JPH07101497B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH07101497B2 JPH07101497B2 JP20335385A JP20335385A JPH07101497B2 JP H07101497 B2 JPH07101497 B2 JP H07101497B2 JP 20335385 A JP20335385 A JP 20335385A JP 20335385 A JP20335385 A JP 20335385A JP H07101497 B2 JPH07101497 B2 JP H07101497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic recording
- recording medium
- layer
- magnetic
- surface treatment
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に関し、特に磁気ディスク、磁
気ドラム、磁気テープまたは磁気カードなどの用途に好
適な、耐久性に優れた磁気記録媒体に関する。
気ドラム、磁気テープまたは磁気カードなどの用途に好
適な、耐久性に優れた磁気記録媒体に関する。
一般に磁気記録媒体は、有機物あるいは無機物によって
作られた種々の基板上に磁気記録膜である磁性層を形成
させたものであるが、磁気記録再生時にその媒体の磁性
層の表面が磁気記録ヘッドなどによって摩擦される。こ
の摩擦時に生じる磁性層の摩耗による性能低下が大きな
問題となっている。例えば磁気ディスク装置において、
定常動作時には回転するディスク表面に発生する空気膜
による浮上力によって磁気ヘッドは浮上状態にある。し
かし磁気ディスクの回転始動時あるいは停止時には、浮
上力を失うために磁気ヘッドとディスクとは接触摺動状
態になる。このような接触摺動状態における磁気記録媒
体の摩耗を少なくし、磁気ヘッドの浮上特性を損なわな
くするためには、磁気記録膜上に強固に接着した潤滑剤
層を必要とする。磁気記録膜上に表面処理層を設けて潤
滑剤の被着性の向上をはかることは、例えば特開昭57−
164430号公報に開示されている。これは、潤滑剤として
テトラフルオロエチレンテロマなどのフッ素化アルカン
と、フッ素系の表面処理剤との組合せであって、表面処
理剤と磁性層間の結合が物理的結合であるために、表面
処理剤の磁気記録膜との結合性が不十分であり、耐摩耗
性が十分でなく、したがって磁気記録媒体としての耐久
性が劣るという欠点があった。
作られた種々の基板上に磁気記録膜である磁性層を形成
させたものであるが、磁気記録再生時にその媒体の磁性
層の表面が磁気記録ヘッドなどによって摩擦される。こ
の摩擦時に生じる磁性層の摩耗による性能低下が大きな
問題となっている。例えば磁気ディスク装置において、
定常動作時には回転するディスク表面に発生する空気膜
による浮上力によって磁気ヘッドは浮上状態にある。し
かし磁気ディスクの回転始動時あるいは停止時には、浮
上力を失うために磁気ヘッドとディスクとは接触摺動状
態になる。このような接触摺動状態における磁気記録媒
体の摩耗を少なくし、磁気ヘッドの浮上特性を損なわな
くするためには、磁気記録膜上に強固に接着した潤滑剤
層を必要とする。磁気記録膜上に表面処理層を設けて潤
滑剤の被着性の向上をはかることは、例えば特開昭57−
164430号公報に開示されている。これは、潤滑剤として
テトラフルオロエチレンテロマなどのフッ素化アルカン
と、フッ素系の表面処理剤との組合せであって、表面処
理剤と磁性層間の結合が物理的結合であるために、表面
処理剤の磁気記録膜との結合性が不十分であり、耐摩耗
性が十分でなく、したがって磁気記録媒体としての耐久
性が劣るという欠点があった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、磁
気記録膜の耐摩耗性が良好で、優れた耐久性を有する磁
気記録媒体を提供することにある。
気記録膜の耐摩耗性が良好で、優れた耐久性を有する磁
気記録媒体を提供することにある。
一般に潤滑剤は摩擦される物体に付着し易く、また、摩
擦方向にせん断され易いものが潤滑剤として有効に働
き、耐摩耗性を付与するものと考えられている。そし
て、そのような潤滑剤として従来、高級脂肪酸(および
その誘導体)、シリコーン油、フッ素系油などの物質を
