JPH0710933A - アクリル系共重合体ゴムおよびその組成物 - Google Patents

アクリル系共重合体ゴムおよびその組成物

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JPH0710933A
JPH0710933A JP17585693A JP17585693A JPH0710933A JP H0710933 A JPH0710933 A JP H0710933A JP 17585693 A JP17585693 A JP 17585693A JP 17585693 A JP17585693 A JP 17585693A JP H0710933 A JPH0710933 A JP H0710933A
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copolymer rubber
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meth
acrylate
rubber
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JP17585693A
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Tsukasa Toyoshima
司 豊島
Osamu Kondo
理 近藤
Koji Nobuyo
弘次 延与
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、耐油性、耐寒性を同時に満足し、
耐熱性の良好なアクリル系共重合体ゴムを提供すること
である。 【構成】 (A)一般式(1) CH2=CR1ーCOOーCH2CH2ーO[COR2O]n
H (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数3
〜20のアルキレン基、nは1〜20の整数を示す)で
表される(メタ)アクリル酸エステル5〜40重量%、
(Bー1)炭素数1〜20のアルキル基を有するアルキ
ルアクリレートおよび/またはアルコキシ置換アルキル
アクリレート10〜90重量%、(Bー2)(A)、
(Bー1)と共重合可能な他の単量体0〜40重量%の
重合組成を有する、ガラス転移温度(Tg)がー30℃
以下であり、ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が1
5以上のアクリル系共重合体ゴム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業材料用途として優
れた耐熱性・耐油性・耐寒性を有するアクリル系共重合
体ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車部品を主とした工業材料の
ゴムとして、天然ゴム、スチレンーブタジエン共重合ゴ
ム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソ
プレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、アクリロ
ニトリルーブタジエン共重合ゴム(NBR)、クロロプ
レンゴム(CR)、エチレンープロピレンージエン三元
共重合ゴム(EPDM)およびアクリルゴム(ACM)
などが知られている。特にアクリルゴムは耐熱性とコス
トのバランスに優れ、近年の自動車ゴム材料の耐熱性向
上要求の高まりから需要が伸びている。
【0003】しかし、従来から使用されてきたNBRに
比べ耐寒性が劣り、これがアクリルゴムの欠点の一つと
なっている。一般にゴム材料の耐寒性を改良するために
低温性の可塑剤を用いる方法が挙げられるが、この方法
ではエンジン油等に浸漬されると可塑剤は殆ど抽出され
低温性は可塑剤配合以前の状態に戻ってしまう。また、
耐熱性の悪化も無視できない。
【0004】アクリルゴムの耐寒性を向上させるため
に、主としてポリマー組成、配合の変更が実施されてい
る。アクリルゴムの耐寒性を向上させるために、アクリ
ルゴムのガラス転移点を低下しうる単量体をアクリル酸
エステルに共重合する方法が用いられる。単量体として
アクリル酸nーブチルあるいはアクリル酸nーブチルと
アクリル酸メトキシエチルとの併用が用いられる。しか
し、耐寒性は向上するが、耐油性、耐熱性が低下する。
【0005】耐油性、耐熱性を損なわずに耐寒性を改良
する方法としては、アクリル酸ゴムに共重合させる成分
