JPH07100519A - 圧延機制御装置および方法 - Google Patents
圧延機制御装置および方法Info
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- JPH07100519A JPH07100519A JP5249552A JP24955293A JPH07100519A JP H07100519 A JPH07100519 A JP H07100519A JP 5249552 A JP5249552 A JP 5249552A JP 24955293 A JP24955293 A JP 24955293A JP H07100519 A JPH07100519 A JP H07100519A
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Abstract
成した最適サーボ系により、高精度で安定な圧延制御装
置および方法を実現する。 【構成】圧延機1の状態量や制御量を所定周期で検出す
る検出装置3と、動作点を決定するセットアップ制御装
置4と、動作点や目標値に対する状態量や制御量の偏差
をゼロに制御する最適サーボ系で構成されたDDC制御
装置5を備える。DDC制御装置5は、圧下位置S、板
厚への影響度が大きい後方張力τb及びτbを制御する
前スタンドのロール速度VRを状態量とし、差分機構2
5で動作点との偏差を求め、比例機構20で状態フィー
ドバック系の指令を生成する。また、出側板厚と安定操
業に必要な張力を制御量とし、差分機構26で目標値と
の偏差を求め、積分機構21で制御量フィードバック系
の指令を生成する。これらの指令と目標値を加算した操
作指令をアクチュエータ8に出力する。
Description
れる多変数制御の圧延機制御装置とその制御方法に関す
る。
例としては、コンピュートロールNo27(1989
年)記載の圧延制御がある。この例は、タンデム圧延機
による棒鋼圧延の制御で、状態量に圧下位置、前方張
力、ロール回転数を、制御量に板厚、板幅、圧延荷重及
びトルクを用いて多変数制御の制御モデルを構成してい
る。
き延ばされることで圧延が行われるという考えから、前
方張力を制御するための自スタンドロール回転数を状態
量として用いている。また、制御量としての板厚は、板
厚計によって計測されたものを直接用いている。
ーボ系の状態量として前方張力を用いている。しかし、
前方張力と後方張力の板厚に対する影響度を比較した場
合、前方張力の方が影響度が小さく、制御効果も小さい
という問題点があった。
などを用い、張力の急変による不安定制御に対する配慮
がない。
ロール直下から板厚計まで移動する間の大きな無駄時間
(約500ms)を持つ。このため、ロール直下の板厚に
基づく制御出力は、この無駄時間だけ遅れることにな
り、母材外乱などに対する板厚精度が低下し製品品質を
悪化させるという問題点があった。
制御量を有効かつ最小限に選択し、最適サーボ構成によ
る高精度で安定な圧延制御装置および方法を提供するこ
とにある。
ドからなる圧延機の複数の状態量や複数の制御量の実績
値を所定周期で検出する検出装置と、セットアップ制御
装置で決定される動作点や目標の設定値と前記実績値の
誤差が無くなるように制御するDDC制御装置を備える
圧延機制御装置において、前記DDC制御装置は、圧下
位置、後方張力及びロール速度を状態量としてフィード
バック制御する状態フィードバック制御手段と、出側板
厚及び後方張力を制御量としてフィードバック制御する
制御量フィードバック制御手段を有する最適サーボ系と
して構成することにより達成される。
置によりマスフロー一定則を元に推定されるロール直下
の板厚を用いることにより達成される。
して、圧延プロセスに影響度の大きい独立変数を採用
し、状態フィードバック制御系によって圧延プロセスを
高応答に制御すると共に、制御量フィードバック制御系
によって板厚の一定制御を行う。
い後方張力と、その後方張力を制御するための前スタン
ドのロール速度を、圧下位置と共に状態量とすること
で、板厚精度を向上できる。また、制御量に張力を用い
ることで張力の急変を抑え、板破断などのない安定操業
を実現できる。さらに、制御量の出側板厚にロール直下
の推定値を用いることで、出側板厚計まで移動する無駄
時間のない高応答の制御が可能になり、外乱等による板
