JPH07106964A - パルス増幅器およびd/a変換装置 - Google Patents

パルス増幅器およびd/a変換装置

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JPH07106964A
JPH07106964A JP7610294A JP7610294A JPH07106964A JP H07106964 A JPH07106964 A JP H07106964A JP 7610294 A JP7610294 A JP 7610294A JP 7610294 A JP7610294 A JP 7610294A JP H07106964 A JPH07106964 A JP H07106964A
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pulse
output
signal
amplifier
correction
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JP7610294A
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Hideo Kusakabe
秀雄 日下部
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セットリング時間の短いパルス増幅器を提供す
ること。 【構成】ステップ電圧e1を増幅するOPアンプ5と、
OPアンプ5のセットリング時間を短縮するために、O
Pアンプ5に入力されるステップ電圧e1に重畳するた
めの補正パルスe4を発生する補正パルス発生器6とを
備え、補正パルスe4は、ステップ電圧e1に対応し
て、振幅、遅延または極性の少なくとも一つが制御され
たものであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス増幅器およびD
/A変換装置に係り、特に電子ビーム抽画装置に有効な
パルス増幅器およびD/A変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICやLSI等の試料に微細
パターンを形成するものとして、電子ビームを利用した
各種の電子ビーム方法が使用されている。LSIパター
ンを寸法精度よく形成するには、ほぼ垂直な断面形状を
持つレジストパターンを作る必要がある。通常の加速電
圧の電子ビームを用いた場合、レジストパターンの作成
には高いビーム照射量が必要となり、これが抽画速度の
クリティカルパスとなっていた。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、電子ビーム用の高感度のレジストが研究され、開発
された。しかしながら、抽画するべき集積回路の規模が
大きくなった結果、このような高感度のレジストを用い
ると、電子ビーム抽画装置の偏向用のパルス増幅器のセ
ットリング時間が抽画時間の数10%を占めるようにな
り、今度はパルス増幅器のセットリング時間が抽画速度
のクリティカルパスとなっていた。
【0004】ところで、ステージ連続移動型電子ビーム
抽画装置の場合、そのステージを制御するステージ制御
回路には、高精度のD/A変換器であるラダーネット型
D/A変換器が用いられている。
【0005】しかしながら、ラダーネット型D/A変換
器では、Nビットのデジタル入力信号に1ビットからN
ビットに各々2のN−1乗の重み付けをしているため、
デジタル入力信号間のダイナミック特性(例えば、パル
スの立上がり、立下がり、遅延、過渡波形)が合わない
と、グリッチが発生する。このため、この種のD/A変
換器を用いたステージ制御回路では、グリッチの発生に
より、所定の位置に所定のパターンを抽画できない場合
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、電子ビー
ム用の高感度のレジストの開発と抽画するべき集積回路
の大規模化とによって、今まで問題にならなかったパル
ス増幅器のセットリング時間が抽画速度のクリティカル
パスになるという問題があった。
【0007】また、従来の電子ビーム抽画装置のステー
ジ制御回路には、高精度のD/A変換器であるラダーネ
ット型D/A変換器が用いられているが、このD/A変
換器によってグリッチが発生し、所定の位置に所定のパ
ターンを抽画できなくなるという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その第1の目的とするところは、セットリング時
間の短いパルス増幅器を提供することにある。また、本
発明の第2の目的は、グリッチの発生を防止できるD/
A変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明のパルス増幅器(請求項1)は、パ
ルス信号を増幅するパルス増幅器本体と、このパルス増
幅器本体のセットリング時間を短縮するために、前記パ
ルス増幅器本体に入力されるパルス信号に重畳するため
の補正パルス信号を発生する補正パルス発生器とを備
え、前記補正パルス信号は、前記パルス増幅器本体に入
力されるパルス信号に対応して、振幅、遅延または極性
の少なくとも一つが制御されたものであることを特徴と
する。
【0010】また、本発明の他のパルス増幅器(請求項
2)は、パルス信号を増幅するパルス増幅器本体と、こ
のパルス増幅器本体に入力されるパルス信号の立ち上が
り又は立ち下がり開始時の振幅から、立ち上がり又は立
ち下がり終了時までの振幅を、所定の時間間隔で、不連
続に変化する有限個のレベルに区分し、且つ前記有限個
のレベルが時系列に見て階段状になるべく、前記パルス
信号を波形変換する波形変換器と、このパルス増幅器本
体のセットリング時間を短縮するために、前記パルス増
幅器本体に入力される前記波形変換器の出力に重畳する
ための補正パルス信号を発生する補正パルス発生器とを
備え、前記補正パルス信号は、前記パルス増幅器本体に
入力される前記波形変換器の出力に対応して、振幅、遅
延または極性の少なくとも一つが制御されたものである
ことを特徴とする。
【0011】なお、上記パルス増幅器(請求項1,2)
を実現するに際し、下記の如きに構成することが好まし
い。 1.上記パルス増幅器(請求項2)に入力されるパルス
信号の振幅を階段状に分割するに際し、各段の大きさを
増幅器本体を構成する回路の電流飽和を越えないように
する。
【0012】2.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、補正パルス信号の振幅、幅、遅延、極性データ
を記憶回路にあらかじめ記憶させ、変化する本来のパル
ス信号の極性、振幅に基づいて記憶回路から振幅、幅、
遅延、極性データを読み出し、補正パルスを発生させ、
セットリング時間を短縮する。
【0013】3.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、パルス信号の振幅をAD変換し、変化する上記
パルス信号の極性、振幅に基づいて補正パルス信号を生
成し、セットリング時間を短縮する。
【0014】4.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、補正パルス信号の幅の時間にパルス増幅器本体
の目標出力値に達するような振幅、極性を有する補正パ
ルス信号をパルス信号と同期させて、パルス増幅器本体
