JPH07102739A - 多孔質セラミック板およびその製法 - Google Patents

多孔質セラミック板およびその製法

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JPH07102739A
JPH07102739A JP24913093A JP24913093A JPH07102739A JP H07102739 A JPH07102739 A JP H07102739A JP 24913093 A JP24913093 A JP 24913093A JP 24913093 A JP24913093 A JP 24913093A JP H07102739 A JPH07102739 A JP H07102739A
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JP
Japan
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porous ceramic
ceramic plate
granules
decorative layer
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JP24913093A
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English (en)
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Hidekazu Nakatsuka
英和 中塚
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧層表面に発生するぶくや化粧層とベース
層の界面に発生する泡がみを防止して、製品の品質向上
を図ることができる多孔質セラミック板を提供する。 【構成】 多孔質セラミック板1が、発泡性無機造粒物
からなるベース層2と、着色配合された表面化粧層3
と、前記ベース層2と表面化粧層3とのあいだに介在さ
れた無機造粒物の遮断層4とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔質セラミック板およ
びその製法に関する。さらに詳しくは、化粧層表面に発
生するぶくや化粧層とベース層の界面に発生する泡がみ
を防止して、外観を改良するとともに製品厚さの均一化
を図ることができる多孔質セラミック板およびその製法
に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質セラミック板は、軽量であり、耐
火性や断熱性などに優れているため建築材料として用い
られつつある。この多孔質セラミック板は耐凍害性を改
良したり、表面の意匠性を向上させるために表面化粧が
施される。かかる多孔質セラミック板の表面化粧として
は、図2に示されるように、発泡性無機造粒物からなる
ベース層11上に着色配合された釉薬粒を積層して表面
化粧層12とし、えられた積層体を溶化一体化させるこ
とが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記構成の
多孔質セラミック板においては、化粧層12の表面にぶ
く(内部にはガスが含まれており、表面が薄膜であるた
め、爪で押さえると薄膜がわれる程度の表面欠陥)13
が発生したり、また化粧層12とベース層11の界面に
泡がみ14が多発するという問題があった。これらは、
含水率の高い(8〜15%)化粧粒中の水分が含水率の
低い(0〜5%)ベース粒側にいったん移行し、ベース
粒中に含まれているソーダ灰、硝酸ソーダなどの可溶性
の融剤かつ発泡剤である成分を境界層付近または化粧粒
中に移行させることに起因している。そして、前記ぶく
や泡がみが発生すると、製品の品質として、外観上好ま
しくないばかりでなく、製品の厚さが不均一になるとい
う不都合がある。
【0004】このばあいに、含水率の高い化粧粒を乾燥
させて予め水分を少なくしてしまうことも考えられる
が、こうすると化粧粒が粉化してしまうため、色安定性
に欠けるとともにチャージの不具合が発生するという別
の問題が発生してしまう。
【0005】本発明は、叙上の事情に鑑み、化粧粒から
の水分の移行を防いで前記ぶくや泡がみが発生すること
がない多孔質セラミック板およびその製法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多孔質セラミッ
ク板は、発泡性無機造粒物からなるベース層と表面化粧
層とが積層されてなる多孔質セラミック板であって、前
記ベース層と表面化粧層とのあいだに無機造粒物からな
る遮断層が介在されてなることを特徴としている。
【0007】また、本発明の多孔質セラミック板の製法