厚精度の低下を防止して、製品品質を向上する。
する。
を示す構成図である。圧延機1は制御装置2の指令を受
けて、所望の精度で動作する。制御装置2は圧延機1の
動作状態を示す状態量や制御量などの実績値を検出装置
3によって周期的に検出し、圧延状態に応じた操作指令
を生成してアクチュエータ8を操作する。
ベースとした現代の制御理論をそのまま適用することが
できない。そこで、制御装置2は圧延機1の動作状態に
応じて線形近似可能な動作点を決定するセットアップ制
御系4を備えている。圧延モデル6は、動作点を決定す
るために用いられる。
御系4より動作点あるいは制御量や操作量の目標値であ
るセットアップ値を設定され、このセットアップ値と検
出装置3からの実績値との偏差をゼロにするように動作
する。
い、制御に必要で、直接計測のできない状態量を推定す
る。
延機1のスタンドは対向する1対のワークロール10、
中間ロール11、バックアップロール12から構成され
る。バックアップロール12には圧下装置13が配備さ
れ、その圧下位置を制御することで、中間ロール11に
接するワークロール10の間隔(ロールギャップ)が変
化して、圧延材14の板厚や張力を変化させることがで
きる。ワークロール10の軸には歯車装置15を介して
ロール駆動装置(電動機)16が接続されている。これ
ら圧下装置13及びロール駆動装置16からアクチュエ
ータ8が構成される。
の関係を示す。圧延材14は同図の左から右に移動す
る。圧延材14の入側板厚H、出側板厚h、ワークロー
ルの間隔S、ワークロールにかかる荷重Pとする。これ
らの量のうち、圧延荷重の物理的関係を表したのが(数
1)に示すHillの近似式である。この近似式は実験
により得られた式である。
圧延機システムに於てiスタンドの物理量を示す。
よって表される。一方、ゲージメータ式は次式(数3)
で表される。圧延モデル6は、基本的にはこの(数1)
〜(数3)によって記述される。
説明図である。縦軸は圧延荷重P、横軸は圧下位置と板
厚を示す。荷重式(数1)の横軸板厚との交点が圧延機
の入側(母材)板厚を示す。荷重式(数1)とゲージメ
ータ式(数3)との交点が動作点となり、動作点の横軸
の位置が出側板厚h、縦軸の位置がそのときの圧延荷重
Pとなる。
で、この荷重式とゲージメータ式との交点を求めるもの
である。動作点を計算する具体的な方法としては、繰り
返し数値解を求めるニュートン(Newton)の方法
などがある。
H0からH1に変化した場合、圧延荷重式とゲージメー
タ式の動作点が変化してしまい、出側板厚はh0からh
1に、圧延荷重はP0からP1に変化する。その結果、
板厚が目標値hからずれてしまう。
置Sを移動させ、板厚を所望の精度にするための板厚制
御を実施する。その時の操作指令はΔSとなり、圧下装
置13の圧下位置をS1からSへと制御する。その結
果、ゲージメータ式が点線の位置から実線の位置へ平行
移動して、荷重式との交点がh1、圧延荷重P1から板
厚h、圧延荷重Pに移動する。
の交点である動作点を求めるのがセットアップ制御系4
であり、動作点からのずれをなくすように制御するのが
DDCコントローラ5である。
制御系に構成された圧延機制御装置の構成図である。複
数スタンドで構成される圧延機システム1は、指令生成
機構24の操作指令(操作量)を受けて、所望の精度で
動作する。
ドバック制御系を構成する。すなわち、検出装置3で検
出した状態量と、セットアップ制御系4により与えられ
る動作点のセットアップ値との偏差を差分機構25によ
り求め、比例機構20でこの偏差値に比例ゲインを乗じ
て状態偏差指令成分を生成する。本実施例では、状態量
(u)に圧下位置S、後方張力τb、前スタンドのロー
ル速度VRを用いる。
ードバック制御系を構成する。すなわち、検出装置3あ
るいは観測装置7を用いて検出した制御量と、セットア
ップ制御系4により与えられる制御量の目標を示すセッ
トアップ値との偏差を差分機構26により求め、積分機
構21でこの偏差値に積分ゲインを乗じて積分し、制御
量指令成分を生成する。本実施例の制御量(y)には、
出側板厚hと後方張力τbを用いる。
状態偏差指令成分と、積分機構21からの制御量指令成
分及びセットアップ制御系4により与えられる目標指令
値を加算し、アクチュエータ8に出力する操作指令(操
作量)を生成する。
は、圧下位置を変更する圧下装置13及び速度を変更す
