JPH07100280A - ミシンの円縫い装置 - Google Patents
ミシンの円縫い装置Info
- Publication number
- JPH07100280A JPH07100280A JP24836193A JP24836193A JPH07100280A JP H07100280 A JPH07100280 A JP H07100280A JP 24836193 A JP24836193 A JP 24836193A JP 24836193 A JP24836193 A JP 24836193A JP H07100280 A JPH07100280 A JP H07100280A
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- JP
- Japan
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- cloth
- sewing machine
- slider
- arm
- circular
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Abstract
(57)【要約】
【目的】円縫いされる布を押圧する布押えピンが確実に
布の中心に位置されるようにする。 【構成】布押えピン7が上向きとなる退避状態と、布板
上への着地状態とに変化するように上下方向に回動され
るアーム8を、スライダ6上に両終端位置の回動範囲を
有して支持し、着地状態でアーム8がスライダ6の上に
重なり合うようにした。スライダ6がアーム8を支持し
て、回動方向の位置決めストッパの機能を果たす。
布の中心に位置されるようにする。 【構成】布押えピン7が上向きとなる退避状態と、布板
上への着地状態とに変化するように上下方向に回動され
るアーム8を、スライダ6上に両終端位置の回動範囲を
有して支持し、着地状態でアーム8がスライダ6の上に
重なり合うようにした。スライダ6がアーム8を支持し
て、回動方向の位置決めストッパの機能を果たす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被縫製物の円形縁部を
縁かがり縫いするミシンの円縫い装置に関し、詳細に
は、布送りされる被縫製物の中心を押える布押えピン
が、常時ミシン本体に装着され、非使用時と使用時とで
針板若しくは布板上から退避した状態と針板若しくは布
板上に着地した状態とに切替えられるように構成された
ミシンの円縫い装置を改良したものである。
縁かがり縫いするミシンの円縫い装置に関し、詳細に
は、布送りされる被縫製物の中心を押える布押えピン
が、常時ミシン本体に装着され、非使用時と使用時とで
針板若しくは布板上から退避した状態と針板若しくは布
板上に着地した状態とに切替えられるように構成された
ミシンの円縫い装置を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なミシン、例えばオーバーロック
ミシンでは、円形のワッペン等を縁かがり縫いにより縁
縫部を形成することがあり、この円縫い作業に当たっ
て、回動運動するように布送りされる被縫製物の中心を
押さえる円縫い装置としてのアタッチメントが用いられ
る。
ミシンでは、円形のワッペン等を縁かがり縫いにより縁
縫部を形成することがあり、この円縫い作業に当たっ
て、回動運動するように布送りされる被縫製物の中心を
押さえる円縫い装置としてのアタッチメントが用いられ
る。
【0003】上記アタッチメントは、円縫い以外には使
用しないため、ミシン本体から取外し可能に構成される
が、頻繁な着脱は煩わしく、アタッチメントはミシン本
体に装着されたままにされる取扱を受け易い。アタッチ
メントが取付けられたままになっていると、通常の直線
縫い又は糸切れや各部を調製する場合に、手操作の障害
となったり、視野を妨げてしまう。
用しないため、ミシン本体から取外し可能に構成される
が、頻繁な着脱は煩わしく、アタッチメントはミシン本
体に装着されたままにされる取扱を受け易い。アタッチ
メントが取付けられたままになっていると、通常の直線
縫い又は糸切れや各部を調製する場合に、手操作の障害
となったり、視野を妨げてしまう。
【0004】そこで、実開昭60−126177号公報
には、図15に示すように、円縫いを行わないときには
アタッチメントを針落ち側方の針板上から退避するよう
にしたミシンの円縫い装置が開示されている。すなわ
ち、図15に示すミシンの円縫い装置は、布押え針(以
下、布押えピンという)52と、該布押えピン52が先
