JPH0710575B2 - 靴の製造方法 - Google Patents

靴の製造方法

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JPH0710575B2
JPH0710575B2 JP1100749A JP10074989A JPH0710575B2 JP H0710575 B2 JPH0710575 B2 JP H0710575B2 JP 1100749 A JP1100749 A JP 1100749A JP 10074989 A JP10074989 A JP 10074989A JP H0710575 B2 JPH0710575 B2 JP H0710575B2
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sole molding
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、靴の製造方法の内、特にダイレクトインジェ
クション製法による靴の製造方法の改良に係るものであ
る。
(従来の技術) 従来より、ゴルフ靴やサッカー靴や野球靴等において
は、インサート部材を一次成形品として成形しておき、
これらをボトムモールド内に設置した後、靴底成形部材
を射出注入し二次成形して靴を製造する方法が公知とな
っている。これら従来から公知の靴の製造方法として
は、以下のような方法がある。
即ち、第13図に示すように、ボトムモールドに凹部を形
成し、該凹部にインサート部材を押さえ且つスペーサー
的な機能を持たせたピン状突起18を形成したインサート
部材6を嵌合した後、サイドモールド3を設置し、靴底
形成用空隙5に靴底成形部材13を射出注入して靴を製造
する方法が公知になっている。
又、第14図に示すように、サイドモールド3とボトムモ
ールド4により、インサート部材6の樹脂食い切り用段
差19保持用の凹部20を形成し、該凹部20にインサート部
材6を嵌合設置し、アッパー部材12を吊り込んだラスト
2を配置後、靴底成形用空隙5に靴底成形部材13を射出
注入して靴を製造する方法が公知になっている。
更に、特開昭54−92441号に開示されており、第15図に
示すように、『甲被と中底で被覆した靴底と左右の側壁
及び底型からなる射出成型機用金型において、該金型の
底型21の上面にその外周縁より小さい囲壁状小突起22や
該囲壁状小突起22内に1個又は複数個の筒状突起23を形
成し同じく底型内部に前記筒状突起23と連通する材料供
給路を形成し、前記底型21の囲壁状小突起22内に予め底
型の筒状突起23を挿嵌できる透孔24を有する皮革板25を
嵌合し、・・・・及び筒状突起より底材料を供給して該
底材料を硬化成型すると共に外底と皮革板25及び甲被26
とを一体的に結合することを特徴とする運動靴の製造
法』が既に公知になっている。
更に、特開昭55−99201号に開示されており、第16図に
示すように、『靴底33の全周に設定された射出成形時の
射出圧によって底金型34の内壁に密着する厚さ及び高さ
の底周縁を有し且つ不踏部に近い踏付部に射出材料の射
出管35を挿入できる孔33を有する可撓性で所定硬度を有
する材料からなる靴底を底金型に挿入保持させ、・・・
・・射出材料の靴底表面側に洩れることを防止し、・・
・・・靴底を有する靴の射出成型法。』等も公知となっ
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これら従来の靴の製造方法では、以下のような
問題点を有していた。
即ち、第13図に示すような、インサート部材に押さえ用
及びスペーサー的な機能を持たせたピン状突起を形成し
たものを使用して靴を製造する方法においては、インサ
ート部材のピン状突起の本数を少なめに設計すれば、ピ
ン状突記とピン状突記の隙間から靴底成形部材である合
成樹脂が漏れてインサート部材の接地面に回り込み、成
形品の歩留まりが低下すると言った欠点を有していた。
