JPH0710480Y2 - 橋梁灯 - Google Patents

橋梁灯

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JPH0710480Y2
JPH0710480Y2 JP8345089U JP8345089U JPH0710480Y2 JP H0710480 Y2 JPH0710480 Y2 JP H0710480Y2 JP 8345089 U JP8345089 U JP 8345089U JP 8345089 U JP8345089 U JP 8345089U JP H0710480 Y2 JPH0710480 Y2 JP H0710480Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、橋梁下の水路を示す航路標識に用いる橋梁灯
に係り、特に夜間使用時等に光源から放射される光速を
白色に発色させる色温度変換フィルターを介装した橋梁
灯に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から橋梁2下の水路Wを示す航路標識には、夜間用
の橋梁灯として、第8図に示すように、「緑色」に発色
する中央灯1a、「赤色」に発色する左右の側端灯1b及び
橋脚2b部分を明示するため「黄色」に発色する橋脚灯1c
が用いられていた。これらの橋梁灯は、光源に高輝度で
耐久性に優れたシールドビーム電球を用いると共に、上
記各発色をさせるための着色フィルターを介装する構造
に成っている。しかし、最近航路標識に関する国際規格
の改正に伴い、上記中央灯1aについては、その使用時に
「白色」に発色する橋梁灯を用いることに変更統一され
た。
〔考案が解決しようとする課題〕 所で、現在各水路Wで使用されている上記中央灯1aの運
用電圧は、シールドビーム電球等の光源における所定ラ
ンプ定格値の30%から100%までと極めて広い範囲で使
用されている。したがって、従来から中央灯1aとして使
用するために橋梁灯の器筐に装着していた「緑色」の着
色フィルターを外すだけでは、運用電圧の高低との関係
で光源自体が、特に低電圧点灯時に「赤色」や「黄色」
に発色して表示されるため、橋梁灯として国際規格で定
める「白色」の規格範囲内(第7図H線内)に収めるこ
とができず、上記全ての運用電圧をこれに対応させるこ
とは不可能である。
即ち、上記光源を用いて夜間点灯時に国際規格で定める
「白色」の範囲内に発色させるためには、最低運用電圧
を定格値の60%乃至65%以上に設定しなければならな
い。したがって、当然に光源の光度が増加するため、運
用電圧に設定するためには減光フィルターを介装して光
源の放射光を減光する必要性が生ずる。
また、昼間に運用電圧を光源の定格値までに上げて設定
すると、逆に介装した該減光フィルター等により光度が
不足してしまう。このため運用電圧を大幅に定格値を上
回る電圧にまで上昇させる必要性が生ずる。したがっ
て、このような電圧の上昇により光源の所謂ランプ特性
等に大きな影響を及ぼし、その寿命を縮める等の問題を
発生するものであった。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、色
温度変換フィルターを介装することにより、従来使用し
ていた「緑色」の着色フィルターと略同じ透過率を確保
し、したがって現行の運用電圧や運用光度を変更する必
要がなく、光源のランプ特性等にも悪影響を及ぼすこと
のない橋梁灯を提案することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る橋梁灯は、器
筐の表面板上に該器筐内に収容した複数の光源に対応し
てその放射光を射出する複数の表示窓を形成すると共
に、該表示窓のそれぞれに表面レンズを被装し、かつ該
表面レンズの後方に色温度変換フィルターを介装したこ
とを要旨とするものである。
また、色温度変換フィルターは、青色系統の色相を強調
する構造に成り、光源に対する運用電圧を該光源の定格
値に対して低いレベルで使用した場合に生ずる赤乃至黄
色系の発色を白色に補正する機能を有するものである。
〔作用〕
上記橋梁灯の構成によれば、光源の点灯時に色温度変換
フィルターの波長選択機能により該光源の「赤色」乃至
は「黄色」等に発色する色温度を「白色」方向へ補正変
