JPH0699174B2 - 防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物 - Google Patents
防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物Info
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- JPH0699174B2 JPH0699174B2 JP2113164A JP11316490A JPH0699174B2 JP H0699174 B2 JPH0699174 B2 JP H0699174B2 JP 2113164 A JP2113164 A JP 2113164A JP 11316490 A JP11316490 A JP 11316490A JP H0699174 B2 JPH0699174 B2 JP H0699174B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物に
関する。さらに詳しくは本発明は一般細菌やカビ類(真
菌)に対して好ましい作用をする防カビならびに抗菌性
を有する新規な目地材組成物に関するものである。
関する。さらに詳しくは本発明は一般細菌やカビ類(真
菌)に対して好ましい作用をする防カビならびに抗菌性
を有する新規な目地材組成物に関するものである。
従来技術 目地材は、周知のように、タイル工事等で広く使用され
ている。コイルを張り付けた後に一定の養生期間を経て
目地詰めが通常行われているが、これに使用される目地
材としては、無機質を主成分とするセメント系材料が主
として用いられ、時には有機質を主成分とした合成高分
子材料(建築用シーリング剤等)も使用される。前者の
現場調合タイプの目地材としては、 白セメント、ポルトランドセメントのようなセメント、
川砂,珪砂等の細骨材、 メチルセルロース、エチルセルロース等の混和剤、場合
によっては、さらに耐アルカリ性の顔料を添加して調合
使用されるのが通例である。また、セメントに前述の細
骨剤,混和剤や顔料が添加され、さらにこれに防水剤や
有機系の防カビ剤が予め添加配合されている混合物に単
に水を加えて混練するだけで実用に供せられる、いわゆ
る既製調合目地材も市販されている。市販の既製目地調
合剤としては、例えばイナメジ(伊奈製陶)、メジフィ
ット(淡陶)、目地用タイロン(小野田建材)、NS目地
セメント(日本化成)等が挙げられる。前述した合成高
分子材料よりなる有機系の目視材として、例えばアクリ
ル樹脂エマルジョン系の内装用目地材も市販されてい
る。この種のものとしては例えばイナメジサプル−S−
31が挙げられる。
ている。コイルを張り付けた後に一定の養生期間を経て
目地詰めが通常行われているが、これに使用される目地
材としては、無機質を主成分とするセメント系材料が主
として用いられ、時には有機質を主成分とした合成高分
子材料(建築用シーリング剤等)も使用される。前者の
現場調合タイプの目地材としては、 白セメント、ポルトランドセメントのようなセメント、
川砂,珪砂等の細骨材、 メチルセルロース、エチルセルロース等の混和剤、場合
によっては、さらに耐アルカリ性の顔料を添加して調合
使用されるのが通例である。また、セメントに前述の細
骨剤,混和剤や顔料が添加され、さらにこれに防水剤や
有機系の防カビ剤が予め添加配合されている混合物に単
に水を加えて混練するだけで実用に供せられる、いわゆ
る既製調合目地材も市販されている。市販の既製目地調
合剤としては、例えばイナメジ(伊奈製陶)、メジフィ
ット(淡陶)、目地用タイロン(小野田建材)、NS目地
セメント(日本化成)等が挙げられる。前述した合成高
分子材料よりなる有機系の目視材として、例えばアクリ
ル樹脂エマルジョン系の内装用目地材も市販されてい
る。この種のものとしては例えばイナメジサプル−S−
31が挙げられる。
上述の有機系や無機系の目地材については、いづれも抗
菌や特に防カビ能を有することが近年強く要求されてい
る。しかしながら、かゝる要求を満足させる目的で目地
材に添加されている既存の有機系の防カビ剤は、防カビ
効果が不充分であり、特に防カビ効果の長期持続性に欠
けている。目地詰後に、時間の経過とともに目地材より
有機防カビ剤自身の蒸発や溶出損失が可成り大きいの
で、防カビ効果の長期持続性に問題がある。また無機系
の抗菌剤として抗菌性ゼオライトの目地材への添加も提
案されているが、防カビや耐候(光)性の面で改良すべ
き問題を残している(特開昭62−243665号)。
菌や特に防カビ能を有することが近年強く要求されてい
る。しかしながら、かゝる要求を満足させる目的で目地
材に添加されている既存の有機系の防カビ剤は、防カビ
効果が不充分であり、特に防カビ効果の長期持続性に欠
けている。目地詰後に、時間の経過とともに目地材より
有機防カビ剤自身の蒸発や溶出損失が可成り大きいの
で、防カビ効果の長期持続性に問題がある。また無機系
の抗菌剤として抗菌性ゼオライトの目地材への添加も提
案されているが、防カビや耐候(光)性の面で改良すべ
き問題を残している(特開昭62−243665号)。
発明が解決しようとする問題点 現行の無機または有機系目地材の欠点を改良して、優れ
た防カビならびに抗菌性能を目地材に付与させて長期に
亘って効果が発揮させる好ましい物性を有する新規な目
地材組成物を提供することが本発明の主たる目的であ
る。
た防カビならびに抗菌性能を目地材に付与させて長期に
亘って効果が発揮させる好ましい物性を有する新規な目
地材組成物を提供することが本発明の主たる目的であ
る。
課題を解決するための手段 本発明者らはシリカゲルの表面に殺菌作用を有する金属
イオンを含むアルミノ珪酸塩の皮膜を保持したシリカゲ
ルを母体とする抗菌性組成物を目地材に混入して抗菌試
験や耐候性試験を実施したところ極めて満足すべき結果
が得られた。かゝる事実を背景として本発明は完成され
たものである。
イオンを含むアルミノ珪酸塩の皮膜を保持したシリカゲ
ルを母体とする抗菌性組成物を目地材に混入して抗菌試
験や耐候性試験を実施したところ極めて満足すべき結果
が得られた。かゝる事実を背景として本発明は完成され
たものである。
本発明はシリカゲルの表面に殺菌作用を有する金属イオ
ンを保持したアルミノ珪酸塩の皮膜を有することを特徴
とする新規な抗菌性組成物及び公知の目地材組成物を含
む防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物を提供す
る。
ンを保持したアルミノ珪酸塩の皮膜を有することを特徴
とする新規な抗菌性組成物及び公知の目地材組成物を含
む防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物を提供す
る。
本発明に使用される抗菌性組成物について説明する。先
づ抗菌性組成物調製に使用される素材原料のシリカゲル
について述べる。
づ抗菌性組成物調製に使用される素材原料のシリカゲル
について述べる。
周知のようにシリカゲルはSiO2を主成分とし、一般式(S
iO2)x(H2O)yで表わされる非晶質の多孔性物質である。
上記のxおよびyはそれぞれSiO2およびH2Oの重合数を