に入力する。
【0015】5.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、補正パルス信号をパルス増幅器本体の出力段に
入力し、セットリング時間を短縮する。 6.上記4において、デジタルのパルス信号をデジタル
−アナログ変換器によりアナログのパルス信号に変化
し、このパルス信号をパルス増幅器本体に入力する場合
には、補正パルス発生の入力もデジタル信号にする。
【0016】7.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、デジタルのパルス信号をデジタル−アナログ変
換器によりアナログのパルス信号に変化し、このパルス
信号をパルス増幅器本体に入力する場合には、補正パル
ス信号の加算をデジタルで行ない、上記デジタル−アナ
ログ変換器にパルス信号と補正パルス信号とを加算した
ものを入力し、セットリング時間を短縮する。
【0017】8.上記パルス増幅器(請求項1,2)に
おいて、複数の補正パルス信号を用いる。 9.上記パルス増幅器(請求項1,2)において、パル
ス増幅器本体の特性を一次遅れが支配的にする手段と、
そのパルス増幅器本体にパルス幅の補正パルス信号をパ
ルス信号と同時に入力する手段と、補正パルス信号の振
幅を変化させる手段とにより、セットリング時間をパル
ス幅Wとする。 10.上記パルス増幅器(請求項1,2)において、パ
ルス増幅器本体の特性(伝達関数)のポールとゼロの合
計と補正パルス信号の個数を等しくし、それぞれのポー
ルとゼロを打ち消すような振幅、極性、遅延、幅を有す
る補正パルス信号をパルス増幅器本体に入力し、セット
リング時間を短縮する。 11.上記パルス増幅器(請求項1,2)において、補
正パルス信号の振幅、幅、遅延のうち、2項目を固定
し、固定しない1項目と極性を制御し、セットリング時
間を短縮することを特徴とする。 12.上記パルス増幅器(請求項1,2)において、補
正パルス信号の振幅、幅、遅延のうち、1項目を固定
し、固定しない2項目と極性を制御し、パルス増幅器の
セットリング時間を短縮する。 13.上記パルス増幅器(請求項1,2)において、パ
ルス増幅器本体の周波数帯域をローパス・フィルタによ
り狭め、変化するパルス信号と同期し、振幅、幅、遅
延、極性を制御した補正パルスを増幅期器本体に入力
し、セットリング時間を短縮する。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明のD/A変換装置(請求項3)は、入力信号とし
てのデジタル信号をD/A変換する第1のD/A変換手
段と、入力されたアナログ信号を積分することにより出
力信号としてのアナログ信号を出力し、このアナログ信
号の極性が前記第1のD/A変換手段のそれと逆の積分
手段と、この積分手段の出力と前記第1のD/A変換手
段のそれとをアナログ加算するアナログ加算手段と、こ
のアナログ加算手段の出力をA/D変換するA/D変換
手段と、このA/D変換手段の出力をD/A変換し、そ
の結果を前記積分手段に入力する第2のD/A変換手段
とを備えていることを特徴とする。
【0019】ここで、例えば、前記A/D変換手段と前
記第2のD/A変換手段との間に、前記A/D変換手段
の出力の極性を反転する反転手段を設けることにより、
前記積分手段の出力の極性を前記第1のD/A変換手段
のそれと逆にする(請求項4)。
【0020】また、本発明の他のD/A変換装置(請求
項5)は、入力信号としてのデジタル信号をD/A変換
するD/A変換手段と、このD/A変換手段の出力を積
分することにより出力信号としてのアナログ信号を出力
する積分手段と、この積分手段の出力と前記入力信号と
に基づいて前記積分手段の出力を校正する校正手段と、
前記入力信号の変化に対応して前記積分手段の出力を補
償する補償手段とを備えていることを特徴とする。
【0021】ここで、前記校正手段は、例えば、前記積
分手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、この
A/D変換手段の出力と前記入力信号との差を求め、そ
の結果を前記D/A変換手段に入力する差検出手段とに
より構成する(請求項6)。
【0022】また、前記補償手段は、例えば、現入力信
号と前入力信号との差を求め、その差に対応した分だけ
前記積分手段の出力を増加または加減するものとする
(請求項7)。
【0023】
【作用】パルス増幅器のセットリング時間は、パルス増
幅器本体の内部容量や容量負荷を充放電する時間によっ
て決まる。すなわち、充放電の時間が短いほどセットリ
ング時間は短くなる。
【0024】このため、セットリング時間を短くするに
は、本来のパルス信号と補正パルス信号との和によっ
て、充放電の時間が短縮するように、補正パルス信号を
選べば良い。すなわち、充放電の時間が短縮するよう
に、本来のパルス信号に対応して、補正パルス信号の特
徴を規定する振幅、遅延または極性の少なくとも一つを
制御すれば、セットリング時間を短くできる。
【0025】したがって、本発明のパルス増幅器(請求
項1,2)によれば、パルス増幅器本体に、本来のパル
ス信号に加えて、上記の如きの補正パルス信号を同時に
入力できるので、セットリング時間を短縮できる。
【0026】また、本発明(請求項3〜7)によれば、
D/A変換手段の出力を積分手段により積分して出力信
号を得ているので、D/A変換手段の出力に含まれたグ
リッチは前記積分手段により吸収される。したがって、
グリッチのない出力信号が得られるようになる。
【0027】更に、本発明(請求項3)の場合、A/D
変換手段に入力される第2のD/A変換手段の出力と積
分回路のそれとは逆特性なので、A/D変換手段には低
レベル(低ビット数)の信号が入力されることになる。
このため、上記グリッチのない出力信号が得られる他
に、A/D変換手段として、高ダイナミックレンジのA
/D変換器に比べて、性能が高く、安価な低ダイナミッ
クレンジ(低ビット数)のA/D変換器を用いることが
可能となる。
【0028】更に、本発明(請求項5)の場合、積分手
段の出力を校正および補償する校正手段および補償手段
が設けられているので、高精度のD/A変換を行なえる
ようになる。
【0029】
【実施例】先ず、理想的なパルス増幅器の場合について
説明する。図1は、理想的なパルス増幅器を示すブロッ
ク図である。図中、1はデジタル−アナログ変換器(以
下、DACという)を示しており、このDAC1にはデ
ジタルデータ3とイネーブルパルス4とが入力される。
また、インパルス発生器2にはイネーブルパルス4が入
力され、このイネーブルパルス4に同期して、DAC1
は入力されたデジタルデータ3をアナログデータに変換
し、ステップ電圧e1を発生する(DAC1は理想的な
ステップ電圧e1を発生すると仮定する)。このとき、
インパルス発生器2はインパルス電圧e2を発生する。
【0030】DAC1により発生したステップ電圧e1
は抵抗体R1を介してOPアンプ5に入力される。抵抗
体R3はOPアンプ5の帰還抵抗で、OPアンプ5の増
幅率Gは−(R3/R1)となる。OPアンプ5を時定
数Tの1次遅れ(なお、OPアンプ5の特性が1次遅れ
系ではない場合は、抵抗体R3と並列にコンデンサを接
続することにより、1次遅れ系を支配的にすることがで
きる)、OPアンプ5の出力電圧e3とすれば、ラプラ
ス変換によりその伝達関数はG/(1+sT)であり、
OPアンプ5のステップ応答は、 e3=[G/{s*(1+sT)}]*e1 となる。
