JPH0699531B2 - 耐衝撃性スチレン系樹脂の製造方法 - Google Patents

耐衝撃性スチレン系樹脂の製造方法

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JPH0699531B2
JPH0699531B2 JP62137714A JP13771487A JPH0699531B2 JP H0699531 B2 JPH0699531 B2 JP H0699531B2 JP 62137714 A JP62137714 A JP 62137714A JP 13771487 A JP13771487 A JP 13771487A JP H0699531 B2 JPH0699531 B2 JP H0699531B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゴム状物質を粒状で均一に分散させることに
より、耐衝撃性を付与するとともに、外観特性を改善し
た耐衝撃性スチレン系樹脂の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] アクリロニトリルとブタジエンとスチレンとの共重合樹
脂すなわちABS樹脂は、耐油性、剛性、耐熱性、耐衝撃
性が優れ、しかも良好な外観を有することから、各種電
気製品、自動車部品、ハウジング用品として使用されて
いるが、アクリロニトリルを原料とするためコスト高に
なるのを免れず、汎用材料として利用するには限度があ
る。
このため、アクリル系単量体を使用することなく、ゴム
状物質の存在下でスチレンを段階的に重合させることに
より耐衝撃性スチレン樹脂を製造する方法が提案されて
いるが(特公昭49−7343号公報)、このようにして得ら
れる耐衝撃性スチレン樹脂は、外観及び剛性が劣り、家
庭電気製品や音響機器などの材料としては、不適当であ
る。
また、ゴム変性スチレン系重合樹脂の製造に際し、重合
触媒や連鎖移動剤を数回に分割して添加することによ
り、物性の向上をはかることも行われているが(特開昭
57−141414号公報)、この方法によっても耐衝撃性その
他の物性の改善には限度があり、ABS樹脂に匹敵する樹
脂を得ることはできない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、アクリロニトリル系単量体を使用することな
く、ABS樹脂に匹敵する優れた物性、すなわち耐衝撃
性、耐熱性、剛性が優れ、良好な外観特性、加工流動性
を示すゴム変性スチレン系樹脂を連続的に製造する方法
を提供することを目的としてなされたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、優れた物性を有するゴム変性スチレン系
樹脂を得る方法について種々研究を重ねた結果、ゴム状
物質の存在下で、スチレン系単量体を特定条件のもとで
重合率を制御しながら段階的に重合させることにより、
アクリロニトリル成分を含ませなくてもABS樹脂に匹敵
する、もしくは優れた物性を示すゴム変性スチレン系樹
脂が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至った。
すなわち、本発明は、溶剤の存在下、ゴム状物質を含む
スチレン系単量体を、重合開始剤として有機酸化物又は
有機過酸化物及び連鎖移動剤を用い連続的に重合させて
耐衝撃性スチレン系樹脂を製造するに当り、 (イ) 原料混合物中の溶剤の量を25重量%以下、ゴム
状物質の量を3〜12重量%とすること、 (ロ) 原料混合物100重量部当り0.001〜0.20重量部の
有機過酸化物を使用し、その少なくとも一部を重合開始