として1価の飽和アルコールのεーカプロラクトン付加
物の(メタ)アクリル酸エステルを用いて共重合させる
方法が知られている。これらの方法として、特開昭63
年第268717号公報の記載には、アクリル酸エチル
と共重合する方法、特開平3年第160008号公報の
記載には、アクリル酸エステル、架橋性単量体と共重合
する方法、特開昭63年第264612号公報の記載に
は、アクリル酸エステル、クロロ酢酸ビニルと共重合す
る方法が知られている。しかしながら、1価の飽和アル
コールのεーカプロラクトン付加物の(メタ)アクリル
酸エステルを用いる方法はこの共重合量が増すにつれ、
ガラス転移温度は低くなるが、低温での物性が低下する
と共に耐熱性、耐油性を満足する方法ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記、従来
技術の課題を背景になされたもので、耐油性、耐寒性を
同時に満足し、耐熱性の良好なアクリル系共重合体ゴム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこれらの目
的を解決するために鋭意検討した結果、(A)一般式
(1) CH2=CR1ーCOOーCH2CH2ーO[COR2O]n
H (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数3
〜20のアルキレン基、nは1〜20の整数を示す)で
表される(メタ)アクリル酸エステル5〜40重量%、
(Bー1)炭素数1〜20のアルキル基を有するアルキ
ルアクリレートおよび/またはアルコキシ置換アルキル
アクリレート10〜90重量%、(Bー2)(A)、
(Bー1)と共重合可能な他の単量体0〜40重量%の
重合組成を有する、ガラス転移温度(Tg)がー30℃
以下であり、ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が1
5以上のアクリル系共重合体ゴム、さらにこれらのアク
リル系共重合体ゴム100重量部に対し、架橋剤0.1
〜10重量部を配合してなるアクリル系共重合体ゴム組
成物にすることにより解決した。
【0008】本発明に用いられる(A)成分である一般
式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステルについ
て説明すると、R1は水素原子またはメチル基であり、
好ましくは水素原子である。R2は炭素数3〜20、好
ましくは3〜10のアルキレン基である。nは1〜2
0、好ましくは1〜10である。一般式(1)で表され
る(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、下記
の化合物を挙げることができる。
【0009】 CH2=CHーCOOーCH2CH2ーOCOC36OH CH2=CHーCOOーCH2CH2ーOCOC48OH CH2=CHーCOOーCH2CH2ーOCOC510OH CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC3
6O]2H CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC4
8O]2H CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC5
10O]2H CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC5
10O]3H CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC5
10O]4H CH2=CHーCOOーCH2CH2ーO[COC5
10O]5H CH2=C(CH3)ーCOOCH2CH2ーO[COC3
6O]2H CH2=C(CH3)ーCOOCH2CH2ーO[COC4
8O]2H CH2=C(CH3)ーCOOCH2CH2ーO[COC5
10O]2
【0010】本発明の(A)成分の(メタ)アクリル酸
エステル(1)を後記する他の単量体と共重合すること
により、本発明の有用な共重合ゴムを得ることができ
る。本発明の共重合ゴム中の(メタ)アクリル酸エステ
ルの含有量は5〜40重量%、好ましくは10〜30重
量%であり、5重量%以下では、耐寒性、耐油性の効果
が少なく、40重量%以上では引張強度が低下する。
【0011】本発明の(Bー1)成分である炭素数1〜
20のアルキル基を有するアルキルアクリレートおよび
/またはアルコキシ置換アルキルアクリレートの具体例
