JPH071081U - トラベラー交換機 - Google Patents
トラベラー交換機Info
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- JPH071081U JPH071081U JP3481893U JP3481893U JPH071081U JP H071081 U JPH071081 U JP H071081U JP 3481893 U JP3481893 U JP 3481893U JP 3481893 U JP3481893 U JP 3481893U JP H071081 U JPH071081 U JP H071081U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 台車部に走行駆動手段を設けても、正確にリ
ングピッチ毎の走行が可能なトラベラー交換機を提供す
る。 【構成】 トラベラー交換手段を有する動作部と、リン
グ精紡機に沿って走行する台車部とを備えてなるトラベ
ラー交換機であり、前記台車部には、往復駆動手段4
7,48,49で回動し車輪45に対してワンウェイク
ラッチ62を介して回転力を伝える駆動軸51が設けら
れ、該駆動軸51のオーバー回転を阻止するブレーキ手
段58,59が設けられ、往復動駆動手段のサインカー
ブ等に沿った走行にした。
ングピッチ毎の走行が可能なトラベラー交換機を提供す
る。 【構成】 トラベラー交換手段を有する動作部と、リン
グ精紡機に沿って走行する台車部とを備えてなるトラベ
ラー交換機であり、前記台車部には、往復駆動手段4
7,48,49で回動し車輪45に対してワンウェイク
ラッチ62を介して回転力を伝える駆動軸51が設けら
れ、該駆動軸51のオーバー回転を阻止するブレーキ手
段58,59が設けられ、往復動駆動手段のサインカー
ブ等に沿った走行にした。
Description
【0001】
本考案は、リング精紡機のリングに嵌められたトラベラーを自動的に交換する トラベラー交換機に関する。
【0002】
まず、トラベラーが用いられるリング精紡機を図6により説明する。リング精 紡機101は加撚機構102とドラフト機構103を有している。ドラフト機構 103は、バックローラ104、エプロン105を有するミドルローラ106、 およびフロントローラ107の上下ローラ対を順に上から下へと配列し、各ロー ラ対の上ローラがクレードルアームで開閉可能に支持され、各ローラ対の下ロー ラが駆動されるものである。太径のスライバS又は粗糸Sはドラフト機構103 を経て糸となる。この糸に以下に述べる加撚機構102を経て紡績糸となる。加 撚機構102は、ボビン2が挿着されるスピンドル軸1と、ボビン2の長手方向 に沿って上下動自在でありトラバース可能なリングレール4と、リングレール4 に固設されたリング5と、リング5に嵌められて周方向に走行自在なトラベラー 7と、バルーン制御リング9と、スネルワイヤ8とを下から上へと配列したもの である。スピンドル軸1は複数錘に共通のベルト3で通常1〜2万RPM前後の 高速回転している。糸Yは、スネルワイヤ8及びバルーン制御リング9及びトラ ベラー7を経てボビン2に巻き取られる。ボビン2が回ると、トラベラー7は糸 に引っ張られて、リング5の上を走行し、糸に撚りを与える。上方から送られた 糸の長さに相当した分だけ、ボビン2とトラベラー7との間に回転数の差があり 、この長さだけボビン2に巻き取られる。すなわち、リング5とトラベラー7は 回転数差を生じさせるための摩擦抵抗体であると同時に、加撚作用を巻取作用に 変えるための走行方向変換機構となっている。この様なリング精紡機101は、 紙面手前から紙面向こうに延びるリングレール4に多数錘設けられており、その ような多数錘のリング精紡機101の列が多数台並べられている。
【0003】 トラベラー7は全長5mmで幅1mmにも満たない小さな金具であって通常C 字型状やクランプ状をしており、リング5に嵌められている。このトラベラー7 はリング5上を1〜2万RPM前後で高速回転するために摩耗する。そこで、1 〜2週間毎にトラベラー7を古いものから新しいものへと交換する必要がある。 従来このトラベラー交換は人手によっており、トラベラー交換機による自動化が 望まれるようになった。
【0004】 そこで、出願人は先に、トラベラー交換手段を有する動作部と、リング精紡機 に沿って走行する台車部とを備え、動作部は台車部に対して上下動自在に支持さ れたトラベラー交換機を提案した。このトラベラー交換機はリングレールに固設 されたリングの取付ピッチ毎に走行する必要があり、そのための走行駆動手段は 動作部に設けられていた。より具体的には、動作部にリングレールに対する磁力 吸着手段とリングレール上を走行する車輪とが設けられ、動作部の重量の一部及 び磁力吸着手段でリングレールと車輪との間に接圧を付与し、車輪が回転駆動さ れて動作部が走行するものである。そして、動作部を支持する台車部も引っ張ら れるようにして同時に走行する構造となっていた。
