JPH0711024Y2 - 自転車用多段スプロケット装置 - Google Patents

自転車用多段スプロケット装置

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JPH0711024Y2
JPH0711024Y2 JP1987161539U JP16153987U JPH0711024Y2 JP H0711024 Y2 JPH0711024 Y2 JP H0711024Y2 JP 1987161539 U JP1987161539 U JP 1987161539U JP 16153987 U JP16153987 U JP 16153987U JP H0711024 Y2 JPH0711024 Y2 JP H0711024Y2
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chain
sprocket
diameter sprocket
teeth
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正士 長野
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自転車用多段スプロケット装置、詳しくは、少
なくとも1枚の大径スプロケットと、少なくとも1枚の
小径スプロケットとから成り、自転車のクランク、又は
後輪ハブに装着して、チェンの掛換えにより変速を行な
うようにした自転車用多段スプロケット装置に関する。
(従来の技術) 従来、此種多段スプロケット装置として、実公昭55-286
17号公報に記載されている通り、小径スプロケット及び
大径スプロケットを、前記小径スプロケットにおける一
つの歯間中心から引出した接線方向の引出線上に、大径
スプロケットにおける一つの歯間中心が位置し、かつ、
前記各歯間中心の間隔を、チェンピッチの整数倍間隔と
なるように組合わせ、その上、前記大径スプロケットに
おける前記歯間中心の駆動回転方向後方側に臨む第1歯
を易噛合歯として、小径スプロケットから大径スプロケ
ットへのチェン掛換時における変速性を向上できるよう
にしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、以上の構成において小径スプロケットから大径ス
プロケットにチェンを掛換える場合、チェンを大径スプ
ロケット側に押圧するのであるが、前記チェンのリンク
プレートが大径スプロケットの小径スプロケット側内側
面に当接してそれ以上前記チェンを大径スプロケットの
外側面側に寄せられないため、小径スプロケットから離
れて大径スプロケットにおける歯間中心の駆動回転方向
後方に位置する歯に噛合い始めるときのチェン長さが変
化し、前記歯間中心の間隔長さをチェンピッチに合わせ
ても、この間隔に対するチェンの長さが狂い、前記歯へ
の噛合いが崩れることになり、この結果、前記第1歯を
易噛合歯としても、この歯により前記チェンを捕らえる
ことができない場合があり、変速性に問題がある。
本考案は、以上の如き問題点に鑑み考案したもので、目
的は、チェンピッチとの関係でチェンとの噛合いを円滑
に行なわせることができて、しかも、小径スプロケット
から大径スプロケットへのチェン掛換時、掛換えるチェ
ンを大径スプロケットの小径スプロケット側内側面に対
し外側面側に有効に寄せることができて、該チェンにお
けるアウタープレート間の空間部が前記第1歯と噛合う
場合は勿論、第2歯と噛合う場合でも円滑に、かつ、良
好に噛合わせることができ、その変速性を良好にでき、
更に、大径スプロケットの歯側部分の変形などを有効に
防止できる多段スプロケット装置を提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、少なくとも1枚の大径スプロケッ
ト1であって、外周に多数の歯をもっているものと、少
なくとも1枚の小径スプロケットであって、外周に、前
記大径スプロケット1の歯数より少ない歯をもっている
ものとから成る多段スプロケット装置であって、前記各
スプロケット1,2を、前記小径スプロケット2における