るロール駆動装置16があり、上記の操作指令は圧下位
置成分と速度成分毎に生成、出力される。
ック制御系は動作点に対する状態量の実測値の誤差をゼ
ロにするように制御が行われる。状態量には、表1に示
すように従来の前方張力τfに比べ板厚への影響度が大
きい後方張力τbを採用しているので、板厚精度を向上
する高応答の状態量制御を実現する。
側板厚を制御することで製品板厚を所望の精度に維持す
ると共に、張力を制御することでその急変を防止し、安
定操業を実現する。
を、最適サーボ系に設計する場合の制御モデル(制御パ
ラメータ)について説明する。
制御系4から、制御量の目標値や状態量の動作点がセッ
トアップ値として与えられている。この場合、DDCコ
ントローラ5は動作点と実績値の偏差をゼロにするよう
に動作する、いわゆるレギュレータ系である。したがっ
て、状態方程式はセットアップ値からの偏差を求める偏
差値系によって記述される。
ージメータ式及び、(数5)に示す動作点近傍でテーラ
ー展開した、微小変化分の圧延荷重式で表される。
(数6)が導かれる。
装置13及びロール駆動装置16の動作を、それぞれ1
次遅れで近似すると、(数7)、(数8)となる。
れ、マスフロー一定式から、その微小変化分を求めると
(数10)になる。
1)に、(数11)を代入した入側板速Veの微小変化
式を(数12)に示す。
し、(数13)を導く。
(数14)に示す。
15)が得られる。
方張力τbの関係から、(数15)を後方張力に統合し
て(数17)を得る。
18)となる。
ル速度VR、後方張力τbの関係式を纏めて行列表示す
ると、(数19)の状態方程式が得られる。
ル速度VRi-1を用いるのは以下の理由による。図8は
圧延機のサクセッシブコントロールを説明する模式図で
ある。圧延機のロール速度を変更する場合は、変更した
い圧延スタンドの上流側のロール速度をマスフロー一定
となるように変更する。たとえば、iスタンドのロール
速度をV0→V1に変更した場合、i−1スタンド,i
−2スタンド,....のロール速度を(数20)、
(数21)のように求めて変更する。
る場合は、i−1スタンドのロール速度を変更する方が
1スタンド分少なくて済むことが分かる。これより、本
実施例におけるDDCコントローラ4の操作端として
は、自スタンド(i)の圧下制御装置13と共に前スタ
ンド(i−1)のロール駆動装置16が選択される。む
ろん、自スタンド(i)のロール駆動装置を操作端とし
ても制御は可能であり、この場合は状態量に自スタンド
のロール速度を用いるのがベターである。
と、状態量x、操作量u及び制御量yの各ベクトルを
(数22)のように記号表現し、制御周期TSで離散化
して(数23)の状態方程式を得る。
点の状態毎に表2に示す行列要素を求めることで、動作
点周りの線形近似が可能になる。
の状態フィードバック制御系及び制御量フィードバック
制御系の制御パラメータFx,Feは、(数24)のよ
うに与えられる。制御パラメータの計算は、状態方程式
を基にリカッチ方程式を解くことによって得られるが、
自動制御学会編の「自動制御ハンドブック第1部(15
4頁)」などに周知である。
御系で設計されたDDCコントローラ5の詳細な構成と
動作を説明する。
を示し、図1の構成に制御パラメータや状態量、制御量
あるいは操作量の関係式をあてはめた説明図である。状
態フィードバック系からは、状態偏差指令△Uxの圧下
位置成分△Sxとロール速度成分△VRxが出力され
る。制御量フィードバック系からは制御量指令Ueの圧
下位置成分Seとロール速度成分VReが出力される。
また、セットアップ制御系4からは、操作指令目標値U
sの圧下位置成分Ssとロール速度成分VRsが出力さ
れる。これらが指令生成機構24で成分ごとに加算さ
れ、操作指令U(=Sp,VRp)が出力される。
を示す。差分機構25は(数25)にしたがい、所定周
期で検出装置3により検出されるiスタンドの圧下位置
Si、前スタンドのロール速度VRi−1及び後方張力
τbiと、セットアップ制御系からの動作点Ssi,V
Rsi−1,τbsiとの差分をとり、状態量の偏差値
ΔSi,ΔVRi−1,Δτbiを出力する。
Si,ΔVRi−1,Δτbiに、比例ゲインfx11,
fx12,fx13をそれぞれ乗じて加算し、iスタンド圧
下装置の位置偏差指令成分△Sxiを求める。同様に、
各偏差値に比例ゲインfx21,fx22,fx23をそれぞ
