JPH07108437B2 - 溶融金属の磁気的制限装置およびその方法 - Google Patents

溶融金属の磁気的制限装置およびその方法

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JPH07108437B2
JPH07108437B2 JP4250022A JP25002292A JPH07108437B2 JP H07108437 B2 JPH07108437 B2 JP H07108437B2 JP 4250022 A JP4250022 A JP 4250022A JP 25002292 A JP25002292 A JP 25002292A JP H07108437 B2 JPH07108437 B2 JP H07108437B2
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22D11/115—Treating the molten metal by using agitating or vibrating means by using magnetic fields
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に、溶融金属を磁
気的に制限するための装置と方法に関する。
【0002】詳細には、本発明は特に、水平に一定間隔
を保った部材間で、垂直に拡がる間隙の開口側を通り抜
けて溶融金属が漏れるのを防ぐための、装置と方法に関
する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
が目的としているものは、溶融金属をそのまま細長い形
状、つまり鋼鉄片に連続的に鋳造する装置である。この
ような装置は、典型的に、各々の水平軸を中心にして反
対方向に回転するよう取り付けられた、水平に間隔を空
けた一対のロールから成っている。二つのロールは水平
に配置され、ロール間には溶融金属を受け取るための垂
直に広がる間隙を限定している。ロールにより境界が限
定された間隙は、下方へ行くに従って先細になってい
る。ロールが冷やされると、その間隙の間を降りて行く
につれて、溶融金属も冷やされることになる。
【0004】この間隙は水平に配置され、向かい合って
いる間隙の開口端は二つのロールの端に隣接している。
溶融金属は間隙の開口端ではロールによる制限を受けな
い。
【0005】従って、間隙の開口端から溶融金属が外側
に漏れるのを防ぐため、メカニカルダムやメカニカルシ
ールが使用されている。
【0006】メカニカルダムには、前記ダムが回転する
ロールや溶融金属と物理的に接触するという障害があ
る。従って、ダムは摩耗、漏洩、破損しやすく、メカニ
カルダムを用いた場合、溶融金属を凍らせたり、溶融金
属に大きな温度勾配を生じさせることがある。更に、メ
カニカルダムと凝固金属との間の接触により、金属片鋳
造物の端に沿って不揃いを生じさせることもあり、それ
により、分厚く固いものから金属片に延ばす従来の方法
にまさる連続鋳造方法の利点を相殺してしまっている。
【0007】この金属片連続鋳造の利点と、メカニカル
ダムやメカニカルシールの使用から生じる障害について
は、Praegの米国特許No.4,936,374や
Lari等の米国特許No.4,974,661に詳細
に記載されており、それらの内容については本明細書に
おいて参照として具体的に取り上げている。
【0008】メカニカルダムやメカニカルシールの使用
において生じる固有の障害を解消するため、間隙の開口
端に、電導製コイルで囲まれた磁心を備えた、一対の磁
極を有する電磁石を隣接させ、そのコイルに交流電流を
流して、溶融金属をロール間の間隙の開口端に包含しよ
うとする努力が為されてきた。該磁石はコイルに流れる
交流電流により力を得て、交流あるいは時間の変化によ
って、前記磁極間の間隙の開口端を横切って拡がる磁界
を生じる。この磁界は、磁極の配置によって、水平にも
垂直にも配置できる。水平の磁界を生じる磁石の例は、
前記Preagの米国特許No.4,936,374に
記載されており、垂直の磁界を生じる磁石の例は、前記
Lari等の米国特許No.4,974,661に記載
されている。
【0009】交流磁場は、間隙の開口端に隣接する溶融
金属内に渦電流を誘発し、前記磁石により発生した磁場
から、溶融金属が離れるための反発力を誘発し、これに
より溶融金属は、間隙の開口端から離れていくのでる。
【0010】ロール間の間隙の開口端から溶融金属を外
側に押し出す定常圧力は、溶融金属の深さが増すにつれ
て増加し、交流磁界が及ぼす磁気圧は、溶融金属に働く
外部へ向かう最大圧力に充分対抗できるはずである。こ
うした研究に対するより詳細な議論と、これらの研究に
含まれる様々なパラメーターについては、前述のPra
egとLari等の米国特許に記載されている。
【0011】一対の部材間の間隙の開口端に溶融金属を
包含するもう一つの手段は、間隙の開口端に隣接してコ
イルを配置し、そのコイルを通して交流電流を流すこと
である。これによりコイルは間隙の開口端に隣接する溶
融金属に渦電流を誘発する磁界を生じさせ、その結果、
電磁石により発生する磁界と関連して上記と同様の斥力
を生じる。この種の手段については、Olssonの米
国特許No.4,020,890に具体例が記載されて
おり、その内容については本明細書において参照として
取り上げている。
【0012】間隙の開口端に隣接するコイルを用いて磁
界を直接発生させることは、磁芯とコイルから成る電磁
石を使用するより効率的である。
【0013】なぜなら、電磁石を用いた場合、コイル
は、磁極へ進む磁力線を通って電磁石の芯にエネルギー
を与えなければならず、それにより、磁極が間隙の開口
端に隣接する磁場を発生させる為である。その結果、コ
イルが電磁石にエネルギーを与えるために用いられた場
合、いわゆる「磁損」を生じるが、コイルが磁界を直接
発生させるために間隙の開口端において使用される場合
は、上記磁損はさして需要な要素とはならない。
【0014】後者の方法の欠点は、溶融金属にまでも拡
がる磁界を発生させるために、間隙の開口端にきわめて
近い場所にコイルを配置しなければならないことであ
る。電磁石を使用する方法では、コイルは間隙の開口端
からかなり離れた場所に配置できる。コイルが溶融鋼鉄
に近ければ近い程、コイルが置かれる温度条件は厳しい
ものになる。また、間隙の開口端において磁界を直接発
生させるためコイルを使用する方法のもう一つの欠点
は、磁界の一部が間隙の開口端から離れた方向に放射さ
れ、それによりコイルの効率が低下することである。こ
の問題は、電磁石を使用した場合にもあてはまることで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記先行
技術による方法の障害及び欠点は、本発明による装置及
び方法により解除することができる。
【0016】本発明による溶融金属の磁気的制限装置お
よび方法は、間隙の開口側に隣接するコイルから直接、
前記間隙の開口側から、間隙内の溶融金属にまで拡がる
水平の磁場を発生させ、前記磁場が、実質上間隙の開口
側に制限されるという近接効果を用いている。水平の磁
界は、間隙の開口端に隣接するコイルによって直接発生
され、コイルの表面部分は間隙の開口端に面している。
典型的に、間隙の開口端に面したコイルの表面部分か
ら、間隙の開口端を通って、溶融金属まで伸びる水平の
磁界を形成するため交流電流は、コイルを通して伝導さ
れる。
【0017】近接効果を利用するためには、間隙の開口
側での磁場の強度(H)が、間隙の開口側を外部へ通り
抜けようとする溶融金属の圧力を相殺するのに充分であ
るようにコイルを間隙の開口側に充分近接させて配設す
ることが必要である。コイルと間隙の開口端との距離が
増加するにつれて、コイルによって生じた磁界の強さは
減少する。二つの電導面(この場合はコイルと溶融金
属)間の電磁石の圧力は、磁界の強さの2乗(H)に正
比例する。
【0018】溶融金属を間隙の中に閉じこめて、上述と
逆の近接効果を、以下に詳細に述べるコイルを保護する
構造を用いて相殺できるように、コイルおよびその構成
部材は、間隙の開口側に充分に近付けて配設される。
【0019】間隙の開口端から離れた方向への磁界の四
散は、コイルが作りだす磁界を間隙の開口端までに実質
的に制限することにより防止できる。これは、部分的に
は、(1) コイルと電導的な関連があり、(2) 間
隙の開口端に面し、(3)間隙の開口端に充分近付けて
配置され、磁界を間隙の開口端までに実質的に制限す
る、非磁気的電導体を用いることで実行できる。コイル
は上部と底部を有し、導電体は実質的にコイルの上部と
底部の間の全体部分を占める。それに加えて、磁性部材
で構成された構成部材があり、この構成部材は、(a)
電流の流れを間隙の開口端に面したコイルの表面部分
に収束させ、(b) 間隙の開口端を通って拡がるコイ
ルから直接生じた磁界のための低磁気抵抗帰路を提供す
る。
【0020】該非磁性の導電体は、間隙内の溶融金属の
静圧(つまり深さ)が増加するに従って、溶融金属に対
する磁気圧を増加させるために、間隙の先細りの形状に
適合するよう形成されている。同様の具体例において
は、該導電体と、間隙の開口端に面するコイルの表面部
分とが一致している、つまりこの両者は一つになってい
るか、同じになっている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。
【0022】初めに図1から3、12、及び13に関連
して述べると、通常30で示されているものは、本発明
の一例に従って組み立てられた磁気的制限装置である。
装置30は、連続片鋳造機において、二つの水平に間隔
を空けた金属ロール31、32の間に配置された、垂直
に伸びる間隙35の開口部36を通って、溶融金属が漏
れるのを防止するため近接効果を利用している。ロール
31と32は、各々の軸33、34を中心にして反対の
方向に回転する。通常溶融金属は間隙35内に包含され
ている。ロール31、32を、ここでは特に述べないが
従来の方法で冷却し、溶融金属が間隙35を通って垂直
に降りていくにつれて、該金属も冷却され、間隙35の
