JPH0711035B2 - 方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法 - Google Patents
方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法Info
- Publication number
- JPH0711035B2 JPH0711035B2 JP1177285A JP1177285A JPH0711035B2 JP H0711035 B2 JPH0711035 B2 JP H0711035B2 JP 1177285 A JP1177285 A JP 1177285A JP 1177285 A JP1177285 A JP 1177285A JP H0711035 B2 JPH0711035 B2 JP H0711035B2
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- Japan
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- strain
- annealing
- steel sheet
- grain
- oriented electrical
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法にかかわり、
歪解放を促進し鉄損の低下を図るものである。
歪解放を促進し鉄損の低下を図るものである。
(従来の技術) 方向性電磁鋼板は、Siを2〜4%含むスラブを熱間圧
延、冷間圧延、中間焼鈍、脱炭焼鈍、仕上焼鈍等のプロ
セスで処理することにより製造される。コイル状で仕上
焼鈍されたコイルはコイルセットを除去するために熱間
で矯正され平坦化される。この時入った歪による磁気特
性の劣化を回復させるために歪取り焼鈍を行い、さらに
絶縁被膜液を塗付、焼付けて製品とする。本発明は、磁
気特性を向上させる上記の歪取り焼鈍方法を提供するも
のである。もう一つの場合は仕上焼鈍後、表面に附着し
たマグネシヤ等を水洗し仕上焼鈍時に生成したグラス被
膜をもった、コイルセットのある製品として需要家へ出
荷される。この場合は一般に需要家で巻鉄心に加工さ
れ、この加工されたものを約800℃の温度で焼鈍し、加
工歪による磁気特性劣化を回復し、鉄心製品とする。ど
ちらの場合も歪による磁気特性の劣化を回復することは
製品の磁気特性をよいレベルに保つため重要なことであ
る。
延、冷間圧延、中間焼鈍、脱炭焼鈍、仕上焼鈍等のプロ
セスで処理することにより製造される。コイル状で仕上
焼鈍されたコイルはコイルセットを除去するために熱間
で矯正され平坦化される。この時入った歪による磁気特
性の劣化を回復させるために歪取り焼鈍を行い、さらに
絶縁被膜液を塗付、焼付けて製品とする。本発明は、磁
気特性を向上させる上記の歪取り焼鈍方法を提供するも
のである。もう一つの場合は仕上焼鈍後、表面に附着し
たマグネシヤ等を水洗し仕上焼鈍時に生成したグラス被
膜をもった、コイルセットのある製品として需要家へ出
荷される。この場合は一般に需要家で巻鉄心に加工さ
れ、この加工されたものを約800℃の温度で焼鈍し、加
工歪による磁気特性劣化を回復し、鉄心製品とする。ど
ちらの場合も歪による磁気特性の劣化を回復することは
製品の磁気特性をよいレベルに保つため重要なことであ
る。
コイル状で仕上焼鈍された方向性電磁鋼板は地鉄表面に
密着結合したグラス被膜と称される酸化物の層を有して
いる。一方、加工された後の歪取り焼鈍は加工歪として
入った転位(dislocation)等の欠陥を解放あるいは再
配列し回復(recover)することにより磁気特性を改善
する。この焼鈍は連続焼鈍で750〜900℃30秒〜数分間、
或は箱焼鈍で750〜900℃にて1/数時間行われる。この焼
鈍で充分に歪による磁気特性劣化を回復することが重要
である。このために例えば特開昭59-96227号公報記載の
方法では焼鈍時の張力を0.3〜0.7kg/mm2に低めて鉄損の
低下を図っている。
密着結合したグラス被膜と称される酸化物の層を有して
いる。一方、加工された後の歪取り焼鈍は加工歪として
入った転位(dislocation)等の欠陥を解放あるいは再
配列し回復(recover)することにより磁気特性を改善
する。この焼鈍は連続焼鈍で750〜900℃30秒〜数分間、
或は箱焼鈍で750〜900℃にて1/数時間行われる。この焼
鈍で充分に歪による磁気特性劣化を回復することが重要
である。このために例えば特開昭59-96227号公報記載の
方法では焼鈍時の張力を0.3〜0.7kg/mm2に低めて鉄損の
低下を図っている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、しばしばこの焼鈍では磁気特性の回復が十分で
ないことがあり、本来の鋼板がもつ磁気特性が生かされ
ない場合がある。本発明者らはこのような歪による磁気
特性劣化の回復を促進する方法について検討し、歪取り
焼鈍前に軽度の歪を付与せしめる予備処理をすると回復
が速く、充分に行われ鉄損の低下が安定することを見出
した。
ないことがあり、本来の鋼板がもつ磁気特性が生かされ
ない場合がある。本発明者らはこのような歪による磁気
特性劣化の回復を促進する方法について検討し、歪取り
焼鈍前に軽度の歪を付与せしめる予備処理をすると回復
が速く、充分に行われ鉄損の低下が安定することを見出
した。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこの知見に基づいてなされたものでありその要
