JPH07106376B2 - 多段クラスタ圧延機における板形状制御方法 - Google Patents

多段クラスタ圧延機における板形状制御方法

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JPH07106376B2
JPH07106376B2 JP61158082A JP15808286A JPH07106376B2 JP H07106376 B2 JPH07106376 B2 JP H07106376B2 JP 61158082 A JP61158082 A JP 61158082A JP 15808286 A JP15808286 A JP 15808286A JP H07106376 B2 JPH07106376 B2 JP H07106376B2
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rolling mill
rolled
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stage cluster
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幹夫 近藤
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定 寺戸
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多段クラスタ圧延機おける板形状制御方法に関
する。
[従来の技術] 多段クラスタ圧延機は大きな形状修正能力を有するた
め、プリセット誤差が大きいと、逆に板形状不良、絞り
込み等の操業トラブルの原因となり、早期にプリセット
誤差を修正する必要がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、圧延機の低速領域においてはロールバイ
ト部における板形状変化が形状検出器により検出される
までに板の移送時間を要するため、検出された板形状と
目標板形状の偏差により形状修正装置を操作すると、ロ
ールバイト内における板形状と検出される板形状が異な
るため、最悪の場合は逆方向の操作を行なうことにな
り、板形状不良、絞り込み等の操業トラブルを引き起こ
してしまう。このためゲインを小さくし、低い応答性に
て操業を行なっているのが現状である。
なお、従来の多段クラスタ圧延機における板形状制御方
法は、例えば特開昭58-61907号に示されるように、圧延
機出側に設けた板形状検出器が検出する板形状と与えら
れた目標板形状および圧延条件により、分割バックアッ
プロールのロールクラウン、ワークロールおよび中間ロ
ールのロールベンディング力の修正量を演算するにすぎ
ず、前記の移送時間による影響は考慮されていない。
本発明は、前記の問題点に対処しようとするものであ
り、広範囲の圧延条件に対応して、低速領域から速い応
答性を実現し、良好な板形状を得るような多段クラスタ
圧延機における板形状制御方法を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、形状検出装置で検出した被圧延材の形状が、
目標形状に一致するように複数の形状修正装置を操作し
て被圧延材の形状を修正する多段クラスタ圧延機の板形
状制御方法において、現在の形状検出装置からの検出信
号に基づいて算出された複数の形状パラメータと、現在
形状検出装置の位置にある被圧延材の部分が、前記圧延
機のロールで圧延されていたときにおける形状修正装置
の操作量に基づいて算出された、それぞれの形状パラメ
ータに対応する形状パラメータ推定値との差をそれぞれ
算出し、該差に基づいた値に、現在の形状修正装置の操
作量に基づいて算出された、それぞれの形状パラメータ
に対応する形状パラメータ推定値をそれぞれ加算し、該
加算値がそれぞれの形状目標値と一致するようにそれぞ
れの形状修正装置を操作するようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、現在の形状検出装置からの検出信号に
基づいて算出された複数の形状パラメータと、現在形状
検出装置の位置にある被圧延材の部分が、前記圧延機の
ロールで圧延されていたときにおける形状修正装置の操
作量に基づいて算出された、それぞれの形状パラメータ
に対応する形状パラメータ推定値との差をそれぞれ算出
し、誤差に基づいた値に、現在の形状修正装置の操作量
に基づいて算出された、それぞれの形状パラメータに対