最も狭い部分から下方へ降りて行き金属片37(図1
2)に固化される。
【0023】しかし装置30では、間隙35内の溶融金
属は、間隙35の開口部36を通って漏洩する。間隙3
5の片一方の開口部と一方の装置30しか図では示され
ていないが、間隙35の各開口端には開口部があり、各
開口部には装置30があることは理解されるであろう。
【0024】装置30には、間隙35の開口部36に隣
接して配置された電流伝導性コイル40が付いており、
該コイルの表面部分は開口部36に面している。交流電
流は、続いて述べるような方法で、コイル40を通って
伝導され、これにより、コイルに面した側から、間隙3
5の開口部36を通り、間隙内の溶融金属まで伸びる水
平の磁界を直接発生させるが、これはコイル40が開口
部36に近接しているから出来ることである。コイル4
0は、直接発生させた水平磁界が間隙35内の溶融金属
に対抗して、制限圧を充分発揮できるだけの強さを持て
るよう、開口部36に充分近付けて配置されている。
【0025】装置30は、詳細にわたり後述するよう
に、磁界が間隙35の開口部36から離れた方向に消散
するのを防止するための構成部材を持っている。この構
成部材はコイルにより生じた磁界を、実質的に間隙35
の開口部36までに制限している。
【0026】次に、図4、5、に関して述べると、コイ
ル40は、間隙35の開口部36に面した単一巻コイル
から成っている。コイル40は、狭い垂直の空間44に
より区切られ、コイル40の底部に配置された接続素子
43によって、各々の端に隣接して電気的に接続された
一対の半装架コイル41、42から形成されている。
【0027】半装架コイル41、42各々は、垂直に配
置され、間隙35の開口部36に面し各々垂直に配置さ
れた前壁45、46が付いている。二つの前壁45と4
6は、一緒になって非磁性の電導体部材を構成してお
り、この電導体は(a) コイル40と電導的な関係に
あり、(b) 間隙35の開口部36に面しており、
(c) コイル40が形成した磁界を実質的に開口部3
6までに制限するために、開口部36に充分近接してい
る。図6に示されているように、前壁45、46により
仕切られた導電体は、狭い垂直の空間44を除き、コイ
ル40の上部と底部113と114の間の、全部分を実
質的に占有している。
【0028】半装架コイル41と42の各々の前壁45
と46の幅は、間隙35の開口部36の幅が狭まってい
くにつれて、半装架コイルの垂直長さに沿って下方へ行
く程狭くなっている(図4、6、12)。言い替えれ
ば、前壁45と46により仕切られた導電体は、実質的
に、間隙35の開口部36の先細りの形と同じ形状をし
ている。前壁45と46内の電流密度と磁界強度は、壁
を横切る全電流を壁の幅で割った値により決定される。
即ち、幅が狭くなるにつれて、電流密度と磁界強度は増
加する。従って、多量の電流がコイル40を流れる時、
下方へ向かって前壁の幅が狭くなるにつれ、前壁45と
46の電流密度が増加する。一方、間隙35内の溶融金
属が発達させる静圧は、深さが増すにつれて大きくな
る。しかしながら、上記の増加した電流密度は磁界強度
を増加させ、磁気圧を増加させる。その結果、前壁45
と46によって仕切られた導電体の形状は、コイル40
から発生された磁界に関連する磁気圧の増加をもたら
し、それによって間隙35内の溶融金属が発達させる静
圧を相殺することができる。
【0029】前壁45と46によって仕切られた導電体
は、アーチ状に先細り、下方に向かって収束する形状を
有するものとして図に示されているが、他にもトライア
ングルのように、直線状に、下方に向かって収束する形
のもの等が使用できる。
【0030】各々の半装架コイル41と42は、各々の
前壁45、46に加えて外壁51と52、内壁53と5
4、後壁55と56を各々持っている(図14)。
【0031】コイル40に連動するのが、磁性部材を構
成する一対の部材であって、電流の流れが、コイルを通
り抜けてコイル前壁45、46の中へ収束するように、
また、コイル40によって発生された磁場が、間隙35
の開口部36を通って拡がるための低磁気抵抗帰路をつ
くるように協働する部材である。上記部材が、垂直に配
設された実質上平面状の第1磁性部材48(図14、1
5)であって、(a)ロール31,32の軸と平行面状
に配設され、(b) 一対の反対側の面71、72(図
15)を有する。各々垂直に配置された半装架コイル4
1と42は、第1磁性部材48の各々の反対側の面71
と72に電気絶縁材料(図示せず)の薄い層を介して、
電気的に絶縁状態で隣接している。
【0032】第1磁性部材48には、間隙35の開口部
36に面した前端部49があり、実質的に半装架コイル
41、42の前壁45、46と同じ様に近接している。
更に、第1磁性部材48には後端部60があり、それは
第2磁性部材50の後壁57と実質的に隣接した関係に
ある。
【0033】第2磁性部材50はコイル40を部分的に
囲んでいる。より詳細に述べると、第2磁性部材50に
は、二つの半装架コイル41と42の後壁55と56を
囲む後壁57を有し、電気絶縁材料(図示せず)の薄い
層により後壁とは電気的に絶縁されている。更に、第2
磁性部材50には、一定の間隔を空けた一対の別の側壁
58と59があり、各々が電気絶縁材料(図示せず)の
薄い層を介して、外壁とは電気的に絶縁された状態で、
半装架コイル41、42の外壁51と52の周囲に沿っ
てぴったりと輪郭を囲っている。第2磁性部材50の各
々の側壁58、59には、各々回転するロール31、3
2に面し、ロールの周囲の側端37、38(図12、1
3)に隣接する前端部61、62(図4、5)を有す
る。
【0034】第1磁性部材48と第2磁性部材50は、
コイル40が直接形成する間隙35の開口部36を通っ
て伸びる磁界のため、低磁気抵抗帰路を作るのを助ける
構成部材を有する。
【0035】上記構成要素に加えて、装置30は、非磁
性の伝導性材料から成るシールド65を有する。シール
ド65は、部分的に第2磁性部材50を下記で述べるよ
うな方法で囲っており、第2磁性部材50の外部及び背
後に磁界が形成されるのを防いでいる。言い替えれば、
シールド65は、一方をコイルの前壁45、46によっ
て、もう一方を間隙35の溶融金属によって実質的に制
限された空間に、低磁気抵抗帰路の外側の、直接形成さ
れた磁界の一部を制限している。
【0036】シールド65は、電気絶縁材料(図示せ
ず)の薄い層を介して、電気的に絶縁された状態で、第
2磁性部材50の後壁57を背後から囲む、後壁部分6
6を有する。更に、シールド65は、電気絶縁材料(図
示せず)の薄い層を介して、電気的に絶縁された状態
で、第2磁性部材50の側壁58、59を各々外側から
囲む、一対の側壁67と68を有する。
【0037】シールド65の各側壁部分67、68は、
(a) 第2磁性部材50の隣接する側壁58、59と
近接しており、(b) 隣接する側壁の周囲に沿う内側
表面を有する。シールド65の後壁部分66は、第2磁
性部材の後壁57と近接している内側表面を有する。
【0038】シールド65は、図11中の69、70で
示された中空になった内部を持ち、冷却流体が入口、出
口(図示せず)を通って循環することができる通路を限
定している。
【0039】次に、図4〜図5、図14〜図15に関し
て述べると、装置30は更に、第1磁性部材48の前端
部49を覆い、更に半装架コイル41、42の前壁4
5、46をも覆っている耐熱性部材80を含んでいる。
耐熱性部材80は、第2磁性部材50の各側壁58、5
9をに対して、隣接する、反対側を向いた一対の側端8
1、82を有する。耐熱性部材80は、更に、第2磁性
部材50の側壁58、59の前端61、62と実質的に
同一垂直面に配設された外面83を有する。
【0040】耐熱性部材80は、コイルの前壁45、4
6の一部を覆っており、これに覆われていなければ、前
壁は間隙35内の溶融金属に曝されることになる。図中
の具体例では、耐熱性部材80は第2磁性部材50の側
壁58、59の前端61、62を覆ってはいない。
【0041】上記のように、第1磁性部材48は二つの
半装架コイル45、46から電気的に絶縁されており、
第2磁性部材50は半装架コイル45、46とシールド
65から、電気的に絶縁されている。絶縁機能を果たす
ために、磁性部材48と50を包むことができる、市販
の電気絶縁テープを使用することもできる。該テープ
は、最大フィルム厚約0.127mm(0.005i
n.)で177℃(350°F)の温度まで耐えること
ができる、耐温度性を持った絶縁フィルムでなければな
らない。
【0042】コイル40は、銅あるいは銅合金のような
電導性の高い材料から構成される。
【0043】半装架コイル41、42は各々、冷却流体
が循環できる通路を限定している中空の内部を持ってお
り、これについては続いてより詳細に述べる。
【0044】図12で示されるように、第1磁性部材4
8の下部47は、間隙35の開口部36の最も狭くなっ
た部分と、実質的に同じ垂直高さにある。下部47は、
通常の磁性部材であるケイ素鋼の粒を、垂直に層を成す
よう複数張り合わせた金属片によって構成され、水平に
配設される。第1磁性部材48の上部は同じ材質で構成
されてもいいが、層状のケイ素鋼片は、水平でなく、垂
直に配置する必要がある。
【0045】水平に置かれたケイ素鋼片は、垂直に置か
れたケイ素鋼片に比べて磁損が少ないので、第1磁性部
材48の下部47で使用される。第1磁性部材48の下
部47には、フェライトや鉄粉を使用してはならない。
なぜなら、これら二つの素材の飽和レベルは、粒志向の
ケイ素鋼の飽和レベルよりはるかに低いからである。
【0046】しかしながら、溶融金属の深さが深くなる
につれて増加する磁界密度と結果として生じる流量密度
が比較的低い部分、即ち、磁性部材の上部部分には、飽
和レベルの比較的低い素材であるフェライトや鉄粉も使
用することができる。溶融金属の深さが極限に達した時
は、磁界密度と結果として生じる流量密度は最大にな
り、飽和レベルの比較的高い素材、即ち、ケイ素鋼粒を
使用することが必要になる。
【0047】第2磁性部材50としては、電磁石の磁性
部材として従来より使用されてきた素材は何でも使用で