一つの歯間中心O1から引出した接線方向の引出線上に、
大径スプロケット1における一つの歯間中心O2が位置す
る如く組合せ、かつ、前記各歯間中心O1,O2の間隔を、
ほゞチェンピッチの整数倍間隔とする一方、前記大径ス
プロケット1の小径スプロケット側内側面で、かつ、前
記歯間中心O1,O2間をチェンが移動するときの移動軌跡
に対応しない位置を除き、前記歯間中心O1,O2間をチェ
ンが移動するときの移動軌跡に対応する位置にのみ、前
記小径スプロケット側内側面に対し凹入し、前記チェン
が前記小径スプロケット2から離れて大径スプロケット
1における前記歯間中心O2の駆動回転方向後方側に臨む
第1歯11に噛合い始めるときの前記チェンのリンクプレ
ートを含む全外形縁部が介入して、前記大径スプロケッ
ト1への片寄りを許容する大きさと形状とをもつチェン
誘導部15を設けると共に、前記大径スプロケット1にお
ける前記歯間中心O2の駆動回転方向後方側に臨む少なく
とも前記第1歯11を易噛合歯としものである。
尚、本考案において、「ほゞチェンピッチの整数倍間
隔」とは、歯間中心O1,O2の間隔が、チェンピッチの整
数倍間隔と同じ場合は勿論、歯間中心O1,O2の間隔をチ
ェンピッチの整数倍間隔よりも多少小さくした場合も含
むものである。
(作用) 小径スプロケット2から大径スプロケット1へのチェン
掛換時、歯間中心O1,O2間の間隔はチェンピッチに合致
しているから、チェンが小径スプロケット2から離れて
大径スプロケット1における前記歯間中心O2の駆動回転
方向後方に位置する第1歯11に噛合し始めるとき、前記
チェンのリンクプレート間の広幅空間部が、前記第1歯
11に対向して位置することになり、しかも、前記歯間中
心O1,O2間をチェンが移動するときの移動軌跡に対応す
る位置には、チェンの全外形縁部が介入する前記チェン
誘導部15を設けて、チェンを大径スプロケットの内側面
よりも外側面側に片寄せるようにしているから、小径ス
プロケットから離れて大径スプロケットの歯に噛合する
チェンをチェン誘導部15に沿って大径スプロケットの内
側面に対し外側面側に所定量有効に寄せることができる
のであり、更に、大径スプロケット1の前記第1歯11は
易噛合歯としているから、前記チェン誘導部15に沿って
大径スプロケットの内側面に対し外側面側に寄せられた
チェンを前記第1歯11にすんなり噛合わせることができ
るのであり、この結果、前記チェンのローラが前記第1
歯11により持ち上げられて浮上がったりすることなく前
記第1歯11が前記広幅空間部にすんなり介入することに
なるのであって、浮上がったチェンが大径スプロケット
1の駆動回転の進行で落ち込んで衝撃的に噛合うような
ことなく円滑に噛合わせることができるのである。
即ち、歯間中心O1,O2をチェンピッチの整数倍にした構
成だけでは、小径スプロケットから大径スプロケットへ
のチェン掛換時にチェンが大径スプロケットの小径スプ
ロケット側内側面に当接することになり、その当接によ
り小径スプロケットから離れて大径スプロケットにおけ
る歯間中心の駆動回転方向後方に位置する第1歯に噛合
い始めるときのチェン長さが変化し、前記歯間中心O1,O
2の間隔長さをチェンピッチに合わせても、この間隔に
対するチェンの長さが狂い、前記第1歯への噛合いが崩
れることになるのであるが、前記大径スプロケットのチ
ェンピッチに合わせた位置にチェンの全外形縁部が介入
する前記チェン誘導部15を設けることにより、前記間隔
に対するチェン長さの狂いが生ずることはなく、しか
も、前記第1歯11は易噛合歯として、前記チェン誘導部
15により寄せられたチェンをすんなり噛合わせられるよ
うにしているから、前記第1歯11への噛合いを有効に行
えるのであって、前記歯間中心O1,O2をチェンピッチの
整数倍にする構成を有効に利用してチェン掛換えの向上
を図れるのである。
また、前記チェン誘導部15は、大径スプロケット1の小
径スプロケット側内側面で、かつ、前記歯間中心O1,O2
間をチェンが移動するときの移動軌跡に対応する位置に
のみ設けて、この移動軌跡に対応しない位置には設けな
いのであるから、このチェン誘導部15の配設箇所を最小