表わす。シリカゲルは乾燥剤,吸着剤、触媒担体や紙,
ゴム,プラスチックスのフィラー(充填材)等として、
古くより広い用途が見出されている。シリカゲルは粒
状,球状ならびに破砕品の形状で種々の大きさのものが
市販されているが、それの多くはSiO2含有量99.5%以上
であり、不純物としては微量のNa2O、Fe2O3,MgO、CaO、A
l2O3等が含まれている。市販されているシリカゲルの物
性値は製造業者により異なるが、それのpHは4〜8範囲
にあり、真比重2.2,細孔容積0.3〜0.8cm3/g,比表面積10
0〜800m2/g(BET法による。以下、本明細書において特
に記載のない場合は同様である)および細孔径20〜200
Åの物性値を有するものが、現在国内では市販されてい
るか。国内のシリカゲルの販売・製造業者としては、例
えば、富士デヴィソン(株)、旭ガラス(株)、水沢化
学工業(株)、豊田化工(株)等が例示され、一方国外
の典型的なシリカゲル製造業者としては、例えばグレー
ス(Grace Chem.Co.)が挙げられる。後者では各種の粒
子径(例:10〜30μm;0.5〜1mm;1〜3mm)や物性値の異な
るシリカゲル(懸濁液のpH=5〜7)が生産されてい
る。例えば細孔容積0.3〜1.8cm3/g、比表面積20〜750m2
/gや大、中および小の細孔径を有するシリカゲルが市販
されている。グレース社製品のXWPシリーズに見られるw
ide porous silca gelの細孔径は非常に大で250〜1500
Åに亘っている。
iO2)x(H2O)yで表わされる非晶質の多孔性物質である。
上記のxおよびyはそれぞれSiO2およびH2Oの重合数を
表わす。シリカゲルは乾燥剤,吸着剤、触媒担体や紙,
ゴム,プラスチックスのフィラー(充填材)等として、
古くより広い用途が見出されている。シリカゲルは粒
状,球状ならびに破砕品の形状で種々の大きさのものが
市販されているが、それの多くはSiO2含有量99.5%以上
であり、不純物としては微量のNa2O、Fe2O3,MgO、CaO、A
l2O3等が含まれている。市販されているシリカゲルの物
性値は製造業者により異なるが、それのpHは4〜8範囲
にあり、真比重2.2,細孔容積0.3〜0.8cm3/g,比表面積10
0〜800m2/g(BET法による。以下、本明細書において特
に記載のない場合は同様である)および細孔径20〜200
Åの物性値を有するものが、現在国内では市販されてい
るか。国内のシリカゲルの販売・製造業者としては、例
えば、富士デヴィソン(株)、旭ガラス(株)、水沢化
学工業(株)、豊田化工(株)等が例示され、一方国外
の典型的なシリカゲル製造業者としては、例えばグレー
ス(Grace Chem.Co.)が挙げられる。後者では各種の粒
子径(例:10〜30μm;0.5〜1mm;1〜3mm)や物性値の異な
るシリカゲル(懸濁液のpH=5〜7)が生産されてい
る。例えば細孔容積0.3〜1.8cm3/g、比表面積20〜750m2
/gや大、中および小の細孔径を有するシリカゲルが市販
されている。グレース社製品のXWPシリーズに見られるw
ide porous silca gelの細孔径は非常に大で250〜1500
Åに亘っている。
本発明の素材として使用されるシリカゲルは粉末状,粒
子状,または成型した形状の何れでもよいが、後述の方
法でシリカゲルの化学処理を実施する場合を考慮すれ
ば、細かい形状のシリカゲルが好まれる。さらに、内部
に毛細孔が無数に発達しており、細孔径及び比表面積が
大きな多孔質のものが望ましい。例えば本発明のシリカ
ゲル素材としては細孔容積は、少くとも0.3cm3/gである
ことが好ましく、0.4cm3/g以上のものはより好ましい。
さらにシリカゲルの細孔径はできるだけ大きい方が好ま
しく、少くとも50Å以上であるのが好ましく、70Å以上
のものはより好ましい。さらに比表面積について云え
ば、少くとも100m2/gのものが好ましく、さらに200m2/g
以上のものがより好適である。
子状,または成型した形状の何れでもよいが、後述の方
法でシリカゲルの化学処理を実施する場合を考慮すれ
ば、細かい形状のシリカゲルが好まれる。さらに、内部
に毛細孔が無数に発達しており、細孔径及び比表面積が
大きな多孔質のものが望ましい。例えば本発明のシリカ
ゲル素材としては細孔容積は、少くとも0.3cm3/gである
ことが好ましく、0.4cm3/g以上のものはより好ましい。
さらにシリカゲルの細孔径はできるだけ大きい方が好ま
しく、少くとも50Å以上であるのが好ましく、70Å以上
のものはより好ましい。さらに比表面積について云え
ば、少くとも100m2/gのものが好ましく、さらに200m2/g
以上のものがより好適である。
前述した特性を有するシリカゲル素材が好ましい理由は
下記にもとづく。すなわち、前記のような物性値を有す
るシリカゲルは非常に多孔質で、それの毛細孔表面は極
めて活性である。かかるシリカゲルの化学処理を、後述
の方法により実施してアルミノ珪酸塩皮膜を毛細孔の活
性表面に形成させ、次いで、それに、殺菌金属をイオン
交換により安定保持させる際には、反応に関与する化学
種(chemical species)や金属イオンの拡散が迅速に行
われて、化学反応がシリカゲルの細孔表面において、円
滑に進行する利点がある。また本発明の抗菌性組成物中
の殺菌金属は、既述のように、シリカゲル細孔の表面に
好ましい状態でほぼ均質に分布しており、解離した殺菌
性の金属イオンの細孔内拡散は、速かに行われて、殺菌
性金属イオンと菌類の接触面積が大きい状態で菌類の増
殖の抑制や死滅が行われるのである。
下記にもとづく。すなわち、前記のような物性値を有す
るシリカゲルは非常に多孔質で、それの毛細孔表面は極
めて活性である。かかるシリカゲルの化学処理を、後述
の方法により実施してアルミノ珪酸塩皮膜を毛細孔の活
性表面に形成させ、次いで、それに、殺菌金属をイオン
交換により安定保持させる際には、反応に関与する化学
種(chemical species)や金属イオンの拡散が迅速に行
われて、化学反応がシリカゲルの細孔表面において、円
滑に進行する利点がある。また本発明の抗菌性組成物中
の殺菌金属は、既述のように、シリカゲル細孔の表面に
好ましい状態でほぼ均質に分布しており、解離した殺菌
性の金属イオンの細孔内拡散は、速かに行われて、殺菌
性金属イオンと菌類の接触面積が大きい状態で菌類の増
殖の抑制や死滅が行われるのである。
殺菌作用を有する金属イオンとは、実質的に抗菌性、殺
菌性を有する金属イオンであればよく、その種類は特に
限定するものではない。
菌性を有する金属イオンであればよく、その種類は特に
限定するものではない。
代表的には、銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、
カドミウムおよびクロムがあり、これらの金属を単独又
は併用して使用することができる。
カドミウムおよびクロムがあり、これらの金属を単独又
は併用して使用することができる。
本発明において、アルミノ珪酸塩とは以下の一般式で表
わされるものをいう。
わされるものをいう。
ここにxおよびyはそれぞれ金属酸化物及び二酸化珪素