きる。第2磁性部材50としては、ケイ素鋼の薄層片に
加えて、例えばフェライト粉末や鉄粉の成形体も使用で
きる。第2磁性部材50として、ケイ素鋼の薄層片が使
用された場合には、該層状組織は水平にも垂直にも配置
できるが、垂直の方が好ましい。
【0048】耐熱性部材80は、窒化ホウ素のようなセ
ラミック材、またはカーボランダム社製の“Durab
oard”TM3000あるいは3300として知られ
る低密度アルミナ材で構成されている。耐熱性部材80
を構成するセラミック材は、電流が途切れて磁界の停止
を引き起こすような場合に、コイル40を保護できる程
充分な耐温度性がなければならない。もちろん、このよ
うな場合には、間隙35内の溶融金属は、間隙35の開
口部36を通ってコイル40に向かって外方向に押し出
される。このようなことが発生した場合に、耐熱性部材
80はコイル40を保護する。耐熱性部材80は、第2
磁性部材50の前端61と62の間に締め付け、高温エ
ポキシ樹脂系接着剤等を用いて半装架コイル41、42
の前壁45、46に固着させる。
【0049】ロール31、32は、基本的には無酸素鋼
から成る高電導性銅合金で作られるのが好ましく、耐擦
傷性のために少量の銀(0.07〜0.12重量%)と
燐(約0.02重量%)を含有してもよい。
【0050】コイル40をできるだけ間隙35の開口部
36に近付けて置くために、装置30とロール31、3
2の間はほんの少しだけ空間あるいは隙間を空けて、装
置30をロール31、32の端に実質的に隣接させるこ
とが好ましい。
【0051】装置30はロール31、32と好ましい位
置的関係を保つよう、図24に示された電流をコイル4
0に伝導する主導管として機能し、冷却流体をコイル4
0に出入させ循環させるための導管を提供する構造によ
って支えられる。
【0052】図24に示されているように、コイル40
の上には、各々半装架コイル41、42と電気的かつ構
造的に接続された一対の電導性の金属部材85、86が
ある。コイル40から離れて、部材85、86の各々の
端には、(a) 支持組織(図示せず)に機械的に接続
され、(b) 交流電流(図示せず)源に電気的に接続
されたフランジ89、90がある。半装架コイル41に
部材85を機械的かつ電気的に接続するのは、半装架コ
イル41の真上にある電導性金属プレート88である。
プレート88を半装架コイル41に機械的に接続するに
は、従来の金属機械ファスナーを使用する。88と同様
のプレートが部材86を半装架コイル42に接続する。
該プレートは図24に図示されてはいないが、部材85
を半装架コイル41に接続しているプレート88から水
平に間隔を空けて配置されている。部材85と86は同
様に水平に間隔を空けて配設されている。部材85、8
6とプレート88はコイル40と同じ様な材料で構成さ
れていてもよい。
【0053】部材85とプレート88を通って半装架コ
イル41まで電流が流され、それから接続素子43aと
半装架コイル42を通って半装架コイル42の真上のプ
レート(図示せず)まで、その後部材86を通って電流
が流される。図4〜図7の接続素子43のように、図2
4の接続素子43aはコイル40の後部より下方に配設
される。
【0054】部材86は部材85の鏡像であり、半装架
コイル42は半装架コイル41の鏡像である。部材85
に関連したことを以下に述べるが、部材86は部材85
の鏡像であり同様の特徴を持っている。
【0055】部材85に沿って伸びるのは、必要不可欠
な入口用導管92で、図24に図示されてはいない水平
に配置された内部隔壁によって、分配器の下部94と仕
切られた分配器の上部93と通じている。ディストリビ
ューターの上部93は、半装架コイルの上にある入口9
6(図6)と通じている垂直導管95と通じている。
【0056】入口96は、冷却流体を半装架コイルの内
部に導入する傾斜した引入通路97と通じている。半装
架コイルの内部にある傾斜したガイド部材98は、流入
してくる液体を最初半装架コイルの内部の片側に沿って
導き、次にもう片方の側に沿って導く。冷却流体は半装
架コイルの中を循環し、ディストリビューターの下部9
4と通じ、次には部材85の脇に沿って配置された出口
用導管101と通じている出口100と通じている垂直
に配置された出口用通路99を通って出ていく。図6で
は、素子96から100は半装架コイル46と関連づけ
て示されているが、同じ素子がミ鏡像としての半装架コ
イル45にも存在する。
【0057】冷却流体は、冷却流体源(図示せず)に接
続された入口用フィッティング91を通り、部材85の
入口用導管92の中へ導入され、出口用フィッティング
102を通り出口用導管から外へ押し出される。
【0058】コイル40を循環する冷却流体は、例え
ば、高純度で低導電率の冷却水とすべきである。
【0059】コイル40の接続要素43(図2〜図7)
を循環する冷却流体は、各半装架コイル41、42を循
環する冷却流体とは分離されている。冷却流体は、入口
導管63から接続要素43へ流入し、出口導管64から
流出する(図1および図3)。同様に、図24の実施例
の接続要素43aを循環する冷却流体は、各半装架コイ
ル41、42を循環する冷却流体とは分離されている。
図24の実施例では、冷却流体は入口103から接続要
素43aへ流入し、接続要素43aの入口103とは反
対側にある出口開口部(図示せず)から流出する。
【0060】図24の実施例では、電流はコイル40の
頂部にある部材85、86を介して半装架コイル41、
42へ入り、出ていく。別の実施例では、主導管を頂部
ではなく各半装架コイル41、42の底部に配置するこ
とができる。このような代替実施例では、接続要素43
または43aを、コイルの底部ではなく、頂部に配置す
る。
【0061】先に述べたように、シールド65の側壁部
67、68は、第2磁気部材50の側壁58、59の外
部表面に一致し、ぴったりと合致する内部表面を持つ
(図5)。冷却流体はシールド65の中空内部69、7
0(図11)を循環し、シールドを冷却し、かつ第2磁
気部材50の冷却を助ける。
【0062】図示したシールド65の側壁部67、68
は外部表面が垂直であるが(図4、図11)、側壁部6
7、68の内部表面と同様に、頂部から底部まで内側に
湾曲させることもできる。そのような場合、シールド6
5の形状は、第2磁気部材50の形状(図4、図9)に
似たものになる。しかし、シールド65にどのような形
態を採用するかに関係なく重要なことは、側壁部67、
68の内部表面が第2磁気部材50の側壁58、59の
外部表面に一致し、ぴったりと合致すること、および第
2磁気部材50の側壁58、59の内部表面が半装架コ
イル41、42の外壁51、52の外部表面に一致し、
ぴったりと合致することである。
【0063】次に図14および図15について説明す
る。これらの図は、図12にそれぞれ切断線14−−1
4および15−−15で示した上部および下部の高さ位
置でコイル40によって発生する磁界を矢印で示してい
る。磁場は、磁性材料の表面に対し直角度で、48およ
び50などの磁気部材に入り、出ていく。磁界は一般に
コイル40の正面壁45やロール31、32のような非
磁性導電性材料から成る表面に対し平行または正接す
る。耐火部材80は基本的に磁界に対し透過的である。
間隙35内に閉じ込められた溶融金属は、図14および
図15に符号111で示し、間隙35の開口側36の溶
融金属111の外側境界は、図14および図15に符号
112で示す。
【0064】先に述べたように、各ロール31、32
は、間隙35の開口側36の縁部を形成する外周側縁3
7、38を有する。各外周側縁37、38に隣接して側
縁部がある。例えば側縁部39は外周側縁38に隣接し
ている(図14〜図15)。同様に、半装架コイル4
1、42の各正面壁45、46は、相互に水平方向に間
隔を置いたそれぞれの外側縁105、106を有し、各
外側縁105、106にそれぞれ隣接して外側縁部10
7、108がある。
【0065】図12に示すように、間隙35に沿った同
じ高さの位置では、半装架コイルの正面壁45、46の
外側縁105、106の間の水平距離が、間隙35の開
口側36を形成する2つの外周側縁37、38より大き
い。図14〜図15を参照すると、それぞれのコイルの
正面壁45、46の各外側縁部107、108は、軸方
向にそれぞれの側縁部(例えばロール32の側縁部3
9)から間隔を置き、両者の間に狭い空間109を形成
する。
【0066】図14および図15に示すように、半装架
コイル41の正面壁45の外側縁部107とロール41
の側縁部39は協働して、間隙35の開口側36の磁界
の磁束密度に比べ、空間109の磁界の磁束密度を高め
るように作動する。この理由については後述する。磁束
密度が高まると、間隙35の開口側36における磁気圧
に比べ、空間109の磁気圧が高まり、それにより、溶
融金属が空間109から横方向へ流出するのを防止す
る。
【0067】溶融金属111、半装架コイル41の正面
壁45、およびロール32などの非磁性導体への磁界の
浸透の深さは、導電性材料の(a) 透磁率と(b)
導電率の積の平方根に反比例する。半装架コイルの正面
壁45およびロール32の材料である銅または銅合金
は、磁界による浸透率が溶融鋼よりずっと低い。その結
果、磁界および磁束密度は、溶融金属が鋼の場合、正面
壁45と溶融金属111の外側境界112の間より、ロ
ール32の外周縁部39と半装架コイル45の外側縁部
107の間の空間109の方が高くなる。
【0068】磁界によって生じる磁気圧は磁束密度の2
乗に比例し、磁束密度は磁束の断面積によって決まる。
空間109では磁場が狭められるので、空間109の磁
束の断面積は、コイル40と溶融金属111の間の空間
の磁束の断面積より小さい。
【0069】その結果、空間109の磁束密度は、コイ
ル40と溶融金属111の間における磁束密度に比べて
高くなり、それにより、空間109の磁気圧は、コイル
40と溶融金属111の間における磁気圧に比べて高く
なる。
【0070】磁界の浸透の深さは、交流電流の角周波数
にも反比例する。3000ヘルツの周波数では、溶融鋼
および銅に対する磁界の相対浸透は、それぞれ約10.
