JPH0699498B2 - ポリマーの処理工程 - Google Patents

ポリマーの処理工程

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JPH0699498B2
JPH0699498B2 JP2315275A JP31527590A JPH0699498B2 JP H0699498 B2 JPH0699498 B2 JP H0699498B2 JP 2315275 A JP2315275 A JP 2315275A JP 31527590 A JP31527590 A JP 31527590A JP H0699498 B2 JPH0699498 B2 JP H0699498B2
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ジョセフ アーセノウルト ジレス
ジェームス マーシャル アレクサンダー
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ポリサー ラバー コーポレイション
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C2/00Treatment of rubber solutions
    • C08C2/02Purification
    • C08C2/04Removal of catalyst residues

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、水素化ニトリルゴムからロジウム触媒残渣
を除去する工程を提供する。
発明の背景 ポリマーの水素化及び引続いてそのポリマーから水素化
触媒を分離することは、両方とも(例えば)米国特許4,
396,761;4,510,293及び4,595,749に引用されているよう
に、単位操作として十分に知られている。
更に具体的にいうと、あるロジウムを含んだ触媒はニト
リルゴムの“選択的な”水素化には特に適していること
が知られている。(即ち、炭素−窒素三重結合の水素化
が行なわれず、炭素−炭素二重結合の選択的水素化が行
なわれる)。
英国特許1,558,491には不飽和ニトリルゴムを水素化す
る工程において、クロロロジウム(トリストリフェニル
ホスフィン)、RhCl(PPh3の使用を教示している。
米国特許4,464,515は不飽和ニトリルゴムの選択的水素
化の工程において、ヒドリドロジウムテトラキス(トリ
フェニルホスフィン)触媒、HRh(PPh3の使用を教
示している。これらの公知の工程は両方とも、最初に不
飽和ニトリルゴムは粘稠なゴム溶液を供給するため適当
な溶媒に溶かす。次いで触媒をゴム溶液に溶かす。これ
らの水素化工程は、基質と触媒が同一相に含まれるた
め、均一であるといわれている。
上述の均一な水素化工程のどちらか一方で作られる選択
的に水素化されたニトリルゴムは不飽和ニトリルゴムに
比べて熱誘導分解を受けにくくなる。上述の均一な工程
の一つの長所は、この工程が炭素−炭素二重結合の水素
化の触媒作用に必要な触媒は最小量で効果的であるとい
うことである。反対に均一な触媒工程の不利な点は、反
応が終った時にその系から触媒を除去することが概して
全く困難であることである。(不均一な工程と比べる
と、不均一系は触媒が溶解せず、従って濾過または遠心
分離によって容易に分離できる。) ロジウムは活性な触媒金属であるので、最終生成物の品
質を向上させるため水素化ゴムからそれを除去すること
が望ましい。さらにロジウムが大変高価なため、ロジウ
ムの回収に経済的な刺激を与えている。水素化ゴムから
ロジウムの回収を促している先行技術はほとんどない。
例外として米国の同時係属出願226,883(1988年8月出
願)には、水素化ゴムから得たロジウムを含む溶液を処
理する方法が教示されている。しかし前述の願書の方法
は、細かく分割した有機添加物の使用を要求しており、
