JPH07106937A - 半導体スイツチ - Google Patents

半導体スイツチ

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JPH07106937A
JPH07106937A JP26835093A JP26835093A JPH07106937A JP H07106937 A JPH07106937 A JP H07106937A JP 26835093 A JP26835093 A JP 26835093A JP 26835093 A JP26835093 A JP 26835093A JP H07106937 A JPH07106937 A JP H07106937A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は小型かつ低電圧駆動でありながら低挿
入損失と低歪の半導体スイツチを実現する。 【構成】信号通路に直列に接続される第1の電界効果ト
ランジスタ段のピンチオフ電圧を信号通路及び接地電位
間に接続される第2の電界効果トランジスタ段のピンチ
オフ電圧に対して低い電位に設定する。これにより第1
及び第2の電界効果トランジスタ段が同一動作特性によ
つて動作しないようにする。この結果、信号通路と接地
電位間に接続された第2の電界効果トランジスタに漏れ
電力を発生させることなく、信号通路に直列に接続され
た第1の電界効果トランジスタのみをオン動作させるこ
とができる。これにより半導体スイツチの挿入損失及び
歪を従来に比して一段と小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2及び図7) 作用(図3及び図4) 実施例(図1〜図10) (1)歪み発生の原理(図1) (2)スイツチ回路の構成(図2〜図6) (3)SPDTスイツチ回路(図7) (4)ピンチオフ電圧VP の設定(図8〜図10) (4−1)飽和電流IDSS から得られるピンチオフ電圧
P の設定(図8〜図10) (4−2)ゲート幅Wg を用いたピンチオフ電圧VP
設定(図8〜図10) (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は半導体スイツチに関し、
例えばデイジタルセルラ電話のアンテナスイツチに適用
し得るものである。
【0003】
【従来の技術】現在、自動車電話や携帯電話等の移動体
通信事業は大きく発展してきている。これに伴い都市部
においては通信回線の不足が深刻になつてきている。こ
のため各国で様々な移動体通信システムが立ち上がろう
としている。これらの通信システムの多くは現在の移動
体通信システムより高周波側の準マイクロ波帯域を使用
している。
【0004】これらの通信システムにおける携帯端末に
おいては半導体電界効果トランジスタ(FET:field
effect transistor )を使用して準マイクロ波信号を処
理する場合が多い。特に準マイクロ波帯を使用する場
合、携帯端末に要求される各種の条件(すなわち小型、
低電圧駆動及び低消費電力)を実現できるガリウム・ヒ
素・電界効果トランジスタを用いたMMIC(Monolith
ic Microwave IC )の開発が重要となつてきている。
【0005】これらガリウム・ヒ素・電界効果トランジ
スタを用いたマイクロ波信号処理デバイスのうち重要な
キーデバイスの1つにSPDT(Single Pole Dual Thr
ough)スイツチがある。このSPDTスイツチを図11
に示す。SPDTスイツチ1は送信用スイツチ2と受信
用スイツチ3とによつて構成されている。2つのスイツ
チ2及び3を構成するシヤントFET2A、3A及びシ
リーズFET2B、3Bにはそれぞれ同じピンチオフ電
圧VP (= 0.5〔V〕)を有する電界効果トランジスタ
が用いられている。
【0006】この送信側スイツチ2は送信回路から端子
P1へ与えられた高周波信号をアンテナ端子P2へ伝送
するかを切り換えており、他方の受信側スイツチ3はア
ンテナによつて受信された高周波信号をアンテナ端子P
2から端子P3を介して受信回路へ伝送するかを切り換
えている。そしてこのように電界効果トランジスタによ
つて構成されたSPDT(Single Pole Dual Through)
スイツチの消費電力は本質的には非常に小さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが移動体通信携
帯端末の場合、このように送信端子とアンテナとを接続
するスイツチ部分(すなわちシヤントFET2A及びシ
リーズFET2B)の挿入損失が携帯端末全体の消費電
力に大きく影響する。従つて受信側スイツチ2の挿入損
失は極力小さくする必要がある。また送信マイクロ波電
力はかなり大きい場合があるので(例えば10W程
度)、受信側スイツチ2の透過特性の線形性が補償され
ること(すなわち低歪であること)が移動体通信携帯端
末用に使用されるSPDTスイツチにとつては特に重要
である。
【0008】このため信号経路に対してシヤントの部分
に接続されるシヤントFET2Aを2段直列に接続した
り、デユアルゲートFETを用いることにより歪みを低
下させる方法が提案されている。
【0009】ところが前者の方法の場合(P.Bemkopf,M.