【0031】このステップ応答を時間tの関数に変換す
ると、 e3(t)=[G*{1−exp(−t/T)}]e1 ・・・(1) となる。
【0032】一方、インパルス発生器2からは理想的な
(デルタ関数的な)インパルス電圧e2(パルス幅がゼ
ロで振幅が無限大、積分すると1)がステップ電圧e1
と同時に発生する。インパルス電圧e2に対するOPア
ンプ5のインパルス応答は、 e3={G´/(1+sT)}*e2 となる。
【0033】ここで、G´はインパルス発生器2を入力
としたときのOPアンプ5の増幅度で−R3/R2であ
る。このインパルス応答を時間tの関数に変換すると、 e3={G´/T}*exp(−t/T)*e2 ・・・(2) となる。
【0034】式(2)のG´/Tを式(1)のGに等し
くなるようにG´を合わせ(R2を調整する)、式
(1)と式(2)とを加算すると、OPアンプ5の出力
電加圧e3は、 e3=G*{1−exp(−t/T)}*e1 +{G´/T}*exp(−t/T)*e2 となる。
【0035】ここで、G*e1=(G´/T)*e2と
すれば、 e3=G*e1 となる。すなわち、OPアンプ5の出力電圧e3は、時
間tと関係がなくなり、入力されたステップ電圧e1は
過渡現象なしでG倍されてOPアンプ5から出力され、
セットリング時間を短くできる。
【0036】図2に、DAC1のステップ電圧e1の波
形と、インパルス発生器2のインパルス電圧e2の波形
と、OPアンプ5の出力電圧e3の波形とを示す。図
中、破線はインパルスによる補正を行なわない場合のO
Pアンプ5の出力電圧e3の波形を示している。
【0037】しかし、現実には時間がゼロで面積が1で
あるインパルス電圧e2を発生することはできないし、
それを増幅するアンプもない。そこで、本発明では、イ
ンパルス電圧e2の代わりに、補正パルス補正を用いて
セットリング時間の短縮化を実現している。以下、本発
明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0038】図3は、本発明の第1の実施例に係るパル
ス増幅器を示すブロック図である。DAC1には図1の
パルス増幅器と同様にデジタルデータ3とイネーブルパ
ルス4とが入力される。補正パルス発生器6にもデジタ
ルデータ3とイネーブルパルス4とが入力される。
【0039】補正パルス発生器6から出力される補正パ
ルスe4の極性、振幅、幅は、制御することができる
が、ここでは、説明を単純化するために遅延については
考慮しない。
【0040】OPアンプ5にパルス幅aの補正パルスe
4だけが入力されたときのOPアンプ5の出力電圧e3
は、 e3=e4*G´{1−exp(−a*s)}/{s*(1+s*T)} ・・・(3) となる。
【0041】OPアンプ5にDAC1が発生したステッ
プ電圧e1と補正パルスe4とが同時に入力されたとき
のOPアンプ5の出力電圧e3は、 e3= [ G *e1 + e4 * G' { 1 - exp ( -a*s ) } ] / { s*(1+s*T)} となる。この式を時間tの関数にすると、 e3=(G*e1+e4*G´){1−exp(−t/T)} −e4*G´[1−exp{−(t−a)/T}] ・・・(4) となる。t=0からt=aの時間が補正パルスのパルス
幅である。
【0042】補正パルスe4の振幅が、 e4=(G*e1/G´)*exp(−a/T)/{1−exp(−a/T)} ・・・(5) を満足するとき、セットリング時間は補正パルス幅aと
なる。
【0043】ここで、TはOPアンプ5の時定数、Gは
OPアンプ5のDAC1側の増幅度(−R3/R1)、
G´はOPアンプ5の補正パルス発生器6側の増幅度
(−R3/R2)を示している。
【0044】図4に、DAC1のステップ電圧e1の波
形と、補正パルス発生器6の補正パルスe4の波形と、
OPアンプ5の出力電圧e3の波形とを示す。図中、破
線は補正パルスによる補正を行なわない場合のOPアン
プ5の出力電圧e3の波形を示している。
【0045】式(5)は補正パルスのパルス幅aを一定
にした場合のものであるが、補正パルスe4の振幅を一
定にして補正パルスのパルス幅aを変えても同様な結果
が得られる。すなわち、補正パルスe4の振幅を一定に
した場合の補正パルスのパルス幅aは、 a=T*ln{G*e1/(G´*e4)+1} となり、補正パルスe4の振幅の代わりに補正パルスe
4のパルス幅を変えても良いことが分かる。
【0046】図5は、DAC1側の増幅度Gを−1、ス
テップ電圧e1を1[V]、補正パルス発生器6側の増
幅度G´を−1とし、時定数Tで正規化した補正パルス
幅aを横軸とし、補正パルスの振幅を縦軸(上記式
(5))としてプロットした図である。
【0047】補正パルス幅aがTのとき補正パルスの振
幅をDAC1の振幅の0.582倍(図中の点P1)に
すると,OPアンプ5のセットリング時間はTとなり、
補正パルス幅がT/2では1.54倍(図中の点P2)
にすると、OPアンプ5のセットリング時間はT/2と
なる。なお、上述した図2におけるインパルス電圧e2
はパルス幅がゼロ、振幅が無限大で、これは図5の左端
になる。
【0048】次に図3においてOPアンプ5が2次遅れ
系でポールが2個の場合には、2個の補正パルスにより
セットリング時間が2個の補正パルス幅の和であること
を示す。
【0049】この場合、OPアンプ5の出力電圧e3
は、 e3 = [ G*e1 + (1-exp(-a*s))*G'*e4 + {exp(-a*s)-exp(-2*a*s)}*G'*e5 ] /[s(1+T1*s)(1+T2*s)] ・・・(6) となる。
【0050】ここで、T1はOPアンプ5の第1のポー
ル、T2はOPアンプ5の第2のポールを示している。
また、分子の第1項は入力、第2項は初めの補正パルス
(パルス幅a,遅延ゼロ)、第3項は2番目の補正パル
ス(パルス幅a,遅延a)を表している。式(6)を時
間の関数に変換すると、 e3 = ( G*a1+G'*(e4)(1-T(t)) + G'*(e5-e4)(1-T(t-a)) - G'*e5*(1-T(t-2a) ) ・・・(7) となる。ここで、T(t),T(t-a),T(t-2a) は下記の通り
になる。 T(t) = [ T1* exp( -t/T1 ) - T2 * exp( -t/T2 ) ] / (T1 - T2) T(t-a) = [ T1* exp( -(t-a)/T1) - T2 *exp( -(t-a)/T2 ) ] / (T1 - T2) T(t-2a) = [ T1* exp( -(t-2a)/T1) - T2 *exp( -(t-2a)/T2 ) ] / (T1 - T2) ここで、初めの補正パルスの振幅e4と2番目の補正パ
ルスの振幅e5とが、 e4=[exp(a/T1)(1-exp(a/T1)-exp(a/T2)(1-exp(a/T2)]*G*e1 /[{1-exp(a/T1)}{1-exp(a/T2)}{exp(a/T2)-exp(a/T1)}] ・・・(8) e5=[exp(a/T1)-exp(a/T2)]*G*e1 /[{1−exp(a/T1)}{1−exp(a/T
2)}{exp(a/T2)−exp(a/T1)}] ・・・(9) を満足すると、セットリング時間は初めの補正パルス幅
と2番目の補正パルスの和(a+a)となる。
【0051】ここで、e1=1V、T1=1μs、T2
=.5μs、a=1μsとした場合には、e4=−0.
