JPH07108467B2 - レーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接装置

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JPH07108467B2
JPH07108467B2 JP4120561A JP12056192A JPH07108467B2 JP H07108467 B2 JPH07108467 B2 JP H07108467B2 JP 4120561 A JP4120561 A JP 4120561A JP 12056192 A JP12056192 A JP 12056192A JP H07108467 B2 JPH07108467 B2 JP H07108467B2
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welding
gripping
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/0869Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction
    • B23K26/0876Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction in at least two axial directions
    • B23K26/0884Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction in at least two axial directions in at least three axial directions, e.g. manipulators, robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
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    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding
    • B23K26/244Overlap seam welding

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットのアームに取
り付けたレーザ溶接装置に関し、このロボットのアーム
はこの装置を溶接経路に沿って駆動させ、正確に合焦し
たレーザ光線を使用して長手方向に延びる溶接経路に沿
って、固定手段により所定の溶接位置に支持された2枚
の板金部材を相互に溶接するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の溶接装置は、多くのその他の用
途で有用であるが、特に自動車の板金部材を溶接して自
動車用ボディを製造するラインで有用である。代表的な
ボディ の製造作業では、板金部材がスキッド上で相互に
粗組立され、このスキッドによってこれらの板金部材
連続した作業ステーションに搬送される。かかる板金部
材は、自動車の床用のパネル,左右のボディの側部パネ
ル,エンジンルームと車室との間の隔壁,その他の各種
フレーム部材が含まれる。この床用のパネルはスキッド
に固定して取り付けられ、その他のパネルはいわゆるト
イ・タブ構成(toytab arrangement) によってこの床用
のパネル上に粗組立される。
【0003】かくして粗組立されたアセンブリは強固な
アセンブリではなく、従って第1溶接ステーションで
は、クランプ・システムを使用して種々のパネルを正確
に位置合せして固定クランプし、これらのパネルを相互
に接合する溶接作業中これらのパネルをその位置に保
持する。従来使用されていた溶接装置は抵抗溶接装置で
あり、この場合、電極が溶接位置の片側の板金部材に対
して強制的に押しつけられ、スポット溶接を行うために
付勢される。
【0004】かかる溶接装置にはいくつかの問題点があ
る。例えば、溶接用ヘッドのかさが非常に大きいため、
板金部材を所定の位置に保持するために使用されるクラ
ンプ等の種々の部品を通過したりこれらの周囲に近づけ
溶接ヘッドをその溶接位置に進退させる場合、充分な
クリアランスをとることができないという問題点があ
り、また溶接作業に必要な電源として比較的重い電源ケ
ーブルを溶接装置のヘッドに接続する必要があるという
問題点があり、さらに溶接用の電極を溶接中の板金部材
に対してかなりの圧力で押し付るための機構が必要とな
るという問題点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動車ボディの製造
ような用途にレーザ溶接を利用する研究が活発に行われ
てきたが、溶接エネルギの制約とレーザ光線をその発生
器から多軸ロボットのアームの作業用の先端に対して導
くミラーシステムの設計に含まれている種々の問題のた
め、レーザ溶接を経済的に使用することのできる実用的
な用途の数は厳しく制約されてきた。
【0006】レーザの分野に於ける最近の開発の結果、
溶接エネルギを増加することのできる装置が開発され、
自動車のボディの溶接作業を行うのに十分な出力を有す
るYAGレーザ装置が市販されている。これらのYAG
レーザ装置は、必要なパワーを有するレーザ光線をロボ
ット・アームの先端の溶接ヘッドの光線合焦装置に可撓
性のある光ファイバーケーブルを介して導くことが可能
であり、従ってこの光線をレーザ装置から溶接用のヘッ
ドに伝達するために複雑なミラーシステムの必要性がな
くなるという実質的な利点を有している。
【0007】大量生産を行う場合のレーザ溶接作業で
は、光線を合焦しなければならない精度は、溶接すべき
板金の部品を位置決めする場合の可能な精度の程度を大
きく超えることがしばしばある。上で参照した自動車用
ボディの板金部材の溶接に適用した場合、ボディ用板金
部材を搬送するスキッド上での製作上の許容誤差、溶接
のためにこれらの板金部材を所定の位置にクランプする
ために使用するクランプとクランプ用のフレームの製作
上の許容誤差、この板金部材の理想的な基準からの寸法
上の変動またはこれらの板金部材の意図しない湾曲また
は反り、およびスキッドをクランプするフレームおよび
溶接装置の間の位置合わせ上の精度は全てレーザ光線
の合焦用ヘッドに対してこれらの板金部材を位置決めす
る場合の誤差の発生原因となる可能性があり、これらの
誤差は、レーザ光線が合焦される点に対する許容可能な
最大の位置の変動よりも多くの場合大きい。別の表現で