としては、下記の化合物を挙げることができる。アルキ
ルアクリレートとしては、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸nーブチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシルなどが挙げられる。アルコキシ置換アルキル
アクリレートとしては、(メタ)アクリル酸2ーメトキ
シエチル、(メタ)アクリル酸2ーエトキシエチル、
(メタ)アクリル酸2ーブトキシエチルなどが挙げられ
る。
【0012】本発明の共重合体ゴム中の(Bー1)成分
の含有量は、10〜90重量%であり、10重量%未満
では充分な低温性を得ようとすると(A)成分が多くな
り引張強度が劣り、一方90%を超えると(A)成分が
少なくなり、耐寒性、耐熱性、耐油性のバランスが不十
分となる。
【0013】本発明の(Bー2)成分である(A)、
(Bー1)と共重合可能な他の単量体としては、(Bー
1)成分のアルキルアクリレート、アルコキシ置換アル
キルアクリレートを除いた環状および不飽和単量体とし
て、例えば、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル、イタコン酸ジメチル、フマル
酸ジエチル、マレイン酸ジーnーブチル、(メタ)アク
リル酸パーフルオロアルキルなどのカルボン酸エステ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニ
ルなどのカルボン酸ビニルエステル、(メタ)アクリロ
ニトリル、αーメチルアクリロニトリルなどのビニルシ
アン化合物のほか、スチレン、エチレン、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、テトラフルオロエ
チレン、ヘキサフルオロエチレンなどが挙げられる。
【0014】また、他の単量体としては、次のような共
重合体の架橋点として使用することが可能な単量体(以
下「架橋性単量体」という)も、前記共重合可能な単量
体として挙げることができる。 1)ジエン系単量体 2)不飽和基含有不飽和カルボン酸エステル 3)エポキシ基含有ビニル単量体 4)反応性ハロゲン原子含有ビニル単量体
【0015】ここで、1)ジエン系単量体としては、例
えばブタジエン、エチリデンノルボネン、イソプレン、
ピペリレン、ジビニルベンゼン、ビニルシクロヘキセ
ン、クロロプレン、メチルブタジエン、シクロペンタジ
エン、メチルペンタジエン、ジメチルビニルスチリルシ
ランなどを、2)不飽和基含有不飽和カルボン酸エステ
ルとしては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジヒドロジシクロペンタジエニルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ビニル、ジメチ
ルビニルメタクリロキシメチルシランなどが、3)エポ
キシ基含有ビニル単量体としては、例えばグリシジル
(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテルなど
が、
【0016】4)反応性ハロゲン原子含有ビニル単量体
としては、例えば2ークロルエチルビニルエーテル、ク
ロル酢酸ビニル、クロル酢酸アリル、クロルメチルスチ
レンなどが、挙げられる。以上共重合可能な単量体は、
1種単独で、あるいは2種以上を併用することができ
る。
【0017】本発明の共重合体ゴム中の(Bー2)成分
の架橋性単量体含有量は、0.1〜10重量%、好まし
くは0.1〜5重量%であり、0.1重量%未満では得
られる共重合体ゴムの引張強度が劣り、一方10重量%
を超えると伸びが低下する傾向となる。
【0018】本発明のアクリル系共重合体ゴムの共重合
方法は、ラジカル重合開始剤の存在下に通常の乳化重
合、懸濁重合、バルク重合、あるいは溶液重合させるこ
とによって容易に製造することができる。乳化重合法に
より共重合体ゴムを製造する場合の乳化剤としては、陰
イオンまたは非イオン界面活性剤を単独あるいは混合物
として、さらに種々の分散剤も用いることができる。こ
れらの乳化剤としては、例えばアルキルサルフェート、
アルキルアリールスルフォネート、高級脂肪酸の塩、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオキシプロピレン
ブロックポリマーなどが挙げられる。共重合反応は、温
度ー100〜200℃、好ましくは0〜60℃の条件下
で行うことができる。