磁気記録媒体の潤滑剤として用いることによって、ある
程度の耐摩耗性の向上は認められるものの、いまだ十分
に満足できるものではなく、より以上の耐久性の改善が
要望されているのが現状である。
擦方向にせん断され易いものが潤滑剤として有効に働
き、耐摩耗性を付与するものと考えられている。そし
て、そのような潤滑剤として従来、高級脂肪酸(および
その誘導体)、シリコーン油、フッ素系油などの物質を
磁気記録媒体の潤滑剤として用いることによって、ある
程度の耐摩耗性の向上は認められるものの、いまだ十分
に満足できるものではなく、より以上の耐久性の改善が
要望されているのが現状である。
本発明者らは、上記の状況に鑑みて鋭意研究を重ねた結
果、特定のフッ素含有アジド化合物を磁気記録膜であ磁
性層表面上で分解し、生成するナイトレンを介し、磁性
層表面にフッ素含有アジド化合物を結合させる表面処理
を施し、さらにその上にフッ素含有潤滑性物質層を設け
ることにより、磁性層表面に強固に潤滑性物質を接着さ
せることができ、磁性層表面の耐摩耗性が大幅に改善さ
れ、従来技術においては達成できなかった優れた耐久性
を有する磁気記録媒体となることを知見し、本発明を完
成するに至った。
果、特定のフッ素含有アジド化合物を磁気記録膜であ磁
性層表面上で分解し、生成するナイトレンを介し、磁性
層表面にフッ素含有アジド化合物を結合させる表面処理
を施し、さらにその上にフッ素含有潤滑性物質層を設け
ることにより、磁性層表面に強固に潤滑性物質を接着さ
せることができ、磁性層表面の耐摩耗性が大幅に改善さ
れ、従来技術においては達成できなかった優れた耐久性
を有する磁気記録媒体となることを知見し、本発明を完
成するに至った。
本発明の磁気記録媒体においては、潤滑性物質と類似の
分子構造を有する表面処理剤がナイトレンを介して磁性
層表面に共有結合され、かつ潤滑性物質は、表面処理剤
と類似の分子構造を有するため、分子間の相溶性が良
く、強い分子間力によって結合されている。そのため
に、潤滑性物質層は物体の接触によりせん断され、かつ
表面処理層に再結合され易いため、従来にない耐摺動特
性に優れた耐久性の良い磁気記録媒体が得られる。
分子構造を有する表面処理剤がナイトレンを介して磁性
層表面に共有結合され、かつ潤滑性物質は、表面処理剤
と類似の分子構造を有するため、分子間の相溶性が良
く、強い分子間力によって結合されている。そのため
に、潤滑性物質層は物体の接触によりせん断され、かつ
表面処理層に再結合され易いため、従来にない耐摺動特
性に優れた耐久性の良い磁気記録媒体が得られる。
以下、本発明についてさらに具体的に説明する。
本発明の磁気記録媒体において、磁気記録膜である磁性
層の表面処理剤として使用する物質は、フッ素化された
アルキル鎖を基本骨格とし、アジド基を少なくとも1つ
以上有する化合物のなかから選ばれる。上記フッ素化さ
れたアルキル鎖は、直鎖状のものばかりでなく、分岐し
たものでもかまわない。上記のフッ素化されたアルキル
鎖を主鎖とするアジドとしては、例えば (CF3)2CFO(CH2)3N3、 n−C6F13(CH2)6N3、 (CF3)2CFCF2(CH2)5N3、 F(CF2)7(CH2)11N3、 F(CF2)5CFHCF2N3、 F(CF2)12(CH2)12N3、 N3(CH2)6(CF2)6(CH2)6N3、 などがあげられる。
層の表面処理剤として使用する物質は、フッ素化された
アルキル鎖を基本骨格とし、アジド基を少なくとも1つ
以上有する化合物のなかから選ばれる。上記フッ素化さ
れたアルキル鎖は、直鎖状のものばかりでなく、分岐し
たものでもかまわない。上記のフッ素化されたアルキル
鎖を主鎖とするアジドとしては、例えば (CF3)2CFO(CH2)3N3、 n−C6F13(CH2)6N3、 (CF3)2CFCF2(CH2)5N3、 F(CF2)7(CH2)11N3、 F(CF2)5CFHCF2N3、 F(CF2)12(CH2)12N3、 N3(CH2)6(CF2)6(CH2)6N3、 などがあげられる。
また、上記のフッ素化されたアルキル鎖を主鎖とするア
ジドとして、アジド基(N3−)の近傍に不飽和結合、芳
香族環などの紫外光を吸収する官能基を導入してもよ
い。
ジドとして、アジド基(N3−)の近傍に不飽和結合、芳
香族環などの紫外光を吸収する官能基を導入してもよ
い。
これらのフッ素化されたアルキル鎖を主鎖とするアジド
を、表面処理剤として本発明の磁気記録媒体に適用する
