JPH0710802U - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH0710802U
JPH0710802U JP4063293U JP4063293U JPH0710802U JP H0710802 U JPH0710802 U JP H0710802U JP 4063293 U JP4063293 U JP 4063293U JP 4063293 U JP4063293 U JP 4063293U JP H0710802 U JPH0710802 U JP H0710802U
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JP
Japan
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core
sliding contact
magnetic head
shield
disk
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JP4063293U
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Inventor
智彦 大坂
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、磁気ディスクに記録/再生を行う
磁気ディスク装置用の磁気ヘッドに関し、スライダーと
シールドケースを一体化し、また、研削工数を削減し
て、コストを低減することを目的とする。 【構成】 パーマロイ製のシールドケース12は、側面
12a〜12d、上面12e、及び、ディスク摺接部1
2g,12hが、一体に形成されている。上面12eに
は、穴部12fが形成されている。ホルダー15は、樹
脂により形成されている。穴部12fに固定される略板
状の嵌合部15aには、穴部15cが形成されている。
コア14は、ホルダー15の穴部15cに嵌合して固定
されている。シールドケース12の縁部30a,30
b、ホルダ15の上面15b、コア14の側面47a,
47bにより、空気溝部53a,53bが構成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気ヘッドに係り、特に、磁気ディスクに記録/再生を行う磁気ディ スク装置用の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の一例の磁気ヘッドの斜視図を示す。また、図10は、図9中Y 6 −Y6 線での断面図を示す。コア・スライダー組立体157は、スライダー1 13、コア115、スライダー114が、接合されて形成されている。
【0003】 セラミック製のスライダー113,114は、図10に示すように、断面が略 L字状で、L字の角部分に夫々、斜面113a,114aが形成されている。ま た、スライダー113の磁気ディスクと摺接する面には、空気溝部153が形成 されている。また、コア115には、磁気ギャップ156a,156bが形成さ れている。
【0004】 また、磁気ディスクと摺接する、スライダー113の面126,131、コア 115の面143、スライダー114の面121は、鏡面研磨により、滑らかで 平坦な面として形成されている。また、スライダー114,113の縁部122 ,123,124、127,128,129,132,133、コア115のエ ッジ部分148,149は、R面取り研磨が施されている。
【0005】 上記平坦な面121、126、131、143と、上記エッジ部分の一部が、 記録/再生時に磁気ディスクと摺接するディスク摺接面を形成する。
【0006】 なお、コア115は、図11に示すように、略T字状のコア115a,115 dと、棒状のコア115b,115cが接合されて形成されている。
【0007】 図10に示すように、コア115には、コイル152が装着された後、バック バー151が、バックバークリップ162により固定されている。
【0008】 コア・スライダー組立体157の組立では、先ず、位置決め用治具により、ス ライダー113、コア115、スライダー114の位置決めをした状態で、スラ イダー113、コア115、スライダー114を、接着用の樹脂又はガラスを用 いて接合する。
【0009】 次に、スライダー113の斜面113a、スライダー114の斜面114a、 空気溝部153を、研削により形成する。なお、スライダー113、コア115 、スライダー114を、接着用の樹脂により接合して、樹脂のはみ出しが生じて いる場合には、はみ出した樹脂を、樹脂の研削に適した刃を用いて研削する必要 がある。