その添加物はもしそれが十分に除去されないと水素化ニ
トリルゴム生成物を汚染するポテンシャルを有してい
る。
さらにイオン交換樹脂を用いて非粘稠な化学生産工程の
流れからロジウム複合体を回収することも知られてい
る。
ケミカルアブストラクト(“CA")以下(CA)という。7
5:10 879f(1971)には、イオン交換樹脂を用いてオキ
ソ反応工程の流れからロジウム含有触媒を分離すること
が述べられている。
CA85:588K(1976)には、チオールで官能性化された(f
unctionalized)樹脂を用いて触媒を含む使用済の有機
溶液から第7族の金属を回収することが教示されてい
る。
CA87:26590p(1977)には、二段工程即ち(i)貴金属
含有の水溶液を触媒担体から金属を抽出して作り、(i
i)貴金属をイオン交換樹脂で吸着させることが述べら
れている。
CA95:10502r(1981)は、塩酸及び硝酸を用いて使用済
触媒から金属を抽出して白金及びロジウムを回収し、引
続いてイオン交換塔を用いて金属を分離することに関連
する。
今までは、選択されたイオン交換樹脂を用いて水素化さ
れたニトリルゴム溶液からのロジウムの除去は開示され
なかった。この方法は細かく分割した添加物を必要とせ
ず、すぐれた回収効率を提供する。
発明の要約 水素化ニトリルゴムからロジウム含有の触媒残渣を除去
する改善された工程は、イオン交換樹脂に炭化水素相が
接触していることから成り、前記炭化水素相は i)水素化ニトリルゴム ii)ロジウム含有の触媒残渣及び iii)炭化水素溶剤を含み、前記イオン交換樹脂は a)第一級アミン b)第二級アミン c)チオール d)カルボジチオエート e)チオ尿素及び f)ジチオカルバメート から選択された官能基を有する巨体網状樹脂であること
を特徴とする。
発明の詳細な説明 ここで用いられているように、“水素化ニトリルゴム”
という用語は、不飽和ニトリルゴムに含まれている元の
炭素−炭素二重結合の少なくとも80%、望ましくは90か
ら99.5モル%の水素化によって得られた生成物をいって
いる。不飽和ニトリルゴムはC3-5α,β不飽和ニトリル
モノマーとC4-6共役ジェンモノマーとの共重合体であ
る。代表的な例としてはアクリロニトリル−ブタジェン
ゴムがあるが、普通はNBRといわれている。不飽和ニト
リルゴムは周知の遊離基乳化重合工程によって作られ
る。アクリロニトリルとブタジェンの重合によって作ら
れた代表的な不飽和ニトリルゴムには、20から50重量%
の結合アクリロニトリル単位と結合ブタジェンがバラン
スして含まれている。多くの費用のかからない卑金属触
媒(例えばラネーニッケル、コバルトアルキル及びアル
ミニウムアルキル)はニトリルゴムの水素化の触媒作用
には十分活性ではなく及び/または選択的でない(即ち
それらは又炭素−窒素三重結合の還元に触媒作用を及ぼ
す。)ので、ロジウム含有触媒により水素化ニトリルゴ
ムを製造することが好ましい。水素化ニトリルゴムの触
媒としてロジウム含有複合体が使用されることは、米国
特許4,464,515及び英国特許1,558,491に述べられてお
り、その特許は開示され引用される。
この発明の工程は選択された官能基を有する巨大網状樹
脂の使用を必要としている。“巨大網状”の用語はイオ
ン交換の専門用語においてありふれた平凡な意図を伝達
することを意味している。即ち多孔質のイオン交換樹脂
は平均して0.7ml/g以上の細孔容積を有している。商業
的に利用できる巨大網状樹脂は100m2/g又はそれ以上の
表面積を有する。その樹脂として代表的なものは、架橋
した共重合体、特にスチレン−ジビニルベンゼン共重合
体を含む。
イオン交換樹脂にとって巨大網状であることは必要では
あるが、この条件はそれ自体十分ではない。ふさわしい
イオン交換樹脂はさらにa)第一級アミン b)第二級アミン c)チオール d)カルボジチオエート e)チオ尿素及び f)ジチオカルバメート から選択された官能基を有することによって特徴づけら