説明すると、市販のロボットアームは、固定された基準
フレームに対して正確に位置決めされた経路に沿って溶
接ヘッドを移動させるようにプログラムすることが可能
である。この経路は特定の設計形状を有する2枚の板金
部材の間の溶接経路に一致している線に従うことができ
る。大量生産ベースでこのような溶接経路に合わせて
接する場合の問題は、先ず板金部材の溶接経路をロボッ
ト・アームの溶接ヘッドが通過する経路と正確に位置合
わせする問題である。
【0008】2枚の板金部材を相互にレーザ溶接する場
合に発生する第2の問題は、これらの2枚の板金部材
相互に当接しているかまたは最悪の場合でも溶接経路
沿って相互に最小の間隔しか有していないことに対する
要求である。レーザ溶接の場合、適正な溶接が行われる
ことを可能にするこれらの部品間の最大の間隔は2枚の
板金部材の薄い方の部材の厚さの約10パーセントであ
ると考えられている。自動車のボディに適用する場合に
は3ミルの板金の厚さが一般的に使用されている。プレ
スによって製作された板金部材の場合には、一般的にこ
のような間隔を保証する精度で形成することは困難であ
る。抵抗溶接を適用する場合には、2枚の対向するパネ
ルは対向する電極によって加えられる比較的高い圧力に
よって相互に対して強制的にクランプされ、従って抵抗
溶接を適用した場合には間隔の問題は発生しないが、
ーザ溶接の場合には、溶接される部品に対して何等の力
を物理的に加えることはない。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のレーザ溶接装
置は、2枚の板金部材を所定の位置にある固定手段上の
溶接位置で相互に当接させて支持しながら、前記2枚の
板金部材を相互にレーザ溶接するレーザ溶接装置であっ
て、前記固定手段は前記の板金部材を直線の溶接経路に
沿って相互に当接させて支持するレーザ溶接装置におい
て、: 前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第
1軸を中心に回転するローラからなり、前記溶接経路と
は軸方向に離れた位置で前記板金部材の一方に係合する
第1ワーク係合ローラと、: 前記第1ワーク係合ロー
ラを前記第1軸を中心に回転自在に支持した第1把持部
材と、:前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第
2軸を中心に回転するローラからなり、前記溶接経路と
は軸方向に離れた位置で前記板金部材の他方に係合し
て、前記両板金部材を前記第1ワーク係合ローラとの間
で挟む第2ワーク係合ローラと、: 前記第2ワーク係
合ローラを前記第2軸を中心に回転自在に支持するとと
もに前記第1把持部材に対してピボットピンにより枢着
された第2把持部材と、: 前記第1把持部材に取り付
けられ、レーザ光線を前記の溶接経路上に合焦させるレ
ーザ光線合焦装置と、: ピストンロッドが完全に伸張
した位置と前記のピストンロッドが完全に後退した位置
の間で、前記第1及び第2把持部材を前記ピボットピン
を中心に枢動させて、前記第1及び第2ワーク係合ロー
ラを前記板金部材と係合させまたは当該板金部材との係
合を解く方向に移動させる、第1及び第2把持部材間に
配置されたシリンダ装置と、: 前記ピボットピンを介
して前記第1把持部材と第2把持部材とこれらの間のシ
リンダ装置とレーザ光線合焦装置を支持するベース部材
と、: 前記ベース部材に取付けられて前記第1把持部
材と第2把持部材とこれらの間のシリンダ装置とレーザ
光線合焦装置と各把持部材に取付けられた第1及び第2
ワーク係合ローラとを、第1及び第2ワーク係合ローラ
が溶接経路に沿うように一体に移動させるロボットアー
ムと、: 前記第1把持部材と前記ベース部材との間に
介在されて第1把持部材の第1ワーク係合ローラが板金
部材に近づく方向に第1把持部材の旋回を付勢するスプ
リングと、: 前記第2把持部材と前記ベース部材との
間に設けられ、第2ワーク係合ローラが板金部材から離
れる方向への第2把持部材の旋回量を所定量内に規制す
る、規制量が調整可能な停止部材と、: によって構成
されたレーザ溶接装置としている。また、請求項2のレ
ーザ溶接装置は、2枚の板金部材を所定の位置にある固
定手段上の溶接位置で相互に当接させて支持しながら、
前記2枚の板金部材を相互にレーザ溶接するレーザ溶接
装置であって、前記固定手段は前記の板金部材を直線の
溶接経路に沿って相互に当接させて支持するレーザ溶接
装置において、:前記溶接経路の近くで当該溶接経路と
直角の第1軸を中心に回転するローラからなり、前記溶
接経路とは軸方向に離れた位置で前記板金部材の一方に
係合する第1ワーク係合ローラと、: 前記第1ワーク
係合ローラを前記第1軸を中心に回転自在に支持した第
1把持部材と、: 前記溶接経路の近くで当該溶接経路
と直角の第2軸を中心に回転するローラからなり、前記
溶接経路とは軸方向に離れた位置で前記板金部材の他方
に係合して、前記両板金部材を前記第1ワーク係合ロー
ラとの間で挟む第2ワーク係合ローラと、: 前記第2
ワーク係合ローラを前記第2軸を中心に回転自在に支持
した第2把持部材と、: 前記第1把持部材に支持され
るとともに前記第2把持部材をピストンロッドに取付け
て、ピストンロッドが伸張した位置と前記のピストンロ
ッドが後退した位置の間で前記第2把持部材を進退させ
て、前記第2ワーク係合ローラを前記板金部材と係合さ
せまたは当該板金部材との係合を解く方向に移動させる
シリンダ装置と、: 前記第2把持部材に取り付けら
れ、レーザ光線を前記の溶接経路上に合焦させるレーザ
光線合焦装置と、: 前記第1ワーク係合ローラを前記
の板金部材と係合させまたは当該板金部材との係合を解
く方向に前記第1把持部材を移動可能に支持するベース
部材と、: 前記ベース部材に取付けられて前記第1把
持部材と第2把持部材とこれらの間のシリンダ装置とレ
ーザ光線合焦装置と各把持部材に取付けられた第1及び
第2ワーク係合ローラとを、第1及び第2ワーク係合ロ
ーラが溶接経路に沿うように一体に移動させるロボット
アームと、: 前記第1把持部材と前記ベース部材との
間に介在されて第1把持部材の第1ワーク係合ローラが
板金部材から離れる方向に第1把持部材の移動を付勢す
スプリングと、: 前記第1把持部材と前記ベース部
材との間に介在されて、前記第1把持部材の第1ワーク
係合ローラが板金部材から離れる方向への第1把持部材
の移動量を所定量内に規制する停止部材と、: によっ
て構成されたレーザ溶接装置としている。
【作用】請求項1及び請求項2のレーザ溶接装置は、い