9mmおよび1.2mmとなる。コイル40の一般的な動作
周波数は、約3000ヘルツである。周波数がこれより
ずっと低ければ、溶融金属に2次再循環流動が発生する
おそれがあり、望ましくない。周波数が高ければ高いほ
ど、コイルに生じる熱の量が増えるので、冷却を強化す
る必要がある。利用可能な冷却能力を越える周波数を使
用することはできない。
【0071】第1磁気部材48の正面縁49の真反対側
の磁気圧は、正面縁49の真反対側の位置の磁界の方向
性のために、間隙35の開口側36に沿った他のどの部
分の磁気圧より低くなる(図14)。その結果、溶融金
属の境界112は、第1磁気部材48の真反対側の位置
で、コイル40に向かってさらに外側に突き出る。
【0072】第1磁気部材48の幅が狭ければ狭いほ
ど、第1磁気部材48の真正面における磁界の拡がりが
小さくなり、この位置における磁気圧の低下が小さくな
る。第1磁気部材の幅を比較的大きくすると、溶融金属
111が第1磁気部材48の正面の耐火部材80に接触
し、その位置で溶融金属の凝固が起こるおそれがある。
【0073】第1磁気部材48の幅を比較的小さくする
と、第1磁気部材48の正面部の磁界は充分に高くな
り、溶融金属がこの位置で耐火部材80に接触するのを
防止する。第1耐火部材48の幅は0.020インチ
(0.508mm)から、間隙35の最も狭い部分におけ
るロール31、32間の距離(例:0.1〜0.25イ
ンチ)(2.54〜6.35mm)までの範囲とすること
ができる。
【0074】基本的に間隙35の最も狭い部分の磁界を
示す図15における第1磁気部材48の真正面位置の磁
気圧は、溶融鋼がこの位置で耐火部材80に接触するの
を防止するのに充分な強さになる。図15に示す高さ位
置で磁気圧が高くなるのは、この位置における磁路の長
さが小さくなること、および空間109が第1磁気部材
48の正面縁49へいっそう近接し、磁界が狭められて
磁束密度が高まることによる。
【0075】第1磁気部材48は、その垂直寸法に沿っ
て幅が一様である必要はない。しかし、第1磁気部材4
8の幅を変化させる場合には、その底部の幅を最も小さ
くしなければならない。
【0076】次に、図16〜図23について説明する。
一般に符号130(図16〜図17、および図23)で
示すのは、本発明の別の実施例に従って構成した装置で
ある。
【0077】装置130は、垂直に配置した磁気部材1
50を垂直に配置した多数のコイル巻141で覆った導
電性コイル140を有する。各コイル巻141は、間隙
35の開口側36を向いた垂直配置の正面部142を有
する。コイル140に交流電流が流れると、水平の磁界
が発生する。コイル140が開口側36に近接している
ので、この磁界はコイル巻141の正面部142から、
間隙35の開口側36を経て、間隙内の溶融金属へ広が
り、充分な強度で間隙内の溶融金属に閉込め圧力を作用
させる。
【0078】図23に示すように最左端に位置するコイ
ル巻141を除く各コイル巻141は、コイル巻の正面
部142に接続した頂部143、そのコイル巻の正面図
142の底に接続した底部144、およびコイル巻14
1の底部144に隣接するコイル巻141の頂部143
に接続する後部145を有する(図17)。図23に示
すように、最左端のコイル巻は後部を含まない。このコ
イル巻の底部144は、後述する別の構造に接続され
る。
【0079】コイル140は中空の銅管から成り、その
中を冷却流体が循環する。冷却流体は、図23に示す最
右端のコイル巻141の頂部143に接続した入口導管
192からコイル140へ流入する。冷却流体は、図2
3の最左端のコイル巻141の底部144に接続した出
口導管193から流出する。交流電流をコイル140に
流すために、1対の主導管194、195がそれぞれ入
口導管192および出口導管193に電気的に接続され
ている。
【0080】装置130は、磁界が間隙35の開口側3
6から離れた方向へ分散するのを防止する構造を有す
る。この構造は、コイル140によって発生する磁界を
実質的に間隙の開口側36に制限する。図16〜図18
および図23を参照すると、それぞれのコイル巻141
の各正面部142に電気的に接続され、間隙35の開口
側148を向いているのが、例えば銅製の非磁性導体か
ら成る垂直配置した金属片148である。
【0081】図16に示すように、各金属ストリップ1
48の幅は、間隙35の開口側36の幅が狭くなるのに
合わせて、ストリップの垂直方向に沿って下に行くほど
狭くなっているので、電流がコイル140およびストリ
ップ148に流れると、ストリップの幅が狭くなるにつ
れて、ストリップの電流密度が高くなる。先に述べたよ
うに、間隙35の溶融金属によって生じる静圧は、深さ
が増すにつれて増加する。しかし、電流密度が高くなる
と磁気圧が増すので、ストリップ148によって限定さ
れる導体の形状は、間隙35内の溶融金属によって生じ
る静圧の増加に合わせて、磁圧を増加させる。
【0082】ストリップ148によって形成され、コイ
ル140と間隙の開口側の間に配置される非磁性導体
は、コイル140によって生じる磁界を実質的に間隙の
開口側に制限するために、開口側36に充分に近接して
いる。図16および図17に示すように、ストリップ1
48によって形成される導体は、コイルの正面位置で、
各コイル巻141の頂部143と底部144の間の実質
的に全領域を占める。
【0083】コイル140を結合する磁気部材150
は、磁気材料から構成され、前記コイル140によって
生成される磁場が、間隙35の開口側36を通り抜け、
まっすぐに拡がるための低磁気抵抗帰路を提供するため
に、前記コイル140と共に協働する。図18および図
23に示すように、磁気部材150は、間隙35の開口
側36を向いた前部表面151を有する。各コイル巻1
41の各正面部142は、磁気部材150の前部表面1
51の前部に位置する。コイル巻141の各正面部14
2はそれぞれ磁性材料の片160、161で覆われた1
対の側部146、147を有する(図18)。磁性材料
の各ストリップ160、161は、金属ストリップ14
8のコイル巻正面部142に流れる電流を集中させるた
め、(a)磁気部材150の前部表面151と、(b)
正面部142に取り付けられた金属ストリップ148
との間に伸長する。
【0084】磁気部材150の前部表面151とコイル
巻141の正面部142の間には絶縁薄膜がある。同様
に、正面部142の両側部146、147と、それに対
応する両側部146、147をそれぞれ覆う磁気片16
0、161との間にも、絶縁材料の薄膜がある。片14
8は相互に実質的に隣接する並列関係にあり、絶縁材料
の薄膜によって隔てられている。ここでいう絶縁材料と
は、図1〜図15の装置30で磁気部材48、50とコ
イル40を分離するために使用したものと同じである。
【0085】磁気部材150と磁気ストリップ160、
161は、装置30の磁気部材48、50と同一磁性材
料で形成することができる。
【0086】図19〜図20を参照すると、磁気部材1
50は、前部表面151の他に、後部表面152および
1対の弧状の側壁153、154を有する。この側壁は
下に向かって細くなり、部材150の形状と間隙35の
開口側36の形状を実質的に一致させる。磁気部材15
0は、各側壁153、154に隣接するカットアウト部
155(図19)を有し、コイル巻141の底部144
がそこを通るようになっている。各コイル巻141の頂
部143は磁気部材150の頂部の上を伸長する(図1
7)。図17に示すように、各コイル巻141の正面部
142は、磁気部材150の前部表面151の正面に位
置し、コイル巻の各後部145は、磁気部材150の後
部表面152の背後に位置し、かつそのコイル巻の底部
144と隣接するコイル巻141の頂部143の間に伸
長する。
【0087】各コイル巻141の垂直長さは、隣接コイ
ル巻141とは実質的に異なり、コイル巻によって覆わ
れている磁気部材150のその部分の垂直長さに実質的
に対応する。各々垂直に配置された金属片148は、片
148が電流が流れるように取り付けられているコイル
正面部142と垂直方向に実質的に共伸長している。
【0088】各ストリップ148は1対の側縁を有し、
隣接ストリップ148相互の側縁が両者間の間隔を定義
するが、それは非常に小さいので(図16)、隣接スト
リップ間の電気的短絡を防止するために、絶縁材料の薄
膜が含まれている。
【0089】磁気部材150の幅は、(a) 部材15
0に沿って垂直方向に変化し、(b) 同一水平面上で
間隙35の開口側36の幅に実質的に対応する。磁気部
材150を取り囲むのは、銅などの導電性材料で形成す
るシールド165である(図16〜図17、および図2
3)。図21〜図22に示すように、シールド165は
後壁166と1対の側壁167、168を有する。後壁
166は符号169の位置に切込みがあり、後壁166
を貫通してコイル巻141の底部144を収容するよう
になっている。隣接シールド163の後壁166は、絶
縁材料の薄膜を介して磁気部材150の後部表面152
を取り囲む。シールド165の各側壁167、168は
それぞれ下向きに細くなっている内部表面171、17
2を持ち、磁気部材150のそれぞれ下向きに細くなっ
ている側壁153、154をぴったりと収容するように
なっており、両者の間は電気絶縁材料の薄膜によって相
互に絶縁分離される。
【0090】装置130のシールド165は、図1〜図
15の装置30のシールド65と実質的に同一の機能を
果たす。
【0091】次に図23について説明する。磁気部材1
50の側壁153、154は、それぞれ正面端部16
3、164を有する。正面端部でこれらの側壁間に伸長
するのは耐火部材180であり、この耐火部材180
は、装置30の耐火部材80が、片148と間隙35の
開口側36との間に配置され、コイル140と片148
を間隙35内の溶融金属から保護するのと同一の機能を
果たす。
【0092】しかし、装置130にはその他に、耐火部
材180とストリップ148の間に空間181がある。
空間181は、冷却ガスを空間181内に送り込むよう
に配置した例えばエアナイフ182によって冷却ガスを
通すことのできる媒体から成る(図17)。
【0093】装置130によって生成された磁界は、磁
気部材150の側壁153、154の正面端部163、