れている。
望ましい樹脂はさらに45%以上の気孔率(水銀細孔計法
で測定)を有し、かつ250オングストローム単位以上の
平均孔径を有することによって特徴づけられる。望まし
い樹脂はさらに乾燥量基準で0.2から2.5mmの間の粒度分
布を有し、600から900g/の間のかさ密度(湿量基準)
を有することによって特徴づけられる。
官能基を有するイオン交換樹脂はよく知られており、商
業的にも利用できる。しかし多くの商業的に利用でき、
官能性化(以下官能化という)された樹脂は巨大網状で
なくしたがってこの発明の使用には適していない。それ
ゆえに官能基を有するイオン交換樹脂が提供するいろい
ろな技術の説明は添付実施例で示す。
この発明の好ましい実施態様において、適したイオン交
換樹脂は床式に配置、特に“カラム”(即ちイオン交換
樹脂の粒子に合った円筒形の容器)の中に樹脂を充てん
して組み立てる。さらに具体的にいうと、平均粒子直径
が0.2から2.5mmの間にあり湿式かさ密度が600から900g/
の間にあるイオン交換樹脂を細かいメッシュ篩を通し
てカラム床に入れ用いられるのが望ましい。一方ロジウ
ム含有の水素化ニトリルゴムの溶液はカラムを通過させ
る。
ゴム溶液は0.5から20重量/重量%ゴム(望ましくは3
から9%)を含み、したがって粘稠である。驚いたこと
にロジウムを10ppm(ロジウム重量/溶液重量基準)未
満含んだ粘稠なゴム溶液はイオン交換樹脂塔(即ち適切
な樹脂で充てんされた)を用いて処理するとうまくいく
ということが発見された。特に温度が60℃から140℃の
間の時である。60℃以下の温度で用いることはできるが
低い工程効率が得られる。160℃以上の温度では、イオ
ン交換樹脂の部分分解のポテンシャルのため用いられる
べきではない操作温度は90から120℃が非常に望まし
い。
当業者によって正当に評価されるだろうが、本質的な圧
力低下は小さな粒子の床を通過する溶液の流れによって
もたらされる。この現象は、溶液が粘稠で、粒子が大変
細かい時に特に著しい。この発明の大変望ましい実施態
様においては、イオン交換樹脂床を通過するロジウム含
有の水素化ニトリルゴム溶液の流れの結果の圧力低下は
床高1フィートに付0.5から30ポンド/平方インチゲー
ジ(psig)でありまた全圧力低下は10psigから180psig
である。さらに発明の詳細は下記の限定されない実施例
によって提供する。
実施例 1 この実施例はアミンで官能化もされた巨大網状樹脂の調
製とその樹脂の使用を具体的に説明している。
巨大網状樹脂は架橋したジビニルベンゼン−スチレン共
重合体で、800m2/gの表面積を有し、バイオラッドラボ
ラトリーズ(Bio Rad Laboratories)でバイオビーズSM
16(Bio Beads SM 16)の商標名で市販されている。
(別段の記述がない限り、ここ及び下記の実施例で用い
られる基礎になる樹脂は“プロセス”級(“Processed"
grade)で、即ち樹脂メーカーによって洗浄し篩別され
たものである。)入手した樹脂は使用前に減圧で60℃で
乾燥した。
発明の実験10及び11に用いられた樹脂は、最初に次のよ
うにクロロメチル化を行なった。31gの樹脂、100mlの塩
化メチレン及び50gのクロロメチルエチルエーテルを最
初に撹拌されている500mlの三口フラスコに入れた。次
いで反応混合物を0から5℃の間に冷却し、引続いて32
5mlの無水塩化スズをゆっくりと加えた。室温で24時間
撹拌した後、樹脂を濾過して集め、テトラヒドロフラン
(“THF")/水(1/1容積比):THF/水+塩酸(10%濃度
の塩酸を含む1/1容積比),水,THF,メタノール及び塩化
メチレンで洗浄した。樹脂はさらにソックスレー抽出器
で溶剤として塩化メチレンを用い12−14時間洗浄した。
60℃で真空下に乾燥の後、灰色がかった色の樹脂(39
g)が得られた。
実験10では、第一級アミンの官能性(‐CH2NH2)を有す