ずれも、流体圧によって作動されるシリンダ装置によっ
て相対的に移動可能な2つのワーク係合ローラを有し、
このシリンダ装置はシリンダとこれから突出して伸縮す
るピストンロッドとを有し、前記2つのワーク係合ロー
ラが個別に支持される2つの把持部材の一方に前記シリ
ンダが取付けられ、他方に前記ピストンロッドが取付け
られていて、このピストンロッドを伸張させると、請求
項1,2のいずれの形式でも、2枚の板金部材が面と面
を係合させてこれらの2つのワーク係合ローラの間に挟
まれて把持される。一方の把持部材はこの部材に直接取
り付けられたレーザ光線合焦装置を有し、このレーザ光
線合焦装置は把持部材によって保持されるワーク係合ロ
ーラの近傍に取り付けられる。2つのワーク係合ローラ
は流体圧によって作動されるシリンダ装置の出力によっ
て、相互に当接された2枚の板金部材を強固にクランプ
し、それによって上に述べた板金部材の間隔の問題を解
決し、一方、レーザ光線合焦装置とこの合焦装置を保持
する部材上に取り付けられたワーク係合ローラの間の固
定された関係によって、ワーク係合ローラによって係合
されている板金部材に対して光線を正確に合焦すること
が保証される。
【0010】2つの把持部材とこれらの間に取付けられ
たシリンダ装置はベース部材に1つの装置として取り付
けられ、このベース部材は、ロボットアームに固定して
取り付けられる。特に請求項1では、2つの把持部材は
そのベース部材上ではさみ型の関係に構成される即ち
これらの2つの把持部材はベース部材に対して支持さ
れ、2つのローラ保持部材が相互に枢着されるピボット
ピンを中心に旋回するように取り付けられる。ベース部
材と第1把持部材との間に係合するスプリングは、通常
その係合した第1把持部材をピボットピンを中心として
弾力的に付勢し、この付勢はこのスプリングと係合した
第1把持部材の第1ワーク係合ローラを溶接中の板金部
材に対して付勢する方向に行われる。2つの把持部材が
シリンダ装置のシリンダとピストンロッドによって相互
に機械的に結合されている場合、これらの2つの把持部
材とシリンダ装置によって代表される装置全体はワーク
把持アセンブリとして機能し、このアセンブリはピボッ
トピンを中心としてベース部材に対して1つの回転方向
に付勢される。第2把持部材とベース部材の間で係合す
ることのできる停止部材によって、このアセンブリの一
方向の旋回運動に対する限度が形成され、その結果、シ
リンダ装置のピストンロッドが完全に後退すると、2つ
の把持部材のそれぞれのワーク係合部材相互間に間隔が
設けられ、従って溶接位置で固定治具によって支持され
た2枚の板金部材との間に間隔が設けられる。シリンダ
装置のピストンロッドを伸張させて2つのワーク係合ロ
ーラを移動させこれを板金部材に係合させれば、第1ワ
ーク係合ローラは移動されて板金部材と接触し、一方停
止部材は係合したままであり、前記ピストンロッドを更
に伸張させると、第2ワーク係合ローラが板金部材に係
合する方向に移動され、これが係合する以前のある点
で、前記アセンブリが前記スプリングの作用に抗して移
動して停止部材の係合を解除し、2枚の板金部材が両ワ
ーク係合ローラの間で把持される。
【0011】このようにして板金部材の把持が行われる
と、両把持部材はベース部材に対してピボットピンを中
心にして揺動することが可能であり、ロボットアームに
対する理想的な設計位置に対する板金部材の位置の変動
を補償する。このような構成の場合、シリンダ装置によ
って加えられ、板金部材の対向する面を双方に対して
圧する把持力は、シリンダ装置に加えられる圧力の大き
さによって決まる一定の力である。シリンダ装置と2つ
把持部材によって、ワーク把持アセンブリが構成さ
れ、このワーク把持アセンブリはこれの取り付けられて
いるベース部材に対して1つの装置として移動すること
が可能であり、スプリングはこのベース装置とワーク把
持アセンブリの1つの要素に間に係合される。
【0012】請求項2の場合、第1把持部材がベース部
材上に往復運動を行うように取り付けられ、この往復運
動は上述した形式と同様にスプリングと停止部材によっ
て制限される。シリンダ装置第1把持部材に取り付け
られ、このシリンダ装置の軸は往復動の経路と平行であ
り、第2把持部材はこのシリンダ装置のピストンロッド
に取り付けられる。
【0013】したがって、請求項2では、第1及び第2
把持部材がシリンダ装置によって相対的に平行方向に進
退するようになっていて、これにより第1及び第2ワー
ク係合ローラが板金部材に対して進退する。他の作用は
請求項1と同様である。
【0014】
【実施例】図1〜3に示される本発明の第1実施例は、
はさみ型のレーザ溶接装置をなしており、符号10で示
されるレーザ溶接ヘッドは、符号Rで示すロボットア
ムの先端に取付られ、このロボットアームRはヘッド1
0をこのヘッドによって相互に溶接されるべきワークの
形状に十分一致する種々の選択された経路に沿ってこの
ヘッド10を移動させるようにプログラムされることが
可能である。本発明で溶接される板金部材がこの実施例
においては前記のようにワークと称される。 前記プログ
ラム可能なコンピュータ制御のロボットアームは種々の
メーカから市販されている。
【0015】溶接ヘッド10は、溶接すべきワークが
発明の固定手段たる固定治具によって溶接ステーション
の所定の位置に位置決めされている生産ライン環境で使
用することを意図するものであり、このような固定治具
を図1および2に符号Fで示す。このようなシステムの
1つは米国特許番号第4,991,707号に開示さ
れ、この場合、板金の自動車ボディ用の側部パネルはコ
ンベア・ラインに沿って種々の作業ステーションに搬送
され、これらのステーションで取付をブラケット、ドア
ロックおよびヒンジ補強用部品、または同様の部品をメ
イン・パネルに対して溶接することができる。
【0016】図1〜3に示す用途では、2枚の板金部材
すなわちワークWP1とWP2はそれぞれ外方向に対し
て突出しているストリップ上のウェブW1、W2によっ
て形成され、これらは固定治具Fによって相互に面と面
を係合させて支持されている。本目的のため、ウェブW
1とW2は図1と2に示す用紙に対して直角の方向に長
く延びているものと仮定する。
【0017】溶接ヘッド10は、ロボットアームRの先
端に固定された剛性のあるベース部材12を有してい
る。ベース部材12は1対の間隔の開いた側板12A、
12B(図3)と側板12A、12Bの位置合わせ孔1
6を介して延びると共にこれによって支持されているメ
ンピボットピン14を有する。ピボットピン14は、
側板12Aに対してボルト締めされ、このピン14内の