164の間で間隙35の開口側36に水平に広がる。側
壁153の端部163とロール31の隣接外周側縁37
との間には、空間149がある。側壁154の端部16
4とロール32の外周側縁38との間にも、同様の空間
があり、磁界は前記空間149によって狭められること
により、磁束密度および磁気圧が、間隙35の開口側3
6に比べて高くなる。そのため、空間149内の溶融金
属の逃げを防ぐのである。
【0094】本発明に従って製作した別の実施例の装置
を、図25〜図26に一般に符号230で示す。装置2
30は、装置30の配置と同様に、間隙35の開口側3
6に隣接して配置する。装置230は、以下で述べる相
違点を除き、装置30に関して先に述べたのと同様の方
法で、近接効果を利用して間隙35内の溶融金属に閉込
め圧を作用させる。
【0095】装置230は、実質的に2つの半装架コイ
ルから成る単一巻コイル240から構成される。一つ
は、底端部で短絡素子243によって後半装架コイルに
接続した前半装架コイル241であって、もう一つは、
以下に述べるようにシールドとしても機能する後半装架
コイル242である。
【0096】交流電流は、主導管(図示せず)から全半
装架コイル241を通って下方に流れ、さらに短絡素子
243を介して後半装架コイル242へ、下から上に
(電流の戻り道として機能する)流れた後、後半装架コ
イル242に接続された別の主導管(図示せず)を通っ
てコイル240から出ていく。
【0097】前半装架コイル241は、コイル240の
前表面部を構成する前壁245、側壁251、252、
および後壁255を有する。磁気部材250は、磁気部
材50がコイル40に対応する壁を取り囲む(図4〜図
5)のと同様に、前半装架コイルの後壁255および側
壁251、252をぴったりと取り囲む。そして、絶縁
薄層(図示せす)が、磁気部材250を半装架コイルの
壁251、252、および255から分離している。
【0098】前段落で述べた配列においては、電流は、
半装架コイル241を下向きに流れ、その前表面部24
5に集中する。
【0099】後半装架コイル242によって限定される
シールドは、磁気部材250の後壁257および側壁2
58、259をぴったりと包囲する後壁部266および
側壁部267、268を有する。絶縁薄層(図示せず)
が、前記シールドの壁部を磁気部材の壁から分離させ
る。
【0100】コイル240は、半装架コイル241の前
表面部245の水平幅全体に拡がり、間隙35の開口側
36まで通り抜ける、実質的に均等に水平に拡がる磁界
を直接生成する。前表面部245は非磁性導体であり、
間隙の開口側36に面し、磁界を実質的に間隙の開口側
に制限することができるよう、開口側36に充分に近接
して配置される。
【0101】磁気部材250は、間隙の開口側を通って
拡がる直接生成磁界のための低磁気抵抗帰り道を有す
る。シールド242は、直接生成磁界の低磁気抵抗帰り
道を外れる部分を、半装架コイル241の前正面部24
5と間隙35の溶融金属とによって定義される空間に実
質的に制限する。
【0102】耐火部材280は、耐火部材80が装置3
0の他の構成部品と協働するのと同様の方法で、装置2
30の他の構成部品と協働する。耐火部材280は、耐
火部材80と同様の機能を果たす。
【0103】装置230が装置30と基本的に異なる点
は、装置230が、装置30では半装架コイル41と4
2(図14)の間に第1磁気部材48を配置することに
よって生じる水平磁界のギャップを無くしたことであ
る。装置230によって得られる磁界は、コイル240
の前正面部245全体に広がり、装置30によってでき
る磁界より均等な水平成分を持つ。このように均等性が
大きくなるので、磁界は間隙35にさらに浸透しやすく
なるが、装置230は装置30の2倍の電流が必要にな
る。
【0104】半装架コイル241は、入力電流を半装架
コイル241に供給するために、例えば符号274の位
置に主導管を取り付けるための垂直延長部273を有す
る。
【0105】半装架コイル242は、電流を半装架コイ
ル242から還流するために、例えば符号276の位置
に主導管を取り付けるための上部275を有する。構成
部品241〜243、273および275は中空であ
る。冷却流体は、半装架コイル241および242、短
絡素子243、半装架コイル241の延長部273、お
よび半装架コイル242の上部275の内部を循環す
る。これらの全ての構成部品の内部に、冷却流体のため
の適切な案内部材および通路を設けるが、これらは当業
界の通常の技術の範囲内の構造的手段である。
【0106】装置230は、装置30に使用した第1磁
気部材48のような磁気部材を使用しないので、装置3
0より冷却が容易である。鉄積層材から成り、半装架コ
イル41と42の間のスロット内に配置した第1磁気部
材48は、装置30の冷却を比較的難しくする。
【0107】以上の詳細な説明は、明瞭な理解のために
上げたものによって、本発明を制限するものではなく、
変化例は当業者にとって明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、連続片鋳造機の一対のロールに関連し
て、本発明に用いる装置の一例の平面図である。
【図2】図2は、図1の装置及びロールの末端図であ
る。
【図3】図3は、該装置及びロールの側面図である。
【図4】図4は、該装置の分解部品配列透視図である。
【図5】図5は、該装置の構成要素全てを組み立てた透
視図である。
【図6】図6は、該装置の一部を構成する単一巻コイル
の前端図である。
【図7】図7は、図6のコイルの側面図である。
【図8】図8は、該装置の別の部分を構成する磁気カバ
ーの平面図である。
【図9】図9は、図8の磁気カバーの前端図である。
【図10】図10は、該装置の他の部分を構成する電導
シールドの平面図である。
【図11】図11は、図10の電導シールドの前端図で
ある。
【図12】図12は、該装置の拡大前端図である。
【図13】図13は、該装置の拡大平面図である。
【図14】図14は、図12の14と14を結ぶ線に沿
って、ロール間の間隙の上部近くに、該装置により形成
された磁界を示す拡大断面図である。
【図15】図15は、図12の15と15を結ぶ線に沿
って、間隙の下部近くに該装置により形成された磁界を
示す断面図である。
【図16】図16は、本発明に用いる装置の一例の前端
図である。
【図17】図17は、図16の17と17を結ぶ線に沿
った断面図である。
【図18】図18は、図16の18と18を結ぶ線に沿
った断面図である。
【図19】図19は、図16で示された一例の一部の前
端図である。
【図20】図20は、図19の部分の平面図である。
【図21】図21は、図16で示された一例の別の部分
の前端図である。
【図22】図22は、図21の部分の平面図である。
【図23】図23は、図16の23と23を結ぶ線に沿
った断面図である。
【図24】図24は、主導管と冷却導管に関連した、図
1で示された一例の透視図である。
【図25】図25は、本発明に用いる装置の別の例の分
解部品配列透視図である。
【図26】図26は、該装置の構成要素を組み立てた透
視図である。
【符号の説明】
30…磁気的制限装置 31,32…ロール 33,34…軸 35…間隙 36…開口部 40…コイル 41,42…半装架コイル 45,46…前壁 48…第1磁性部材 50…第2磁性部材 65…シールド 80…耐熱性部材 88…プレート 92…入口用導管 100…出口 101…出口用導管 111…溶融金属 140…コイル 150…磁気部材 180…耐火部材 240…コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−123833(JP,A) 特開 平5−138303(JP,A) 特開 昭62−104653(JP,A) 特開 昭63−97341(JP,A)

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配置した2つの部材間に垂直に拡
    がる間隙の開口側から、前記2つの部材間に設置された
    溶融金属が逃げるのを防止するため、近接効果を利用す
    る磁気的制限装置において、前記装置が、 前記間隙の開口側に隣接配置され、その位置から、まっ
    すぐに前記間隙の開口側を通過して、前記溶融金属まで
    拡がる水平磁場を発生するための導電性コイル部材を備
    え、 前記水平磁場が、間隙間の溶融金属に制限圧力を及ぼす
    のに充分な強度を有するように、前記コイル部材を前記
    間隙の開口側に充分に近接させ、 前記コイル部材が、前記間隙の開口側に面するための表
    面部材を有し、 更に、非磁性、且つ導電性の部材を、前記表面部材と電
    気的に接続させ、 前記非磁性且つ導電性の部材を、間隙の開口側と、前記
    間隙の開口側まで実質的に前記磁場を制限するために前
    記間隙の開口側に充分近接して配設された構成部材とに
    向けて配設することを特徴とする溶融金属の磁気的制限
    装置。
  2. 【請求項2】 前記間隙の前記開口側が垂直面内にあっ
    て、 前記導電性の部材が前記間隙の開口側に対して、実質的
    に平行に配設したことを特徴とする請求項1に記載の溶
    融金属の磁気的制限装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル部材が上部部材と下部部材を
    有し、 前記導電性部材が、前記コイル部材の上部部材と下部部
    材の間の全領域を実質的に占有することを特徴とする請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記発生磁場を、まっすぐに、前記間隙
    の開口側へ拡げるために、前記磁気的手段が、低磁気抵
    抗の帰路を有することを特徴とする請求項2に記載の溶
    融金属の磁気的制限装置。
  5. 【請求項5】 一方を前記コイル部材の前記表面によっ
    て、また、もう一方を前記溶融金属によって制限された
    空間内部に、前記低磁気抵抗帰路から外れた前記磁場の
    一部を、制限するための導電性シールドを有することを