Schindler,A.Bertrand,"A HIGH POWER K/Ka-BAND MONOL
ITHIC T/R SWITCH",IEEE Microwave and Millimeter-Wa
ve Monolithic Circuits Symposium Digest,1991,pp.15
-18 )、FET数の増加によるデバイスサイズの増加や
FET部分の損失の増加による特性の悪化等の弊害があ
り、また制御電圧も0/−10〔V〕と大きく移動体通
信端末に適用するには不適当であつた。
【0010】同様に後者の方法の場合(M.J.Schindler,
T.E.Kazior,"A High Power 2-18 GHz T/R Switch",1990
IEEE MTT-S Digest,pp.453-456 )、前者の場合に比し
て損失の点で有利な反面、線形性が劣る問題があつた。
またシングルゲートFETの場合に比して挿入損失も増
加し、かつ制御電圧も0/−14〔V〕、−10
〔V〕、−7〔V〕と大きく低電圧駆動に適していると
はいえない。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、小型かつ低電圧駆動でありながた低挿入損失と低歪
の両特性を同時に実現することができる半導体スイツチ
を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、信号通路(P11及びP12間)
に対して直列接続された第1の電界効果トランジスタ段
10Bと、信号通路(11及びP12間)と接地電位間
に接続され、ピンチオフ電圧VPAが第1の電界効果トラ
ンジスタ段10Bにおけるピンチオフ電圧VPBに比して
高い電位に設定されてなる第2の電界効果トランジスタ
段10Aとを設けることにより半導体スイツチを形成す
るようにする。
【0013】また本発明においては、第1の端子P21
及び第2の端子P22間を送信路とする第1の信号通路
に対して直列接続された第1の電界効果トランジスタ段
21Bと、第1の信号通路と接地電位間に接続され、ピ
ンチオフ電圧VPAが第1の電界効果トランジスタ段21
Bにおけるピンチオフ電圧VPBに比して高い電位に設定
されてなる第2の電界効果トランジスタ段21Aと、第
2の端子P22及び第3の端子P23間を受信路とする
第2の信号通路に対して直列接続され、ピンチオフ電圧
PBが第1の電界効果トランジスタ段21Bにおけるピ
ンチオフ電圧VPBに比して高い電位に設定されてなる第
3の電界効果トランジスタ段22Bと、第2の信号通路
と接地電位間に接続された第4の電界効果トランジスタ
段22Aとを設けることにより半導体スイツチを形成す
るようにする。
【0014】
【作用】信号通路に直列に接続される第1の電界効果ト
ランジスタ段10Bのピンチオフ電圧VPBを信号通路及
び接地電位間に接続される第2の電界効果トランジスタ
段10Aのピンチオフ電圧VPAに対して低い電位に設定
し、第1及び第2の電界効果トランジスタ段10B及び
10Aが同一動作特性によつて動作しないようにする。
これにより信号通路と接地電位間に接続された第2の電
界効果トランジスタ段10Aに漏れ電力を発生させるこ
となく、信号通路に直列に接続された第1の電界効果ト
ランジスタ段10Bのみをオン動作させることができ
る。この結果、第1の電界効果トランジスタ段10Bに
よる挿入損失を小さくでき、また第1及び第2の電界効
果トランジスタ段10B及び10Aによつて生じる歪を
一段と小さくすることができる。
【0015】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0016】(1)歪み発生の原理 まずFETを使用したスイツチ回路の歪み発生機構につ
いて説明する。歪みにはFETがオン状態にある場合に
発生する歪みとオフ状態にある場合に発生する歪みの2
種類がある。
【0017】前者の歪みは電流制限による歪みである。
これは高周波信号がFETのドレインとソース間を通過
するときに流れる高周波信号電流が飽和電流IDSS より
多く流れることができないことに起因するもので、飽和
電流IDSS を越える振幅の電流が流れる部分が歪みとな
る。
【0018】これに対して後者の歪みは本来流れてはな
らない電流が流れることによる歪みである。これはFE
Tのドレインとソース間に印加される高周波信号電圧が
ピンチオフ電圧VP 又はブレイクダウン電圧VBRを越え
るときリーク電力が発生することに起因するもので、こ
れら電圧VP 又VBRを越える振幅の電圧が印加される部
分(図1の斜線部分)が歪みとなるものである。
【0019】これら2種類の歪のうちデイジタルセルラ
電話のように低電圧駆動される通信端末のスイツチ回路
において問題となるのは高周波信号電圧がピンチオフ電
圧VP を越える場合の歪みである。すなわちピンチオフ
電圧VP と直流ゲートバイアスVBIASS の差よりも高周
波信号電圧の振幅が大きくなる場合である。この場合に