にでき、かつ、このチェン誘導部15は凹入させて形成す
るのであるから、チェン誘導部15による大径スプロケッ
ト1の強度低下を小さくでき、チェンの駆動負荷が大き
い場合においても、スプロケットの歯側部分の変形など
を有効に防止できるのである。
また、大径スプロケット1における前記歯間中心O2の駆
動回転方向後方側に臨む第1歯11と、該第1歯11の駆動
回転方向後方に隣接する第2歯12と、該第2歯12の駆動
回転方向後方に隣接する第3歯13とを、これら各歯11〜
13を除く他の歯に対し前記小径スプロケット側に変位さ
せると共に、前記第2歯12を第1歯11に対し、又、前記
第3歯13を第2歯12に対しそれぞれ前記小径スプロケッ
トと反対側に変位させることにより、小径スプロケット
から大径スプロケットへのチェン掛換時、前記第1及び
第2歯11,12に噛合わなかったチェンのアウタープレー
トが前記第3歯13に引掛って掛換えられるのを防ぐこと
ができ、噛合時の音鳴りを小さくできるのである。
(実施例) 本考案多段スプロケット装置は、自転車のクランクに装
着する場合と、後輪ハブに装着する場合とがある。
第1,2図に示したものは、自転車の後輪ハブに装着する
もので、1枚の大径スプロケット1と、1枚の小径スプ
ロケット2とから成り、これらスプロケット1,2を、軸
方向に所定間隔を置いて駆動部材(図示せず)に取付
け、この駆動部材を軸受を介して前記後輪ハブの従動部
材に回転自由に支持するのである。
しかして、第1,2図に示した実施例では、前記各スプロ
ケット1,2を、前記小径スプロケット2における一つの
歯間中心O1から引出した接線方向の引出線上に、大径ス
プロケット1における一つの歯間中心O2が位置する如く
組合わせ、かつ、前記各歯間中心O1,O2の間隔Lを、ほ
ゞチェンピッチの整数倍間隔とする一方、前記大径スプ
ロケット1の小径スプロケット側内側面で、かつ、前記
歯間中心O1,O2間をチェンが移動するときの移動軌跡に
対応しない位置を除き、前記歯間中心O1,O2間をチェン
が移動するときの移動軌跡に対応する位置にのみ、第1,
2図に示したように前記歯間中心O1側から歯間中心O2
端縁に亘って小径スプロケット側内側面に対し凹入し、
前記チェンが前記小径スプロケット2から離れて大径ス
プロケット1における前記歯間中心O2の駆動回転方向
(矢印X方向)後方側に臨む第1歯11に噛合い始めると
きの前記チェンのリンクプレートを含む全外形縁部が第
1図のように介入して、前記大径スプロケット1への片
寄りを許容する大きさと形状とをもつチェン誘導部15を
設けると共に、前記大径スプロケット1における前記歯
間中心O2の駆動回転方向後方側に臨む少なくとも前記第
1歯11を、該第1歯11を除く他の歯に対し小径スプロケ
ット2側に変位させて易噛合歯としたものである。
また、第1,2図に示した実施例では、前記大径スプロケ
ット1における前記第1歯11の駆動回転方向後方に隣接
する第2歯12と、該第2歯12の駆動回転方向後方に隣接
する第3歯13とを、これら各歯12〜13及び前記第1歯11
を除く他の第4歯14に対し前記小径スプロケット2側に
変位させて易噛合歯とし、更に、前記第2歯12を第1歯
11に対し、又、前記第3歯13を第2歯12に対しそれぞれ
前記小径スプロケット2と反対側に変位させている。
また、図面に示した実施例では、前記第1歯11に、前記
小径スプロケット2から大径スプロケット1に掛換える
チェン3を前記小径スプロケット2と反対側に誘導する
チェン誘導面11aを設けている。
このチェン誘導面11aは、第2図の如く、前記第1歯11
を、スプロケット本体の厚さ方向一側と他側との間の中
心線に対し駆動回転方向後方に向って前記小径スプロケ
ット2と反対側に傾斜させて、前記第1歯11の前記駆動
回転方向後方側部分に設けるのである。尚、このチェン
誘導面11aは、第1歯11を前記中心線に対し傾斜させる
ことなく前記中心線と略平行状に形成して、この第1歯
11の駆動回転方向後方側で、かつ、前記小径スプロケッ
ト側部分を、例えば歯底側から歯先側に亘って欠如して
形成してもよい。
又、前記第1歯11を他の歯に対し小径スプロケット側に