830V、e5=0.09Vで、e3のセットリング時
間は2μsとなる。
【0052】図6に上式で計算したOPアンプ5の特性
が2次遅れ系における各部の波形を示す。上から順にD
AC1のステップ電圧e1、補正パルス発生器6の補正
パルスe4、OPアンプ5の出力電圧e3を示してい
る。図中、破線は補正パルスによる補正を行なわない場
合のOPアンプ5の出力電圧e3を示している。
【0053】次に本発明の第2の実施例に係るパルス増
幅器について説明する。ここでは、大振幅の信号をパル
ス増幅器に入力する場合について説明する。一般に、大
振幅の信号をパルス増幅器に入力すると、パルス増幅器
の内部のトランジスタの電流飽和が生じ、その出力は一
定の傾斜で変化する(スルーレート)。このため、大振
幅においては、上記実施例のような補正パルスで増幅器
を補正しても顕著な効果が得られない。
【0054】そこで、増幅器の内部で電流飽和が生じる
ような大振幅が入力される場合、電流飽和が生じない振
幅(補正パルス振幅も含める)で階段状にその入力を分
割し、階段状の各ステップに補正パルスを入力し、増幅
器の出力応答を早める。
【0055】図7に、本実施例に係るパルス増幅器の具
体的な構成例を示す。階段パルス発生器7はデジタルデ
ータ3の振幅値と階段設定8に設定された階段設定数と
から階段波を発生する。
【0056】すなわち、階段パルス発生器7は振幅値と
階段設定数とを比較し、振幅値が階段設定数と等しい場
合または小さい場合には、振幅値をそのままDAC1に
与え、一方、振幅値が階段設定数より大きい場合には、
振幅値を階段設定数で徐算し、その商NとあまりMから
階段波を発生する。
【0057】階段パルス発生器7により発生する階段波
はN+1段で最後の段のステップの大きさはMとなる
(あまりMがゼロの場合はN段)。階段の各ステップに
はステップの振幅(極性含む)により、振幅、遅延、幅
が決まった補正パルスによりセットリング時間が改善さ
れる。
【0058】ここで、大振幅の場合のセットリング時間
lrg は、補正された振幅のセットリング時間をT
sr(補正パルスの幅を一定にし、振幅、遅延を変化)と
すれば、 Tlrg =(N+1)・Tsr ・・・(10) となる。
【0059】図8に、DAC1に入力される階段電圧e
1a、補正パルス発生器6の補正パルスe4、OPアン
プ5の出力電圧e3の波形を示す。図中、破線は補正パ
ルスによる補正を行なわない場合のOPアンプ5の出力
電圧e3を示している。
【0060】図9は、本発明の第3の実施例に係るパル
ス増幅器を示すブロック図である。これは入力がアナロ
グの場合の実施例で、アナログ入力14はアナログ遅延
器10とアナログ−デジタル変換器(ADC)9とに導
入される。このADC9はアナログ入力14をデジタル
データに変換し、このデジタルデータは補正パルス発生
器6に導入される。この補正パルス発生器6は先の実施
例と同様に補正パルスを出力し、この補正パルスは抵抗
体R2を介してOPアンプ5に導入される。
【0061】一方、アナログ遅延器10に導入されるア
ナログ入力14は、アナログ遅延器10によって、上記
補正パルスと同期が取られ、抵抗体R1を介して上記補
正パルスと共にOPアンプ5に入力される。このように
アナログ入力14に補正パルスが重畳されることによっ
て、セットリング時間は補正パルス幅になる。
【0062】図10は、本発明の第4の実施例に係るパ
ルス増幅器のブロック図である。これは誘導負荷R(具
体的には、例えば、配線電極や伝送ケーブル)に起因す
るセットリング時間を改善するための実施例である。
【0063】補正パルス発生器6a,6bの出力は、そ
れぞれ、電圧電流変換器27a,27bに入力され、補
正パルス発生器6a,6bの出力は、それぞれ、補正パ
ルス電流i1,i2に変換される。補正パルス電流i1
によりOPアンプ5のポールを補正し、補正パルス電流
i2により容量負荷によるポールを補正する。これら補
正パルス電流により出力eのセットリング時間は補正パ
ルスになる。
【0064】次に図10において出力電圧e6のセット
リング時間を補正パルスaに等しくできることを示す。
出力電圧e6は、 e6 = [ G*e1 + (1-exp(-a*s))*R3*i1 ] /[s(1+T1*s)(1+T2*s)] + ( 1 -exp( -a*s) ) * R*i2 / [s(1+T2*s)] ・・・(11) となる。
【0065】ここで、T1はOPアンプ5のポール、T
2は出力電圧e6のポール(=CR)である。また、分
子の第1項は入力、第2項は入力の補正パルス(パルス
幅a)、第3項は出力の補正パルス(パルス幅a)であ
る。
【0066】式(11)を時間の関数に変換すると、 e6= (G*a1+R3*i1)(1-T(t)) - R3*i1*(1 - T(t-a))+ R*i
2*(1 - exp(-t/T2) ) - R*i2*(1 - exp(-(t-a)/T2) )
・・・(12)となる。
【0067】ここで、T(t),T(t−a)は、 T(t) = [ T1 * exp( -t/T1 ) - T2 * exp( -t/T2 ) ] / (T1 - T2) T(t-a) = [ T1 * exp( -(t-a)/T1 ) - T2 *exp( -(t-a)/T2 ) ] / (T1 - T2) である。
【0068】ここで、初めの補正パルス電流の振幅i
1、2番目の補正パルス電流の振幅i2を下式の通りに
選ぶと、セットリング時間は補正パルス幅aとなる。 i1 = G * e1 / [ R3 * { -1 + exp( a / T1 ) } ] ・・・(13) i2=[1-{1-exp(a/T2)}/{1-exp(a/T2)}]*G*e1*T2/[R*{T1-
T2}{1-exp(a/T2)}]・・・(14) ここで、e1=1
V、T1=1μs、T2=.5μs、a=1μsとした
場合には、R3・i1は−0.582V、R・i2は−
0.425Vで、e3のセットリング時間は1μsとな
る。
【0069】かくして本実施例によれば、セットリング
時間を補正パルスの幅にでき、容量負荷の場合、その容
量によりセットリング時間が決まるため、従来の技術で
は困難であったパルス増幅器の高速化が、本実施例の場
合には、浮游容量、容量負荷等からの制限がなくなり、
容易にパルス増幅器の高速化が図れる。
【0070】図11は、本発明の第5の実施例に係るパ
ルス増幅器のブロック図である。これは補正パルスをD
ACデータ内で合成する場合の実施例である。デジタル
データ3は加算器11と補正パルスデータ発生器12と
に入力される。補正パルスデータ発生器12は補正パル
ス幅、振幅、極性を発生し、加算器11によりデジタル
データ3と共に加算し、DAC1に入力する。デジタル
データ3と補正パルスのデータとが加算された値をDA
C1は出力し、この出力は抵抗体1を介してOPアンプ
5に入力され増幅される。このように、補正パルスがD
ACデータ内で合成され、これOPアンプ5に導入され
ることによって、セットリング時間が改善される。
【0071】図12は、本発明の第6の実施例に係るパ