非導通状態であるべきシヤントFETにリーク電流が流
れ、アンテナ端子P2に流れる信号電流に歪みが発生す
るのである。
【0020】(2)スイツチ回路の構成 図2において10は本実施例で用いるスイツチ回路10
を示す。このスイツチ回路10は信号線路に対して直列
に(すなわちシリーズに)接続されるシリーズFET1
0Bのピンチオフ電圧VPBを信号線路と接地電位間に
(すなわちシヤントに)接続されるシヤントFET10
Aのピンチオフ電圧VPAに比して低く設定することを特
徴としている。
【0021】この実施例の場合、前者のピンチオフ電圧
PBは− 1.0〔V〕に設定され、また後者のピンチオフ
電圧VPAは 0.5〔V〕に設定されている。このようにピ
ンチオフ電圧VPB及びVPAに電位差を設けることにより
挿入損失の低減と歪みの低減とを同時に実現できるよう
になされている。
【0022】このときにおける各FET10A、10B
の動作状態を図3を用いて説明する。スイツチ回路10
のスイツチがオン動作するとき(すなわちシリーズFE
T10Bがオン状態であり、かつシヤントFET10A
がオフ状態であるとき)、オン状態にあるシリーズFE
T10Bのドレイン−ソース間の抵抗はピンチオフ電圧
PBが低く設定されているため小さい。これにより端子
P11から端子P12側へ(又は端子P12から端子P
11へ)比較的大きな信号電流IdBを流すことができ、
挿入損失を小さく抑えることができるのである。
【0023】一方、オフ状態にあるシリーズFET10
Aのピンチオフ電圧VPAは高く設定されているため直流
ゲートバイアス電圧VBIASS (VOFF )とピンチオフ電
圧VPAとの電位差が大きな値に設定されている。これに
より大電力高周波信号が入力される場合にも高周波信号
電圧振幅がFETのピンチオフ電圧VPAを越えることは
なく、歪みを非常に小さく抑えることができるのであ
る。
【0024】次にこのスイツチ回路10を用いた場合の
挿入損失特性のシミレーシヨン結果を図4〜図6に示
す。このシミレーシヨンでは実測のGaAs型JFET
(Junction FET)のデータを使用している。ここで図4
は実施例のスイツチ回路10(すなわちシリーズFET
10Bのピンチオフ電圧VPBを− 1.0〔V〕、シヤント
FET10Aのピンチオフ電圧VPAを 0.5〔V〕)のシ
ミレーシヨン結果を示したものであり、図5および図6
はそれぞれ従来のスイツチ回路1のシミユレーシヨン結
果を示すものである。
【0025】ここで図5はピンチオフ電圧VPA及びVPB
が共に 0.5〔V〕とする場合のシミレーシヨン結果を示
し、図6はピンチオフ電圧VPA及びVPBが共に− 1.0
〔V〕とする場合のシミレーシヨン結果を示す。また全
てのFETゲート幅は1〔mm〕、ゲート長は 0.5〔μ
m〕とする。図からも分かるように実施例のスイツチ回
路10の場合には挿入損失は小さく、またその特性曲線
の低下も小さいことが分かる。
【0026】例えば 1.5〔GHz 〕のときの挿入損失を比
較すると、実施例のスイツチ回路10はピンチオフ電圧
PA及びVPBを共に 0.5〔V〕としたスイツチ回路1の
場合に比して約0.15〔dB〕程優れていることが分かる。
一方、挿入損失の点では実施例のスイツチ回路10はピ
ンチオフ電圧VPA及びVPBを共に− 1.0〔V〕としたス
イツチ回路1の場合とほぼ同等であるがアイソレーシヨ
ンの点ではやはり実施例の方が優れている。
【0027】また歪について考える。スイツチ回路のス
イツチがオン状態のとき、オン状態のシリーズFET1
0Bのゲート幅は十分大きいため電流制限による歪は無
視できる。従つてオフ状態のシヤントFET10Aで発
生する電圧制限による歪強度がスイツチ全体の歪強度を
決定する。前にも述べたように電源電圧が比較的小さい
場合には歪はほとんど発生しない。
【0028】実際、スイツチ回路10を構成するFET
を1/−2〔V〕の制御電圧で駆動する場合、高周波信
号電圧が直流ゲートバイアスとピンチオフ電圧との差よ
り小さいときには歪を十分小さく抑えることができる。
またスイツチ回路10が接続される信号線路の抵抗値を
50〔Ω〕とし、またスイツチ回路10を構成するFET
のしきい値電圧とピンチオフ電圧が等しいとした場合、
歪を小さく抑えることができる最大高周波電力は64.5
〔mW〕と大きな値をとることができる。これに対して
挿入損失では実施例のスイツチ回路10と大差なかつた
従来のスイツチ回路1(2つのFET1B及び1Aのピ
ンチオフ電圧VPB及びVPAが共に− 1.0〔V〕の例)の
最大高周波電力は10〔mW〕程度である。
【0029】このようにスイツチ回路10はピンチオフ
電圧に差を設けた2つのFETによつて構成されている
ことにより小型であり、歪特性や挿入損失にも優れてい
ることが分かる。これによりシリーズFET10B及び
シヤントFET10AのうちシリーズFET10Bのゲ
ート幅を小さくすることができる。又はシヤントFET
10Aの耐圧を小さくすることができる。
