JPH0697855B2 - 電流形インバ−タの保護方法 - Google Patents
電流形インバ−タの保護方法Info
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- JPH0697855B2 JPH0697855B2 JP62138933A JP13893387A JPH0697855B2 JP H0697855 B2 JPH0697855 B2 JP H0697855B2 JP 62138933 A JP62138933 A JP 62138933A JP 13893387 A JP13893387 A JP 13893387A JP H0697855 B2 JPH0697855 B2 JP H0697855B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電流形インバータの保護方法に係り、特に直流
短絡状態になることを防止してインバータの運転を安定
に継続するための保護方法に関する。
短絡状態になることを防止してインバータの運転を安定
に継続するための保護方法に関する。
電流形インバータの保護は、同一相の正側と負側の素子
が同時に導通して短絡電流が流れる(直流短絡状態)の
を防止することにより行われ、従来は誤パルスによる短
絡の発生を防ぐ対策が講じられていた。また特公昭60-2
2599記載の交流電動機の制御装置では、ベクトル制御を
適用して出力電流の位相を変化させているが、ここでも
出力電流位相角指令を60度以上急変させるような運転を
想定していないために、特別な保護対策を必要としなか
つた。
が同時に導通して短絡電流が流れる(直流短絡状態)の
を防止することにより行われ、従来は誤パルスによる短
絡の発生を防ぐ対策が講じられていた。また特公昭60-2
2599記載の交流電動機の制御装置では、ベクトル制御を
適用して出力電流の位相を変化させているが、ここでも
出力電流位相角指令を60度以上急変させるような運転を
想定していないために、特別な保護対策を必要としなか
つた。
誘導電動機の回生運転を、電圧形インバータよりも容易
に行えるという特徴を生かすために、大容量の電流形イ
ンバータの利用が望まれている。この場合、良好な制御
特性をもつベクトル制御が用いられるが、電動機発生ト
ルクを定格の数倍の範囲に及んで制御する場合には、励
磁電流と出力電流の位相差すなわち出力電流の位相角指
令が±60度以上変化する。そうするとインバータを構成
する素子のターンオフ時間の関係で直流短絡状態が発生
し、インバータの運転を継続することができなくなると
いう問題があつた。
に行えるという特徴を生かすために、大容量の電流形イ
ンバータの利用が望まれている。この場合、良好な制御
特性をもつベクトル制御が用いられるが、電動機発生ト
ルクを定格の数倍の範囲に及んで制御する場合には、励
磁電流と出力電流の位相差すなわち出力電流の位相角指
令が±60度以上変化する。そうするとインバータを構成
する素子のターンオフ時間の関係で直流短絡状態が発生
し、インバータの運転を継続することができなくなると
いう問題があつた。
本発明の目的は、出力電流の位相角指令が任意に変化し
ても、インバータが直流短絡状態にならないようにし
て、所望の位相角で運転を継続することができる電流形
インバータの保護方法を提供することにある。
ても、インバータが直流短絡状態にならないようにし
て、所望の位相角で運転を継続することができる電流形
インバータの保護方法を提供することにある。
上記の目的は、現在及び転流後の各素子の導通状態を検
出して各々対応するレジスタにその導通状態をセツトす
る機構を設け、これらのレジスタの内容を比較して直流
短絡状態が生ずることが予測される場合には、次の導通
状態へ切換える前に、短絡が予測される相の正極アーム
と負極アームの素子が同時に非導通状態となる中間状態
となるためのゲート信号を、所定の期間出力することに
より達成される。
出して各々対応するレジスタにその導通状態をセツトす
る機構を設け、これらのレジスタの内容を比較して直流
短絡状態が生ずることが予測される場合には、次の導通
状態へ切換える前に、短絡が予測される相の正極アーム
と負極アームの素子が同時に非導通状態となる中間状態
となるためのゲート信号を、所定の期間出力することに
より達成される。