る樹脂を、上述したクロロメチル化樹脂にフタルイミド
カリウムを反応させて調製した。得られたフタルイミド
メチル樹脂はヒドラジン水和物を用いて処理し、第一級
アミン基を与えた。
実験11では、第二級アミンの官能性(‐CH2-(NH CH2CH
2)n-NHCH2CH2Cl)を有する樹脂を、クロロメチル化樹
脂に2−メチル−2オキサゾリンとヨウ化カリウムを反
応させて調製した。得られた樹脂は単離し、次いでカセ
イソーダ水溶液で処理し、官能基を得た。
アミンで官能化した樹脂が水素化ニトリルゴムの溶液か
らロジウムを除去する能力は、下に述べる方法で測定さ
れた。
8から14%(重量/重量基準)のゴムを含む水素化ニト
リルゴムのモノクロロベンゼン溶液は、米国特許4,464,
515の工程により得られたロジウム含有触媒及びトリフ
ェニルホスフィン補触媒の存在下にアクリロニトリル−
ブタジェンゴムを水素化して調製した。
6%の水素化ニトリルゴムを含む“標準”ゴム溶液はモ
ノクロロベンゼンで希釈して調製した。(ここ及び下記
の実施例で用いられる“標準ゴム溶液”の用語はこの溶
液をいう。) 150mlの標準ゴム溶液は第1表で示した0.5gの樹脂と共
に、撹拌されている500ml三つ口フラスコに加えた。こ
の反応混合物な撹拌し、窒素ガスを用い5時間還流させ
た。次いで樹脂は濾過によって混合物から除去した。ゴ
ムは回転蒸発器を用い溶剤を蒸発相させて回収し、引続
いて減圧オーブンで60℃で乾燥した。回収したゴムのサ
ンプルは、原子吸光分析法によりロジウム含量を分析し
た。その結果は第1表に示す。
比較実験12では、処理をしない150mlの標準のゴム溶液
からゴムを上述の蒸気/乾燥方法により回収した。対照
実験からのゴムは原子吸光分析法で分析した結果104ppm
を含むことが分かった。
実験10及び11で回収したゴムのロジウム含量はそれぞれ
27ppmであり、74%のロジウム(即ち比較実験3のゴム
のロジウム含量に比べて)が回収されたことを示してい
る。実験10及び11で回収されたゴムのトリフェニルホス
フィン分析はそれぞれ0.71及び1.31重量%で、これらの
イオン交換樹脂は驚いたことに遊離のトリフェニルホス
フィンの存在下にも効果的であることを具体的に説明し
ている。
実施例 2(比較例) これは比較例で、そこでは官能化されない巨大網状樹脂
が水素化ニトリルゴムのロジウム含有のモノクロロベン
ゼン溶液からロジウムを除去する試みに用いられた。
下に述べる例外は別として、この実施例で用いられる条
件は実施例1のと全く同一であった。
i)2gの官能化されていない巨大網状樹脂(実施例1の
実験10及び11に用いた0.5gの官能化された樹脂の代り
に)を用いた。
ii)この実施例に用いたゴム溶液のロジウム濃度はぎり
ぎりに低かった。(実施例1で述べた104ppmのロジウム
の代りに89ppm) この実施例の実験から回収したゴムには、ロジウム79pp
m含んでいることが分った。これはロジウムのわずか11
%回収されていないことを示している。
実施例 3 カルボジチオエートの官能性を有する巨大網状樹脂は下
記に述べるような臭素化、リチウム化及び二硫化炭素と
の反応によって調製された。
最初の臭素化反応は、還流冷却器、機械的撹拌機及び滴
下漏斗を備えた三つ口の1フラスコで達成した。実施
例1で述べた20gの巨大網状樹脂を300mlの塩化メチレン
及び0.5gの塩化第二鉄と共にフラスコに加えた。混合物
を暗所で30分撹拌し、引続いて30.3gの臭素を(55mlの
塩化メチレンに解かし)滴下した。
さらに1時間暗所で撹拌した後、混合物は加熱し4.5時
間還流させ次いで室温で一晩撹拌した。反応混合物は過
剰の遊離の臭素により依然として赤色であった。亜硫酸
水素ナトリウム水溶液(5%,100ml)を注意付加す撹拌
しながら溶液に加えた。樹脂は濾過で集め、塩化メチレ
ン、アセトン、アセトン−水(2:1)、アセトン、ベン
ゼン及びメタノールで洗浄し次いでソックスレー抽出器
で溶剤として塩化メチレンを用いて一晩洗浄した。真空