【0030】(3)SPDTスイツチ回路 続いてデイジタルセルラ電話のアンテナスイツチとして
用いられるSPDTスイツチ回路にスイツチ回路10を
適用する場合について説明する。図7において20は全
体としてスイツチ回路10を用いたSPDTスイツチ回
路を示している。
【0031】このようにSPDTスイツチ回路20とし
て使用する場合にも受信側スイツチ21及び送信側スイ
ツチ22を構成するシリーズFET21B及び22Bの
ピンチオフ電圧VPBの電位を受信側スイツチ21を構成
するシヤントFET21Aのピンチオフ電圧VVAの電位
よりも高く設定する。すなわちシリーズFET21B及
び22Bのピンチオフ電圧VPBを 0.5〔V〕に設定し、
シヤントFET21Aのピンチオフ電圧VPAを− 1.0
〔V〕に設定する。
【0032】因に受信側スイツチ22を構成するシヤン
トFET22Aのピンチオフ電圧VPAはシリーズFET
22Bのピンチオフ電圧VPBと同電圧に設定しても良く
(すなわち 0.5〔V〕に設定しても良く)、また送信側
スイツチ21を構成するシヤントFET21Aと同様、
シリーズFETのピンチオフ電圧VPBに比して低い電位
に設定しても良い。
【0033】このSPDTスイツチ回路20のスイツチ
ング動作を説明する。まず音声信号によつて変調された
高周波信号をアンテナより送信する場合について述べ
る。この場合、送信側スイツチ21を構成するシリーズ
FET21Bのゲートに高電位を印加してオン状態に制
御すると共にシヤントFET21Aのゲートに低電位を
印加してオフ状態に制御する。同時に受信側スイツチ2
2を構成するシリーズFET22Bのゲートに低電位を
印加してオフ状態に制御すると共にシヤントFET22
Aに高電位を印加してオン状態に制御する。これにより
受信側の回路はハイインピーダンスとなり、送信回路か
ら信号通路に送出された高周波信号はアンテナ端子側へ
伝送される。
【0034】次にアンテナによつて受信された高周波信
号から音声信号を復調する場合について説明する。この
場合には送信の場合とは逆に受信側スイツチ22のシリ
ーズFET22Bをオン状態に制御し、かつシヤントF
ET22Aをオフ状態に制御する。同時に送信側スイツ
チ21のシリーズFET21Bをオフ状態に制御し、か
つシヤントFET21Aをオン状態に制御する。これに
より送信側の回路はハイインピーダンスとなり、アンテ
ナ端子から入力された高周波信号は信号通路を介して受
信回路へ伝送されることになる。
【0035】このようにSPDTスイツチ回路20はス
イツチ回路10を基本素子として構成されているためス
イツチ回路10の場合と同様、小型でありながら低歪、
低電圧駆動、低挿入損失の動作特性を実現することがで
きる。
【0036】(4)ピンチオフ電圧VP の設定 ここでは先に説明したスイツチ回路10とSPDT回路
20を構成するシリーズFET10B、21B及び22
Bのピンチオフ電圧VPBとシヤントFET10A、21
A及び22Aのピンチオフ電圧VPAの設定方法を説明す
る。ピンチオフ電圧VP の設定方法にはFETのドレイ
ン−ソース間に流れる飽和電流IDSS を基準とした設定
方法とFETのゲート幅Wg を基準とした設定方法とが
ある。
【0037】(4−1)飽和電流IDSS から得られるピ
ンチオフ電圧VP の設定 まずスイツチ回路10についてピンチオフ電圧VP の設
定方法を説明する。スイツチ回路10を構成するシリー
ズFET10Bのピンチオフ電圧VPBとシヤントFET
10Aのピンチオフ電圧VPAは、それぞれ次式
【数9】
【数10】 を満たすように設定すれば良い。
【0038】因に(9)式のVPIDSS はドレイン−ソー
ス間を通過する高周波信号の電流振幅IRFとドレイン−
ソース間の飽和電流IDSS とが等しくなる(IRF=I
DSS )ときのピンチオフ電圧である。また(10)式のV
RFはドレイン−ソース間を通過する高周波信号の電圧振
幅であり、VOFF はオフバイアス電圧である。
【0039】次にSPDTスイツチ回路20についてピ
ンチオフ電圧VP の設定方法を説明する。この場合には
送信側スイツチ21を構成するシリーズFET21Bの
ピンチオフ電圧VPBを(1)式に基づいて設定すると共
に、送信側スイツチ21を構成するシヤントFET21
Aと受信側スイツチ22を構成するシリーズFET22
Bのピンチオフ電圧VPA及びVPBをそれぞれ(10)式に
基づいて設定すれば良い。
【0040】これは以下の理由による。一般にFETの
飽和電流IDSS はあるゲートバイアスにおいてドレイン
−ソース間に流すことのできる直流電流の最大値であ
る。またドレイン−ソース間に高周波信号が入力された
場合も高周波信号の電流値はIDSS を越えることはでき
ない。従つて飽和電流IDSS 以上の電流振幅の高周波信
号がFETのドレイン−ソース間に入力した場合には高
周波信号の一部が透過できず、大きな歪が発生する結果
となる。従つて高周波電流に関して歪を抑える条件は、