前記中間状態は、直流短絡が予測される相に現在流れて
いる電流が遮断されるだけの期間(テーンオフ時間)設
ける。従つて、この中間状態を経たのち、短絡が予測さ
れる次状態へと切換えれば短絡状態は発生しない。これ
により、出力電流の位相角指令が任意に変化しても直流
短絡状態を生ずることなく、所望の位相角で運転するこ
とが可能となる。
いる電流が遮断されるだけの期間(テーンオフ時間)設
ける。従つて、この中間状態を経たのち、短絡が予測さ
れる次状態へと切換えれば短絡状態は発生しない。これ
により、出力電流の位相角指令が任意に変化しても直流
短絡状態を生ずることなく、所望の位相角で運転するこ
とが可能となる。
以下、本発明の実施例を説明する。第2図は本発明の方
法を用いた電流形インバータの主回路及び制御部を示す
もので、交流源1からの交流電力は、ゲート回路7によ
り駆動されるコンバータ2で整流され、次いでゲート回
路8により駆動されるインバータ4で所定の周波数及び
大きさの交流に変換されて電動機5へ供給される。
法を用いた電流形インバータの主回路及び制御部を示す
もので、交流源1からの交流電力は、ゲート回路7によ
り駆動されるコンバータ2で整流され、次いでゲート回
路8により駆動されるインバータ4で所定の周波数及び
大きさの交流に変換されて電動機5へ供給される。
これらを制御する制御部9はワンチツプマイクロコンピ
ユータで構成され、負荷である電動機5の速度指令ω0
と速度検出器16からの帰還速度ωrとから、ベクトル演
算処理部97において、インバータ周波数指令ω10、出力
電流の位相角指令φ0及び直流電流指令i10を演算する。
電流指令i10と直流電流帰還信号i1から電流制御演算部9
3において、コンバータ2の位相指令α0を演算し、出力
パターン決定部91、ゲート回路7を介して直流電流i1を
所望の値に設定する。一方、角度指令演算部96は、φ0
及びω10から出力電流の角度指令θ0を(1)式に従つ
て計算する。
ユータで構成され、負荷である電動機5の速度指令ω0
と速度検出器16からの帰還速度ωrとから、ベクトル演
算処理部97において、インバータ周波数指令ω10、出力
電流の位相角指令φ0及び直流電流指令i10を演算する。
電流指令i10と直流電流帰還信号i1から電流制御演算部9
3において、コンバータ2の位相指令α0を演算し、出力
パターン決定部91、ゲート回路7を介して直流電流i1を
所望の値に設定する。一方、角度指令演算部96は、φ0
及びω10から出力電流の角度指令θ0を(1)式に従つ
て計算する。
θ0=∫ω10dt+φ0 …(1) このθ0に応じたパターン4の各素子の導通状態を出力
パターン決定部94において求め、本発明の特徴とする短
絡防止処理部92で短絡防止期間を付加し、ゲート回路8
によつてゲート信号UP〜WNを作成してインバータ2の各
素子のゲートへ印加する。
パターン決定部94において求め、本発明の特徴とする短
絡防止処理部92で短絡防止期間を付加し、ゲート回路8
によつてゲート信号UP〜WNを作成してインバータ2の各
素子のゲートへ印加する。
第3図は、定常運転時におけるインバータ動作一周期分
のゲート信号UP〜WN及び出力電流iU〜iWの波形を示すも
ので、一周期360度はモード1〜モード6の6個のモー
ドに分けられている。但しこの図でハイレベル側が当該
素子の導通状態を表し、ローレベルが非導通状態を表し
ている。例えば、モード2において、V相負極アームと
W相負極アームの素子が交互に導通と非導通状態を繰り
返している。
のゲート信号UP〜WN及び出力電流iU〜iWの波形を示すも
ので、一周期360度はモード1〜モード6の6個のモー
ドに分けられている。但しこの図でハイレベル側が当該
素子の導通状態を表し、ローレベルが非導通状態を表し
ている。例えば、モード2において、V相負極アームと
W相負極アームの素子が交互に導通と非導通状態を繰り
返している。
このような定常運転時に角度指令θ0が急変し、モード
2からモード5へ移つた場合のゲート信号波形を第4図
に示す。電動機5の負荷条件が変化し、位相各指令φ10
が大幅に変化する結果、(1)式に従いθ0が急変する
というような場合は十分に考えられる。そしてこのθ0
急変のタイミングが第3図のt1からt3、t1からt4、t2か
らt3、又はt2からt4に対応する場合が、第4図の(a)