時に原料混合物中へ加えること、 (ハ) 第1段階で前記ゴム物質の重量の0.1〜1.5倍の
重合体が生成するまで塊状重合を行うこと (ニ) さらに第2段階において、全単量体の重合転化
率18〜40%になるまでかきまぜながら塊状重合を続行
し、重合体中にゴム状物質を粒子状に分散させること、
及び (ホ) 第3段階で塊状重合及び/又は懸濁重合によ
り、ゴム状物質含有量3〜20重量%のスチレン系重合体
が得られるまで重合させることを特徴とする耐衝撃性ス
チレン系樹脂の製造方法、及び溶剤の存在下、ゴム状物
質を含むスチレン系単量体又はスチレン系単量体を主体
とする単量体混合物を、重合開始剤として有機酸化物を
用い、かつ連鎖移動剤の存在下で、連続的に重合させて
耐衝撃性スチレン系樹脂を製造するに当り、 (イ) 原料混合物中の溶剤の量を25重量%以下、ゴム
状物質の量を3〜12重量%とすること、 (ロ) 原料混合物100重量部当り0.001〜0.20重量部の
有機過酸化物を使用し、その少なくとも一部を重合開始
時に原料混合物中へ加えること、 (ハ) 第1段階で原料混合物の全量100重量部当りの
有機過酸化物の分解量(重量部)をX1、連鎖移動剤の添
加量(重量部)をY1としたとき、 1.0≦X1/Y1≦3.0 となるように添加して前記ゴム物質の重量の0.1〜1.5倍
の重合体が生成するまで塊状重合を行う,こと (ニ) さらに第2段階において、原料混合物の全量10
0重量部当りの有機過酸化物の分解量(重量部)をX2
連鎖移動剤の添加量(重量部)をY2としたとき、 1.0≦X2/Y2≦4.5 となるように添加して全単量体の重合転化率18〜40%に
なるまでかきまぜながら塊状重合を続行し、重合体中に
ゴム状物質を粒子状に分散させること、及び (ホ) 第3段階で塊状重合及び/又は懸濁重合によ
り、ゴム状物質含有量3〜20重量%のスチレン系重合体
が得られるまで重合させることを特徴とする耐衝撃性ス
チレン系樹脂の製造方法を提供するものである。
本発明の製造方法に用いるスチレン系単量体としては、
例えば、スチレン、ビニルトルエン、p-メチルスチレ
ン、t-ブチルスチレン、α‐メチルスチレンなどがあ
る。
次に、本発明に用いるゴム状物質としては、例えば、ポ
リブタジエン、ポリイソプレン、スチレン‐ブタジエン
ランダム共重合体、スチレン‐ブタジエンブロック共重
合体、スチレン‐ブタジエン‐スチレン系ブロック共重
合体、クロロプレンゴム、スチレン‐イソプレン共重合
体などがある。
これらは、単独で用いてもよいし、また2種以上混合し
て用いてもよい。
これらのゴム状物質は、原料溶液中濃度3〜12重量%に
して使用する必要がある。
この濃度が3重量%以下では、所望の耐衝撃性が得られ
ず、12重量%以上では、溶液粘度が著しく高くなり、原
料の送液が困難となる。
本発明は溶剤の存在下で行われるが、この溶剤として
は、反応生成物に対する溶解性の高いものであればどの
ようなものも使用することができる。特に芳香族炭化水
素類、例えば、トルエン、キシレン、エチルベンゼンの
単独又は2種以上の混合物が好適である。
さらに、ゴム状物質及びスチレン系単量体からの重合生
成物の溶解を阻害しない範囲で、他の溶剤、例えば、脂
肪族炭化水素類、ジアルキルケトン類を芳香族炭化水素
類と併用することができる。
これらの溶剤は、25重量%以下の範囲で使用することが
必要である。この使用量が25重量%を越えると重合速度
が著しく低下し、かつ得られる樹脂の耐衝撃強度の低下
が大きくなり、また、溶剤の回収エネルギーが大となり
経済性も劣るので、好ましくない。
これらの溶剤は重合が進み反応液が高粘度となってから
添加しても良く、重合開始時から添加しておいてもよ