長孔20(図3)内に突出しているキーパ・プレート1
8によって移動する場合に取り外し可能に保持されて
いる。
【0018】本発明の把持部材をなすワーク把持用のア
ーム22と24はベース部材12上のピボットピン14
によって支持され、ピボットピン14の軸を中心にベー
ス部材12に対して旋回運動を行う。アーム22が本発
明の第1把持部材をなし且つ アーム24が本発明の第2
把持部材をなす。図3で最もよく分かるように、ブッシ
ュ26がピン14上に取り付けられてベース部材12の
側板12Aと12Bの各々の内側に位置するスペーサ2
8の間に延びる。ワーク把持用のアーム24はブッシュ
26を回転可能に受け入れる孔32の形成された1対の
間隔の開いたウェブ30を有するヨーク部によって形成
される。他方のワーク把持用のアーム22は、アーム2
4のヨーク・ウェブ30の間で下方向に突出する単体の
ウェブ33によって形成される。ウェブ33には、ブッ
シュ26を受け入れる孔34が形成され、またアーム2
2の中央ウェブ33をアーム24の側部ウェブ30から
軸方向に離す1対の第2組のスペーサ36が、ブッシュ
26に外嵌されて配置される。
【0019】図1および図2から分かるように、第1及
び第2ワーク係合ローラ22A、24Aは、それぞれの
アーム22、24の各左端に取り付けられる。ローラ2
2A、24Aは、図1及び図2の用紙の面にある軸を中
心としてこれらのそれぞれのアーム22および24上を
回転可能であり、アーム22と24が図1に示すワーク
と係合するまたはワークを把持する位置にある場合、相
互に対して実質的に平行に延びる。
【0020】符号M1で示すシリンダ装置がそれぞれの
アーム22と24の両端部の間に結合され、図1と2に
示すように、ピボット42によってアーム24の右端に
結合された部分的に40で示すシリンダを有し、一方そ
のピストンロッド44はピボットピン46によってアー
ム22の右端に結合される。
【0021】2つのアーム22、24とシリンダ装置
1はピボットピン14によってヘッドのベース部材12
上に相互に結合されてワーク把持アセンブリを構成し、
これはピボットピン14の軸を中心としてベース部材1
2に対して1つの装置として移動する。アーム22、2
4とシリンダ装置M1を含むアセンブリのこのような一
体的な移動は、図2に示すようにシリンダ装置がそのピ
ストンロッド44を完全に後退させても、または図1に
示すようにこのピストンロッド44を完全に伸ばしても
これに関係なく行われる。
【0022】アーム22、24とシリンダ装置M1のワ
ーク把持アセンブリのピボットピン14の軸を中心とす
る通常のリセット位置を設定するため、停止ブロック4
8がベース部材12上に固定されてこのベース部材の側
板12A、12Bの間に延びている。図2で最もよく分
かるように、その上端部でスプリング・シート形成孔5
2とアーム22に着座している圧縮スプリング50は、
アーム22と停止ブロック48の上面の間に係合し、か
つこれらの間で圧縮される。図2で分かるように、スプ
リング50によって、アーム22、24、およびシリン
ダ装置M1によって構成されるワーク把持アセンブリが
ピボットピン14の軸を中心として反時計方向に回転す
る1つの装置として付勢され、このアセンブリの反時計
方向への回転は図2に示すように、アーム24にねじ込
まれた調整可能な停止ねじ54と停止ブロック48との
係合によって制限される。この停止ねじ54が本発明の
停止部材をなす。
【0023】符号56で示すレーザ光線合焦装置は、図
1のBで示す破線によって示されるレーザ光線がワーク
合ローラ22Aより前方に離れた(図1では左側に離
れた)位置を通る光軸Aに沿って選択された位置で正確
に合焦することができるような位置でワーク把持用の
ーム22上に固定される。この合焦装置56はローラ2
2Aの軸に対して固定された関係でアーム22上に固定
して取り付けられているので、ローラ22Aがウェブ
1と係合する場合、光線BはワークWP1のウェブW1
の最も低い面でまたはこの最も低い面の近傍で正確に合
焦することができる。
【0024】このシステムはYAGレーザ(図示せず)
を使用するのが好ましく、このYAGレーザからレーザ
光線が光ファイバー・ケーブル58によって光線合焦装
置56に伝達されるが、この種のレーザ・システムは技
術上周知のものであり、例えば、米国特許番号第4,9
06,812号と4,973,817号に記載されてい
る。光線伝達システムとして光ファイバー・ケーブルを
使用することは、ミラー伝達システムと比較して、特に
光線を多軸ロボットのアームの先端の装置に伝達しなけ
ればならない場合には、実質的に便利である。
【0025】図1〜3に示す本発明の実施例の動作は下
記の通りである。図2を参照して、相互に溶接すべき
金部材すなわちワークWP1とWP2は、固定手段すな
わち固定治具Fによって溶接ステーションの所定の場所
に位置決めされる。図1〜3に示す用途の場合、2個の
ワークは長く延びたストリップ上のウェブW1、W2に
よって形成され、2つのウェブW1、W2が相互に面と
面を当接させて対向するように1つの位置で固定治具F
によって支持される。図1と2において、ウェブW1と
W2は横断面で示され、これらのウェブの長手方向は用
紙の面に対して直角の方向にある。
【0026】図2に示す溶接位置に位置決めされたワー
WP1,WP2の場合、ロボットアームRは、溶接ヘ
ッド10を図2に示すワークに対して準備位置に持って
行くように動作される。この時、シリンダ装置M1は非
動作位置にあり、これのピストンロッド44はシリンダ
40内に完全に後退し、従って、アーム22と24を図
2に示す解放位置に位置させ、この場合ワーク係合ロー
ラ22Aと24Aには図示のように間隔があり、当接し
たウェブW1、W2の上下両側に位置する。
【0027】図1〜3の実施例は合焦装置56からのレ
ーザ光線をウェブW1とW2の対向する表面の一般当接
面にある溶接経路上に合焦させることによって当接した
ウェブを相互にステッチ溶接することを意図するもので
ある。板金部材たるワークWP1とWP2が自動車のボ
ディ用のパネルの部品である場合、この板金部材の一般
的な厚さは3ミルである。2枚の対向するウェブの間で
満足できる溶接部を得るには、これらの2枚のウェブが
相互に実際上相対して接触しているか、または最悪の場
合でも2枚の板金のワークの薄い方の厚さの10パーセ
ント未満の距離だけ間隔が開いていることが必要であ
る。溶接部を効果的に形成するには、レーザ光線は同様
の寸法上の許容誤差内で合焦しなければならない。大量
生産の用途では、レーザ光線が長い溶接経路に沿って長