端に取付けられ、或いは一体形成され、かつ、ミシンへ
ッド53に軸着される軸部材54とからなるアタッチメ
ント51であって、上記軸部材54のミシンヘッド53
に軸着された部分を止着する止めねじ55によって、針
板56上から退避した状態と針板56上に着地した状態
とに切替えられるように構成されている。
には、図15に示すように、円縫いを行わないときには
アタッチメントを針落ち側方の針板上から退避するよう
にしたミシンの円縫い装置が開示されている。すなわ
ち、図15に示すミシンの円縫い装置は、布押え針(以
下、布押えピンという)52と、該布押えピン52が先
端に取付けられ、或いは一体形成され、かつ、ミシンへ
ッド53に軸着される軸部材54とからなるアタッチメ
ント51であって、上記軸部材54のミシンヘッド53
に軸着された部分を止着する止めねじ55によって、針
板56上から退避した状態と針板56上に着地した状態
とに切替えられるように構成されている。
【0005】上記アタッチメント51は、図15の一点
鎖線に示すように、布押えピン52が上向きとなった退
避状態より、円縫いを行うときには、針板上に布Wをセ
ットした後、退避状態を保持した止めねじ55を緩めて
布押えピン52を実線位置に示すように下ろす。止めね
じ55は、布押えピン52がほぼ布厚み分の間隙を針板
との間に形成する位置で締着され布押えピン52を着地
状態に保持する。この状態で縫製を開始し、布送りが行
われると、布Wが布押えピン52を中心に廻り、布Wの
縁に円縫部が形成される。
鎖線に示すように、布押えピン52が上向きとなった退
避状態より、円縫いを行うときには、針板上に布Wをセ
ットした後、退避状態を保持した止めねじ55を緩めて
布押えピン52を実線位置に示すように下ろす。止めね
じ55は、布押えピン52がほぼ布厚み分の間隙を針板
との間に形成する位置で締着され布押えピン52を着地
状態に保持する。この状態で縫製を開始し、布送りが行
われると、布Wが布押えピン52を中心に廻り、布Wの
縁に円縫部が形成される。
【0006】また、円縫いを行わない場合は、布押えピ
ン52を着地状態に保持している止めねじ55を緩め、
退避状態に上動して再び止めねじ55を締着する。種々
の大きさの布Wに対しては、軸部材54をミシンへッド
53に対しスライドし、針落ち点と布押えピン52との
距離を調整する。
ン52を着地状態に保持している止めねじ55を緩め、
退避状態に上動して再び止めねじ55を締着する。種々
の大きさの布Wに対しては、軸部材54をミシンへッド
53に対しスライドし、針落ち点と布押えピン52との
距離を調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示す従来装置では、アタッチメント51を切替える都
度、止めねじ55を緩め、締着するという作業が強いら
れ、しかも、止めねじ55がミシンへッド53の背部に
設けられるため、作業性が極めて悪い。また、止めねじ
55は軸部材54の周面を圧接して、ある回転位置に軸
部材54を保持する。この圧接部分は、軸部材54の周
面の一点で同じになることはまれで、このため、布押え
ピン52の押圧点がばらつき、形成される円縫部の形状
を歪ませてしまう。
に示す従来装置では、アタッチメント51を切替える都
度、止めねじ55を緩め、締着するという作業が強いら
れ、しかも、止めねじ55がミシンへッド53の背部に
設けられるため、作業性が極めて悪い。また、止めねじ
55は軸部材54の周面を圧接して、ある回転位置に軸
部材54を保持する。この圧接部分は、軸部材54の周
面の一点で同じになることはまれで、このため、布押え
ピン52の押圧点がばらつき、形成される円縫部の形状
を歪ませてしまう。
【0008】更に、切替えが何回も繰返されるうちに、
軸部材54の周面には比較的大きな傷が形成されるもの
であり、この傷が布押えピン52の押圧点を正規位置よ
りずれた位置に対応して形成されると、アタッチメント
51を交換しなければならなくなる。上記傷が生じない
ように、軸部材54の周面に予めねじ穴を形成しておく
ものでは、被縫製物の大きさの変化に対応して複数のね
じ穴を容易しなければならず、任意の大きさに対処でき
ない。
軸部材54の周面には比較的大きな傷が形成されるもの
であり、この傷が布押えピン52の押圧点を正規位置よ
りずれた位置に対応して形成されると、アタッチメント
51を交換しなければならなくなる。上記傷が生じない
ように、軸部材54の周面に予めねじ穴を形成しておく
ものでは、被縫製物の大きさの変化に対応して複数のね
じ穴を容易しなければならず、任意の大きさに対処でき
ない。
