JPH07105177B2 - 押出し機内走行線材の線速演算方法、及びその装置 - Google Patents

押出し機内走行線材の線速演算方法、及びその装置

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JPH07105177B2
JPH07105177B2 JP1126472A JP12647289A JPH07105177B2 JP H07105177 B2 JPH07105177 B2 JP H07105177B2 JP 1126472 A JP1126472 A JP 1126472A JP 12647289 A JP12647289 A JP 12647289A JP H07105177 B2 JPH07105177 B2 JP H07105177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、押出し機内を走行させる線材の線速を演算す
る方法及び装置に係り、特に、線速演算のために押出し
機から取り出す被覆樹脂の取り出し動作を誰にでも簡単
に、しかも被覆樹脂の取り出し動作の誤差を少なくする
ことができ、線速計算間違いによるケーブルの製造ミス
を防止することのできる押出し機内走行線材の線速演算
方法、及びその装置に関する。
【従来の技術】
一般に、電線ケーブルは、導体の外側に合成樹脂製の絶
縁体が被覆された構造を有している。この電線ケーブル
は、電気的安定性向上、可撓性付与、占積率向上(小さ
い外径に多心を収容)のため、単心ケーブルを除きその
ほとんどが線心群を種々の方法で撚り合わせた撚線とな
っている。この撚線ケーブルの場合は、複数の電線ケー
ブルを撚り合わせ外側に合成樹脂製(例えば、ポリ塩化
ビニル樹脂)の最外層シースを被覆している。 このシースを被覆する場合、一般に第8図に示す如き樹
脂押出機100が用いられている。すなわち、樹脂押出機1
00は、クロスヘッド170を有しており、このクロスヘッ
ド170の先端には、ダイ110が取付けられている。このダ
イ110は、ダイ本体111の後端部にフランジ112が設けら
れている。また、このダイ本体111は、筒状に形成され
ており、このダイ本体111の内面は先端部開口114から所
定距離保形部115を設けてテーパー部113が形成されてい
る。このダイ本体111内のテーパー部113に、ダイ本体11
1の内面から所定間隙を設けて円筒状のニップル140が嵌
合されている。このダイ本体111とニップル140とは、同
一心上に配置されている。また、ダイ本体111の後端部
のフランジ112には、ダイホルダ120が係合されている。
このダイホルダ120に調整ボルト130が取付けられてお
り、この調整ボルト130は、ダイ本体111の偏向を調整す
るためのものである。また、ダイ本体111の内面に嵌合
されているニップル140は、ニップルホルダー150に固着
されており、このニップルホルダー150は、スリーブ160
に固定されている。このダイ本体111の内面とニップル1
40との間に形成される押出部200には、アダプター部180
から順次被覆樹脂190が圧送されてくるようになってい
る。この被覆樹脂190の圧送は、スクリューを回転させ
ることによって行っている。 したがって、ニップル140の略中心を走行してくる線材3
00の表面にアダプター部180から順次圧送されてくる被
覆樹脂190をダイ110の保形部115において被覆する。こ
の被覆樹脂190の被覆された線材300は、ダイ110の開口1
14を通過後被覆樹脂190が空気に触れて冷却され、被覆
樹脂190は、硬化保形する。 このように線材300の表面に被覆される被覆樹脂190の厚
さ、すなわち被覆量は、線材300の品種、材質、線径等
によってそれぞれ異なる。そして、この線材300の表面
の被覆樹脂190の被覆量は、樹脂押出機100のクロスヘッ
ド170から押し出される被覆樹脂190の押出し量が一定で
あるので樹脂押出機100のクロスヘッド170を通過する線
材300の走行速度によって決定される。また、樹脂押出
機100のクロスヘッド170から押し出される単位時間当た
りの被覆樹脂190の押出し量は、被覆樹脂190の種類によ
って異なる。すなわち、樹脂押出機100のクロスヘッド1