い。重合に先立って5〜15重量%添加しておく方が、品
質の均一性、重合温度制御の点で好ましい。
本発明において重合開始剤として用いる有機過酸化物に
は、例えば、2,2-ビス(t−ブチルペルオキシ)ブタ
ン、2,2-ビス(t-ブチルペルオキシ)オクタン、1,1-ビ
ス(t−ブチルペルオキシ)‐3,3,5-トリメチルシクロ
ヘキサン、1,1-ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘ
キサン、n-ブチル、4,4-ビス(t−ブチルペルオキシ)
バレート等のペルオキシケタール類、ジ‐t-ブチルペル
オキシド、t-ブチルクミルペルオキシド、ジ‐クミルペ
ルオキシド、α,α′‐ビス(t−ブチルペルオキシイ
ソプロピル)ベンゼン、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(t-ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(t−
ブチルペルオキシ)ヘキシン‐3等のジアルキルペルオ
キシド類、アセチルペルオキシド、イソブチリルペルオ
キシド、オクタノイルペルオキシド、デカノイルペルオ
キシド、ラウロイルペルオキシド、3,5,5-トリメチルヘ
キサノイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、2,
4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、m-トルオイルペル
オキシド等のジアシルペルオキシド類、ジ‐イソプロピ
ルペルオキシジカーボネート、ジ‐2-エチルヘキシルペ
ルオキシジカーボネート、ジ‐n-プロピルペルオキシジ
カーボネート、ジ‐ミリスチルペルオキシジカーボネー
ト、ジ‐2-エトキシエチルペルオキシジカーボネート、
ジ‐メトキシイソプロピルペルオキシジカーボネート、
ジ(3-メチル‐3-メトキシブチル)ペルオキシジカーボ
ネート等のペルオキシジカーボネート類、t-ブチルペル
オキシアセテート、t-ブチルペルオキイソブチレート、
t-プチルペルオキシピバレート、t-プチルペルオキシネ
オデカノエート、クミルペルオキシネオデカノエート、
t-プチルペルオキシ‐2-エチルヘキサノエート、t-ブチ
ルペルオキシ‐3,5,5-トリメチルヘキサノエート、t-プ
チルペルオキシノウレート、t-プチルペルオキシベンゾ
エート、ジ‐t-プチルペルオキシイソフタレート、2,5-
ジメチル‐2,5-ジ(ベンソイルペルオキシ)ヘキサン、
t-ブチルペルオキジイソプロピルカーボネート等のペル
オキシエステル類、アセチルアセントペルオキシド、メ
チルエチルケトンペルオキシド、シクロヘキサノンペル
オキシド、3,3,5-トリメチルシクロヘキサノンペルオキ
シド、メチルシクロヘキサノンペルオキシド等のケトン
ペルオキシド類、t-プチルヒドロペルオキシド、クメン
ヒドロペルオキシド、ジ‐イソプロピルベンゼンヒドロ
ペルオキシド、p-メタンヒドロペルオキシド、2,5-ジメ
チルヘキサン‐2,5-ジヒドロペルオキシド、1,1,3,3-テ
トラメチル‐ブチルヒドロペルオキシド等のヒドロペル
オキシド類がある。
これらを単独又は2種以上を混合して使用することがで
きる。
本発明においては、有機過酸化物の使用量は、原料混合
物100重量部当り、0.001〜0.20重量部を添加し、そして
必ずその一部は、重合開始時に添加することが必要であ
る。
本発明の製造方法の第1段階では、前記ゴム状物質に対
し、重量で0.1〜1.5倍の範囲、好ましくは0.3〜1.2倍の
範囲になるまでスチレン系単量体をグラフト重合させ
る。
この第1段階においては、前記ゴム状物質が、相転移現