ルス増幅器のブロック図である。これは補正パルス発生
器6を複数個(ここでは3個)設け、イネーブルパルス
遅延器13により補正のタイミングをずらし、3つの遅
延時間の異なる補正パルスをそれぞれ抵抗体R2,R
4,R6を介してOPアンプ5に入力することにより、
OPアンプ5のセットリング時間を改善する実施例であ
る。
【0072】図13は、補正パルス発生器6の具体的な
構成を示すブロック図であり、図14は、補正パルス発
生器6の動作を示すタイミングチャートである。DAC
データの現データはラッチA15に記憶され、現データ
の1つ前の前データはラッチB16に記憶される。DA
Cデータ3の現データと前データは減算器17により引
き算され、減算器17の出力により、補正パルスの振幅
データに関する振幅データメモリMa19,補正パルス
の遅延データに関する遅延データメモリMd20,補正
パルスのパルス幅データに関するパルス幅データメモリ
Mw21のアドレスが指定される。パルス振幅データメ
モリMa19,遅延データメモリMd20,パルス幅デ
ータメモリMw21には、それぞれ、あらかじめ予OP
アンプ5のセットリング時間が最適になるような補正パ
ルスの振幅(極性含む)データ、遅延データ、パルス幅
データデータが設定されている。
【0073】イネーブルパルス(ENB)4はプログラ
マブル遅延線Dd22により遅延され、このプログラマ
ブル遅延線Dd22の出力信号wはプログラマブル遅延
線Dw23により遅延される。プログラマブル遅延線D
d22の出力信号d,プログラマブル遅延線Dw23の
出力信号wの遅延時間は、遅延データメモリMd20お
よびパルス幅データメモリMw21の出力データにより
決定される。
【0074】プログラマブル遅延線Dd22の出力信号
dおよびプログラマブル遅延線Dw23の出力信号wは
遅延・幅パルス合成DWC25に入力され、この遅延・
幅パルス合成DWC25は入力信号である出力dと出力
wとを合成し、補正DAC26に対する補正イネーブル
パルス(補正DACENB)を出力する。
【0075】セレクタ24は、出力信号d,出力信号w
と同期し、振幅データメモリMa19の出力Aとラッチ
C18の出力Bとを切り換える。出力Aの情報は補正パ
ルスの振幅で、ラッチC18の出力Bの情報は補正DA
C26の出力をゼロにするためのデータである。セレク
タ24で選択された出力Aまたは出力Bに一方の出力
と、遅延・幅パルス合成DWC25で合成したイネーブ
ルパルスとに基づいて、補正DAC26は補正パルスを
発生する。
【0076】なお、上記補正パルス発生器は、イネーブ
ルパルス4に対して、1個の補正パルスしか発生しない
が、振幅データメモリMa19、遅延データメモリMd
20、パルス幅データメモリMw21、プログラマブル
遅延線Dd、Dwを一組、セレクタ24の入力を1組増
やすことにより、補正パルスを2個、発生させることが
できる。すなわち、各種メモリ、プログラマブル遅延線
の組とセレクタの入力を増やすことにより、複数個の補
正パルスを発生させることができ、ポール、ゼロ点が複
数であっても、セットリング時間を改善することができ
る。
【0077】図15は、電圧電流変換器の具体的な構成
を示す回路図である。この回路に極性がプラスのパルス
が入力されると、トランジスタTR1がオフとなり、ト
ランジスタTR3がオンとなるので、トランジスタTr
2のベース電流は流れないが、ランジスタTR4のベー
ス電流は流れる。したがって、トランジスタTR4のコ
レクタ電流が出力電流となる。
【0078】一方、極性がマイナスのパルスが入力され
ると、トランジスタTR1がオンとなり、トランジスタ
TR3がオフとなるので、トランジスタTR2のベース
電流は流れるが、トランジスタTR4のベース電流は流
れない。したがって、トランジスタTR2のコレクタ電
流が出力電流となる。入力パルスの電圧の極性と出力電
流の極性は逆になる。
【0079】図16は、本発明の第7の実施例に係るパ
ルス増幅器のブロック図である。これは誘導性負荷L
(具体的には、例えば、電子ビーム抽画装置の偏向コイ
ル)に起因するセットリング時間を改善するための実施
例であり、図10のパルス増幅器のポールT2であるC
RをR/Lと置き換えた構成になっている。
【0080】図17は、補正パルス発生器の他の具体的
な構成を示すブロック図である。なお、説明を簡略化す
るためにここではDACデータの上位4ビットについて
説明する。
【0081】Nビット〜N−3ビットはDACデータ
(NビットはMSB)を示し、これらNビット〜N−3
ビットは、それぞれ、立ち上がり・立ち下がり検出器4
1〜44に入力される。立ち上がり・立ち下がり検出器
41〜44は入力されたビットが立ち上がりならばR、
立ち下がりならばFに「1」に設定してこれを出力す
る。また、入力されたビットに変化がなければ「0」を
出力する。
【0082】ラッチ51〜58には、あらかじめビット
の立ち上がり、立ち下がり時の補正DACデータがCP
Uにより入力されている。例えば、Nビットの立ち上が
り時の補正DACデータはラッチ51に、立ち下がり時
の補正DACデータはラッチ55に格納されている。
【0083】立ち上がり・立ち下がり切換器61〜68
は立ち上がり・立ち下がり検出器41〜44の出力によ
り、ゼロまたはラッチ51〜58の内容を選択する。立
ち上がり・立ち下がり切換器61,62の出力は加算器
71で、立ち上り・立ち下がり切換器63,4の出力は
加算器72で、立ち上り・立ち下がり切換器65,66
の出力は加算器73で、立ち上り・立ち下がり切換器6
7,68の出力は加算器74で加算される。
【0084】加算器71,72の出力は加算器75で、
加算器73、74の出力は加算器76で加算され、加算
器75、76出力は加算器77で加算される。加算器7
1,72,75は立ち上がりデータを加算し、加算器7
3,74,76は立ち下がりデータを加算する。
【0085】加算データ切換器78は、ゼロと加算器7
7の出力を切り換え、補正DAC26に入力する。この
補正DAC26の入力と補正DACENBにより補正パ
ルスをコントロールパルス81で発生させる。
【0086】図18は、図17の補正パルス発生器のタ
イミングチャートである。DACデータ(N〜N−3ビ
ット)から立ち上がり・立ち下がり検出器41〜44に
より切り換えを行なう。加算データ切換器78は補正D
ACENBの最初のENBの前にゼロデータから加算デ
ータに切り換え、補正DAC26に加算データを入力
し、2番目の補正DACENBの前にゼロに切り換え、
補正パルスを発生する。また、立ち上がり・立ち下がり
のリセット信号は、立ち上がり・立ち下がり検出器41
〜44に次の立ち上が・立ちり下がり検出の準備をさせ
る。補正DACENBの最初のパルスと2番目のパルス
の時間が補正パルスの幅となる。
【0087】図20は、本発明の第7の実施例に係るパ
ルス増幅器のブロック図である。これはOPアンプ5の
帰還抵抗である抵抗体R3と並列にコンデンサCを接続
させ、OPアンプ5の周波数帯域を狭めることにより、
OPアンプ5の出力の雑音を低減するものである。
