JPH07107324B2 - 防音床材 - Google Patents
防音床材Info
- Publication number
- JPH07107324B2 JPH07107324B2 JP62153631A JP15363187A JPH07107324B2 JP H07107324 B2 JPH07107324 B2 JP H07107324B2 JP 62153631 A JP62153631 A JP 62153631A JP 15363187 A JP15363187 A JP 15363187A JP H07107324 B2 JPH07107324 B2 JP H07107324B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- cushioning material
- floor
- convex portions
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は床材に関し、特に家屋の階上部分に使用して床
面の衝撃による固体音の階下への伝搬を防止する防音床
材に関する。
面の衝撃による固体音の階下への伝搬を防止する防音床
材に関する。
〈従来技術〉 この種の防音床材としては、例えば床材本体の裏面に発
泡倍率3〜10倍の軟質高発泡層とエンボス加工の施され
た発泡倍率1.5〜3倍の軟質低発泡層とを順次積層形成
したもの(実開昭50−49917号)や木質板の下面全体に
複数層より成る遮音用発泡体を貼着し且つ隣接する層に
おける該遮音用発泡体の発泡倍率を異なるよう構成した
もの(実開昭61−47339号)が提案されている。これら
の防音床材においては緩衝材として発泡体が用いられ、
該発泡体が衝撃を受けて圧縮ないし変形されるためその
変形の間衝突時間が長くなり、運動量の変化即ち力積、
衝撃力の時間的積分値は一定であっても、衝撃力のピー
ク値や衝撃固有周波数を低下させ、基板への衝撃入力エ
ネルギーを低減させ、もって衝撃による音や振動を低下
させることができるものである。また、かかる発泡体の
如き緩衝材が床材の裏面に接合された場合、床材の曲げ
振動で生じる該緩衝材の伸縮変形によって衝撃エネルギ
ーが吸収され、緩衝作用をなすものである。
泡倍率3〜10倍の軟質高発泡層とエンボス加工の施され
た発泡倍率1.5〜3倍の軟質低発泡層とを順次積層形成
したもの(実開昭50−49917号)や木質板の下面全体に
複数層より成る遮音用発泡体を貼着し且つ隣接する層に
おける該遮音用発泡体の発泡倍率を異なるよう構成した
もの(実開昭61−47339号)が提案されている。これら
の防音床材においては緩衝材として発泡体が用いられ、
該発泡体が衝撃を受けて圧縮ないし変形されるためその
変形の間衝突時間が長くなり、運動量の変化即ち力積、
衝撃力の時間的積分値は一定であっても、衝撃力のピー
ク値や衝撃固有周波数を低下させ、基板への衝撃入力エ
ネルギーを低減させ、もって衝撃による音や振動を低下
させることができるものである。また、かかる発泡体の
如き緩衝材が床材の裏面に接合された場合、床材の曲げ
振動で生じる該緩衝材の伸縮変形によって衝撃エネルギ
ーが吸収され、緩衝作用をなすものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 これら従来の防音床材において十分な防音効果をもたら
すためには床材と緩衝材との厚さ比を適切に設定する必
要があり、一般に緩衝材を床材の2〜3倍の厚さとして
用いられる。しかしながら緩衝材の厚さをこのように設
定すると、床材自体の撓みが大きくなり、床材の実部分
が破損したり実部に不陸が発生したりする。また、緩衝
材が余りにも軟質であるため、床上を歩行する際の歩行
感が悪化し、更にピアノ、冷蔵庫、家具等の重量物が置
かれて該床材に集中荷重が加えられると、緩衝材が圧縮
されてしまい、その緩衝効果が大幅に低下してしまう。
更には、このような大きな荷重が長期間に亙って加えら
れると、緩衝材自体の復元力が弱いために床面が波打
ち、隣接する床材との突合わせ部で段差が発生する等の
問題点があった。
すためには床材と緩衝材との厚さ比を適切に設定する必
要があり、一般に緩衝材を床材の2〜3倍の厚さとして
用いられる。しかしながら緩衝材の厚さをこのように設
定すると、床材自体の撓みが大きくなり、床材の実部分
が破損したり実部に不陸が発生したりする。また、緩衝
材が余りにも軟質であるため、床上を歩行する際の歩行
感が悪化し、更にピアノ、冷蔵庫、家具等の重量物が置