象で粒子化する臨界重合転化率以下になるように重合が
行われる。
第1段階では、通常、50〜140℃、好ましくは、70〜130
℃の温度範囲で、一定温度に維持して重合するのが好ま
しい。
本発明の製造方法に添加する有機過酸化物は、少なくと
もその一部が重合開始時に添加されていればよく、残り
は第1段階で全部添加してもよいし、また、第2段階あ
るいは、それ以後の段階で添加してもよい。
次いで、第2段階では、第1段階で得た反応混合物を50
〜160℃、好ましくは60〜150℃の温度で、連続的に重合
反応を進行させ、重合転化率18〜40%とする。
この際、前記ゴム状物質が、最終的に得られるペレット
において平均ゴム粒径0.5〜1.5ミクロンとなるようにか
きまぜることが必要である。なお第2段階における系内
のゴム状物質に対する重合体の重量比は16以上となり、
この段階で相転移が起こり、前記ゴム状物質の相はほと
んど全て粒子化する。
第1段階、第2段階の中に、酸化防止剤として、ヒンダ
ードフエノール類、ヒンダードビスフエノール類、ヒン
ダードトリスフエノール類等、例えば、2,6-ジ‐t-ブチ
ル‐4-メチルフエノール、ステアリル‐β‐(3,5-ジ‐
t-ブチル‐4-ヒドロキシフエニル)プロピオネートを添
加することができる。
本発明の製造方法においては、上記のようにして得た第
2段階の重合混合物をさらに第3段階でゴム状物質含有
量3〜20重量%のスチレン系重合体が得られるまで重合
を続行する。
本発明における重合反応形式は、第1段階及び第2段階
では塊状重合方法により行われるが、第3段階は、塊状
重合又は懸濁重合あるいは両者の組合せのいずれであっ
てもよい。
本発明における第1段階、第2段階及び第3段階は、そ
れぞれ各1槽の反応槽を用いて行ってもよいし、またそ
れぞれの段階を2以上の反応槽で行ってもよい。
次にもう1つの発明の重合開始剤として有機過酸化物及
び連鎖移動剤を使用する場合の連鎖移動剤は、メルカプ
タン類、α‐メチルスチレンリニアダイマー、テルピノ
ーレン類である。
本発明の方法においては、連鎖移動剤を各階段において
分割添加し、かつその添加量を重合開始剤として用いる
有機過酸化物の分解量と関連させて選択しながら重合さ
せるのが有利である。
すなわち、原料混合物の全量100重量部に対する、第1
段階における連鎖移動剤の添加量Y1(重量部)、第2段
階における連鎖移動剤の添加量Y2(重量部)は、次の範
囲内で選ばれる。
1.0≦X1/Y1≦3.0 1.0≦X2/Y2≦4.5 ただし、X1とX2は、それぞれ第1段階及び第2段階にお
ける有機過酸化物の原料混合物100重量部当りの分解量
(重量部)である。例えば、有機過酸化物として、1,1-
ビス(t-ブチルペルオキシ)−3,3,5-トリメチルシクロ
ヘキサンを、第1段階で、0.04重量部仕込んだ時、第1
段階及び第2段階における前記有機過酸化物分解量は、
次式により算出される。
ただし、Kdは、1,1-ビス(t-ブチルペルオキシ)‐3,3,
5-トリメチルシクロヘキサンの分解速度定数(mol/・
hr・゜K)で、反応温度をT(゜K)としたとき、次式に
従って求めることができる。
Kd=6.969×1018exp(−16720/T) またθは滞留時間(hr)である。
なお、上記については第1段階の反応温度を99℃、第2
段階の反応温度を115℃とし、滞留時間はいずれも1.2時
間として計算した。
本発明においては、このような反応条件を選択すること
により、より優れた耐衝撃性と外観特性を有するゴム変
性スチレン系樹脂を得ることができる。
本発明方法によると、ゴム状物質含有量3〜20重量%、
平均ゴム粒径0.5〜1.5μm、ゴム粒径分布1.2〜1.4、ゲ