【0009】また、止めねじ55が緩い場合は、縫製の
途中で布押えピン52が布Wを押えなくなって、縫製品
質を悪化する。また、上記公報には、止めねじ55の代
わりに、ノッチ溝と該溝にばね負荷されて嵌合するボー
ル或いはピンとによる保持手段、布押えピンに係止する
係止具或いは磁石による保持手段を開示するが、ノッチ
溝とボール等の保持手段では、両者の寸法公差、或いは
ばね負荷の緩みに起因して押圧点がばらつき、係止具や
磁石でも止めねじ55と同様の問題がある。
途中で布押えピン52が布Wを押えなくなって、縫製品
質を悪化する。また、上記公報には、止めねじ55の代
わりに、ノッチ溝と該溝にばね負荷されて嵌合するボー
ル或いはピンとによる保持手段、布押えピンに係止する
係止具或いは磁石による保持手段を開示するが、ノッチ
溝とボール等の保持手段では、両者の寸法公差、或いは
ばね負荷の緩みに起因して押圧点がばらつき、係止具や
磁石でも止めねじ55と同様の問題がある。
【0010】加えて、上記各保持手段は、いずれも軸部
材54の基端部を保持しており、アタッチメント51の
軸廻りのモーメントが大きい。従って、不用意に布押え
ピン52に手を当てたりすると、アタッチメント51は
容易に軸54a廻りに回動するおそれがある。また、軸
廻りに限らず、止めねじ55による保持力が緩い場合
は、縫製中、軸方向に移動することも考えられる。
材54の基端部を保持しており、アタッチメント51の
軸廻りのモーメントが大きい。従って、不用意に布押え
ピン52に手を当てたりすると、アタッチメント51は
容易に軸54a廻りに回動するおそれがある。また、軸
廻りに限らず、止めねじ55による保持力が緩い場合
は、縫製中、軸方向に移動することも考えられる。
【0011】本発明は、着地状態における布押えピンの
押圧点が常に布送りされる被縫製物の運動の中心となる
定位置に設定され、高品質な円縫いを行うミシンの円縫
い装置の提供を目的とする。
押圧点が常に布送りされる被縫製物の運動の中心となる
定位置に設定され、高品質な円縫いを行うミシンの円縫
い装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミシン本体に
取付けられ、前記針落ち側方を直状に延びる延在部を有
した取付プレートと、前記延在部上を移動でき、かつ、
任意位置で固定可能なスライダと、前記布押えピンが装
着される先端部をもつとともに前記スライダ上で両終端
位置の回動範囲を有して支持され、一方の終端位置では
前記スライダから開脚して前記布押えピンを前記針板か
ら離間した退避状態に保持し、他方の終端位置では前記
スライダと重なって前記布押えピンを前記布送り運動の
中心に着地状態とするアームとを具備する。
取付けられ、前記針落ち側方を直状に延びる延在部を有
した取付プレートと、前記延在部上を移動でき、かつ、
任意位置で固定可能なスライダと、前記布押えピンが装
着される先端部をもつとともに前記スライダ上で両終端
位置の回動範囲を有して支持され、一方の終端位置では
前記スライダから開脚して前記布押えピンを前記針板か
ら離間した退避状態に保持し、他方の終端位置では前記
スライダと重なって前記布押えピンを前記布送り運動の
中心に着地状態とするアームとを具備する。
【0013】好適な態様では、前記重ねられた前記スラ
イダとアームとは、ばね部材により圧接される。前記ア
ームは、一方の終端位置で前記スライダに対し上下方向
又は横方向若しくは斜め方向に開脚される。なお、ミシ
ン本体とは、針板とミシンヘッドの双方を含む用語であ
る。
イダとアームとは、ばね部材により圧接される。前記ア
ームは、一方の終端位置で前記スライダに対し上下方向
又は横方向若しくは斜め方向に開脚される。なお、ミシ
ン本体とは、針板とミシンヘッドの双方を含む用語であ
る。
【0014】
【作用】本発明のアームは、手操作により、例えば布押
えピンが上向きとなる退避状態と、針板もしくは布板上
への着地状態とに変化するように上下動される。そし
て、着地状態では、布押えピンは被縫製物における布送
り運動の中心に位置するとともに、アームはスライダの
上に重なり合う。このアームがスライダに重なり合うこ
とは、スライダがアームの回動方向に関する位置決めス
トッパのように作用して布押えピンを常に針板若しくは
布板上の定位置に着地させることになり、布押えピンを
例えば円形の被縫製物のほぼ中心に位置させて正確な円
縫いが可能となる。
えピンが上向きとなる退避状態と、針板もしくは布板上
への着地状態とに変化するように上下動される。そし
て、着地状態では、布押えピンは被縫製物における布送