【0010】 次に、ディスク摺接面となる平坦な面121、126、131、143を、鏡 面研磨により形成する。この後、縁部122〜124、127〜129、132 ,133、148,149の、R面取り研磨を行う。
【0011】 次に、コア115にコイル152を装着して、バックバー151を接合する。 バックバー151を接合する際には、コア115の所定位置にバックバー151 を合わせた状態で、バックバークリップ162を手で止める。
【0012】 図12は、バックバー付近の詳細図を示す。図12に示すように、金属製のバ ックバークリップ162は、弾性を有する腕部162a,162bの両端に、押 圧部162c,162dが形成されている。バックバークリップ162を取り付 ける際は、押圧部162c,162dを広げぎみにした状態で、腕部162a, 162bを、矢印D1 方向に、コア115a〜115dの間隙にはめて、押圧部 162c,162dをバックバー151とコア115a〜115dに止める。以 上で、コア・スライダー組立体157の組立が完了する。
【0013】 組立が完了したコア・スライダー組立体157は、ジンバルプレート161上 の所定位置に配置されて、スライダー113,114の端部113b,114b 付近が、樹脂等によりジンバルプレート161に固定される。この後、コア・ス ライダー組立体157を囲む状態で、例えばフェライト製で矩形リング状のシー ルドリング112がジンバルプレート161の所定位置に配置されて、樹脂等に より固定される。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、従来の磁気ヘッドでは、電磁シールドのためのシールドリング 112と、ディスクに摺接するスライダー113,114が別部品で構成されて いる。しかし、スライダー113,114には、セラミック等の比較的高価な材 料を用いるため、磁気ヘッドのコストが高くなるという問題点がある。
【0015】 また、従来の磁気ヘッドは、スライダー113,114の斜面部113a,1 14a、及び空気溝部153を研削加工して形成していたため、研削工数がかか っていた。
【0016】 本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、スライダーとシールドケースを 一体化し、また、研削工数を削減して、コストを低減することができる磁気ヘッ ドを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、コイルが装着されたコアと、上記コアと伴に磁気ディスク に摺接するディスク摺接部材と、上記コアを電磁シールドするシールド部材とを 有する磁気ヘッドにおいて、 上記コアのディスク摺接面側が貫通する穴部が形成されており、上記コアを電 磁シールドするコアシールド部と、上記コアシールド部と一体に形成されており 、ディスク摺接面が形成されたディスク摺接部とを有するシールド部材と、 上記コアを保持し、上記シールド部材に固定される非磁性かつ絶縁性のコア保 持部材とを有する構成とする。
【0018】 請求項2の考案では、前記コアの側面と前記シールド部材の摺接部の縁部が、 空気溝部を形成している構成とする。
【0019】 請求項3の考案では、前記シールド部材のディスク摺接部のディスク摺接面の 縁に、R面が形成されている構成とする。
【0020】 請求項5の考案では、前記シールド部材のコアシールド部は、前記コアを囲む 複数の面を有し、ディスク摺接面と略平行な面上に、前記コア保持部材が固定さ れる穴部を有し、 上記コア保持部材は、上記コアシールド部の穴部に嵌合する嵌合部と、上記コ アが嵌合する穴部を有する構成とする。
【0021】 請求項6の考案では、前記コア保持部材は、バックバーを保持するバックバー 保持部を有する構成とする。
【0022】
【作用】
請求項1の考案では、シールド部材は、コアを電磁シールドするコアシールド 部と、ディスク摺接面が形成されたディスク摺接部とが一体に形成されている。 このため、ディスク摺接部材を別部品として必要とせず、その分磁気ヘッドのコ ストを低減することを可能とする。
【0023】 請求項2の考案では、コアの側面とシールド部材の摺接部の縁部が、空気溝部 を形成している。このため、空気溝部の研削加工を不要とすることを可能とする 。
【0024】 請求項3の考案では、シールド部材のディスク摺接部のディスク摺接面の縁に 、R面が形成されているできる。このため、R面取りの加工工数を削減すること を可能とする。
【0025】 請求項5の考案では、コア保持部材の嵌合部を、シールド部材の穴部に嵌合し 、コアをコア保持部材の穴部に嵌合することで、コアの位置決めを行うことがで きる。このため、コアの位置決めを容易にすることを可能とする。