70から押し出される被覆樹脂190の押出し量を一定とす
ると、樹脂押出機100のクロスヘッド170を通過する線材
300の走行速度を速くすると、線材300の表面に被覆され
る被覆樹脂190は薄くなる。また、線材300の表面に被覆
される被覆樹脂190の厚さは、線材300の品種、材質、線
径等によってそれぞれ異なる。 したがって、被覆する線材300の品種、材質、線径等に
よって定まる被覆樹脂190の厚さになるように樹脂押出
機100のクロスヘッド170を通過する線材300の走行速度
を設定する必要がある。そこで、従来は、第5図及び第
6図に示す如き方法によって線材の走行速度を求めてい
た。すなわち、予め時計400と、秤450と、計算機(卓上
計算機)500を用意しておく。この状態で、まず、押出
し機100のクロスヘッド170を押出し材料練り状態確認の
ためオーバーホールして被覆材を吐出させる。作業者が
クロスヘッド170から押し出されてくる被覆材の練り状
態を目視し、良好になった時点で被覆樹脂190の圧送を
行っているスクリューの回転をアップして定格回転にま
で上げる。しかる後、スクリューの回転が定格まで上昇
し、定格運転で被覆樹脂190の吐出量が安定するのを待
つ。このスクリューの定格運転での被覆樹脂190の吐出
量が安定したら、作業者が時計400を作動すると同時に
吐出していた被覆樹脂190を取り除き、押出し機100のク
ロスヘッド170から押し出される被覆樹脂190を手に受け
取る。所定時間経過後、作業者が時計400を停止し、手
に受け取った被覆樹脂190をクロスヘッド170から取り去
り秤450に載せて計量する。この計量値と時計400の計測
時間とから、作業者が計算器500によって単位時間当た
りの押出し量を計算する。さらに、この単位時間当たり
の押出し量と、線材300の表面に被覆する被覆樹脂190の
厚さとから、作業者が計算器500によって線材300の樹脂
押出機100のクロスヘッド170を通過する走行速度を計算
する。この計算した線材300の走行速度を引取機に設定
して引取線速を計算値にまで上げ、被覆樹脂190をクロ
スヘッド170で被覆していく。この間スクリューの回転
は、定格のまま維持しておく。
【発明が解決しようとする課題】
このように従来は、多心電線ケーブルのシース被覆をす
る際、押出し機100を作動し線材300の表面に被覆樹脂19
0を被覆していく押出しスタートを行うに当たり、線材3
00の走行速度の設定スピードを知るに、被覆樹脂190の
圧送を行っているスクリューの回転をアップして押出し
機定格回転にまで上げ、時計400を用いて、定格回転時
における単位時間当たりの被覆樹脂190の重量を秤450に
よって計り、計算器500を用いて、 なる式によって計算している。 すなわち、従来の押出し機内を走行する線材の線速を演
算する方法にあっては、線速演算のための被覆樹脂190
の所定量の取り出しを、スクリューの回転が定格まで上
昇し、定格運転で被覆樹脂190の吐出量が安定した後、
作業者が時計400を作動させて所定時間計測した後、再
び作業者が時計400を停止させて押出し機100のクロスヘ
ッド170から押し出される被覆樹脂190を手に受け取って
行っている。このように作業者が時計400を見て操作し
なければならないので作業がしにくく、また、時計400
の操作と押出し機100のクロスヘッド170から押し出され
る被覆樹脂190を取り出す動作に誤差が有り、この誤差
が単位時間当たりの押出し量の計算に誤差を生じさせる
という問題点を有している。 また、従来の押出し機内を走行する線材の線速を演算す
る方法にあっては、作業者が計算機500を用いて個々に
計算して各値を求めているため、計算間違いを起こしや
すく、計算に手間を要し押出し機100のクロスヘッド170
から押し出される被覆樹脂190のロスが大きいという問
題点を有している。 本発明は、線速演算のために押出し機から取り出す被覆
樹脂の取り出し動作を誰にでも簡単にできるようにし、
しかも被覆樹脂の取り出し動作の誤差を少なくして、線
速計算間違いによるケーブルの製造ミスを防止すること
を目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の押出し機内走行線
材の線速演算方法においては、溶融樹脂を走行する線材