    特徴とする請求項4に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  6. 【請求項6】 水平に配設された前記2つの部材が、平
    行軸を有する回転可能なロールであって、 前記磁気部材が前記コイル部材と連動する垂直配置磁気
    部材から成り、 前記コイル部材が、垂直配置された複数のコイルからな
    り、該コイルが前記磁気部材の周囲に巻き付けられ、 垂直配置部材の前面部分に含まれる各コイル巻は、前記
    間隙の開口部に面し、 且つ、前記非磁性且つ導電性の部材は、間隙の開口側に
    それぞれ面する各コイル巻の前面部分に、電気的に導通
    する複数の垂直配設の金属小片を有し、 前記コイル部材および前記小片に電流を流したとき、前
    記小片の幅の減少に従って電流密度が増加するように、
    各金属小片が、前記間隙の開口側の狭度に一致して、垂
    直下方に向かって狭くなる幅を有することを特徴とする
    請求項4に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気部材が間隙の開口側に面する前
    壁面を有し、 前記各コイル巻の前面部分が磁気部材の前壁面の前に設
    置され、 各コイル巻の前面部分の両端が磁気材料の小片によって
    覆われ、前記前面部分および前記金属小片に、電流の流
    通が集中するように、該磁気材料が、 (a)磁気部材の前表面、および (b)前記コイル巻の前面部分に導通する金属小片 の間に拡がることを特徴とする請求項6に記載の溶融金
    属の磁気的制限装置。
  8. 【請求項8】 前記コイル部材が、冷却流体を循環させ
    ることの可能な管を含むことを特徴とする請求項7に記
    載の溶融金属の磁気的制限装置。
  9. 【請求項9】 前記磁気部材が、後壁面を有し、およ
    び、 前記間隙の開口側形状に実質的に一致する前記磁気部材
    の形状に、実質的に一致するよう下方に収束する1対の
    側壁を有し、且つ、 各コイル巻が、コイル巻の前面部分に結合する上部およ
    び下部を有し、 各コイル巻の前面部分が、磁気部材の前壁面に設置さ
    れ、 複数の前記コイル巻が、磁気部材の後壁面の裏面に設置
    され、且つ、コイル巻の下部と隣接するコイルの上部と
    の間に拡がる後面部分を有することを特徴とする請求項
    8に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  10. 【請求項10】 各コイル巻が、隣接するコイル巻の垂
    直長さ、および、 前記コイル巻に周囲を巻かれた磁気部材の、実質的にそ
    の部分に対応した垂直長さと異なる垂直長さを有するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の溶融金属の磁気的制限
    装置。
  11. 【請求項11】 垂直に配設された前記金属小片の各々
    が、電気的に導通しているコイルの前面部分と共に、実
    質的に垂直に広がり、 各金属小片が一対の側端を有し、隣接する金属小片の側
    端との間に空間を限定することを特徴とする請求項10
    に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  12. 【請求項12】 隣接する金属小片の側端間の前記空間
    が、電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1
    1に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気部材が、 (a)部材の垂直方向に沿って変化し、および (b)実質的に同一水平面での間隙の開口側の幅に一致
    する幅を有することを特徴とする請求項8に記載の溶融
    金属の磁気的制限装置。
  14. 【請求項14】 前記導電性の部材と、間隙の開口側の
    間に設けられた耐火部材を含むことを特徴とする請求項
    7に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  15. 【請求項15】 前記耐火部材と前記導電性部材との間
    に空間を有し、 該空間が前記冷却気体の通過可能な部材と、前記空間に
    通過可能な冷却気体を含むことを特徴とする請求項14
    に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  16. 【請求項16】 前記コイル部材の前面部分と前記電気
    的に導電性の部材が、適合することを特徴とする請求項
    5に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  17. 【請求項17】 前記コイル巻が、単一巻コイルを含
    み、前記別々に配設された部材が、 (a)間隙の開口側の端を限定する側端、および (b)前記側端に隣接する側端部分を有し、 前記導電性部材が、 (a)水平に配設された一対の外端、及び (b)各外端に隣接する外端部分を有し、 前記導電性部材の2つの外端間の水平距離が、前記間隙
    に沿って、同一垂直位置の前記間隙の開口側に限定され
    た前記2つの側端間の水平距離よりも長く、 前記導電性部材の各外端部が、部材の各々の側端部分か
    ら、それらの間の狭空間を限定するため、間隔を設けて
    配設され、 導電性部材の前記外端部分と、部材の前記側端部分が、 前記間隙の開口側を横切る磁場拡がりの流れ密度に対し
    て、増加する磁気流れ密度を前記狭空間内の磁場に与え
    るために協働する部材を含み、 それによって、前記狭空間の外部側面を通り抜けて溶融
    金属が逃げるのを防ぐことを特徴とする請求項16に記
    載の溶融金属の磁気的制限装置。
  18. 【請求項18】 溶融金属が溶鋼であって、導電性部材
    および少なくとも前記部材の端部は、銅もしくは銅合金
    で組成されることを特徴とする請求項17に記載の溶融
    金属の磁気的制限装置。
  19. 【請求項19】 コイル部材および導電性部材が、それ
    ぞれ銅もしくは銅を基礎とする合金で組成されることを
    特徴とする請求項16に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  20. 【請求項20】 水平に配設された前記2つの部材が、
    平行軸を有する回転可能なロールであって、 前記コイル部材が、単一巻コイルを含み、且つ 前記磁気部材が垂直に配設された実質上平坦な、第1磁
    気部材から構成され、該磁気部材が、 (a)前記2つのロール軸に平行な面に配設され、 (b)一対の向かい合う側面を有し、 前記コイル部材が、垂直に配設された一対の半装架コイ
    ルを有し、 実質上半装架コイルは、前記磁気部材の各々の向かい合
    う側面に隣接して配設され、それぞれ電気的に絶縁さ
    れ、 各半装架コイルは、間隙の開口側に面して垂直に配設さ
    れた前壁を有し、前記2つの半装架コイルの2枚の前壁
    は、前記電気的に導電性の部材から構成されることを特
    徴とする請求項16に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  21. 【請求項21】 前記コイルに電流を流通したとき、前
    壁の幅が減少するのに従い、電流密度が増加するよう
    に、半装架コイルの各前壁が、前記間隙の開口側の狭度
    に一致する前記半装架コイルの垂直長さに沿って、下方
    へ向かって狭まる幅を有することを特徴とする請求項2
    0に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  22. 【請求項22】 導電性部材が、間隙の開口側の形状と
    実質的に一致する形状を有する前記2つの前壁によっ
    て、限定されていることを特徴とする請求項21に記載
    の溶融金属の磁気的制限装置。
  23. 【請求項23】 各半装架コイルが、外側壁、内側壁お
    よび背後壁を有し、それらが各々半装架コイルの上端お
    よび下端の間に拡がっていることを特徴とする請求項2
    1に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  24. 【請求項24】 前記コイルが、前記半装架コイルの各
    端部に隣接して電気的に導通する部材を含むことを特徴
    とする請求項23に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  25. 【請求項25】 前記コイルが、冷却流体の循環通路を
    限定する中空内部を有することを特徴とする請求項22
    または24に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  26. 【請求項26】 前記磁気部材が、更に、両方の半装架
    コイルの背後壁を、電気的に絶縁して囲む第2磁気部材
    と、 各半装架コイルの外側壁を、それぞれ電気的に絶縁して
    取り囲む、一対の離間配置された側壁とを含むことを特
    徴とする請求項23に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  27. 【請求項27】 前記第1磁気部材が、前記導電性部材
    と同様に、前記間隙の開口部に面して実質的に近接して
    いる前端部と、前記第2磁気部材の背後壁と実質的に隣
    接関係にある背後端部を有し、 第2磁気部材の両側壁が、前記ロールの周囲の側端部に
    隣接するそれぞれの回転可能なロールに面する前端部を
    有し、 前記第1磁気部材と、前記第2磁気部材が、前記低磁気
    抵抗帰路を生じるために協働する部材を含むことを特徴
    とする請求項26に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  28. 【請求項28】 シールドが、第2磁気部材の背後壁を
    背後から電気的に絶縁して取り囲む、背後壁部分と、 前記第2磁気部材のそれぞれの側壁を外側から電気的に