の係数、Mはイオン交換可能な金属、nはMの原子価、
zは水の分子数を表わす。Mは通常Li、Na、Kのような
1価の金属であり、又NH4 +でもよい。さらにこれを、例
えばMg、Ca、Sr.Ba、Mn、Ni、Co又はFeのような2価金
属により部分置換又は完全置換してもよい。
の係数、Mはイオン交換可能な金属、nはMの原子価、
zは水の分子数を表わす。Mは通常Li、Na、Kのような
1価の金属であり、又NH4 +でもよい。さらにこれを、例
えばMg、Ca、Sr.Ba、Mn、Ni、Co又はFeのような2価金
属により部分置換又は完全置換してもよい。
前述のアルミノ珪酸塩よりなる皮膜は結晶質(ゼオライ
ト)でも非晶質でもよく、又両者が併存していてもよ
い。アルミノ珪酸塩皮膜の厚さおよび組成は、シリカゲ
ル原料物質の物性や使用量、アルカリ濃度、アルミン酸
塩の添加量、反応温度および反応時間等により調節でき
る。結晶質、非晶質どちらの場合でもSiO2/Al2O3モル比
は1.4〜40の範囲が好ましい。代表的にはSiO2/Al2O3モ
ル比が1.4〜2.4のA型ゼオライト、上記の比が2〜3の
X型ゼオライト、3〜6のY型ゼオライト、やSiO2/Al2
O3のモル比が主として1.4〜30の非晶質アルミノ珪酸
塩、または前記の結晶質および非晶質アルミノ珪酸塩混
合物が使用される。
ト)でも非晶質でもよく、又両者が併存していてもよ
い。アルミノ珪酸塩皮膜の厚さおよび組成は、シリカゲ
ル原料物質の物性や使用量、アルカリ濃度、アルミン酸
塩の添加量、反応温度および反応時間等により調節でき
る。結晶質、非晶質どちらの場合でもSiO2/Al2O3モル比
は1.4〜40の範囲が好ましい。代表的にはSiO2/Al2O3モ
ル比が1.4〜2.4のA型ゼオライト、上記の比が2〜3の
X型ゼオライト、3〜6のY型ゼオライト、やSiO2/Al2
O3のモル比が主として1.4〜30の非晶質アルミノ珪酸
塩、または前記の結晶質および非晶質アルミノ珪酸塩混
合物が使用される。
次に、本発明にかかる抗菌性組成物の製造法について説
明する。
明する。
本発明にかかる抗菌性組成物は多孔質のシリカゲルをア
ルカリ溶液とアルミン酸塩溶液で化学処理を行なうこと
により得られる。
ルカリ溶液とアルミン酸塩溶液で化学処理を行なうこと
により得られる。
アルカリ溶液としては例えばNaOH、KOH、LiOHのような
アルカリ金属の水酸化物の溶液が用いられ、水溶液相を
アルカリ性、例えばpHは9.5〜11の範囲に保持して処理
が行われる。一方後者のアルミン酸塩溶液としては例え
ばNaAlO2、KAlO2、LiAlO2のようなアルカリ金属のアルミ
ン酸塩溶液が用いられ、なお前記のアルカリ溶液とアル
ミン酸塩溶液を用いたシリカゲルの化学処理は常温また
は加温下に行われる。かかる化学処理によりシリカゲル
の毛細孔表面に存在するSiO2は反応して、イオン交換可
能な金属を含有するアルミノ珪酸塩の皮膜が細孔の活性
表面に形成される。なお本発明の抗菌性組成物の細孔容
積は少くとも0.3cm3/gであって、少くとも100m2/gの比
表面積を有することが、菌類に対する殺菌速度をより促
進して好ましい抗菌〜殺菌力を発揮するためにも必要で
ある。
アルカリ金属の水酸化物の溶液が用いられ、水溶液相を
アルカリ性、例えばpHは9.5〜11の範囲に保持して処理
が行われる。一方後者のアルミン酸塩溶液としては例え
ばNaAlO2、KAlO2、LiAlO2のようなアルカリ金属のアルミ
ン酸塩溶液が用いられ、なお前記のアルカリ溶液とアル
ミン酸塩溶液を用いたシリカゲルの化学処理は常温また
は加温下に行われる。かかる化学処理によりシリカゲル
の毛細孔表面に存在するSiO2は反応して、イオン交換可
能な金属を含有するアルミノ珪酸塩の皮膜が細孔の活性
表面に形成される。なお本発明の抗菌性組成物の細孔容
積は少くとも0.3cm3/gであって、少くとも100m2/gの比
表面積を有することが、菌類に対する殺菌速度をより促
進して好ましい抗菌〜殺菌力を発揮するためにも必要で
ある。
前記の化学処理を終了したシリカゲルは水洗されて、固
相に存在する過剰のアルカリや金属成分は除去される。
水洗はバッチ法またはカーラム法の何れの方法を適用し
てもよい。次いで抗菌〜殺菌金属イオンを皮膜に保持さ
せるためのイオン交換が行われる。つまり、殺菌作用を
有する金属イオン、好ましくは銀、銅、亜鉛、水銀、
錫、鉛、ビスマス、カドミウムおよびクロムからなる群
より選ばれた金属イオンの単独または2種以上を含む塩
類の中性ないし微酸性液で処理される。前記液としては
例えばAgNO3、Cu(NO3)2、AgNO3−Zn(NO3)2のような硝酸
塩、ZnSO4、SnSO4、CuSO4−SnSO4のような硫酸塩、AgCl
O4、Cu(ClO4)2、Zn(ClO4)2、Cd(ClO4)2のような過塩素酸
塩、ZnCl2、ZnCl2−CdCl2のような塩酸塩、Ag−酢酸塩、
Zn−酢酸塩、Cu−酒石酸塩、Cd−クエン酸塩のような有
機酸塩が使用される。さらに殺菌金属の単独または複数
以上をアルミノ珪酸塩皮膜中のイオン交換可能な金属M
と、常温または加温下で、イオン交換させて、所定量の
殺菌金属をイオン結合により皮膜中に安定に担持せしめ
る工程を実施して本発明のシリカを母体とした抗菌性組
成物を調製する。前記のイオン交換に際して使用する殺
菌性塩類含有液中には、他の無抗菌性の金属イオンが共
存していても差支えない。皮膜中のイオン交換可能な金
属Mと殺菌金属の置換率は殺菌金属を含有する塩類溶液
の濃度や組成、イオン交換時の反応温度や時間等により
調節できる。アルミノ珪酸塩皮膜の調製条件および殺菌
性金属イオンのイオン交換条件を調節することにより、
殺菌金属の総量を、例えば0.003〜0.5ミリモル/100m
2(但し無水の抗菌性組成物の表面積100m2基準。)に保
持することも可能である。イオン交換時の液性を前記の
ように調節することにより、シリカゲルの毛細孔の活性
表面に形成された抗菌〜殺菌性のアルミノ珪酸塩皮膜中
の銀、銅、亜鉛等の殺菌性金属イオンの加水分解にもと
づく生成物、例えば酸化物、塩基性塩等のような生成物
の発生により、形成された抗菌性皮膜が汚染されて不純
となり、その結果抗菌性組成物の本来の抗菌〜殺菌能が
低下する傾向を防止することが可能である。上述の殺菌
性金属イオン含有液のイオン交換の代りに、アルコール
類、エステル類等の有機溶媒を用いて、または溶媒〜水
の混合系を用いてイオン交換を実施してもよい。例えば
加水分解を受けやすい殺菌性の金属イオンSn2+を皮膜中
のイオン交換可能な金属Mとのイオン交換により置換す
る際に、メチルアルコール、エチルアルコール等のアル
コール系溶媒を使用すればSnO、SnO2、塩基性錫化合物
等の皮膜への析出を防止することか可能であるので皮膜
の抗菌能を低下される現象を防止することが可能であ
る。次に上記の化学処理を経たシリカゲルは、液中に
殺菌金属イオンが認められなくなるまで、水洗された
後、100〜110℃で乾燥されて本発明の殺菌性組成物が最
終的に調製される。本組成物の用途により、含水率をさ
らに低減する必要がある場合は、減圧乾燥を実施する
か、または200〜350℃に加熱温度を高めて水分を除去す
ればよい。
相に存在する過剰のアルカリや金属成分は除去される。