ル含有率14〜53重量%、膨潤度6〜14を有する、耐衝撃
性、加工流動性、耐熱性、剛性に優れ、かつ良好な表面
光沢を示すゴム変性スチレン系樹脂を得ることができ
る。
このようにして得られたゴム変性スチレン系樹脂は、所
望に応じ酸化防止剤、着色料、滑剤、充てん剤、離型
剤、可塑剤、帯電防止剤などを配合し、種々の用途に供
される。
[発明の効果] 本発明によると、アクリロニトリル成分を含ませずに、
ABS樹脂に匹敵するもしくはより優れた物性をもつゴム
変性スチレン系樹脂すなわち耐衝撃性、外観特性、加工
流動性、耐熱性及び剛性等の品質総合バランスに優れた
ゴム変性スチレン系樹脂を得ることができ、家庭電気製
品、音響機器等に広く使用できる。
[実施例] 本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
本実施例及び比較例においては、下記の測定方法を使用
した。
(1)分散粒子径の測定 樹脂の超薄切片法による透過型電子顕微鏡写真(拡大倍
率10,000倍)を撮影し、写真中の分散粒子約800〜2,000
個の粒子数を測定して求める。
電子顕微鏡写真に映った分散粒子は完全な円形ではない
ので粒子の長手方向径aと短幅方向径bに測り、次式に
より粒子径を算出する。
平均粒子径Ds(μ)=ΣniDi3/ΣniDi2 粒径分布Ds/Dn =(ΣniDi3/ΣniDi2)/(ΣniDi/Σni) ただし、niは、粒子径Diを有する分散粒子の個数であ
る。
(2)ゲル量及び膨潤度 2gの樹脂に200mlのトルエンを加えて3時間激しく震盪
し、溶解あるいは膨潤させる。次に遠心分離機にてゲル
を沈降させた後、デカンテーションで上澄液を捨て、沈
降したゲルを秤量する。このようにして得られたトルエ
ン膨潤ゲルを常温で24時間自然乾燥後60℃、3〜5mmHg
の減圧下で6時間乾燥させ、デシケータ中での冷却後秤
量する。ゲル含有量は、乾燥ゲルの重量を樹脂重量で除
して重量%で示す。膨潤指数はトルエン膨潤ゲルの重量
を乾燥ゲル重量で除した商の数値で示す。
(3)メルトフローレート(g/10分) JIS K 7210に準拠(200℃、5kg)して測定。
(4)アイゾット衝撃強度 JIS K 7110(ノッチ付)に準拠して測定。
(5)曲げ弾性率 ASTM D 790に準拠して測定。
(6)光沢 JIS Z 8741(入射角60゜)に準拠して測定。
(7)熱変形温度 JIS K 6871に準拠して測定。
実施例1 10/時間の供給速度で、以下の混合物を、13の第1
重合器(第1段階)に連続的に送液する。
ローシスポリブタジエンゴム(旭化成製、商品名;NF35A
S: 100℃におけるムーニー粘度35のもの)7.5重量部スチレ
ン 87.5重量部 エチルベンセン 5.0重量部 計 100 重量部 1,1-ビス(t-ブチルペルオキシ)‐ 3,3,5-トリメチルシクロヘキサン0.040重量部 n-ドデシルメルカプタン 0.013重量部 ミネラルオイル 0.5 重量部 酸化防止剤(チバガイギー社製:商品名:イルガノック
ス1076) 0.070重量部 第1重合器は、温度93℃とし、得られた重合生成物は、
仕込ゴム量に対し、0.53倍(重量比)であった。位相差
顕微鏡観察では、白いゴムの連続相に、黒いポリスチレ
ンの粒子が見られ、いまだゴム相は粒子化していなかっ
た。
次に、このゴムグラフト液とn-ドデシルメルカプタン
(0.030重量部)を混合したものを連続的に、13の第
2重合器(第2段階)に送液する。温度112℃で、かく
はん速度300rpmとし、ゴム粒径を調整する。出口の重合
転化率は、24.3%であった。
このものは、さらに、19の第3重合器、次いで20の