【0019】重合を開始させるためのラジカル開始剤と
しては、例えばベンゾイルパーオキシド、クメンハイド
ロパーオキシド、パラメンタンハイドロパーオキシドな
どの有機過酸化物、ハイドロパーオキサイド、tーブチ
ルハイドロパーオキサイドなどの有機ハイドロパーオキ
サイド、アゾビスイソブチロニトリルで代表されるアゾ
化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの無
機過硫酸塩、有機過酸化物ー硫酸鉄の組合せで代表され
るレドックス系触媒などが挙げられる。これらのラジカ
ル開始剤は、単量体混合物に対して、通常、0.01〜
2重量%用いられる。
【0020】分子量調節剤は、必要に応じて用いられる
が、その具体例としてはtードデシルメルカプタン、ジ
メチルキサントゲンスルフィドなどが挙げられる。
【0021】重合反応は、所定の重合転化率に達した
後、N,Nージエチルヒドロキシアミンなどの反応停止
剤を添加して重合反応を停止させ、次いで得られたラテ
ックス中の未反応単量体を水蒸気蒸留などで取り除き、
フェノール類、アミン類などの老化防止剤を添加し、通
常の凝固方法、例えば硫酸アルミニウム水溶液、塩化カ
ルシウム水溶液、塩化ナトリウム水溶液、硫安水溶液な
どの金属塩水溶液と混合してラテックスを凝固させた
後、乾燥させることによって共重合体ゴムを得ることが
できる。
【0022】また、懸濁ラジカル重合により共重合体ゴ
ムを製造する場合には、ポリビニルアルコールの鹸化物
などを分散剤として加え、アゾビスイソブチロニトリ
ル、過酸化ベンゾイルなどの油溶性ラジカル開始剤を用
いて重合を行い、重合終了後、水を除去することにより
共重合体ゴムを得ることができる。さらに、溶液ラジカ
ル重合により共重合ゴムを製造する場合にも、一般的に
知られている方法を採用することができる。なお、重合
方式は、連続式、回分式のいずれも可能である。
【0023】本発明の共重合ゴムのガラス転移温度(T
g)はー30℃以下、好ましくはー40℃以下である。
ー30℃未満では耐寒性が悪くなる。本発明の共重合ゴ
ムのムーニー粘度(ML1+4、100℃)は15以上、
好ましくは15〜100であり、15未満では共重合体
ゴムの引張強度が劣り、一方100を超えると加工性が
低下する場合があり好ましくない。
【0024】本発明のアクリル系共重合体ゴムは、加硫
促進剤、架橋剤などを配合して、通常知られている加硫
方法で加硫することができる。架橋剤としては、共重合
に使用される(Bー2)架橋性単量体の種類により、次
のようなものを選択することができる。
【0025】即ち、架橋性単量体が、1)ジエン系単量
体および/または不飽和基含有カルボン酸エステルの場
合には、架橋剤として硫黄、有機含硫黄化合物、有機過
酸化物が用いられる。また、架橋性単量体として、2)
エポキシ基含有ビニル単量体を用いた場合には、ポリア
ミン、ポリアミド、スルホンアミド、ジチオカルバミン
酸塩、有機カルボン酸アンモニウムなどが架橋剤として
用いられる。
【0026】さらに、架橋性単量体として、4)反応性
ハロゲン原子含有ビニル単量体を用いた場合には、金属
石鹸、有機カルボン酸アンモニウム塩、ポリアミン、ポ
リカーバメート、トリチオシアヌル酸などが架橋剤とし
て用いられる。
【0027】これらの架橋剤のうち、硫黄としては、粉
末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散
性硫黄のいずれでも使用できる。有機含硫黄化合物とし
ては、熱解離によって活性硫黄を放出する化合物であ
り、例えばチウラム系促進剤であるテトラメチルチウア
ムジスルフィドや4,4ージチオモルホリンなどが挙げ
られる
【0028】有機過酸化物としては、2,5ージメチル
ー2,5ージ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン、2,
5ージメチルー2,5ー(tーブチルパーオキシ)ヘキ
サン、1,3ービス(tーブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド、ジブチルパー
オキサイド、1,1ージーtーブチルパーオキシー3,
3,5ートリメチルシクロヘキサン、tーブチルクミル
パーオキサイド、tーブチルパーオキシーイソプロピル
カーボネートなどが用いられる。
【0029】ポリアミンとしては、例えばトリエチレン
テトラミン、メチレンジアニリン、ジエチレントリアミ
ンなどが挙げられる。金属石鹸としては、例えばステア
