JPH07101964A - シリルエーテル類の製造法 - Google Patents
シリルエーテル類の製造法Info
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- JPH07101964A JPH07101964A JP24580193A JP24580193A JPH07101964A JP H07101964 A JPH07101964 A JP H07101964A JP 24580193 A JP24580193 A JP 24580193A JP 24580193 A JP24580193 A JP 24580193A JP H07101964 A JPH07101964 A JP H07101964A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡便な手段として、安価、かつ安全に、優れ
た効率で高純度なシリルエーテル化合物を得る。 【構成】 R1 COR2 のカルボニル化合物原料を、金
属または金属塩触媒の存在下に、(LiH)n/R4-m
SiXm(m=1〜4)の化合物と反応させ、R1 R2 C
H−OSiR3-P XP (P=0〜3)のシリルエーテル
類を製造する。
た効率で高純度なシリルエーテル化合物を得る。 【構成】 R1 COR2 のカルボニル化合物原料を、金
属または金属塩触媒の存在下に、(LiH)n/R4-m
SiXm(m=1〜4)の化合物と反応させ、R1 R2 C
H−OSiR3-P XP (P=0〜3)のシリルエーテル
類を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医薬、農薬の製造原
料等として有用な、シリルエーテル類を高効率で、簡便
にしかも安全に製造することのできるシリルエーテル類
の製造法に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、カルボニル化合物を還元的シリル化反応により安
価に、安全に一段で製造し、しかも煩雑な後処理工程を
行うことなしに、高純度で目的とするシリルエーテル類
を工業的に製造することのできる新しい方法に関するも
のである。
料等として有用な、シリルエーテル類を高効率で、簡便
にしかも安全に製造することのできるシリルエーテル類
の製造法に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、カルボニル化合物を還元的シリル化反応により安
価に、安全に一段で製造し、しかも煩雑な後処理工程を
行うことなしに、高純度で目的とするシリルエーテル類
を工業的に製造することのできる新しい方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来より、医薬、農薬、高
分子製品等の各種分野での原料や中間製品等として有用
なシリルエーテル類については、対応するアルコール類
とシリル化剤との反応によって製造する方法(“Introd
uction to Organic Chemistry ”,A.S.ストレイト
ワイザーJr,C.H.ヒースコック著1981年,4
76頁,“Organic Chemistry ”,D.S.ケンプ、
F.ベラチィオ著1980年、1213頁)や、カルボ
ニル化合物からヒドロシリル化反応によって製造する方
法(“The Chemistry of Organic Silicon compound
s”,S.パタイ、Z.ラポポート著、1989年14
49頁)が知られている。しかしながら、シリル化剤に
よる前者の方法では、原料であるアルコールを得るため
に還元反応を行う必要があること、さらにシリルエーテ
ル類を単離するためには中和工程など煩雑な後処理工程
が必要であること等の欠点がある。また後者の方法で
は、ヒドロシリル化反応において高価な触媒やヒドロシ
ラン化合物を用いなければならないなど工業的製造方法
とするためには解決しなければならない多くの課題があ
る。
分子製品等の各種分野での原料や中間製品等として有用
なシリルエーテル類については、対応するアルコール類
とシリル化剤との反応によって製造する方法(“Introd
uction to Organic Chemistry ”,A.S.ストレイト
ワイザーJr,C.H.ヒースコック著1981年,4
76頁,“Organic Chemistry ”,D.S.ケンプ、
F.ベラチィオ著1980年、1213頁)や、カルボ
ニル化合物からヒドロシリル化反応によって製造する方
法(“The Chemistry of Organic Silicon compound
s”,S.パタイ、Z.ラポポート著、1989年14
49頁)が知られている。しかしながら、シリル化剤に
よる前者の方法では、原料であるアルコールを得るため
に還元反応を行う必要があること、さらにシリルエーテ
ル類を単離するためには中和工程など煩雑な後処理工程
が必要であること等の欠点がある。また後者の方法で
は、ヒドロシリル化反応において高価な触媒やヒドロシ
ラン化合物を用いなければならないなど工業的製造方法
とするためには解決しなければならない多くの課題があ
る。
【0003】そこで、この発明は、以上の通りの従来技
術の欠点を解消し、煩雑な操作工程を必要とすることな
く、かつ、安価で安全な手法として、生産性にも優れた
新しいシリルエーテル類の製造法を提供することを目的
としている。
術の欠点を解消し、煩雑な操作工程を必要とすることな
く、かつ、安価で安全な手法として、生産性にも優れた
新しいシリルエーテル類の製造法を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、次式(a)
を解決するものとして、次式(a)
【0005】
【化4】
【0006】(R1 およびR2 は、そのいずれか一方は
水素原子であってよく、また、R1 ,R2 およびRは、
各々、置換基を有してもよい鎖状あるいは環状の炭化水
素基もしくは複素環基を示す。Pは0〜3の数を示
す。)で表わされるシリルエーテル類を製造するにあた
り、次式(b)
水素原子であってよく、また、R1 ,R2 およびRは、
各々、置換基を有してもよい鎖状あるいは環状の炭化水
素基もしくは複素環基を示す。Pは0〜3の数を示
す。)で表わされるシリルエーテル類を製造するにあた
り、次式(b)
【0007】
【化5】
【0008】で表わされるカルボニル化合物を、金属も
しくは金属塩の触媒の存在下に、次式(c)
しくは金属塩の触媒の存在下に、次式(c)
【0009】
【化6】
【0010】(Xはハロゲン原子を、nおよびmは整数
を示し、mは1〜4である。)で表わされる化合物と反
応させることを特徴とするシリルエーテル類の製造法を
提供する。
を示し、mは1〜4である。)で表わされる化合物と反
応させることを特徴とするシリルエーテル類の製造法を
提供する。
【0011】
【作用】上記の特徴を有するこの発明の製造法において
は、原料物質として式(b)のカルボニル化合物を使用
するが、この式(b)のR1 およびR2 としては、いず
れか一方が水素原子であってよく、また、各々、置換基
を有してもよい鎖状あるいは環状の炭化水素基もしくは
複素環基とすることができる。より具体的には、このR
1 およびR2 は、同一または異なり、いずれか一方が水
素原子であるか、飽和または不飽和の鎖状もしくは環状
の炭化水素基、もしくは、窒素、酸素、硫黄等のヘテロ
原子を含む複素環化合物として、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル等のアル
キル基、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等のシクロアルキル基、フェニル、
クメニル、メシチル、トリル、キシリル、ナフチル、ア
ントリル、フェナントリル、インデニル基等の芳香族単
環あるいは多環式基、チエニル、フリル、ピラニル、キ
サンテニル、ピリジル、ピロリル、イミダゾリエル、イ
ンドリル、カルバゾイル、フェナントロニリル等のヘテ
ロ単環複素環基あるいは多環式複素環基等を例示するこ
とができる。
は、原料物質として式(b)のカルボニル化合物を使用
するが、この式(b)のR1 およびR2 としては、いず
れか一方が水素原子であってよく、また、各々、置換基
を有してもよい鎖状あるいは環状の炭化水素基もしくは