手方向に移動するに従って、この 接経路上にレーザ光
線を合焦する場合にある種の実用上の問題が発生する。
【0028】ロボットアームの固定したフレームを固
定基準点と考えると、現在入手可能なプログラム可能ロ
ボットアームはこのアームの工具搬送端部をかなり高い
程度の精度で所定の経路に沿って移動させることができ
る。しかし、満足できるシーム溶接部を反復して作るこ
とを可能にするのに十分な程度の精度で、ウェブW1と
W2のような2枚の当接するウェブの間の溶接予定の
が溶接ヘッドの移動経路と一致するように、溶接すべき
ワークの位置決めを大量生産の用途でロボットアームに
よって経済的に達成するのは、幾つかの理由のため不可
能である。
【0029】第1の許容誤差の問題は、板金部材たるワ
ークを形成し、引き続いて溶接の前にこれをハンドリン
グする場合に発生する。特に、自動車のボディの側部パ
ネルのようなかなりの寸法を有する板金部材たるワーク
の場合、このパネルはプレス機械から溶接ステーション
に移動する間にハンドリングされることによって若干湾
曲したり反る場合がある。
【0030】位置決め誤差の第2の原因は固定治具Fか
ら発生するが、この治具は一般的にある種の形態のコン
ベアまたは物品搬送装置によって溶接位置に搬送される
ものである。車両のボディ全体がスキッドに乗って溶接
ステーションに搬送される場合、若干寸法に変化のあ
連のスキッドの1つであるスキッドをロボットアーム
の固定フレームによって表される固定基準点に対して、
例えば、1/1000インチ程度の精度に位置決めする
ことは実用上不可能である。更に、これらの板金のパネ
ルは、ある場合にはスキッド上に取り付けられ、ある場
合には溶接ステーションのワーク位置決めフレーム上に
取り付けられた一連のクランプによってスキッドまたは
固定治具に対して位置決めされており、これらのクラン
プによって更に寸法上の変動が発生する。
【0031】本発明によれば、溶接すべき対向する表
面、少なくとも溶接が行われる点の当接は、シリンダ装
M1に加えられる圧力によって発生するかなりの力に
よってローラ22Aと24Aの間に対向する板金部材
把持することによって保証される。レーザ光線はこれら
のローラに近接した対向する表面の当接面で合焦され、
これらのローラが溶接経路に沿って長手方向に回転する
に従って、光線はこれらのローラに対して固定的に位置
決めされた点と共に移動してこの点で合焦される。固定
された基準点に対する溶接中の表面の位置の変動は、溶
接中のワークWP1,WP2がその理論的な設計上の位
置からずれることによって必要のある場合には、アーム
22、24及びシリンダ装置M1によって構成されるワ
ーク・アセンブリがベース部材に対して浮上または移動
することを可能にすることによって自動的に保証され
る。
【0032】例えば、図2を参照して、ウェブW1とW
2は、用紙の面に対して直角の水平な一般面でそれらの
対向する面を相互に係合させて図示されている。理論
上、これらの2枚のウェブW1、W2はその長さ全体に
わたってこの想像上の水平な一般面で正確に当接してい
るが、実際には、これらの2枚のウェブは、図2に示す
ように、溶接経路に沿った1点で当接し、この点からこ
溶接経路の縦方向に間隔のある点では、これらのウェ
ブの一方または両方が図2に示す点の上部または下部に
位置する可能性がある。このアセンブリのワーク把持部
分がどのようにして浮上するかは、これらの部品が、図
2の解放位置からシリンダ装置M1のシリンダ40から
のピストンロッド44の伸張によって図1のワーク把持
した閉鎖位置に移動する場合のこれらの部品の運動を追
跡することによって最もよく理解できる。
【0033】各部分を図2に示す位置にして動作を開始
し、流体圧がシリンダ40に加えられてピストロッド4
4を伸張動作させる、即ち、図2に示すように上方向に
移動させると仮定すれば、このピストンロッドの動作の
開始時点では、シリンダ装置M1のシリンダ40のピボ
ット42とピストンロッド44のピボット46の間の間
隔がこのシリンダとピストンロッドの相互接続によって
分離動作に抗するように保持されているという事実によ
って、圧縮スプリング50はベース部材12上の停止ブ
ロック48と上部ワーク把持用のアーム22の間で圧縮
され、一方、下部のアーム24は、この部材によって保
持され、停止ブロック48の下側と係合する停止ねじ5
4と当接する。ピストンロッド44が伸張し始めると、
それぞれのアーム24と22上のピボット42と46が
図2に示すように分離し始める。スプリング50はなお
アーム22に対して上方向の力を加え続け、一方ピスト
ンロッド44が伸張するに従って、このスプリング力は
低下するが、これは尚ねじ44を停止ブロック48と当
接させ続けるのに十分な力である。従って、最初の閉鎖
動作ではアーム22はピボットピン14を中心として反
時計方向に移動し、一方アーム24は図2に示す位置に
静止したままである。
【0034】アーム22のこの旋回運動は、そのローラ
22Aが支持されたワークのウェブW1の上部表面と係
合する迄継続される。ローラ22AがウェブW1と係合
すると、ピボットピン14を中心とするアーム22の運
動は停止され、更にピストンロッド44が伸張すると、
このピストンロッドは静止状態になり、シリンダ40が
下方向に移動してアーム24をピボットピン14を中心
に時計方向に揺動させ、停止ねじ54を停止ブロック4
8から離れて下方向に移動させると共にローラ24Aを
上方向に向かってワークWP2のウェブW2の下側に
させる。ピストンロッド44がシリンダ40に対して
完全に伸張すると、種々の部分は図1に示す位置とな
り、ウェブW1とW2はピストンロッド44をその完全
に伸張した位置に付勢するシリンダ40内に加えられる
圧力によって決まる力によってローラ22Aと24Aの
間に把持される。
【0035】この時点で、アーム22、24およびシリ
ンダ装置M1によって構成されるワーク把持アセンブリ
のベース部材12対する位置はウェブW1とW2がロー
ラ22Aと24Aの間で現在強固に把持されているワー
クWP1とWP2の位置によって決定される。スプリン
グ50はなお部分的に圧縮され、アーム22をピボッ
ン14を中心として反時計方向に移動させるように付
勢する力を加えている。しかし、アーム22のローラ2
2Aが静止したワークのウェブW1と係合することによ
り、アーム22の反時計方向に対する全ての移動と、こ
の時点では剛性のあるリンクとして有効に機能するシリ
ンダ40とピストンロッド44によってこのアーム22
に結合されているアーム24の反時計方向に対する全て