変位させて易噛合歯とするのは、小径スプロケット2か
ら大径スプロケット1へのチェン掛換時、チェン3は、
アウターリンクプレート31,31間の広幅空間3a部が最初
に大径スプロケット歯と噛合うことになるため、小径ス
プロケット2側に変位させてチェンを逸早く捕えること
ができるようにするのである。又、第2歯12を、第1歯
11及び第3歯13とともに他の歯に対し小径スプロケット
側に変位させるのは、前記第1歯11に噛合った広幅空間
3a部の駆動回転方向後方に隣接する狭幅空間3b即ちイン
ナープレート32,32間の狭幅空間3b部が第2歯12に収ま
り易くするためと、前記第1歯11と対応する位置でチェ
ンのインナープレート部が押圧されて、第1歯11で前記
広幅空間3a部を補えることができなかった場合、第2歯
12で前記広幅空間3a部を捕えることができるようにする
ためである。又、前記第3歯13を、第1歯11及び第2歯
12とともに他の歯に対し小径スプロケット側に変位させ
るのは、前記第2歯12で前記広幅空間3a部を捕えた場
合、この広幅空間3aに隣接する狭幅空間3b部を第3歯13
に収まり易くするためである。
尚、前記第3歯13の小径スプロケット2側への変位量
を、前記第2歯12の変位量よりも少なくするのは、前記
第2歯12と対応する位置でのチェンのインナープレート
部が押圧されて第1歯11及び第2歯12でチェンの広幅空
間3a部を捕えることができなかった場合、前記アウター
プレートが第3歯13に引掛って歯先縁に乗上げるのを防
ぐためである。
又、前記小径スプロケット2の歯及び大径スプロケット
1の歯のピッチ円部分における歯間長さlは、前記チェ
ンにおけるローラ33の外径より所定長さ長く形成してい
るのである。従って、前記各歯間中心O1,O2の間隔L
は、チェンピッチの整数倍間隔よりも小さくしている。
即ち、前記各スプロケットを後輪ハブに装着した場合、
ペダルの踏込みによる駆動力は、チェンから前記スプロ
ケット1又は2に伝達されるため、小径スプロケット2
から大径スプロケット1へのチェン掛換時、チェンにお
ける小径スプロケット側のローラ33は、第1図の如く該
ローラ33に対し駆動回転方向前方側の歯の後面と当接
し、又、大径スプロケット1側に移行して大径スプロケ
ット歯で捕えるられるチェンのローラ33は、前記第1歯
11の駆動回転方向前方側の前面と当接するため、前記各
スプロケット1,2を位置合わせする場合、前記各歯間中
心O1,O2の間隔Lは、チェンピッチの整数倍間隔に対し
若干短かくなるのである。尚、前記各スプロケット1,2
の歯のピッチ円部分における歯間長さが、ローラ33の外
径に対応した長さであれば、前記間隔Lは、チェンピッ
チの整数倍間隔にするのである。
次にディレーラーによりチェンを掛換える場合、該チェ
ンの前記スプロケット12との噛合関係を第1〜3図に基
づいて説明する。
しかして、第1〜3図に示したものは、リヤディレーラ
ーの可動部材を第2,3図の矢印Y方向に移動して小径ス
プロケット2から大径スプロケット1にチェン3を掛換
える状態で、小径スプロケット2の歯に噛合っていたチ
ェン3がリヤディレーラーにより変位させられると、こ
れらスプロケット12の駆動回転方向(矢印X方向)前方
側に位置するチェンは小径スプロケット2に残り、リヤ
ディレーラーの操作側に位置するチェンは大径スプロケ
ット1の側方に至り、第2図又は第3図の如く傾斜状と
なり、小径スプロケット1に押圧されるのである。
このとき、前記各スプロケット1,2の各歯間中心O1,O2
間隔が、ほゞチェンピッチの整数倍間隔となっているた
め、チェンが小径スプロケット2から離れて大径スプロ
ケット1における前記歯間中心O2の駆動回転方向後方に
位置する第1歯11に噛合し始めるとき、チェン3のロー
ラが前記歯間中心O2部と対応する位置に位置してアウタ
ーリンクプレート31,31間の広幅空間3a部が、前記第1
歯11に対向して位置することになり、しかも、前記歯間
中心O1,O2間をチェン3が移動するときの移動軌跡に対
応する位置にはチェン3の全外形縁部が介入する前記チ
ェン誘導部15を設けて、チェン3を大径スプロケット1
の内側面よりも外側面側に片寄せするようにしているか