第4重合器に送液され、温度128〜180℃で重合した。出
口の重合転化率は、90.4%であった。
得られた重合反応液は、脱気工程に導入し、常法にて、
揮発性成分を除去し、シリンダー状のペレットを得た。
次に、このペレットを射出成形し、その成形品の物性を
測定した。この結果を第1表に示す。
実施例2及び3 第1表に示したような、n-ドデシルメルカプタン添加量
及び第1重合器(第1段階)での温度に変えたこと以外
は実施例1と同様の操作を行った。
このものの射出成形品の物性を第1表に示す。
実施例4 ゴム状物質として、ハイシスポリブタジエン(宇部興産
(株)製:BR15HB:100℃のムーニ粘度40のもの)を使用
し、n-ドデシルメルカプタン量及び第2段階の温度、重
合転化率をかくはん速度を変えた以外は、実施例1と同
様に行った。得られたものの射出成形品についての物性
を測定し、その結果を第1表に示す。
実施例5 ゴム状物質の仕込量を第1表に示すように変えた以外
は、実施例2と同様に行った。得られた樹脂の射出成形
品の物性を測定し、その結果を第1表に示す。
実施例6 実施例5において、第2重合器で得られた重合反応液を
6の第3重合器に送液した。重合温度131℃で重合転
化率は41.3%であった。
この重合物100重量部を、リン酸三カルシウム3重量部
及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.02重量部
を含む水150重量部に懸濁させ、この懸濁液に、ベンゾ
イルペルオキシド0.3重量部、ジ‐t-ブチルペルオキシ
ド0.05重量部を添加し、80℃で2時間、110℃で2時
間、さらに140℃で3時間重合させて、重合を完結し
た。得られた懸濁粒子はろ別、乾燥し、押出機にてペレ
ットとして射出成形して物性を測定した。
その結果を第1表に示す。
実施例7 ゴム状物質の仕込量及び溶剤仕込量及び有機過酸化物
種、仕込量、仕込時期及び連鎖移動剤仕込量、仕込時
期、ミネラルオイル仕込量及び第2重合器温度、かくは
ん速度、重合転化率を第1表に示すように変えた以外は
実施例1と同様に行った。得られた樹脂の射出成形品に
ついて物性を測定し、その結果を第1表に示す。
実施例8 実施例7において、第2重合器で得られた重合反応液を
6の第3重合器に送液した。温度131℃で重合転化率
は41.3%であった。
この重合物100重量部を、リン酸三カルシウム3重量部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、0.02重量部を
含む水150重量部に懸濁させ、この懸濁液に、ベンゾイ
ルペルオキシド0.3重量部、ジ‐t-ブチルペルオキシド
0.05重量部を添加し、80℃で2時間、110℃で2時間、
さらに140℃で3時間重合させて、重合を完結した。
得られた懸濁粒子は、ろ別、乾燥し、押出機にてペレッ
トとして、これを射出成形して物性を測定した。その結
果を第1表に示す。
実施例9 ゴム状物質の仕込量、溶剤仕込量、有機過酸化物種、仕
込量、仕込時期、連鎖移動剤仕込量、仕込時期、ミネラ
ルオイル仕込量及び第2重合器の温度、かくはん速度、
重合転化率を第1表に示すように変えた以外は実施例1
と同様に行った。得られた樹脂の射出成形品の物性を測
定し、その結果を第1表に示す。
実施例10 ゴム状物質を、スチレンブタジンエン共重合体(旭化成
(株)製、商品名;タフデン2000A:5%スチレン溶液の3
0℃での溶液粘度50センチストークスゴム含量75重量
%)とした以外は実施例1と同様とした。得られた樹脂
の射出成形品の物性を測定し、その結果を第1表に示
す。
比較例1 実施例1において、n-ドデシルメルカプタン仕込量を0.