り運動の中心に位置するとともに、アームはスライダの
上に重なり合う。このアームがスライダに重なり合うこ
とは、スライダがアームの回動方向に関する位置決めス
トッパのように作用して布押えピンを常に針板若しくは
布板上の定位置に着地させることになり、布押えピンを
例えば円形の被縫製物のほぼ中心に位置させて正確な円
縫いが可能となる。
【0015】また、重なり合ったスライダとアームとを
ばね部材で圧接することによって、布押えピンの押圧点
が変化されることがない。
ばね部材で圧接することによって、布押えピンの押圧点
が変化されることがない。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、布押
えピンが上向きとなる退避状態と、針板若しくは布板上
への着地状態とに変化するように上下動されるアーム
を、スライダ上に両終端位置の回動範囲を有して支持
し、着地状態でアームはスライダに重なり合うようにし
たので、スライダがアームの回動方向に関する位置決め
ストッパのように作用して布押えピンを常に針板若しく
は布板上の定位置に着地させることができ、布押えピン
を円形の被縫製物のほぼ中心に位置させて正確な円縫い
を可能とする。
えピンが上向きとなる退避状態と、針板若しくは布板上
への着地状態とに変化するように上下動されるアーム
を、スライダ上に両終端位置の回動範囲を有して支持
し、着地状態でアームはスライダに重なり合うようにし
たので、スライダがアームの回動方向に関する位置決め
ストッパのように作用して布押えピンを常に針板若しく
は布板上の定位置に着地させることができ、布押えピン
を円形の被縫製物のほぼ中心に位置させて正確な円縫い
を可能とする。
【0017】特に、糸切れ等で一旦アームを退避させ再
び着地させても、同じ位置をキープし、縫製品の品質を
均等にできる効果がある。また、アームに手等が作業中
に当たっても、布押えピンの押圧点を狂わせることが
い。
び着地させても、同じ位置をキープし、縫製品の品質を
均等にできる効果がある。また、アームに手等が作業中
に当たっても、布押えピンの押圧点を狂わせることが
い。
【0018】
【実施例】以下、本発明をオーバーロックミシンに適用
した図1〜図9に示す一実施例によって詳細に説明す
る。図1〜図3はアタッチメントが装着された状態のオ
ーバーロックミシンを示す。本オーバーロックミシン
は、図2に示すように、ミシンヘッド1の後方に取付け
られた取付プレート3にアタッチメント2が装着される
ようなっている。具体的に取付プレート3は、針落ち側
方で針棒16の上下動方向と直交する方向に延在部3a
を有した剛体である。アタッチメント2は上記延在部3
aの任意位置に装着可能であり、一旦、装着した後は、
該延在部3a上を摺動して被縫製物Wの大きさに対処で
きるし、取外すこともできる。なお、延在部3aには被
縫製物Wの大きさに対応してアタッチメント2の位置を
定めるスケール(図示略)が印刷又は刻設等されていて
もよい。
した図1〜図9に示す一実施例によって詳細に説明す
る。図1〜図3はアタッチメントが装着された状態のオ
ーバーロックミシンを示す。本オーバーロックミシン
は、図2に示すように、ミシンヘッド1の後方に取付け
られた取付プレート3にアタッチメント2が装着される
ようなっている。具体的に取付プレート3は、針落ち側
方で針棒16の上下動方向と直交する方向に延在部3a
を有した剛体である。アタッチメント2は上記延在部3
aの任意位置に装着可能であり、一旦、装着した後は、
該延在部3a上を摺動して被縫製物Wの大きさに対処で
きるし、取外すこともできる。なお、延在部3aには被
縫製物Wの大きさに対応してアタッチメント2の位置を
定めるスケール(図示略)が印刷又は刻設等されていて
もよい。
【0019】すなわち、本実施例のアタッチメント2
は、上記延在部3aに摺動可能に止着された下スライダ
4及び同延在部3aの中央長溝3bに案内され、上記下
スライダ4に延在部3aを挟んで固着された上スライダ
5からなるスライダ6(図9参照)と、先端部に布押え
ピン7が装着され、上記上スライダ5に基端部が支持さ
れたアーム8とを主体に構成されている。上スライダ5
がアーム8を支持する構成は、後述するように、基端部
の支軸を中心にアーム全体を任意の仰角位置で静止させ
ることができる。
は、上記延在部3aに摺動可能に止着された下スライダ
4及び同延在部3aの中央長溝3bに案内され、上記下
スライダ4に延在部3aを挟んで固着された上スライダ
5からなるスライダ6(図9参照)と、先端部に布押え
ピン7が装着され、上記上スライダ5に基端部が支持さ