又、そのためインサート部材を確実にボトムモールドに
当接保持して、靴底成形部材を射出注入した際にこれら
靴底成形部材がインサート部材の接地面側に回り込むこ
とを防止するためには、ピン状突記をインサート部材の
上面側の周縁部に多数形成する必要があるが、そうする
ことによりインサート部材の重量が重くなると言った欠
点を有すると共に、靴底成形部材である合成樹脂を射出
注入した際これらのピン状突記が合成樹脂の流動性を阻
害して、合成樹脂の均一な充填が出来難いと言った欠点
をも有していた。
又、第14図に示すような、インサート部材に樹脂食い切
り用段差を形成する場合には、確実にインサート部材を
サイドモールドとボトムモールドに嵌合保持するために
は、樹脂食い切り用段差の厚みを1.0〜1.2mmにする必要
があるため、靴底自体の総肉厚が厚くなり、靴自体の重
量が重くなると言った問題点を有していた。
更に、第15図に示す特開昭54−92441号に開示されてい
る靴の製造方法のように、甲被と中底で被覆した靴底と
左右の側壁及び底型からなる射出成型機用金型の底型の
上面にその外周縁より小さい囲壁状小突起や該囲壁状小
突起内に1個又は複数個の筒状突起を形成し、同じく底
型内部に前記筒状突起と連通する材料供給路を形成し、
前記底型の囲壁状小突起内に予め底型の筒状突起を挿嵌
できる透孔を有する皮革板を嵌合した後底材料を供給し
て該底材料を硬化成型すると共に外底と皮革板及び甲被
とを一体的に結合することにより運動靴を製造する方法
では、皮革板のような天然の単一素材を使用するときに
は良好でも、最近市場に出回っている長繊維強化熱可塑
性プラスチック(以下FRTPと省略する)と合成樹脂とを
ハイブリット化したインサート部材のように、熱膨張係
数の差異から反りが生じるものでは、底型(ボトムモー
ルド)に形成した筒状突起に挿嵌して使用してもインサ
ート部材の反りにより、ボトムモールドとの間に間隙が
生じるため、筒状突起とインサート部材に形成した透孔
とがうまく嵌合出来ないため、靴底成形部材である合成
樹脂を射出注入すれば、この部分から漏れてインサート
部材の接地面側に回り込み、製品の歩留まりが著しく低
下すると言った欠点を有していた。更に、ボトムモール
ドを掃除する際にもこれら小突起があるため、これらを
傷付けないようにする必要があり、ボトムモールドの掃
除に手間がかかると言った欠点を有していた。
第16図に示す特開昭55-99201号に開示されている靴の製
造方法のように、合成樹脂の射出完了後、射出口を抜く
と、突起部の内壁と射出口の中に充填された合成樹脂と
の間に間隙を生じることになり、該間隙に土や泥が詰ま
り、長期間の使用においては水が含浸し、内部の合成樹
脂の劣化を引き起こす問題点があった。
そのため、最近では、合成樹脂製の素材を使用したイン
サート部材は勿論のこと、FRTPと合成樹脂とをハイブリ
ッド化したインサート部材を使用しても歩留まりが良好
になるダイレクトインジェクション製法が望まれてい
た。
(課題を解決するための手段) 本発明は、これら従来の欠点に鑑みどのようなインサー
ト部材との組み合わせでも歩留まりのよい、靴を製造す
る方法を提供することを目的になされたものである。
即ち、ラスト、サイドモールド及びボトムモールド等に
より形成される靴底成形用空隙に、合成樹脂製のインサ
ート部材やハイブリッド化されたインサート部材を設置
し、靴底成形部材を射出注入して靴を製造する方法にお
いて、前記インサート部材として、ポリウレタン樹脂製
のインサート部材やポリウレタン樹脂やポリアミド樹脂
その他の熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂としたFR
TPにてハイブリッド化されたインサート部材を用い、該
インサート部材の接地面側の任意箇所に靴底成形部材の
射出注入用の貫通孔を設け、且つ該貫通孔に通じる孔を
設けた任意形状の中空突出部を一体に形成し、前記貫通