〜(d)に各々対応している。このような角度指令θ0
の急変の場合、主回路素子のターンオフ時間はターンオ
フ時間に比べてはるかに大きいから、急変によつて導通
状態から非導通となる素子の電流がターンオフ時間を経
過して実際にオフとなる前に、非導通状態から導通状態
へ移る素子はオン状態になる。従つて、第4図(a)の
場合にはU相とV相、(b),(c)の場合にはU相,
(d)の場合にはU相とW相において正極アームと負極
アームに同時に電流が流れる直流短絡状態となつてしま
う。
2からモード5へ移つた場合のゲート信号波形を第4図
に示す。電動機5の負荷条件が変化し、位相各指令φ10
が大幅に変化する結果、(1)式に従いθ0が急変する
というような場合は十分に考えられる。そしてこのθ0
急変のタイミングが第3図のt1からt3、t1からt4、t2か
らt3、又はt2からt4に対応する場合が、第4図の(a)
〜(d)に各々対応している。このような角度指令θ0
の急変の場合、主回路素子のターンオフ時間はターンオ
フ時間に比べてはるかに大きいから、急変によつて導通
状態から非導通となる素子の電流がターンオフ時間を経
過して実際にオフとなる前に、非導通状態から導通状態
へ移る素子はオン状態になる。従つて、第4図(a)の
場合にはU相とV相、(b),(c)の場合にはU相,
(d)の場合にはU相とW相において正極アームと負極
アームに同時に電流が流れる直流短絡状態となつてしま
う。
本発明では、このような短絡状態を防止しかつ角度指令
θ0を所望の値に変化させるために、第4図(a)〜
(d)の各々の状態変化に応じ短絡防止期間TA〜TDを第
5図(a)〜(d)に示したように設ける。即ち第5図
(a)の場合は、期間TAでV相負極アームからW相負極
アームへ転流させ、期間TBでU相正極アームからV相正
極アームへ転流させ、最後にモード5へ移行させる。第
5図(b)の場合は、期間TCにおいてU相正極アームか
らW相正極アームへ転流させ、同図(c)の場合は、期
間TDにおいてU相正極アームからV相正極アームへ転流
させる。第5図(d)の場合には、期間TEにおいてV相
負極アームからW相負極アームへ転流させ、続いて期間
TFにおいてU相正極アームからW相正極アームへ転流さ
せる。この時、短絡防止期間の長さとしては次のような
条件を満たす必要がある。
θ0を所望の値に変化させるために、第4図(a)〜
(d)の各々の状態変化に応じ短絡防止期間TA〜TDを第
5図(a)〜(d)に示したように設ける。即ち第5図
(a)の場合は、期間TAでV相負極アームからW相負極
アームへ転流させ、期間TBでU相正極アームからV相正
極アームへ転流させ、最後にモード5へ移行させる。第
5図(b)の場合は、期間TCにおいてU相正極アームか
らW相正極アームへ転流させ、同図(c)の場合は、期
間TDにおいてU相正極アームからV相正極アームへ転流
させる。第5図(d)の場合には、期間TEにおいてV相
負極アームからW相負極アームへ転流させ、続いて期間
TFにおいてU相正極アームからW相正極アームへ転流さ
せる。この時、短絡防止期間の長さとしては次のような
条件を満たす必要がある。
TA,TC,TD,TEターンオフ時間 …(2) TA+TB,TE+TF許容最小パルス幅 …(3) 但し、許容最小パルス幅というのは、導通遅れ時間と転
流重なり時間との和である。このようにしてモード5へ
移行した場合、短絡が予測された相の電流は、TA〜TFと
いうような中間状態において零になるため、短絡状態を
生ずることなく角度指令の急変に対応できる。
流重なり時間との和である。このようにしてモード5へ
移行した場合、短絡が予測された相の電流は、TA〜TFと
いうような中間状態において零になるため、短絡状態を
生ずることなく角度指令の急変に対応できる。
第5図の場合はモード2からモード5への角度指令変化
の例であるが、同様な直流短絡現象は他のモード間の角
度指令変化についても発生する。これら全てのモード変
化に対応して短絡防止処理期間を設ける方法を第6図及
び第7図に示す。これらの図では、現在の導通状態OL
D、次に導通すべき状態NEW、及び短絡防止期間における
導通状態(中間状態)、MIDをしめしている。また丸印
を付したアームは導通状態、これ以外のアームは非導通
状態である。第6図は、一つの相において短絡が予測さ
れる場合であり、(a)〜(l)の12通り存在し、短絡