れたアーム8とを主体に構成されている。上スライダ5
がアーム8を支持する構成は、後述するように、基端部
の支軸を中心にアーム全体を任意の仰角位置で静止させ
ることができる。
【0020】下スライダ4と上スライダ5とは、図3及
び図4に示すように、延在部3aの中央長溝3bを貫通
したねじ部を有する平ねじ9にて固着されている。上ス
ライダ5は、図2と図3とからわかるように、延在部3
a上で摺動する平坦部5aと、該平坦部5aのミシンヘ
ッド側より上方に起立した起立片5bと、アーム8の一
方の回動終端位置を決定するためミシンヘッド1の前方
ヘ延びた位置決めストッパ片5cとからなる。位置決め
ストッパ片5cの先端部分には、図5に示すように、該
位置決めストッパ片5cの両側に起立するように一対の
ばね部材10が止着されている。なお、アーム8は基端
部8aの背側面がスライダ6の平坦部5aに当たる他方
の回動終端位置まで上向きに退避することができる。
び図4に示すように、延在部3aの中央長溝3bを貫通
したねじ部を有する平ねじ9にて固着されている。上ス
ライダ5は、図2と図3とからわかるように、延在部3
a上で摺動する平坦部5aと、該平坦部5aのミシンヘ
ッド側より上方に起立した起立片5bと、アーム8の一
方の回動終端位置を決定するためミシンヘッド1の前方
ヘ延びた位置決めストッパ片5cとからなる。位置決め
ストッパ片5cの先端部分には、図5に示すように、該
位置決めストッパ片5cの両側に起立するように一対の
ばね部材10が止着されている。なお、アーム8は基端
部8aの背側面がスライダ6の平坦部5aに当たる他方
の回動終端位置まで上向きに退避することができる。
【0021】アーム8は、図4に示すように、弾性ワッ
シャ22により上記起立片5bと摩擦状態で軸着される
基端部8aと、該基端部8aからミシンヘッド1の前方
へ突出するコ字状の先端部8cとから構成される。先端
部8cの上側片8dと二分割された下側片8e,8fと
の間には、図3に示すように、布押えピン7が上下方向
の移動を自在な両端支持で装着されている。
シャ22により上記起立片5bと摩擦状態で軸着される
基端部8aと、該基端部8aからミシンヘッド1の前方
へ突出するコ字状の先端部8cとから構成される。先端
部8cの上側片8dと二分割された下側片8e,8fと
の間には、図3に示すように、布押えピン7が上下方向
の移動を自在な両端支持で装着されている。
【0022】具体的に、布押えピン7の上部は、上側片
8dに遊挿され、布押えピン7の下部は、一方の下側片
8eに遊挿されている。また、布押えピン7のほぼ中間
部分には、上側片8dとの間に押圧ばね11を介装した
固定板12が係止されている。この固定板12には、布
押えピン7よりやや離れた位置に、布押えピン7を布厚
に応じて高さ調整するための調整ねじ13が、そのねじ
部を固定板12の下面側に突出した状態で装着されてい
る。調整ねじ13のねじ部先端は、下側片8fに当接す
るようになっている。
8dに遊挿され、布押えピン7の下部は、一方の下側片
8eに遊挿されている。また、布押えピン7のほぼ中間
部分には、上側片8dとの間に押圧ばね11を介装した
固定板12が係止されている。この固定板12には、布
押えピン7よりやや離れた位置に、布押えピン7を布厚
に応じて高さ調整するための調整ねじ13が、そのねじ
部を固定板12の下面側に突出した状態で装着されてい
る。調整ねじ13のねじ部先端は、下側片8fに当接す
るようになっている。
【0023】上記調整ねじ13のねじ部先端が当接する
下側片8fの上面は、布押えピン7回りに低位置面14
a、高位置面14b及びこれら両面を結ぶ斜面14cか
らなるカム面を有している。このカム面の構成により、
調整ねじ13の先端部分に取付けられたつまみ部材15
を布押えピン7の周回方向と接する方向に押すと、布押
えピン7を低位置面14aと高位置面14bの差分だけ
上下に移動することができる。ここに、高位置面14b
の終端には固定板12が当接するストッパ23が形成さ
れている。低位置面14aに対するストッパは、上側片
8dと下片8e,8fを連設する先端部8cの側端面と
なる。なお、高位置面14bには、調整ねじ13の先端
部を嵌合する溝を形成することにより、低位置面14a
への戻りを防止することができる。
下側片8fの上面は、布押えピン7回りに低位置面14
a、高位置面14b及びこれら両面を結ぶ斜面14cか
らなるカム面を有している。このカム面の構成により、
調整ねじ13の先端部分に取付けられたつまみ部材15
を布押えピン7の周回方向と接する方向に押すと、布押
えピン7を低位置面14aと高位置面14bの差分だけ
