JPH0710180B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0710180B2
JPH0710180B2 JP63162284A JP16228488A JPH0710180B2 JP H0710180 B2 JPH0710180 B2 JP H0710180B2 JP 63162284 A JP63162284 A JP 63162284A JP 16228488 A JP16228488 A JP 16228488A JP H0710180 B2 JPH0710180 B2 JP H0710180B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、放電ランプ等に給電するためのインバータ
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の1石式のインバータ装置は、第5図に示すよう
に、直流電源Eと負荷回路LC1との間に設けたトランジ
スタからなるスイッチング要素Tr1をオンオフさせて負
荷回路LC1へ断続的に電力供給するようになっている。
また、直流電源Eの電圧で抵抗R0を通して電源平滑用の
コンデンサC0が充電され、この電源平滑用のコンデンサ
C0の両端に得られる制御回路電源電圧VC0が制御回路CR1
に印加され、これによって制御回路CR1がスイッチング
要素Tr1に対してオンオフ制御信号を供給するようにな
っている。
このような1石式のインバータ装置においては、スイッ
チング要素Tr1のスイッチング動作の起動時につぎのよ
うに動作する。直流電源Eを投入すると、直流電源Eか
ら抵抗R0を通ってコンデンサC0およびツェナーダイオー
ドZD0の並列回路に電流が流れ、制御回路電源電圧VC0
得られる。そして、このコンデンサC0の両端に得られる
制御回路電源電圧VC0により、抵抗R14を通じてコンデン
サC5が充電され、コンデンサC5の両端電圧VC5が第6図
(a)に示すように上昇する。このコンデンサC5の両端
電圧VC5が電圧応答スイッチ素子SBSのターンオン電圧に
スイッチング要素Tr1であるトランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧VBEを加えた閾値電圧VTを超えると、電圧
応答スイッチ素子SBSがターンオンし、コンデンサC5
電荷が抵抗R15と電圧応答スイッチ素子SBSとを通してス
イッチング要素Tr1の制御極(ベース)へ放出させるこ
とになり、この結果抵抗R15および電圧応答スイッチ素
子SBSを通して起動電流ISBSが第6図(b)に示すよう
にスイッチングTr1の制御極(ベース)へ流れることに
なる。なお、この起動電流ISBSは、コンデンサC5の両端
電圧VC5が下降していくにつれて減少することになる。
この第6図(b)に示す起動電流ISBSによって、スイッ
チング要素Tr1が第6図(c)に示すようにターンオン
し、スイッチング動作が開始する。
そして、コンデンサC5の電荷が十分に放出されて、起動
電流ISBSが電圧応答スイッチ素子SBSの保持電流IHより
小さくなると、スイッチング要素Tr1がオフとなり、コ
ンデンサC5の充電が再開する。
以後、上記の動作を繰り返す。この結果、スイッチング
要素Tr1の制御極にパルス状の起動電流ISBSが繰り返し
供給されることになる。
以上のスイッチング要素Tr1に対する起動電流ISBSの供
給により負荷回路LC1に負荷電流が流れると、発振検出
回路DT2がこれを検出してトランジスタTr7をオンにす
る。この結果、コンデンサC5の電荷が強制的に放出させ
られ、コンデンサC5の両端電圧VC5が閾値電圧VTまで到
達せず、電圧応答スイッチ素子SBSが遮断状態を維持
し、スイッチング要素Tr1への起動電流ISBSの供給は停
止する。起動電流ISBSの供給が停止した後は、負荷回路
LC1中のカレントトランスCT1の二次側からスイッチング
要素Tr1の制御極(ベース)へ駆動電流が供給され、ス
イッチング要素Tr1のスイッチング動作は持続する。
負荷LDが接続されていない無負荷時には、負荷回路LC1