ら、小径スプロケット2から離れて大径スプロケット1
の歯に噛合するチェン3をチェン誘導部15に沿って大径
スプロケット1の内側面に対し外側面側に所定量有効に
寄せることができるのであり、更に、大径スプロケット
1の前記第1歯11を易噛合歯としているから、前記チェ
ン誘導部15に沿って大径スプロケット1の内側面に対し
外側面側に寄せられたチェン3を前記第1歯11にすんな
り噛合わせることができるのであり、この結果、前記チ
ェン3のローラが前記第1歯11により持ち上げられて浮
上がったりすることなく前記第1歯11が前記アウターリ
ンクプレート31,31間の広幅空間3a部にすんなり介入す
ることになるのであって、浮上がったチェンが大径スプ
ロケット1の駆動回転の進行で落ち込んで衝撃的に噛合
うようなことなく円滑に噛合わせることができるのであ
る。
また、前記チェン誘導部15は、大径スプロケット1の小
径スプロケット側内側面で、かつ、前記歯間中心O1,O2
間をチェンが移動するときの移動軌跡に対応する位置に
のみ設けて、この移動軌跡に対応しない位置には設けな
いのであるから、このチェン誘導部15の配設箇所を最小
にでき、かつ、このチェン誘導部15は凹入させて形成す
るのであるから、チェン誘導部15による大径スプロケッ
ト1の強度低下を小さくでき、チェン3の駆動負荷が大
きい場合においても、大径スプロケット1の歯側部分の
変形などを有効に防止できるのである。
即ち、自転車において使用スプロケットの数が多くなる
多段スプロケット装置の場合、リヤ側スプロケットとフ
ロント側スプロケットとの間を移動するチェンのチェン
ラインが自転車の前後方向中心線に対し傾く角度が大き
くなるのであって、このチェンラインの角度が大きくな
った状態でチェンの駆動負荷が大きくなると、大径スプ
ロケットの薄肉部分から変形し易くなるのであるが、前
記チェン誘導部15による薄肉部分は、前記歯間中心O1,O
2間の特定位置にのみ設け、この特定位置を除く位置に
は設けていないのであるから、前記したようにチェンラ
インの角度が大きくなった状態でチェンの駆動負荷が大
きくなっても、スプロケットの歯側部分の変形などを有
効に防止できるのである。
又、前記第1歯11と対応する位置でチェン3のインナー
プレート32部が大径スプロケットに押された場合、チェ
ンの広幅空間3a部が、第3歯13及び第4歯14に対し小径
スプロケット側に変位させて易噛合歯とした第2歯12と
すんなり噛合うことになるのであり、又、この場合、第
2歯12の駆動回転方向後方に隣接する第3歯13も第4歯
14に対し小径スプロケット側に変位させているため、前
記広幅空間3aに隣接する狭幅空間3b部が第3歯13にすん
なり収まるのであって、之によりチェンは逸早く大径ス
プロケット1に掛換えられるのである。
又、前記第2歯12と対応する位置でチェン3のインナー
プレート32部が大径スプロケット1に押圧された場合、
チェン3のアウタープレート31が、小径スプロケット側
に変位する前記第3歯13と引掛かるのを防止できるので
ある。即ち、第3歯13は、第4歯14に対し小径スプロケ
ット側に変位させてチェン3と噛合い易いようにしてい
るのであるが、この第3歯13は、前記第2歯12に対し小
径スプロケット2と反対側に寄せているため、前記第3
歯13にチェン3のアウタープレート31が引掛かって歯先
縁に乗上がるのを防止できるのである。従って、チェン
3が第3歯13の歯先縁に乗上げて無理に噛合うことがな
く、又、この噛合時の大きな音鳴りも解消できるのであ
る。
また、前記第1歯11にチェン誘導面11aを設けることに
より、小径スプロケット2から大径スプロケット1への
チェン掛換時、前記チェン3を、前記チェン誘導面11a
を設けないものに比べて第1歯11に対し小径スプロケッ
ト2と反対側に余分に寄せることができ、これに対応し
て第2歯12を第1歯11に対し、又、第3歯13を第2歯12
に対しそれぞれ小径スプロケット2と反対側に寄せるこ
とができるため、前記チェン3を、第3歯13の駆動回転
方向後方に隣接する他の歯により一層容易に噛合わせる
ことができるのである。
尚、以上の実施例では2枚のスプロケットを組合わせた