次式
【数11】 となる。この式から(9)式の条件が得られる。
【0041】実際の例をあげる。図8はゲート幅1〔m
m〕のGaAs型JFETの飽和電流IDSS のピンチオ
フ電圧依存特性である。この図を見ると、飽和電流I
DSS はピンチオフ電圧VP に対してほぼリニアに変化し
ていることが分かる。これにより一般に飽和電流IDSS
は、次式
【数12】 によつて表すことができる。ここでA、Bはそれぞれデ
バイス固有の定数であり、Wg はFETのゲート幅であ
る。
【0042】また図9はGaAs型JFETにおいて、
オン状態(Vg =1〔V〕)のFETを高周波信号が通
過するときに発生する第3次高周波歪の入力電圧依存性
である。この図から分かるように、飽和電流IDSS の大
きさと等しい電流振幅の高周波信号を入力した場合、約
−46〔dBm 〕という大きさはスイツチとしては十分小さ
いレベルの歪である。従つて飽和電流以下の振幅の高周
波信号を入力した場合には歪は十分小さく抑えることが
できるといえる。すわなちオン状態のFETから発生す
る歪を小さく抑える条件は(11)式となる。
【0043】この(11)式に(12)式を代入し、ピンチ
オフ電圧VP についてまとめると、次式
【数13】 となる。逆に(13)式を満足すればオン状態のFETか
ら発生する歪は十分小さく抑えられる。この(13)式の
条件は(12)式を仮定した場合の(9)式の変形と考え
られる。
【0044】次にオフ状態のFETより発生する歪につ
いて考える。図10はオフ状態のFETより発生する第
3次高周波歪の入力電圧依存性である。この図を見る
と、ある入力電圧で歪が急速に増加していることが分か
る。オフ状態のFETのドレイン−ソース間に高周波電
圧VRFがかかると、FETのドレイン−ゲート間、ゲー
ト−ソース間には高周波電圧VRFの半分の電圧(VRF
2)が印加されることになる。この結果、この電圧(V
RF/2)がオフ状態の直流バイアスVg(DC)に重畳され
る。
【0045】この高周波電圧VRFと直流バイアスVg(D
C)が重畳したゲートバイアスがピンチオフ電圧VP
上になつた場合、FETはピンチオフ状態でなくなり、
ドレイン−ソース間に漏れ電力を発生する。これが大き
な歪を発生させ、図10の歪の急激な増加の原因であ
る。またこの図より急激な歪の増加が起こる電力以下の
入力の場合、第3次高調波歪のインターセプトポイント
は約50〔dBm 〕と計算されるので急激な歪の増加が起こ
る電力以下の入力電力の場合、歪は十分小さく抑えるこ
とができるといい得る。この条件は(10)式に他ならな
い。
【0046】この条件を満足するようにスイツチ回路1
0を構成すれば、スイツチ回路10のスイツチをオンさ
せるとき(すなわちシリーズFET10Bをオンさせ、
シヤントFET10Aをオフさせるとき)に生じる歪
(シリーズFET10Bに発生する歪とシヤントFET
10Aに発生する歪との和)は十分小さく抑えることが
できることが分かる。
【0047】(4−2)ゲート幅Wg を用いたピンチオ
フ電圧VP の設定 次にスイツチ回路10についてピンチオフ電圧VP の設
定方法を説明する。スイツチ回路10を構成するシリー
ズFET10Bのピンチオフ電圧VPBとシヤントFET
10Aのピンチオフ電圧VPAは、それぞれ次式
【数14】
【数15】 を満たすように設定すれば良い。ここで(15)式は(1
0)式と同じ式である。因に(6)式のIRFはドレイン
−ソース間を通過する高周波信号の電流振幅(mA)であ
り、Wg はゲート幅(mm)である。またVONはオンバイ
アス電圧である。
【0048】SPDTスイツチ回路20の場合も同様に
設定すれば良い。すなわち送信側スイツチ21を構成す
るシリーズFET21Bのピンチオフ電圧VPBを(6)
式に基づいて設定すると共に、送信側スイツチ21を構
成するシヤントFET21Aと受信側スイツチ22を構
成するシリーズFET22Bのピンチオフ電圧VPA及び
PBをそれぞれ(15)式に基づいて設定すれば良い。
【0049】これは以下の理由による。ゲート幅Wg が
1〔mm〕のGaAs型JFETの飽和電流IDSS のピン
チオフ電圧依存性を示す図8から分かるように、飽和電
流IDSS はピンチオフ電圧VP に対してほぼリニアに変
化しており、また一般に飽和電流IDSS はゲート幅Wg
に比例し、かつVg −VP に比例している。これを考慮
すると、飽和電流IDSS は次式
【数16】 と表すことができる。
【0050】またオン状態(Vg =1〔V〕)のFET
を高周波信号が通過するときに発生する第3次高周波歪
の入力電力依存特性を示す図9から分かるように、飽和
電流IDSS の大きさと等しい電流振幅の高周波信号を入
力した場合、約−46〔dBm 〕の第3次高調波歪が発生し
ていることが分かる。この−46〔dBm 〕という大きさは
スイツチとしては十分小さいレベルの歪である。従つて
飽和電流以下の振幅の高周波信号を入力した場合には歪
は十分小さく抑えることができるといえる。すわなちオ