【0088】雑音はOPアンプの周波数帯域に比例する
ことが知られ、OPアンプ5の周波数帯域Bは帰還抵抗
3と帰還コンデンサCと以下の様な関係がある。B=2
・π/C・R3この式に示すように、帰還コンデンサC
と周波数帯域Bは逆比例の関係にあるので、OPアンプ
5の雑音を低減するには、帰還コンデンサCの容量を大
きくすれば良い。
【0089】しかし、帰還コンデンサCの容量を大きく
すると、OPアンプ5の立ち上がり時間、立ち下がり時
間は遅くなる。そこで、補正パルス発生器6により補正
パルスを発生させ、帰還コンデンサCの充放電を素早
し、上記問題を解決する。
【0090】図21に、OPアンプ5の出力電圧e3と
補正パルスe4の波形を示す。補正前と補正後の出力電
圧e3で囲まれた部分の斜線は、帰還コンデンサCを充
電すべき電荷量を示す。斜線で示した帰還コンデンサC
の電荷量は抵抗体R2を介して補正パルスにより充電さ
れ、その電荷量を等しくするように補正パルスを調整
(例えば補正パルスの振幅、幅、遅延量を調整)する。
ここで、帰還コンデンサCの容量を大きくすれば雑音は
少なくなるが、補正パルスの補正量を大きくする必要が
ある。
【0091】図19は、DACのビット数と、OPアン
プの時定数Tで正規化(t/T)したセットリング時間
{t/T=0.62931*(N+1)}との関係を関
係を示す特性図である。
【0092】8ビットDACの最大振幅時に、セットリ
ング時間が1/2LSB以下になるには、時定数Tの
6.2倍(図中の点P3)、12ビットDACの場合に
は時定数Tの9倍(図中の点P4)、20ビットDAC
の場合には時定数Tの14.6倍(図中の点P5)必要
である。
【0093】スルーレートの影響を無視(小振幅)すれ
ば、補正パルス幅を時定数T、振幅0.582で、8ビ
ットDACの場合で6.2倍、12ビットDACの場合
で9倍、20ビットDACの場合で14.6倍改善され
る。
【0094】また、補正パルス幅を時定数Tの1/2、
振幅1.54にすれば、8ビットDACの場合で12.
4倍、12ビットDACの場合で18倍、20ビットD
ACの場合で29,2倍改善される。
【0095】DACのビット数12、補正パルス幅をO
Pアンプの時定数T、大振幅と小振幅の比を64、階段
波の段数を64とした場合におけるスルーレートを考慮
したセットリング時間を考えると下記の通りなる。
【0096】一般に、大振幅のセットリング時間は、ス
ルーレートにより小振幅の20〜100倍になる。すな
わち、小振幅時のセットリング時間が100nSとすれ
ば、大振幅時のセットリング時間は2μSから100μ
Sとなる。
【0097】例えば、20ビットDACのセットリング
時間は、図19(点P5)から約14.5Tであるが、
スルーレートがあるため、セットリング時間は約290
T〜1450Tとなる。
【0098】補正パルス幅T、階段波の段数が64段か
ら、上記大振幅時のセットリング時間は64Tとなり、
大振幅のセットリング時間は4.5〜22.7倍程度に
改善される。
【0099】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、上記実施例では、OPアンプ
の特性(伝達関数)が1次遅れ、2次遅れの場合につい
て説明したが、本発明は3次以上の遅れの場合にも適用
できる。この場合、伝達関数のポールとゼロとの合計が
補正パルスの個数と等しくすることにより、最終の補正
パルスの終了とセットリング時間とを等しくできる。
【0100】また、DACの出力電圧をステップ波形と
したが、1次,2次,…等の遅れ特性を有する波形であ
っても補正パルスによりセットリング時間を短縮でき
る。DACの出力が電流の場合には、DACの出力の浮
游容量も含めて補正パルスによりセットリング時間を改
善できる。すなわち、DAC自身のセットリング時間も
改善できる。
【0101】また、補正パルスは理想的なパルスとして
説明したが、浮游容量、帰還容量等に充放電できれば良
いので、歪のあるパルスでも良い。また、補正パルスの
応用として論理素子の出力に補正パルスを入力すること
により、論理素子出力のオーバーシュートを改善するこ
とができる。
【0102】図22は、本発明の第8の実施例に係るア
ナログ比較方式のD/A変換装置のブロック図である。
図中、111は第1のD/A変換器111を示してお
り、この第1のD/A変換器111には、入力信号であ
るデジタル入力信号110が入力される。この第1のD
/A変換器111は、イネイブル信号109に従って、
所定のタイミングで、デジタル入力信号110を電圧の
アナログ信号(アナログ電圧信号)に変換する。このア
ナログ電圧信号は抵抗R20とアンプ117とにより構
成される増幅回路118に入力される。
【0103】また、図中、112は第2のD/A変換器
を示しており、この第2のD/A変換器112の出力で
あるアナログ電圧信号は、アンプ113とキャパシタC
20とにより構成される積分回路119に入力される。
【0104】この積分回路119は、第1のD/A変換
器111と逆極性のアナログ電流信号を出力し、この逆
極性のアナログ電流信号は抵抗R21bを介してA/D
変換器114に入力される。
【0105】このとき、増幅回路118の出力であるア
ナログ電流信号も抵抗R21a(この抵抗R21aの値
は抵抗R21bのそれと同じである)を介してA/D変
換器114に入力される。
【0106】すなわち、A/D変換器114は、抵抗R
21aと抵抗R21bとの接続点Mの電圧をデジタル値
Dに変換する。ここで、A/D変換器114は、遅延回
路115を介して入力されるイネイブル信号109に従
って、所定のタイミングで、A/D変換を行なうように
なっている。
【0107】A/D変換器114の出力であるデジタル
信号は、極性反転回路108によってその極性が反転さ
れた後、第2のD/A変換器112に入力され、アナロ
グ電圧信号に変換される。この第2のD/A変換器11
2の出力であるアナログ電圧信号は、積分回路119に
入力される。ここで、第2のD/A変換器112は、遅
延回路115,116を介して入力されるイネイブル信
号109に従って、所定のタイミングで、D/A変換を
行なうようになっている。
【0108】積分回路119は現在の第2のD/A変換
器112の出力と前の第2のD/A変換器112の出力
との積分(総和)に対応したアナログ電流信号を出力す
るようになっている。
【0109】このような回路動作が接続点Mの電圧VM
の値がゼロになるまで行なうことにより、所定レベルの
アナログ電流信号が積分回路119から出力される。こ
こで、電圧VMの値がゼロになる条件は以下の通りであ
る。
【0110】増幅回路118の出力電圧V1は、第1の
DA変換器111の1LSB当たりの電流値をIss、抵
抗R21aの抵抗値をRとすると、 V1=−Iss×R となる。このとき、積分回路119の出力がゼロである
と仮定すると、接続点Mの電圧VMの値はV1/2とな
る。
【0111】また、第2のD/A変換器112の出力電
流I2 は、第2のDA変換器112の1LSB当たりの
電流値Is とすると、 I2 =−D×Is となる。
