JPH0710124B2 - 旧線撤去工法 - Google Patents

旧線撤去工法

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JPH0710124B2
JPH0710124B2 JP6759289A JP6759289A JPH0710124B2 JP H0710124 B2 JPH0710124 B2 JP H0710124B2 JP 6759289 A JP6759289 A JP 6759289A JP 6759289 A JP6759289 A JP 6759289A JP H0710124 B2 JPH0710124 B2 JP H0710124B2
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正己 浦杉
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正康 今井
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、経年劣化電線すなわち旧線の撤去工法に関
する。
<従来の技術> 従来より知られている旧線撤去工法としては、吊金車を
用いる吊金車反転工法がある。
<発明が解決しようとする課題> しかし、吊金車反転工法の場合には、旧線に相当な曲げ
及び張力がかかるので経年劣化程度の大きい旧線の場合
には撤去途中において切断するという現象が発生するお
それが高い。そしてもし、撤去途中において切断すると
切断箇所から旧線が垂れ下がってしまい、下方の交通障
害ひいては交通事故の原因となったり、あるいは下方の
樹木や工作物などに悪影響を及ぼしたりてしまうという
不具合、またそのために撤去作業に遅延を生じて予定工
期内での完了ができなくなってしまうという不具合等が
ある。
そこで、この発明では、余り曲げや張力をかけずに旧線
を撤去でき、しかもたとえ旧線が切断しても余り大きく
垂れ下がることがなく下方の交通障害や地上の工作物等
に影響を生じることなくそのまま撤去作業を行なえるよ
うな旧線撤去工法を提供しようとするものである。
<課題を解決するための手段> 具体的には、旧線撤去区間に延線された支持ロープ上
に、連結ロープに所定間隔で数珠つなぎにされた状態で
複数の搬器を移動自在にして展開し、これらの搬器によ
り旧線を搬送・撤去するものとすると共に、各搬器に電
線把持器を接続し、この電線把持器により旧線を把持し
つつ搬送・撤去するようにしてなる旧線撤去工法を提供
する。
またこの発明では、このような旧線撤去工法について、
電線把持器を機器に対し吊下ロープを介して接続し、こ
の電線把持器を張られた状態の旧線に対し吊下ロープが
弛んだ状態で取り付け、そして旧線を弛めることにより
旧線の重量が電線把持器に掛かるようにし、その際に生
じる吊下ロープの緊張力を利用して電線把持器の把持体
を把持方向に作動させると共に吊下ロープの緊張力によ
り把持体に把持力を与えて電線を把持するようにしてい
る。
<作用> この旧線撤去工法によると、搬器により旧線を搬送・撤
去するようにしているので、旧線にはほとんど曲げや張
力がかからない。
しかも、搬器が連結ロープで連結されており且つこの搬
器に接続した電線把持器により旧線を把持するようにし
ているので、たとえ切断しても搬器間隔分以上は旧線が
垂れ下がることがない状態でそのまま撤去作業を続ける
ことができる。
またこの発明による旧線撤去工法によると、旧線を電柱
から外して緩めるだけで各電線把持器が一斉に自動的に
電線を把持することになり、高所において各電線把持器
に電線を把持させるための面倒な作業を実質的に不要と
することができ、電線把持方式による旧線撤去の作業性
を格段に高めることができる。
<実施例> 以下、この発明の実施例を図面に基づき順を追って説明
する。
パイロットロープの延線 先ず、旧線撤去区間にパイロットロープ1を延線する。
その方法としては、重量の軽い自走機を旧線上に走らせ
て行う方法、手延線法、ヘリコプタを使用する方法等適
宜のものを用いることができる。
メッセンジャロープの延線〔第1図(a)〕 延線されたパイロットロープ1にメッセンジャロープ2
を接続し、パイロットロープ1をエンジン場Eのウイン
チ4eで巻き取りつつメッセンジャロープ2を延線する。
連結ロープの延線〔第1図(b)〕 メッセンジャロープ2の先端がウインチ4eに届いたとこ
ろでメッセンジャロープ2にヨーク5を介して連結ロー
プ6を接続し、ウインチ4eでメッセンジャロープ2を巻
き取りつつ連結ロープ6を延線する。
支持ロープの延線〔第1図(c)〕 連結ロープ6の延線が終わったら、次いでメッセンジャ
ロープ2の後端に支持ロープ7を接続し、同様にウイン
チ4eでメッセンジャロープ2を巻き取りつつ支持ロープ
7を延線する。
支持器のセット〔第1図(d)〕 鉄塔8、8、……に支持器9、9、……を取り付け、こ
の支持器9、9、……に対し支持ロープ7及び連結ロー
プ6をセットする。
具体的には、支持器9は、第9図及び第10図に示される
ように、鉄塔8に吊り下げるための吊下部10、支持ロー
プ7を支持するための支持部11、連結ロープ6の通過を
ガイドするたのガイドホイール12及び後述する搬器の侵
入をガイドするためのガイドフレーム13を備えてなるも
ので、支持部11に支持ロープ7を固定して支持ロープ7
を支持器9で支持するようにすると共に、連結ロープ6
をガイドホイール12上に載せる。