れ乗じて加算し、前(i−1)スタンドのロール駆動装
置の速度偏差指令成分△VRxi−1を求める。
細を示す。差分機構26は(数26)にしたがい、張力
計による後方張力τbi及び、出側板厚計による板厚h
xiを入力し観測装置7によって推定されるロール直下
板厚hMFiと、セットアップ制御系4から与えれる出側
板厚目標値hsi及び後方張力目標値τbsiとの差分をと
り、制御量の偏差値ΔhiとΔτbiを出力する。ロー
ル直下板厚hMFについては後述する。
i,Δτbiに積分ゲインfe11,fe12を乗じて和を
とったのち積分し、iスタンド圧下装置の位置指令成分
Seiを求める。同様に、各偏差値に積分ゲインf
e21,fe22を乗じて和をとったのち積分し、i−1ス
タンドロール駆動装置の速度指令成分VReiを求め
る。
指令生成機構24は、セットアップ制御系4の圧下指令
目標値Ssi、比例機構20からの圧下指令ΔSxi、
積分機構21からの圧下指令Seiの和をとり、iスタ
ンドの圧下位置制御装置13に出力する圧下指令Spi
を生成する。同様に、セットアップ制御系4の速度指令
VRsi-1、比例機構20の速度指令ΔVRxi-1、積分機
構21の速度指令VRei-1の和をとり、i−1スタンド
のロール駆動装置16に出力する速度指令VRpi-1を生
成する。
る観測装置7の一つで、ロール直下板厚hMFを推定する
マスフロー板厚推定装置70を示す。タンデム圧延機の
iスタンド上流に位置する板厚計31の計測値である入
側板厚Hi及び板速計32の計測値である入側板速ve
iと、iスタンド下流に位置する板速計34の計測値で
ある出側板速voiを演算装置71に入力し、(数2
7)の演算を行ってiスタンドのロール直下での出側板
厚hMFiを求める。
7)には、直接検出できないオフセットeが含まれてい
る。そこで、以下のようにオフセット量を求めることに
よって、ロール直下板厚hMFの推定を可能にしている。
厚が実際に変化してから(b)、板厚計33で計測され
るまでには(c)、無駄時間Tdが存在する。この無駄
時間はロール直下と出側板厚計33間の距離Lを出側板
速voiで除算した値となる。なお、出側板厚の変化に
はギャップと張力による圧延効果と、オフセットによる
ものとがある。オフセットeは同図(a)では説明上ス
テップ変化しているが、実際にはロール温度やロール摩
耗等により生じる緩やかな変化となる。
オフセットが0とする)を、例えばシフトレジスタ等で
構成される無駄時間装置72を介して遅らせ、板厚計3
3の出力と位相を合わせたトラッキング板厚を得る
(d)。加算器73でトラッキング板厚と板厚計33の
出力の差分εをとり、フィルター74を通してノイズを
除去すると、オフセットeが求まる。
ドバックすると(f)、板厚hMFiの計算が可能にな
る。同図(e)のように、オフセットの発生からオフセ
ットの除去までに無駄時間Tdを生じ、この間のオフセ
ットeは誤差となるが(g)、実際のオフセットは遅い
変化となるので、前回のオフセットeからの変化分は微
小であり無視できる。
MFiを、遅れのない出側板厚hiとして差分機構26に
与えることができる。ちなみに、無駄時間Tdが約50
0ms、制御周期が20msの場合に、現時点のロール
直下の板厚は出側板厚計では25回目の制御指令にフィ
ードバックされるのに対し、本実施例ではリアルタイム
に且つ、オフセットの影響を除外してフィードバックす
ることができるので、出側板厚に対する応答が著しく改
善され製品品質を向上できる。
制御動作を示す。同図(a)のように母材に外乱が発生
した場合、前方張力τfは同図(b)のように変化す
る。従来のように前方張力τfを状態量として用いた場
合、板厚に対する影響度が小さいため大きな制御指令を
出力しなければならない。しかし、一定値以上の制御指
令に対してはアクチュエータの増幅器が飽和し、制御出
力は同図(c)となる。その結果、出側板厚hには同図
(d)のように大きな偏差が残り、充分な制御効果が得
られない。
影響度が大きいため、同図(f)のように飽和しない線
形領域の制御出力で制御効果を発揮でき、同図(g)に
示すように外乱成分を低減して板厚精度を向上できる。
ちなみに、本実施例を母材板厚2.3mm、製品板厚
0.233mmの圧延スケジュールに適用し、製品板厚
精度(製品板厚分の板厚偏差)を従来AGCによる0.