リン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムなどが挙げら
れる。
【0030】有機カルボン酸アンモニウム塩としては、
例えば安息香酸アンモニウム、アジピン酸アンモニウム
などが挙げられる。
【0031】ジチオカルバミン酸としては、例えばヘキ
サメチレンジアミンカーバメート、ジメチルジチオカル
バミン酸亜鉛などが挙げられる。
【0032】これらの架橋剤には、架橋時間の短縮、架
橋温度の低下、架橋物の性能向上を達成するために架橋
助剤を添加することもできる。例えば、架橋剤として硫
黄を使用する場合には、メルカプトベンゾチアゾールな
どのチアゾール類、テトラメチルチウラムジスルフィド
などのチウラム類、ジフェニルグアニジンなどのグアニ
ジン類、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛などのジチオ
カルバミン酸塩などが架橋助剤として有効に使用でき
る。
【0033】架橋剤として有機過酸化物を使用する場合
には、エチレングリコールジメタアクリレート、1,3
ーブタンジオールジメタアクリレート、1,4ーブタン
ジオールジメタアクリレート、1,6ーヘキサンジオー
ル・ジメタアクリレート、ポリエチレングリコールジメ
タアクリレート、1,4ーブタンジオールジアクリレー
ト、1,6ーヘキサンジオールジアクリレート、2,
2’ービス(4ーメタクリロイルジエトキシフェニル)
プロパン、トリメチロールプロパントリメタアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、
【0034】ペンタエリスリトールトリアクリレート、
ジビニルベンゼン、N,N’ーメチレンビスアクリルア
ミド、pーキノンジオキシム、p,p’ージベンゾイル
キノンジオキシム、トリアジンジチオール、トリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ビスマレ
イミド、ビニル含有量の多いシリコーンオイルなどが、
架橋助剤として有効に利用できる。
【0035】金属石鹸を架橋剤として使用する場合に
は、例えば硫黄、ジペンタメチレンチウラムテトラスル
フィドが架橋助剤として有効に使用できる。アミンを架
橋剤として使用する場合には、例えばジフェニルグアニ
ジン、ジオルソトリルグアニジンが架橋助剤として有効
に使用できる。トリチオシアヌル酸を架橋剤として使用
するときには、ジチオカルバミン酸塩、金属酸化物、有
機カルボン酸のアルカリ金属塩、ジシアンジアミドおよ
びアルミニウム含有化合物が、架橋助剤として有効に使
用できる。
【0036】本発明のゴム組成物中におけるこれらの架
橋剤の配合量は、アクリル系共重合体ゴム100重量部
に対して、通常、0.1〜10重量部の割合で使用さ
れ、0.1重量部未満では、架橋が殆ど進行せず、一方
10重量部を超えると得られる共重合体ゴム組成物の物
性が損なわれ好ましくない。本発明の共重合体ゴムは、
前記架橋剤のほかにさらに必要に応じて各種の配合剤を
添加し、二本ロール、バンバリーミキサーなどの通常の
混合機を用いて混合することにより調製される。
【0037】配合剤のうち、充填剤としては、カーボン
ブラックのほか、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、炭
酸マグネシウムなどの白色充填剤などを挙げることがで
きる。 また、配合剤のうち、分散剤としては、例えば
高級脂肪酸およびその金属塩またはアミド塩;可塑剤と
しては、例えばフタル酸誘導体、アジピン酸誘導体、ポ
リエーテルエステル;軟化剤としては、例えば潤滑油、
プロセスオイル、ヒマシ油;老化防止剤としては、例え
ば4,4ー(α,α’ージメチルベンジル)ジフェニル
アミンなどのアミン類、2,2’ーメチレンビス(4ー
メチルー6ーtーブチルフェノール)などのイミダゾー
ル類;そのほか顔料、架橋促進剤、難燃剤、発泡剤、ス
コーチ防止剤、粘着付与剤、滑剤などを任意に配合でき
る。
【0038】このようにして得られる本発明の共重合体
ゴムを主成分とするゴム組成物は、通常の架橋ゴム製造
条件によって成形、架橋を行い、架橋物となすことがで
きる。すなわち、成形後、通常、150〜180℃で1
0〜60分、50〜150kg/cm2の加熱・加圧下
で一次架橋、さらに必要に応じて150〜180℃で1
〜20時間、二次架橋し、耐熱性、耐寒性、耐油性に優
れた架橋物を与えることができる。このようにして得ら
れたゴム架橋物は工業用としてロール、ホースなど自動
