遥かに少なく、モル数でその3/1000〜1/1
00でよく、過酸化水素のみを添加する従来の脱臭方法
に比べて極めて微量で済む。反応は上記のように鉄が触
媒として働いているので脱水機や周辺機器を酸化腐食す
ることはほとんどない。
ルメルカプタン、アンモニア、アミン類のいずれか1種
以上の成分からなる悪臭物質を含んでいる汚泥に、極め
て少量のポリ硫酸鉄と過酸化水素を添加する汚泥の脱臭
方法である。本発明でポリ硫酸鉄としたのは、ポリ硫酸
鉄中の3価の鉄が一部悪臭物質と接して2価の鉄とな
り、これが悪臭物質と反応して硫化鉄となり、2価の鉄
がほとんど残らずに済む。このために、2価の鉄を多く
用いた時のようにpHを9以上として鉄のフロックを作
る必要がなく、アルカリと使用量は激減する。添加する
ポリ硫酸鉄の量は、悪臭物質のモル数より少なく、その
2/1000〜5/1000程度で必要十分であり、そ
れゆえpHがほとんど低下しない。特に過酸化水素と2
価の鉄との反応ではフェントン基が発生し、これが分解
しにくい悪臭物質を分解するのでより脱臭効果を向上し
ている。本発明で用いる過酸化水素の添加量は悪臭物質
より遥かに少なく、モル数でその3/1000〜1/1
00でよく、過酸化水素のみを添加する従来の脱臭方法
に比べて極めて微量で済む。反応は上記のように鉄が触
媒として働いているので脱水機や周辺機器を酸化腐食す
ることはほとんどない。
薬品の添加順序は、好ましくはポリ硫酸鉄を添加した後
に過酸化水素を添加するが、同時に添加する方法でもよ
い。
に過酸化水素を添加するが、同時に添加する方法でもよ
い。
製紙工場の凝集沈殿汚泥で硫化水素3000ppm、メ
チールメルカプタンを80ppm含んでいる原汚泥に、
ポリ硫酸鉄溶液(Fe3+160g/、SO4 2-375
g/の溶液)を添加し、つぎに過酸化水素(H2O2
30%溶液)を添加して脱臭処理をした結果と従来法に
より脱臭処理した結果を第1表に示す。
チールメルカプタンを80ppm含んでいる原汚泥に、
ポリ硫酸鉄溶液(Fe3+160g/、SO4 2-375
g/の溶液)を添加し、つぎに過酸化水素(H2O2
30%溶液)を添加して脱臭処理をした結果と従来法に
より脱臭処理した結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明は、ポリ硫酸鉄と過酸化水素を汚泥に併用添加す
る脱臭方法であるが、ポリ硫酸鉄や過酸化水素をそれぞ
れ単独で使用する方法に比べて著しくその添加量を減ら
して悪臭成分を除去することができる。
る脱臭方法であるが、ポリ硫酸鉄や過酸化水素をそれぞ
れ単独で使用する方法に比べて著しくその添加量を減ら
して悪臭成分を除去することができる。
また添加量が少ないから、汚泥のpH低下や過剰な過酸
化水素による機器の腐食も大幅に軽減されるので、その
実用上の効果は大である。
化水素による機器の腐食も大幅に軽減されるので、その
実用上の効果は大である。
Claims (1)
- 【請求項1】硫化水素、メチールメルカプタン、アンモ
ニア、アミン類のいずれか1種以上の成分からなる悪臭
物質を含んでいる汚泥に、当該悪臭物質1モルに対して
2/1000モル〜5/1000モルのポリ硫酸鉄と3
/1000モル〜10/1000モルの過下酸化水素を
添加することを特徴とする汚泥と脱臭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61091241A JPH069680B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚泥の脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61091241A JPH069680B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚泥の脱臭方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62247899A JPS62247899A (ja) | 1987-10-28 |
| JPH069680B2 true JPH069680B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=14020921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61091241A Expired - Fee Related JPH069680B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚泥の脱臭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6172838B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-08-02 | 無臭元工業株式会社 | 汚水の処理方法 |
| CN116854330A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-10-10 | 枣庄丰源环保科技有限公司 | 一种对造纸污泥进行脱臭和资源化利用的方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245582A (en) * | 1975-10-09 | 1977-04-11 | Tokai Denka Kogyo Kk | Solid-liquid separation method of organic waste fluid sludge |
| JPS53110964A (en) * | 1977-03-10 | 1978-09-28 | Kurita Water Ind Ltd | Dehydrating method for organic sludge |
| JPS5462655A (en) * | 1977-10-26 | 1979-05-19 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Method of treating sludge |
| JPS5594698A (en) * | 1979-01-12 | 1980-07-18 | Tsukishima Kikai Co Ltd | Method of improving dehydrating property of organic sludge |
| JPS62168600A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-24 | Kurita Water Ind Ltd | 有機性汚泥の濃縮方法 |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP61091241A patent/JPH069680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62247899A (ja) | 1987-10-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4108771A (en) | Elimination of odors from organic wastes | |
| RU2005136367A (ru) | Способ обработки сброженного осадка | |
| JP3674939B2 (ja) | 脱水ケーキの脱臭方法及び脱臭剤 | |
| JP3727303B2 (ja) | 無機系汚泥改質凝集浄化剤 | |
| JPH0655320B2 (ja) | 汚物処理剤および汚物処理方法 | |
| JPH069680B2 (ja) | 汚泥の脱臭方法 | |
| JP2004249258A (ja) | 排水の処理方法 | |
| JPH0124558B2 (ja) | ||
| JPS5949078B2 (ja) | 汚泥処理方法 | |
| JP4742367B2 (ja) | 排水あるいは汚泥用消臭剤およびその使用方法 | |
| JPH02180698A (ja) | 汚泥脱臭剤 | |
| JPS6339309B2 (ja) | ||
| JP2002239597A (ja) | ダイオキシン類を含む廃水の処理方法 | |
| JPH03278899A (ja) | 有機排水処理装置及び処理方法 | |
| JP2004008903A (ja) | 無機系泥質変換凝集浄化処理剤 | |
| JPS591118B2 (ja) | 有機性排水の処理方法 | |
| JP2004008903A5 (ja) | ||
| JPS6190799A (ja) | 汚泥の悪臭抑制方法 | |
| JPS5938837B2 (ja) | 有機性廃液の処理方法 | |
| JPH0615005B2 (ja) | 脱臭機能のある凝集剤 | |
| JPS6227880B2 (ja) | ||
| JPS59375A (ja) | 生物難分解性物質を含む廃水の処理方法 | |
| JPS6339320B2 (ja) | ||
| JPS58205599A (ja) | し尿の処理方法およびし尿処理剤 | |
| JPS6094200A (ja) | 有機性汚泥の脱水前処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |