JPH07110643A - 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置

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JPH07110643A
JPH07110643A JP27781893A JP27781893A JPH07110643A JP H07110643 A JPH07110643 A JP H07110643A JP 27781893 A JP27781893 A JP 27781893A JP 27781893 A JP27781893 A JP 27781893A JP H07110643 A JPH07110643 A JP H07110643A
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peeling
substance
image forming
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Application number
JP27781893A
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English (en)
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Kazuhiro Ando
和弘 安藤
Tadashi Saito
忠司 斉藤
Yoichi Asaba
陽一 浅場
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Yoshiaki Miyashita
義明 宮下
Satoshi Shinguryo
慧 新宮領
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Sadao Takahashi
貞夫 高橋
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の像形成物質剥離動作で像保持体から全
ての像形成物質を除去できなかった場合でも、リカバリ
ー処理可能で、像保持体上の像形成物質の付着量が多い
場合でも像形成物質を良好に除去できる、像保持体から
の像形成物質除去方法及びその装置を提供する。 【構成】 1回目の剥離処理実行後、転写紙10上に未
除去トナーがある場合、塗布ローラ207a,bの回転
速度を該1回目の剥離処理時より上げて液付与処理を実
行した後、剥離処理を繰り返す。塗布ローラ207a,
bの回転速度を上げると、前回の液付与処理時よりも多
くの浸透促進液21及び処理液20が転写紙10に供給
されて、未除去トナーは前回の剥離処理時よりも不安定
化されて、転写紙10表面から剥離されやすくなる。こ
の結果、転写紙10表面の損傷を最小限に抑えながら転
写紙10上からトナーを完全に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質が安定に付着した像保持用体としての例えば転写
シートから、像形成物質と転写シートとの付着を不安定
にする不安定化液を転写シートに付与して像形成物質を
取り除く、像保持体からの像形成物質除去方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み転写シートとしての用紙
からトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物
質除去方法及びその装置としては種々のものが知られて
いる。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−1
01576号公報には、トナーが付着された用紙をトナ
ー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加
し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成
物質除去方法が開示されている。また、特開平4−30
0395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴
霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解
し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、
機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去し、そ
の後乾燥・延伸などの紙の仕上げを行う像形成物質除去
方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−255195号公報には、支持体上に離型
剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式
で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体に
インキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該イ
ンキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方
法が開示されている。また特開平4−64472号公報
には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンド
レスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷
却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペ
ーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつけ
る押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部から
なるイレーザが開示されている。また特開平4−829
83号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を
通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本の
ローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接
箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、
前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去
する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記溶剤を
使用しない方法や装置は、表面に紙繊維が露出している
通常の紙に画像を記録した記録済み転写シートから像形
成物質を除去するのに使用すると、例えば電子写真方式
の定着工程で熱溶融性樹脂を主成分とする像形成物質を
転写シートに融着させるなどして、像形成物質が転写シ
ート表面の繊維に強固に固着されているので、像形成物
質除去の際に像形成物質と共に表面の紙繊維を剥ぎ取っ
て紙質を損傷してしまう。特に像形成物質の除去性を高
めるために、上記インキ剥離体、エンドレスシートある
いはローラさせた上に熱や圧力を加える場合、種々の条
件によっては、逆に像形成物質と転写シートとの間の定
着性を高めてしまって除去を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み転写シ
ートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して転写シートから剥離する像
形成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−25
5916号参照)。これによれば、転写シートの紙質を
比較的損傷することなく、像形成物質のみを除去するこ
とができる。
【0006】ところが、この方法によれば、例えば、転
写シート上の画像濃度が高い場合、すなわち転写シート
上のトナー付着量が多い場合、1回のトナー剥離動作で
転写シートから全てのトナーを良好に除去できずに、転
写シート上にトナーが残存してしまうことがあるという
問題点があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、1回の像形成物質剥
離動作で像保持体から全ての像形成物質を除去できなか
った場合でも、リカバリー処理可能で、像保持体上の像
形成物質の付着量が多い場合でも像形成物質を良好に除
去できる、像保持体からの像形成物質除去方法及びその
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、表面に像形成物質が安定に付
着している像保持体より、像形成物質を取り除く像保持
体からの像形成物質除去方法において、該像保持体上の
該像形成物質に対して、該表面と該像形成物質との付着
力より大きな付着力を有する剥離部材を像保持体上の像
形成物質に接触させた後に、該像保持体から離間させる
剥離工程と、該剥離工程が施された像保持体上の該像形
成物質の残存量を検知する残存量検知工程と、該残存量
が所定量以上である場合、残存状態に合わせた装置の制
御を行い、再剥離する再剥離工程とを有することを特徴
とするものである。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の像保
持体からの像形成物質除去方法において、上記剥離部材
を上記像保持体上の像形成物質に接触させるのに先立っ
て、上記表面が繊維質で構成された該像保持体上に安定
して付着している該像形成物質と、該表面との付着状態
を不安定状態にする付着不安定化工程を施すことを特徴
とするものである。
【0010】また、請求項3の発明は、表面に像形成物
質が安定に付着している像保持体より、像形成物質を取
り除く像保持体からの像形成物質除去装置において、像
保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物質
との付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該像
保持体との付着が不安定化している該像形成物質に接触
させた後に、該像保持体から離間させる剥離手段と、該
剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質の
残存量を検知する残存量検知手段と、該残存量が所定量
以上である場合、残存状態に合わせた装置の制御を行
い、再剥離する再処理制御手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3の像保
持体からの像形成物質除去装置において、予め上記像保
持体上の上記像形成物質の付着量を検知する付着量検知
手段を設け、該付着量と上記残存量とを比較し、該残存
量が該付着量に対して所定割合以上のとき再処理するこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5の発明は、繊維質の表面に
像形成物質が安定に付着している像保持体より、像形成
物質を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置にお
いて、該表面と該像形成物質との付着状態を不安定化す
る付着不安定化物質を該表面と該像形成物質との界面部
に含浸させる含浸手段と、像保持体との付着が不安定化
している像形成物質に対して、該表面と該像形成物質と
の付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該像保
持体との付着が不安定化している該像形成物質に接触さ
せた後に、該像保持体から離間させる剥離手段と、該剥
離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質の残
存量を検知する残存量検知手段と、該残存量検知手段に
より該像保持体上に該像形成物質の残存が認められた場
合、該含浸手段による該付着不安定化物質の該界面部に
対する含浸量を増やすように該含浸手段の制御を行い、
再剥離する再処理制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0013】また、請求項6の発明は、表面に像形成物
質が安定に付着している像保持体より、像形成物質を取
り除く像保持体からの像形成物質除去装置において、像
保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物質
との付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該像
保持体上の像形成物質に接触させた後に、該像保持体か
ら離間させる剥離手段と、該剥離部材の接触・離間後の
像保持体上の該像形成物質の残存量を検知する残存量検
知手段と、該残存量検知手段により該像保持体上に該像
形成物質の残存が認められた場合、該剥離手段による該
剥離部材の該像保持体に対する接触圧を増やすように該
剥離手段の制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを
設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項7の発明は、表面に像形成物
質が安定に付着している像保持体より、像形成物質を取
り除く像保持体からの像形成物質除去装置において、像
保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物質
との付着力より大きな付着力を有する剥離部と、少なく
とも該像保持体上の熱溶融性の該像形成物質を加熱して
軟化させる加熱軟化部材とを備えた剥離部材を、該像保
持体上の像形成物質に接触させた後に、該像保持体から
離間させる剥離手段と、該剥離部材の接触・離間後の像
保持体上の該像形成物質の残存量を検知する残存量検知
手段と、該残存量検知手段により該像保持体上に該像形
成物質の残存が認められた場合、該加熱軟化部材による
該像形成物質に対する加熱温度を上げるように該加熱軟
化部材の制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設
けたことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項8の発明は、繊維質の表面に
像形成物質が安定に付着している像保持体より、像形成
物質を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置にお
いて、該表面と該像形成物質との付着状態を不安定化す
る付着不安定化物質を該表面と該像形成物質との界面部
に含浸させる含浸手段と、像保持体との付着が不安定化
している像形成物質に対して、該表面と該像形成物質と
の付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該像保
持体との付着が不安定化している該像形成物質に接触さ
せた後に、該像保持体から離間させる剥離手段と、該剥
離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質の残
存量を検知する残存量検知手段と、該残存量検知手段に
より該像保持体上に該像形成物質の残存が認められた場
合、該含浸手段あるいは該剥離部材との対向部における
該像保持体の移動速度を低下させるように制御を行い、
再剥離する再処理制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0016】また、請求項9の発明は、繊維質の表面に
像形成物質が安定に付着している像保持体より、像形成
物質を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置にお
いて、少なくとも該表面に該像形成物質が付着している
間に、該表面と該像形成物質との界面部に浸透して該表
面と該像形成物質との付着状態を不安定化する付着不安
定化物質の該界面部への浸透を促進させる浸透度促進物
質を該表面に含浸、もしくは塗布する促進物質含浸手段
と、像保持体との付着が不安定化している像形成物質に
対して、該表面と該像形成物質との付着力より大きな付
着力を有する剥離部材を、該像保持体との付着が不安定
化している該像形成物質に接触させた後に、該像保持体
から離間させる剥離手段と、該剥離部材の接触・離間後
の像保持体上の該像形成物質の残存量を検知する残存量
検知手段と、該残存量検知手段により該像保持体上に該
像形成物質の残存が認められた場合、該促進物質含浸手
段の作動を禁止するように該促進物質含浸手段の制御を
行い、再剥離する再剥離手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項3,
4,6又は7の像保持体からの像形成物質除去装置にお
いて、上記剥離部材を上記像保持体上の像形成物質に接
触させるのに先立って、繊維質で構成された上記表面と
該像形成物質との付着を不安定化する付着不安定化手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項11の発明は、請求項3,
4,5,6,7,8,9又は10の像保持体からの像形
成物質除去装置において、上記再処理制御手段による再
剥離処理を所定回数行っても、上記残存量検知手段によ
り上記像保持体上の上記像形成物質の残存が認められる
と、それ以後の再剥離処理を禁止する剥離処理禁止手段
を設けたことを特徴とするものである。 (以下、余白)
【0019】
【作用】請求項1乃至11の発明においては、像保持体
上の像形成物質に、剥離部材の表面を接触させた後に、
該表面を像保持体から離間させて、剥離部材表面に接着
された像形成物質を、像保持体から剥離させる。
【0020】そして、上記像形成物質の像保持体からの
剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残存してい
る場合には、例えば、該剥離処理実行前の像形成物質の
付着量と残存量とを比較して残存量が付着量に対して所
定割合以上の場合には、像形成物質の残存状態に合わせ
た装置の制御を行い、像保持体上に残存した像形成物質
に剥離部材の表面を再度接触させて、該像保持体上に残
存した像形成物質を像保持体上から剥離する。
【0021】特に、請求項5の発明においては、1回目
の剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残存して
いる場合には、像保持体の繊維質表面と像形成物質との
付着状態を不安定化する付着不安定化物質を、該1回目
の剥離処理実行前より多く該表面と該像形成物質との界
面部に含浸させ、像形成物質の像保持体表面との付着状
態を該1回目の剥離処理実行時よりもよりいっそう不安
定化させて再剥離を行う。
【0022】また、特に、請求項6の発明においては、
1回目の剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残
存している場合には、剥離部材の該像保持体に対する接
触圧を増やし、残存している像形成物質に対して剥離部
材を該1回目の剥離処理実行時よりも強く圧接させて再
剥離を行う。
【0023】また、特に、請求項7の発明においては、
1回目の剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残
存している場合には、剥離部材の加熱軟化部材による該
像形成物質に対する加熱温度を上げて熱溶融性の像形成
物質を軟化させ、像形成物質を像保持体の表面から離れ
やすくして再剥離を行う。
【0024】また、特に、請求項8の発明においては、
1回目の剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残
存している場合には、像保持体の繊維質表面と像形成物
質との付着状態を不安定化する付着不安定化物質を該表
面と該像形成物質との界面部に含浸させる含浸手段ある
いは剥離部材との対向部における該像保持体の移動速度
を該1回目の剥離処理実行時よりも低下させ、該含浸手
段による付着不安定化物質供給時間を長くして付着不安
定化物質供給量を多くし、あるいは該剥離部材による像
形成物質剥離時間を長くして再剥離を行う。
【0025】また、特に、請求項9の発明においては、
1回目の剥離処理実行後、像保持体上に像形成物質が残
存している場合には、像保持体の繊維質表面と像形成物
質との付着状態を不安定化する付着不安定化物質の該表
面と該像形成物質との界面部への浸透を促進させる浸透
度促進物質を該表面に含浸、もしくは塗布する促進物質
含浸手段の作動を禁止して再剥離を行う。
【0026】また、特に、請求項10の発明において
は、剥離部材を上記像保持体上の像形成物質に接触させ
るのに先立って、像保持体の繊維質の表面と像形成物質
との付着を不安定化する。例えば、表面に像形成物質が
安定に付着している像保持体に、該表面と像形成物質と
の付着を不安定化する付着不安定化物質を付与して付着
性を不安定化する。この付着不安定化物質としては、例
えば、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを
含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む
水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水ある
いは水溶液などを用いることができる。
【0027】また、特に、請求項11の発明において
は、再剥離処理を所定回数行っても、上記残存量検知手
段により上記像保持体上の上記像形成物質の残存が認め
られると、それ以後の再剥離処理を禁止する。これは次
の理由による。すなわち、朱肉印、シャチハタ(商品
名)印等による押印や、市販の、サインペン、ボールペ
ン、鉛筆、赤色鉛筆等による加筆による像を形成する像
形成物質は、剥離処理を何度行っても除去されずに像保
持体上に残存することがあるという事実を確認した。ま
た電子写真複写機などで形成された画像でもカラーコピ
ーの場合には、像形成物質としてのカラートナーが除去
されずに残存することがあるという事実を確認した。そ
して、上記加筆による像を形成する像形成物質やカラー
トナーは、何度剥離処理を繰り返しても像保持体上から
剥離できないので、該像形成物質やカラートナーを剥離
しようとするための剥離処理は無駄なものとなってしま
う。そこで、再剥離処理を所定回数行っても、上記像形
成物質やカラートナーが像保持体上に残存していること
が認められると、それ以後の再剥離処理を禁止する。
【0028】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置(以
下、トナー除去装置という)に適用した実施例について
説明する。
【0029】図1は、本実施例1に係るトナー除去装置
の概略構成を示す正面図である。まず、全体の概略を説
明すると、このトナー除去装置は、トナー像が形成され
た転写紙10を一枚づつ分離給送する給紙ユニット1
と、給紙ユニット1から送られてきた転写紙10に液を
供給し、液が供給された転写紙10からトナーを剥離し
て除去する液付与ユニット兼トナー剥離ユニット6と、
トナーが除去された転写紙10を乾燥させる乾燥ユニッ
ト4と、乾燥ユニット4から搬送された転写紙10に必
要に応じて識別マークを付与する識別マーク付与手段と
しての識別マーク付与ユニット30と、識別マーク付与
ユニット30からの転写紙10を分別するための分別ユ
ニット40と、分別ユニット40で分別された転写紙1
0を受ける紙受けユニット5とを備えている。
【0030】次に、図示の例の各ユニット1,4,5,
6,30,40について説明する。上記給紙ユニット1
は、手差し台101上の転写紙10を給紙ローラ102
で給紙し、分離ローラ対103で重送紙を分離して、一
枚の転写紙10のみをタイミング調整及びスキュー補正
のためのレジストローラ対104で送り出すものであ
る。その具体的な構成及び動作は電子写真複写機におけ
る給紙機構と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、給紙ユニット1は給紙ローラ102及び分離ロー
ラ対103で給紙された転写紙10の状態を検知する転
写紙状態センサ105を有している。この転写紙状態セ
ンサ105はCCDセンサ等で構成され、転写紙10上
の画像面積率、転写紙10の再利用回数、朱肉印等によ
る印影の有無等を読み取る。
【0031】上記液付与ユニット兼トナー剥離ユニット
6は、クランプ爪602で転写紙先端をクランプして周
面に保持して回転する紙保持ドラム601を備え、該ド
ラム601近傍には、該ドラム601周面に保持された
転写紙10に液を供給するための液付与部が設けられて
いる。
【0032】上記液付与部は、紙保持ドラム601上の
転写紙10に、後述する処理液20の転写紙10への浸
透を促進させる浸透度促進剤としての浸透促進液21を
付与する浸透促進液付与部2aと、該転写紙10に、転
写紙表面に安定に付着しているトナーと該表面との付着
状態を不安定状態にする不安定化剤としての上記処理液
20を付与する処理液付与部2bとから構成されてい
る。該浸透促進液付与部2a及び処理液付与部2bは、
それぞれ液容器201a,b、塗布ローラ207a,
b、液容器から塗布ローラに毛細管現象等で液を供給す
るための液供給部材246a,b等で構成されている。
また、各塗布ローラ207a,bは、紙保持ドラム60
1の表面に接触又は離間するように移動自在に構成さ
れ、その移動は制御部で制御される。また、各液供給部
材246a,bは、例えばフェルト等の給液性材料で形
成され、毛細管現象等により液容器201a,b内の液
を塗布ローラに供給する。
【0033】ここで、上記処理液20としては、水、水
溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、
及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を
用いることができる。また、該水又は水溶液には、所定
の有機溶剤を含有させることもできる。また、上記処理
液20として、有機溶剤のみを用いることができる。ま
た、上記浸透促進液21としては、界面活性剤を含む水
溶液、及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水溶液等を用
いることができる。
【0034】上記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、
マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、ア
ルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、
トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質
物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、
ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマー
や、セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0035】また、上記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スル
ホベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸
塩、イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル
型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価
アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリコー
ル等)の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0036】また、上記水又は水溶液に含有させる有機
溶剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセ
テート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレ
ン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコー
ル、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエ
チルケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エ
チレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオ
キサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ール、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0037】また、上記単独で用いる有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0038】また、上記液付与ユニット兼トナー剥離ユ
ニット6は、液が供給された転写紙10からトナーを剥
離して除去する剥離部材としての剥離ローラ302を備
えている。この剥離ローラ302は、紙保持ドラム60
1の表面に接触又は離間するように移動自在に構成さ
れ、その移動は制御部で制御される。また、剥離ローラ
302の表面は、少なくとも軟化しているトナーに対し
て、転写紙10と該トナーとの付着力より大きい付着力
を有するものを用いて構成する。具体的には、上記トナ
ーと同一又は類似のトナー成分樹脂や、接着剤の成分樹
脂等を用いることができ、またアルミ系、銅系、ニッケ
ル系、鉄系等の金属材料を用いることもできるが、これ
らに限定されるものではない。また、上記樹脂は、水溶
性のものであっても、あるいは非水溶性のものであって
もよい。
【0039】上記トナー成分樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン−ブ
チルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0040】また、上記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニト
リルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴ
ム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化
チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0041】また、上記樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。即ち、図示の例のようにローラ形状の剥離部材
とする場合には、支持体としての基体ローラ上に上記樹
脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成すること
が望ましい。
【0042】上記樹脂などを支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ、等も用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0043】また、剥離ローラ302の内部には、トナ
ーの軟化手段としての加熱ランプ301を内蔵してい
る。この加熱ランプ301は、転写紙10の表裏に密着
して転写紙10に固着しているトナーを加熱して軟化さ
せ、これにより、トナーを転写紙10の繊維から剥がれ
易くするものである。この加熱はドラム601との圧接
部において転写紙10上のトナーが溶融しない程度に行
うことが望ましい。トナーが溶融してしまうと転写紙1
0上のトナーを、紙側と剥離ローラ302側とに分断す
ることなく、剥離ローラ302側へ転写させるのが、困
難になるためである。また加熱し過ぎると剥離ローラ3
02のドラム601との圧接部を通過中に転写紙10が
乾燥し過ぎて、トナーの転写紙10に対する固着力が転
写紙10が濡れている場合に比して強まり、転写紙10
がトナーを介して剥離ローラ302に貼り付いて分離で
きなくなる恐れがある。従って、加熱部通過後の転写紙
10に多少の湿り気が残って上記トナーの再付着を防止
できる程度に加熱することが望ましい。
【0044】また、上記液付与ユニット兼トナー剥離ユ
ニット6は、上記剥離ローラ302の表面をクリーニン
グするクリーニング装置304、駆動部(不図示)等を
備えている。このクリーニング装置304は、剥離ロー
ラ302の表面上のトナーを除去するクリーニングロー
ラ305、クリーニングローラ305上のトナーを掻き
落すスクレーパブレード306、スクレーパブレードで
306で掻き落したトナーを収容するトナー受け(トナ
ー容器)307を備えている。このクリーニングローラ
305は、剥離ローラ302の表面上の余分なトナーを
除去して、剥離ローラ302表面を平滑化するように構
成してもよい。また、このクリーニングローラに代え、
ブレードやスクレーパなどを用いてもよい。
【0045】なお、上記剥離ローラ302に代え、これ
と同様の表面特性を備えたベルトを用いたり、上記クリ
ーニング装置304のクリーニングローラ305に代え
剥離ローラ302表面に直接当接させたクリーニングブ
レードやスクレーパなどを用いたりしても良い。
【0046】また、トナー剥離処理工程後に該ドラム6
01に保持された転写紙10上に残存している未除去画
像を検知するための検知手段として、該ドラム601の
回転方向の剥離ローラ302の下流側に、CCDセンサ
603が設けられている。
【0047】上記乾燥ユニット4は、転写紙10を乾燥
させるものであり、加熱ランプ401内蔵の例えばアル
ミからなる上乾燥ローラ402と、これに下方から圧接
する下乾燥ローラ404とから構成されている。この下
乾燥ローラ404は給液性部材からなる表層を備え、該
表層の液を絞り落す絞りブレード(不図示)が当接して
いる。このような乾燥ローラ対402,404に代え、
又は加え、ベルト状の部材を用いたり、熱風ファンや赤
外線ランプなどを用いたりしても良い。
【0048】上記識別マーク付与ユニット30として
は、転写紙10に識別マークとしての孔を穿つ穿孔ユニ
ットや、転写紙10上に所定の識別マークを印字する印
字ユニット等を用いることができる。
【0049】上記分別ユニット40は、偏向爪41、ガ
イド板42a,b等を備えており、後述する制御部から
の制御データに応じて偏向爪41の位置を切り換えるこ
とにより、搬送されてきた転写紙10を、未除去画像が
残存しない転写紙10a用の搬送路を形成するガイド板
42aと、未除去画像が残存する転写紙10b用の搬送
路を形成するガイド板42bとに分岐して搬送する。
【0050】そして、上記紙受けユニット5は、上記分
別ユニット40で分別された転写紙10を受けるための
二つの排紙トレー501a,bを備えており、未除去画
像が残存しない転写紙10aは、排出ローラ対502a
で排紙トレー501aに排出され、一方、未除去画像が
残存する転写紙10bは、排出ローラ502bで排紙ト
レー501bに排出される。また、紙受けユニット5の
排紙トレイ501aは、上昇及び下降可能なエレベータ
式トレイであり、排紙トレイ501a上の転写紙10の
レベルを検知する排紙レベルセンサ505が設けられて
いる。
【0051】また、このトナー除去装置には、図示を省
略したが、給紙台に転写紙10があるか否かを検出する
検出手段、給紙ユニット1による転写紙10の重送検出
手段、浸透促進液付与部2aの浸透度促進液21用及び
処理液付与部2bの処理液20用の液容器中の液残量検
出手段、該液容器への液自動補給手段、転写紙10の装
置内ジャム検出手段、各加熱ランプの点灯制御手段と、
トナー受け容器307内満杯手段などが設けられてい
る。
【0052】次に、図2を用いて、上記トナー除去装置
を動作させるための制御手段としての制御部について説
明する。図2は、図1のトナー除去装置を動作させるた
めの制御ブロック図である。図2において、商用電源9
01から交流電源供給を受け、メインスイッチ902を
オンすると直流電源(PSU)903から、DC電源電
圧が各制御ICに供給される。電源を供給されたCPU
904は、プログラムカウンタ等のリセットを行い、R
OM905に書き込まれたプログラム内容に基づいて、
制御を開始する。CLK発振器906は、CPU動作に
必要な基準クロック(CLK)を供給する。
【0053】アドレスデータバス907を通して、パラ
レルインターフェイス908にリレー911をオンする
データが送られると、パラレルインターフェイスの出力
ポートに接続されたドライバー910を介して、リレー
911の接点駆動コイル911aが通電されて、リレー
911の接点が閉じる。
【0054】そして、ソリッドステートリレーSSR1
(912)及びSSR2(913)をそれぞれオンする
データが前記と同様にドライバー910へ送られると、
該ドライバー910を介してSSR1(912)がON
になり、剥離ローラ302を加熱する加熱ランプ301
に対応する抵抗体914a,bに電流が流れて、同ロー
ラ302の加熱を開始する。更に、該ドライバー910
を介してSSR2(913)がONになり、乾燥ローラ
402を加熱する加熱ランプ401に対応する抵抗体9
15に電流が流れて、同ローラ402の加熱を開始す
る。各ローラ302,402の温度は、それぞれサーミ
スタ916,917で検知されてA/Dコンバータ91
8へ入力され、アナログデータからデジタルデータへ変
換される。RAM919には各ローラの制御温度が書き
込まれており、その値と比較して温度制御される。この
制御温度のデータは操作表示部50の制御部920から
シリアルインターフェイス921を通して、RAM91
9に書き込むこともできる。
【0055】また、給紙モータ923、レジストモータ
924、メイン駆動モータ922、及び紙保持ドラムモ
ータ933が制御部のドライバー910に接続されてい
る。なお、給紙ローラ102、分離ローラ対103及び
レジストローラ104以外の負荷は、全てメイン駆動モ
ータ922にて同期駆動される。
【0056】また、上記紙保持ドラム601のクランプ