複素環基とすることができる。より具体的には、このR
1 およびR2 は、同一または異なり、いずれか一方が水
素原子であるか、飽和または不飽和の鎖状もしくは環状
の炭化水素基、もしくは、窒素、酸素、硫黄等のヘテロ
原子を含む複素環化合物として、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル等のアル
キル基、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等のシクロアルキル基、フェニル、
クメニル、メシチル、トリル、キシリル、ナフチル、ア
ントリル、フェナントリル、インデニル基等の芳香族単
環あるいは多環式基、チエニル、フリル、ピラニル、キ
サンテニル、ピリジル、ピロリル、イミダゾリエル、イ
ンドリル、カルバゾイル、フェナントロニリル等のヘテ
ロ単環複素環基あるいは多環式複素環基等を例示するこ
とができる。
【0012】また、これら炭化水素環あるいは複素環基
には、この発明の還元的シリルエーテル化反応を阻害す
ることのない任意の官能基、たとえば、ヒドロキシ基、
エーテル基、アミノ基、シアノ基、カルボキシル基、エ
ステル基、チオール基、チオエーテル基、カルバモイル
基等の置換基を適宜に有していてもよい。このカルボニ
ル化合物(b)には、式(c)のリチウム水素化物・シ
リルハライド化物を反応させるが、式(c)のR4-m S
iXm(m=1〜4)を構成するRは同一または異っ
て、水素原子を除いて、R1 およびR2 と同様の範囲の
ものから適宜に選択される。より具体的にはアルキル
基、フェニル基、ベンジル基等が例示される。また、X
は、ハロゲン原子であって、より好ましくは塩素原子を
用いることができる。(LiH)nは式が示すように会
合状態の固体であり、市販品は塊状で、空気中で保存す
ることが可能な化合物である。他のアルカリ金属の水素
化物、たとえば、KH、NaH等が空気中で不安定な化
合物であるのとは異なり極めて安定であり、取り扱いは
簡便であるが、逆に反応性に乏しいため、化学原料とく
に水素源として利用されることがほとんどなく、効率的
な活性化法の開発が要求されていたものである。
には、この発明の還元的シリルエーテル化反応を阻害す
ることのない任意の官能基、たとえば、ヒドロキシ基、
エーテル基、アミノ基、シアノ基、カルボキシル基、エ
ステル基、チオール基、チオエーテル基、カルバモイル
基等の置換基を適宜に有していてもよい。このカルボニ
ル化合物(b)には、式(c)のリチウム水素化物・シ
リルハライド化物を反応させるが、式(c)のR4-m S
iXm(m=1〜4)を構成するRは同一または異っ
て、水素原子を除いて、R1 およびR2 と同様の範囲の
ものから適宜に選択される。より具体的にはアルキル
基、フェニル基、ベンジル基等が例示される。また、X
は、ハロゲン原子であって、より好ましくは塩素原子を
用いることができる。(LiH)nは式が示すように会
合状態の固体であり、市販品は塊状で、空気中で保存す
ることが可能な化合物である。他のアルカリ金属の水素
化物、たとえば、KH、NaH等が空気中で不安定な化
合物であるのとは異なり極めて安定であり、取り扱いは
簡便であるが、逆に反応性に乏しいため、化学原料とく
に水素源として利用されることがほとんどなく、効率的
な活性化法の開発が要求されていたものである。
【0013】この発明の方法では、市販の安価な、か
つ、取扱いの簡便な(LiH)nを効果的に活性化する
ことで、これを水素源として反応に活用し、種々のカル
ボニル化合物の還元的シリル化反応を可能としている。
(LiH)nとR4-m SiXm(m=1〜4)は任意の
比率で用いることができるが、通常は1:1〜5、より
好ましくは約1:1程度で使用する。また、前記式
(b)カルボニル化合物原料に対しては、この発明の方
法では、カルボニル化合物1モルあたり、通常1〜10
当量、より好ましくは1〜2当量程度で使用する。
つ、取扱いの簡便な(LiH)nを効果的に活性化する
ことで、これを水素源として反応に活用し、種々のカル
ボニル化合物の還元的シリル化反応を可能としている。
(LiH)nとR4-m SiXm(m=1〜4)は任意の