ン状態のFETから発生する歪を小さく抑える条件は、
次式
【数17】 となる。
【0051】この(17)式に(16)式を代入し、ピンチ
オフ電圧VP についてまとめると(6)式の逆となる。
逆に(16)式を満足すればオン状態のFETから発生す
る歪は十分小さく抑えられる。オフ状態のFETより発
生する歪については前項において説明した場合と同様で
あるので説明を省略する。
【0052】いずれにしてもこれらの条件を満足するよ
うにスイツチ回路10を構成すれば、スイツチ回路10
のスイツチをオンさせるとき(すなわちシリーズFET
10Bをオンさせ、シヤントFET10Aをオフさせる
とき)に生じる歪(シリーズFET10Bに発生する歪
とシヤントFET10Aに発生する歪との和)は十分小
さく抑えることができる。
【0053】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、スイツチ回路10及びS
PDTスイツチ回路20のいずれの場合にも信号線路に
対してシヤントの位置のFETとシリーズの位置のFE
TをそれぞれシングルゲートのFETによつて構成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デユア
ルゲートFETや3つ以上の複数のゲートを有するFE
Tによつて構成する場合に広く適用し得る。
【0054】また上述の実施例においては、スイツチ回
路10及びSPDTスイツチ回路20のいずれの場合に
も信号線路に対してシヤントの位置にFETを1段接続
すると共にシリーズの位置にFETを1段接続する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞれに
複数段のFETを接続して構成しても良い。この場合、
それぞれ1段の接続によつて構成する場合に比して歪特
性を一段と向上させることができる。
【0055】さらに上述の実施例においては、信号線路
に対してシリーズの位置に接続されるFET及びシヤン
トの位置に接続されるFETをそれぞれJFETによつ
て構成する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、MESFET(Metal Semiconductor FET)によ
つて構成しても良い。
【0056】さらに上述の実施例においては、半絶縁性
GaAs基板上に各電界効果トランジスタを形成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の化合
物半導体基板上に各電界効果トランジスタを形成する場
合にも適用し得る。
【0057】さらに上述の実施例においては、各FET
のゲートを1/−2〔V〕で駆動する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、他の値の制御電圧によつ
て各FETのゲートを駆動しても良い。
【0058】さらに上述の実施例においては、デイジタ
ルセルラ電話用のアンテナ切換スイツチについて述べた
が、本発明はこれに限らず、コードレス電話等の移動体
通信携帯端末や携帯型テレビジヨン受像機等、小型かつ
低電圧駆動でありながら低挿入損失及び低歪特性が要求
される各種の機器に適用し得る。
【0059】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、信号通路
に直列に接続される第1の電界効果トランジスタ段のピ
ンチオフ電圧を信号通路及び接地電位間に接続される第
2の電界効果トランジスタ段のピンチオフ電圧に対して
低い電位に設定し、第1及び第2の電界効果トランジス
タ段が同一動作特性によつて動作しないようにすること
により信号通路と接地電位間に接続された第2の電界効
果トランジスタに漏れ電力を発生させることなく、信号
通路に直列に接続された第1の電界効果トランジスタの
みをオン動作させることができる半導体スイツチを容易
に実現することができる。この結果、半導体スイツチの
挿入損失及び歪を従来に比して一段と小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FETの歪発生原理を示す特性曲線図である。
【図2】本発明によるスイツチ回路の一実施例を示す接
続図である。
【図3】ピンチオフ電圧の違いによる電流特性の違いの
説明に供する特性曲線図である。
【図4】実施例のスイツチ回路を用いた場合に生じる挿
入損失特性を示す特性曲線図である。
【図5】従来型のスイツチ回路を用いた場合に生じる挿
入損失特性を示す特性曲線図である。
【図6】従来型のスイツチ回路を用いた場合に生じる挿
入損失特性を示す特性曲線図である。
【図7】実施例におけるSPDTスイツチ回路を示す接
続図である。
【図8】飽和電流のピンチオフ電圧依存特性を示す特性
曲線図である。
【図9】オン状態にあるFETの第3次高調波歪の入力
電力依存性を示す特性曲線図である。
【図10】オフ状態にあるFETの第3次高調波歪の入