下60℃で乾燥後、28.6gの淡いベージュ色の樹脂が得ら
れた。
臭素化樹脂を分析した所、30.5重量%の臭素を含有して
いることを示した。
次いで臭素化樹脂のリチウム化は次のようにして達成し
た。8.0gの上述の臭素化樹脂と100mlの乾燥テトラヒド
ロフラン(THF)(以下THFという)の混合物を、機械的
撹拌器、冷却器及びゴム製隔膜を備えた500mlの三つ口
フラスコに入れた。系は窒素ガスで置換し、反応中は窒
素ガスの下に保持した。混合物は0℃に冷却し、n−ブ
チルリチウムヘキサン溶液(ヘキサン中2.5M,30ml)を
注射器を用いて滴下した。反応混合物は0℃で30分間、
次いで室温で1時間撹拌した。このリチウム化した樹脂
は単離することなく次のステップに用いた。
次いでリチウムカルボジチオエート(‐C.S2 -Li+)の官
能性を有する樹脂は下記のよにして調製した。
臭化第一銅と臭化リチウムのTHFの溶液を上述のリチウ
ム化樹脂に加え、混合物を0℃に保持した。次いで二硫
化炭素を混合物に加え所望の官能性をもたらした。
上述のカルボジチオエートで官能化した樹脂が水素化ニ
トリルゴムの溶液からロジウムを除去する能力は、実施
例1で述べた方法により実験41で測定した。実験41で回
収されたゴムのロジウム含量は9.2ppmと測定された。こ
れはロジウムの91%が除去されたことを示す。
次いで上述の方法(即ちカルボジチオエートで官能化し
た樹脂の調製及び標準ゴム溶液からロジウムを除去する
ための樹脂の使用)はくり返された。この“複製され
た”カルボジチオエートで官能化された樹脂は実験42で
使用した。実験42から回収したゴムのロジウム含量は、
原子吸光分析法で5.8ppmと測定された。これはロジウム
の94%が除去されたことを示す。
最後に、カルボキシジチオエートで官能化された樹脂は
出発樹脂として“未加工”(“un-processed")級の樹
脂で調製した。(即ち基礎となる樹脂は同じメーカー、
即ちバイオ−ラッドラボラトリーズ(Bio-Rad Laborato
ries)から入手したが出荷前にメーカーによって予洗
(pre-wash)及び分別は行われなかった。)この“未加
工”樹脂は上述の方法を用いて臭素化、リチウム化し二
硫化炭素と反応させた。その結果得たカルボジチオエー
トは実施例1で述べたように標準の水素化ゴム溶液と類
似の溶液からロジウムを除去する。(その違いは実験43
の溶液はたった87ppmのロジウムを含んでいることであ
る。)実験43から回収されたゴムのロジウム含量は原子
吸光分析法により7.9ppmと測定された。(ロジウム87%
除去) 実施例 4(比較例) これは官能化された非巨大網状樹脂が調製され、水素化
ニトリルゴムのロジウム含有溶液からロジウムを除去す
る試みに用いられた比較例である。
出発樹脂は非巨大網状のポリスチレン/ジビニルベンゼ
ンイオン交換樹脂でダウケミカル社(Dow Chemical Com
pany)からDOW-PSDVBの名称で市販されている。リチウ
ムカルボジチオエートの官能性は実施例3で述べた方法
によって樹脂に導入されてきた。(即ち臭素化、リチウ
ム化及び二硫化炭素との処理。) 0.5gの官能化された非巨大網状樹脂は実施例1に述べた
方法により、水素化ニトリルゴム(ゴムの〔ロジウム〕
=61ppm)の溶液を処理するのに用いられた。この実施
例の実験から回収されたゴムは、57ppmのロジウムを含
有し、これはロジウムの7%未満が樹脂によって除去さ
れたことを示す。
実施例 5 この実施例はさらに硫黄を含有した官能性を有する巨大
網状樹脂の調製と使用を具体的に説明している。
実施例1の実験10で用いた第一級アミンで官能化された
樹脂(即ち‐CH2NH2の官能性を有する)はこの実施例の
実験51及び52で出発樹脂として用いられた。
実験51では上述の第一級アミンで官能化された樹脂はア
ルキルイソチオシアナートと反応してチオ尿素で官能化
された巨大網状樹脂を提供した。