応する形状パラメータ推定値をそれぞれ加算し、該加算
値がそれぞれの形状目標値と一致するようにそれぞれの
形状修正装置を操作することとなる。
したがって、広範囲の圧延条件に対応して、低速領域か
ら速い応答性を実現し、良好な板形状を得ることが可能
となる。
[実施例] 本発明の具体的説明にあたり、本出願人が先に提案した
特願昭60-97980号に係る発明中にて示した形状パラメー
タを用いて説明する。
先ず、形状パラメータの算出方法について以下に説明す
る。板形状は、板幅方向位置Xでの板の伸び歪分布β
(x)に対応する4次直交関数の各係数A0〜A4を(1)
式によって演算し、A0〜A4を用いて表現する。
ただし、φ〜φは4次直交関数であり、それぞれ
(2)式〜(6)式で表わされる。
φ(x)=a (2) φ(x)=bx (3) φ(x)=cx2+d (4) φ(x)=ex3+fx (5) φ(x)=gx4+hx2+k (6) また、(2)式〜(6)式中の係数a〜kは(7)式の
正規直交条件によって求める。
以上の方法で求めた直交関数の係数A0〜A4を用いて板の
伸び歪分布β(x)を表わすと(8)式のようになる。
β(x)A0φ+A1φ+A2φ+A3φ+A4φ
(8) (8)式から認められるように、係数A1は片伸びの大き
さを表わし、1次モード係数と定義する。係数A2は中伸
びおよび端伸びの大きさを表わし、2次モード係数と定
義する。係数A3は非対称伸びの大きさを表わし、3次モ
ード係数と定義する。係数A4は中端伸びおよびクオータ
ーバックルの大きさを表わし、4次モード係数と定義す
る。係数A0はここでは物理的意味を持たない。
以下、本発明について具体的に説明する。
前述したように、板形状制御においては、ロールバイト
内の板形状と形状検出器により検出される板形状の時間
的不一致により、制御を行なうとかえって形状を乱す場
合がある。
そこで本発明では、形状を本出願人が先に提案した前記
特願昭60-097980号にて示した(1)式によって直交関
数の各係数A0〜A4で表わし、A1、A2、A4を各々圧下レベ
リング装置、中間ロールベンディング装置、バックアッ
プロールクラウン調整装置により以下の操作を行なっ
て、目標値A1 *、A2 *、A4 *に一致させる。
圧下レベリング装置、中間ロールベンディング装置およ
びバックアップロールクラウン調整装置の各操作量u1
u2、u4に対する、変形抵抗、板幅等の圧延材条件および
圧延荷重、圧延速度等の圧延条件下でのロールバイト部
における板形状の変化量を推定できる形状推定モデル
G1、G2、G4を数式モデルあるいは実験により求め、例え
ば伝達関数で(9)式のように表現する。
(ここでKiは各操作量から形状への形状影響係数 を表わし、Tiは各形状パラメータAiが操作端よりロール
バイト部で表現されるまでの時間遅れを表わす時定数で
ある。) また、被圧延材の材質、板幅、板厚および圧下率と圧延
荷重との関係並びに圧延荷重、ワークロールクラウン
量、バックアップロールクラウン量、中間ロールベンデ
ィング力との関係をそれぞれ記憶しておき、圧延開始前
には、被圧延材の情報、および前記関係に基づき、バッ
クアップロールのクラウン量および中間ロールベンディ
ング力の目標板形状に対する最適値を計算して、各々を
プリセットする。
第1図は本発明による多段クラスタ圧延機の板形状制御
方法を中間ロールベンディング装置によるA2制御に実施
した例を示す。なお、1は圧延材、2はワークロール、
3は中間ロール、4はバックアップロールである。
5は形状検出器であり、圧延材1の形状を検出し、板幅
方向位置x(両端を±1に正規化)での伸び率分布β
(x)を演算装置に20に出力する。演算装置20の形状演
算部21は伸び率分布β(x)を直交関数の各係数A0〜A4
に変換する。
10は中間ロールベンディング制御装置であり、操作量演
算部22およびプリセット演算部26の指令によって中間ロ
ールベンディング力を任意の値に設定する。図示しては
いないが、圧延材1の情報、予測圧延荷重およびワーク
ロールクラウンにより、バックアップロールクラウンを
プリセットする。また、圧延条件によりプリセット演算
部26から中間ロールベンディング力u20をプリセット
し、形状目標値A2 *および形状推定モデルのK2、T2を設
定する。圧延を開始すると形状検出器5から形状演算部
21を通して板形状A2が検出される。制御開始時、形状パ
ラメータ推定値は、L=0であるから加算点
100、101および補正量修正演算部25を通り、形状目標値
A2 *と加算点102において比較される。補正量修正演算部