場合を説明したが、その他3枚以上のスプロケットを組
合わせてもよいし、又、後輪ハブに用いる他、クランク
に用いてもよいのである。
(考案の効果) 以上のごとく本考案によれば、小径スプロケット2から
大径スプロケット1へのチェン掛換は、チェンがチェン
ピッチの整数倍に合わせた歯間中心O1,O2間を移動する
とき、円滑に、かつ、有効に行うことができるのであ
る。即ち、このとき、歯間中心O1,O2間の間隔はチェン
ピッチに合致しているから、チェンが小径スプロケット
2から離れて大径スプロケット1における前記歯間中心
O2の駆動回転方向後方に位置する第1歯11に噛合し始め
るとき、前記チェンのリンクプレート間の対向空間部
が、前記第1歯11に対向して位置することになり、しか
も、前記歯間中心O1,O2間をチェンが移動するときの移
動軌跡に対応する位置にはチェンの全外形縁部が介入す
る前記チェン誘導部15を設けて、チェンを大径スプロケ
ットの内側面よりも外側面側に片寄せするようにしたか
ら、小径スプロケットから離れて大径スプロケットの歯
に噛合するチェンをチェン誘導部15に沿って大径スプロ
ケットの内側面に対し外側面側に所定量有効に寄せるこ
とができるのであり、更に、大径スプロケット1の前記
第1歯11は易噛合歯としているから、前記チェン誘導部
15に沿って大径スプロケットの内側面に対し外側面側に
寄せられたチェンを前記第1歯11にすんなり噛合わせる
ことができるのであり、この結果、前記チェンのローラ
が前記第1歯11により持ち上げられて浮上がったりする
ことなく前記第1歯11が前記対向空間部にすんなり介入
することになるのであって、浮上がったチェンが大径ス
プロケット1の駆動回転の進行で落ち込んで衝撃的に噛
合うようなことなく円滑に噛合わせることができるので
ある。
即ち、歯間中心O1,O2をチェンピッチの整数倍にした構
成だけでは、小径スプロケットから大径スプロケットへ
のチェン掛換時にチェンが大径スプロケットの小径スプ
ロケット側内側面に当接することになり、その当接によ
り小径スプロケットから離れて大径スプロケットにおけ
る歯間中心の駆動回転方向後方に位置する第1歯に噛合
い始めるときのチェン長さが変化し、前記歯間中心O1,O
2の間隔長さをチェンピッチに合わせても、この間隔に
対するチェンの長さが狂い、前記第1歯への噛合いが崩
れることになるのであるが、前記大径スプロケットのチ
ェンピッチに合わせた位置にチェンの全外形縁部が介入
する前記チェン誘導部15を設けることにより、前記間隔
に対するチェン長さの狂いが生ずることはなく、しか
も、前記第1歯11は易噛合歯として、前記チェン誘導部
15により寄せられたチェンをすんなり噛合わせられるよ
うにしているから、前記第1歯11への噛合いを有効に行
えるのであって、前記歯間中心O1,O2をチェンピッチの
整数倍にする構成を有効に利用してチェン掛換えの向上
を図れるのである。
更に、前記チェン誘導部15は、大径スプロケット1の小
径スプロケット側内側面で、かつ、前記歯間中心O1,O2
間をチェンが移動するときの移動軌跡に対応する位置に
のみ設けて、この移動軌跡に対応しない位置には設けな
いのであるから、このチェン誘導部15の配設箇所を最小
にでき、かつ、このチェン誘導部15は凹入させて形成す
るのであるから、チェン誘導部15による大径スプロケッ
ト1の強度低下を小さくでき、チェンの駆動負荷が大き
い場合においても、スプロケットの歯側部分の変形など
を有効に防止できるのである。
即ち、自転車において使用スプロケットの数が多くなる
多段スプロケット装置の場合、リヤ側スプロケットとフ
ロント側スプロケットとの間を移動するチェンのチェン
ラインが自転車の前後方向中心線に対し傾く角度が大き
くなるのであって、このチェンラインの角度が大きくな
った状態でチェンの駆動負荷が大きくなると、大径スプ
ロケットの薄肉部分から変形し易くなるのであるが、前
記チェン誘導部15による薄肉部分は、前記歯間中心O1,O
2間の特定位置にのみ設け、この特定位置を除く位置に
は設けていないのであるから、前記したようにチェンラ
インの角度が大きくなった状態でチェンの駆動負荷が大