の移動は禁止される。ピボットピン14を中心とするワ
ーク把持アセンブリの反対方向の移動、すなわちピボッ
トピン14を中心とする時計方向の移動はアーム24の
ローラ24AのウェブW2の下側との係合によって禁止
される。
【0036】図1に示すように、レーザ光線合焦装置5
6から放射されたレーザ光線Bは、ウェブW1とW2の
対向する表面が相互に当接する点で合焦される。これら
のウェブの長手方向に延びる溶接経路を形成するためロ
ボットアームは次に動作されてアセンブリ全体を図1
で観察者から直接離れる方向に移動させ、ローラ22A
と24Aはそれぞれのウェブに沿って自由に回転してこ
の動きを吸収し、一方レーザビームが合焦されている点
の近傍で相互に当接しているウェブを保持する強固な把
持を行う。
【0037】もしこの動作の間に、当接されたウェブが
図1に示す位置の上にある位置に向かって上方向に若干
湾曲すれば、アーム22,24、シリンダ40及びピス
ンロッド44によって構成されるアセンブリは1つの
装置となってピボットピン14の軸を中心に時計方向に
旋回してこの2枚のウェブの上昇に追従し、この運動は
スプリング50の抵抗を受け、このスプリング50はこ
ワーク把持アセンブリのこの時計方向の運動を吸収す
るように若干圧縮される。一方、もしこれらの係合した
ウェブが若干下方向に湾曲すれば、前記ワーク把持アセ
ンブリが1つの装置となってピボットピン14の軸を中
心として反時計方向に旋回可能となり、スプリング50
はこのプロセスで若干伸張する。
【0038】本発明の第2の実施例を図4〜7に開示す
る。この第2実施例の動作の基本原理は図1〜3の実施
例の動作原理と同じであるが、異なった構造上の構成を
使用している。図1〜3の実施例のようにそれぞれ長い
ウェブW3、W4を有する2枚の板金部材たるワークW
P3、WP4は固定治具F1によって固定された所定の
位置で支持されている。符号100で示すレーザ溶接ヘ
ッドはロボットアームR1の端部に取り付けられ、図4
と5で示すように観察者の方向に向かってまたは観察者
の方向から延びる長手方向の溶接経路に沿って当接され
たウェブW3とW4を相互に溶接する。
【0039】レーザ溶接ヘッド100は、ロボットア
ムR1の端部に固定して取り付けられたベース部材10
2を有し、このベース部材102は複数のボール・スラ
イド・アセンブリ104を備える。このボール・スライ
ド・アセンブリ104は、ベース部材102に対して、
図4と5に示すように右から左およびその逆方向に水平
に移動する第1把持部材106を、ベース部材102に
対して支持および案内する。図7の上部平面図から最も
よくわかるように、この第1把持部材106は横方向に
延びるウェブ108、110、112によって平行に間
隔を設けた関係で固定して保持されている1対の間隔を
有する側板106A、106Bによって形成されてい
る。このウェブ110の上端部によってブラッケト11
4が支持され、このブラケット114によってシリンダ
装置M2のシリンダ116が第1把持部材106上に固
定して取り付けられ、このシリンダ116の軸とそのピ
ストンロッド118はベース部材102に対して第1把
部材106の移動する水平経路に対して平行に延びて
いる。
【0040】スプリング・シート120(図4及び5)
第1把持部材106上に固定して取付られ、圧縮スプ
リング122は第1把持部材106上のスプリング・シ
ート120とベース部材102によって保持された対向
する軸方向に調整可能なスプリング・シート124の間
で係合される。圧縮スプリング122は第1把持部材1
06を図4と5に示すように左側に連続して付勢し、ベ
ース部材102に対して左側に向かう第1把持部材10
6の運動は、第1把持部材106に固定して取付られた
停止部材126と、ベース部材102上に固定して取付
られた対向する停止部材128の間の係合によって制限
される。圧縮スプリング122によって加えられる圧縮
力は、スプリング・シート124とベース部材102に
固定して取り付けられた取付ブラケット132の間のね
じによる相互結合によって調整することが可能である。
【0041】第1把持部材106は図4と5に示すよう
にその前方すなわち左端にワーク係合ローラ134を保
持し、この場合このローラ134は垂直軸を中心に回転
するように取り付けられている。符号136で示す第2
把持部材は、図4と5に示すように、シリンダ装置M2
のピストンロッド118の先端に固定して取り付けら
れ、左から右にまたはその逆方向にピストンロッド11
8と共に水平に移動する。第2把持部材136は、垂直
面に沿って配設されこの第2把持部材136をピスト
ッド118に固定するために使用する取付ブラケット
140に固定された横方向に延びるウェブ138によっ
て、それらの後端部(図4、5および7に示すように右
端部)で相互に固定して接合された一対の側板136
A、136Bによって形成される。図4と5からもっと
もよく分かるように側板136A、136Bはウェブ1
38から下方向に傾斜し、第2クロス・ウェブ142に
よってこれらの前方即ち左端部で相互に一体に接合され
ている。第3クロス・ウェブ144はその上端部でウェ
ブ142の下端部に溶接され、図6で最もよく分かるよ
うに、第1把持部材106の間隔を有する側板106
A、106Bの間で下方向に垂直にウェブ142から突
出している。三角形の1対の支持ブラケット146がウ
ェブ142、144の前面に溶接されて第2把持部材1
36の前端部で水平のプラットフォーム148を支持
し、この第2把持部材136はこのプラットフォーム1
48に取り付けられたワーク係合ローラ150を垂直軸
を中心に回転するように保持している。
【0042】符号152で示すレーザ光線合焦装置はボ
ルト154によってウェブ144の後部に固定して取り
付けられ(図6)、このレーザ光線合焦装置152は
1把持部材106の側板106A、106Bの間と第2
把持部材136の側板136A、136Bの間で上方向
に突出されている。光ファイバ・ケーブル156を使用
してYAGレーザ光線を図示しないレーザからこのレー
ザ光線合焦装置152に導き、レーザ光線合焦装置15
2はレーザ光線Bを前に説明した図1〜3の実施例の場
合のように第2把持部材136のワーク係合ローラ15
0に対して固定した関係で位置している焦点に合焦させ
る。ワーク係合ローラ150がレーザ光線合焦装置15
2の取り付けられた第2把持部材136に対して固定さ
れている軸を中心に回転し、ワーク係合ローラ150が
一方のワークWP3に接触している場合には、レーザ光
線Bはワーク係合ローラ150の係合しているワーク