【0026】 請求項6の考案では、バックバーをコア保持部のバックバー保持部に挿入する ことで、バックバーの位置決めをすることができる。このため、バックバーの位 置決めを容易にすることを可能とする。
【0027】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の磁気ヘッド20の斜視図を示し、図2は、磁気ヘッ ド20の分解斜視図を示す。磁気ヘッド20は、シールドケース12、シールド ケース12に固定されたホルダー15、ホルダー15に保持されたコア14から なる。なお、磁気ヘッド20のシールドケース12は、ジンバルプレート(図示 せず)に固定される。
【0028】 シールドケース12は、磁気ヘッドへの誘導ノイズを防ぐためのコアシールド 部と、磁気ディスクと摺接するディスク摺接面を有するディスク摺接部が、一体 に形成されている。このシールドケース12は、例えば、磁性材のパーマロイの 板材で、プレス加工により一体に形成されている。
【0029】 図1、図2に示すように、シールドケース12のコアシールド部は、側面12 a,12b,12c,12dと上面12eからなり、略箱状の形状である。また 、上面12eには、ホルダ15が嵌合する略方形の穴部12fが形成されている 。また、この上面12eに、台状のディスク摺接部12g,12hが形成されて いる。
【0030】 ディスク摺接部12gの上面21及びディスク摺接部12hの上面26は、コ ア14の上面43と伴に、磁気ディスクと摺接するディスク摺接面を構成してい る。
【0031】 図3は、磁気ヘッド20の平面図、図4は、図3でD2 方向を見た側面図、図 5は、図3でD3 方向を見た側面図を示す。なお、図3のD4 方向を見た側面図 は、図5と同様で、縁部27,29には、図5の縁部22,24と同様のR面が 形成されている。また、図3〜図5では、コイル16a,16bは、省略してい る。
【0032】 図3〜図5に示すように、ディスク摺接部12gの上面21の縁部22〜24 、及び、ディスク摺接部12hの上面26の縁部27〜29には、シールドケー ス12のプレス成形の際に、しぼり加工により、R面が形成されている。このR 面は、磁気ヘッド20が磁気ディスクに摺接している際に、磁気ディスクの変動 により磁気ディスクに傷が付くことを防止するためのものである。
【0033】 また、上記縁部のR面は、しぼり加工の際に材料に無理な力がかからない形状 としてある。
【0034】 シールドケース12は、側面12a,12b,12c,12dと上面12eに より、コア14に装着されたコイル16a,16bとバックバー51を覆う形状 である。
【0035】 コア14を固定するためのホルダー15は、樹脂により一体に形成されている 。図1、図2に示すように、ホルダー15の、略板状の嵌合部15aには、コア 14が嵌合する穴部15cが形成されている。嵌合部15aからは、下側に突出 する柱状の脚部15d,15eが形成されている。脚部15dの下端には、バッ クバー51を保持するための、切欠状のバックバー保持部15fが形成されてい る。
【0036】 また、ホルダー15の嵌合部15aの上面15bは、空気溝部53a,53b の一部を形成する。
【0037】 コア14はフェライト製で、図2に示すように、略L字状のコア14a,14 dと棒状のコア14b,14cが接合されて形成されている。また、コア14の 側面47bには、鏡面研磨が施されている。なお、コア14a、14dは、夫々 、C面41,42付の形状に形成されている。コア14aとコア14bの接合部 には磁気ギャップ56aが形成されており、コア14cとコア14dの接合部に は磁気ギャップ56bが形成されている。
【0038】 図2に示すように、コア14a,14dには、コイル16a,16bが装着さ れ、また、コア14a,14b,14c,14dの下端には、閉磁路を形成する ためのバックバー51が取り付けられる。
【0039】 コイル16aは、樹脂製の巻線ボビン17に導線18が巻かれて、金属製端子 17b〜17dに導線18の一端が接続されたものである。なお、コイル16a は、記録/再生用コイルで、共通端子17cと端子17b,17dの3端子を持 つ2つのコイルが形成されている。巻線ボビン17には、コア14aが嵌合する 穴17aが形成されている。
【0040】 コア14dに装着される消去用コイル16bは、記録/再生用コイル16aと 同様構造の巻線ボビン19を用いているが、シングル巻きであるため、3端子1 9b〜19dのうち、2端子を使用している。巻線ボビン19には、コア14d が嵌合する穴19aが形成されている。
【0041】 図1、図2に示すように、磁気ヘッド20では、ホルダー15の嵌合部15a がシールドケース12の穴部12fに嵌合された状態で、ホルダー15がシール ドケース12に固定されている。