きくなっても、スプロケットの歯側部分の変形などを有
効に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案多段スプロケット装置の一実施例を示す
一部省略正面図、第2図は部分拡大側面図、第3図はチ
ェン掛換時の説明図である。 1……大径スプロケット 2……小径スプロケット 11……第1歯 12……第2歯 13……第3歯

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1枚の大径スプロケット(1)
    であって、外周に多数の歯をもっているものと、少なく
    とも1枚の小径スプロケットであって、外周に、前記大
    径スプロケット(1)の歯数より少ない歯をもっている
    ものとから成る多段スプロケット装置であって、前記各
    スプロケット(1)(2)を、前記小径スプロケット
    (2)における一つの歯間中心(O1)から引出した接線
    方向の引出線上に、大径スプロケット(1)における一
    つの歯間中心(O2)が位置する如く組合せ、かつ、前記
    各歯間中心(O1)(O2)の間隔を、ほゞチェンピッチの
    整数倍間隔とする一方、前記大径スプロケット(1)の
    小径スプロケット側内側面で、かつ、前記歯間中心
    (O1)(O2)間をチェンが移動するときの移動軌跡に対
    応しない位置を除き、前記歯間中心(O1)(O2)間をチ
    ェンが移動するときの移動軌跡に対応する位置にのみ、
    前記小径スプロケット側内側面に対し凹入し、前記チェ
    ンが前記小径スプロケット(2)から離れて大径スプロ
    ケット(1)における前記歯間中心(O2)の駆動回転方
    向後方側に臨む第1歯(11)に噛合い始めるときの前記
    チェンのリンクプレートを含む全外形縁部が介入して、
    前記大径スプロケット(1)への片寄りを許容する大き
    さと形状とをもつチェン誘導部(15)を設けると共に、
    前記大径スプロケット(1)における前記歯間中心
    (O2)の駆動回転方向後方側に臨む少なくとも前記第1
    歯(11)を易噛合歯としたことを特徴とする自転車用多
    段スプロケット装置。
  2. 【請求項2】大径スプロケット(1)における歯間中心
    (O2)の駆動回転方向後方側に臨む第1歯(11)と、該
    第1歯(11)の駆動回転方向後方に隣接する第2歯(1
    2)と、該第2歯(12)の駆動回転方向後方に隣接する
    第3歯(13)とを、これら各歯(11)〜(13)を除く他
    の歯に対し前記小径スプロケット側に変位させると共
    に、前記第2歯(12)を第1歯(11)に対し、又、第3
    歯(13)を第2歯(12)に対しそれぞれ前記小径スプロ
    ケットと反対側に変位させている実用新案登録請求の範
    囲(1)記載の自転車用多段スプロケット装置。
JP1987161539U 1987-10-21 1987-10-21 自転車用多段スプロケット装置 Expired - Lifetime JPH0711024Y2 (ja)

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EP88309839A EP0313345B1 (en) 1987-10-21 1988-10-20 Multistage sprocket assembly for a bicycle
DE198888309839T DE313345T1 (de) 1987-10-21 1988-10-20 Zusammenbau eines mehrstufigen kettenrades fuer ein fahrrad.
DE3887076T DE3887076T2 (de) 1987-10-21 1988-10-20 Zusammenbau eines mehrstufigen Kettenrades für ein Fahrrad.
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