孔に通じる孔の孔径をインサート部材の本体部分では細
くし、中空突出部では孔の孔径を太く形成したインサー
ト部材を用意すると共に、前記ボトムモールドに形成し
た靴底成形部材を射出注入するゲート部で且つ前記イン
サート部材に形成した中空突出部を嵌合設置するための
凹部を形成し、該凹部に前記インサート部材の中空突出
部を嵌合設置した後、サイドモールドを配置し、次にア
ッパー部材を吊り込んだラストを設置後、該靴底成形部
材であるポリエーテルブロックアミド樹脂をインサート
部材の中空突出部から靴底成形用空隙に射出注入するこ
とにより、靴底成形部材とインサート部材及びアッパー
部材とが同時一体的に成形することを特徴とする靴の製
造方法である。
なお、インサート部材は、靴底の前部踏み付け部や踵部
の双方又は一方に設置することも出来るし、靴底の形状
に略合致した任意形状に形成して設置することも可能で
ある。
又、インサート部材を設置した箇所に靴底成形部材を射
出注入するためのゲート部を配置することが出来るた
め、必要に応じてゲート部を複数個配置することも可能
である。
又、インサート部材に一体に形成した中空突出部及び該
中空突出部に嵌合設置するためのボトムモールドの凹部
の形状に関しては、筒状形状やサッカー靴等で使用して
いるポイント形状やクリーツ形状やスタッド形状その他
任意形状を選択することが可能である。
インサート部材と靴底成形部材とは、同一もしくは異種
の素材の組み合わせにしたり、又は同色もしくは異色の
素材の組み合わせにすることも可能である。
(作用) 以上のような構成にしたことにより、本発明において
は、以下のような作用が生じる。
即ち、従来の製造方法では、合成樹脂製のインサート部
材やハイブリッド化したインサート部材を使用する場合
に生じやすい反りにより、靴底成形部材である射出注入
した合成樹脂の漏れの問題があるが、本発明に靴の製造
方法においては、インサート部材の接地面側に靴底成形
部材の射出注入用の貫通孔を設け、該貫通孔に通じる孔
を設けた中空突出部が一体に形成されており、更に前記
貫通孔に通じる孔の孔径をインサート部材の本体部分で
は細くし、中空突出部では孔径を太く形成しているた
め、靴底成形部材がボトムモールドに形成したランナー
を通過して、インサート部材の中空突出部から靴底成形
用空隙に射出注入される際に、中空突出部の孔径の太い
部分からインサート部材の本体部分の孔径の細い部分を
通過する時に、靴底成形部材の射出速度が孔径の細い部
分で加速されるため、靴底成形部材が靴底成形用空隙内
に、より高速で射出注入されるため、前記靴底成形用空
隙内の隅々まで靴底成形部材が行き渡り、更に靴底成形
部材がインサート部材で高圧で押圧するため、たとえイ
ンサート部材が少々反っていても、確実にボトムモール
ドに押圧されることから靴底成形部材が漏れることを防
止するものである。
更に、ボトムモールドに形成した靴底成形部材を射出注
入するゲート部で且つ前記インサート部材に形成した中
空突出部を嵌合設置するための凹部を形成しているた
め、該凹部に前記インサート部材の中空突出部を嵌合設
置することにより、インサート部材が少々反っていても
靴底成形部材である合成樹脂が射出注入した際に、中空
突出部によって漏れることを防止することが出来る。
又、インサート部材が多少なり反っていても中空突出部
をインサート部材と一体に形成しているため合成樹脂を
射出注入した場合に射出注入圧力が低下することなく維
持できるため、第2図に示すように、アッパー部材を吊
り込んだラストの底部に衝突した合成樹脂の圧力が前記
インサート部材をボトムモールドの方に押し下げるよう
に作用するため、従来のインサート部材のように反りに
よる合成樹脂の漏れが生じると言った点は、ほぼ皆無に
出来るものである。
更に、これらの成形時の成形圧力により、インサート部
材と靴底成形部材との接着強度や剥離強度等の特性値が
向上するものである。
又、本発明においては、従来のピン状突起を多数立設し