【0042】 また、ホルダー15の穴部15cにコア14が嵌合した状態で、コア14の嵌 合部15aから突出した部分が、固定用樹脂等により嵌合部15aに固定されて いる。なお、コア14は、コア14の上面43と、シールドケース12の摺接部 12g,12hの上面21,26が面一となる状態でホルダー15に固定されて いる。
【0043】 ホルダー15、コア14が固定された状態で、コア14に装着されたコイル1 6a,16bとバックバー51は、シールドケース12の側面12a,12b, 12c,12dと上面12eにより覆われる。
【0044】 また、空気溝部53aは、図1〜図4に示すように、コア14の側面47a、 ホルダー15の上面15bの一部、シールドケース12の摺接部12hの縁部3 0aから構成されている。同様に、空気溝部53bは、コア14の側面47b、 ホルダー15の上面15bの一部、シールドケース12の摺接部12gの縁部3 0bから構成されている。
【0045】 また、磁気ディスクと摺接する、シールドケース12のディスク摺接部12g の上面21、ディスク摺接部12hの上面26、コア14の上面43は、鏡面研 磨により、滑らかで平坦な面として形成されている。また、コア14の縁部48 ,49は、R面取り研磨が施されている。
【0046】 シールドケース12は、側面12a,12b,12c,12dの下端付近が、 ジンバルプレートに樹脂等により固定される。
【0047】 上記のように、本実施例のシールドケース12では、電磁シールドのためのコ アシールド部12a〜12eと、ディスク摺接部12g,12hとが一体に形成 されている。このため、従来の磁気ヘッドと異なり、シールドケースと別部品の スライダーが不要で、従来の磁気ヘッドに比べて、比較的高価なスライダーの分 、コストを削減することができる。
【0048】 なお、ホルダー15は、従来のバックバークリップと同程度の低コストの部品 である。
【0049】 次に、本実施例の磁気ヘッド20の組立手順について説明する。磁気ヘッド2 0の組立では、先ず、図2に示すように、シールドケース12の穴部12fにホ ルダー15の嵌合部15aを嵌合させる。次に、コア14をホルダー15の穴部 15cに挿入し、コア14の下端とシールドケース12の下端を、治具等の面に 付当てて、同一面上に位置させる。このとき、コア14の上面43とシールドケ ース12のディスク摺接部12g,12hの上面21,26が、ほぼ面一となっ ている。
【0050】 この状態で、樹脂等を用いてホルダー15の嵌合部15aを、シールドケース 12の穴部12fに固定する。また、コア14のホルダー15の上面15bから 突出した部分を、固定用樹脂等により嵌合部15aに固定する。
【0051】 なお、図2に示すホルダー15の嵌合部15aの外形寸法L1 ,L2 は、シー ルドケース12の穴部12fの寸法にほとんど同じ寸法に設定しておく。このた め、シールドケース12の穴部12fに、ホルダー15の嵌合部15aを嵌合さ せるだけで、ホルダー15をシールドケース12に対して容易に位置決めするこ とができる。
【0052】 なお、圧入を用いる場合には、嵌合部15aの外形寸法L1 ,L2 は、シール ドケース12の穴部12fの寸法に対して、わずかに大きい寸法に設定しておく 。
【0053】 また、ホルダー15の嵌合部15aの外形寸法 L1 ,L2 を、シールドケー ス12の穴部12fの寸法に対して、少し大きい寸法に設定し、ホルダー15を 、シールドケース12上面12eの下面に固定する構造とすることもできる。
【0054】 また、図2に示すホルダー15の穴部15cの寸法L3 ,L4 は、コア14の 寸法に対して、わずかに大きい寸法に設定しておく。このため、ホルダー15の 穴部15cにコア14を嵌合させるだけで、コア14をスライダー13に対して 容易に位置決めすることができる。
【0055】 上記のように、本実施例では、位置決めの治具を必要とせずに、容易に、ホル ダー15とコア14のシールドケース12に対する位置決めを行うことができる 。
【0056】 なお、図4に示す、ホルダー15の上面15bから突出した部分の、コア14 の寸法L5 は、固定用樹脂をコア14の上面43から盛り上がらないように塗布 するのに十分な寸法を持たせてある。
【0057】 なお、シールドケース12には、穴部12fのプレス加工の際に、空気溝部5 3a,53bを構成するディスク摺接部12g,12hの縁部30a,30bが 、予め形成されている。また、コア14の側面47a,47b、ホルダー15の 上面15bが、空気溝部53a,53bを構成する。このため、シールドケース 12にホルダー15を固定し、コア14をホルダー15に固定した段階で、空気 溝部53a,53bが、すでに形成されている。