上下に移動することができる。ここに、高位置面14b
の終端には固定板12が当接するストッパ23が形成さ
れている。低位置面14aに対するストッパは、上側片
8dと下片8e,8fを連設する先端部8cの側端面と
なる。なお、高位置面14bには、調整ねじ13の先端
部を嵌合する溝を形成することにより、低位置面14a
への戻りを防止することができる。
【0024】一方、針棒16が下動した時の針板上の極
側方近傍には、テーパ面を針板に対接させた布押えロー
ラ17が配設されている。該布押えローラ17は、先細
り側を被縫製物側に向けて針棒16の上下動方向と斜め
に交差する軸18(図3)を中心に回転する。布押えロ
ーラ17の支持部材19には基端側に軸杆20が連結さ
れ、該軸杆20の回動によって布押えローラ17は上下
方向に揺動できる。また、布押えローラ17は、ミシン
ヘッド側からの押え棒21によって押圧され、布押えロ
ーラ17の被縫製物への押圧力を得ている。上記布押え
ローラ17に対向して針板には、図示しない送り歯が配
設されている。
側方近傍には、テーパ面を針板に対接させた布押えロー
ラ17が配設されている。該布押えローラ17は、先細
り側を被縫製物側に向けて針棒16の上下動方向と斜め
に交差する軸18(図3)を中心に回転する。布押えロ
ーラ17の支持部材19には基端側に軸杆20が連結さ
れ、該軸杆20の回動によって布押えローラ17は上下
方向に揺動できる。また、布押えローラ17は、ミシン
ヘッド側からの押え棒21によって押圧され、布押えロ
ーラ17の被縫製物への押圧力を得ている。上記布押え
ローラ17に対向して針板には、図示しない送り歯が配
設されている。
【0025】以上の構成からなるオーバーロックミシン
で円縫いを行う動作を説明する。アーム8は図9に示す
ように、布押えピン7を上向きにした退避状態に設定さ
れているとする。先ず、平ねじ9を緩め、被縫製物Wの
大きさに合致した延在部3a上のスケール位置にスライ
ダ6を位置合わせする。これによって、針落ち点と布押
えピン7との距離が被縫製物Wの大きさに応じて設定さ
れる。続いて、アーム8を図3及び図5に示すように、
弾性ワッシャ22による基端部8aと起立片5bとの摩
擦力に逆らって着地状態に下ろす。アーム8は仰角0°
に下ろされると、位置決めストッパ片5cに当接する。
この時、布押えピン7は、送り歯によって送られる被縫
製物Wの布送り運動の中心に着地することになる。
で円縫いを行う動作を説明する。アーム8は図9に示す
ように、布押えピン7を上向きにした退避状態に設定さ
れているとする。先ず、平ねじ9を緩め、被縫製物Wの
大きさに合致した延在部3a上のスケール位置にスライ
ダ6を位置合わせする。これによって、針落ち点と布押
えピン7との距離が被縫製物Wの大きさに応じて設定さ
れる。続いて、アーム8を図3及び図5に示すように、
弾性ワッシャ22による基端部8aと起立片5bとの摩
擦力に逆らって着地状態に下ろす。アーム8は仰角0°
に下ろされると、位置決めストッパ片5cに当接する。
この時、布押えピン7は、送り歯によって送られる被縫
製物Wの布送り運動の中心に着地することになる。
【0026】次に、上記着地状態で、布押えピン7が上
昇した位置にある場合、被縫製物Wを布押えピン7と針
板若しくは布板30との間にセットする。被縫製物Wに
は、予め中心に印が付されている。従って、上昇位置の
布押えピン7に被縫製物Wの中心を合わせることができ
る。次に、固定板12又はつまみ部材15を引き戻す。
これにより調整ねじ13のねじ部先端は、高位置面14
bから低位置面14aに移動し、布押えピン7は被縫製
物Wの中心を押圧する。そして、針棒16及び送り歯を
作動して縫製を行う。これにより、被縫製物Wの縁に
は、円縫部が形成される。
昇した位置にある場合、被縫製物Wを布押えピン7と針
板若しくは布板30との間にセットする。被縫製物Wに
は、予め中心に印が付されている。従って、上昇位置の
布押えピン7に被縫製物Wの中心を合わせることができ
る。次に、固定板12又はつまみ部材15を引き戻す。
これにより調整ねじ13のねじ部先端は、高位置面14
bから低位置面14aに移動し、布押えピン7は被縫製
物Wの中心を押圧する。そして、針棒16及び送り歯を
作動して縫製を行う。これにより、被縫製物Wの縁に
は、円縫部が形成される。
【0027】被縫製物Wを取外す場合は、この後、固定
板12又はつまみ部材15を押し、固定板12を布押え
ピン7を中心に回動させる(図7)。調整ねじ13のね
じ部先端は、低位置面14aから斜面14cに移り、更
に高位置面14bに移動し、固定板12は布押えピン7