方法としては、例えば磁気ディスクまたは磁気テープ上
に直接あるいは溶液としてスプレーし、さらにワイプる
方法などによって付着される。ついで、紫外光照射もし
くは、加熱により上記表面処理剤のアジド基が分解して
ナイトレンが生じ、磁性層表面と共有結合される。
を、表面処理剤として本発明の磁気記録媒体に適用する
方法としては、例えば磁気ディスクまたは磁気テープ上
に直接あるいは溶液としてスプレーし、さらにワイプる
方法などによって付着される。ついで、紫外光照射もし
くは、加熱により上記表面処理剤のアジド基が分解して
ナイトレンが生じ、磁性層表面と共有結合される。
本発明における表面処理層上に設ける潤滑性物質として
は、部分的もしくは全体がフッ素化されたアルカンある
いは、パーフルオロアルキルポリエーテルおよび、その
誘導体から選ばれる。なお、パーフルオロアルキルポリ
エーテルとしては、例えばポリヘキサフルオロプロピレ
ンオキシド、ポリテトラフルオロエチレンオキシドおよ
び、それらのカルボン酸などの誘導体があげられる。
は、部分的もしくは全体がフッ素化されたアルカンある
いは、パーフルオロアルキルポリエーテルおよび、その
誘導体から選ばれる。なお、パーフルオロアルキルポリ
エーテルとしては、例えばポリヘキサフルオロプロピレ
ンオキシド、ポリテトラフルオロエチレンオキシドおよ
び、それらのカルボン酸などの誘導体があげられる。
そして、本発明における潤滑性物質として用いる具体的
化合物としては、例えば、 CF3O(C2F4O)m(CF2O)nCF3〔平均分子量8000、m/n=
0.7〕、 F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(CF3)CO2H〔平均分子量320
0〕、 F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(CF3)CO2Li〔平均分子量320
0〕、 F(CF2)7(CH2)12H、 F(CF2)6(CH2)6H、 F(CF2)10F、 などをあげることができる。
化合物としては、例えば、 CF3O(C2F4O)m(CF2O)nCF3〔平均分子量8000、m/n=
0.7〕、 F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(CF3)CO2H〔平均分子量320
0〕、 F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(CF3)CO2Li〔平均分子量320
0〕、 F(CF2)7(CH2)12H、 F(CF2)6(CH2)6H、 F(CF2)10F、 などをあげることができる。
本発明における表面処理層の膜厚は、5Å未満では被覆
状態が良くないために磁性層との結合効果が十分でな
く、また500Åを超えると磁気ヘッドと媒体間のスペー
シングが大となり再生出力損失が増加するので、その膜
厚は5〜500Åの範囲が望ましく、20〜250Åの範囲がよ
り好ましい。そして、本発明における潤滑性物質層の膜
厚は、20Å未満では潤滑剤としての被覆性が低下し十分
な潤滑効果が得られず、また500Åを超えると上記と同
じく再生出力損失が増加するので、その膜厚は20〜500
Åの範囲にあるのが望ましく、さらに30〜250Åの範囲
がより好ましい。また、本発明における表面処理層と潤
滑性物質層を合わせた厚みは、一様性ならびに強度の点
から30Å以上であることが望ましく、その上限はヘッド
と媒体間のスペーシングによる再生出力損失の点からい
って500Å以下であることが好ましい。
状態が良くないために磁性層との結合効果が十分でな
く、また500Åを超えると磁気ヘッドと媒体間のスペー
シングが大となり再生出力損失が増加するので、その膜
厚は5〜500Åの範囲が望ましく、20〜250Åの範囲がよ
り好ましい。そして、本発明における潤滑性物質層の膜
厚は、20Å未満では潤滑剤としての被覆性が低下し十分
な潤滑効果が得られず、また500Åを超えると上記と同
じく再生出力損失が増加するので、その膜厚は20〜500
Åの範囲にあるのが望ましく、さらに30〜250Åの範囲
がより好ましい。また、本発明における表面処理層と潤
滑性物質層を合わせた厚みは、一様性ならびに強度の点
から30Å以上であることが望ましく、その上限はヘッド
と媒体間のスペーシングによる再生出力損失の点からい
って500Å以下であることが好ましい。
本発明を適用する磁気記録媒体としては、磁性層がCo−