たインサート部材のように重量が重くなったり、ピン状
突起により合成樹脂の流動性が阻害されると言ったこと
もなく、軽量で且つ成形性の良好な靴を製造出来るもの
である。
又、従来のインサート部材のように樹脂食い切り用段差
を1.0〜1.2mmの厚みで形成する必要がないため、靴底自
体の総肉厚が厚くなると言ったこともなく、やはり靴底
自体の軽量化が図れるものである。
又、本発明においては、前述のごとくインサート部材を
形成する際に、FRTPのシートをハイブリッド化したもの
を使用することが出来るため、靴底の剛性やスナップ性
を向上せしめることが出来るものである。
更に、従来の製造方法のようにボトムモールドの上面に
インサート部材を保持嵌合するための囲壁状小突起を形
成する必要もなく、又該囲壁状突起内に形成した筒状突
起の形態でないため、ボトムモールドの掃除の際にもこ
れら小突起を傷付けることもなく容易にボトムモールド
の掃除が出来る。
又、合成樹脂製やハイブリッド化したインサート部材を
使用する場合、特に反りが生じているものでも、前述の
ごとく合成樹脂が漏れて歩留まりが低下すると言ったこ
ともなく、製造コストを低減出来るものである。
(実施例) 本発明の靴の製造方法に関する実施例を図面に基づいて
説明する。第1図乃至第3図に示すように、ラスト2、
サイドモールド3及びボトムモールド4等により形成さ
れる靴底成形用空隙5に、合成樹脂製のインサート部材
6やハイブリッド化されたインサート部材6を設置し、
靴底成形部材を射出注入して靴1を製造する方法におい
て、前記インサート部材6として、ポリウレタン樹脂製
のインサート部材6やポリウレタン樹脂やポリアミド樹
脂その他の熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした
FRTPにてハイブリッド化されたインサート部材6を用
い、該インサート部材6の接地面側7の任意箇所に靴底
成形部材の射出注入用の貫通孔8を設け、且つ該貫通孔
8に通じる孔を設けた任意形状の中空突出部9を一体に
形成し、前記貫通孔8に通じる孔8aの孔径をインサート
部材の本体部分では細く、中空突出部9では孔8bの孔径
を太く形成したインサート部材6を用意すると共に、前
記ボトムモールド4に形成した靴底成形部材を射出注入
するゲート部10で且つ前記インサート部材6に形成した
中空突出部9を嵌合設置するための凹部11を形成し、該
凹部11に前記インサート部材6の中空突出部9を嵌合設
置した後、サイドモールド3を配置し、次にアッパー部
材12を吊り込んだラスト2を設置後、靴底成形部材13で
あるポリエーテルブロックアミド樹脂をインサート部材
6の中空突出部9から射出注入することにより、該靴底
成形部材13がインサート部材6の貫通孔8から靴底成形
用空隙5に充填されることになり、靴底成形部材13とイ
ンサート部材6及びアッパー部材12とが同時一体的に靴
1を成形することを特徴とする靴の製造方法である。
又、第4図及び第10図に示すように、インサート部材6
は、靴底14の前部踏み付け部15が踵部16の双方か又は何
れか一方に設置して製造することも可能である。
更に、図示はしなかったが、インサート部材6は、靴底
14の形状に略合致した任意形状に形成して設置し、製造
することも可能である。
又、第10図乃至第12図に示すように、インサート部材6
に形成した中空突出部9及びボトムモールドに形成した
嵌合設置用の凹部11の形状は、筒状形状9aやサッカー靴
等で使用しているポイント形状9bやクリーツ形状9bやス
タッド形状9bその他任意形状に形成して製造することも
可能である。
例えば、筒状形状9aの場合には、ゴルフ靴等に使用し、
靴が成形出来た時点でこの突出部を削除することも出来
るし、そのまま残存させることも可能である。
又、サッカー靴等を製造する場合には、前述のごとくイ
ンサート部材6に形成する突出部9を筒状形状9aやポイ
ント形状9bやクリーツ形状9bやスタッド形状9b等にして