【0005】 ところが、車輪の走行面に充分な接圧が得られず、車輪とリングレール面での スリップが原因で所定の送り量が得られないことがあった。そのため、動作部を 走行方向にフレキシブルな板バネで台車部に支持するようにし、スタート時のト ルクを軽減したものを提案している。
【0006】
しかしながら、台車部の慣性に起因する反力が板バネを用いて緩和されたとし ても、移動するために必要な力の平均化にしかならず、スリップによる送り量の ばらつきが残り、根本的な解決にならなかった。
【0007】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、台車部に走行駆動手段を設けても、正確にリングピッチ毎の走行が可能 なトラベラー交換機を提供するところにある。
【0008】
上記目的を達成する本考案のトラベラー交換機は、トラベラー交換手段を有す る動作部と、リング精紡機に沿って走行する台車部とを備えてなり、前記台車部 には、往復駆動手段で回動し車輪に対してワンウェイクラッチを介して回転力を 伝える駆動軸が設けられ、該駆動軸のオーバー回転を阻止するブレーキ手段が設 けられたものである。
【0009】
ワンウェイクラッチを介して往復動駆動手段で車輪を回動すると、慣性で走行 方向にオーバーランしようとするが、ブレーキ手段でオーバーランが阻止され、 往復動駆動手段の入力にほぼ忠実にワンピッチ走行する。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1はトラベラー交換機の 側面図、図2はトラベラー交換機の正面図である。
【0011】 図1,2において、トラベラー交換機は、動作部11と、該動作部11を上下 動自在に保持する台車部12とからなっている。なお、13は電源・制御部であ る。台車部12は四角枠31に台枠32を斜めに固設した構造であり、四角枠3 1の縦枠にスライドレール33が取り付けられている。動作部11はスライドレ ール33を摺動するスライド体34に取り付けられ、台車部12に対して上下動 自在となっている。また、動作部11には板35が取り付けられ、板35は下向 きに延びた後に斜め上方に曲がっている。台車部には断面が弓形に曲がったうす 板のコイルバネを巻回した定荷重バネ36が設けられ、定荷重バネ36の先端が 板35の端に接続されている。そのため、板35には上向きの力Fが付与する。 この付与力Fは動作部11の重量Gに略等しく調整されており、動作部11の重 量Gが相殺される。
【0012】 動作部11には、リングレール4のコーナ部で転がる車輪37と、リングレー ル4に対する横向き磁石38及び下向き磁石39が取り付けられている。これら 磁石38とリングレール4との間隔はガイドローラ40,41で所定値となる。 なお、図2に示されるように、2個の車輪37,37の間に磁石38,39が設 けられており、車輪37,37でリングレール4が規制され、リングレール4の 継ぎ目Aでリングレール4の端が吸い寄せられて水平方向で傾かないようになっ ている。ところで、図1のリングレール4はチェス部2aの間で上下動すると共 に、チェス部2aの形成につれて徐々に上昇するため、停止位置は区間Lの間の 任意高さとなる。しかし、動作部11はスライドレール33で上下動自在であり 、定荷重バネ36で区間Lの間で略等しい力Fを付与するため、動作部11はリ ングレール4がどの高さにあっても、自重Gが相殺された状態で、磁石38,3 9の吸引力でリングレール4に対して車輪37は適切な接圧が付与される。
【0013】 また、動作部11は、トラベラー交換手段としての糸寄せレバー21、トラベ ラー取り付け装置22、トラベラー取り外し装置23を有している。台車部12 は、第1テンサ24、第2テンサ25、第1ローラ26、第2ローラ27、第3 ローラ28、位置決め部材としてのローラ29を有している。これらの動作機器 は、モータM1で作動するカム列42で所定の順番で動作するようになっている 。テンサ24,25は糸Yの位置まで進出し、二本の固定刃に噛み込む三本の可 動刃の間で糸Yをジグザグ状に貯めるものである。ローラ26,27,28はト ラベラー交換機の走行時には退避しており、動作時に図示のようにスピンドル1 に接する。但しローラ26,27,28の回転は別途のモータM1,M2,M3 による。第1ローラ26はスピンドル1を逆転させて糸Yを弛ませ、第2ローラ 27はスピンドル1を正転させてトラベラー7を所定位置まで走らせ、第3ロー ラ28はスピンドル1を更に正転させて糸Yを張る。糸寄せレバー21はトラベ ラー7の上流側の糸Y1と下流側の糸Y2をリング5を斜めに横切るように寄せ るものである。トラベラー取り付け装置22は新しいトラベラー7をリング5に 嵌め込み、トラベラー取り外し装置23は古いトラベラー7をリング5から外す ものである。位置決め部材であるローラ29はトラベラー交換機の走行時には二 点鎖線のように退避しており、動作時には実線の位置まで揺動してストッパーレ ール43の当接部44に当たって停止するようになっている。