に定量的に押し出し被覆するに当り、線材を走行させる
前に押出し機から被覆材を所定時間排出せしめ、該排出
された被覆材の重量を計量し、該重量と被覆材排出時間
とから押出し機からの単位時間当りの押し出し量を演算
し、該演算値と樹脂を被覆する線材の材質・線種・線径
等に基づいて予め求めておいた線材表面に被覆する被覆
材の被覆量とによって押出し機内を走行させる線材の線
速を演算するようにしたものである。 また、上記目的を達成するために、本発明の押出し機内
走行線材の線速演算装置においては、押出し機のクロス
ヘッドから押し出された被覆材の重量を計測する計量器
と、該計量時に計量開始時にスタートし計量終了時に停
止する計量時間を計測する時間計測器と、前記押出し機
内を走行する線材の線種・線径等によって決定される線
材表面に被覆する線材の単位長さ当りの被覆量を設定す
る設定器と、前記計量器において計量した計量値と前記
時間計測器において計測された計測時間とから押出し機
のクロスヘッドより押し出される溶融樹脂の単位時間当
りの押し出し量を演算すると共に該単位時間当りの樹脂
押し出し量と前記設定器において設定した線材の単位長
さ当りの被覆量に基づいて押出し機のクロスヘッド内を
走行する線材の線速を演算する演算器とによって構成し
たものである。 そして、上記演算器に、該演算器において演算された線
速を表示する表示器を設けたたものである。 さらに、上記計量器に、積算器を接続し、リセットしな
い限り計量器で計量した計量積算値を順次積算するのが
好ましい。
【作用】
上記のように構成された押出し機内走行線材の線速演算
方法を用いると、時計を見ずに線速演算用の被覆樹脂を
取り出すため、誰にでも簡単に作業することができ、ま
た、取り出した被覆樹脂を計量するだけで線速の演算が
自動的に行われるため演算誤差を少なくすることができ
る。 また、押出し機内走行線材の線速演算装置を、押出し機
の押出しノズルから取り出した被覆材の重量を計測する
計量器と、前記押出し機内を走行させる線材に被覆する
単位長さ当たりの被覆量を設定する設定器と、スタート
スイッチ投入と同時に作動し停止スイッチが投入される
まで時間を計測しつづける時間計測器と、前記計量器に
おいて計量した計量値と前記時間計測器において計測さ
れた計測時間とから押出し機より押し出される単位時間
当たりの押出し被覆量を演算すると共に該時間当たりの
押出し被覆量と前記設定器において設定した線材の単位
長さ当たりの被覆量とから線材の線速を演算する演算器
と、前記演算器において演算された線速を表示する表示
器とによって構成しているため、誰にでも簡単に、しか
も少ない誤差で作動することができ、計算間違いによる
製造ミスを防止することができ、かつ、短時間で線速の
設定を行うことができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。 第1図には、本発明に係る押出し機内走行線材の線速演
算方法、及びその装置の一実施例が示されている。 図において、押出し機100には、線速演算装置1が取付
けられている。すなわち、押出し機100のクロスヘッド1
70の近傍にタッチバースイッチ2が設けられており、こ
のタッチバースイッチ2は、線速演算装置本体3に接続
されている。このタッチバースイッチ2は、第2図に示
す如き構成を有している。すなわち、このタッチバース
イッチ2は、固定部201に支持されるタッチセンサ部202
を有し、固定部201には、リード線203が接続され構成さ
れている。また、この固定部201は、回動可能に構成さ
れるアーム204の一端に固着されており、このアーム204
の他端には、把手205が設けられている。このタッチセ
ンサ部202は、人間の手が触れるとオン・オフ動作する
もので、例えば、静電容量を利用したものがある。この
タッチバースイッチ2は、アーム204を第2図図示矢印
Aに示す如く回動することによって作業者が容易に接触
できないように収納することができるようになってい
る。 また、線速演算装置本体3の上部には、計量器4が設け
られている。この計量器4は、電気式の重量測定器であ
り、上部皿部に被測定物を載置することによって計量
し、この計量結果は、線速演算装置本体3の前面パネル
に設けられている測定値表示器5にデジタル表示される