    絶縁して取り囲む、一対の側壁部分を有することを特徴
    とする請求項27に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  29. 【請求項29】 前記シールドの各側壁部分が内面壁を
    有し、該内面壁が、 (a)前記第2磁気部材の側壁に隣接した近接関係であ
    って、 (b)前記隣接した側壁の周囲をたどり、 シールドの前記背後壁部分が、前記題磁気部材の背後壁
    と近接関係にある内面壁を有することを特徴とする請求
    項28に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  30. 【請求項30】 前記シールドが、冷却流体の循環通路
    を限定する中空内部を有することを特徴とする請求項2
    9に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  31. 【請求項31】 第2磁気部材のそれぞれの側壁が、各
    半装架コイルの外側壁と近接関係であって、外側壁の周
    囲をたどることを特徴とする請求項29に記載の溶融金
    属の磁気的制限装置。
  32. 【請求項32】 導電性部材が、間隙の開口側の形状に
    一致する前記2枚の前壁部によって限定され、それぞれ
    の前壁部が各々の外端部と、該外端部に隣接する外端部
    分を有することを特徴とする請求項31に記載の溶融金
    属の磁気的制限装置。
  33. 【請求項33】 前記導電性部材が、さらに、前記第1
    磁気部材の前端部分と各半装架コイルの前壁部とを覆う
    耐火部材を含むことを特徴とする請求項27または28
    に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  34. 【請求項34】 前記耐火部材が、第2磁性部材の各側
    壁にそれぞれ隣接する一対の向かい合う側端部を有する
    ことを特徴とする請求項33に記載の溶融金属の磁気的
    制限装置。
  35. 【請求項35】 前記耐火部材が、垂直に設けられた外
    表面を有し、前記外表面と第2磁気部材の側壁の各前端
    部とが同一垂直平面内に配設されていることを特徴とす
    る請求項34に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  36. 【請求項36】 前記第1磁気部材が、間隙の開口側の
    最狭部と実質的に同じ垂直高さの底部を有し、 前記底部が、複数の水平配列された粒状のケイ素鋼から
    なる垂直方向に層をなす小片から構成されることを特徴
    とする請求項20に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  37. 【請求項37】 前記間隙内の溶融金属の静磁場圧力の
    増加に伴い、前記磁場と結びつけられる磁場圧力の増加
    を適応させるため、前記導電性部材の形態を含む部材を
    有することを特徴とする請求項16に記載の溶融金属の
    磁気的制限装置。
  38. 【請求項38】 水平に配設された前記2つの部材が、
    平行な軸を有する回転可能なロールであって、 その中に、一対の垂直配置された実質上半装架コイルで
    ある単一コイル巻を含む前記コイル部材を有し、 第1の前記半装架コイルが、間隙の開口側と、設置され
    た前記電気的導電性部材に面して、垂直に配設された前
    側壁を有し、 第2の前記半装架コイルが、前記第1の半装架コイルの
    背後に設置され、前記第1の半装架コイルよりも前記間
    隙の開口側から離れて設置されることを特徴とする請求
    項16に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  39. 【請求項39】 前記コイルに電流が流通したとき、前
    記前側壁の幅の減少に伴い、電流密度が増加するよう
    に、 前記間隙の開口側の幅の狭度に一致して、前記第1半装
    架コイルの前側壁が、前記半装架コイルの垂直長さに沿
    って、垂直下方に向かって狭くなる幅を有することを特
    徴とする請求項38に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  40. 【請求項40】 前記前側壁が前記間隙の開口側の形状
    に実質的に一致する形状を有することにより、導電性部
    材が限定されることを特徴とする請求項39に記載の溶
    融金属の磁気的制限装置。
  41. 【請求項41】 前記第1半装架コイルが、一対の側壁
    および背後壁を有し、両者が半装架コイルの上端および
    下端の間に拡がることを特徴とする請求項38に記載の
    溶融金属の磁気的制限装置。
  42. 【請求項42】 前記コイルが、前記2つの半装架コイ
    ルの両端部に電気的に導通する部材を含むことを特徴と
    する請求項41に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  43. 【請求項43】 少なくとも前記第1半装架コイルが、
    冷却流体が循環する通路を限定する中空内部を有するこ
    とを特徴とする請求項39または42に記載の溶融金属
    の磁気的制限装置。
  44. 【請求項44】 磁気部材が、第1半装架コイルの背後
    壁に電気的に絶縁して近接する背後壁と、 第1半装架コイルの各側壁に、それぞれ電気的に絶縁し
    て近接する一対の側壁を有することを特徴とする請求項
    41に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  45. 【請求項45】 前記磁気部材の各側壁が、前記ロール
    外面の側端部に隣接する回転可能なロールのそれぞれに
    面するフロントエンドを有する事を特徴とする請求項4
    4に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  46. 【請求項46】 前記シールドが、前記磁気部材の背後
    壁の背面に、電気的に絶縁して近接する背後壁部分と、 前記磁気部材のそれぞれの側壁に、電気的に絶縁して近
    接する一対の側壁部分とを有することを特徴とする請求
    項45に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  47. 【請求項47】 前記シールドのそれぞれの側壁が、 (a)前記磁気部材の隣接する側壁と近接関係であっ
    て、且つ (b)前記隣接する側壁の外形をたどる内部表面を有
    し、 シールドの前記背後壁部分が、壁前記磁気部材の背後壁
    と近接関係にある内部表面を有することを特徴とする請
    求項46に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  48. 【請求項48】 前記シールドが、冷却流体の循環通路
    を限定する中空内部を有することを特徴とする請求項4
    7に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  49. 【請求項49】 磁気部材の各側壁が、第1半装架コイ
    ルのそれぞれの側壁と近接関係であって、該第1半装架
    コイルの側壁の外形をたどることを特徴とする請求項4
    7に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  50. 【請求項50】 第1半装架コイルの前側壁によって限
    定される導電性部材が、前記間隙の開口側の形状と、実
    質的に一致する形状を有することを特徴とする請求項4
    9に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  51. 【請求項51】 前記半装架コイルの前側壁を覆う耐火
    部材を、さらに有することを特徴とする請求項45また
    は46に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  52. 【請求項52】 前記耐火部材が、磁気部材のそれぞれ
    の側壁に向かって、それぞれ隣接する一対の向かい合う
    側端部を有することを特徴とする請求項51に記載の溶
    融金属の磁気的制限装置。
  53. 【請求項53】 前記耐火部材が、垂直に設けられた外
    表面を有し、前記外表面と磁気部材の側壁の各前端部と
    が同一垂直平面内に配設されていることを特徴とする請
    求項52に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  54. 【請求項54】 2つの水平に配設された部材間に配設
    された溶融金属が、該部材間の垂直に拡がる間隙の開口
    側を通り抜けて逃げるのを防ぐための近接効果を用いた
    磁気的制限方法であって、該方法が、 前記間隙の開口側に隣接する位置から、水平磁場が直接
    前記間隙の開口側を通り抜けて前記溶融金属まで拡がる
    よう発生させ、 前記水平磁場が、間隙間の溶融金属に制限圧力を及ぼす
    のに充分な強度を有するように、前記コイル部材を前記
    間隙の開口側に充分に近接させ、 前記磁場を前記間隙の開口側へ制限することを特徴とす
    る溶融金属の磁気的制限方法。
  55. 【請求項55】 前記間隙の開口側に面するコイル表面
    部分と共に、前記間隙の開口側に隣接して電導コイルを
    設け、水平磁場が発生するように、導電電流を前記コイ
    ルから前記水平磁場へ通り抜けさせ、 前記間隙の開口側に面したコイルの表面部分の電流へと
    収束させることを特徴とする請求項54に記載の溶融金
    属の磁気的制限方法。
  56. 【請求項56】 一方を前記コイル部材の前記表面部分
    によって、また、もう一方を前記溶融金属によって制限
    された空間内部に、前記低磁気抵抗帰路から外れた前記
    磁場の一部を制限することを特徴とする請求項55に記
    載の溶融金属の磁気的制限方法。