かれて該床材に集中荷重が加えられると、緩衝材が圧縮
されてしまい、その緩衝効果が大幅に低下してしまう。
更には、このような大きな荷重が長期間に亙って加えら
れると、緩衝材自体の復元力が弱いために床面が波打
ち、隣接する床材との突合わせ部で段差が発生する等の
問題点があった。
〈問題点を解決するための手段〉 従って、本発明は従来技術における上記問題点を解決
し、防音効果に優れ且つ実用上の不便を伴うことのない
新規な防音床材を提供することを目的として創案された
ものであって、表裏両面に夫々連続する凸部が形成され
ると共に該連続する凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立
して形成されたものであるシート状緩衝材が、床材基板
の裏面に接着積層されて成ることを特徴とする防音床材
である。上記シート状緩衝材の表裏面における上記閉鎖
空間の位置は、好ましくは、該表裏面において夫々異な
るものとして形成される。
し、防音効果に優れ且つ実用上の不便を伴うことのない
新規な防音床材を提供することを目的として創案された
ものであって、表裏両面に夫々連続する凸部が形成され
ると共に該連続する凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立
して形成されたものであるシート状緩衝材が、床材基板
の裏面に接着積層されて成ることを特徴とする防音床材
である。上記シート状緩衝材の表裏面における上記閉鎖
空間の位置は、好ましくは、該表裏面において夫々異な
るものとして形成される。
〈発明の具体的な説明及び作用〉 床材基板としては合板、繊維板、パーティクルボード、
挽材等の任意の板状体が用いられる。
挽材等の任意の板状体が用いられる。
基板の表面には、必要に応じ、柄模様の印刷形成、突板
貼り、合成樹脂或いは合成樹脂発泡化粧シート貼り、化
粧紙または合成樹脂含浸化粧紙若しくは化粧合成紙貼り
等の任意化粧を施すことができる。
貼り、合成樹脂或いは合成樹脂発泡化粧シート貼り、化
粧紙または合成樹脂含浸化粧紙若しくは化粧合成紙貼り
等の任意化粧を施すことができる。
基板の木口部には相決まり加工、本実加工等の実加工が
施される。
施される。
かかる基板の裏面には、その表裏面に夫々連続する凸部
が形成されたシート状緩衝材が、接着剤を介して接着積
層される。必要に応じ、不織布を介在せしめてシート状
緩衝材を基板に接着するようにしてもよい。
が形成されたシート状緩衝材が、接着剤を介して接着積
層される。必要に応じ、不織布を介在せしめてシート状
緩衝材を基板に接着するようにしてもよい。
該シート状緩衝材は、ゴム系、合成樹脂系、アスファル
ト系等のシート状物によって形成される。例えば、エチ
レンとシクロペンタンジエンより成るノルボルネンモノ
マーを開環重合させて得られるポリマーが用いられる。
ト系等のシート状物によって形成される。例えば、エチ
レンとシクロペンタンジエンより成るノルボルネンモノ
マーを開環重合させて得られるポリマーが用いられる。
緩衝材の素材の硬度は30〜65度程度のものであることが
好ましい。これは、30度未満である床として施工したと
きに、ピアノや冷蔵庫、家具などの重量物による荷重に
よって沈みが発生しやすく、また65度を越えるような剛
性のものであると衝撃力のエネルギー吸収が十分になさ
れず、防音効果を低下させるからである。
好ましい。これは、30度未満である床として施工したと
きに、ピアノや冷蔵庫、家具などの重量物による荷重に
よって沈みが発生しやすく、また65度を越えるような剛
性のものであると衝撃力のエネルギー吸収が十分になさ
れず、防音効果を低下させるからである。
緩衝材の表裏両面には夫々連続する凸部が形成され、該
連続する凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立して形成さ
れる。閉鎖空間の断面形状は限定的ではなく、例えば、
蜂の巣状に連続する凸部に囲まれて断面正六角形の閉鎖
空間が複数独立して形成されるものや、格子状またはブ
ロック状に連続する凸部に囲まれて断面方形の閉鎖空間
が複数独立して形成されるものであってよい。
連続する凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立して形成さ
れる。閉鎖空間の断面形状は限定的ではなく、例えば、
蜂の巣状に連続する凸部に囲まれて断面正六角形の閉鎖
空間が複数独立して形成されるものや、格子状またはブ
ロック状に連続する凸部に囲まれて断面方形の閉鎖空間