比率で用いることができるが、通常は1:1〜5、より
好ましくは約1:1程度で使用する。また、前記式
(b)カルボニル化合物原料に対しては、この発明の方
法では、カルボニル化合物1モルあたり、通常1〜10
当量、より好ましくは1〜2当量程度で使用する。
【0014】反応には、触媒として金属または金属塩を
用いるが、これらは、周期律表第I族から第VIII族まで
の任意の金属またはその塩であってよい。なかでも、よ
り好ましくは亜鉛、錫、チタン、ジルコニウム、カドミ
ウム等の塩あるいはその金属を用いる。この際金属塩の
陰イオンはハロンゲン、酢酸、アルコキシド、アミド、
メタンスルホキシドイオンなどの塩を形成することがで
きるあらゆる陰イオンを用いることができる。さらに塩
だけでなく金属をそのまま用いることができ、なかでも
第II族の亜鉛等が好ましい。この際の形状は問わない
が、好ましくは微粉末状が用いられる。なかでも、亜鉛
またはその塩は特に好適なものの一つである。
用いるが、これらは、周期律表第I族から第VIII族まで
の任意の金属またはその塩であってよい。なかでも、よ
り好ましくは亜鉛、錫、チタン、ジルコニウム、カドミ
ウム等の塩あるいはその金属を用いる。この際金属塩の
陰イオンはハロンゲン、酢酸、アルコキシド、アミド、
メタンスルホキシドイオンなどの塩を形成することがで
きるあらゆる陰イオンを用いることができる。さらに塩
だけでなく金属をそのまま用いることができ、なかでも
第II族の亜鉛等が好ましい。この際の形状は問わない
が、好ましくは微粉末状が用いられる。なかでも、亜鉛
またはその塩は特に好適なものの一つである。
【0015】これら触媒は、カルボニル化合物原料に対
し、通常、0.01〜10モル%、より好ましくは0.
1〜2モル%使用することができる。また、この発明の
方法では、適宜な溶媒を使用することができる。この溶
媒としては、反応原料、シリル化合物、および触媒と反
応しないものであれば各種のものを用いることができ
る。たとえば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
溶媒、ヘプタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、ジクロ
ロメタン、塩化メチレン等のハロゲン含有炭化水素溶
媒、エチルエーテル、テトラヒドロフラン等が使用でき
る。本発明のさらなる特徴は溶媒としてトルエン等の溶
媒が用いることができることである。これらは既存の水
素化物を用いる反応方法ではテトロヒドロフランを除い
ては使用できなかったものであり、この点においてもこ
の発明の工業的製造法としての有用性を示している。
し、通常、0.01〜10モル%、より好ましくは0.
1〜2モル%使用することができる。また、この発明の
方法では、適宜な溶媒を使用することができる。この溶
媒としては、反応原料、シリル化合物、および触媒と反
応しないものであれば各種のものを用いることができ
る。たとえば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
溶媒、ヘプタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、ジクロ
ロメタン、塩化メチレン等のハロゲン含有炭化水素溶
媒、エチルエーテル、テトラヒドロフラン等が使用でき
る。本発明のさらなる特徴は溶媒としてトルエン等の溶
媒が用いることができることである。これらは既存の水
素化物を用いる反応方法ではテトロヒドロフランを除い
ては使用できなかったものであり、この点においてもこ
の発明の工業的製造法としての有用性を示している。
【0016】反応は、空気中でもよいし、不活性ガス、
たとえば、N2 、アルゴン等の雰囲気下で行ってもよ
い。反応は、通常、20から100℃の温度で行うが、
好ましくは室温付近(25−40度)で実施される。す
なわち、特別な高温を、あるいは低温の条件を必要とし
ないため反応制御が簡便である。さらに、所要反応時間
は用いる反応原料により異なるが、0.5から100時
間であるが、通常は1から50時間である。
たとえば、N2 、アルゴン等の雰囲気下で行ってもよ
い。反応は、通常、20から100℃の温度で行うが、