防止期間を1区間設ける。また、第5図(b),(c)
の各場合はそれぞれ第6図(a),(b)に示されてい
る。
の例であるが、同様な直流短絡現象は他のモード間の角
度指令変化についても発生する。これら全てのモード変
化に対応して短絡防止処理期間を設ける方法を第6図及
び第7図に示す。これらの図では、現在の導通状態OL
D、次に導通すべき状態NEW、及び短絡防止期間における
導通状態(中間状態)、MIDをしめしている。また丸印
を付したアームは導通状態、これ以外のアームは非導通
状態である。第6図は、一つの相において短絡が予測さ
れる場合であり、(a)〜(l)の12通り存在し、短絡
防止期間を1区間設ける。また、第5図(b),(c)
の各場合はそれぞれ第6図(a),(b)に示されてい
る。
第7図は2相短絡が予測される場合であり、(a)〜
(f)の6通り存在し、短絡防止期間を2区間設ける必
要がある。これは、短絡が予測される2相を順次他相へ
転流させなければならないからである。ここで、第7図
の場合、短絡防止期間の設け方としては、各々2通り存
在する。しかしながら、これらに共通なのは、短絡防止
期間において、短絡が予測されなかつた相の正極アーム
または負極アームの素子を常時導通状態にしなければな
らない点である。第5図(a),(d)の各場合は、そ
れぞれ第6図(a),(f)に示されている。
(f)の6通り存在し、短絡防止期間を2区間設ける必
要がある。これは、短絡が予測される2相を順次他相へ
転流させなければならないからである。ここで、第7図
の場合、短絡防止期間の設け方としては、各々2通り存
在する。しかしながら、これらに共通なのは、短絡防止
期間において、短絡が予測されなかつた相の正極アーム
または負極アームの素子を常時導通状態にしなければな
らない点である。第5図(a),(d)の各場合は、そ
れぞれ第6図(a),(f)に示されている。
第6図及び第7図に示したような、短絡の発生する場合
を検出し、それらに対して短絡防止期間を設けるため
の、短絡防止処理部92(第2図)の処理フローの実施例
を第1図(イ)に、またそこで用いるレジスタ群の構成
を第1図(ロ)に示す。各レジスタは3ビツト構成で、
レジスタOLDP及びOLDNは、それぞれ正極側各相及び負極
側各相の主回路素子の導通状態を示す。対応ビツトが1
のとき導通、0のとき非導通であつて、第1図(ロ)の
レジスタOLDP,OLDNは、現在UP相とVN相の素子が導通、
他が非導通の例を示している。またレジスタNEWP,NEWN
は、同じく転流後の次の導通状態を示す。以上のレジス
タは、出力パターン決定部94からの信号によりセツトさ
れる。
を検出し、それらに対して短絡防止期間を設けるため
の、短絡防止処理部92(第2図)の処理フローの実施例
を第1図(イ)に、またそこで用いるレジスタ群の構成
を第1図(ロ)に示す。各レジスタは3ビツト構成で、
レジスタOLDP及びOLDNは、それぞれ正極側各相及び負極
側各相の主回路素子の導通状態を示す。対応ビツトが1
のとき導通、0のとき非導通であつて、第1図(ロ)の
レジスタOLDP,OLDNは、現在UP相とVN相の素子が導通、
他が非導通の例を示している。またレジスタNEWP,NEWN
は、同じく転流後の次の導通状態を示す。以上のレジス
タは、出力パターン決定部94からの信号によりセツトさ
れる。
これらのレジスタがセツトされると、まず第1図(イ)
のステツプ100にて短絡の予測を次式により行う。
のステツプ100にて短絡の予測を次式により行う。
SHORT←(OLDP*NEWN)+(OLDN*NEWP) …(4) ここで演算*及び+は、2つのレジスタの各ビツトごと
のアンド及びオアをとる。従つて、右辺第1のアンド演
算では、転流の前に正側が導通していた相(対応相のOL
DPのビツトが1)の負側が、転流後に導通となるとき
(対応相のNEWNのビツトが1)、OLDP*NEWNのその相に
対応するビツトが1になる。つまり、短絡防止期間を設
けないと転流時に短絡してしまう相に対して1となる出
力が得られる。式(4)の右辺第2項のOLDN*NEWPも同
様で、転流前後で負側から正側へ導通状態が切換えられ
る相があれば対応ビツトが1となる。従つて式(4)で
求められるレジスタSHORTの値は、短絡が予測される相
に1がセツトされており、第1図(ロ)の例ではU,V相
の2つがそれに該当する。