水洗はバッチ法またはカーラム法の何れの方法を適用し
てもよい。次いで抗菌〜殺菌金属イオンを皮膜に保持さ
せるためのイオン交換が行われる。つまり、殺菌作用を
有する金属イオン、好ましくは銀、銅、亜鉛、水銀、
錫、鉛、ビスマス、カドミウムおよびクロムからなる群
より選ばれた金属イオンの単独または2種以上を含む塩
類の中性ないし微酸性液で処理される。前記液としては
例えばAgNO3、Cu(NO3)2、AgNO3−Zn(NO3)2のような硝酸
塩、ZnSO4、SnSO4、CuSO4−SnSO4のような硫酸塩、AgCl
O4、Cu(ClO4)2、Zn(ClO4)2、Cd(ClO4)2のような過塩素酸
塩、ZnCl2、ZnCl2−CdCl2のような塩酸塩、Ag−酢酸塩、
Zn−酢酸塩、Cu−酒石酸塩、Cd−クエン酸塩のような有
機酸塩が使用される。さらに殺菌金属の単独または複数
以上をアルミノ珪酸塩皮膜中のイオン交換可能な金属M
と、常温または加温下で、イオン交換させて、所定量の
殺菌金属をイオン結合により皮膜中に安定に担持せしめ
る工程を実施して本発明のシリカを母体とした抗菌性組
成物を調製する。前記のイオン交換に際して使用する殺
菌性塩類含有液中には、他の無抗菌性の金属イオンが共
存していても差支えない。皮膜中のイオン交換可能な金
属Mと殺菌金属の置換率は殺菌金属を含有する塩類溶液
の濃度や組成、イオン交換時の反応温度や時間等により
調節できる。アルミノ珪酸塩皮膜の調製条件および殺菌
性金属イオンのイオン交換条件を調節することにより、
殺菌金属の総量を、例えば0.003〜0.5ミリモル/100m
2(但し無水の抗菌性組成物の表面積100m2基準。)に保
持することも可能である。イオン交換時の液性を前記の
ように調節することにより、シリカゲルの毛細孔の活性
表面に形成された抗菌〜殺菌性のアルミノ珪酸塩皮膜中
の銀、銅、亜鉛等の殺菌性金属イオンの加水分解にもと
づく生成物、例えば酸化物、塩基性塩等のような生成物
の発生により、形成された抗菌性皮膜が汚染されて不純
となり、その結果抗菌性組成物の本来の抗菌〜殺菌能が
低下する傾向を防止することが可能である。上述の殺菌
性金属イオン含有液のイオン交換の代りに、アルコール
類、エステル類等の有機溶媒を用いて、または溶媒〜水
の混合系を用いてイオン交換を実施してもよい。例えば
加水分解を受けやすい殺菌性の金属イオンSn2+を皮膜中
のイオン交換可能な金属Mとのイオン交換により置換す
る際に、メチルアルコール、エチルアルコール等のアル
コール系溶媒を使用すればSnO、SnO2、塩基性錫化合物
等の皮膜への析出を防止することか可能であるので皮膜
の抗菌能を低下される現象を防止することが可能であ
る。次に上記の化学処理を経たシリカゲルは、液中に
殺菌金属イオンが認められなくなるまで、水洗された
後、100〜110℃で乾燥されて本発明の殺菌性組成物が最
終的に調製される。本組成物の用途により、含水率をさ
らに低減する必要がある場合は、減圧乾燥を実施する
か、または200〜350℃に加熱温度を高めて水分を除去す
ればよい。
得られる抗菌性組成物中の殺菌金属の総量は、細菌や真
菌に対して好ましい抗菌〜殺菌力を発揮したり、また防
藻効果を挙げるためには、0.003ミリモル/100m2以上で
あることが好ましく、より好ましくは0.005ミリモル/10
0m2以上〔無水の抗菌性組成物の表面積100m2基準〕であ
り、通常は0.03〜0.5ミリモル/100m2の範囲であればよ
い。
菌に対して好ましい抗菌〜殺菌力を発揮したり、また防
藻効果を挙げるためには、0.003ミリモル/100m2以上で
あることが好ましく、より好ましくは0.005ミリモル/10
0m2以上〔無水の抗菌性組成物の表面積100m2基準〕であ
り、通常は0.03〜0.5ミリモル/100m2の範囲であればよ
い。
二種以上の殺菌性金属を使用した場合には、その合計量
が上記の範囲にあることが好ましい。
が上記の範囲にあることが好ましい。
本発明で使用される抗菌性組成物は上述の方法で調製さ
れるが、これを目地材に添加する場合、それの粒子径に
ついては何等制限はない。但し市販のセメント系目地材
の平均粒子径は約10μmのものが多いので、これに合せ
て組成物の粒子径を粉砕機を使用して調整すればよい。
かかる手段を講ずることにより、目地材と抗菌性組成物
を混合して均質化することが容易に行える。次に抗菌組
成物は、それの無水基準で本発明の防カビならびに抗菌
性を有する目地材組成物全体に対して0.1〜25重量%の
範囲で含まれることが好ましい防カビならびに抗菌効果
を発揮する上に望ましい。さらに前記効果を長期間に亘
って保持せしめるためには、1重量%以上の含有はより
望ましい。一方25重量%の上限値を越える含量では、添
加量の添加につれて目地材の機械的強度を劣化させ傾向
が見られる。
れるが、これを目地材に添加する場合、それの粒子径に
ついては何等制限はない。但し市販のセメント系目地材
の平均粒子径は約10μmのものが多いので、これに合せ
て組成物の粒子径を粉砕機を使用して調整すればよい。
かかる手段を講ずることにより、目地材と抗菌性組成物
を混合して均質化することが容易に行える。次に抗菌組
成物は、それの無水基準で本発明の防カビならびに抗菌
性を有する目地材組成物全体に対して0.1〜25重量%の
範囲で含まれることが好ましい防カビならびに抗菌効果
を発揮する上に望ましい。さらに前記効果を長期間に亘
って保持せしめるためには、1重量%以上の含有はより
望ましい。一方25重量%の上限値を越える含量では、添
加量の添加につれて目地材の機械的強度を劣化させ傾向
が見られる。
本発明にいう公知の目地材組成物には、現在公知となっ
ている全ての目地材組成物を含む。
ている全ての目地材組成物を含む。
無機系のものとしてはセメント系材料を主成分とする目
地材組成物、例えば白セメント、ポルトランドセメント
のようなセメント、セメントモルタル、石灰セメントモ
ルタル、細骨材および混和剤の混合物があり、必要によ
り無機系顔料や他の防水剤のような成分を添加してもよ
い。このような公知の目地剤組成物に対して前述の抗菌
性組成物の粒状または粒状品を所定量添加して混和し均
質化することにより本発明の目地材組成物を得ることが
できる。かゝる本発明の目地材組成物は水を25〜50%加
えて、混和するのみで実用に供することが可能である。
また便法として、市販のセメント系の目地材に本発明で
使用する抗菌性組成物を必要量加えて湿式混合して使用
に供することもできる。例えばアクリル樹脂系の高分子
エマルジョンを主体とするもののような有機系の目地材
を使用することができ、前述の抗菌性組成物を既述した
範囲の含有量になるように添加し、均一分散させて使用
すればよい。
地材組成物、例えば白セメント、ポルトランドセメント
のようなセメント、セメントモルタル、石灰セメントモ
ルタル、細骨材および混和剤の混合物があり、必要によ
り無機系顔料や他の防水剤のような成分を添加してもよ
い。このような公知の目地剤組成物に対して前述の抗菌
性組成物の粒状または粒状品を所定量添加して混和し均
質化することにより本発明の目地材組成物を得ることが
できる。かゝる本発明の目地材組成物は水を25〜50%加