おき、これら中空突出部9に靴底成形部材13である合成
樹脂を射出注入するための孔を形成してあるから、該中
空突出部9から合成樹脂を射出注入した際に該孔と貫通
孔8、8a、8bの空隙部分も合成樹脂で充填することによ
り、他の箇所に形成した通常のポイントやクリーツ等と
同等に使用することが出来るため、削除の手間を省略す
ることが出来るものである。
なお、インサート部材6としては、ポリウレタン樹脂、
ポリアミド樹脂を使用し、靴底成形部材13としては、ポ
リエーテルブロックアミド樹脂等の熱可塑性合成樹脂を
使用して形成しても良い。
例えば、インサート部材としては、耐摩耗性を考慮する
場合には、熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)を使用
し、靴底成形部材としては、ポリエーテルブロックアミ
ド樹脂(PEBAX・東レ株式会社の登録商標)を使用する
ことにより、熱可塑性ポリウレタン樹脂との密着性が向
上すると共に、特に靴自体の軽量化が可能となる。
又、第7図に示すように、インサート部材の上面側にア
ッパーを吊り込んだラストとのスペーサー的が働きをさ
すために、ピン状突起18を形成することも可能である。
なお、インサート部材の内ハイブリッド化したものとし
ては、第8図及び第9図に示すように、FRTPとしてカー
ボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、シリコンカーバ
イド繊維、アルミナ繊維その他の強化繊維素材を単独、
乃至適宜組み合わせて織物、不織布、マット、引き揃え
等に加工したものにポリウレタン樹脂やポリアミド樹脂
その他の熱可塑性合成樹脂をマトリックスとして含浸し
たものと使用することが出来るものである。
又、インサート部材と靴底成形部材とは同色もしくは異
色の素材で製造することも可能である。
(発明の効果) 本発明の靴の製造方法においては、インサート部材の接
地面側に靴底成形部材の射出注入用の貫通孔を設け、該
貫通孔に通じる孔を設けた任意形状の中空突出部が一体
に形成されており、更に前記貫通孔に通じる孔の孔径を
インサート部材の本体部分では細くし、中空突出部では
孔径を太く形成しているため、靴底成形部材がボトムモ
ールドに形成したライナーを通過して、インサート部材
の中空突出部から靴底成形用空隙に射出注入される際
に、中空突出部の孔径の太い部分からインサート部材の
本体部分の孔径の細い部分を通過する時に、靴底成形部
材の射出速度が孔径の細い部分で加速されるため、靴底
成形部材が靴底成形用空隙内に、より高速で射出注入さ
れるため、前記靴底成形用空隙内の隅々まで靴底成形部
材が行き渡り、更に靴底成形部材がインサート部材を高
圧で押圧するため、たとえインサート部材が少々反って
いても、確実にボトムモールドに押圧されることから靴
底成形部材が漏れることを防止する効果が極めて大きく
なるものである。
又、ボトムモールドに形成した靴底成形部材を射出注入
するゲート部で且つ前記インサート部材に形成した中空
突出部を嵌合設置するための凹部を形成して、該凹部に
前記インサート部材の中空突出部を嵌合設置してサイド
モールドを配置し、アッパー部材を吊り込んだラストを
設置後、靴底成形部材である合成樹脂をインサート部材
の中空突出部から射出注入した際に、従来の靴の製造方
法と異なり、該中空突出部によって合成樹脂が漏れるの
を防止するため、製品の歩留まりが著しく向上するもの
である。
更に、本発明においては従来のピン状突起を多数立設し
たインサート部材のように重量が重くなったり、ピン状
突起により合成樹脂の流動性が阻害されると言ったこと
もないため、軽量で且つ外観形状や意匠の成形性が良好
な靴を製造出来るものである。
又、従来のインサート部材のように樹脂食い切り用段差
を1.0〜1.2mmの厚みで形成する必要がないため、靴底自
体の総肉厚が厚くなると言ったこともなく、やはり靴底
自体の軽量化が図れるものである。