ようになっている。この測定値表示器5は、光電素子を
マトリックス状に配設してデジタル表示するもの、ある
いは液晶表示させるものである。また、この線速演算装
置本体3の前面パネルには、時間設定器6が設けられて
いる。この時間設定器6はタッチバースイッチ2を使用
しないで時間計測を行う場合に使用するオフタイマー
で、作業者が任意の時間を分刻みに設定することができ
るようになっている。 また、線速演算装置本体3の前面パネルには、押出速度
表示器7、積算量表示スイッチ8、計量積算値リセット
スイッチ9、被覆量設定器10、線速表示器11、プリンタ
12、プリントリセットスイッチ13、電源スイッチ14が設
けられている。押出速度表示器7は、押出し機100のク
ロスヘッド170から押し出される被覆樹脂190の単位時間
当たりの押出し量(g/分)を表示するものである。この
押出速度表示器7は、光電素子をマトリックス状に配設
してデジタル表示するもの、あるいは液晶表示させるも
のである。また、積算量表示スイッチ8は、計量器4の
上部皿部に載置されて計量された被測定物の重量の全部
を積算した値を測定値表示部5にデジタル表示させるた
めのスイッチである。また、計量積算値リセットスイッ
チ9は、測定値表示部5にデジタル表示される計量器4
で計量された被測定物の全重量の積算値をリセットする
ためのスイッチである。また、被覆量設定器10は、被覆
する線材300の品種、材質、線径等によって定まる被覆
樹脂190の厚さによる被覆量を設定するものである。す
なわち、この被覆量設定器10は、押出し機100内を走行
させる線材300に被覆する被覆樹脂190の単位長さ当たり
の被覆量を設定するものである。また、線速表示器11
は、押出速度表示器7において表示された押出し機100
のクロスヘッド170から押し出される被覆樹脂190の単位
時間当たりの押出し量(g/分)と、被覆量設定器10にお
いて設定した被覆する線材300の品種、材質、線径等に
よって定まる被覆樹脂190の厚さによる被覆量に基づい
て演算して求めた押出し機内を走行させる線材の線速を
デジタル表示するものである。この線速表示器11は、光
電素子をマトリックス状に配設してデジタル表示するも
の、あるいは液晶表示させるものである。また、プリン
タ12は、計量器4の上部皿部に載置されて計量された被
測定物の重量の全部を積算した値を印刷するものであ
る。また、プリントリセットスイッチ13は、プリンタ12
をリセットするものである。また、電源スイッチ14は、
線速演算装置本体3を作動するためのオンオフ電源であ
る。 また、この線速演算装置1は、第3図に示す如き回路構
成を有している。すなわち、タッチバースイッチ2に
は、時間計測器50が接続されている。この時間計測器50
は、タッチバースイッチ2に手を接触させると時間計測
をオンスタートし、再度手を接触させると時間計測をオ
フするものである。この時間計測器50は、切替スイッチ
51を介して第1の演算回路52に接続されており、この時
間計測器50において計測された時間を第1の演算回路52
に出力している。また、時間設定器6には、設定時間計
測器53が接続されている。この設定時間計測器53は、時
間設定器6によって計測時間を分刻みで設定した後、直
ちに時間を減算カウントし始め、0(零)になったとき
に設定時間の計測を完了するものである。この設定時間
計測器53は、切替スイッチ51を介して第1の演算回路52
に接続されており、この設定時間計測器53において設定
された時間を第1の演算回路52に出力している。この切
替スイッチ51は、時間設定器6によって拘束されてい
る。すなわち、時間設定器6を作動させると、切替スイ
ッチ51は、時間計測器50と第1の演算回路52との接続状
態を設定時間計測器53と第1の演算回路52との接続状態
に切り替わるようになっている。また、この第1の演算
回路52には、計量器4からの計量値が入力されるように
なっている。また、この計量器4には、積算器54が接続
されており、この積算器54には、プリンタ12が接続され
ている。この積算器54は、計量器4に乗せられた重量を
計量積算値リセットスイッチ9が投入されない限り順次
積算していくものである。すなわち、この積算器54は、
押出し材料の練り状況を確認し、押出し機のスクリュー