030の重量部とした原料を、第1重合器を通さず、13
の第2重合器に送液する。温度118℃で、かくはん速度3
00rpmとし、得られた重合生成物は、仕込ゴム量に対
し、3.2倍(重量比)であった。位相差顕微鏡観察で
は、黒いポリスチレンの連続相に、白いゴムの粒子が見
られ、粒子化していた。
これ以後の重合工程は、実施例1と同様とした。得られ
た樹脂の射出成形品についての物性を測定し、第2表に
示す。
比較例2 実施例1において、第1重合器の温度を114℃とした以
外は、同様とした。第1重合工程で得られた重合生成物
は、仕込ゴム量に対し、1.93倍(重量比)であった。位
相差顕微鏡観察では、黒いポリスチレンの連続相に、白
いゴム粒子が見られ、粒子化していた。得られた樹脂の
射出成形品についての物性を測定し、第2表に示す。
比較例3 第2重合器温度を123℃とし、出口の重合転化率が44.8
%であった以外は、実施例3と同様に行った。得られた
樹脂の射出成形品についての物性を測定し、第2表に示
す。
比較例4 第1重合器、第2重合器の温度をそれぞれ117℃、117℃
とし、第1重合器で得られた重合生成物の仕込ゴム量に
対する割合は、2.96(重量比)であり、第2重合器出口
の重合転化率が45.2%である以外は実施例1と同様に行
った。得られた樹脂の射出成形品について物性を測定
し、第2表に示す。
比較例5 ゴム仕込量を2.0重量%とした以外は、実施例6と同様
に行った。得られた樹脂の射出成形品について物性を測
定し、第2表に示す。
比較例6 ゴム状物質として、ローシスポリブタジエン(旭化成
(株)製、商品名;NF55A、ムーニー粘度55)を使用し、
仕込量を3重量%とし、またエチルベンゼン仕込量を9.
7重量%とし、さらに、n-ドデシルメルカプタン0.05重
量部及びミネラルオイル4.7重量部を加え、有機過酸化
物を添加しないで、いわゆる、熱重合によって反応させ
た。このとき第1重合器の温度は、103℃で、得られた
重合生成物の仕込ゴム量に対する割合は、1.47(重量
比)であった。次いで、第2重合器の温度は130℃、か
くはん速度300rpmとした。反応槽の出口の重合転化率は
25.3%であった。
これ以下の工程は、実施例1と同様に行った。得られた
樹脂の射出成形品について物性を測定し、第2表に示
す。
比較例7 ゴム状物質として、スチレン−ブタジエン共重合体(商
品名;タフデン2000A)を使用した以外は、比較例1と
同様に行った。得られた樹脂の射出成形品について物性
を測定し、第2表に示す。
比較例8 ゴム状物質の仕込量を6.4重量%、エチルベンゼン仕込
量を8.0重量部、ミネラルオイル2.0重量部とし、さら
に、有機過酸化物と連鎖移動剤は添加せずに、いわゆ
る、熱重合によって反応させた。
第1重合器での重合生成物のゴム状物質仕込量に対する
割合は、1.05倍(重量比)とし、第2重合器のかくはん
速度を450rpm、温度を130℃として、出口での重合転化
率を26.5%とした以外は実施例1と同様に行った。得ら
れた樹脂の射出成形品についての物性を測定し、第2表
に示す。
比較例9 10.8/時間の供給速度で、以下の混合物を第1重合器
を通さず直接13の第2重合器に連続的に送液する。
ローシスポリブタジエン[旭化成(株)製:商品名;ア
サプレン700A:ムーニー粘度(100℃)] 6.0重量部 スチレン 55.5重量部 アクリロニトリル 18.5重量部 (スチレンとの重量比75/25) エチルベンゼン 20.0重量部 計 100.0重量部 ベンゾイルペルオキシド 0.025重量部 2,6-ジ‐t-ブチルフェノール 0.020重量部 n-ドデシルメルカプタン 0.030重量部 酸化防止剤(チバガイギー社製:商品名;イルガノック
ス1076) 0.070重量部 この場合、温度111℃で、かくはん速度220rpmとし、ゴ
ム粒径を調整する。出口の重合転化率は、26.8%であっ
た。
このものは、さらに19の第3重合器、次いで20の第
4重合器に送液され、温度120〜170℃で重合された。出
口の転化率は、73.2%であった。
得られた重合反応液は、脱揮工程に通され、常法にて、