換して器筐の表示窓から放射する。しかも、該色温度変
換フィルターの透過率は、略20%程度(「緑色」の着色
フィルターの場合は17%)に向上するため、逆に光度が
略17%上昇する。したがって、運用電圧を現行電圧より
も下げて使用することが可能になり、光源を常時定格値
内で使用させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る橋梁灯の好適な実施例を図面に従っ
て説明する。
図面において、橋梁灯本体1は、橋梁2の橋桁2a部分に
固設する支持枠3,3上に装着する構成に成り、器筐4の
裏面側に点検窓5を開設して開閉自在に成る扉6で被覆
すると共に、表面側には該器筐4の表面板7に複数の表
示窓8を形成してそれぞれ拡散機能を有する表面レンズ
9で被蓋する構造に成っている。この表示窓8は、橋梁
灯本体1を設置すべき橋梁2の規模に応じてその形成数
を増減させて構成するものであり、図示例においては左
右に2連、かつ上下に4段配列する8個の表示窓8,8…
を形成してある。また器筐4は、その左右側面板10,10
部分において左右の支持枠3,3間に挟持し、枢軸を兼ね
る固定ボルト11,11により適宜緊締する構造に成ってい
る。即ち器筐4は、その下端部に形成したガイド溝12,1
2に支持枠3,3側から固定ボルト13,13を貫通させた構造
に成っており、適宜該固定ボルト13,13を弛緩させた状
態で器筐4を上記固定ボルト11,11を枢軸とし、かつ該
ガイド溝12,12の形成長さ範囲内で回動させ、器筐4の
仰俯角度を調節することができる。また、器筐4の左右
方向への旋回角度は、該器筐4を支持する支持枠3,3を
橋梁2の橋桁2a側に設置する際に、橋梁2下の水路W方
向に対応させて設定する構造に成るものであり、支持枠
3,3の下縁に開設した長孔状のボルト挿通孔(図示して
いない)の許容範囲内で調節することができるように成
っている。
なお、該器筐4の旋回角度の調節構造については、第3
図に示すように、器筐4を支持する枢着部分にガイド溝
14を有する角度調節手段15を構成し、該ガイド溝14の形
成範囲内で器筐4の軸支部を前後に移動させて表示窓8,
8…の光軸を変更調節するように構成することもでき
る。
上記器筐4の表面板7面に構成した複数の表示窓8,8…
に対応させて、該器筐4内に光源16,16…を配設する。
本考案において、該光源16は、器筐4内において観音開
状に支持した取付板17の固定孔18内に、それぞれの照射
方向をこれと対応関係にある表示窓8の裏面に対向させ
て固設してあり、適宜その後部を押圧するバネ体19を外
す(第5図中矢印C方向)ことにより取付板17の固定孔
18から外すことができるように成っている。
器筐4内において上記配置に成る表面レンズ9の裏面側
に光源16の光軸に一致させた色温度変換フィルター20を
介装する。本考案においては、第6図に示すような「紫
色」や「青色」等の色相が強調される分光特性を有する
色温度変換フィルター20により光源16に対する波長選択
作用を為し、色温度を変換するものであり、上記光源16
の運用電圧を下げて点灯させた場合でも該光源の放射光
が発色する「赤色」乃至「黄色」系統の色相を補正して
国際規格で定める「白色」に変更して発色させることが
できる。
即ち、本考案に係る橋梁灯の光源16には、所定定格値、
例えば220V−500W等に成る所謂シールドビーム電球等を
用いており、夜間又は昼間の濃霧時等周囲の照明条件に
応じて運用電圧を高低に切り換えて点灯させる構造に成
っている。したがって、光源としての特性上、低電圧点
灯時には国際規格で規定する「白色」の基準範囲に包含
されない点灯発色に成る。上記色温度変換フィルター20
は、このような光源16の低電圧点灯時の発色を補正し、
所定光度で国際規格に定める「白色」の範囲内に収まる
発色に変更することができるものである。
第7図は、光源16として定格値220V−500Wのシールドビ
ーム電球を用い、これに色温度変換フィルター20を付設
し、運用電圧を40Vと60Vに設定した場合の色度の変化
を、標準光源Aの変化と比較して示したものである。こ
の結果、光源16の放射光が「赤色」乃至「黄色」系に発
色する運用電圧40V及び60Vの何れの場合においても、色
温度変換フィルター20を付設介装することにより標準光
源Aの発色に近い「白色」の色度に変化(図中星印位