Cr合金、Co−Ni合金、Co−Fe合金、Co−P合金などの金
属磁性膜、および磁性層中にγ−Fe2O3、Co含有γ−Fe2
O3、Fe3O4、Co含有γ−Fe3O4、CrO2などの酸化磁性粉お
よびFe、Co、Niやこれらの合金などの金属磁性粉末を含
有するものなどが挙げられる。また、上記の磁気記録膜
上にさらに保護膜を有するものについても適用可能であ
る。
Cr合金、Co−Ni合金、Co−Fe合金、Co−P合金などの金
属磁性膜、および磁性層中にγ−Fe2O3、Co含有γ−Fe2
O3、Fe3O4、Co含有γ−Fe3O4、CrO2などの酸化磁性粉お
よびFe、Co、Niやこれらの合金などの金属磁性粉末を含
有するものなどが挙げられる。また、上記の磁気記録膜
上にさらに保護膜を有するものについても適用可能であ
る。
以下に本発明の一実施例を挙げさらに詳細に説明する。
本実施例において用いた磁気記録膜である磁性層の表面
処理剤の種類を第1表に示す。
処理剤の種類を第1表に示す。
そして、本実施例において用いた潤滑性物質の種類を第
2表に示す。
2表に示す。
本実施例の試料No.1〜14においては、磁気記録媒体とし
て、エポキシ、フェノール、およびポリビニルブチラー
ル樹脂よりなるバインダ中に磁性粉(γ−Fe2O3)を分
散させて製作した5インチ径の塗布型磁気ディスクを用
い、第1表に示す表面処理剤を所定の膜厚に塗布し、窒
素雰囲気中で約150℃の温度で約30分間加熱した。そし
て、潤滑性物質を塗布する前に上記磁気ディスクをフレ
オン溶液中で10分間超音波洗浄して未反応の表面処理剤
を除去し磁気記録媒体に直接化学結合する表面処理層を
形成させる方法を処理法(2)とし、他方、フレオン洗
浄せずに潤滑性物質の塗布を行なったものを処理法
(1)と呼ぶことにする。潤滑性物質の塗布は、フレオ
ン溶液のかたちでスプレ塗布した後、磁気ディスクを回
転させながらガーゼテープで潤滑性物質層が所定の膜厚
になるまで過剰の潤滑性物質を拭き取った。
て、エポキシ、フェノール、およびポリビニルブチラー
ル樹脂よりなるバインダ中に磁性粉(γ−Fe2O3)を分
散させて製作した5インチ径の塗布型磁気ディスクを用
い、第1表に示す表面処理剤を所定の膜厚に塗布し、窒
素雰囲気中で約150℃の温度で約30分間加熱した。そし
て、潤滑性物質を塗布する前に上記磁気ディスクをフレ
オン溶液中で10分間超音波洗浄して未反応の表面処理剤
を除去し磁気記録媒体に直接化学結合する表面処理層を
形成させる方法を処理法(2)とし、他方、フレオン洗
浄せずに潤滑性物質の塗布を行なったものを処理法
(1)と呼ぶことにする。潤滑性物質の塗布は、フレオ
ン溶液のかたちでスプレ塗布した後、磁気ディスクを回
転させながらガーゼテープで潤滑性物質層が所定の膜厚
になるまで過剰の潤滑性物質を拭き取った。
なお、表面処理層および潤滑性物質層の膜厚はフーリエ
変換型赤外分光器によって測定した。
変換型赤外分光器によって測定した。
磁気ヘッドに対する摺動強度の測定は、上記の方法で作
製した磁気ディスクを、20gの荷重を印加したα−Al2O3
摺動子(曲率半径30mmの球面摺動子)を用い、スライデ
ィング速度10m/sにて繰返し摺動させ、磁気記録媒体表
面に疵が発生するまでの回数を測定することにより耐久
性を評価した。
製した磁気ディスクを、20gの荷重を印加したα−Al2O3
摺動子(曲率半径30mmの球面摺動子)を用い、スライデ
ィング速度10m/sにて繰返し摺動させ、磁気記録媒体表
面に疵が発生するまでの回数を測定することにより耐久
性を評価した。
なお、熱処理の代りに600ワットのHg−Xeランプで露光
(UV)した結果を本実施例の試料No.8〜14に示す。
(UV)した結果を本実施例の試料No.8〜14に示す。
比較例である試料No.1〜12については、表面処理剤の塗
布およびその処理を行なわず、上記の実施例の試料No.1
〜14において示した方法に準じて、所定の潤滑性物質層
の膜厚を有する試料を作製し、上記の摺動試験法によっ
て摺動強度の測定を行なった。
布およびその処理を行なわず、上記の実施例の試料No.1
〜14において示した方法に準じて、所定の潤滑性物質層
の膜厚を有する試料を作製し、上記の摺動試験法によっ
て摺動強度の測定を行なった。
本実施例の試料No.15〜17については、磁気記録媒体と
して、Arガス中で高周波スパッタリング法により、0.3
μmの膜厚のCo−Cr金属磁性膜をガラス基板上に形成さ