実験52ではカルバメートで官能化された樹脂は二硫化炭
素を第一級アミンで官能化された樹脂と反応して調製さ
れた。
実験53ではチオール官能基を有する巨大網状樹脂が用い
られた。
上述の樹脂は、実施例1で述べられた方法を用いて実施
例1の標準ゴム溶液のサンプルからロジウムを除去する
のに用いられた。結果は第2表に示す。
実施例 6 この実施例はこの発明の望ましい実施態様におけるイオ
ン交換塔の使用を具体的に説明する。
用いられた樹脂は実験53のチオールで官能化された巨大
網状樹脂であった。さらに特徴づけるとこの樹脂は0.3
−1.2mmの粒度分布と約800g/のかさ密度を有してい
た。樹脂の約60g(乾燥重量)は長さが約91cm、内径が
約1.9cmのカラムに充てんされた。
吸着実験は水素化ニトリルゴムのロジウムを含有するモ
ノクロロベンゼン溶液を充てんカラム(一回は基準液を
通して)を通して54時間連続して行なわれた。
〔注:いくつかの異なった水素化ゴム溶液はこの実施例
に用いられた。溶液は注意深く標準化されなかった。従
って3つの異なった未処理溶液のサンプルは第4表に示
したように3つの異なった時間に分析した。) カラムは80と100℃の間で予熱し、ゴム溶液も50と70℃
の間で予熱した。ゴム溶液は一般に5.6と6.4%の間の水
素化ニトリルゴム(重量/重量基準)を含み、これを4
と10g/minの間の流量でカラムに加えた。サンプル1−
6はカラムに存在するゴムのロジウム濃度を定量するた
めに分析した。サンプルC2,C4及びC6はカラムでの処理
に先立ちゴム溶液のロジウム濃度を定量するため分析
し、これらの比較サンプルはそれぞれサンプル2,4及び
6に先立って取り出した。ロジウム分析は実施例1に述
べた方法により達成した。
データは第3表に示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素化ニトリルゴムからロジウム含有の触
    媒残渣を除去する工程において、前記工程はイオン交換
    樹脂に炭化水素相が接触していることから成り、前記炭
    化水素相は i)水素化ニトリルゴム ii)ロジウム含有の触媒残渣及び iii)炭化水素溶剤を含み、前記イオン交換樹脂はa)
    第一級アミン b)第二級アミン c)チオール d)カルボジチオエート e)チオ尿素及び f)ジチオカルバメート から選択された官能基を有する官能性化巨大網状樹脂で
    あることを特徴とする工程。
  2. 【請求項2】官能性化巨大網状樹脂は、45%以上の気孔
    率、0.2から2.5mmの粒度分布及び100m2/g以上の表面積
    を有することを特徴とする請求項1.に記載の工程。
  3. 【請求項3】官能性化巨大網状樹脂は、スチレン‐ジビ
    ニルベンゼン共重合体樹脂より作られることを特徴とす
    る請求項2.に記載の工程。
  4. 【請求項4】60℃から120℃の温度で処理することを特
    徴とする請求項3.に記載の工程。
JP2315275A 1989-11-20 1990-11-20 ポリマーの処理工程 Expired - Lifetime JPH0699498B2 (ja)

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US438037 1989-11-20

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JPH03210304A JPH03210304A (ja) 1991-09-13
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US (1) US4985540A (ja)
EP (1) EP0429017B1 (ja)
JP (1) JPH0699498B2 (ja)
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