を、低位置面14aと高位置面14bとの差分d(図
8)だけ上昇させることとなり、被縫製物Wを取外すこ
とができる。
板12又はつまみ部材15を押し、固定板12を布押え
ピン7を中心に回動させる(図7)。調整ねじ13のね
じ部先端は、低位置面14aから斜面14cに移り、更
に高位置面14bに移動し、固定板12は布押えピン7
を、低位置面14aと高位置面14bとの差分d(図
8)だけ上昇させることとなり、被縫製物Wを取外すこ
とができる。
【0028】また、円縫いを行わない場合は、アーム8
の先端部8c又は布押えピン17を把持し、ばね部材1
0の拘止を解くようにアーム全体を引き上げればよい。
アーム8は、ばね部材10の拘止が解かれると、弾性ワ
ッシャ22によるスライダ5の起立片5bとアームの基
端部8aとの摩擦力で、図9に示すように、作業の障害
とならない退避状態の上向きに固定される。この退避状
態のアーム角度は、起立片5bと基端部8aの摩擦力で
自在な仰角位置をとることができる。
の先端部8c又は布押えピン17を把持し、ばね部材1
0の拘止を解くようにアーム全体を引き上げればよい。
アーム8は、ばね部材10の拘止が解かれると、弾性ワ
ッシャ22によるスライダ5の起立片5bとアームの基
端部8aとの摩擦力で、図9に示すように、作業の障害
とならない退避状態の上向きに固定される。この退避状
態のアーム角度は、起立片5bと基端部8aの摩擦力で
自在な仰角位置をとることができる。
【0029】再び、円縫いを行う場合は、アーム8を手
前に引くように回動させる。アーム8が仰角0°の状態
に回動されると、アーム8は、位置決めストッパ片5c
に当たって、布押えピン7は、被縫製物Wの中心に正確
に着地可能な状態となる。従って、例えば糸切れ等で一
旦アームを退避させ再び着地させる場合でも、糸切れ前
の縫製時と同じ位置に着地し、縫製品の品質が均等にな
る。
前に引くように回動させる。アーム8が仰角0°の状態
に回動されると、アーム8は、位置決めストッパ片5c
に当たって、布押えピン7は、被縫製物Wの中心に正確
に着地可能な状態となる。従って、例えば糸切れ等で一
旦アームを退避させ再び着地させる場合でも、糸切れ前
の縫製時と同じ位置に着地し、縫製品の品質が均等にな
る。
【0030】なお、着地状態においてアーム8とスライ
ダ6とを圧接するばね部材は、図10乃至図12に示す
ように、アーム8とスライダ6とを挟む形態のものでも
よい。すなわち、ばね部材25は、上側の起立した操作
用弾性片25aと下側の基部25bとの間に弾性圧接力
が作用するもので、位置決めストッパ片5cに回動自在
に支持されている。アーム8を退避状態にする場合は、
図12(B)に示すように、位置決めストッパ片5cに
倣ってスライドし側部に退避させ、着地状態とする場合
は、図12(A)に示すように、位置決めストッパ片5
cに重なったアーム8を同時に圧接する。
ダ6とを圧接するばね部材は、図10乃至図12に示す
ように、アーム8とスライダ6とを挟む形態のものでも
よい。すなわち、ばね部材25は、上側の起立した操作
用弾性片25aと下側の基部25bとの間に弾性圧接力
が作用するもので、位置決めストッパ片5cに回動自在
に支持されている。アーム8を退避状態にする場合は、
図12(B)に示すように、位置決めストッパ片5cに
倣ってスライドし側部に退避させ、着地状態とする場合
は、図12(A)に示すように、位置決めストッパ片5
cに重なったアーム8を同時に圧接する。
【0031】このようなばね部材25では、アーム8に
スライドする形態で弾性片25aを作用させるので、前
実施例より操作が安定する。次に、図13及び図14の
実施例は、軸8b′を支点としてアーム8を方位角方向
に回動し、針板上から退避させる形態を採るものであ
る。このため、着地状態のアーム8は退避状態に移行す
るとき、位置決めストッパ片5cと面同士摺接して、例
えば延在部3aと平行となる位置まで退避される。この
実施例の場合も、着地状態のアーム8の仰角方向の位置
は、位置決めストッパ5cによって確保されているとと
もに、アーム8は着地状態に戻された時、ばね部材26
を取付けた起立片5b′に当接するので、布押えピン7
の押圧点は布送り運動の中心となる。
スライドする形態で弾性片25aを作用させるので、前
実施例より操作が安定する。次に、図13及び図14の
実施例は、軸8b′を支点としてアーム8を方位角方向
に回動し、針板上から退避させる形態を採るものであ
る。このため、着地状態のアーム8は退避状態に移行す
るとき、位置決めストッパ片5cと面同士摺接して、例
えば延在部3aと平行となる位置まで退避される。この