は、発泡性無機造粒物からなるベース層上に無機造粒物
からなる遮断層を介して表面化粧層を形成し、えられた
積層体を加熱して溶化一体化させることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明においては、化粧層とベース層のあいだ
に、含水率の低い無機造粒物の遮断層を介在せしめて、
溶化一体化において、化粧層からベース層への水分の移
行を防ぐようにしているため、ベース層中の融剤かつ発
泡剤である成分がこの水分に溶けて化粧層側へ移行する
ことが防止される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の多孔質セラ
ミック板およびその製法を説明する。
【0010】図1は本発明の多孔質セラミック板の一実
施例の断面説明図である。
【0011】多孔質セラミック板1は、ベース層2と、
表面化粧層3と、これらのあいだに介在する遮断層4と
から構成されている。
【0012】ベース層2は、発泡性無機造粒物を焼成し
たものである。この発泡性無機造粒物は、酸性白土、シ
ラス、真珠岩、抗火石、長石、大谷石、馬頭クレーなど
のAl2 3 −SiO2 系鉱物を主原料として、これに
ソーダ灰、硝酸ソーダ、ガラス粉、硼酸、硼砂などの融
剤やドロマイト、SiC、炭酸バリウム、炭酸カリウ
ム、三立タルクなどの発泡剤などを補助的に配合した原
料を粉末化して、造粒した上で乾燥したものである。こ
の造粒物の粒径は、通常0.5〜5mm程度である。原
料の種類やその配合割合については、発泡倍率、溶融温
度などに応じて適宜選定すればよく、本発明においてと
くに限定されるものではない。また、ベース層1の厚さ
についても、本発明においてとくに限定されないが、通
常3〜35mm程度であり、好ましくは約10mmであ
る。
【0013】前記配合原料は、たとえば直径10mm程
度のスチールボールと共にポットミルに入れられ、数時
間程度乾式粉砕される。えられる粉末は、325メッシ
ュパス96%以上程度の大きさであり、この粉末に糖蜜
水溶液やCMC水溶液などを噴霧しながらパンペレタイ
ザーなどで造粒が行なわれる。
【0014】表面化粧層3としては、着色配合された釉
薬粒を焼成したものを用いることができる。この釉薬粒
は、ガラス粉、フリット、珪酸ジルコニウム、水簸粘土
を主原料とし、これに着色剤として無機着色顔料を配合
した原料を粉末化して、造粒したものである。この粒径
は、通常0.5〜3.5mm程度である。原料の種類や
その配合割合については、適宜選定すればよく、本発明
においてとくに限定されるものではない。また、表面化
粧層2の厚さについても、本発明においてとくに限定さ
れないが、通常3〜7mm程度であり、好ましくは約5
mmである。
【0015】本発明では、前記ベース層2と表面化粧層
3とのあいだに無機造粒物からなる遮断層4を介在させ
たことに特徴がある。この無機造粒物は、ガラス粉、黒
曜石、抗火石、真珠岩などの無機物を主原料として、こ
れに水簸粘土、ドロマイト、ベントナントなどを補助的
に配合した原料を粉末化したあと、これを造粒した上で
乾燥したものが用いられる。このばあい、水分の移行を
確実に遮断するためには、配合された原料粉の平均粒径
は、5〜40μm程度であり、好ましくは10〜30μ
mである。造粒物の粒径としては、0.2〜2.5mm
程度であり、好ましくは約0.25〜0.6mmの範囲
である。また、乾燥は、回転外熱式乾燥炉(ロータリー
ドライヤー)を用い、被乾燥物の物体表面温度が100
〜200℃になるまで、約5〜30分間行なう。
【0016】遮断層4の厚さは、造粒物の粒径に関連す
るが、通常1.0〜6.0mmの範囲であり、好ましく
は約1.0〜4.0mmである。
【0017】前記無機造粒物は含水率が0〜2%と非常
に小さいため、化粧層を構成する粒からの水分がベース
層と移行するのを確実に防止することができる。
【0018】つぎに本発明の多孔質セラミック板を表1
に基づき説明するが、本発明はこれのみに限定されるも
のではない。
【0019】実施例1ベース層原料の調製 表1に示す配合原料を直径10mmのスチールボールと
ともにポットミルに入れ4時間のあいだ乾式粉砕した。
えられた粉末は325メッシュパス96%以上の大きさ
であった。この粉末に15%糖蜜液を噴霧しながらパン
ペレタイザーにて造粒物をえた。
【0020】表面化粧層原料の調製 表1に示す配合原料を前記ポットミルに入れ5時間のあ
いだ乾式粉砕した。えられた粉末は325メッシュパス
96%以上の大きさであった。この粉末に10%糖蜜液
を噴霧しながらパンペレタイザーにて造粒物をえた。
【0021】遮断層原料の調製 表1に示す配合原料を前記ポットミルに入れ3時間のあ
いだ乾式粉砕した。えられた粉末は325メッシュパス
96%以上の大きさであった。この粉末に5%糖蜜液を