搬器の展開〔第1図(e)〕 各鉄塔8、8、……上において連結ロープ6に搬器20を
所定の間隔(通常20〜30メートル)で数珠つなぎにして
取り付けつつ、順次この連結ロープ6をエンジン場Eで
徐々に巻き取り、搬器20を各鉄塔区間に展開する。
尚、搬器20の展開は、前述の連結ロープ6の延線と同時
に行うようにすることも可能であるが、この場合には、
後述する電線把持器30を接続した搬器20をドラム場Dに
おいて連結ロープ6に取り付けつつ展開することになる
ので、旧線3の碍子G等が電線把持器30の展開の障害に
ならないように予め処置しておく必要がある。
ここで、搬器20は、支持ロープ7上を走行するための一
対の走行ローラ21、21が設けられているローラ部22と、
このローラ部22が支持ロープ7より外れるのを防止する
ためのロック扉23と、連結ロープ6につなげるための取
付け部24と、及び前述の支持器9のガイドフレーム13の
ガイドを第9図に想像線で示すようにして受けるための
ガイド受けフレーム25よりなるもので、ガイド受けフレ
ーム25の下端には後出の電線把持器を接続する接続部26
が形成されている。
電線把持器の展開〔第1図(e)〕 前述した搬器20の展開と同時に行うもので、鉄塔8上に
おいて展開しようとする各搬器20にに対し吊下ロープ27
を介して電線把持器30を接続すると共に、この電線把持
器30を撤去すべき旧線3に取り付ける。この際には、未
だ旧線3が張られたままなので、搬器20と旧線3との間
隔が狭く、吊下ロープ27は弛んでおり、電線把持器30
は、第1図(e)乃至第7図に示すように、自重バラン
スの関係から逆さの状態になっている。
尚、電線把持器30の展開についても前述した搬器20の展
開の場合と同様にドラム場Dより行うことが可能であ
る。
ここで、電線把持器30は、第3図〜第6図に示すよう
に、一対の受けローラ31、31、それに一対の把持爪32、
32とこの把持爪32、32を作動させるための一対の作動レ
バー33、33とよりなる把持体34、さらに連接棒35及びフ
レーム体36よりなるもので、一対の受けローラ31、31と
一対の把持爪32、32とによって撤去すべき旧線3を強固
に把持するようになっている。
より具体的には、一対の把持爪32、32は、それぞれ挺子
軸37、37に接続・固定されており、この挺子軸37、37が
作動レバー33、33により矢示Xの如く回動させられるの
に応じて矢示Yの如く回動するようにされている。
つまり、作動レバー33、33は、それぞれ一端が挺子軸3
7、37に接続・固定されると共に、他端側が連接棒35の
先端の軸ピン38に、それぞれの長孔39、39を介して、軸
支されている。そして、連接棒35に接続された吊下ロー
プ27が第1図(e)のように弛んだ状態であると、作動
レバー33、33は第5図に想像線で示される状態となって
いるが、後述するようにして吊下ロープ27が緊張するよ
うになると、この緊張力で矢示Zの如く引っ張られるこ
とにより第5図に実線で示すようになる。そしてこれに
つれて挺子軸37、37が矢示Xの如く回動し、それに応じ
て把持爪32、32が矢示Yの如く回動して旧線3を旧線3
自体の重量を以て強固に把持するようになる。
尚、40は把持爪32、32を第7図の状態になるように付勢
するためのスプリングで、41はフレーム体36の一部を形
成する扉部で、前述したように電線把持器30を旧線3に
取り付ける際に用いるものである。
旧線の取外し〔第1図(f)〕 前述のように電線把持器30、30、……を取り付けた旧線
3を鉄塔8、8、……より取り外す。すると、旧線3は
弛みその全重量が電線把持器30、30、……に掛かるよう
になり、その結果、第1図(f)乃至第7図に示すよう
に電線把持器30、30、……が反転すると共に吊下ロープ
27、26、……が緊張する。
そして、吊下ロープ27が緊張すると、前述のようにして
把持爪32、32が閉じて受けローラ31、31との間で旧線3
を旧線3自体の重量を以て強固に把持する。
旧線の撤去〔第1図(g)〕 上述のようにして旧線3を電線把持器30、30、……で強
固に把持した状態のままドラム場Dの延線機4dで連結ロ
ープ6を巻き取りつつ搬器20、20、……をドラム場D側
は回収することにより旧線3を撤去する。
この際、旧線3は、電線把持器30、30、……を介して搬
器20、20、……により搬送・撤去されるのでほとんど曲
げや張力を受けることがない。従って、相当に劣化して
いる旧線でもほとんど切断することなく撤去できる。
また、たとえ旧線3が切断したとしても、電線把持器3
0、30、……が強固に旧線3を把持しているので、旧線
3は搬器間隔分以上に垂れ下がることがないので、下方
の交通障害や地上の工作物等へ影響を生じることなくそ
のまま撤去作業を続けることができ、撤去作業に遅延を
生じることがない。
新線の延線〔第2図(a)〜(c)〕 撤去を必要とする旧線の撤去が終了した後には、必要に
応じて以下のような工法で、新線を延線する。勿論、そ
の他の工法で延線することも可能である。
この新線の延線工法は、旧線撤去の際に用いた支持ロー
プ7及び連結ロープ6を利用して行うもので、旧線の撤
去の際にドラム場Dに回収された搬器20及び電線把持器
30を用いる。
具体的には、新線43を把持させた電線把持器30を搬器20
に接続し、この搬器20、20、……を数珠すなぎにした連
結ロープ6をエンジン場Eのウインチ4eで巻き取りつつ
新線43を搬送・延線する〔第2図(a)〕。