好ましくは室温付近(25−40度)で実施される。す
なわち、特別な高温を、あるいは低温の条件を必要とし
ないため反応制御が簡便である。さらに、所要反応時間
は用いる反応原料により異なるが、0.5から100時
間であるが、通常は1から50時間である。
【0017】この発明では、以上の方法で還元的シリル
化反応を実施するが、反応目的物であるシリルエーテル
類の単離工程は従来技術における単離工程が中和工程を
必要とするため多量の酸あるいはアルカリを用いたり多
量の水を必要とするなど繁雑でコストがかかるのに対
し、少くともたとえば濾過及び蒸留精製工程の2工程で
充分であり、極めて簡便である。
化反応を実施するが、反応目的物であるシリルエーテル
類の単離工程は従来技術における単離工程が中和工程を
必要とするため多量の酸あるいはアルカリを用いたり多
量の水を必要とするなど繁雑でコストがかかるのに対
し、少くともたとえば濾過及び蒸留精製工程の2工程で
充分であり、極めて簡便である。
【0018】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明の製造方法について説明する。もちろんこの発明は以
下の例によって限定されるものではない。
明の製造方法について説明する。もちろんこの発明は以
下の例によって限定されるものではない。
【0019】
【実施例】実施例1 ガラス製反応容器に、アルゴン気流下28℃において
(LiH)n(純度95%,30メッシュ)を626m
g、塩化トリメチルシリル8.15g、およびトルエン
20mlを入れて30分攪拌した。得られた灰色の懸濁
にアセトフェノン6.01gのトルエン溶液10mlを
加え、さらにZn(OSO2 CH3 )2 のトルエン溶液
を加え、36時間激しく攪拌した。ガスクロマトグラフ
ィー分析により98%のフェネチルアルコールのトリメ
チルシリルエーテルが得られていることを確認した。得
られた反応混合物をセライトを用いて液体成分と固体成
分とに分離した後、液体成分から溶媒及び揮発成分を減
圧留去し、粗生成物を得た。これを蒸留することで対応
するフェネチルアルコールのトリメチルシリルエーテル
を収率93%純度99%で得た。極めて高純度な目的と
するシリルエーテル化合物が高い収率で得られることが
わかる。なお、NMR値は、次の通りであった。1 HN
MR(400MHz,CDCl3 )δ0.08(s,9
H(CH 3 )3Si),1.44(d,3HCH 3 C
H),4.86(q,1HCH3 CH),7.2−7.
4(m,5HC 6 H5 )実施例2 溶媒としてトルエンの代わりに塩化メチレンを用いるほ
かは実施例1と全く同様に反応を行い、収率92%、純
度98%でフェネチルアルコールのトリメチルシリルエ
ーテルを得た。実施例3〜9 反応原料のアセトフェノンに代えて種々のカルボニル化
合物を用いたほかは実施例2と同様に反応を行ない、対
応するアルコールのトリメチルシリルエーテルを得た。
その結果を、生成物の純度(単離収率)として表1に示
した。各種のシリルエーテル化合物が高純度、高収率で
得られている。
(LiH)n(純度95%,30メッシュ)を626m
g、塩化トリメチルシリル8.15g、およびトルエン
20mlを入れて30分攪拌した。得られた灰色の懸濁
にアセトフェノン6.01gのトルエン溶液10mlを
加え、さらにZn(OSO2 CH3 )2 のトルエン溶液
を加え、36時間激しく攪拌した。ガスクロマトグラフ
ィー分析により98%のフェネチルアルコールのトリメ
チルシリルエーテルが得られていることを確認した。得
られた反応混合物をセライトを用いて液体成分と固体成
分とに分離した後、液体成分から溶媒及び揮発成分を減
圧留去し、粗生成物を得た。これを蒸留することで対応
するフェネチルアルコールのトリメチルシリルエーテル
を収率93%純度99%で得た。極めて高純度な目的と
するシリルエーテル化合物が高い収率で得られることが
わかる。なお、NMR値は、次の通りであった。1 HN
MR(400MHz,CDCl3 )δ0.08(s,9
H(CH 3 )3Si),1.44(d,3HCH 3 C
H),4.86(q,1HCH3 CH),7.2−7.