えて、混和するのみで実用に供することが可能である。
また便法として、市販のセメント系の目地材に本発明で
使用する抗菌性組成物を必要量加えて湿式混合して使用
に供することもできる。例えばアクリル樹脂系の高分子
エマルジョンを主体とするもののような有機系の目地材
を使用することができ、前述の抗菌性組成物を既述した
範囲の含有量になるように添加し、均一分散させて使用
すればよい。
作用 本発明にかかる抗菌性組成物及び防カビならびに抗菌性
を有する目地材組成物は以下のような作用を有する。
を有する目地材組成物は以下のような作用を有する。
抗菌性組成物の母体として用いられるシリカゲルは多孔
質であり、その細孔表面は活性であるという特徴を有す
る。そのため、アルミノ珪酸塩被膜の形成やイオン交換
に際し、化学種や金属イオンの拡散が迅速に行われ、化
学反応がシリカゲル表面で速やかに進行する。
質であり、その細孔表面は活性であるという特徴を有す
る。そのため、アルミノ珪酸塩被膜の形成やイオン交換
に際し、化学種や金属イオンの拡散が迅速に行われ、化
学反応がシリカゲル表面で速やかに進行する。
本願のシリカゲルを母体とした抗菌性組成物の有する細
孔の大きさは、公知のアルミノ珪酸塩系の抗菌剤に比較
してより大きいので、本組成物の解離にもとづく殺菌性
の金属イオンは孔内を拡散して容易に菌類と接触しやす
い状態になる。一方公知のアルミノ珪酸塩を母体とする
抗菌性組成物、例えば抗菌性ゼオライトにおいては、そ
れの細孔径が小さいので、解離した殺菌性の金属イオン
の拡散に時間がかかり、場合によっては、菌類との接触
が不可能になることもあった。従って、多孔質のアルミ
ノ珪酸塩粒子を用いて見かけの比表面積を増大させても
実質的に殺菌金属と菌とが接触しうる面積はさして増大
せず、抗菌性能も期待されるほどには増大しなかった。
つまり、殺菌金属が母体の表面に存在していても菌と接
触できないデッドスペースが存在していたのである。
孔の大きさは、公知のアルミノ珪酸塩系の抗菌剤に比較
してより大きいので、本組成物の解離にもとづく殺菌性
の金属イオンは孔内を拡散して容易に菌類と接触しやす
い状態になる。一方公知のアルミノ珪酸塩を母体とする
抗菌性組成物、例えば抗菌性ゼオライトにおいては、そ
れの細孔径が小さいので、解離した殺菌性の金属イオン
の拡散に時間がかかり、場合によっては、菌類との接触
が不可能になることもあった。従って、多孔質のアルミ
ノ珪酸塩粒子を用いて見かけの比表面積を増大させても
実質的に殺菌金属と菌とが接触しうる面積はさして増大
せず、抗菌性能も期待されるほどには増大しなかった。
つまり、殺菌金属が母体の表面に存在していても菌と接
触できないデッドスペースが存在していたのである。
本発明にかかる抗菌性組成物ではこのようなことはな
く、母体の表面に存在するすべての殺菌金属が菌と接触
可能であり、有効に作用する。
く、母体の表面に存在するすべての殺菌金属が菌と接触
可能であり、有効に作用する。
さらに、本発明では母体たるシリカゲルを殺菌金属で置
換されたアルミノ珪酸塩で被覆しているので、内部に存
在し菌と接触することのない、いわば無駄な殺菌金属の
量は大巾に減少した。
換されたアルミノ珪酸塩で被覆しているので、内部に存
在し菌と接触することのない、いわば無駄な殺菌金属の
量は大巾に減少した。
以上の二つの要因のために、殺菌金属の有効利用率、す
なわち、使用した金属に対する表面に存在する金属の動
合が著しく向上し、少ない使用量で優れた防カビならび
に抗菌性能を得ることができる。
なわち、使用した金属に対する表面に存在する金属の動
合が著しく向上し、少ない使用量で優れた防カビならび
に抗菌性能を得ることができる。
さらに本願の目地材に混和して使用される抗菌性組成物
は、抗菌〜殺菌作用のみならず、シリカゲル本来の吸湿
特性も依然保持している。本願の抗菌性組成物は一種の
電解質であり、殺菌金属の保持能も優れており、これは
吸湿状態では解離して容易に殺菌金属イオンを放出す
る。この金属イオンは孔内を容易に拡散して菌類と接触
してこれを死滅させる効果がある。
は、抗菌〜殺菌作用のみならず、シリカゲル本来の吸湿
特性も依然保持している。本願の抗菌性組成物は一種の
電解質であり、殺菌金属の保持能も優れており、これは
吸湿状態では解離して容易に殺菌金属イオンを放出す
る。この金属イオンは孔内を容易に拡散して菌類と接触
してこれを死滅させる効果がある。
従って、抗菌性組成物を目地材と混合して本願の防カビ
ならびに抗菌能を有する目地材組成物を調製した場合
に、多量の金属の存在による光照射時に見られる目地材
組成物の変色、着色等の物性変化を軽減して耐候性のよ
り優れた、抗菌能の高い目地材組成物を得ることが可能
になった。
ならびに抗菌能を有する目地材組成物を調製した場合
に、多量の金属の存在による光照射時に見られる目地材
組成物の変色、着色等の物性変化を軽減して耐候性のよ
り優れた、抗菌能の高い目地材組成物を得ることが可能
になった。
次に本願で使用する抗菌性組成物の調製に関する参考実
施例を下記に記載する。
施例を下記に記載する。
参考実施例−1 本例はシリカゲルを母体とし、殺菌金属として銀と亜鉛
を複合させた本発明の抗菌性組成物の調製例に関するも
のである。
を複合させた本発明の抗菌性組成物の調製例に関するも
のである。
シリカゲル〔豊田(株)の球状シリカゲル(比表面積、
450m2/g;細孔径、60A;細孔容積、0.75ml/g;粒子径、40m
eshパス)〕約1.3kgに対して脱塩水2.5lが添加され、次
いで混合液は400〜450rpmで撹拌されて均質のスラリー
液とされた。これに対して、0.5N水酸化ナトリウム溶液
が徐々に加えられて最終的にスラリー液のpHが9.5〜10.
0になるように調節された。上記のスラリー液に対して
0.27モル/lの濃度のアルミン酸ナトリウム水溶液約2.6l
が加えられた後、スラリー液は20°〜23℃で約15時間、
450〜500rpmで撹拌されてシリカゲルの細孔表面へアル
ミノ珪酸塩の皮膜形成が行われた。次いで過が行わ
れ、得られた固相は水洗されて、固相に存在する過剰の
アルカリや未反応のアルミン酸ナトリウムは除去され
た。この場合の水洗時の液のpHは約9に保持された。
前記の水洗終了済みの固相に対してAgNO3−Zn(NO3)2混
合液(AgNO3およびZn(NO3)2として、それぞれ、0.6Mお
よび0.2Mを含有する水希釈液;pH=4.1)が添加され、得
られた混合液は、20°〜21℃に保持され、約15時間に亘
り450〜500rpmで連続撹拌された。上記のイオン交換反
応を実施して、殺菌性の銀および亜鉛を含有する抗菌性
組成物は調製され、次いでこれは過された後水洗され
て固相に存在する過剰の銀および亜鉛は除去された。水
洗品は100°〜110℃で乾燥されて本発明のシリカゲルを
母体とし、殺菌金属として銀および亜鉛を含有する抗菌
性組成物が調製された。
450m2/g;細孔径、60A;細孔容積、0.75ml/g;粒子径、40m
eshパス)〕約1.3kgに対して脱塩水2.5lが添加され、次
いで混合液は400〜450rpmで撹拌されて均質のスラリー
液とされた。これに対して、0.5N水酸化ナトリウム溶液
が徐々に加えられて最終的にスラリー液のpHが9.5〜10.