のアンド及びオアをとる。従つて、右辺第1のアンド演
算では、転流の前に正側が導通していた相(対応相のOL
DPのビツトが1)の負側が、転流後に導通となるとき
(対応相のNEWNのビツトが1)、OLDP*NEWNのその相に
対応するビツトが1になる。つまり、短絡防止期間を設
けないと転流時に短絡してしまう相に対して1となる出
力が得られる。式(4)の右辺第2項のOLDN*NEWPも同
様で、転流前後で負側から正側へ導通状態が切換えられ
る相があれば対応ビツトが1となる。従つて式(4)で
求められるレジスタSHORTの値は、短絡が予測される相
に1がセツトされており、第1図(ロ)の例ではU,V相
の2つがそれに該当する。
ステツプ100の結果、レジスタSHORTのどのビツトも0で
短絡の心配がないときは、第1図(イ)のステツプ101
でレジスタNEWP,NEWNの値を各素子へのゲート信号とし
て出力する。短絡相があるときはステツプ102でそれが
1相か2相か(SHORT内の1の数に相当)を調べ、1つ
の相のときはステツプ103で短絡相の極性判別を行う。
即ち、 OLDP*SHORT=(0,0,0) …(5) ならば現在が負側、転流後に正側が導通となる相の短絡
防止が必要な第6図(c),(d)等の場合であること
を示している。従つてこのときはステツプ104へ移り、
短絡防止のための中間導通状態を示すレジスタMID1P
(正側用)に現在の導通状態を示すレジスタOLDPの値を
セツトし(該当相の正側は0のまま)、同負側のレジス
タMID1Nに転流後の導通状態を示すレジスタNEWNの値を
セツトする(該当相の負側も0となる)。こうしてステ
ツプ106でレジスタMID1P,MID1Nをゲート信号として出力
すれば、該当相は正,負側とも0が出力され、これによ
つて該当する素子はターンオフする。その後ステツプ10
1へ移れば短絡せずに転流ができる。
短絡の心配がないときは、第1図(イ)のステツプ101
でレジスタNEWP,NEWNの値を各素子へのゲート信号とし
て出力する。短絡相があるときはステツプ102でそれが
1相か2相か(SHORT内の1の数に相当)を調べ、1つ
の相のときはステツプ103で短絡相の極性判別を行う。
即ち、 OLDP*SHORT=(0,0,0) …(5) ならば現在が負側、転流後に正側が導通となる相の短絡
防止が必要な第6図(c),(d)等の場合であること
を示している。従つてこのときはステツプ104へ移り、
短絡防止のための中間導通状態を示すレジスタMID1P
(正側用)に現在の導通状態を示すレジスタOLDPの値を
セツトし(該当相の正側は0のまま)、同負側のレジス
タMID1Nに転流後の導通状態を示すレジスタNEWNの値を
セツトする(該当相の負側も0となる)。こうしてステ
ツプ106でレジスタMID1P,MID1Nをゲート信号として出力
すれば、該当相は正,負側とも0が出力され、これによ
つて該当する素子はターンオフする。その後ステツプ10
1へ移れば短絡せずに転流ができる。
式(5)が成立しないときはステツプ104のときと正,
負が逆の、第6図(a),(b)等の場合であり、従つ
てステツプ104のP(正),N(負)の入れかえたステツ
プ105の処理によつて、短絡防止の中間状態をレジスタM
ID1P,MD1Nにセツトできる。
負が逆の、第6図(a),(b)等の場合であり、従つ
てステツプ104のP(正),N(負)の入れかえたステツ
プ105の処理によつて、短絡防止の中間状態をレジスタM
ID1P,MD1Nにセツトできる。
ステツプ102の判定で短絡が2相であつたときは、まず
ステツプ107a(又は107b)の処理を行う。ステツプ107a
の処理は、2相短絡のとき必要な2つの中間状態の内の
第1の中間状態として、レジスタMID1P,MID1Nそれぞれ
を、正側を現在のまま(OLDP)、負側を短絡の生じない
相を導通とする値(▲▼)になるようにセツ
トする。そして第2の中間状態として、レジスタMID2P,
MID2Nそれぞれを、正側を転流後の状態(NEWP)、負側
を第1の中間状態のまま(▲▼)になるよう
にセツトする。このあと、ステツプ108でレジスタMID1
P,MID1Nを第1の中間状態として出力し、続いてステツ
プ109でレジスタMID2P,MID2Nを第2の中間状態として出
力し、その後ステツプ101で転流を行えば、短絡なしで