【0058】 また、シールドケース12の形成時に、上面21,26が、所定寸法のディス ク摺接面として形成されている。
【0059】 従って、従来の磁気ヘッドと異なり、スライダーの空気溝部と斜面の研削加工 を必要とせず、その分磁気ヘッドのコストを低減することができる。。
【0060】 次に、ディスクの摺接面を形成するシールドケース12のディスク摺接部12 g,12hの上面21,26、コア14の上面43を、粗く研磨して、ディスク の摺接面の凹凸を所定範囲内にする。
【0061】 次に、ディスク摺接面となる、ディスク摺接部12g,12hの上面21,2 6、コア14の上面43を、鏡面研磨により、滑らかで平坦な面に形成する。こ の後、ディスク摺接面の縁部にあたる、コアの縁部48,49の、R面取り研磨 を行う。
【0062】 コア14は、図2に示すように、ディスク摺接面の両端付近にC面41,42 を設けた形状に、予め形成してある。このため、R面取り研磨では、従来のC面 の無い方形の形状のコアに比べて、研磨量を低減することができる。
【0063】 また、C面41,42の研削は、複数のコア14を切り出す前のブロックの段 階で、複数分のコア14をまとめて行える。このため、磁気ヘッドにコアを組み 込んだ段階でC面41,42と同等の研削をするのに比べて、研削に必要とする 時間を削減することができる。
【0064】 なお、上記の、ディスク摺接面の鏡面研磨の際には、ディスク摺接面の縁部2 2,23,24、27,28,29に、わずかに、角が生じる。このため、コア 14のR面取り研磨の際には、縁部22,23,24、27,28,29に対し ても、若干のR面取り研磨を行う。しかし、シールドケース12の形成段階で、 必要なR面が付けられているため、この縁部22〜24、27〜29の若干のR 面取り研磨は、従来のスライダーに対するR面取り研磨に比べて、極短い時間し か必要としない。
【0065】 次に、コア14にコイル16a,16bを装着して、バックバー51をコア1 4の側面47bに取り付ける。図6は、バックバー51の取付けの説明図を示す 。前記のように、ホルダー15の脚部15dには、バックバー保持部15fが形 成さている。バックバーを取り付ける際には、シールドケース12の下側から、 バックバー保持部15fとコア14の下端との間に、バックバー51を挿入する 。この後、樹脂等で、バックバー51をコア14に固定する。
【0066】 上記のように、本実施例では、バックバー保持部15fとコア14の下端との 間に、バックバー51を挿入するだけで、バックバー51を所定位置に位置決め できるため、従来のバックバークリップを用いる方法に比べて、バックバー51 の取付けが容易に短時間で行える。
【0067】 以上で、磁気ヘッド20の組立が完了する。組立が完了した磁気ヘッドは、ジ ンバルプレートに取付けられる。
【0068】 図7は、磁気ディスク55の両面に本実施例の磁気ヘッド20が摺接した状態 の断面図を示す。本実施例では、シールドケース12にパーマロイを使用してい るため、ディスク摺接部12g,12hの上面21,26が、ディスク55との 摩擦により、図8に示すように、磨耗が生じる。
【0069】 しかし、本実施例の磁気ヘッド20では、図4に示すように、コア14の幅の 中心線(トラックセンター)に対して、空気溝部53a,53b、及びディスク 摺接部12g,12hが線対称に配置されている(L6 =L7 ,L8 =L9 )。 このため、ディスク55の両面に、コア14と対向していないディスク摺接部1 2gが存在し、ディスク摺接部12hの上面26の磨耗速度を低減することがで きる。
【0070】 また、ディスク摺動部12g,12hの上面21,26に磨耗が生じても、コ ア14は、磨耗しにくいため、問題なく記録再生を行うことができる。
【0071】 また、図9で示した環状のシールドリング112を持つ従来の磁気ヘッドでは 、磁気ディスクとの摺接面と垂直方向の誘導ノイズを防ぐことが難しいのに対し て、本実施例の磁気ヘッド20では、シールドケース12の上面12eが、磁気 ディスク55の近傍で、コイル16a,16bを覆う構成であるため、磁気ディ スク55の摺接面と垂直方向の誘導ノイズを、シールドケース12の上面12e で防ぐことができ、耐誘導ノイズ性能を高くすることができる。
【0072】
【考案の効果】
上述の如く、請求項1の考案によれば、シールド部材は、コアを電磁シールド するコアシールド部と、ディスク摺接面が形成されたディスク摺接部とが一体に 形成されているため、ディスク摺接部材を別部品として必要とせず、その分磁気 ヘッドのコストを低減することができる特長を有する。