P3の表面に正確に合焦することができる。
【0043】図1〜3の実施例の場合と同様に、図4〜
7のレーザ溶接ヘッド100は、各把持部材106、1
36に取り付けられたワーク係合ローラ134、150
の間で相互に溶接されるべきワークWP3,WP4のウ
ェブW3、W4をクランプして把持する。前述の場合と
同様に、把持力はシリンダ装置M2に供給される圧力に
よって決定され、このシリンダ装置M2と2つの第1及
び第2把持部材106136はヘッドのベース部材1
02に対して1つの装置として移動することのできるワ
ーク把持アセンブリを構成する。
【0044】図5は第1及び第2把持部材106,13
が解放位置にある場合のヘッドを示し、ワーク係合
ーラ134150はいずれも固定治具F1によって溶
接位置に支持されているワークWP3,WP4から離れ
て位置している。この時点で図5に示すように圧縮スプ
リング122は第1把持部材106を左側に付勢し、
1把持部材106上の停止部材126をベース部材10
2上の停止部材128と係合させる。シリンダ装置M2
のシリンダ116が第1把持部材106上に取り付けら
れ、他方の第2把持部材136がこのシリンダ装置M2
のピストンロッド118に固定されている場合、レーザ
溶接ヘッド100はロボットアームR1によって固定
治具F1によって支持されたワークWP3,WP4に対
して準備位置に位置決めされることができる。
【0045】図5を参照して、もしシリンダ装置M2が
ピストンロッド118を図5に示す完全に後退した位置
から伸張させるように作動すれば、圧縮スプリング12
2がシリンダ116の右側への移動に抵抗しているため
最初の伸張動作ではシリンダ116は静止したままであ
り、従って当初ピストンロッド118によって図5に示
すように第2把持部材136は左側に前進される。この
第2把持部材136のワーク係合ローラ150が固定治
具F1上で支持されているワークWP3のウェブW3と
係合する迄、この第2把持部材136の左方向への前進
が継続される。ワークWP3が固定治具F1によって静
止状態に保持されると、ピストンロッド118はこれ以
上左側に移動することができず、従ってピストンロッド
118を更に伸張させるためにシリンダ116に加えら
れた力は、ピストンロッド118が静止状態にあるた
め、今度はシリンダ116を右側に駆動するように作用
する。図5に示すシリンダ116の右側への移動によっ
て、第1把持部材106もこれと共に搬送され、この
1把持部材106の右方向への移動により、ワーク係合
ローラ134がワークWP4のウェブW4に向かって移
動する。この第1把持部材106の右側への移動によっ
て、この部材上にある停止部材126がベース部材10
2上にある停止部材128から離れ、この第1把持部材
106の右側への移動によってスプリング120が圧縮
される。
【0046】ピストンロッド118がシリンダ116に
対して完全に伸張すると、各部は図4に示す位置にな
り、ワークWP3WP4の各ウェブW3,W4はワー
ク係合ローラ134,150の間で相互に対して強固に
クランプされる。前の実施例と同様に、クランプ力は
リンダ装置M2のシリンダ116に供給される圧力によ
ってもっぱら決定される。前の実施例と同様に、次にロ
ボット・アームR1が作動されてレーザ溶接ヘッド10
0をワークWP3WP4の当接されたウェブW3,W
5の溶接経路に沿って前進させ、このヘッド100の移
動は図4に示すように観察者の方向に向かうかまたは観
察者から離れる方向に向かうものである。ワークWP
3,WP4におけるウェブW3,W4の、図4に示す位
置の右または左への湾曲によって、ワーク係合ローラ1
34,150が右または左へ移動し、第1及び第2把持
部材106、136とシリンダ装置M2の右または左へ
の全体としての移動が引き起こされる。
【0047】本発明の2つの実施例を詳細に説明した
が、開示した実施例を変更することが可能であることは
当業者にとって明かである。従って、上述の説明は代表
例を示すものであって限定を意図するものではないと考
えるべきであり、本発明の真の範囲は前記の請求項で示
されるものである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1及び請求項2
のいずれにおいても、大量生産ベースで板金部材を溶接
経路に沿って溶接する場合に、先ず板金部材の溶接経路
をレーザ光線合焦装置によるレーザ光線の合焦位置と
確に位置合わせすることができる。また、2枚の板金部
材を相互にレーザ溶接する場合に、これらの2枚の板金
部材が相互に当接しているか、または最悪の場合でも
接経路に沿って相互に最小の間隔しか有していなくと
も、正確に溶接することができる。また、請求項1にお
いては、シリンダ装置のピストンロッドの縮小状態から
これを伸長させて2つのワーク係合ローラを板金部材に
係合させるときに、スプリングによって第1把持部材が
旋回して第1ワーク係合ローラが最初に板金部材に係合
し且つこのとき停止部材は第2把持部材を停止状態に維
持する。次に、ピストンロッドをさらに伸長させると第
2ワーク係合ローラが板金部材に近づき、これが係合す
る前の段階で、第1及び第2把持部材とシリンダ装置と
のアセンブリがスプリングの付勢に抗して旋回して、ベ
ース部材に対する停止部材による第2把持部材の停止状
態を解除し、よって両把持部材の同方向へのピボットピ
ンを中心とする旋回が可能な状態で両板金部材が両ワー
ク係合ローラの間で把持される。よって、両板金部材の
溶接位置が湾曲等により変化しても、その変化に両把持
部材及びレーザ光線合焦装置が追随することができるか
ら、確実な溶接が可能となる。 さらに、請求項2は、第
1及び第2把持部材の移動方向が相互に平行方向とな
り、これにしたがってスプリング及び停止装置もその作
用方向が両把持部材の移動方向と同方向になる点で請求
項1と相違するが、第1及び第2把持部材とシリンダ装
置とスプリングと停止部材とによる、両板金部材の湾曲
等による溶接位置の変化に両把持部材及びレーザ光線合
焦装置が追随して確実な溶接が可能になる効果は、前記
請求項1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の溶接状態を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の非把持状態を示す正面図
である。
【図3】図1の線3−3で切断した詳細断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の溶接状態を示す正面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例の非把持状態を示す正面図
