JPH07103662B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JPH07103662B2
JPH07103662B2 JP12958088A JP12958088A JPH07103662B2 JP H07103662 B2 JPH07103662 B2 JP H07103662B2 JP 12958088 A JP12958088 A JP 12958088A JP 12958088 A JP12958088 A JP 12958088A JP H07103662 B2 JPH07103662 B2 JP H07103662B2
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堯 石川
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有用
な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関するも
のである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを大
きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落する
ことがなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しなく、
縦、横張り可能な落とし込み型のパネルに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては表面材として金属製板材、
裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発泡体より
なる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構造、相決
り構造、引っ掛け構造の連結部を有するパネルが数多く
上市されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、化粧面幅が600〜900mm位の大型の
パネルの場合には、従来、化粧面からの脳天打ちが通常
の施工法であり、これでは化粧面に釘、ボルト等の固定
具が露出してしまい、美観性、耐候性を大幅に劣化させ
るものであった。さらに、表、裏面材が金属製板材であ
る場合には、連結部において表面材と裏面材が接触して
しまい、火災の際に最弱点部である連結部において表面
材の熱が裏面材側への伝播、所謂熱橋となり、連結部が
破壊されてしまうことがあり、耐火性に問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような点を省みて、表面材および裏面材に
金属製板材を用いると共に、表面材の長手方向の両端縁
に断面略コ字状の係合溝、嵌合溝を形成して落とし込み
構造とし、表面材と裏面材が接触しないように芯材で一
体化することにより、パネルの固定を一端で、かつ固定
具が外部に露出しないようにし、また、パネルの熱膨
脹、収縮、および躯体の変形(地震等)によるパネルの
剥落、表面材の剥落を防止し、耐火試験に合格し、さら
には化粧面の幅、厚さの大きくできる落とし込み型のパ
ネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細に
説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、表面
、裏面材21、芯材24からなるサンドイッチ構造のパ
ネルAである。表面材、および裏面材21は金属製板材
よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜
鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素
樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等の一
種をプレス成形、押出成形、ロール成形等によって形成
したものであり、第1図に示すパネルAでは化粧面部
、雄型連結部、雌型連結部14を形成したものであ
る。さらに詳説すると、表面材は第2図に示すよう
に、横長の化粧面部と、雄型連結部、雌型連結部14
とから樋状部1aを形成したものであり、化粧面部は化
粧面2aの長手方向の端縁を内方に任意角度で屈曲した側
壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に突出した目地下地
5とから形成したものである。雄型連結部は目地下地
5の先端を内方に屈曲した上縁8と、目地下地5の先端
部と上縁8よりなる差込縁7と、上縁8の先端を外方に
突出した下縁9と、上縁8と下縁9とから断面略コ字状
に形成した係合溝10と、下縁9をさらに外方に突出した
固定片11と、固定片11の先端を下方に垂下した補強片12
と、固定片11上に形成した溝部13よりなるものである。
差込縁7は第4図に示すように、後記する雌型連結部14
の嵌合溝17に、係合溝10は係合縁18に係合され、躯体α
に固定される部分である。また、溝部13はパネルA固定
時の固定具βの打設位置の目印、およびパネルAを連結
した際にパネルA間の連結部に空隙を形成し、毛細管現
象を防止し、防水性を強化するのに役立つものである。
雌型連結部14は側壁4の下端を内方に屈曲した上面15
と、上面15の先端を外方に屈曲した下面16と、上面15と
下面16とから断面略逆コ字状に形成した嵌合溝17と、下
面16の先端を内方に化粧面2aと略平行に突出した延長部
19と、下面16と延長部19よりなる係合縁18と、延長部19
の先端を下方に垂下した補強片20とからなるものであ
る。この嵌合溝17は、差込縁7に、係合縁18は係合溝10
に係合され、躯体αにパネルAを固定する部分である。
裏面材21は第3図に示すように、長尺状の金属製板材の
両端縁を上方に突出した補強片22、23とから樋状部21a
を形成したものであり、芯材24の裏面を覆ってパネルA
をサンドイッチ構造体とし、パネルA自体の機械強度を
向上すると共に、不燃材、防水材、遮熱材、防音材、パ
ッキング材などの1つの機能として役立つものである。
その装着は、補強片12と補強片22、補強片20と補強片23
とが接触しないように、表面材と間隙を有して形成
し、熱橋防止による耐火性の向上を図るものである。芯