が複数独立して形成されるものであってよい。
このように緩衝材の表裏両面に夫々連続する凸部を形成
して該凸部に囲まれる閉鎖空間を複数独立して形成した
ことによって優れた防音効果が得られるものであるが、
その理由は下記の通りであると考えられる。なお、床材
に作用する固体音が特に階下の人間に感知されるメカニ
ズムは、発生源から固体振動として床材に伝達され、該
床材中を振動として伝搬し、最終的に空気中に音として
放射され、或いは直接人体に振動として伝達されて、人
間の聴覚で感知されるものであり、この伝搬系において
固体音を防止するには、緩衝、即ち衝撃エネルギーを吸
収すること、及び制振、即ち振動エネルギーを吸収する
こと、の2つの要素を考える必要がある。
して該凸部に囲まれる閉鎖空間を複数独立して形成した
ことによって優れた防音効果が得られるものであるが、
その理由は下記の通りであると考えられる。なお、床材
に作用する固体音が特に階下の人間に感知されるメカニ
ズムは、発生源から固体振動として床材に伝達され、該
床材中を振動として伝搬し、最終的に空気中に音として
放射され、或いは直接人体に振動として伝達されて、人
間の聴覚で感知されるものであり、この伝搬系において
固体音を防止するには、緩衝、即ち衝撃エネルギーを吸
収すること、及び制振、即ち振動エネルギーを吸収する
こと、の2つの要素を考える必要がある。
まず緩衝について考えると、床面(床材基板)に加えら
れた衝撃エネルギーは、その裏面に接合されているシー
ト状緩衝材の表面側の凸部から裏面側の凸部へと伝搬さ
れるが、基板との接触面積が小さく、従って単位面積当
たりの伸縮変形量が大きくなるので、該シート状緩衝材
に凸部を設けずにこれを基板の全面に接着させた場合に
比べて緩衝効果が向上する。また凸部を設けたことによ
り衝撃エネルギーを受けると該凸部間において撓みが生
じるので、変形量がより大きくなり、該シート状緩衝材
自体の粘弾性が有効に発揮される。更に、このようにし
てシート状緩衝材の変形量が多くなることから、衝撃時
間がそれだけ長くなり、これによって衝撃エネルギーを
低下させることができる。かくして本発明の構成によれ
ば顕著な緩衝効果が得られる。
れた衝撃エネルギーは、その裏面に接合されているシー
ト状緩衝材の表面側の凸部から裏面側の凸部へと伝搬さ
れるが、基板との接触面積が小さく、従って単位面積当
たりの伸縮変形量が大きくなるので、該シート状緩衝材
に凸部を設けずにこれを基板の全面に接着させた場合に
比べて緩衝効果が向上する。また凸部を設けたことによ
り衝撃エネルギーを受けると該凸部間において撓みが生
じるので、変形量がより大きくなり、該シート状緩衝材
自体の粘弾性が有効に発揮される。更に、このようにし
てシート状緩衝材の変形量が多くなることから、衝撃時
間がそれだけ長くなり、これによって衝撃エネルギーを
低下させることができる。かくして本発明の構成によれ
ば顕著な緩衝効果が得られる。
次に制振は、加えられた振動エネルギーが素材中を伝搬
する間の分子間摩擦エネルギー、換言すれば熱エネルギ
ーに変換して減衰することによって達成されるものであ
るが、シート状緩衝材の表裏両面に凸部が形成されてい
るのでその分だけ振動エネルギーの伝搬距離が長くな
り、熱エネルギーへの変換をより効率的に行うことがで
きる。
する間の分子間摩擦エネルギー、換言すれば熱エネルギ
ーに変換して減衰することによって達成されるものであ
るが、シート状緩衝材の表裏両面に凸部が形成されてい
るのでその分だけ振動エネルギーの伝搬距離が長くな
り、熱エネルギーへの変換をより効率的に行うことがで
きる。
特に、該シート状緩衝材の表面側の閉鎖空間と裏面側の
閉鎖空間とを位置を異ならしめて形成すると、表裏面に
おいて異なる位置に形成された閉鎖空間を囲む凸部にお
ける撓みがより大きくなって衝撃エネルギーをより効果
的に吸収すると共に、振動エネルギーの伝搬がジグザグ
状の経路を介して行なわれることとなって伝搬距離がよ
り長くなるため、制振効果をもより向上させることがで
きる。
閉鎖空間とを位置を異ならしめて形成すると、表裏面に
おいて異なる位置に形成された閉鎖空間を囲む凸部にお
ける撓みがより大きくなって衝撃エネルギーをより効果
的に吸収すると共に、振動エネルギーの伝搬がジグザグ
状の経路を介して行なわれることとなって伝搬距離がよ
り長くなるため、制振効果をもより向上させることがで
きる。
これらの効果に加えて、本発明においてはシート状緩衝
材の表裏両面に夫々連続する凸部が形成され、該連続す
る凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立して形成されるこ
とから、各々の凸部内空間が上層の基板及び下層の床下
地に閉塞されて夫々独立した閉鎖空間を形成しているの
で、該閉鎖空間が吸音室として働くと同時に空気クッシ
ョンの役割をも果たし、更に防音効果を高めている。
材の表裏両面に夫々連続する凸部が形成され、該連続す
る凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立して形成されるこ
とから、各々の凸部内空間が上層の基板及び下層の床下
地に閉塞されて夫々独立した閉鎖空間を形成しているの
で、該閉鎖空間が吸音室として働くと同時に空気クッシ
ョンの役割をも果たし、更に防音効果を高めている。
なお、シート状緩衝材の裏面側に更に公知の制振シート
(遮音シートとも呼ばれる)及び/または弾性シートを
粘着して、これらシート材を介して床下地に接着するよ
うにしてもよい。制振シートは、一般に合成ゴムと合成
樹脂とを主成分とし、例えばエチレン・プロピレンゴム
(EPDM)より成り、ゴム硬度が60〜80度程度のものであ
り、鉄粉や酸化鉄粉等の重質物が混合されて1〜1.2若
しくはそれ以上の質量とされより遮音性を向上されたも
のもある。このような制振シートは、振動エネルギーを
吸収して防音効果を高めると共に、複合体としての床材
全体の曲げに対して抵抗する引張強度を与える。また弾
性シートは、例えば発泡倍率3〜30倍のポリオレフィン
発泡体であって、第二の緩衝材として振動エネルギーを
吸収し、不陸の発生を防止・吸収し、その弾性を通じて
適度な歩行感を与える等の効果を生ずる。また、これら
のシート材をシート状緩衝材とコンクリート等の床下地
との間に介在させることにより、接着性を向上させるこ
とができる。
(遮音シートとも呼ばれる)及び/または弾性シートを
粘着して、これらシート材を介して床下地に接着するよ
うにしてもよい。制振シートは、一般に合成ゴムと合成
樹脂とを主成分とし、例えばエチレン・プロピレンゴム
(EPDM)より成り、ゴム硬度が60〜80度程度のものであ
り、鉄粉や酸化鉄粉等の重質物が混合されて1〜1.2若
しくはそれ以上の質量とされより遮音性を向上されたも
のもある。このような制振シートは、振動エネルギーを
吸収して防音効果を高めると共に、複合体としての床材
全体の曲げに対して抵抗する引張強度を与える。また弾
性シートは、例えば発泡倍率3〜30倍のポリオレフィン
発泡体であって、第二の緩衝材として振動エネルギーを
吸収し、不陸の発生を防止・吸収し、その弾性を通じて
適度な歩行感を与える等の効果を生ずる。また、これら
のシート材をシート状緩衝材とコンクリート等の床下地
との間に介在させることにより、接着性を向上させるこ
とができる。
〈実施例〉 第1図及び第2図には本発明による防音床材の好適な一
実施例が示されている。図中1は合板、繊維板、パーテ
ィクルボード等の板状体より成る床材基板であり、図示
されてはいないが、その表面に任意化粧が施されている
ものであってもよい。基板1の裏面には、不織布2を介
して、その全面に実施例3が接着されている。
実施例が示されている。図中1は合板、繊維板、パーテ
ィクルボード等の板状体より成る床材基板であり、図示
されてはいないが、その表面に任意化粧が施されている
ものであってもよい。基板1の裏面には、不織布2を介
して、その全面に実施例3が接着されている。
シート状緩衝材3の表裏両面には凸部4が連続して形成
されている。図示の実施例においては、この連続する表
面側凸部4a及び裏面側凸部4bの間に夫々複数の断面正六
角形(第2図参照)の独立閉鎖空間6を与えるように略
蜂の巣状に形成されているが、表裏面における該独立閉
鎖空間の位置は互いに異なるように形成されている(第
1図参照)。
されている。図示の実施例においては、この連続する表
面側凸部4a及び裏面側凸部4bの間に夫々複数の断面正六
角形(第2図参照)の独立閉鎖空間6を与えるように略
蜂の巣状に形成されているが、表裏面における該独立閉
鎖空間の位置は互いに異なるように形成されている(第
1図参照)。
床材として緩衝材3が表裏面における凸部4a,4bを介し
て上層の基板及び下層の床下地と接合されると、これら
の間には吸音室として働く閉鎖空間6が凸部4の内部に
各々独立して形成される。
て上層の基板及び下層の床下地と接合されると、これら
の間には吸音室として働く閉鎖空間6が凸部4の内部に
各々独立して形成される。
緩衝材3の表裏面において夫々連続凸部4a、4bに囲まれ