【0112】また、積分回路119の出力電圧V2、積
分回路119のコンデンサC20の値は、積分回路11
9の出力の1LSB当たりの電圧をVs 、イネイブルパ
ルス信号109の時間間隔をTとすると、 V2=D×Is ×T/C C=Is ×T/Vs となる。
【0113】このとき、接続点Mの電圧VMは、 VM=V1+V2 =−Iss×R+D×Is ×T/C となる。
【0114】したがって、VMがゼロになる条件は、 Iss×R=D×Is ×T/C となる。
【0115】本実施例によれば、D/A変換器111,
112のグリッチが積分回路119に吸収され、グリッ
チ等のノイズの低減化が図れる。また、積分回路119
は位相余裕が大きく、その特性からオーバーシュート、
アンダーシュート等の過渡減少がなく、安定である。
【0116】したがって、本実施例のD/A変換装置を
ステージ連続移動型電子ビーム抽画装置のステージ制御
回路に用いれば、グリッチの発生がなくなり、確実に所
定の位置に所定のパターンを抽画できるようになる。ま
た、積分回路119の制御をブランキング中に行なうこ
とにより、更にノイズを削減できる。
【0117】また、増幅回路118の出力の極性は、積
分回路119のそれと逆極性であるため、A/D変換器
114に入力される信号のレベルは低いものとなる。こ
のため、A/D変換器114として、ダイナミックレン
ジ(ビット数)の小さいA/D変換器を用いることがで
きる。すなわち、特性が良く、安価なA/D変換器で済
む。
【0118】図23は、本発明の第9の実施例に係るパ
ルス積分方式のD/A変換装置のブロック図である。ま
た、図24は、図23のD/A変換装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
【0119】本実施例のD/A変換装置が第8の実施例
のそれと主として異なる点は、積分回路の出力を校正、
補償できることにある。D/A変換装置を使用する前の
積分回路の校正は以下の通りである。
【0120】まず、制御回路126に校正信号132を
入力する。これにより、制御回路126からA/D変換
器125にA/Dイネイブルパルス信号が送られる。A
/D変換器125は、A/Dイネイブルパルス信号を受
けると、アンプ124とキャパシタ30とからなる抵抗
積分回路129の出力であるアナログ信号をA/D変換
する。このA/D変換器125の出力は、入力信号であ
るデジタル入力信号130とともに、第1の減算器12
8に入力され、この第1の減算器128はこれら信号の
差分を出力する。
【0121】このとき、制御回路126は、SW信号を
切換器122に送り、切換器122のスイッチCが選択
されるようにする。すなわち、第1の減算器128の出
力(差分信号)が選択的にD/A変換器123に送られ
るようにする。
【0122】また、制御回路126は、D/A変換器1
23にD/Aイネイブルパルス信号を送り、第1の減算
器128の出力がD/A変換器123によりD/A変換
されるようにする。
【0123】上記の操作を繰り返し、第1の減算器12
8の差分信号がゼロになるようし、積分回路129の出
力を校正する。これにより、デジタル入力信号130に
対応した正確なアナログ出力信号133が得られる。
【0124】また、このような校正を行なった後に、デ
ジタル入力信号130が変動しても以下のような補償に
より正確なアナログ出力信号133が得られる。ラッチ
回路120には一つ前のデジタル入力信号が記憶されて
おり、この一つ前のデジタル入力信号は、現在のデジタ
ル入力信号130とともに、第2の減算器121に入力
されるようになっている。ここで、ラッチ回路120は
イネブル信号131により制御される。
【0125】第2の減算器121は、一つ前のデジタル
入力信号と現在のデジタル入力信号130との差分信号
を切換器122に送る。このとき、制御回路126は、
切換器122にSW信号を送り、切換器122のスイッ
チAが選択されるようにする。すなわち、第2の減算器
121の出力(差分信号)が選択的にD/A変換器12
3に送られるようにする。
【0126】また、制御回路126は、D/A変換器1
23にD/Aイネイブルパルス信号を送り、第2の減算
器121の出力(差分信号)がD/A変換器123によ
りD/A変換されるようにする。
【0127】次に制御回路126は切換器122にSW
信号を送り、切換器122のスイッチBが選択されるよ
うにする。すなわち、ゼロ出力回路127のレベルゼロ
の出力(ヌル信号)が選択的にD/A変換器123に送
られるようにする。なお、このD/A変換器123にヌ
ル信号を入力する操作は省略することができる。
【0128】この後(一定時間後)、制御回路126
は、D/A変換器123にD/Aイネイブルパルス信号
を送る。この結果、D/A変換123はD/A変換を行
ない、D/A変換123の出力が積分回路129に入力
される。
【0129】ここで、積分回路129の出力電圧は、例
えば、図24に示すように、D/Aイネイブルパルス信
号のパルス幅Tに比例して低くなる。そして、D/A変
換器123に次のD/Aイネイブルパルス信号が送られ
ると、図24に示すように、更に、積分回路129の出
力電圧は、パルス幅Tに比例して低くなる。このように
して積分回路129の補償が行なわれる。
【0130】積分回路129の出力がパルス幅Tに比例
する理由は以下の通りである。すなわち、D/Aイネイ
ブルパルス信号の時間間隔T、減算器121の差分信号
をDIF、D/A変換器123の1LSB当たりの電流
をIs 、積分回路124の積分前の出力電圧をV0 とす
れば、積分回路124の出力電圧Vは、 V=−DIF×Is ×T+Vo と表せられる。
【0131】したがって、上式から積分回路124の出
力電圧Vは、パルス幅Tに比例することが分かる。この
ようにして、積分回路129の出力の補償、換言すれ
ば、積分回路124、D/A変換器123等の非直線性
をパルス幅Tの大きさを調整することにより補償でき
る。
【0132】また、積分回路124のドリフト等の長時
間の安定性は、A/D変換器125で補償する。積分回
路124の出力の立上がり、立下がりのセットリング時
間はTとなり、アンダーシューやオーバーシュートなど
の過渡出力は発生しない。また、本実施例でも、D/A
変換器123のグリッチが積分回路129に吸収される
ので、グリッチの発生を防止できる。
【0133】
【発明の効果】以上詳説したように本発明のパルス増幅
器によれば、パルス増幅器本体の内部容量や容量負荷の
充放電時間を短縮する補正パルス信号を与えているの
で、セットリング時間を短縮できる。また、本発明のD
/A変換装置によれば、D/A変換手段の出力を積分し
て出力信号を生成しているので、グリッチがない出力信
号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】理想的なパルス増幅器を示す模式図
【図2】図1のパルス増幅器の入出力関係を示す図
【図3】本発明の第1の実施例に係るパルス増幅器の示
す模式図
【図4】図3のパルス増幅器の入出力関係を示す図