せた磁気ディスクを用い、上記本実施例の試料No.1〜14
と同様の方法で表面処理剤の塗布ならびにその処理およ
び潤滑性物質の塗布を行ない試料を作製した。なお、摺
動強度の測定は上記の摺動試験法により行なった。
して、Arガス中で高周波スパッタリング法により、0.3
μmの膜厚のCo−Cr金属磁性膜をガラス基板上に形成さ
せた磁気ディスクを用い、上記本実施例の試料No.1〜14
と同様の方法で表面処理剤の塗布ならびにその処理およ
び潤滑性物質の塗布を行ない試料を作製した。なお、摺
動強度の測定は上記の摺動試験法により行なった。
比較例である試料No.13〜14については、上記実施例の
試料No.15〜17と同様の方法で作製したCo−Cr金属磁性
膜の表面に、上記の比較例の試料No.1〜12と同様の方法
で潤滑性物質を塗布し試料を作製した。摺動強度の測定
は、上記と同様の方法で行なった。
試料No.15〜17と同様の方法で作製したCo−Cr金属磁性
膜の表面に、上記の比較例の試料No.1〜12と同様の方法
で潤滑性物質を塗布し試料を作製した。摺動強度の測定
は、上記と同様の方法で行なった。
本実施例における試験結果を第3表、第4表および第5
表に示す。
表に示す。
第3表に見られるように、比較例試料No.1の潤滑性物質
層とほぼ同一の膜厚の潤滑性物質層および表面処理層を
設けた実施例試料No.1〜4においては、その表面処理層
によって摺動強度が約1桁程度向上することが認められ
る。
層とほぼ同一の膜厚の潤滑性物質層および表面処理層を
設けた実施例試料No.1〜4においては、その表面処理層
によって摺動強度が約1桁程度向上することが認められ
る。
また、実施例試料No.1〜4および同試料No.5〜7を比較
すると、表面処理剤の処理法(2)も処理法(1)と同
等の効果があることを示している。
すると、表面処理剤の処理法(2)も処理法(1)と同
等の効果があることを示している。
そして、第4表に示す実施例試料No.8〜14と上記第3表
の実施例試料No.5〜7を比較すると、UV処理によっても
加熱処理と同様の効果が得られることが明らかである。
の実施例試料No.5〜7を比較すると、UV処理によっても
加熱処理と同様の効果が得られることが明らかである。
また、本発明のフッ素系表面処理層に非フッ素系潤滑性
物質層を設けた場合には、比較例試料No.7〜9および同
試料No.10〜12に見られるように、本発明の表面処理層
を用いても摺動強度の著しい改善は見られず、本発明の
表面処理層とフッ素系潤滑性物質層とを組合せることに
よって、はじめて摺動強度が大幅に向上することを示し
ている。
物質層を設けた場合には、比較例試料No.7〜9および同
試料No.10〜12に見られるように、本発明の表面処理層
を用いても摺動強度の著しい改善は見られず、本発明の
表面処理層とフッ素系潤滑性物質層とを組合せることに
よって、はじめて摺動強度が大幅に向上することを示し
ている。
そして、第5表の実施例試料No.15〜17に示すごとく、
本発明は金属磁性膜に対しても塗布型磁性膜と同様の効
果が得られることが明白である。
本発明は金属磁性膜に対しても塗布型磁性膜と同様の効
果が得られることが明白である。
以上の実施例において説明したごとく、本発明による磁
気ディスクは、いずれの場合においても良好な耐ヘッド
摺動強度を示し、磁気記録媒体として優れた耐久性を有
することがわかる。
気ディスクは、いずれの場合においても良好な耐ヘッド
摺動強度を示し、磁気記録媒体として優れた耐久性を有
することがわかる。
以上詳細に説明したごとく、本発明の磁気記録媒体にお
いては、潤滑性物質と類似の分子構造を有する表面処理
剤が、ナイトレンを介して磁気記録膜である磁性層表面
に強固に共有結合され、かつ潤滑性物質が表面処理剤と
分子間力により強く結合されているから、磁性層の耐摩
耗性が良好で、優れた耐久性を有する磁気記録媒体であ
る。そして、上記の本発明の効果は、塗布型磁気記録媒
体、Co−Crスパッタ金属磁気記録媒体のほか、メッキあ
るいは蒸着などにより形成した金属磁性膜においても有
効であり、広く実用化が可能で工業上の利用価値は極め
て大きい。
いては、潤滑性物質と類似の分子構造を有する表面処理
剤が、ナイトレンを介して磁気記録膜である磁性層表面
に強固に共有結合され、かつ潤滑性物質が表面処理剤と
分子間力により強く結合されているから、磁性層の耐摩
耗性が良好で、優れた耐久性を有する磁気記録媒体であ