64%から0.32%と、およそ2倍も向上させること
ができた。
装置は、状態量として圧下位置、制御効果の大きい後方
張力、後方張力制御のための前スタンドロール速度を用
い、制御量として無駄時間の無いロール直下の板厚と後
方張力を用いて、自スタンドの圧下装置と前スタンド
(または自スタンド)のロール駆動装置に操作指令を出
力する最適サーボ制御系及び、無駄時間のないロール直
下の板厚を求めるためのマスフロー板厚推定装置を組み
合わせることにより、高精度の板厚制御を実現した。
置、後方張力及び前スタンドのロール速度を用い、制御
量として出側板厚と後方張力を用いた最適サーボ系によ
る圧延制御を実現したので、板厚精度を飛躍的に向上す
ることができる。さらに、制御量の出側板厚には無駄時
間の無いロール直下の推定板厚を用いるので、外乱等に
対するリアルタイムな応答が可能になり、所望の板厚精
度を維持し製品品質を向上することができる。
である。
る。
明図である。
号関係の説明図である。
る。
明図である。
ットアップ制御系、5…DDCコントローラ、6…圧延
機モデル、7…観測装置、8…アクチュエータ、10…
ワークロール、13…油圧圧下装置、14…圧延材、1
6…ロール駆動装置、20…比例機構、21…積分機
構、24…指令生成機構、25,26…差分機構、70
…マスフロー板厚推定装置。
Claims (14)
- 【請求項1】複数スタンドからなる圧延機の複数の状態
量および制御量の実績値を所定周期で検出し、この実績
値とセットアップ制御装置から設定される動作点や目標
等の設定値との誤差が無くなるように多変数制御する圧
延機制御方法において、 圧下位置、後方張力及びロール速度を状態量として各々
の実績値と設定値(動作点)の誤差を無くすようフィー
ドバック制御すると共に、前記制御量の実績値と設定値
(目標値)の誤差を無くすようにフィードバック制御す
ることを特徴とする圧延機制御制御方法。 - 【請求項2】複数スタンドからなる圧延機の状態量およ
び複数の制御量の実績値を所定周期で検出し、この実績
値とセットアップ制御装置から設定される動作点や目標
等の設定値との誤差が無くなるように多変数制御する圧
延機制御方法において、 前記状態量の実績値と設定値(動作点)の誤差を無くす
ようフィードバック制御すると共に、出側板厚及び張力
を制御量として各々の実績値と設定値(目標値)の誤差
を無くすようにフィードバック制御することを特徴とす
る圧延機制御制御方法。 - 【請求項3】複数スタンドからなる圧延機の複数の状態
量や複数の制御量の実績値を所定周期で検出し、この実
績値とセットアップ制御装置から設定される動作点や目
標の設定値との誤差が無くなるように多変数制御する圧
延機制御方法において、 圧下位置、後方張力及び前スタンドのロール速度を状態
量として各々の実績値と設定値(動作点)の誤差を無く
すようフィードバック制御すると共に、出側板厚及び後
方張力を制御量として各々の実績値と設定値(目標値)
の誤差を無くすようにフィードバック制御することを特
徴とする圧延機制御制御方法。 - 【請求項4】請求項3において、 前記状態量のフィードバック制御は、前記状態量の各々
と対応する前記設定値(動作点)との偏差を求め、これ
ら偏差に比例ゲインを乗じて、状態量偏差に相応する第
1の操作指令値を生成し、 前記制御量のフィードバック制御は、前記制御量の各々
と対応する前記設定値(目標値)との偏差を求め、これ
ら偏差に積分ゲインを乗じて積分して、制御量偏差に相
応する第2の操作指令値を生成し、 前記第1の操作指令値と前記第2の操作指令値の和を基
に生成した第3の操作指令値をアクチュエータへ出力す
ることを特徴とする圧延機制御制御方法。 - 【請求項5】請求項4において、前記第1、第2及び第
3の操作指令値の各々は、ロールギャップを変更する圧
下位置指令値とロール速度を変更する速度指令値からな
り、各々成分ごとに求められることを特徴とする圧延機
制御方法。 - 【請求項6】請求項5において、前記圧下位置指令値は
圧下装置へ、前記速度指令値はロール駆動装置へ出力す
ることを特徴とする圧延機制御方法。 - 【請求項7】請求項6において前記ロール駆動装置は、
前スタンドのロール駆動装置であることを特徴とする圧
延機制御方法。 - 【請求項8】請求項3〜7のいずれか1項において、前