転流が完了する。
ステツプ107a(又は107b)の処理を行う。ステツプ107a
の処理は、2相短絡のとき必要な2つの中間状態の内の
第1の中間状態として、レジスタMID1P,MID1Nそれぞれ
を、正側を現在のまま(OLDP)、負側を短絡の生じない
相を導通とする値(▲▼)になるようにセツ
トする。そして第2の中間状態として、レジスタMID2P,
MID2Nそれぞれを、正側を転流後の状態(NEWP)、負側
を第1の中間状態のまま(▲▼)になるよう
にセツトする。このあと、ステツプ108でレジスタMID1
P,MID1Nを第1の中間状態として出力し、続いてステツ
プ109でレジスタMID2P,MID2Nを第2の中間状態として出
力し、その後ステツプ101で転流を行えば、短絡なしで
転流が完了する。
なお、ステツプ107aの処理は第7図の短絡防止処理期間
MID1,2の左側を選んだときで、これを同図右側のように
したときはステツプ107bの処理が対応する。
MID1,2の左側を選んだときで、これを同図右側のように
したときはステツプ107bの処理が対応する。
第8図に本発明の追加実施例における動作説明図を示
す。一般に使用される半導体スイツチング素子では、タ
ーンオン時間あるいはターンオフ時間は、オン,オフさ
せる電流値にも依存して変化するが、所望の時間に設定
することはできない。しかしターンオフ時間,ターンオ
フ時間を任意に変えることのできる半導体素子が考えら
れる。直流短絡状態が予測されるようなθ*の変化が発
生した場合に、各アームに応じてターンオフ時間とター
ンオン時間を制御することにより、前記実施例の第1図
(イ)に示すような処理を行わなくとも容易に短絡を防
止することができる。例えば、前記実施例第4図(a)
に示すような状態変化の場合、ゲート信号を第8図
(イ)のように与える。この時UPアームの素子のターン
オフ及びVPアームの素子のターンオンをTAだけ遅らせ、
UNアームの素子のターンオンを(TA+TB)だけ遅らせ
る。こうすると第8図(ロ)に示すような導通状態の変
化となり、これは、短絡防止期間を設けた第2図(a)
の場合と全く同様になる。
す。一般に使用される半導体スイツチング素子では、タ
ーンオン時間あるいはターンオフ時間は、オン,オフさ
せる電流値にも依存して変化するが、所望の時間に設定
することはできない。しかしターンオフ時間,ターンオ
フ時間を任意に変えることのできる半導体素子が考えら
れる。直流短絡状態が予測されるようなθ*の変化が発
生した場合に、各アームに応じてターンオフ時間とター
ンオン時間を制御することにより、前記実施例の第1図
(イ)に示すような処理を行わなくとも容易に短絡を防
止することができる。例えば、前記実施例第4図(a)
に示すような状態変化の場合、ゲート信号を第8図
(イ)のように与える。この時UPアームの素子のターン
オフ及びVPアームの素子のターンオンをTAだけ遅らせ、
UNアームの素子のターンオンを(TA+TB)だけ遅らせ
る。こうすると第8図(ロ)に示すような導通状態の変
化となり、これは、短絡防止期間を設けた第2図(a)
の場合と全く同様になる。
上記実施例では、素子特性のばらつきに影響されずに最
適な短絡防止期間を設けることができ、確実な短絡防止
が可能となる。
適な短絡防止期間を設けることができ、確実な短絡防止
が可能となる。
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、電
動機の負荷条件が変化し、出力電流の角度指令が急変し
た場合でも、インバータの直流短絡状態を防止できると
いう効果がある。
動機の負荷条件が変化し、出力電流の角度指令が急変し
た場合でも、インバータの直流短絡状態を防止できると
いう効果がある。
第1図(イ)及び(ロ)は本発明の方法の一実施例を示
すフロー図、第2図は電流形インバータの主回路及び制
御部の構成を示すブロツク図、第3図は第1図のインバ
ータへのゲート信号及び出力電流波形を示す図、第4図
は直流短絡状態の説明図、第5図は第4図の各場合に対
する本発明の方法の適用説明図、第6図及び第7図は一
相短絡及び二相短絡が発生する場合とそのときの短絡防
止方法を示した図、第8図は本発明の他の実施例の説明
波形図である。 4……電流形インバータ、92……短絡防止処理部、94…
…出力パターン決定部、96……角度指令演算部、UP.