0になるように調節された。上記のスラリー液に対して
0.27モル/lの濃度のアルミン酸ナトリウム水溶液約2.6l
が加えられた後、スラリー液は20°〜23℃で約15時間、
450〜500rpmで撹拌されてシリカゲルの細孔表面へアル
ミノ珪酸塩の皮膜形成が行われた。次いで過が行わ
れ、得られた固相は水洗されて、固相に存在する過剰の
アルカリや未反応のアルミン酸ナトリウムは除去され
た。この場合の水洗時の液のpHは約9に保持された。
前記の水洗終了済みの固相に対してAgNO3−Zn(NO3)2混
合液(AgNO3およびZn(NO3)2として、それぞれ、0.6Mお
よび0.2Mを含有する水希釈液;pH=4.1)が添加され、得
られた混合液は、20°〜21℃に保持され、約15時間に亘
り450〜500rpmで連続撹拌された。上記のイオン交換反
応を実施して、殺菌性の銀および亜鉛を含有する抗菌性
組成物は調製され、次いでこれは過された後水洗され
て固相に存在する過剰の銀および亜鉛は除去された。水
洗品は100°〜110℃で乾燥されて本発明のシリカゲルを
母体とし、殺菌金属として銀および亜鉛を含有する抗菌
性組成物が調製された。
参考実施例−1で試作された抗菌性組成物の比表面積は
319m2/g(BETのN2ガス吸着により測定値)であり、細孔
容積は0.67cm3/gであり、また銀および亜鉛の定量値は
それぞれ3.79%および0.83%(無水基準)であった。参
考実施例−1で得られた抗菌性組成物(無水基準)の表
面積100m2当りの銀および亜鉛量はそれぞれ0.11ミリモ
ルおよび0.04ミリモルであった。
319m2/g(BETのN2ガス吸着により測定値)であり、細孔
容積は0.67cm3/gであり、また銀および亜鉛の定量値は
それぞれ3.79%および0.83%(無水基準)であった。参
考実施例−1で得られた抗菌性組成物(無水基準)の表
面積100m2当りの銀および亜鉛量はそれぞれ0.11ミリモ
ルおよび0.04ミリモルであった。
本発明にかゝわる無機系ならびに有機系目地材組成物の
抗菌力評価試験としてカビの抵抗性評価試験とシェーク
フラスコ法による菌数の経時変化の測定が実施された。
抗菌力評価試験としてカビの抵抗性評価試験とシェーク
フラスコ法による菌数の経時変化の測定が実施された。
カビの抵抗性評価試験 カビの抵抗試験は、後述の方法で試作された試験片を用
いて、ASTMG−21の試験法に準拠して行われた。培地の
組成としてはKH2PO4(0.7g)、K2HPO4(0.7g)、MgSO4・
7H2O(0.7g)、NH4NO3(1.0g)、NaCl(0.005g)、FeSO
4・7H2O(0.002g)、ZnSO4・7H2O(0.002g)、MnSO4・7H2O
(0.001g)、寒天(15g)、および純水1000mlよりなる
培地が使用された。また試験菌としてはAspergillus ni
ger(ATCC9642)、Penicillium funiculsum(ATCC964
4)、Chaetomium globosum(ATCC6205)、Trichoderma
T−1(ATCC−9645)、およびAureobasidium pullulans
(ATCC9348)の5種を用い、これらの菌が混合接種され
た。
いて、ASTMG−21の試験法に準拠して行われた。培地の
組成としてはKH2PO4(0.7g)、K2HPO4(0.7g)、MgSO4・
7H2O(0.7g)、NH4NO3(1.0g)、NaCl(0.005g)、FeSO
4・7H2O(0.002g)、ZnSO4・7H2O(0.002g)、MnSO4・7H2O
(0.001g)、寒天(15g)、および純水1000mlよりなる
培地が使用された。また試験菌としてはAspergillus ni
ger(ATCC9642)、Penicillium funiculsum(ATCC964
4)、Chaetomium globosum(ATCC6205)、Trichoderma
T−1(ATCC−9645)、およびAureobasidium pullulans
(ATCC9348)の5種を用い、これらの菌が混合接種され
た。
培養は相対湿度85〜95%で30日間に亘って行われ、試験
結果の評価は下記の5段階に分けて実施された。
結果の評価は下記の5段階に分けて実施された。
シェークフラスコ法による抗菌力の評価試験 本発明の目地材組成物や比較例の目地材組成物の抗菌力
の評価試験として真菌(Aspergillus niger)を用い
て、シェークフラスコ法による菌数の経時変化の測定が
実施された。測定概要を下記に述べる。
の評価試験として真菌(Aspergillus niger)を用い
て、シェークフラスコ法による菌数の経時変化の測定が
実施された。測定概要を下記に述べる。
(i)Aspergillus niger菌液の調製−ポテトデキスト
ロース寒天斜面培地を用いて25℃で7日間培養した試験
菌の分生子を滅菌0.05%ポリソルベート80を加えた生理
食塩水に浮遊させて107cells/mlの懸濁液を調製し、こ
れを適時希釈して試験に供した。
ロース寒天斜面培地を用いて25℃で7日間培養した試験
菌の分生子を滅菌0.05%ポリソルベート80を加えた生理
食塩水に浮遊させて107cells/mlの懸濁液を調製し、こ
れを適時希釈して試験に供した。
(ii)シェークフラスコ法−被検体(約10×10mm;厚さ
約3mm)2枚をリン酸緩衝液70ml入った200ml一定容フラ
スコに入れ、さらに試験菌懸濁液を入れて〜105cells/m
lになるようにした。次いで得られた混合液は25±5℃
で振とうされて所定時間作用され、経時的に生菌数が測
定された。生菌数測定に際しては後記の培地が使用さ
れ、これに液0.1mlが分散され、30℃で48時間後に生存
固体数が測定された。
約3mm)2枚をリン酸緩衝液70ml入った200ml一定容フラ
スコに入れ、さらに試験菌懸濁液を入れて〜105cells/m
lになるようにした。次いで得られた混合液は25±5℃
で振とうされて所定時間作用され、経時的に生菌数が測
定された。生菌数測定に際しては後記の培地が使用さ
れ、これに液0.1mlが分散され、30℃で48時間後に生存
固体数が測定された。
(iii)使用菌株−Aspergillus niger IFO−31125 (iv)培地−真菌(Aspergillus niger);Sabouraud De
xtrose Agar(BBL); 実施例−1 本例は防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物の調
製し、これの抗菌力試験に関するものである。
xtrose Agar(BBL); 実施例−1 本例は防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物の調
製し、これの抗菌力試験に関するものである。
本例においては、本発明の無機系の目地材組成物の成形
体が試作され、これを用いて既述の方法によりカビ抵抗
性試験が実施された。
体が試作され、これを用いて既述の方法によりカビ抵抗
性試験が実施された。
ポルトランドセメント、川砂、およびメチルセルロース
混和剤よりなる市販の目地材混合物(平均粒子径=11μ
m)に対して、参考実施例−1で得られた抗菌性組成物
(表面積319m2/g、細孔面積0.67cm3/g、Ag=0.11ミリモ
ル/100m2、Zn=0.04ミリモル/100m2)の微粉砕品(平均
粒子径10μm)がそれの無水物として、防カビならびに
抗菌性を有する目地材組成物全体に対して1.0%および
2.0%になるうように添加された。上記の混和物はV−
ミキサーを用いて均質になるように混和された。次いで
混和物に対して、約35%水が加えられ、引続き混和され
た後、50×50mm(厚さ約3mm)のプレート状成形体に加
圧成形された。得られた成形体は風乾され、これを用い
て、前述の方法により、カビの抵抗性評価試験が行われ
て表−2記載の結果が得られた。