である。
【図6】図5の線6−6で切断した詳細断面図である。
【図7】図4の平面図である。
【符号の説明】F,F1 固定治具(固定手段) WP1,WP2,WP3,WP4 ワーク(板金部材) M,M1 シリンダ装置 R,R1 ロボットアーム 12,102 ベース部材 14 メインピボットピン
(ピボットピン) 22,106 アーム(第1把持部
材) 24,136 アーム(第2把持部
材) 22A,134 ワーク係合ローラ(第
1ワーク係合ローラ) 24A,150 ワーク係合ローラ(第
2ワーク係合ローラ) 40,116 シリンダ 44,118 ピストンロッド 50,122 スプリング 54 停止ねじ(停止部材) 56,152 レーザ光線合焦装置 126,128 停止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板金部材を所定の位置にある固定
    手段上の溶接位置で相互に当接させて支持しながら、前
    記2枚の板金部材を相互にレーザ溶接するレーザ溶接装
    置であって、前記固定手段は前記の板金部材を直線の溶
    接経路に沿って相互に当接させて支持するレーザ溶接装
    置において、 前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第1軸を中
    心に回転するローラからなり、前記溶接経路とは軸方向
    に離れた位置で前記板金部材の一方に係合する第1ワー
    ク係合ローラと、 前記第1ワーク係合ローラを前記第1軸を中心に回転自
    在に支持した第1把持部材と、 前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第2軸を中
    心に回転するローラからなり、前記溶接経路とは軸方向
    に離れた位置で前記板金部材の他方に係合して、前記両
    板金部材を前記第1ワーク係合ローラとの間で挟む第2
    ワーク係合ローラと、 前記第2ワーク係合ローラを前記第2軸を中心に回転自
    在に支持するとともに前記第1把持部材に対してピボッ
    トピンにより枢着された第2把持部材と、 前記第1把持部材に取り付けられ、レーザ光線を前記の
    溶接経路上に合焦させるレーザ光線合焦装置と、 ピストンロッドが完全に伸張した位置と前記のピストン
    ロッドが完全に後退した位置の間で、前記第1及び第2
    把持部材を前記ピボットピンを中心に枢動させて、前記
    第1及び第2ワーク係合ローラを前記板金部材と係合さ
    せまたは当該板金部材との係合を解く方向に移動さ
    る、第1及び第2把持部材間に配置されたシリンダ装置
    と、 前記ピボットピンを介して前記第1把持部材と第2把持
    部材とこれらの間のシリンダ装置とレーザ光線合焦装置
    を支持するベース部材と、 前記ベース部材に取付けられて前記第1把持部材と第2
    把持部材とこれらの間のシリンダ装置とレーザ光線合焦
    装置と各把持部材に取付けられた第1及び第2ワーク係
    合ローラとを、第1及び第2ワーク係合ローラが溶接経
    路に沿うように一体に移動させるロボットアームと、 前記第1把持部材と前記ベース部材との間に介在されて
    第1把持部材の第1ワーク係合ローラが板金部材に近づ
    く方向に第1把持部材の旋回を付勢するスプリングと、 前記把持部材と前記ベース部材との間に設けられ、第2
    ワーク係合ローラが板金部材から離れる方向への第2把
    持部材の旋回量を所定量内に規制する、規制量が調整可
    能な停止部材と、 によって構成されることを特徴とするレーザ溶接装置。
  2. 【請求項2】 2枚の板金部材を所定の位置にある固定
    手段上の溶接位置で相互に当接させて支持しながら、前
    記2枚の板金部材を相互にレーザ溶接するレーザ溶接装
    置であって、前記固定手段は前記の板金部材を直線の溶
    接経路に沿って相互に当接させて支持するレーザ溶接装
    置において、 前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第1軸を中
    心に回転するローラからなり、前記溶接経路とは軸方向
    に離れた位置で前記板金部材の一方に係合する第1ワー
    ク係合ローラと、 前記第1ワーク係合ローラを前記第1軸を中心に回転自
    在に支持した第1把持部材と、 前記溶接経路の近くで当該溶接経路と直角の第2軸を中
    心に回転するローラからなり、前記溶接経路とは軸方向
    に離れた位置で前記板金部材の他方に係合して、前記両
    板金部材を前記第1ワーク係合ローラとの間で挟む第2
    ワーク係合ローラと、 前記第2ワーク係合ローラを前記第2軸を中心に回転自
    在に支持した第2把持部材と、 前記第1把持部材に支持されるとともに前記第2把持部
    材をピストンロッドに取付けて、ピストンロッドが伸張
    した位置と前記のピストンロッドが後退した位置の間で
    前記第2把持部材を進退させて、前記第2ワーク係合ロ
    ーラを前記板金部材と係合させまたは当該板金部材との
    係合を解く方向に移動させるシリンダ装置と、 前記第2把持部材に取り付けられ、レーザ光線を前記の
    溶接経路上に合焦させるレーザ光線合焦装置と、 前記第1ワーク係合ローラを前記の板金部材と係合させ
    または当該板金部材との係合を解く方向に前記第1把持
    部材を移動可能に支持するベース部材と、 前記ベース部材に取付けられて前記第1把持部材と第2
    把持部材とこれらの間のシリンダ装置とレーザ光線合焦
    装置と各把持部材に取付けられた第1及び第2ワーク係
    合ローラとを、第1及び第2ワーク係合ローラが溶接経
    路に沿うように一体に移動させるロボットアームと、 前記第1把持部材と前記ベース部材との間に介在されて
    第1把持部材の第1ワーク係合ローラが板金部材から離
    れる方向に第1把持部材の移動を付勢するスプリング
    と、 前記第1把持部材と前記ベース部材との間に介在され
    て、前記第1把持部材の第1ワーク係合ローラが板金部
    材から離れる方向への第1把持部材の移動量を所定内に
    規制する停止部材と、 によって構成されることを特徴とするレーザ溶接装置。
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