旨は仕上焼鈍された方向性電磁鋼板を歪取り焼鈍するに
あたり、該鋼板にブラシ、ショットブラスト、歯車状ロ
ール、ダルロール、ボールペン等により0.05〜5.0kg/mm
2の残留応力を生じる歪を付与し、次いで歪取り焼鈍を
行うことを特徴とする方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法
にある。
旨は仕上焼鈍された方向性電磁鋼板を歪取り焼鈍するに
あたり、該鋼板にブラシ、ショットブラスト、歯車状ロ
ール、ダルロール、ボールペン等により0.05〜5.0kg/mm
2の残留応力を生じる歪を付与し、次いで歪取り焼鈍を
行うことを特徴とする方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法
にある。
以下に本発明を詳細に説明する。
まず実験データを参照して述べる。本発明者達は方向性
電磁鋼板の歪取り焼鈍において歪の解放を促進し、鉄損
を安定して低下させるべく実験を行った。
電磁鋼板の歪取り焼鈍において歪の解放を促進し、鉄損
を安定して低下させるべく実験を行った。
供試材として、コイル状で仕上焼鈍された3.20%Si、板
厚0.225mmの2回冷延法による方向性電磁鋼板を用い
た。該鋼板に0.2〜3.5kg/mm2の残留応力を生じる歪を、
鋼線ブラシにて全面に、ボールペンにより10mm間隔に付
与した。このように処理した鋼板と、比較のために仕上
焼鈍されたままの鋼板について800℃×120秒間の歪取り
焼鈍を連続焼鈍にて行い、次いで鉄損値W17/50を測定し
た。その結果を第1図に示すが、鋼線ブラシおよびボー
ルペンにて歪を付与した鋼板(1),(2)は歪付与なし鋼板
(3)とくらべて鉄損値W17/50が低いのが知見された。即
ち、歪付与なし鋼板(3)は鉄損値W17/50が平均値で1.105
W/kgであるのに対して、歪付与の鋼板(1),(2)は1.060
と1.070W/kgであり、歪を付与し次いで歪取り焼鈍する
と歪の解放が促進され鉄損を低下せしめる作用が奏され
る。なおこの歪の付与では仕上焼鈍で形成されたグラス
被膜は破損されていなかった。
厚0.225mmの2回冷延法による方向性電磁鋼板を用い
た。該鋼板に0.2〜3.5kg/mm2の残留応力を生じる歪を、
鋼線ブラシにて全面に、ボールペンにより10mm間隔に付
与した。このように処理した鋼板と、比較のために仕上
焼鈍されたままの鋼板について800℃×120秒間の歪取り
焼鈍を連続焼鈍にて行い、次いで鉄損値W17/50を測定し
た。その結果を第1図に示すが、鋼線ブラシおよびボー
ルペンにて歪を付与した鋼板(1),(2)は歪付与なし鋼板
(3)とくらべて鉄損値W17/50が低いのが知見された。即
ち、歪付与なし鋼板(3)は鉄損値W17/50が平均値で1.105
W/kgであるのに対して、歪付与の鋼板(1),(2)は1.060
と1.070W/kgであり、歪を付与し次いで歪取り焼鈍する
と歪の解放が促進され鉄損を低下せしめる作用が奏され
る。なおこの歪の付与では仕上焼鈍で形成されたグラス
被膜は破損されていなかった。
このように歪を付与し次いで歪取り焼鈍すると鉄損が低
下する理由は、歪付与で導入された転位が歪取り焼鈍で
加熱されたさい結晶粒界、鋼板表面等に消滅するとき、
歪の解放を誘発し促進するためと考えられる。
下する理由は、歪付与で導入された転位が歪取り焼鈍で
加熱されたさい結晶粒界、鋼板表面等に消滅するとき、
歪の解放を誘発し促進するためと考えられる。
鉄損の低下が図られる歪の付与程度は残留応力で0.05kg
/mm2以上必要である。一方、歪の程度が余り大きくなる
と付与された歪のため鉄損が低下しないので、残留応力
の上限は5.0kg/mm2である。
/mm2以上必要である。一方、歪の程度が余り大きくなる
と付与された歪のため鉄損が低下しないので、残留応力
の上限は5.0kg/mm2である。
歪付与の方法は前記ブラシ、ボールペンの他にショット
ブラストの投射、歯車状ロールやダルロールによる軽圧
下等が採用される。また付与する歪はグラス被膜を破壊
しないかあるいは破壊しても軽度で外観上は殆んど被膜
に損傷を与えないようにするのが好ましい。
ブラストの投射、歯車状ロールやダルロールによる軽圧
下等が採用される。また付与する歪はグラス被膜を破壊
しないかあるいは破壊しても軽度で外観上は殆んど被膜
に損傷を与えないようにするのが好ましい。
本発明において歪取り焼鈍される方向性電磁鋼板につい
ては、その鋼成分、歪取り焼鈍されるまでの製造方法と
も限定する必要はない。
ては、その鋼成分、歪取り焼鈍されるまでの製造方法と
も限定する必要はない。
また歪取り焼鈍は連続焼鈍あるいは箱焼鈍のいずれであ
ってもよく、焼鈍方法は如何なる方法でも適用される。
ってもよく、焼鈍方法は如何なる方法でも適用される。
(実施例) 次に実施例を述べる。
実施例1 重量%でC:0.078%、Si:3.28%、Mn:0.075%、Al:0.028
%、S:0.025%、N:0.0080%、残部鉄からなる珪素鋼ス
ラブを常法で熱間圧延‐焼鈍‐冷間圧延を行って0.225m
m厚の鋼板とした。次いで脱炭焼鈍し、MgOを主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し、コイル状で仕上焼鈍した。
%、S:0.025%、N:0.0080%、残部鉄からなる珪素鋼ス
ラブを常法で熱間圧延‐焼鈍‐冷間圧延を行って0.225m