25は、圧延機に加わる外乱を速く収束させるために設け
たものである。加算点102の偏差e2を操作量演算部22に
入力し、PI演算等を行なって操作量u2を中間ロールベン
ディング装置10に出力する。ロールバイトから形状検出
器5までの距離をl、圧延速度をvとすると、該操作量
u2によるロールバイト部における形状変化が形状検出器
5において検出されるまでにl/vの移送時間が存在す
る。したがってこの間、該操作量u2により形状は変化し
ているが、形状検出器5には検出されていないため、上
記偏差e2が出力され時間とともに上記u2は過大な操作量
となる。この現象をなくすために、形状推定モデルG2
上記操作量u2を入力し、形状パラメータ推定値=G2
・u2を加算点100に加えることにより、上記偏差e2を補
正している。また、形状検出器5は一定時間間隔毎に出
力するため、遅延演算部24において、前述の移送時間l/
vの間、形状推定値を遅らすとともに、形状検出器
5の出力間隔に同期させて加算点101において、形状検
出器と比較することにより、外乱による新たな形状偏差
および形状推定誤差を修正する。
なお、図において31、32は形状信号、33は圧延条件信号
である。
なお、圧下レベリング装置によるA1制御およびバックア
ップロールクラウン調整装置によるA4制御についても、
第1図と同様に、中間ロールルベンディング装置および
形状推定モデルG2を、各々圧下レベリング装置、バック
アップロールクラウン調整装置およびG1、G4に変更すれ
ばよい。
また、本発明は全圧延速度において有効であるが、高速
圧延時、たとえば200mpm以上においては従来技術と比較
し、顕著な効果は得られないので、高速圧延時において
は(9)式でki=0とし、形状検出器より検出される形
状Aiを直接形状目標値Aiと比較し、その偏差により制御
を行なってもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る多段クラスタ圧延機におけ
る板形状制御方法によれば、広範囲の圧延条件に対応し
て、低速領域から速い応答性を実現し、良好な板形状を
得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 1……圧延材、5……形状検出器、10……中間ロールベ
ンディング制御装置、20……演算装置、21……形状演算
部、22……操作量演算部、23……形状推定演算部、24…
…遅延演算部、25……補正量修正演算部、26……プリセ
ット演算部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上郡 龍馬 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 寺戸 定 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 葉山 安信 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−61907(JP,A) 特開 昭58−116915(JP,A) 特開 昭58−53319(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形状検出装置で検出した被圧延材の形状
    が、目標形状に一致するように複数の形状修正装置を操
    作して被圧延材の形状を修正する多段クラスタ圧延機の
    板形状制御方法において、 現在の形状検出装置からの検出信号に基づいて算出され
    た複数の形状パラメータと、現在形状検出装置の位置に
    ある被圧延材の部分が、前記圧延機のロールで圧延され
    ていたときにおける形状修正装置の操作量に基づいて算
    出された、それぞれの形状パラメータに対応する形状パ
    ラメータ推定値との差をそれぞれ算出し、該差に基づい
    た値に、現在の形状修正装置の操作量に基づいて算出さ
    れた、それぞれの形状パラメータに対応する形状パラメ
    ータ推定値をそれぞれ加算し、該加算値がそれぞれの形
    状目標値と一致するようにそれぞれの形状修正装置を操
    作することを特徴とする多段クラスタ圧延機の板形状制
    御方法。
JP61158082A 1986-07-07 1986-07-07 多段クラスタ圧延機における板形状制御方法 Expired - Lifetime JPH07106376B2 (ja)

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