4(m,5HC 6 H5 )実施例2 溶媒としてトルエンの代わりに塩化メチレンを用いるほ
かは実施例1と全く同様に反応を行い、収率92%、純
度98%でフェネチルアルコールのトリメチルシリルエ
ーテルを得た。実施例3〜9 反応原料のアセトフェノンに代えて種々のカルボニル化
合物を用いたほかは実施例2と同様に反応を行ない、対
応するアルコールのトリメチルシリルエーテルを得た。
その結果を、生成物の純度(単離収率)として表1に示
した。各種のシリルエーテル化合物が高純度、高収率で
得られている。
【0020】
【表1】
【0021】実施例10 触媒として市販亜鉛末を用いるほかは実施例2と全く同
様に反応を行い、収率90%、純度99%でフェネチル
アルコールのトリメチルシリルエーテルを得た。実施例11〜28 実施例2の条件でカルボニル化合物と、(LiH)
n と、R4-m SiXm(m=1〜4)とを1:1:1の
割合で仕込み、各種亜鉛塩を触媒として反応を実施し
た。その結果を触媒の種類と、フェネチルアルコールの
トリメチルシリルエーテルの収率(%)として表2に示
した。収率はNMRおよびGCで決定したものである。
様に反応を行い、収率90%、純度99%でフェネチル
アルコールのトリメチルシリルエーテルを得た。実施例11〜28 実施例2の条件でカルボニル化合物と、(LiH)
n と、R4-m SiXm(m=1〜4)とを1:1:1の
割合で仕込み、各種亜鉛塩を触媒として反応を実施し
た。その結果を触媒の種類と、フェネチルアルコールの
トリメチルシリルエーテルの収率(%)として表2に示
した。収率はNMRおよびGCで決定したものである。
【0022】
【表2】
【0023】比較例1 実施例2における反応を塩化トリメチルシリルを加えな
いほかは全く同様に行った。その結果、アセトフェノン
は消費されることなく後処理後未反応で回収された。比較例2 実施例2における反応を触媒であるZn(OSO2 CH
3 )2 を加えないほか全く同様に行った。その結果、ア
セトフェノンは消費されることなく後処理後未反応で回
収された。
いほかは全く同様に行った。その結果、アセトフェノン
は消費されることなく後処理後未反応で回収された。比較例2 実施例2における反応を触媒であるZn(OSO2 CH
3 )2 を加えないほか全く同様に行った。その結果、ア
セトフェノンは消費されることなく後処理後未反応で回
収された。
【0024】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、簡便な手段で、安価かつ安全に、優れた反応成績で
高純度なシリルエーテル類を得る。
り、簡便な手段で、安価かつ安全に、優れた反応成績で
高純度なシリルエーテル類を得る。
フロントページの続き (72)発明者 大熊 毅 愛知県瀬戸市川北町1−55 川辺454ビル 2E号室 (72)発明者 橋口 昌平 愛知県名古屋市名東区上社4−302 (72)発明者 碇屋 隆雄 愛知県名古屋市千種区汁谷町8−1 茶屋 が坂コータース906号 (72)発明者 野依 良治 愛知県愛知郡日進町大字梅森字新田135− 417
Claims (3)
- 【請求項1】 次式(a) 【化1】 (R1 およびR2 は、そのいずれか一方は水素原子であ
ってよく、また、R1 ,R2 およびRは、各々、置換基
を有してもよい鎖状または環状の炭化水素基もしくは複
素環基を示す。pは0〜3の数を示す。)で表わされる
シリルエーテル類を製造するにあたり、次式(b) 【化2】 で表わされるカルボニル化合物を、金属もしくは金属塩
の触媒の存在下に、次式(c) 【化3】 (Xはハロゲン原子を、nおよびmは整数を示し、mは
1〜4である。)で表わされる化合物と反応させること
を特徴とするシリルエーテル類の製造法。 - 【請求項2】 式(c)の化合物を、式(b)のカルボ
ニル化合物1モルあたり1〜10当量の割合で反応させ
る請求項1の製造法。 - 【請求項3】 第II族の金属または金属塩を触媒とする
請求項1の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24580193A JPH07101964A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | シリルエーテル類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24580193A JPH07101964A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | シリルエーテル類の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07101964A true JPH07101964A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17139046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24580193A Pending JPH07101964A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | シリルエーテル類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101964A (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24580193A patent/JPH07101964A/ja active Pending
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