実施例の場合も、着地状態のアーム8の仰角方向の位置
は、位置決めストッパ5cによって確保されているとと
もに、アーム8は着地状態に戻された時、ばね部材26
を取付けた起立片5b′に当接するので、布押えピン7
の押圧点は布送り運動の中心となる。
【図1】本発明の一実施例に係るミシンの円縫い装置を
示す正面図。
示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図3のC−C線断面図。
【図6】図3のA−A線断面図。
【図7】図8のD−D線断面図。
【図8】布押えピンを布取り外しのため持ち上げる動作
の説明図。
の説明図。
【図9】退避状態の円縫い装置を示す側面図。
【図10】ばね部材の変形例を示す側面図。
【図11】図10のE−E線断面図。
【図12】図10に示すばね部材の動作を示す説明図。
【図13】退避形態の他の実施例を示す側面図。
【図14】図13のG−G線断面図。
【図15】従来の円縫い装置を示す説明図。
1…ミシンヘッド、2…アタッチメント、3…取付プレ
ート、6…スライダ(4…下スライダ、5…上スライ
ダ)、7…布押えピン、8…アーム、10…ばね部材、
12…固定板、13…調整ねじ、14a,14b,14
c…カム面、15…つまみ部材。
ート、6…スライダ(4…下スライダ、5…上スライ
ダ)、7…布押えピン、8…アーム、10…ばね部材、
12…固定板、13…調整ねじ、14a,14b,14
c…カム面、15…つまみ部材。
Claims (2)
- 【請求項1】針落ち側方で被縫製物を押える布押えピン
を有し、送り歯による布送り運動によって布押えピンを
中心として被縫製物を廻し、円縫いを行うミシンの円縫
い装置において、 ミシン本体に取付け又は一体に形成され、前記針落ち側
方を直状に延びる延在部を有した取付プレートと、 前記延在部上を移動でき、かつ、任意位置で固定可能な
スライダと、 前記布押えピンが装着された先端部をもつとともに前記
スライダに両終端位置の回動範囲を有して支持され、一
方の終端位置では前記スライダから開脚して前記布押え
ピンを針板若しくは布板から離れた退避状態に保持し、
他方の終端位置では前記スライダと重なって前記布押え
ピンを前記布送り運動の中心に着地状態とするアームと
を具備したミシンの円縫い装置。 - 【請求項2】前記着地状態において重ねられた前記スラ
イダとアームとを圧接するばね部材が付加されたことを
特徴とする請求項1記載のミシンの円縫い装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24836193A JP3446265B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | ミシンの円縫い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24836193A JP3446265B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | ミシンの円縫い装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07100280A true JPH07100280A (ja) | 1995-04-18 |
| JP3446265B2 JP3446265B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17176962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24836193A Expired - Fee Related JP3446265B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | ミシンの円縫い装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3446265B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP24836193A patent/JP3446265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3446265B2 (ja) | 2003-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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