VP,WP……正側素子ゲート信号、UN.VN,WN……負側素
子ゲート信号、TA,TB,TC,TD,TE,TF……短絡防止期
間、θ0……出力電流角度指令、MID1P,MID1N,MID2P,MID
2……レジスタ。
すフロー図、第2図は電流形インバータの主回路及び制
御部の構成を示すブロツク図、第3図は第1図のインバ
ータへのゲート信号及び出力電流波形を示す図、第4図
は直流短絡状態の説明図、第5図は第4図の各場合に対
する本発明の方法の適用説明図、第6図及び第7図は一
相短絡及び二相短絡が発生する場合とそのときの短絡防
止方法を示した図、第8図は本発明の他の実施例の説明
波形図である。 4……電流形インバータ、92……短絡防止処理部、94…
…出力パターン決定部、96……角度指令演算部、UP.
VP,WP……正側素子ゲート信号、UN.VN,WN……負側素
子ゲート信号、TA,TB,TC,TD,TE,TF……短絡防止期
間、θ0……出力電流角度指令、MID1P,MID1N,MID2P,MID
2……レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松竹 貢 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 実開 昭63−164388(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】ベクトル制御される電流形インバータの出
力電流位相角が電流形インバータ負荷の急変によつて切
り換えられる場合に、切換前に導通している素子と同相
でかつ逆極性の素子へ切換後に導通信号が与えられると
きに当該相の2つの素子を短絡状態になる素子として検
出し、続いて切換前及び切換後の各素子の点弧パターン
のいずれとも異なる点弧パターンを有した中間状態を経
由して出力電流位相角を切換えることを特徴とする電流
形インバータの保護方法。 - 【請求項2】前記短絡状態になる相として検出された短
絡相が1つの場合に、前記中間状態では、上記短絡相の
正側及び負側の素子がともに非導通であるとともに、上
記短絡相以外の相では、正側素子は切換前の正側素子の
導通状態に等しくかつ負側素子は切換後の負側素子の導
通状態に等しいか、あるいは正側素子は切換後の正側素
子の導通状態に等しくかつ負側素子は切換前の負側素子
の導通状態に等しいことを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の電流形インバータの保護方法。 - 【請求項3】前記短絡状態になる相として検出された短
絡相が2つの場合に、前記中間状態では、上記短絡相の
一方の正側及び負側の素子がともに非導通である第1の
中間状態と、該第1の中間状態に続きかつ上記短絡相の
もう一方の正側及び負側の素子がともに非導通である第
2の中間状態とから成るとともに、上記第1及び第2の
中間状態では、上記短絡相以外の相の正側及び負側の素
子のうちの一方がかならず導通状態であることを特徴と
する、特許請求の範囲第1項記載の電流形インバータの
保護方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62138933A JPH0697855B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電流形インバ−タの保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62138933A JPH0697855B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電流形インバ−タの保護方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63305762A JPS63305762A (ja) | 1988-12-13 |
| JPH0697855B2 true JPH0697855B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=15233538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62138933A Expired - Lifetime JPH0697855B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電流形インバ−タの保護方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0697855B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPP208798A0 (en) | 1998-03-02 | 1998-03-26 | Casttikulm Research Pty Ltd | Motor controller |
-
1987
- 1987-06-04 JP JP62138933A patent/JPH0697855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63305762A (ja) | 1988-12-13 |
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