【0014】 図2に示すように、第1テンサ24と第1ローラ26が第1ステーションS1 の動作機器であり、糸寄せレバー21とトラベラー取り付け装置22とトラベラ ー取り外し装置23と第2テンサ25と第2ローラ27が第2ステーションシS 2の動作機器であり、第3ローラ28が第3ステーションS3の動作機器である 。トラベラー交換機の全体がリング5の配列ピッチP毎に走行することで、一つ の給糸ボビン2に対して第1ステーションS1→第2ステーションS2→第3ス テーションS3が順に動作するようになっている。
【0015】 このように、ピッチP毎の走行のために、台車部12にレール10上を走行す る車輪45が設けられている。図2に示すように、マイチロスイッチMS2によ ってリンク47が一回転すると、リンク48を介してリンク49が矢印B方向に 往復動し、車輪45は、丁度ピッチPに相当する距離だけ走行するようになって いる。
【0016】 この往復動駆動手段の詳細を図3により説明する。車輪45が嵌入される車軸 51は、台枠32のボス部52に、軸受53とワンウェイクラッチ54を介して 支持されている。ワンウェイクラッチ54は車輪45の走行方向でアンロックで あり、反走行方向でロックして逆走を阻止する。車軸51の車輪45と反対側に フランジ55と延長軸56とネジ部57が設けられている。この延長軸56に第 1摩擦板58とリンク49のハウジング49aと第2摩擦板59とエンドプレー ト60とが嵌められ、ネジ部57に対するナット61で締めこまれている。ナッ ト61とエンドプレート60の間には皿バネ63があり、ナット61の締め込み 力を調整することによって摩擦板58,59での摩擦力を調整することができる 。また、ハウジング49aと延長軸56の間にはワンウェイクラッチ62が介装 されている。ワンウェイクラッチ62は送り用であり、リンク49が車軸51の 走行方向に揺動する場合にロックであり、車軸51の反走行方向揺動ではアンロ ックである。
【0017】 リンク49の揺動により、車輪45は例えばサインカーブの速度変化で走行す るが、サインカーブの後半の減速領域で慣性力によってオーバーランしようとす ると、延長軸56とリンク49との間にはスリップが生じる。このスリップは摩 擦板58,59で吸収される。ナット61の締め加減を調整することによって、 車輪45の回転速度変化をサインカーブに沿わせることができる。すると、位置 決め部材とストッパーの衝突による衝撃がなくなり、跳ね返りもなくなって正確 な送りピッチPを確保できる。
【0018】 さらに、トラベラー交換機の駆動系統を図4により説明する。上述したように 、動作部11は台車部12に対して上下動自在に支持されており、相対位置が変 わる。そのため、動作部11のカム列42と台車部12の車輪45を共通のモー タで駆動することと無理が生じる。そこで、動作部11のカム列42はモータM 4で駆動し、台車部12の車輪45はモータM5で駆動している。しかしながら 、カム列42と車輪45の動きは連動しており、別々のモータM4,M5の連動 制御が必要になる。特にモータM4は連続回転であり、モータM5はマイクロス イッチMS2で決まる一回転が間欠的に行われる。この別々の動きをするモータ M4,M5を制御部13が制御している。
【0019】 図5は制御部で制御されたモータM4,M5の動きのタイムチャート図である 。モータM4はタイミング指令で連続運転に入り、カム例の形状で決まる交換と 空転が所定間隔t1,t2で交互に行われる。モータM5はタイミング指令を受 けると、停止時間t3を経た後に、時間t4の送りと時間t5の空転の一回転を し、停止時間t6を経て同じ動作を繰り返す。モータM5の送りのタイミングt 3はモータM5の空転のタイミングt2内に入っており、走行と交換が切れ目な く交互に行われる。すなわち、制御部は単にタイミング指令を発するだけでよく 、簡単な制御で済む。