【図5】補正パルス幅と補正パルス振幅との関係を示す
【図6】OPアンプが2次遅れ系でポールが2個の場合
のパルス増幅器の入出力関係を示す図
【図7】本発明の第2の実施例に係るパルス増幅器の示
す模式図
【図8】図7のパルス増幅器の入出力関係を示す図
【図9】本発明の第3の実施例に係るパルス増幅器の示
す模式図
【図10】本発明の第4の実施例に係るパルス増幅器の
示す模式図
【図11】本発明の第5の実施例に係るパルス増幅器の
示す模式図
【図12】本発明の第6の実施例に係るパルス増幅器の
示す模式図
【図13】補正パルス発生器の具体的な構成を示すブロ
ック図
【図14】補正パルス発生器のタイミングチャート。
【図15】電圧電流変換器の具体的な構成を示す回路図
【図16】本発明の第7の実施例に係るパルス増幅器の
示す模式図
【図17】補正パルス発生器の他の具体的な構成を示す
ブロック図
【図18】図17の補正パルス発生器の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図19】DACのビット数とセットリング時間との関
係を示す特性図
【図20】本発明の第7の実施例に係るパルス増幅器の
示す模式図
【図21】図20のパルス増幅器のOPアンプの出力と
補正パルス発生器の出力との関係を示す図
【図22】本発明の第8の実施例に係るD/A変換装置
のブロック図
【図23】本発明の第8の実施例に係るD/A変換装置
のブロック図
【図24】図23のD/A変換装置の動作を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1…DAC 2…インパルス発生器 3…デジタルデータ 4…イネーブルパルス 5…OPアンプ(パルス増幅器本体) 6,6a,6b…補正パルス発生器 7…階段パルス発生器 8…階段設定器 9…ADC10…アナログ遅延器 11…加算器 12…補正パルスデータ発生器 13…イネーブルパルス遅延器 14…アナログ入力 15…ラッチA 16…ラッチB 17…減算器 18…ラッチC 19…振幅データメモリMa 20…遅延データメモリMd 21…パルス幅データメモリMw 22…プログラマブル遅延線Dd 23…プログラマブル遅延線Dw 24…セレクタ 25…遅延・幅パルス合成DWC 26…補正DAC 27a,27b…電圧電流変換器 41〜44…立ち上がり・立ち下がり検出器 51〜58…ラッチ 61〜68…立ち上がり・立ち下がり切換器 71〜77…加算器 78…加算データ切換器 e1…ステップ電圧 e2…インパルス電圧 e3…出力電圧 e4…(初めの)補正パルス e5…(2番目の)補正パルス e6…出力電圧 108…極性反転回路 109…イネイブル信号 110…デジタル入力信号 111…第1のA/D変換器 112…第2のA/D変換器 113…アンプ 114…A/D変換器 115,116…遅延回路 117…アンプ 118…増幅回路 119…積分回路 C20…キャパシタ R20,R21a,R21b…抵抗 120…ラッチ回路 121…第2の演算器 122…切換器 123…D/A変換器 125…A/D変換器 126…制御回路 127…ゼロ出力回路 128…第1の演算器 129…積分回路 130…デジタル入力信号 131…イネイブル信号 132…校正信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス信号を増幅するパルス増幅器本体
    と、 このパルス増幅器本体のセットリング時間を短縮するた
    めに、前記パルス増幅器本体に入力されるパルス信号に
    重畳するための補正パルス信号を発生する補正パルス発
    生器とを具備してなり、 前記補正パルス信号は、前記パルス増幅器本体に入力さ
    れるパルス信号に対応して、振幅、遅延または極性の少
    なくとも一つが制御されたものであることを特徴とする
    パルス増幅器。
  2. 【請求項2】パルス信号を増幅するパルス増幅器本体
    と、 このパルス増幅器本体に入力されるパルス信号の立ち上
    がり又は立ち下がり開始時の振幅から、立ち上がり又は
    立ち下がり終了時までの振幅を、所定の時間間隔で、不
    連続に変化する有限個のレベルに区分し、且つ前記有限
    個のレベルが時系列に見て階段状になるべく、前記パル
    ス信号を波形変換する波形変換器と、 このパルス増幅器本体のセットリング時間を短縮するた
    めに、前記パルス増幅器本体に入力される前記波形変換
    器の出力に重畳するための補正パルス信号を発生する補
    正パルス発生器とを具備してなり、 前記補正パルス信号は、前記パルス増幅器本体に入力さ
    れる前記波形変換器の出力に対応して、振幅、遅延また
    は極性の少なくとも一つが制御されたものであることを
    特徴とするパルス増幅器。
  3. 【請求項3】入力信号としてのデジタル信号をD/A変
    換する第1のD/A変換手段と、 入力されたアナログ信号を積分することにより出力信号
    としてのアナログ信号を出力し、このアナログ信号の極
    性が前記第1のD/A変換手段のそれと逆の積分手段
    と、 この積分手段の出力と前記第1のD/A変換手段のそれ
    とをアナログ加算するアナログ加算手段と、 このアナログ加算手段の出力をA/D変換するA/D変
    換手段と、 このA/D変換手段の出力をD/A変換し、その結果を
    前記積分手段に入力する第2のD/A変換手段とを具備
    してなることを特徴とするD/A変換装置。
  4. 【請求項4】前記A/D変換手段と前記第2のD/A変
    換手段との間に、前記A/D変換手段の出力の極性を反
    転する反転手段を設けることにより、前記積分手段の出
    力の極性を前記第1のD/A変換手段のそれと逆にする
    ことを特徴とする請求項3に記載のD/A変換装置。
  5. 【請求項5】入力信号としてのデジタル信号をD/A変
    換するD/A変換手段と、 このD/A変換手段の出力を積分することにより出力信
    号としてのアナログ信号を出力する積分手段と、 この積分手段の出力と前記入力信号とに基づいて前記積
    分手段の出力を校正する校正手段と、 前記入力信号の変化に対応して前記積分手段の出力を補
    償する補償手段とを具備してなることを特徴とするD/
    A変換装置。
  6. 【請求項6】前記校正手段は、前記積分手段の出力をA
    /D変換するA/D変換手段と、 このA/D変換手段の出力と前記入力信号との差を求
    め、その結果を前記D/A変換手段に入力する差検出手
    段とからなることを特徴とする請求項5に記載のD/A
    変換装置。
  7. 【請求項7】前記補償手段は、現入力信号と前入力信号
    との差を求め、その差に対応した分だけ前記積分手段の
    出力を増加または加減するものであることを特徴する請
    求項5に記載のD/A変換装置。
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