に負荷電流が流れないため、上記のパルス状の起動電流
ISBSの供給が繰り返されることになる。
なお、スイッチング要素Tr1のオンオフを切り替えるた
めのオンオフ制御信号は、制御回路電源電圧VC0が供給
される制御回路CR1からスイッチング要素Tr1の制御極
(ベース)に加えられる。
また、負荷回路LC1は、スイッチング要素Tr1の断続によ
って直流電力が断続的に供給されると、コンデンサC2
よび発振トランスL3よりなる共振回路が放電ランプ負荷
LDに対し振動電流を供給することになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第5図に示したインバータ装置では、起動電流ISBS
が電圧応答スイッチ素子SBSの保持電流IHより小さくな
ったときに、電圧応答スイッチ素子SBSが遮断すること
を利用して起動電流ISBSを遮断するようになっている
が、電圧応答スイッチ素子SBSの保持電流IHが数百μA
ときわめて小さいため、コンデンサC5を放電させて電圧
応答スイッチ素子SBSに流れる起動電流ISBSを保持電流I
Hより小さくして電圧応答スイッチ素子SBSをターンオフ
させるためには、抵抗R14の抵抗値を大きくするととも
に抵抗R15の抵抗値を小さくする必要がある。
しかし、このように抵抗R14,R15の抵抗値を設定する
と、電圧応答スイッチ素子SBSのターンオン時に必要以
上に大きい起動電流ISBSが流れてしまい、スイッチング
要素Tr1および電圧応答スイッチ素子SBSを破壊するおそ
れがある。
一方、電圧応答スイッチ素子SBSは前記したように保持
電流IHが小さいため、ターンオフするまでに時間がかか
る。すなわち、電圧応答スイッチ素子SBSのオン時間が
長くなりやすく、スイッチング要素Tr1に対して起動電
流ISBSを必要以上に長い時間連続し流してしまうことに
なる。このように長時間起動電流ISBSを連続して流す
と、無負荷時にコンデンサC2と発振トランスL3とで異常
発振を生じたり、スイッチング要素Tr1に過電流が流れ
て破損するおそれがある。
このような問題に対し、第5図において、抵抗R15の抵
抗値を小さくし、コンデンサC5の放電を速くすると、起
動電流ISBSを流す時間を短くすることが可能となるが、
前記したように必要以上に大きな起動電流ISBSが流れる
ので、起動電流ISBSを流す時間を短くするのには制限が
ある。
また、第5図のインバータ装置は、電圧応答スイッチ素
子SBSを用いて回路構成してあり、電圧応答スイッチ素
子SBSの他の部品との集積一体化が困難であることか
ら、制御回路CR1と起動回路部とを専用集積回路化する
場合に、電圧応答スイッチ素子SBSを外付けせざるを得
ず、コスト高になり、また大型化するという問題があっ
た。
以上のような課題は、起動電流を周期的に発生させるた
めに、電圧応答スイッチ素子SBSを含んで構成されるタ
イマ回路を用いているからであると考えられる。したが
って、電圧応答スイッチ素子SBSを用いずに回路構成し
て起動電流を周期的に発生させることができれば、前記
の課題は解消すると予想される。
この発明の目的は、非線型の電圧応答スイッチ素子を用
いることなく起動を行うことができ、しかも小型で安価
に達成できるインバータ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のインバータ装置は、スイッチング要素を含み
直流電源に接続されて高周波出力電圧を発生するものに
おいて、つぎのように構成している。すなわち、直流電
源の両端に制御回路電源を構成する第1の抵抗および第
1のコンデンサの直列回路を接続し、第1のコンデンサ
の両端に第2の抵抗および第1のスイッチの直列回路を
接続するとともに、スイッチング要素の制御極を介して
第2のコンデンサおよび第2のスイッチの直列回路を接
続している。また、第2のコンデンサの電荷を放出させ
る放電要素を第2のコンデンサと並列的に接続してい
る。そして、第1のコンデサの電圧が上側設定値を上回
った場合には第1および第2のスイッチをオン状態にす
るとともに下側設定値を下回った場合には第1および第
2のスイッチをオフ状態にするスイッチ制御回路を設け
ている。
〔作用〕
この発明の構成によれば、スイッチ制御回路が第1のコ
ンデンサの電圧を検出し、この電圧が上側設定値を上回
った時に第1および第2のスイッチをオン状態にし、下
側設定値を下回った時に第1および第2のスイッチをオ
フ状態にする。
第1および第2のスイッチがオフ状態のときに、第1の
コンデンサが第1の抵抗を通して充電されて第1のコン
デンサの電圧が上昇する。
そして、第1のコンデンサの電圧が上側設定値を上回る
と、第1および第2のスイッチがオン状態となり、第1
のコンデンサから第2のコンデンサおよび放電要素の並
列回路と第2のスイッチとを通してスイッチング要素の
制御極に起動電流が供給される。このとき同時に、第1
のコンデンサが放電し、第1のコンデンサの電圧が下降
する。
この後、第1のコンデンサの電圧が所定の値まで下降す
ると、スイッチング要素の制御極に起動電流が流れなく
なり、スイッチング要素が遮断し、さらに第2のコンデ
ンサの両端電圧でもってスイッチング要素の制御極に逆
バイアス電圧が加えられ、この後、第1および第2のコ
ンデンサの放電が続く。
さらにこの後、第1のコンデンサの電圧が下降して下側
設定値を下回ると、第1および第2のスイッチがオフ状
態となり、初期状態に戻り、以上の動作を繰り返し、こ
れによってスイッチング要素にパルス状の起動電流が繰
り返し供給されることになる。
〔実 施 例〕
この発明の第1の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。このインバータ装置は、第1図に示すよう
に、直流電源Eと負荷回路LC1との間に設けたトランジ
スタからなるスイッチング要素Tr1をオンオフさせて負
荷回路LC1へ断続的に電力供給するものにおいて、スイ
ッチング要素Tr1の制御極(ベース)に起動電流を供給
する回路構成に特徴を有する。すなわち、このインバー
タ装置は、直流電源Eに第1の抵抗R0と電源平滑用の第
1のコンデンサC0とを直列に接続し、第1のコンデンサ
C0と並列に第2の抵抗R1および第1のスイッチS1の直列
回路を接続し、第1の抵抗R0と第1のコンデンサC0との
接続点とスイッチング要素Tr1の制御極(ベース)との
間に抵抗R2,第2のコンデンサC1および第2のスイッチS
2の直列回路を接続し、抵抗からなる放電要素R3を第2
のコンデンサC1に並列接続し、第1のコンデンサC0の両
端に現れる制御回路電源電圧VC0が上側設定値を上回っ
た時に第1および第2のスイッチS1,S2をオン状態にす
るとともに第1のコンデンサC0の両端間の制御回路電源
電圧VC0が下側設定値を下回った時に第1および第2の
スイッチS1,S2をオフ状態にするスイッチ制御回路CR2
設けている。
STは負荷回路LC1に負荷電流が流れたことを検出して第
1および第2のスイッチS1,S2をオフ状態に保持する起
動停止回路であり、スイッチ制御回路CR2に優先する。C
R1は制御回路電源電圧VC0が印加されることによって作
動し、従来例と同様にスイッチング要素Tr1に対してオ
ンオフ制御信号を与える制御回路である。
なお、上記第1図の回路において、放電要素R3は、抵抗
R2および第2のコンデンサC1の直列回路に並列して接続
してもよい。また、放電要素R3としては、個別部品を用
いるだけでなく、コンデンサC1の内部インピーダンスを
利用することもできる。
つぎに、このインバータ装置の動作を説明する。直流電
源Eから第1の抵抗R0を通して第1のコンデンサC0が充
電され、この第1のコンデンサC0の両端に制御回路電源
電圧VC0が得られる。
そして、スイッチ制御回路CR2が制御回路電源電圧VC0
検出し、この制御回路電源電圧VC0が上側設定値VL1(第
2図参照)を上回った時に第1および第2のスイッチ
S1,S2をオン状態にする。一方、第1のR0と第1のコン
デンサC0との接続点の制御回路電源電圧VC0が下側設定
値VL2(第2図参照)を下回った時に第1および第2の
スイッチS1,S2をオフ状態にする。
第1および第2のスイッチS1,S2がオフ状態のときに第
1のコンデンサC0が充電される。
第1および第2のスイッチS1,S2がオン状態となると、
第1のコンデンサC0の両端の制御回路電源電圧VC0でも
って抵抗R2,コンデンサC1および放電要素R3の並列回路
および第2のスイッチS2を通してスイッチング要素Tr1
の制御極(ベース)に起動電流IS1が流れる。また、こ
れと同時に第1のコンデンサC0の電荷が第1のスイッチ
S1および第2の抵抗R1を通して放出され、制御回路電源
電圧VC0が所定の値まで低下すると、起動電流IS1がなく
なり、スイッチング要素Tr1が遮断し、その後第2のコ
ンデンサC1によりスイッチング要素Tr1の制御極に逆バ
イアス電圧が印加されることになる。
この後、第1および第2のスイッチS1,S2がオフ状態と
なると、第1のコンデンサC0の充電が始まり、上記の動
作を繰り返すことになる。
ここで、第2図(a)〜(e)を参照して第1図の回路
の動作を時間を追って詳細に説明する。第2図におい
て、(a)は制御回路電源電圧VC0の変化を示し、
(b)は電圧VC1の変化を示し、(c)は起動電流IS1
変化を示し、(d)はスイッチング要素Tr1のオンオフ
状態を示し、(e)は第1および第2のスイッチS1,S2
のオンオフ状態を示している。
時刻t0以前においては、第1および第2のスイッチS1,S
2はオフ状態であって、第1の抵抗R0を通して第1のコ
ンデンサC0が充電され、制御回路電源電圧VC0が第2図
(a)に示すように上昇していく。
時刻t0で制御回路電源電圧VC0が上側設定値VL1を超える
と、スイッチ制御回路CR2が作動して第1および第2の
スイッチS1,S2を第2図(e)に示すようにオン状態に
する。この結果、第1のコンデンサC0から抵抗R2,第2
のコンデンサC1および第2のスイッチS2を通してスイッ
チング要素Tr1の制御極(ベース)に第2図(c)に示
すように起動電流IS1が流れ、スイッチング要素Tr1が第
2図(d)に示すようにオンとなる。第2のコンデンサ
C1は充電が進み、電圧VC1が第2図(b)に示すよう
に、上昇していき、起動電流IS1は減少していく。
一方、第1のコンデンサC0から第2の抵抗R1および第1
のスイッチS1を通して電流が流れ、第1のコンデンサC0
の両端の制御回路電源電圧VC0が第2図(a)に示すよ
うに下降していく。
時刻t1になって、電圧VC1となると、第2のコンデンサC1を通してスイッチング要
素Tr1に流入する起動電流はなくなり、抵抗R2および放
電要素R3を通して若干の起動電流IS1が流れ続けるのみ
となる。
このとき、第1のコンデンサC0の電荷は、第2の抵抗R1
および第1のスイッチS1を通して継続放出され、制御回
路電源電圧VC0はその後も下降し続ける。この結果、第
2のコンデンサC1の放電が始まり、第2のコンデンサC1
の電圧VC1が下降を始める。
時刻t2において、制御回路電源電圧VC0が電圧VC1に等し
くなると、起動電流IS1が零になり、スイッチング要素T
r1が第2図(d)に示すように遮断する。一方、第1の
コンデンサC0の放電が続けて行われ、制御回路電源電圧
VC0はその後も下降を続ける。この結果、スイッチング
要素Tr1の制御極には、第2のコンデンサC1により逆バ
イアス電圧が印加される。
時刻t3において、制御回路電源電圧VC0が下側設定値VL2
を下回ると、スイッチ制御回路CR2が作動して第1およ
び第2のスイッチS1,S2が第2図(e)に示すように、
共にオフ状態となる。この結果、第1の抵抗R0を通して
第1のコンデンサC0の充電が行われ、制御回路電源電圧
VC0が再度上昇していく。
時刻t4において、第2のコンデンサC1の放電が終了す
る。
時刻t5において、時刻t0と同じ状態になり、以後時刻t0
〜t5の動作を繰り返し、これによってパルス状の起動電
流IS1が繰り返しスイッチング要素Tr1の制御極に供給さ
れることになる。
以上のような動作によって、スイッチング要素Tr1のス
イッチング動作が起動し、負荷回路LC1に負荷電流が流
れると、起動停止回路STがこれを検出して、第1および
第2のスイッチS1,S2を強制的にオフ状態にすることに
なる。この結果、スイッチング要素Tr1への起動電流IS1
の供給は停止することになる。なお、スイッチング要素
Tr1の制御極への駆動電流は、負荷回路LC1から継続して
供給されるので、スイッチング要素Tr1のスイッチング
動作は支障なく持続する。
なお、スイッチング要素Tr1のオンオフの制御は従来例
と同様に制御回路CR1が行う。
この実施例のインバータ装置は、制御回路電源電圧VC0
を脈流にして起動電流IS1の繰り返し周期を決定してい
るため、周期を決める電圧応答スイッチ素子SBS等を含
んだ特別なタイマ回路は不要であり、しかも制御回路電
源用の第1の抵抗R0および第1のコンデンサC0を起動用
に兼用しているため、部品点数が少なく、合理的で低コ
スト化を達成することができる。
また、制御回路電源電圧VC0を脈流にしている期間は、
スイッチング要素Tr1のスイッチング動作がまだ行われ
ていない時であり、このときは制御回路CR1はまだ動作
していないので、制御回路電源電圧VC0の脈流化がイン
バータ装置としての動作に悪影響を与えることはない。
また、抵抗R2および第2のコンデンサC1の直列回路から
なる微分回路を通して起動電流IS1をスイッチング要素T
r1の制御極に供給すると同時に、電源となる制御回路電
源電圧VC0を下降させるため、第2のコンデンサC1の放
電用の放電要素R3を通して流れる電流をなくし、スイッ
チング要素Tr1の制御極に逆バイアス電圧を印加するこ
とができる。この結果、パルス状の起動電流IS1の幅を
狭くすることができる。したがって、無負荷時でも、ス
イッチング要素Tr1が長時間オンを持続することがな
く、負荷回路LC1での異常発振やスイッチング要素Tr1
破壊を防止することができる。
また、抵抗R2および第2のコンデンサC1の直列回路から
なる微分回路を通してスイッチング要素Tr1に起動電流I
S1を流すため、起動電流IS1の大きさを抵抗R2の抵抗値
を変えることで任意に設定することができ、したがっ
て、適切な起動電流IS1をスイッチング要素Tr1の制御極
へ供給することができる。この結果、必要以上の起動電
流IS1を流してスイッチング要素Tr1の制御極を破壊する
ことがなくなり、また第2のスイッチS2に電流容量の大
きなものを使用する必要がなくなる。
また、無負荷時の起動電流IS1の発生周期は、第1の抵
抗R0,第1のコンデンサC0および第2の抵抗R1の値、な
らびにスイッチ制御回路CR2における上側設定値VL1およ
び下側設定値VL2により設定することができる。
また、回路構成的に集積回路化が困難な部品は含まれて
おらず、集積回路化が容易で低コスト化を図ることがで
きる。
第3図は第1図の回路を具体化したものを示している。
第3図において、直流電源Eは、交流電源ACの電圧をダ
イオードブリッジDBで全波整流し、平滑コンデンサC3
平滑している。負荷回路LC1は、インダクタL1,L2とコン
デンサC2とカレントトランスCT1と抵抗R12とからなり、
インダクタL1とコンデンサC2とにより振動電流を発生し
てカレントトランスCT1およびインダクタL2を通して放
電ランプ等の負荷LDに供給するようになっている。
第1のスイッチS1は、トランジスタTr3で構成され、第
2のスイッチS2はトランジスタTr2で構成されている。R
4,R5はそれぞれトランジスタTr4,Tr5のベース抵抗、D1
はスイッチング要素Tr1に並列接続したフライホイルダ
イオード、ZD0はツェナーダイオードである。
起動停止回路STは、負荷電流を検出する負荷電流検出回
路DT1と、この負荷電流検出回路DT1によってオンオフさ
れるトランジスタTr4とからなる。そして、負荷電流が
流れているときに、負荷電流検出回路DT1の出力がハイ
レベルとなってトランジスタTr4がオンとなり。トラン
ジスタTr2,Tr3を強制的にオフにする。また、負荷電流
が流れていないときは、負荷電流検出回路DT1の出力が
ロウレベルとなってトランジスタTr4がオフとなり、ト
ランジスタTr2,Tr3はスイッチ制御回路CR2の出力に応じ
てオンオフする。
スイッチ制御回路CR2は、比較器IC1と、抵抗R6〜R
11と、トランジスタTr5と、ツェナーダイオードZD1とか
らなる。この構成では、上側設定値VL1は、 となり、下側設定値VL2は、 となる。ただし、VZD1はツェナーダイオードZD1のツェ
ナー電圧である。
そして、制御回路電源電圧VC0が上側設定値VL1より高く
なると、比較器IC1の出力がハイレベルとなり、トラン
ジスタTr2,Tr3,Tr5がオンとなる。一方、制御回路電源
電圧VC0が下側設定値VL2より低くなると、比較器IC1
出力がロウレベルとなり、トランジスタTr2,Tr3,Tr5
オフとなる。
その他の回路動作は第1図に関して説明した通りであ
る。
この発明の第2の実施例を第4図に基づいて説明する。
このインバータ装置は、第4図に示すように、2石ハー
フブリッジ型のもので、トランジスタからなる2個のス
イッチング要素Tr1,Tr6を交互にオンオフさせることに
より負荷回路LC1へ断続的に給電するものである。
負荷回路LC1は、放電ランプ等の負荷LDとインダクタL1
とカレントトランスCT2とコンデンサC2,C4とで構成さ
れ、第3図のものと構成は少し異なるが、インダクタL1
とコンデンサC2とにより振動電流を発生して負荷LDに供
給する点、ならびにカレントトランスCT2からスイッチ
ング要素Tr1,Tr6の制御極(ベース)へ駆動電流を供給
する点は同じである。D2はスイッチング要素Tr6に並列
接続したフライホイルダイオードである。
その他の回路部の構成および動作は第3図のものと同様
であるので、詳細は省く。
〔発明の効果〕
この発明のインバータ装置によれば、制御回路電源電圧
を脈流にして起動電流の繰り返し周期を決定しているた
め、電圧応答スイッチ等を含み周期を決める特別なタイ
マ回路は不要であり、しかも制御回路電源を構成する第
1の抵抗および第1のコンデンサを起動用に兼用してい
るので、合理的で低コスト化を達成できる。また、制御
回路電源電圧を脈流にしている期間はスイッチング要素
のスイッチング動作がまだ行われていない時であり、こ
のときはスイッチング要素のオンオフを制御する制御回
路はまだ動作していないので、制御回路電源電圧の脈流
化がインバータ装置としての動作に悪影響を与えること
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示す回路図、
第2図は第1図の回路の動作を示すタイムチャート、第
3図は第1図の回路の具体構成を示す回路図、第4図は
この発明の第2の実施例の具体構成を示す回路図、第5
図は従来例の構成を示す回路図、第6図は第5図の動作
を示すタイムチャートである。 E……直流電源、LC1……負荷回路、Tr1……スイッチ素
子、R0……第1の抵抗、R1……第2の抵抗、R3……放電
要素、C0……第1のコンデンサ、C1……第2のコンデン
サ、S1……第1のスイッチ、S2……第2のスイッチ、CR
1……制御回路、CR2……スイッチ制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング要素を含み直流電源に接続さ
    れて高周波出力電圧を発生するインバータ装置におい
    て、 前記直流電源の両端に接続されて制御回路電源を構成す
    る第1の抵抗および第1のコンデンサの直列回路と、 前記第1のコンデンサの両端に接続される第2の抵抗お
    よび第1のスイッチの直列回路と、 前記第1のコンデンサの両端に前記スイッチング要素の
    制御極を介して接続される第2のコンデンサおよび第2
    のスイッチの直列回路と、 前記第2のコンデンサと並列的に接続され前記第2のコ
    ンデンサの電荷を放出させる放電要素と、 前記第1のコンデンサの電圧が上側設定値を上回った場
    合には前記第1および第2のスイッチをオン状態にする
    とともに、下側設定値を下回った場合には前記第1およ
    び第2のスイッチをオフ状態にするスイッチ制御回路と
    を備えたことを特徴とするインバータ装置。
JP63162284A 1988-06-27 1988-06-27 インバータ装置 Expired - Fee Related JPH0710180B2 (ja)

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