そして、延線が終了したところで仮上を行い、前述の旧
線撤去における電線把持器のセットのところで説明した
のと逆の状態にして搬器20、20、……及び電線把持器3
0、30、……をドラム場D側に回収する〔第2図(b)
及び(c)〕。
このように電線把持器30を用いる搬送延線(索道延線)
の利点は、電線にできるだけ無理をかけずに延線しよう
という搬器延線の目的をよりよく達成できるということ
である。
すなわち、搬器を用いる搬送延線(索道延線)は従来よ
り幾つかのものが知られているが、これらのものはいず
れも電線を搬器に単に載せるだけで搬送・延線するもの
であるため、電線に意外な無理をかけ易い。具体的に
は、電線は、搬器に単に載っているだけであるため、搬
送・延線の際に搬器上で前後に頻りに細かく動き、その
結果、搬器により繰り返し擦られたり、あるいは搬器間
に生じるカテナリ曲線との関係から搬器で支持されてい
る部位について繰返しの曲げを受けたりするということ
である。ところが、この工法によると、電線把持器30で
電線を強固に把持するので、このような現象を招くこと
がなく、前述の搬器延線の目的をよりよく達成できるこ
とになる。
<発明の効果> この発明に係る旧線撤去工法は、以上説明してきた如
く、旧線撤去区間に延線された支持ロープ上に、連結ロ
ープにより所定間隔で数珠つなぎにされた状態で複数の
搬器を移動自在にして展開し、これらの搬器により旧線
を搬送・撤去するものとすると共に、各搬器に電線把持
器を接続し、この電線把持器により旧線を把持しつつ搬
送・撤去するようにしているので、以下のような効果を
奏する。
(a)ほとんど曲げや張力をかけずに旧線の撤去を行な
え、旧線切断というトラブルがほとんどない。
(b)たとえ旧線が切断しても搬器間隔分以上は旧線が
垂れ下がることがないので、下方の交通障害や地上の工
作物等へ影響を生じることなくそのまま撤去作業を続け
ることができ、従って切断による作業の遅延がない。
(c)以上の結果、旧線撤去作業をより安全にしかも効
率よく予定した工期内で行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、旧線の撤去作業の概略を示す側面図、 第2図は、新線の延線作業の概略を示す側面図、 第3図は、搬器に接続された電線把持器の概略側面図、 第4図は、第3図中の矢示IV方向からみた概略側面図、 第5図は、電線把持器の把持体を示す概略側面図、 第6図は、第5図中の矢示VI方向からみた概略平面図、 第7図は、吊下ロープが弛んだ状態における電線把持器
の状態を示す概略側面図、 第8図は、吊下ロープが緊張した状態における電線把持
器の状態を示す概略側面図、 第9図は、支持器の概略側面図、そして 第10図は、第9図中の矢示X方向からみた概略側面図で
ある。 3……旧線 6……連結ロープ 7……支持ロープ 20……搬器 27……吊下ロープ 30……電線把持器 34……把持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 充宏 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 今井 正康 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (72)発明者 石田 吉貞 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (72)発明者 海道 敏男 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (56)参考文献 特開 昭49−112193(JP,A) 特開 昭63−202211(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旧線撤去区間に延線された支持ロープ上
    に、連結ロープに所定間隔で数珠つなぎにされた状態で
    複数の搬器を移動自在にして展開し、これらの搬器によ
    り旧線を搬送・撤去する旧線撤去工法であって、 上記各搬器に電線把持器を接続し、この電線把持器によ
    り旧線を把持しつつ搬送・撤去するようにしたことを特
    徴とする旧線撤去工法。
  2. 【請求項2】電線把持器を搬器に対し吊下ロープを介し
    て接続し、この電線把持器を張られた状態の旧線に対し
    吊下ロープが弛んだ状態で取り付け、そして旧線を弛め
    ることにより旧線の重量が電線把持器に掛かるように
    し、その際に生じる吊下ロープの緊張力を利用して電線
    把持器の把持体を把持方向に作動させると共に吊下ロー
    プの緊張力により把持体に把持力を与えて電線を把持す
    るようにしたことを特徴とする請求項(1)記載の旧線
    撤去工法。
JP6759289A 1989-03-22 1989-03-22 旧線撤去工法 Expired - Fee Related JPH0710124B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS534917B2 (ja) * 1973-02-28 1978-02-22
JPS63202211A (ja) * 1987-02-17 1988-08-22 藤井電工株式会社 Opgwの索道式延線工法

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