【0020】 つぎに、トラベラー交換機によるトラベラー交換の概要を図2により説明する 。第1ステーションS1で糸を弛ませ、第2ステーションS2でトラベラー交換 を行い、第3ステーションS3で糸を張るように役割分担している。第1ステー ションS1では、ローラ26が中央のボビン2に位置しており、中央のボビン2 を逆転させ、糸を弛ませて第1テンサ24に貯め、ビリがトラベラー7の上流又 は下流側の糸Y1,Y2に生じないようにする。そして、動作部11が1ピッチ Pだけ図面右側に走行しス第2テーションS2の図示の状態となる。この時、位 置決め部材29が進出してストッパーレール43の当接部44に当たり位置決め される。つぎに、第2テンサ25により再び糸Yが貯められ、糸Yは所定の糸張 力で繰り出し又は送り込みができるようになる。そして、トラベラー取り外し装 置22の先端がリング5の上に進出し、ローラ27がボビン2を正転させてトラ ベラー7を走行させ、トラベラー7をトラベラー取り外し装置23の先端に引っ 掛ける。つぎに、糸寄せレバー21が糸をリング5を横切るように寄せ、トラベ ラー取り付け装置22が新たなトラベラー7を挿着した後、トラベラー取り外し 装置22が古いトラベラーを取り外して図示されない回収ボックスに入れる。そ して、第2テンサ25や糸寄せレバー21やトラベラー取り外し装置23やトラ ベラー取り付け装置22が退避し、動作部11が1ピッチPだけ図面右側に走行 する。そして、ローラ28がボビンを正転させて弛んだ糸Yを巻き取って完全に 糸が張った状態にする。
【0021】
本考案のトラベラー交換機は、台車部に往復駆動手段で回動し車輪に対してワ ンウェイクラッチを介して回転力を伝える駆動軸が設けられ、該駆動軸のオーバ ー回転を阻止するブレーキ手段が設けられたものであり、慣性による走行方向へ のオーバーランが阻止され、位置決め部材とストッパーとの跳ね返り等がなくな り、往復動駆動手段で決まるワンピッチ走行だけ走行するので、台車部に走行駆 動手段を設けて、リングレールにかかる荷重を少なくし、リングレールの浮き上 がりを防止することができる。
【図1】トラベラー交換機の側面図
【図2】トラベラー交換機の正面図
【図3】車輪の往復動駆動手段を示す断面図
【図4】トラベラー交換機の駆動系統図
【図5】送りと交換のタイミングチャート図
【図6】リング精紡機の機器配置図
11 動作部 12 台車部 21 糸寄せレバー(トラベラー交換手段) 22 トラベラー取り付け装置(トラベラー交換手段) 23 トラベラー取り外し装置(トラベラー交換手段) 33 スライドレール(上下動手段) 47,48,49 リンク(往復駆動手段) 51 車軸(駆動軸) 58,59 摩擦板(ブレーキ手段) 62 ワンウェイクラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 トラベラー交換手段を有する動作部と、
リング精紡機に沿って走行する台車部とを備えてなり、
前記台車部には、往復駆動手段で回動し車輪に対してワ
ンウェイクラッチを介して回転力を伝える駆動軸が設け
られ、該駆動軸のオーバー回転を阻止するブレーキ手段
が設けられたトラベラー交換機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3481893U JPH071081U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラベラー交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3481893U JPH071081U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラベラー交換機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071081U true JPH071081U (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=12424790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3481893U Pending JPH071081U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラベラー交換機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071081U (ja) |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP3481893U patent/JPH071081U/ja active Pending
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