回転を定格回転数に上げ安定し、樹脂吐出量が安定する
まで押し出し材料を吐出するオーバーホールの吐出樹脂
と線速を演算するために吐出する樹脂量を積算していく
ものである。このように積算器54がオーバーホールの吐
出樹脂と線速演算のための吐出樹脂量とを積算するの
は、材料歩留まり量を短時間で分かるようにするためで
ある。この第1の演算回路52においては、時間計測器50
又は設定時間計測器53から入力される時間と時間計測あ
るいは時間設定後の計量器4における計量値とから、押
出し機100のクロスヘッド170から押し出される被覆樹脂
190の単位時間当たりの押出し量(g/分)を演算する。
この演算結果は、押出速度表示器7に表示される。この
第1の演算回路52には、第2の演算回路55が接続されて
いる。この第2の演算回路55には、被覆量設定器10にお
いて設定される被覆する線材300の品種、材質、線径等
によって定まる被覆樹脂190の厚さによる被覆量が入力
されるように構成されている。この第2の演算回路55に
おいては、第1の演算回路52から入力される押出し機10
0のクロスヘッド170の単位時間当たりの押出し量(g/
分)と、被覆量設定器10から入力される線材300に被覆
する単位長さ当たりの被覆樹脂190の被覆量(g/m)とか
ら線材300の線速を演算する。この演算結果は、線速表
示器11に表示される。この線速表示器11に表示された線
速に基づいて作業者は、線材を走行させる線材引取速度
の速度設定器を設定する。この第1の演算回路52と、第
2の演算回路55とによって演算器が構成されている。 この線材300の押出し被覆の開始フローが第4図に示さ
れている。 したがって、本実施例によれば、従来のように、時計を
見なくてもオーバーホール時の被覆樹脂を取る際、タッ
チバーに作業者が接触するだけで、時間計測が行われ、
この計測時間が演算器のデータ処理部に送られ、すぐに
その材料を計量器に乗せるとデータ処理部で計測時間と
計量重量を受け、前以て設定しておいたケーブル被覆計
算重量とによって演算し、適合した線速を即座に表示す
ることができる。また、本実施例によれば、計量器に材
料を乗せる都度積算され、プリンタにトータル重量を表
示させることができる。 なお、押出し機100のクロスヘッド170の単位時間当たり
の押出し量(g/分)と、被覆量設定器10から入力される
線材300に被覆する単位長さ当たりの被覆樹脂190の被覆
量(g/m)とによって第2の演算回路55で演算されたか
ら線材300の線速値を、線材引取速度の速度設定器に直
接入力し、線速を自動設定するようにすることもでき
る。このようにすることにより、作業者の設定ミスを防
止することができる。
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。 溶融樹脂を走行する線材に定量的に押し出し被覆するに
当り、線材を走行させる前に押出し機から被覆材を所定
時間排出せしめ、該排出された被覆材の重量を計量し、
該重量と被覆材排出時間とから押出し機からの単位時間
当りの押し出し量を演算し、該演算値と樹脂を被覆する
線材の材質・線種・線径等に基づいて予め求めておいた
線材表面に被覆する被覆材の被覆量とによって押出し機
内を走行させる線材の線速を演算するようにしてあるた
め、線速演算のために押出し機から取り出す被覆樹脂の
取り出し動作を誰にでも簡単にできるようにし、しかも
被覆樹脂の取り出し動作の誤差を少なくして、線速計算
間違いによるケーブルの製造ミスを防止することができ
る。 押出し機のクロスヘッドから押し出された被覆材の重量
を計測する計量器と、該計量時に計量開始時にスタート
し計量終了時に停止する計量時間を計測する時間計測器
と、前記押出し機内を走行する線材の線種・線径等によ
って決定される線材表面に被覆する線材の単位長さ当り
の被覆量を設定する設定器と、前記計量器において計量
した計量値と前記時間計測器において計測された計測時
間とから押出し機のクロスヘッドより押し出される被覆
樹脂の単位時間当りの押し出し量を演算すると共に該単
位時間当りの樹脂押し出し量と前記設定器において設定
した線材の単位長さ当りの被覆量に基づいて押出し機の
クロスヘッド内を走行する線材の線速を演算する演算器
とによって構成しているたろめ、スタート・エンドの時