る。そして、上記の本発明の効果は、塗布型磁気記録媒
体、Co−Crスパッタ金属磁気記録媒体のほか、メッキあ
るいは蒸着などにより形成した金属磁性膜においても有
効であり、広く実用化が可能で工業上の利用価値は極め
て大きい。
Claims (6)
- 【請求項1】基板上に、直接もしくは保護層を介して形
成された磁気記録膜を有する磁気記録媒体において、上
記磁気記録膜の上に、アジト化合物の反応生成物からな
る表面処理層を形成させ、該表面処理層の上に潤滑性物
質層を設けてなることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】表面処理層は、部分的もしくは全体がフッ
素化されたアルキル鎖を基本骨格とし、アジド基を少な
くとも1つ有するアジド化合物の反応生成物であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気記録媒
体。 - 【請求項3】表面処理層であるアジド化合物の反応生成
物の形成は、加熱もしくは露光処理によることを特徴と
する特許請求の範囲第1項または第2項に記載の磁気記
録媒体。 - 【請求項4】表面処理層の上に設ける潤滑性物質層は、
パーフルオロアルキルポリエーテル、あるいは部分的も
しくは全体がフッ素化されたアルカンよりなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
1項に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】表面処理層の膜厚は、5〜500Åの範囲で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
項のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項6】潤滑性物質層の膜厚は、20〜500Åの範囲
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
4項のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20335385A JPH07101497B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 磁気記録媒体 |
| KR1019860007366A KR900004754B1 (ko) | 1985-09-17 | 1986-09-03 | 자기 기록 매체 |
| US06/904,403 US4722859A (en) | 1985-09-17 | 1986-09-08 | Magnetic recording medium |
| DE19863631484 DE3631484A1 (de) | 1985-09-17 | 1986-09-16 | Magnetaufzeichnungsmaterial und verfahren zu seiner herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20335385A JPH07101497B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6265226A JPS6265226A (ja) | 1987-03-24 |
| JPH07101497B2 true JPH07101497B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=16472622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20335385A Expired - Lifetime JPH07101497B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101497B2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP20335385A patent/JPH07101497B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6265226A (ja) | 1987-03-24 |
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