力電力依存性を示す特性曲線図である。
【図11】従来用いられているSPDTスイツチ回路を
示す接続図である。
【符号の説明】
1、20……SPDTスイツチ回路、2、21……入力
側スイツチ、3、22……出力側スイツチ、10……ス
イツチ回路、2A、3A、10A……シヤントFET、
2B、3B、10B……シリーズFET、VPA、VPB
…ピンチオフ電圧。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(2)スイツチ回路の構成 図2において10は本実施例で用いるスイツチ回路10
を示す。このスイツチ回路10は信号線路に対して直列
に(すなわちシリーズに)接続されるシリーズFET1
0Bのピンチオフ電圧VPBを信号線路と接地電位間に
(すなわちシヤントに)接続されるシヤントFET10
Aのピンチオフ電圧VPAに比して低く設定することを
特徴としている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また歪について考える。スイツチ回路のス
イツチがオン状態のとき、オン状態のシリーズFET1
0Bのゲート幅は十分大きいため電流制限による歪は無
視できる。従つてオフ状態のシヤントFET10Aで発
生する電圧制限による歪強度がスイツチ全体の歪強度を
決定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このようにSPDTスイツチ回路20とし
て使用する場合にも送信側スイツチ21及び受信側スイ
ツチ22を構成するシヤントFET21A及びシリーズ
FET22Bのピンチオフ電圧VPAとVPBの電位を
送信側スイッチ21を構成するシリーズFET21Bの
ピンチオフ電圧VPBの電位よりも高く設定する。すな
わちFET21A、FET22Bのピンチオフ電圧V
PA、VPBを0.5〔V〕に設定し、FET21Bの
ピンチオフ電圧VPBを−1.0〔V〕に設定する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】因に受信側スイツチ22を構成するシヤン
トFET22Aのピンチオフ電圧VPAはシリーズFE
T22Bのピンチオフ電圧VPBと同電圧に設定しても
良く(すなわち0.5〔V〕に設定しても良く)、送信
側スイツチ21を構成するシリーズFET21Bのピン
チオフ電圧VPBと同電位に設定しても良い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】(4)ピンチオフ電圧Vの設定 ここでは先に説明したスイツチ回路10とSPDT回路
20を構成するシリーズFET10B、21Bのピンチ
オフ電圧VPBとシヤントFET10A、21A及び2
2Bのピンチオフ電圧VPA及びVPBの設定方法を説
明する。ピンチオフ電圧Vの設定方法にはFETのド
レイン−ソース間に流れる飽和電流IDSSを基準とし
た設定方法とFETのゲート幅Wgを基準とした設定方
法とがある。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号通路に対して直列接続された第1の電
    界効果トランジスタ段と、 上記信号通路と接地電位間に接続され、ピンチオフ電圧
    が上記第1の電界効果トランジスタ段におけるピンチオ
    フ電圧に比して高い電位に設定されてなる第2の電界効
    果トランジスタ段とを具えることを特徴とする半導体ス
    イツチ。
  2. 【請求項2】第1の端子及び第2の端子間を送信路とす
    る第1の信号通路に対して直列接続された第1の電界効
    果トランジスタ段と、 上記第1の信号通路と接地電位間に接続され、ピンチオ
    フ電圧が上記第1の電界効果トランジスタ段におけるピ
    ンチオフ電圧に比して高い電位に設定されてなる第2の
    電界効果トランジスタ段と、 上記第2の端子及び第3の端子間を受信路とする第2の
    信号通路に対して直列接続され、ピンチオフ電圧が上記
    第1の電界効果トランジスタ段におけるピンチオフ電圧
    に比して高い電位に設定されてなる第3の電界効果トラ
    ンジスタ段と、 上記第2の信号通路と接地電位間に接続された第4の電
    界効果トランジスタ段とを具えることを特徴とする半導
    体スイツチ。
  3. 【請求項3】信号通路に対して直列接続された第1の電
    界効果トランジスタ段と、 上記信号通路と接地電位間に接続された第2の電界効果
    トランジスタ段とを具え、 上記第1の電界効果トランジスタ段のピンチオフ電圧V
    P1は、電界効果トランジスタのドレイン及びソース間を
    通過する高周波信号の電流振幅IRFとドレイン及びソー
    ス間を流れる飽和電流IDSS とが等しくなるときのピン
    チオフ電圧VPIDSS の値に対して、次式 【数1】 を満足し、かつ上記第2の電界効果トランジスタ段のピ
    ンチオフ電圧VP2は、電界効果トランジスタのドレイン