て複数独立して形成される閉鎖空間6の形状は必ずしも
正六角形に限定されるものではなく、第3図に示すよう
な様々な形状とすることが可能である。
て複数独立して形成される閉鎖空間6の形状は必ずしも
正六角形に限定されるものではなく、第3図に示すよう
な様々な形状とすることが可能である。
基板1及びシート状緩衝材3、及び必要に応じてこれら
基板とシート状緩衝材の間に配設される不織布2より成
る本発明の床材10は床下地5上に施工され、防音床材と
して利用される。
基板とシート状緩衝材の間に配設される不織布2より成
る本発明の床材10は床下地5上に施工され、防音床材と
して利用される。
このような本発明の床材の防音効果を確認するために次
の要領で試験を行った。
の要領で試験を行った。
1818mm×2727mm,厚さ150mmのコンクリート床板の上に、
同じ大きさの各種試験体を載置し、試験体上面の中心を
打撃点としてタッピングマシンによる軽衝撃テスト及び
バングマシンによる重衝撃テストを行った。試験体とし
ては、(A)厚さ6mmの銘木単板貼合板の基材の裏面
に、エチレンとシクロペンタンジエンより成るノルボル
ネンモノマーを開環重合させて得られるポリマー(引張
強度7kg/cm2(常温),10%圧縮強度1.2kg/cm2,ゴム硬
度53度)1mm厚の表裏両面に高さ夫々2.5mmの正六角形の
連続凸部を第2図に示すように蜂の巣状に形成したシー
ト状緩衝材を接着したもの、及び(B)同じ銘木単板貼
合板の基材の裏面に、ポリオレフィン系樹脂発泡体より
成り且つ発泡倍率が10倍と2倍のものを2層夫々3mm厚
で接着積層させたものを準備した。
同じ大きさの各種試験体を載置し、試験体上面の中心を
打撃点としてタッピングマシンによる軽衝撃テスト及び
バングマシンによる重衝撃テストを行った。試験体とし
ては、(A)厚さ6mmの銘木単板貼合板の基材の裏面
に、エチレンとシクロペンタンジエンより成るノルボル
ネンモノマーを開環重合させて得られるポリマー(引張
強度7kg/cm2(常温),10%圧縮強度1.2kg/cm2,ゴム硬
度53度)1mm厚の表裏両面に高さ夫々2.5mmの正六角形の
連続凸部を第2図に示すように蜂の巣状に形成したシー
ト状緩衝材を接着したもの、及び(B)同じ銘木単板貼
合板の基材の裏面に、ポリオレフィン系樹脂発泡体より
成り且つ発泡倍率が10倍と2倍のものを2層夫々3mm厚
で接着積層させたものを準備した。
これら2種の試験体についての試験結果は第3図のグラ
フに示す通りである。このグラフ中、試験体(A)の軽
衝撃テストの結果は○−○、重衝撃テストの結果は●−
●で示され、試験体(B)の軽衝撃テストの結果は△…
△で、重衝撃テストの結果は▲…▲で示されている。こ
のグラフから明らかな通り、本発明材である試験体
(A)においては重衝撃だけでなく軽衝撃による衝撃音
に対しても全ての周波数域においてL−55のレベルを満
たしているのに対し、比較材である試験体(B)におい
てはこれよりも遥かに低いレベルに止どまっており、特
に一般の生活において頻発する衝撃音に近い軽衝撃テス
トの結果はL−60のレベルにも満たないものである。従
って、本発明の床材によれば、極めて顕著な防音効果が
発揮されることが、この試験結果から確認された。
フに示す通りである。このグラフ中、試験体(A)の軽
衝撃テストの結果は○−○、重衝撃テストの結果は●−
●で示され、試験体(B)の軽衝撃テストの結果は△…
△で、重衝撃テストの結果は▲…▲で示されている。こ
のグラフから明らかな通り、本発明材である試験体
(A)においては重衝撃だけでなく軽衝撃による衝撃音
に対しても全ての周波数域においてL−55のレベルを満
たしているのに対し、比較材である試験体(B)におい
てはこれよりも遥かに低いレベルに止どまっており、特
に一般の生活において頻発する衝撃音に近い軽衝撃テス
トの結果はL−60のレベルにも満たないものである。従
って、本発明の床材によれば、極めて顕著な防音効果が
発揮されることが、この試験結果から確認された。
更に試験体(A)のシート状緩衝材の裏面に、制振シー
トとして硬度70度である“SR−1130"(埼玉ゴム工業株
式会社)を接着したもの、及び該制振シートに代えて、
弾性シートとして10%圧縮強度が1.2kg/cm2、常温での
引張強度が7.0kg/cm2である“ライオンボードFグレー
ド”(ライオン株式会社)を接着したものを用いて同様
の試験を行ったところ、軽量衝撃テストにおいて63〜50
0Hzのオクターブ帯域中心周波数において試験体(A)