混和剤よりなる市販の目地材混合物(平均粒子径=11μ
m)に対して、参考実施例−1で得られた抗菌性組成物
(表面積319m2/g、細孔面積0.67cm3/g、Ag=0.11ミリモ
ル/100m2、Zn=0.04ミリモル/100m2)の微粉砕品(平均
粒子径10μm)がそれの無水物として、防カビならびに
抗菌性を有する目地材組成物全体に対して1.0%および
2.0%になるうように添加された。上記の混和物はV−
ミキサーを用いて均質になるように混和された。次いで
混和物に対して、約35%水が加えられ、引続き混和され
た後、50×50mm(厚さ約3mm)のプレート状成形体に加
圧成形された。得られた成形体は風乾され、これを用い
て、前述の方法により、カビの抵抗性評価試験が行われ
て表−2記載の結果が得られた。
表記の抗菌性組成物(参考実施例−1で得られた組成物
の微粉砕品)を1.0%および2.0%含有する目地材組成物
の検体(50×50mm;厚さ約3mm)では、表示したように、
評価値は0であり、カビの発生が全く見られなかった。
一方抗菌性組成物を含有しない、比較用の検体1−BL
(50×50mm;厚さ約3mm) では評価値は2であり、被検体の全表面積の10〜30%に
亘って菌の発育が認められた。上記の試験よりも本発明
の防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物は優れた
防カビ性能を発揮していることは明らかである。
の微粉砕品)を1.0%および2.0%含有する目地材組成物
の検体(50×50mm;厚さ約3mm)では、表示したように、
評価値は0であり、カビの発生が全く見られなかった。
一方抗菌性組成物を含有しない、比較用の検体1−BL
(50×50mm;厚さ約3mm) では評価値は2であり、被検体の全表面積の10〜30%に
亘って菌の発育が認められた。上記の試験よりも本発明
の防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物は優れた
防カビ性能を発揮していることは明らかである。
実施例−2 本例は防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物の調
製と、これの抗菌力試験に関するものである。
製と、これの抗菌力試験に関するものである。
本例においては本発明の有機系の目地材組成物の成形体
が試作され、これを用いてカビ抵抗性試験が実施され
た。
が試作され、これを用いてカビ抵抗性試験が実施され
た。
抗菌性組成物としては参考実施例−1で得られた抗菌性
組成物(表面積319m2/g、細孔容積0.67cm3/g、Ag=0.11
ミリモル/100m2、Zn=0.04ミリモル/100m2)の平均粒子
径10μmの微粉砕品が、防カビならびに抗菌性を有する
有機系目地材組成物全体に対して、表−3記載の1.5%
および4.0%の含有量になるように添加された。この場
合有機系の目地材としてはアクリル樹脂系エマルジョン
(内装用目地材)が使用された。これは前記の抗菌性組
成物と混和されてペースト状混和物とされた後、約35kg
/cm2・Gで加圧成形されて目地材の成形体(50×50mm;
厚さ約3mm)とされた。上記の試験片を用いて、既述の
方法により、カビ抵抗性試験が実施された。
組成物(表面積319m2/g、細孔容積0.67cm3/g、Ag=0.11
ミリモル/100m2、Zn=0.04ミリモル/100m2)の平均粒子
径10μmの微粉砕品が、防カビならびに抗菌性を有する
有機系目地材組成物全体に対して、表−3記載の1.5%
および4.0%の含有量になるように添加された。この場
合有機系の目地材としてはアクリル樹脂系エマルジョン
(内装用目地材)が使用された。これは前記の抗菌性組
成物と混和されてペースト状混和物とされた後、約35kg
/cm2・Gで加圧成形されて目地材の成形体(50×50mm;
厚さ約3mm)とされた。上記の試験片を用いて、既述の
方法により、カビ抵抗性試験が実施された。
試験結果を表−3に示した。本発明で使用する殺菌金属
として銀および亜鉛を保持させた抗菌性組成物を含有し
てなる有機系の目地材組成物は、 試験片2−1および2−2に見られるように、カビ抵抗
性試験の評価値は何れも0であり、カビの発育が全く見
られず、優れた抗菌能を示している。なほ抗菌剤を含ま
ぬ試験片2−BLではカビの発育が認められ、評価値は1
〜2の中間であった。
として銀および亜鉛を保持させた抗菌性組成物を含有し
てなる有機系の目地材組成物は、 試験片2−1および2−2に見られるように、カビ抵抗
性試験の評価値は何れも0であり、カビの発育が全く見
られず、優れた抗菌能を示している。なほ抗菌剤を含ま
ぬ試験片2−BLではカビの発育が認められ、評価値は1
〜2の中間であった。
実施例−3 本例は防カビならびに抗菌性を有する無機系目地材組成
物の調製と、これを用いた抗菌力の試験に関するもので
ある。抗菌力試験としては、真菌の経時変化の測定が実
施された。
物の調製と、これを用いた抗菌力の試験に関するもので
ある。抗菌力試験としては、真菌の経時変化の測定が実
施された。
ポルトランドセメント(75重量%)、川砂(15重量%)
およびメチルセルロース混和剤(10重量%)よりなる無
機系目地材組成物(平均粒子径11μm)に対して参考実
施例−1で得られた抗菌性組成物(表面積319m2/g、細
孔容積0.67cm3/g、Ag=0.11ミリモル/100m2、Zn=0.04
ミリモル/100m2)の微粉砕品(平均粒子径10μm)が、
それの無水物として、防カビならびに抗菌性を有する目
地材組成物全体に対して1.0%になるように添加され
た。上記の混合物に対して約35%の水が添加され、混和
された後50×50mm(厚さ約3mm)のプレート状成形体に
成形された。上記成形体はさらに切断されて小試験片3
−1(約10×10mm;厚さ約3mm)とされた後風乾された。
なほ抗菌剤を含有しない比較用の小試験片3−BLが、上
記と同一法で成形された後、風乾された。
およびメチルセルロース混和剤(10重量%)よりなる無
機系目地材組成物(平均粒子径11μm)に対して参考実
施例−1で得られた抗菌性組成物(表面積319m2/g、細
孔容積0.67cm3/g、Ag=0.11ミリモル/100m2、Zn=0.04
ミリモル/100m2)の微粉砕品(平均粒子径10μm)が、
それの無水物として、防カビならびに抗菌性を有する目
地材組成物全体に対して1.0%になるように添加され
た。上記の混合物に対して約35%の水が添加され、混和
された後50×50mm(厚さ約3mm)のプレート状成形体に
成形された。上記成形体はさらに切断されて小試験片3
−1(約10×10mm;厚さ約3mm)とされた後風乾された。
なほ抗菌剤を含有しない比較用の小試験片3−BLが、上
記と同一法で成形された後、風乾された。
上記の小試験片を用いて、前述したシェークフラスコ法
により、抗菌力の評価試験が行われた。試験に際して
は、真菌Aspergillus nigerか使用されてシェークフラ
スコ法により菌数の経時変化が測定された。
により、抗菌力の評価試験が行われた。試験に際して
は、真菌Aspergillus nigerか使用されてシェークフラ
スコ法により菌数の経時変化が測定された。
比較例−1 本例は比較用の無機系目地材の調製とこれを用いた抗菌
力の試験に関するものである。抗菌力試験としては真菌
の経時変化の測定が実施された。
力の試験に関するものである。抗菌力試験としては真菌
の経時変化の測定が実施された。
ポルトランドセメント(75重量%)、川砂(15重量%)
およびメチルセルロース混和剤(10重量%)よりなる無
機系目地材組成物(平均粒子径11μm)に対して、抗菌
性ゼオライト(NaAgZnZ;Ag=3.97%;Zn=1.27%(但し
無水物としての含有量);平均粒子径3.4μm;Z=A型ゼ
オライトの母体)の微粉末が、それの無水物として、抗
菌性ゼオライトを含有する目地材組成物全体に対して1.