間信号スイッチで、時計を見ずにオーバーホール時の被
覆樹脂を取ることができ、線速演算のために押出し機か
ら取り出す被覆樹脂の取り出し動作を誰にでも簡単にで
きるようにし、しかも被覆樹脂の取り出し動作の誤差を
少なくして、線速計算間違いによるケーブルの製造ミス
を防止することができる。 上記演算器に、該演算器において演算された線速を表示
する表示器を設けてあるため、線材引取速度の速度設定
器に誰にでも簡単に比較的ミス無く設定することができ
る。 上記計量器に、積算器を接続し、リセットしない限り計
量器で計量した計量積算値を順次積算するようにしてあ
るため、材料歩留まり量を短時間で求めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る押出し機内走行線材の線速演算方
法、及びその装置の実施例を示す模式図、第2図は第1
図図示線速演算装置のタッチバースイッチの拡大図、第
3図は第1図図示線速演算装置の回路構成図、第4図は
第1図図示線速演算装置の押出し被覆開始フローチャー
ト、第5図は従来のオーバーホール時の被覆樹脂の採取
方法を示す図、第6図は従来の採取したオーバーホール
時の被覆樹脂を用いて線速演算をする方法を示す図、第
7図は従来の押出し機内走行線材の線速演算方法による
押出し被覆開始フローチャート、第8図は押出機の全体
構成図である。 1……線速演算装置 2……タッチバースイッチ 3……線速演算装置本体 4……計量器 5……測定値表示器 6……時間設定器 7……押出速度表示器 8……計量積算値リセットスイッチ 9……積算量表示スイッチ 10……被覆量設定器 11……線速表示器 12……プリンタ 13……プリントリセットスイッチ 14……電源スイッチ 50……時間計測器 51……切替スイッチ 52……第1の演算回路 53……設定時間計測器 54……積算器 55……第2の演算回路 100……押出し機 190……被覆樹脂 300……線材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融樹脂を走行する線材に定量的に押し出
    し被覆するに当り、線材を走行させる前に押出し機から
    被覆材を所定時間排出せしめ、該排出された被覆材の重
    量を計量し、該重量と被覆材排出時間とから押出し機か
    らの単位時間当りの押し出し量を演算し、該演算値と樹
    脂を被覆する線材の材質・線種・線径等に基づいて予め
    求めておいた線材表面に被覆する被覆材の被覆量とによ
    って押出し機内を走行させる線材の線速を演算するよう
    にしたことを特徴とする押出し機内走行線材の線速演算
    方法。
  2. 【請求項2】押出し機のクロスヘッドから押し出された
    被覆材の重量を計測する計量器と、該計量時に計量開始
    時にスタートし計量終了時に停止する計量時間を計測す
    る時間計測器と、前記押出し機内を走行する線材の線種
    ・線径等によって決定される線材表面に被覆する線材の
    単位長さ当りの被覆量を設定する設定器と、前記計量器
    において計量した計量値と前記時間計測器において計測
    された計測時間とから押出し機のクロスヘッドより押し
    出される溶融樹脂の単位時間当りの押し出し量を演算す
    ると共に該単位時間当りの樹脂押し出し量と前記設定器
    において設定した線材の単位長さ当りの被覆量に基づい
    て押出し機のクロスヘッド内を走行する線材の線速を演
    算する演算器とによって構成したことを特徴とする押出
    し機内走行線材の線速演算装置。
  3. 【請求項3】上記演算器に、該演算器において演算され
    た線速を表示する表示器を設けたことを特徴とする請求
    項2記載の押出し機内走行線材の線速演算装置。
  4. 【請求項4】上記計量器に、積算器を接続し、リセット
    しない限り計量器で計量した計量積算値を順次積算する
    ようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の押出
    し機内走行線材の線速演算装置。
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