車用途としてシール、パッキング、ホースなどに用いる
ことができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、これら実施例に制約されるものでない。
【0040】尚、実施例中、部および%は特に断らない
限り重量基準である。また、実施例中、共重合体ゴムお
よび架橋物の諸特性の測定方法は次の通りである。ビニルクロルアセテートの定量 ポリマー中の塩素含量を、蛍光X線により測定し求め
た。アリルグリシジルエーテルの定量 ポリマーをクロロホルムに溶解した後、酢酸法によりエ
ポキシ当量を測定して求めた。
【0041】共重合体ゴム中のアクリル酸エステルの定
エチルアクリレート、nーブチルアクリレートなどのア
クリル酸エステルの定量は、13Cー核磁気共鳴スペクト
ルから求めた。ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(DSC)により測定し求めた。架橋物の性質 アクリル系共重合体ゴムを含有する組成物よりゴムシー
トまたはブロックを作製し、架橋プレス装置を用いて所
定時間架橋した。また、必要に応じてギヤーオープンを
用いてさらに所定時間架橋した。得られた架橋シートま
たはブロックをダンベルカッターで成形し、JIS K
6301に準じて耐熱性、耐寒性、圧縮永久歪みおよび
耐油性を測定した。
【0042】(実施例1〜6、比較例1〜3(アクリル
系共重合体ゴムの製造))単量体混合物100部、ラウ
リル硫酸ナトリウム4部、pーメンタンハイドロパーオ
キシド0.25部、硫酸第一鉄0.01部、エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム0.025部およびソジウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート0.04部を、窒素置
換したオートクレーブに仕込み、反応温度30℃で単量
体の転化率が90%に達するまで反応させ、N,Nージ
エチルヒドロキシルアミン0.5部を加え、反応を停止
させた。
【0043】次に、反応生成物を取り出して水蒸気を吹
き込み、未反応単量体を除去した。このようにして得た
ゴムラテックスを、0.25%の塩化カルシウム水溶液
に加えて凝固させ、凝固物を充分水洗して約90℃で3
時間乾燥させて実施例1に相当する共重合体Aを得た。
共重合体Aの組成を表1に示した。
【0044】共重合体ゴムB〜Jも同様にして製造し
た。次いで、得られた各共重合体ゴム100部に、MA
Fカーボンブラック60部、ステアリン酸1部、各共重
合体ゴムの製造に用いた架橋性単量体の種類に応じて表
2の加硫促進剤および架橋剤を加え、ロールで混合した
後、170℃で20分間、架橋させ架橋シートおよびブ
ロックを作製した。この架橋シートおよびブロックを、
オープン中で175℃で4時間、さらに架橋させた。得
られた架橋サンプルは、JIS K6301に準じて、
引張り強度特性、耐熱性、耐油性、耐寒性を測定した。
結果を表2に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明のアクリル系共重合体ゴム組成物
は従来のアクリルゴムを使用したものに比べ、耐油性、
耐寒性のバランスが非常に優れていることが分かる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(1) CH2=CR1ーCOOーCH2CH2ーO[COR2O]n
    H (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数3
    〜20のアルキレン基、nは1〜20の整数を示す)で
    表される(メタ)アクリル酸エステル5〜40重量%、 (Bー1)炭素数1〜20のアルキル基を有するアルキ
    ルアクリレートおよび/またはアルコキシ置換アルキル
    アクリレート10〜90重量%、 (Bー2)(A)、(Bー1)と共重合可能な他の単量
    体0〜40重量%の重合組成を有する、ガラス転移温度
    (Tg)がー30℃以下であり、ムーニー粘度(ML1+
    4、100℃)が15以上のアクリル系共重合体ゴム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクリル系共重合体ゴム
    100重量部に対し、架橋剤0.1〜10重量部を配合
    してなるアクリル系共重合体ゴム組成物。
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