記出側板厚はロール直下板厚の推定値を用いることを特
徴とする圧延機制御方法。 - 【請求項9】請求項8において、前記ロール直下板厚の
推定値は、入側板厚を基にマスフロー一定則による計算
値に、出側板厚計による板厚から前記計算値を前記出側
板厚計までトラッキングしたトラッキング板厚を差分し
たオフセット量をフィードバックして求めることを特徴
とする圧延機制御方法。 - 【請求項10】複数スタンドからなる圧延機の複数の状
態量や複数の制御量の実績値を所定周期で検出する検出
装置と、セットアップ制御装置で決定される動作点や目
標の設定値と前記実績値の誤差が無くなるように制御す
るDDC制御装置を備える圧延機制御装置において、 前記DDC制御装置は、圧下位置、後方張力及び前スタ
ンドのロール速度を状態量としてフィードバック制御す
る状態フィードバック制御手段と、出側板厚及び後方張
力を制御量としてフィードバック制御する制御量フィー
ドバック制御手段を有する最適サーボ系として構成する
ことを特徴とする圧延機制御装置。 - 【請求項11】請求項10において、 前記状態フィードバック制御手段は、前記状態量の各々
と対応する前記設定値との偏差を求める差分機構と、こ
れら偏差に比例ゲインを乗じて、状態量偏差に相応する
操作指令値を生成する比例機構を有し、 前記制御量フィードバック制御手段は、前記制御量の各
々と対応する前記設定値との偏差を求める差分機構と、
これら偏差に積分ゲインを乗じて積分して、制御量偏差
に相応する操作指令値を生成する積分機構を有し、 前記比例機構と前記積分機構の操作指令値を基にアクチ
ュエータへ出力する操作指令値を決定する指令生成手段
を具備することを特徴とする圧延機制御装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記比例機構およ
び積分機構は圧下位置を変更する圧下指令成分とロール
速度を変更する速度指令成分からなる操作指令を生成
し、前記指令生成手段は成分ごとに加算して圧下位置操
作指令値と速度操作指令値を生成し、前記圧下位置操作
指令値を圧下装置に、前記速度指令値を前スタンドのロ
ール駆動装置に出力するように構成されていることを特
徴とする圧延機制御装置。 - 【請求項13】請求項10または11または12におい
て、前記検出装置からの当該スタンドの入側の板厚と板
速および出側の板速より、当該スタンドのロール直下板
厚を推定し、このロール直下板厚を前記出側板厚として
前記制御量フィードバック制御手段の差分機構に入力す
る観測装置を備えることを特徴とする圧延機制御装置。 - 【請求項14】複数スタンドからなるタンデム圧延機の
状態量や制御量の実績値を所定周期で検出する検出装置
と、圧延モデルを有して非線形の圧延状態に応じて動作
点を決定するセットアップ制御装置と、セットアップさ
れる動作点や目標等の設定値と前記実績値との偏差を無
くすように、各スタンドの圧延機の圧下装置及びロール
駆動装置に操作指令を出力するDDC制御装置とを備え
る圧延機制御装置において、 前記DDC制御装置は、前記状態量として圧下位置、後
方張力及び前スタンドのロール速度を用い、これら状態
量に対応する圧下位置設定値、後方張力設定値及び前ス
タンドのロール速度設定値との偏差を求め、これら偏差
に第1の比例ゲイン及び第2の比例ゲインを各々乗じて
状態量偏差に相応する圧下位置指令成分と速度指令成分
を生成する状態量フィードバック制御手段と、前記制御
量として出側板厚及び後方張力を用い、これら制御量に
対応する出側板厚設定値及び後方張力設定値との偏差を
求め、これら偏差に第1積分ゲイン及び第2の積分ゲイ
ンを各々乗じて積分し制御量偏差に相応する圧下位置指
令成分と速度指令成分を生成する制御量フィードバック
制御手段と、 前記状態量フィードバック制御手段と前記制御量フィー
ドバック制御手段からの圧下位置指令成分及び速度指令
成分とセットアップ制御装置からの圧下位置目標値及び
速度目標値とを成分ごとに加算して圧下位置操作指令と
速度操作指令を生成し、前者を当該スタンドの圧下装置
に後者を前スタンドのロール駆動装置に出力する指令生
成手段と、を具備してなることを特徴とする圧延機制御
装置。
Priority Applications (4)
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