噴霧しながらパンペレタイザーにて造粒物をえた。
【0022】
【表1】
【0023】焼成 以上のようにして調製した造粒物を用いて積層体を作
り、これを焼成して溶化一体化せしめて多孔質セラミッ
ク板をえた。
【0024】焼成としては、搬送用に耐熱メッシュベル
トを架設した全長39mのローラーハースキルンの焼成
炉を用いた。巾1mのメッシュベルト上に離型材として
アルミナを塗布し、その上にベース層用造粒物を18m
mの厚さとなるように均一にチャージし、その上に遮断
層用造粒物を4mmの厚さとなるように均一に積層し、
さらにその上に化粧層用造粒物を厚さ5mmとなるよう
に積層した。えられた積層体を予熱帯に搬送し、その後
順に焼成帯、急冷帯、徐冷帯、冷却帯と通過させて焼成
を完了した。
【0025】なお、焼成温度は、900℃であった。メ
ッシュベルトの移動速度は25cm/分であり、炉に入
れて炉から出るまでの所要時間は約160分であった。
【0026】実施例2 ベース層、表面化粧層および遮断層の原料調製は、表1
からなる配合原料を用いる以外前記実施例1と同様とし
た。
【0027】つぎに調製した造粒物を用いて積層体を作
り、これを焼成して溶化一体化せしめて多孔質セラミッ
ク板をえた。
【0028】焼成は、実施例1と同一の炉を用い、また
同一条件とした。
【0029】ただし、ベース層用造粒物、遮断層用造粒
物および化粧層用造粒物の厚さは、それぞれ20mm、
3mm、および6mmとなるようにした。
【0030】比較例1および比較例2 遮断層を介在させなかった以外は実施例1および実施例
2にそれぞれ対応させて、同一方法により多孔質セラミ
ック板を製造した。
【0031】以上よりえられた多孔質セラミック板を目
視にて外観を観察したところ、実施例1および実施例2
は、化粧層表面のぶくや化粧層とベース層の界面におけ
る泡がみはまったく認められなかったが、従来品である
比較例1および比較例2は、それぞれ多数のぶくや泡が
みが認められ、本発明の多孔質セラミック板の品質が優
れていることがわかる。
【0032】つぎに前記と同様の製法により多孔質セラ
ミック板の試験片(大きさは縦100mm×横100m
m)を作成し、JIS A 5403(6.5)に準拠
した表面透水量試験を行った。この結果は、表1に示す
ように、実施例1および実施例2の表面透水量が比較例
1および比較例2より少ないことが認められる。したが
って、本発明の多孔質セラミック板は、表面から水が浸
透しにくいので、洗面所や台所など水を使用する周辺の
壁材または外壁材として好適に用いることができる。
【0033】なお、本発明の多孔質セラミック板は、強
度などの性能についても問題がないことを確認してい
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の多孔質セ
ラミック板においては、ベース層と表面化粧層のあいだ
に含水率の非常に小さな無機造粒物からなる遮断層を設
けているので、溶化一体化において化粧粒からベース粒
への水分の移行を確実に防ぐことができる。このため、
ベース粒中の融剤かつ発泡剤である成分の化粧粒側への
移行が防止され、この移行に起因していたぶくや泡がみ
が発生せず、製品の品質としての外観が向上されるとと
もに製品厚さの安定した多孔質セラミック板をうること
ができる。また、表面透水量が少ないので、洗面所や台
所などの水を使用する場所の壁材または外壁材として好
適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多孔質セラミック板の一実施例の断面
説明図である。
【図2】従来の多孔質セラミック板の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 多孔質セラミック板 2 ベース層 3 表面化粧層 4 遮断層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性無機造粒物からなるベース層と表
    面化粧層とが積層されてなる多孔質セラミック板であっ
    て、前記ベース層と表面化粧層とのあいだに無機造粒物
    からなる遮断層が介在されてなることを特徴とする多孔
    質セラミック板。
  2. 【請求項2】 発泡性無機造粒物からなるベース層上に
    無機造粒物からなる遮断層を介して表面化粧層を形成
    し、えられた積層体を加熱して溶化一体化させることを
    特徴とする多孔質セラミック板の製法。
JP24913093A 1993-10-05 1993-10-05 多孔質セラミック板およびその製法 Pending JPH07102739A (ja)

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Effective date: 19990305