置)させ、橋梁灯の光源16としての使用範囲内に含まれ
るように成ることが明確である。なお、図中Bは黒体放
射の軌跡を示すものである。
しかも、この色温度変換フィルター20を用いることによ
り、フィルター透過率が従来の「緑色」の着色フィルタ
ーを使用する場合の略17%から略20%に向上するため、
光度も略17%近く上昇する。したがって、現行の運用光
度に補正するために、運用電圧自体を引き下げる必要性
が生ずる。しかし、この場合でも光源16の放射光は、十
分に国際規格に規定する「白色」の色度範囲Hに含まれ
る発色に成る。
光源16の定格値には、橋梁灯の規模に応じて110V−500
W、100V−500W、100V−150W等の各種のものが準備され
る。しかし、何れの定格値の光源16についても同様の結
果が得られる。
また橋梁灯には、橋梁の橋脚基部を示す橋脚灯1cがあ
り、この橋脚灯1cについても発色基準が「赤色」から
「黄色」に変更されている。光源16の放射光を「黄色」
の発色にさせる該「黄色」の着色フィルターについても
光源の運用電圧の高低による影響が発生するものである
が、上記中央灯1aの場合と同様に色温度変換フィルター
20を追加使用することによりこれを補正することができ
る。この場合には、運用光度が低下するため、逆に運用
電圧を上げて使用する必要性が生ずるが、その色度が国
際規格に規定する範囲内に収まるように発色させること
ができる。
本考案に係る橋梁灯に構成した光源16や色温度変換フィ
ルター20に対する保守点検及び交換の作業に際しては、
器筐4の後部に形成した点検窓5を覆う扉6を開くと共
に、光源16の取付板17を観音開状に開放し、器筐4内部
への作業を実施することができる。また本考案に係る橋
梁灯の光源16には所謂シールドビーム電球が用いられて
おり、上記保守点検の作業性に優れ、かつ高輝度の光速
を得ることができる。
また、上記橋梁灯本体1を構成する器筐4の表面板7上
には、所望により昼間水路中央を表示する橋梁標(図示
していない)を付設形成する構造にすることもできる。
なお、橋梁灯の内部構造、光源の種類や定格値、色温度
変換フィルターの性能等については、上記実施例に限定
されるものではなく、適宜変様して実施することができ
るものであることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に係る橋梁灯は、以上のように構成したから、所
定定格のシールドビーム電球等の光源を低電圧で使用す
る場合でも、該光源の発色を国際規格上の「白色」範囲
内に補正発色すると共に、従来の着色フィルターに較
べ、フィルター透過率を高めることができるものであ
り、運用電圧や運用光度を大幅に変えることなく国際規
格に対応することができる等の特徴を有する等、本考案
実施後の実用上の効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る橋梁灯の正面図、 第2図は同側面図、 第3図は旋回角度調整手段に関する変形例を示す平面
図、 第4図は要部拡大平断面図、 第5図は要部拡大側断面図、 第6図は色温度変換フィルターの分光特性の一例を示す
グラフ、 第7図は色温度変換フィルターを介装した光源の電圧と
色度の関係を示すグラフ、 第8図は橋梁に対する橋梁灯の配置を示す説明図であ
る。 1…橋梁灯本体、2…橋梁 3,3…支持枠、4…器筐 8…表示窓、9…表面レンズ 16…光源 20…色温度変換フィルター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】器筐の表面板上に該器筐内に収容した複数
    の光源に対応してその放射光を射出する複数の表示窓を
    形成すると共に、該表示窓のそれぞれに表面レンズを被
    装し、かつ該表面レンズの後方に色温度変換フィルター
    を介装したことを特徴とする橋梁灯。
  2. 【請求項2】色温度変換フィルターが青色系統の色相を
    強調する構造に成り、光源に対する運用電圧を該光源の
    定格値に対して低いレベルで使用した場合に生ずる赤乃
    至黄色系の発色を白色に補正する機能を有するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の橋梁灯。
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