なお、本発明においては、前述のごとくインサート部材
を形成する際に、FRTPのシートをハイブリッド化したも
のを使用することが出来るため、靴底の剛性がスナップ
性を向上させることが出来るものである。
その他本発明に係る靴の製造方法においては、靴底成形
部材の厚みを適宜選択することが出来るため、ゴルフ靴
等においては、スパイクピンの突き上げ感を防止するこ
とが可能となる。
なお、本発明の靴の製造方法は、実施例以外の靴にも応
用実施出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る靴の製造方法を示す断面図、第
2図乃至第3図は、本発明に係る靴の製造方法の一工程
を示す断面図、第4図及び第10図は、本発明に係る靴底
を示す平面図、第5図及び第8図は、本発明に係るイン
サート部材を示す斜視図、第6図及び第9図は、本発明
に係るインサート部材の第4図A−A部の断面図、第7
図及び12図は、本発明に係る靴の要部断面図、第11図
は、本発明の他の実施例である第10図のB−B部のイン
サート部材の断面図、第13図乃至第16図は、従来より公
知の靴の製造方法の一工程を示す断面説明図。1 :靴、2:ラスト、3:サイドモールド、4:ボトムモール
ド、5:靴底成形用空隙、6:インサート部材、7:接地面
側、8:貫通孔、8a:孔、8b:孔、9:中空突出部、10:ゲー
ト部、11:凹部、12:アッパー部材、13:靴底成形部材、1
4:靴底、15:前部踏み付け部、16:踵部、17:スパイク、1
8:ピン状突起、19:樹脂食い切り用段差、20:凹部、21:
底型、22:囲壁状小突起、23:筒状突起、24:透孔、25:皮
革板、26:甲被、27:ランナー、32:靴底、33:孔、34:底
金型、35:射出管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラスト、サイドモールド及びボトムモール
    ド等により形成される靴底成形用空隙に、合成樹脂製の
    インサート部材やハイブリット化されたインサート部材
    を設置し、靴底成形部材を射出注入して靴を製造する方
    法において、前記インサート部材として、ポリウレタン
    樹脂製のインサート部材やポリウレタン樹脂やポリアミ
    ド樹脂その他の熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂と
    したFRTPにてハイブリット化されたインサート部材を用
    い、該インサート部材の接地面側の任意箇所に靴底成形
    部材の射出注入用の貫通孔を設け、且つ該貫通孔に通じ
    る孔を設けた任意形状の中空突出部を一体に形成し、前
    記貫通孔に通じる孔の孔径をインサート部材の本体部分
    では細くし、中空突出部では孔径を太く形成したインサ
    ート部材を用意すると共に、前記ボトムモールドに形成
    した靴底成形部材を射出注入するゲート部で且つ前記イ
    ンサート部材に形成した中空突出部を嵌合設置するため
    の凹部を形成し、該凹部に前記インサート部材の中空突
    出部を嵌合設置した後、サイドモールドを配置し、次に
    アッパー部材を吊り込んだラストを設置後、該靴底成形
    部材であるポリエーテルブロックアミド樹脂をインサー
    ト部材の中空突出部から靴底成形用空隙に射出注入する
    ことにより、靴底成形部材とインサート部材及びアッパ
    ー部材とを同時一体的に成形することを特徴とする靴の
    製造方法。
  2. 【請求項2】前記インサート部材に形成した中空突出部
    及びボトムモールドに形成した嵌合設置用の凹部形状
    が、筒状形状やサッカー靴等で使用しているポイント形
    状やクリーツ形状やスタッド形状その他任意形状に形成
    している請求項1記載の靴の製造方法。
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