0%になるように添加された。上記の混合物に対して約3
5%の水が添加され混和された後50×50mm(厚さ約3mm)
のプレート状成形体に成形された。上記の成形体はさら
に切断されて小試験片比較−1(約10×10mm;厚さ約3m
m)とされた後、風乾された。
およびメチルセルロース混和剤(10重量%)よりなる無
機系目地材組成物(平均粒子径11μm)に対して、抗菌
性ゼオライト(NaAgZnZ;Ag=3.97%;Zn=1.27%(但し
無水物としての含有量);平均粒子径3.4μm;Z=A型ゼ
オライトの母体)の微粉末が、それの無水物として、抗
菌性ゼオライトを含有する目地材組成物全体に対して1.
0%になるように添加された。上記の混合物に対して約3
5%の水が添加され混和された後50×50mm(厚さ約3mm)
のプレート状成形体に成形された。上記の成形体はさら
に切断されて小試験片比較−1(約10×10mm;厚さ約3m
m)とされた後、風乾された。
上記の小試験片を用いて、前述したシェークフラスコ法
により、抗菌力の評価試験が行われた。
により、抗菌力の評価試験が行われた。
試験結果を表−4に記載した。本発明の目地材を成形し
た検体(3−1)を使用した場合、Aspergillus niger
の生菌数は、6時間経過時点で、1.2×104個/mlであ
り、これは98.6%の死滅率に相当する。さらに12時間の
経過では、生菌数は6.9×102個/mlであり、死滅率は99.
9%に相当する。24時間経過では菌は完全に死滅してい
る。一方、公知の抗菌性ゼオライトを含む目地材組成物
を成形して得られた検体(比較−1)を使用時は、6時
間および12時間の経過時点のAspergillus nigerの死滅
率はそれぞれ93.0%および99.5%であり、さらに24時間
経過でも菌は残存しており、完全に死滅していない。な
ほ抗菌剤を含有しない空試験用の検体(3−BL)使用時
の菌数の経時変化は表記の如くである。
た検体(3−1)を使用した場合、Aspergillus niger
の生菌数は、6時間経過時点で、1.2×104個/mlであ
り、これは98.6%の死滅率に相当する。さらに12時間の
経過では、生菌数は6.9×102個/mlであり、死滅率は99.
9%に相当する。24時間経過では菌は完全に死滅してい
る。一方、公知の抗菌性ゼオライトを含む目地材組成物
を成形して得られた検体(比較−1)を使用時は、6時
間および12時間の経過時点のAspergillus nigerの死滅
率はそれぞれ93.0%および99.5%であり、さらに24時間
経過でも菌は残存しており、完全に死滅していない。な
ほ抗菌剤を含有しない空試験用の検体(3−BL)使用時
の菌数の経時変化は表記の如くである。
検体3−1および比較−1の目地材中の銀および亜鉛の
抗菌金属の含量はほゞ同量に近く、むしろ後者の方が若
干高い。しかしながら、表−4に示したように、抗菌力
は比較−1より3−1検体を使用時に、より優れた結果
が得られている。
抗菌金属の含量はほゞ同量に近く、むしろ後者の方が若
干高い。しかしながら、表−4に示したように、抗菌力
は比較−1より3−1検体を使用時に、より優れた結果
が得られている。
両者検体使用時のかゝる抗菌力の差異は、シリカゲルを
母体とした抗菌性組成物とゼオライトを母体とする抗菌
剤の基本構造の差異、両者抗菌剤中の殺菌金属の分布状
態の差異、殺菌金属イオンの孔内拡散速度の差異、殺菌
金属イオンと菌との接触率の差異等にもとづくものと思
考される。
母体とした抗菌性組成物とゼオライトを母体とする抗菌
剤の基本構造の差異、両者抗菌剤中の殺菌金属の分布状
態の差異、殺菌金属イオンの孔内拡散速度の差異、殺菌
金属イオンと菌との接触率の差異等にもとづくものと思
考される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/02 K 9127−2E //(C04B 28/02 14:06 Z 2102−4G 14:04 C 2102−4G 20:10 2102−4G 24:38) A 2102−4G
Claims (4)
- 【請求項1】シリカゲルの表面に殺菌作用を有する金属
イオンを保持したアルミノ珪酸塩の皮膜を有することを
特徴とする抗菌性組成物及び公知の目地材組成物を含む
防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物。 - 【請求項2】抗菌性組成物が、殺菌作用を有する金属イ
オンとして銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カ
ドミウムおよびクロムの金属イオン群より選ばれた1種
または2種以上の金属イオンを保持している請求項1に
記載の防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物。 - 【請求項3】抗菌性組成物が、少くとも0.3cm3/gの細孔
容積と少なくとも100m2/gの比表面積を有することを特
徴とする請求項1または2のいづれかに記載の防カビな
らびに抗菌性を有する目地材組成物。 - 【請求項4】抗菌性組成物が、それの無水基準で、防カ
ビならびに抗菌性を有する目地材組成物全体に対して、
0.1〜25重量%含まれることを特徴とする請求項1ない
し3のいづれか一項に記載の防カビならびに抗菌性を有
する目地材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2113164A JPH0699174B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2113164A JPH0699174B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0412041A JPH0412041A (ja) | 1992-01-16 |
| JPH0699174B2 true JPH0699174B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=14605175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2113164A Expired - Fee Related JPH0699174B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 防カビならびに抗菌性を有する目地材組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699174B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09303576A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックバルブ |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4942949B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2012-05-30 | 電気化学工業株式会社 | セメント組成物 |
| WO2021187532A1 (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-23 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 金属がドープされた多孔質シリカを含むスラリーの製造方法 |
| JP7694078B2 (ja) * | 2020-05-27 | 2025-06-18 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 金属がドープされた多孔質シリカを含むスラリーの製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53116288A (en) * | 1977-03-23 | 1978-10-11 | Toshiba Corp | Disinfectant-attached adsorbent |
| JPS62243665A (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-24 | Hagiwara Giken:Kk | 防カビならびに抗菌能を有する目地材組成物 |
| JPH02111709A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-24 | Agency Of Ind Science & Technol | 粉末状抗菌抗かび剤及びその製法 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2113164A patent/JPH0699174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09303576A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックバルブ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0412041A (ja) | 1992-01-16 |
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