材24は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱材、防水材、防
音材、緩衝材、防火材等として機能するものであり、例
えばポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォー
ム、ポリウレアフォーム、ポリイミドフォーム等の合成
樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡体に難燃剤(硼
酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤(石膏スラグ、
タルク、シラスバルーン等)、骨材(パーライト、ガラ
スビーズ等)、繊維状物(長、短繊維)等を混入したも
の、パーライトの周囲にフェノールフォーム粉末をコー
ティングし、これを加温、加圧して発泡させたもの、石
膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボード、ALC、イ
ンシュレーションボード、木片チップボード、グラスウ
ール等で、単一素材、あるいは複数の素材を組み合わせ
て形成するものである。また芯材24の形成は、表面材
と裏面材21の樋状物1a、21aに充填すると共に、補強片1
2、20と補強片22、23とが接触しないようにするもので
あり、表面材が火災等により加熱されても、その熱が
裏面材21へ伝わらないようにし、熱橋防止による耐火性
の向上を図るものである。さらに、表面材と裏面材21
の樋状物1a、21aの開口幅W1、W2の関係はW1≒W2であ
る。また、切り欠き部24aの幅W3と膨出部24bの幅W4の関
係はW3≧W4である。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示す
ようなパネルAを用いて第4図に示すように施工すると
仮定する。なお、パネルAとしては、表面材、裏面材
21として0.5厚のカラー鋼板を用い、芯材24としてはポ
リイソシアヌレートフォームを原料で吐出し、反応、発
泡させ、次にキュアして一体化したものである。そこで
主柱、間柱、防水シート、あるいは鉄骨下地等からなる
躯体αに第n段目のパネルA1の固定片11をボルト等の固
定具βを介して固定する。次にn+1段目のパネルA2
雌型連結部14の嵌合溝17を、パネルA1の差込縁7に落と
し込むようにして挿入し、第4図のような横目地部を形
成するものである。また壁体全体を形成するには、上記
したような工程を土台から桁に向かって行えばよいもの
である。なお、土台部分にはスタータ(図示せず)、
出、入隅等の部分(図示せず)にはコーキング材、役物
を用いる必要がある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例にす
ぎず、第5図(a)〜(y)〜第10図(a)〜(d)に
示すように形成することができる。すなわち、第5図
(a)〜(y)は雄型連結部側の変形例、第6図
(a)〜(v)は雌型連結部14側の変形例、第7図
(a)〜(g)は裏面材21の補強片22、23の変形例であ
り、それぞれ防水性、気密性、施工性等を向上するため
のものである。なお、第5図〜第7図においては、表面
、裏面材21の一部を示し、板厚は省略してある。さ
らに、第8図(a)〜(p)は表面材を各々変形した
パネルA、第9図(a)〜(e)は裏面材21を各々変形
したパネルAである。また第10図(a)〜(d)はパネ
ルAのその他の実施例を示すものであり、(a)図は嵌
合溝17内にコーキング材、パッキング材等25を一体に形
成したパネルA、(b)図は芯材24が合成樹脂発泡体の
ように、原料で吐出した際に表面材と裏面材21間より
液洩れしないようにシート状物26で被覆したパネルA、
(c)、(d)図は表面材と裏面材21が接触しないよ
うにするための嵩上げ材、耐火材(無機材)、液洩れ防
止用として機能するバックアップ材27を形成したパネル
Aである。勿論、第5図(a)〜(y)〜第10図(a)
〜(d)を各々組み合わせたパネルAとすることもでき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、躯
体への固定は表面材の一端縁としたため化粧面(表面
材)が太陽熱等により熱せられ、金属板が伸縮しても、
その伸縮が固定部に悪影響を与えない。化粧面の変形
がないため、意匠性を長期に亘って維持できる。釘、
ボルト等を外部へ露出させることなく、大型のパネルを
躯体に確実に固定できる。パネルを躯体に固定し、連
結した際にも、パネル間の表面材と裏面材同士が接触す
ることがなく、火災時の表面材から裏面材への熱橋を確
実に防止することができる。落とし込み構造であるた
め施工が簡単である。防水性、気密性、耐震性、断熱
性、耐火性、防音性、施工性を向上したパネルとなる。
等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図は表面材の一例を示す説明
図、第3図は裏面材の一例を示す説明図、第4図は本発
明に係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断
面図、第5図(a)〜(y)、第6図(a)〜(v)、
第7図(a)〜(g)、第8図(a)〜(p)、第9図
(a)〜(e)、および第10図(a)〜(d)はその他
の実施例を示す説明図である。 ……表面材、7……差込縁、10……係合溝、17……嵌
合溝、21……裏面材、24……芯材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製板材よりなる長尺状の表面材、裏面
    材間に芯材を充填した建築用パネルにおいて、前記表面
    材は長尺状の化粧面部と、該化粧面部の一端縁を内方に
    屈曲した側壁と、該側壁の下端を外方に突出した目地下
    地と、該目地下地の先端を内方に断面略コ字状に屈曲し
    た係合溝と、該係合溝の下縁をさらに外方に突出した固
    定片とからなる雄型連結部、他端縁を内方に屈曲した側
    壁と、該側壁の下端を内方に断面略逆コ字状に屈曲した
    嵌合溝と、該嵌合溝の下面を化粧面部と略平行に内方に
    突出した延長部とからなる雌型連結部とから形成し、前
    記裏面材は芯材の裏面を覆うと共に、表面材と接触しな
    いように前記芯材で一体化されていることを特徴とする
    建築用パネル。
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