    及びソース間を通過する高周波信号の電圧振幅VRFとオ
    フバイアス電圧VOFF とによつて与えられる次式 【数2】 を満足することを特徴とする半導体スイツチ。
  4. 【請求項4】第1の端子及び第2の端子間を送信路とす
    る第1の信号通路に対して直列接続された第1の電界効
    果トランジスタ段と、 上記第1の信号通路と接地電位間に接続された第2の電
    界効果トランジスタ段と、 上記第2の端子及び第3の端子間を受信路とする第2の
    信号通路に対して直列接続された第3の電界効果トラン
    ジスタ段と、 上記第2の信号通路と接地電位間に接続された第4の電
    界効果トランジスタ段とを具え、 上記第1の電界効果トランジスタ段のピンチオフ電圧V
    P1は、電界効果トランジスタのドレイン及びソース間を
    通過する高周波信号の電流振幅IRFとドレイン及びソー
    ス間を流れる飽和電流IDSS とが等しくなるときのピン
    チオフ電圧VPIDSS の値に対して、次式 【数3】 を満足し、かつ上記第2及び第3の電界効果トランジス
    タ段のピンチオフ電圧VP2は、電界効果トランジスタの
    ドレイン及びソース間を通過する高周波信号の電圧振幅
    RFとオフバイアス電圧VOFF とによつて与えられる次
    式 【数4】 を満足することを特徴とする半導体スイツチ。
  5. 【請求項5】信号通路に対して直列接続された第1の電
    界効果トランジスタ段と、 上記信号通路と接地電位間に接続された第2の電界効果
    トランジスタ段とを具え、 上記第1の電界効果トランジスタ段のピンチオフ電圧V
    P1は、電界効果トランジスタのドレイン及びソース間を
    通過する高周波信号の電流振幅IRFと、ゲート幅Wg
    と、オンバイアス電圧VONを用いて与えられる次式 【数5】 を満足し、かつ上記第2の電界効果トランジスタ段のピ
    ンチオフ電圧VP2は、電界効果トランジスタのドレイン
    及びソース間を通過する高周波信号の電圧振幅VRFとオ
    フバイアス電圧VOFF とによつて与えられる次式 【数6】 を満足することを特徴とする半導体スイツチ。
  6. 【請求項6】第1の端子及び第2の端子間を送信路とす
    る第1の信号通路に対して直列接続された第1の電界効
    果トランジスタ段と、 上記第1の信号通路と接地電位間に接続された第2の電
    界効果トランジスタ段と、 上記第2の端子及び第3の端子間を受信路とする第2の
    信号通路に対して直列接続された第3の電界効果トラン
    ジスタ段と、 上記第2の信号通路と接地電位間に接続された第4の電
    界効果トランジスタ段とを具え、 上記第1の電界効果トランジスタ段のピンチオフ電圧V
    P1は、電界効果トランジスタのドレイン及びソース間を
    通過する高周波信号の電流振幅IRFと、ゲート幅Wg
    と、オンバイアス電圧VONを用いて与えられる次式 【数7】 を満足し、かつ上記第2及び第3の電界効果トランジス
    タ段のピンチオフ電圧VP2は、電界効果トランジスタの
    ドレイン及びソース間を通過する高周波信号の電圧振幅
    RFとオフバイアス電圧VOFF とによつて与えられる次
    式 【数8】 を満足することを特徴とする半導体スイツチ。
  7. 【請求項7】上記電界効果トランジスタ段はシングルゲ
    ート電界効果トランジスタによつてなることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5
    又は請求項6に記載の半導体スイツチ。
  8. 【請求項8】上記電界効果トランジスタ段はマルチゲー
    ト電界効果トランジスタによつてなることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又
    は請求項6に記載の半導体スイツチ。
  9. 【請求項9】上記電界効果トランジスタ段は2以上の電
    界効果トランジスタの直列接続によつてなることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5又は請求項6に記載の半導体スイツチ。
  10. 【請求項10】上記電界効果トランジスタ段は、接合型
    電界効果トランジスタによつて形成されることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5又は請求項6に記載の半導体スイツチ。
  11. 【請求項11】上記電界効果トランジスタ段は、金属−
    半導体電界効果トランジスタによつて形成されることを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5又は請求項6に記載の半導体スイツチ。
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