  57. 【請求項57】 前記間隙内の溶融金属の静止圧力の増
    加に伴い、前記磁場に伴う磁気圧力の増加が適合するこ
    とを特徴とする請求項56に記載の溶融金属の磁気的制
    限方法。
  58. 【請求項58】 2つの水平に配設された部材間に配設
    された溶融金属が、該部材間の垂直に拡がる間隙の開口
    側を通り抜けて逃げるのを防ぐための磁気的制限装置で
    あって、前記装置が、 電導性コイル部材を有し、該コイル部材を、水平磁場が
    直接前記間隙の開口側を通り抜けて前記溶融金属まで拡
    がり、間隙内部の溶融金属に対して制限圧力を及ぼすよ
    うに、間隙の開口部に隣接させ、 前記コイル部材が、前記間隙の開口側に面した表面部分
    を有し、 更に、前記コイル部材と連動する磁気部材が、前記間隙
    の開口側に面した前記コイル部材の表面部分に電流の流
    れが収束するための部材から成り、 前記コイル部材の前記表面部分が、前記間隙の開口側に
    面する非磁性且つ電気的に導電性の部材を含み、 前記非磁性且つ導電性の部材が、前記磁場を実質的に前
    記間隙の開口側に制限するため、前記間隙の開口側に十
    分に近接する部材を含むことを特徴とする溶融金属の磁
    気的制限装置。
  59. 【請求項59】 前記間隙の開口側が垂直面に位置し、
    且つ前記導電性部材が前記間隙の開口側に実質的に平行
    関係に配設されることを特徴とする請求項58に記載の
    溶融金属の磁気的制限装置。
  60. 【請求項60】 前記磁気部材が、前記電導性部材が前
    記間隙の開口側をまっすぐ通り抜けて拡がる前記発生磁
    場のための低磁気抵抗帰路を含むことを特徴とする請求
    項58に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  61. 【請求項61】 一方を前記非磁性且つ導電性の部材に
    よって、また、もう一方を前記溶融金属によって実質的
    に制限された空間内部に、前記低磁気抵抗帰路から外れ
    た前記磁場の一部を、制限するための導電性シールドを
    有することを特徴とする請求項60に記載の溶融金属の
    磁気的制限装置。
  62. 【請求項62】 前記コイル巻が、単一巻コイルを含
    み、前記別々に配設された部材が、 (a)間隙の開口側の端を限定する側端、および (b)前記側端に隣接する側端部分を有し、 前記導電性部材の2つの外端間の水平距離が、前記間隙
    に沿って、同一垂直位置の前記間隙の開口側に限定され
    た前記2つの側端間の水平距離よりも長く、 前記導電性部材の各外端部が、部材の各々の側端部分か
    ら、それらの間の狭空間を限定するため、間隔を設けて
    配設され、 導電性部材の前記外端部分と、部材の前記側端部分が、 前記間隙の開口側を横切る磁場拡がりの流れ密度に対し
    て、増加する磁気流れ密度を前記狭空間内の磁場に与え
    るために協働する部材を含み、 それによって、前記狭空間の外部側面を通り抜けて溶融
    金属が逃げるのを防ぐことを特徴とする請求項58また
    は62に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  63. 【請求項63】 溶融金属が溶鋼であって、導電性部材
    が銅もしくは銅合金で組成されることを特徴とする請求
    項61に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  64. 【請求項64】 コイル部材および導電性部材が、それ
    ぞれ銅もしくは銅を基礎とする合金で組成されることを
    特徴とする請求項61に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  65. 【請求項65】 前記間隙内の溶融金属の静磁場圧力の
    増加に伴い、前記磁場と結びつけられる磁場圧力の増加
    を適応させるため、前記導電性部材の形態を含む部材を
    有することを特徴とする請求項58または61に記載の
    溶融金属の磁気的制限装置。
  66. 【請求項66】 水平に配設された前記2つの部材が、
    平行軸と前記間隙の開口側を限定する外部の側端部とを
    を有する回転可能なロールであって、 前記コイル部材が、垂直配設された実質的には半装架コ
    イルである一対の単一巻コイルを含み、 第1の前記半装架コイルが、間隙の開口側と、設置され
    た前記電気的導電性部材に面して、垂直に配設された前
    側壁を有し、 第2の前記半装架コイルが、前記第1の半装架コイルの
    背後に設置され、前記第1の半装架コイルよりも前記間
    隙の開口側から離れて設置されることを特徴とする請求
    項58または61に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  67. 【請求項67】 前記コイルに電流が流通したとき、前
    記前側壁の幅の減少に伴い、電流密度が増加するよう
    に、 前記間隙の開口側の幅の狭度に一致して、前記第1半装
    架コイルの前側壁が、前記半装架コイルの垂直長さに沿
    って、垂直下方に向かって狭くなる幅を有することを特
    徴とする請求項66に記載の溶融金属の磁気的制限装
    置。
  68. 【請求項68】 前記前側壁が前記間隙の開口側の形状
    に実質的に一致する形状を有することにより、導電性部
    材が限定されることを特徴とする請求項67に記載の溶
    融金属の磁気的制限装置。
  69. 【請求項69】 前記第1半装架コイルが、一対の側壁
    および背後壁を有し、両者が半装架コイルの上端および
    下端の間に拡がることを特徴とする請求項66に記載の
    溶融金属の磁気的制限装置。
  70. 【請求項70】 前記コイルが、前記2つの半装架コイ
    ルの両端部に電気的に導通する部材を含むことを特徴と
    する請求項69に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  71. 【請求項71】 少なくとも前記第1半装架コイルが、
    冷却流体が循環する通路を限定する中空内部を有するこ
    とを特徴とする請求項69に記載の溶融金属の磁気的制
    限装置。
  72. 【請求項72】 磁気部材が、第1半装架コイルの背後
    壁に電気的に絶縁して近接する背後壁と、 第1半装架コイルの各側壁に、それぞれ電気的に絶縁し
    て近接する一対の側壁を有することを特徴とする請求項
    69に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  73. 【請求項73】 前記磁気部材の各側壁が、前記ロール
    外面の側端部に隣接する回転可能なロールのそれぞれに
    面するフロントエンドを有する事を特徴とする請求項7
    2に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  74. 【請求項74】 前記シールドが、前記磁気部材の背後
    壁の背面に、電気的に絶縁して近接する背後壁部分と、 前記磁気部材のそれぞれの側壁に、電気的に絶縁して近
    接する一対の側壁部分とを有することを特徴とする請求
    項63から73のいずれかに記載の溶融金属の磁気的制
    限装置。
  75. 【請求項75】 前記シールドのそれぞれの側壁が、 (a)前記磁気部材の隣接する側壁と近接関係であっ
    て、且つ (b)前記隣接する側壁の外形をたどる内部表面を有
    し、 シールドの前記背後壁部分が、前記磁気部材の背後壁と
    近接関係にある内部表面を有することを特徴とする請求
    項74に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  76. 【請求項76】 磁気部材のそれぞれの側壁が、第1各
    半装架コイルの各側壁と近接関係であって、第1半装架
    コイルの周囲をたどることを特徴とする請求項75に記
    載の溶融金属の磁気的制限装置。
  77. 【請求項77】 導電性部材が、間隙の開口側の形状に
    実質的に一致する前記第1半装架コイルの前壁部によっ
    て限定されることを特徴とする、請求項76に記載の装
    置。
  78. 【請求項78】 前記導電性部材が、さらに、前記第半
    装架コイルの前壁部を覆う耐火部材を含むことを特徴と
    する請求項74に記載の溶融金属の磁気的制限装置。
  79. 【請求項79】 2つの水平に配設された部材間に配設
    された溶融金属が、該部材間の垂直に拡がる間隙の開口
    側を通り抜けて逃げるのを防ぐための磁気的制限方法で
    あって、該方法が、 前記間隙の開口側に隣接するコイルと、前記間隙の開口
    側に面するコイルの表面部分に電流を供給し、 前記間隙の開口側を通り抜け、前記溶融金属にまで拡が
    り、前記間隙内の溶融金属に対して磁気圧力を及ぼす水
    平磁場を発生させるため、伝導電流を前記コイルに流
    し、 電流流れを前記間隙の開口側に面する前記コイルの表面
    部分に収束させるため、前記コイルに磁気部材を連動さ
    せ、 実質的に前記間隙の開口側に磁場を限定し、 前記磁場が前記間隙の開口側にまで拡がるよう、磁気部
    材を組み合わせた低磁気抵抗帰路を与えることを特徴と
    する溶融金属の磁気的制限方法。
  80. 【請求項80】 一方を前記コイル部材の前記表面によ
    って、また、もう一方を前記溶融金属によって制限され
    た空間内部に、前記低磁気抵抗帰路から外れた前記磁場
    の一部を制限することを特徴とする請求項79に記載の
    溶融金属の磁気的制限方法。
  81. 【請求項81】 前記間隙内の溶融金属の静磁気圧力の
    増加に一致させるよう、前記磁場に伴う磁気圧力を増加
    させることを特徴とする請求項80に記載の溶融金属の
    磁気的制限方法。
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