【0073】 請求項2の考案によれば、コアの側面とシールド部材の摺接部の縁部が、空気 溝部を形成しているため、空気溝部の研削加工を不要とすることができる。
【0074】 請求項3の考案によれば、シールド部材のディスク摺接部のディスク摺接面の 縁に、R面が形成されているできるため、R面取りの加工工数を削減することが できる。
【0075】 請求項5の考案によれば、コア保持部材の嵌合部を、シールド部材の穴部に嵌 合し、コアをコア保持部材の穴部に嵌合することで、コアの位置決めを行うこと ができるため、コアの位置決めを容易にすることができる。
【0076】 請求項6の考案によれば、バックバーをコア保持部のバックバー保持部に挿入 することで、バックバーの位置決めをすることができるため、バックバーの位置 決めを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の磁気ヘッドの斜視図であ
る。
【図2】本考案の一実施例の磁気ヘッドの分解斜視図で
ある。
【図3】本考案の一実施例の磁気ヘッドの平面図であ
る。
【図4】図3中、D2 方向を見た側面図である。
【図5】図3中、D3 方向を見た側面図である。
【図6】バックバーの取付けの説明図である。
【図7】磁気ディスクの両面に本実施例の磁気ヘッドが
摺接した状態の説明図である。
【図8】ディスク摺接部に磨耗が生じた状態の説明図で
ある。
【図9】従来の一例の磁気ヘッドの斜視図である。
【図10】図9中Y6 −Y6 線での断面図である。
【図11】従来の磁気ヘッドのコアを示す図である。
【図12】バックバー付近の詳細図である。
【符号の説明】
12 シールドケース 12a〜12d 側面 12e 上面 12f 穴部 12g,12h ディスク摺接部 14 コア 15 ホルダー 15a 嵌合部 15c 穴部 15f バックバー保持部 16a,16b コイル 41,42 C面 51 バックバー 53a,53b 空気溝部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが装着されたコアと、上記コアと
    伴に磁気ディスクに摺接するディスク摺接部材と、上記
    コアを電磁シールドするシールド部材とを有する磁気ヘ
    ッドにおいて、 上記コアのディスク摺接面側が貫通する穴部が形成され
    ており、上記コアを電磁シールドするコアシールド部
    と、上記コアシールド部と一体に形成されており、ディ
    スク摺接面が形成されたディスク摺接部とを有するシー
    ルド部材と、 上記コアを保持し、上記シールド部材に固定される非磁
    性かつ絶縁性のコア保持部材とを有する構成とした磁気
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コアの側面と前記シールド部材の摺
    接部の縁部が、空気溝部を形成している請求項1記載の
    磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記シールド部材のディスク摺接部のデ
    ィスク摺接面の縁に、R面が形成されている請求項1又
    は請求項2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記シールド部材は、パーマロイ製で、
    プレス加工により形成されている請求項3記載の磁気ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記シールド部材のコアシールド部は、
    前記コアを囲む複数の面を有し、ディスク摺接面と略平
    行な面上に、前記コア保持部材が固定される穴部を有
    し、 上記コア保持部材は、上記コアシールド部の穴部に嵌合
    する嵌合部と、上記コアが嵌合する穴部を有する請求項
    1又は請求項2記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記コア保持部材は、バックバーを保持
    するバックバー保持部を有する請求項5記載の磁気ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 前記シールド部材の摺接部、及び、前記
    コアの側面と上記シールド部材の摺接部の縁部により形
    成された空気溝部が、前記コアの摺接面上のコア幅中心
    線に対して、両側に形成されている請求項4記載の磁気
    ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4848248A (ja) * 1971-10-09 1973-07-09

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