よりも更に1〜2dB優れた結果が得られ、これら制振シ
ート或いは弾性シートを接着することによって更に防音
効果が向上することが確認された。
トとして硬度70度である“SR−1130"(埼玉ゴム工業株
式会社)を接着したもの、及び該制振シートに代えて、
弾性シートとして10%圧縮強度が1.2kg/cm2、常温での
引張強度が7.0kg/cm2である“ライオンボードFグレー
ド”(ライオン株式会社)を接着したものを用いて同様
の試験を行ったところ、軽量衝撃テストにおいて63〜50
0Hzのオクターブ帯域中心周波数において試験体(A)
よりも更に1〜2dB優れた結果が得られ、これら制振シ
ート或いは弾性シートを接着することによって更に防音
効果が向上することが確認された。
〈発明の効果〉 本発明によれば防音効果に極めて優れた床材が得られ、
しかもこの床材は簡単な構造であって従来から市販され
ている材料を用いて安価に製造することができる。また
本発明の床材に用いるシート状緩衝材は適度な硬度を持
っておりしかも連続凸部の形成による閉鎖空間の存在に
よってクッション作用がもたらされ床材としての使用に
際して快適な歩行感を与えることができる。
しかもこの床材は簡単な構造であって従来から市販され
ている材料を用いて安価に製造することができる。また
本発明の床材に用いるシート状緩衝材は適度な硬度を持
っておりしかも連続凸部の形成による閉鎖空間の存在に
よってクッション作用がもたらされ床材としての使用に
際して快適な歩行感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例による防音床材の構成を示す
断面図、第2図は第1図の床材に用いられるシート状緩
衝材を示す平面図、第3図はシート状緩衝材における凸
部の形状及び配列についての若干の変形例を示す説明
図、第4図は本発明による床材の防音効果を従来の床材
と比較して示すグラフである。 符号の説明 1……基板、2……不織布、3……シート状緩衝材 4,4a,4b……凸部、5……床下地、6……防音室 10……床材
断面図、第2図は第1図の床材に用いられるシート状緩
衝材を示す平面図、第3図はシート状緩衝材における凸
部の形状及び配列についての若干の変形例を示す説明
図、第4図は本発明による床材の防音効果を従来の床材
と比較して示すグラフである。 符号の説明 1……基板、2……不織布、3……シート状緩衝材 4,4a,4b……凸部、5……床下地、6……防音室 10……床材
Claims (2)
- 【請求項1】表裏両面に夫々連続する凸部が形成される
と共に該連続する凸部に囲まれた閉鎖空間が複数独立し
て形成されたものであるシート状緩衝材が、床材基板の
裏面に接着積層されて成ることを特徴とする防音床材。 - 【請求項2】上記シート状緩衝材の表裏両面における上
記閉鎖空間の位置が該表裏面において夫々異なるものと
して形成されていることを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の防音床板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62153631A JPH07107324B2 (ja) | 1987-06-20 | 1987-06-20 | 防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62153631A JPH07107324B2 (ja) | 1987-06-20 | 1987-06-20 | 防音床材 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19562087A Division JPH01112045A (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 防振シ−ト |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=15566724
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1987
- 1987-06-20 JP JP62153631A patent/JPH07107324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS641857A (en) | 1989-01-06 |
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