揮発性成分を除去し、シリンダー状のペレットを得た。
得られたペレットの諸物性並びに射出成形品の物性を測
定し、結果を第2表に示す。
比較例10 ゴム状物質として、スチレンブタジエン共重合体(商品
名;タフデン2000A)を使用し、ベンゾイルペルオキシ
ド仕込量を0.02重量部とする以外は、比較例9と同様に
行った。なお、第2重合器の出口重合転化率は、26.2%
であった。得られた樹脂の射出成形品の物性を測定し、
第2表に示す。
比較例11 ゴム状物質として、スチレンブタジエン共重合体[旭化
成(株)製:商品名;カリフレックスTR−1102:25%ト
ルエン溶液の25℃での溶液粘度1200センチストークス、
ゴム含量72重量%)を使用し、第2重合器の温度、かく
はん速度、重合転化率を第2表に示すように変えた以外
は、比較例9と同様に行った。なお、第2重合器の出口
重合転化率は、29.4%であった。得られた樹脂の射出成
形品の物性を測定し、第2表に示す。
比較例12 実施例8において、有機過酸化物を無添加として、いわ
ゆる熱重合によって反応させた、連鎖移動剤仕込量、及
び重合生成物とゴム状物質との割合を第2表に示すよう
に変更して行った。得られた樹脂の射出成形品について
の物性を測定し、第2表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤の存在下、ゴム状物質を含むスチレン
    系単量体を、重合開始剤として有機過酸化物を用い連続
    的に重合させて耐衝撃性スチレン系樹脂を製造するに当
    り、 (イ) 原料混合物中の溶剤の量を25重量%以下、ゴム
    状物質の量を3〜12重量%とすること、 (ロ) 原料混合物100重量部当り0.001〜0.20重量部の
    有機過酸化物を使用し、その少なくとも一部を重合開始
    時に原料混合物中へ加えること、 (ハ) 第1段階で前記ゴム物質の重量の0.1〜1.5倍の
    重合体が生成するまで塊状重合を行うこと (ニ) さらに第2段階において、全単量体の重合転化
    率18〜40%になるまでかきまぜながら塊状重合を続行
    し、重合体中にゴム状物質を粒子状に分散させること、
    及び (ホ) 第3段階で塊状重合及び/又は懸濁重合によ
    り、ゴム状物質含有量3〜20重量%のスチレン系重合体
    が得られるまで重合させることを特徴とする耐衝撃性ス
    チレン系樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】溶剤の存在下、ゴム状物質を含むスチレン
    系単量体を、重合開始剤として有機過酸化物を用い、か
    つ連鎖移動剤の存在下で、連続的に重合させて耐衝撃性
    スチレン系樹脂を製造するに当り、 (イ) 原料混合物中の溶剤の量を25重量%以下、ゴム
    状物質の量を3〜12重量%とすること、 (ロ) 原料混合物100重量部当り0.001〜0.20重量部の
    有機過酸化物を使用し、その少なくとも一部を重合開始
    時に原料混合物中へ加えること、 (ハ) 第1段階で原料混合物の全量100重量部当りの
    有機過酸化物の分解量(重量部)をX1、連鎖移動剤の添
    加量(重量部)をY1としたとき 1.0≦X1/Y1≦3.0 となるように添加して前記ゴム物質の重量の0.1〜1.5倍
    の重合体が生成するまで塊状重合を行うこと (ニ) さらに第2段階において、原料混合物の全量10
    0重量部当りの有機過酸化物の分解量(重量部)をX2
    連鎖移動剤の添加量(重量部)をY2としたとき 1.0≦X2/Y2≦4.5 となるように添加して全単量体の重合添加率18〜40%に
    なるまでかきまぜながら塊状重合を続行し、重合体中に
    ゴム状物質を粒子状に分散させること、及び (ホ) 第3段階で塊状重合及び/又は懸濁重合によ
    り、ゴム状物質含有量3〜20重量%のスチレン系重合体
    が得られるまで重合させることを特徴とする耐衝撃性ス
    チレン系樹脂の製造方法。
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