m厚の鋼板とした。次いで脱炭焼鈍し、MgOを主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し、コイル状で仕上焼鈍した。
仕上焼鈍後の鋼板に、鋼線ブラシによるブラッシング、
ショットブラストの投射、歯車状のロールによる1%の
圧下によって歪を付与した。次いで、これらの鋼板と、
比較のために歪を付与せず仕上焼鈍されたままの鋼板に
ついて歪取り焼鈍を800℃×2時間の条件で行って、磁
気特性を測定した。その結果を第1表に示す。
ショットブラストの投射、歯車状のロールによる1%の
圧下によって歪を付与した。次いで、これらの鋼板と、
比較のために歪を付与せず仕上焼鈍されたままの鋼板に
ついて歪取り焼鈍を800℃×2時間の条件で行って、磁
気特性を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例2 重量%でC:0.055%、Si:3.23%、Mn:0.065%、S:0.025
%、残部鉄からなる珪素鋼スラブを常法で熱間圧延−焼
鈍−冷間圧延−焼鈍−冷間圧延を行って0.225mm厚の鋼
板とした。次いで脱炭焼鈍し、MgOを主成分とする焼鈍
分離剤を塗布し、コイル状で仕上焼鈍した。
%、残部鉄からなる珪素鋼スラブを常法で熱間圧延−焼
鈍−冷間圧延−焼鈍−冷間圧延を行って0.225mm厚の鋼
板とした。次いで脱炭焼鈍し、MgOを主成分とする焼鈍
分離剤を塗布し、コイル状で仕上焼鈍した。
この仕上焼鈍後のコイルセット付の鋼板の実施例1と同
様な歪付与処理し、800℃×2時間の箱焼鈍後、磁気特
性を測定した。その結果を第2表に示す。
様な歪付与処理し、800℃×2時間の箱焼鈍後、磁気特
性を測定した。その結果を第2表に示す。
以上のように、本発明に従い、方向性電磁鋼板に歪を付
与し、次いで歪取り焼鈍することによって、鉄損を低下
させることができる効果が奏される。
与し、次いで歪取り焼鈍することによって、鉄損を低下
させることができる効果が奏される。
第1図は、方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍に際しての、歪
付与処理と鉄損との関係を示す図である。
付与処理と鉄損との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】仕上焼鈍された後の方向性電磁鋼板を歪取
り焼鈍するにあたり、該鋼板に0.05〜5.0kg/mm2の残留
応力を応じる歪を付与し、次いで歪取り焼鈍を行い鉄損
及び磁束密度を向上させることを特徴とする方向性電磁
鋼板の歪取り焼鈍方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177285A JPH0711035B2 (ja) | 1985-01-26 | 1985-01-26 | 方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177285A JPH0711035B2 (ja) | 1985-01-26 | 1985-01-26 | 方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61174329A JPS61174329A (ja) | 1986-08-06 |
| JPH0711035B2 true JPH0711035B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=11787257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177285A Expired - Lifetime JPH0711035B2 (ja) | 1985-01-26 | 1985-01-26 | 方向性電磁鋼板の歪取り焼鈍方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711035B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56227A (en) * | 1979-06-13 | 1981-01-06 | Kawasaki Steel Corp | Manufacture of grain-oriented electromagnetic steel plate of high flatness |
| JPS6014827B2 (ja) * | 1980-03-14 | 1985-04-16 | 新日本製鐵株式会社 | 低鉄損一方向性電磁鋼板及びその製造方法 |
| CA1197759A (en) * | 1982-07-19 | 1985-12-10 | Robert F. Miller | Method for producing cube-on-edge silicon steel |
| JPS5923822A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | Nippon Steel Corp | 磁気特性のすぐれた方向性電磁鋼板及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-01-26 JP JP1177285A patent/JPH0711035B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61174329A (ja) | 1986-08-06 |
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