爪602を開閉するソレノイド926及び偏向爪41の
位置を切り換えるソレノイド932が制御部のドライバ
ー910に接続されている。
【0057】また、上記塗布ローラ207a,bを接離
する塗布ローラソレノイド927a,bも、上記ソレノ
イド926と同様にドライバー910に接続されてお
り、転写紙10の状態により、どの塗布ローラ207を
紙保持ドラム601に接触させるかが制御される。更
に、各ローラ207の回転はそれぞれの駆動モータで駆
動され、例えば浸透促進液21用の塗布ローラ207a
は塗布ローラモータ928aで駆動される。同様に処理
液20用の塗布ローラ207bは、塗布ローラモータ9
28bで駆動される。
【0058】また、剥離ローラ302を接離する剥離ロ
ーラ加圧モータ929も、上記塗布ローラモータ928
a,bと同様にドライバー910に接続されており、紙
保持ドラム601への接離、及び転写紙10の状態に応
じた該ローラ302の紙保持ドラム601に対する加圧
量が制御される。
【0059】また、上記転写紙状態センサ105及びC
CDセンサ603は、A/Dコンバータ918に接続さ
れている。また、上記識別マーク付与ユニット30内の
制御部930は、操作表示部50の制御部920と同様
にシリアルインターフェイス921を通じてアドレスデ
ータバス907に接続されている。また、上記紙受けユ
ニット5の排紙トレイ501a上の転写紙の有無を検知
する排紙レベルセンサ505は、パラレルインターフェ
イス908を通じてアドレスデータバス907に接続さ
れ、排紙トレイ501aの上昇・下降駆動を行う排紙ト
レイモータ931はドライバー910に接続されてい
る。
【0060】〔実施例1〕次に、図3,4のフローチャ
ートを用いて、上記図1のトナー除去装置の制御につい
て説明する。図3は上記構成のトナー除去装置の制御の
フローチャートであり、図4は同フローチャートのトナ
ー除去処理モードを示すサブフローチャートである。ま
ず、図3において、上記のように抵抗体914a,b,
915に電流が流れて、各ローラ302,402の加熱
が開始され、各ローラ302,402の温度が、それぞ
れ剥離あるいは乾燥するのに充分な温度(RAMの設定
値)になったら、制御部920を介して操作表示部50
に動作可能の表示(LED点灯等)を示す。操作表示部
50の制御部920より動作指令データが送信された
ら、CPU904はメイン駆動モータ922を動作さ
せ、同モータの負荷が一定速度で駆動できたら、給紙モ
ータ923を駆動し、給紙を開始する(ステップ1)。
給紙された転写紙10は、転写紙状態センサ105で再
利用の可否を判断するデータを読み込まれる(ステップ
2)。このデータはA/Dコンバータ918でパラレル
デジタルデータに変換され、必要な場合は転写紙状態判
断のために画像処理が実行される(ステップ3)。 (以下、余白)
【0061】次に、レジストモータ924がスキュー防
止のため給紙モータ923とのタイミングを計りながら
回転する(ステップ4)。次に、上記転写紙状態のデー
タがROM905に書き込まれている内容(画像面積率
の限界値、再利用限界値等)と比較されて、トナー除去
処理が可能かどうかが判断される(ステップ5)。ここ
で、トナー除去処理不可と判断した場合は紙送りモード
に入り(ステップ6)、偏向爪ソレノイド932を駆動
し、排紙トレイ501bに転写紙10を排紙する(ステ
ップ7)。一方、トナー除去処理可と判断した場合に
は、後述するトナー除去処理モードが実行される(ステ
ップ8)。
【0062】上記トナー除去処理モード(図4参照)で
は、レジストモータ924が紙保持ドラム601の開い
たクランプ爪602の位置に転写紙10を送り出す。こ
こで、紙保持ドラム601のクランプ爪602を閉じる
制御データがパラレルインターフェース908に送られ
ると、ドライバー910によりソレノイド926が動作
して、クランプ爪602が閉じて転写紙10をくわえ込
み(ステップ8−1a)、紙保持ドラムモータ933を
ONして回転させる(ステップ8−2a)。
【0063】次に、塗布ローラ207a,bの回転速度
Rとして所定の初期回転速度R0を初期設定する(ステ
ップ8−3a)。この回転速度RはRAM919に設定
される。ここで、上記転写紙状態センサ105で読み取
った転写紙10の状態データに基づいて、上記塗布ロー
ラ207a,bの回転速度Rの初期設定値を異ならせて
も良い。
【0064】そして、上記RAM919に初期設定され
た回転速度R(R0)で塗布ローラ207a,bを回転
させ、該塗布ローラ207a,bによって、上記紙保持
ドラム601上の転写紙10に、界面活性剤等の上記浸
透促進液21、及び蒸留水等の処理液20を塗布する
(ステップ8−4a)。これにより、転写紙10とトナ
ーとの間の界面部に処理液20を浸透させる。
【0065】次に、加熱ランプ30による加熱で、転写
紙10及びそこに絡みついているトナーが剥離しやすい
ようにするとともに、剥離ローラ302で転写紙10上
からトナーを剥離して取り除く(ステップ8−5a)。
【0066】そして、上記剥離処理実行後、上記CCD
センサー603で転写紙10上に残った未除去トナー画
像を検知する(ステップ8−6a)。ここで、CCDセ
ンサー603による検知データはA/Dコンバータ91
8を介してCPU904に送られ、未除去画像の残画像
面積の比率が所定値a%以下であるかどうかを判断する
(ステップ8−7a)。NOの場合には、更に上記液付
与処理及び剥離処理をb回以上行ったかどうかを判断す
る(ステップ8−8a)。ステップ8−8aでNOの場
合には、それまでRAM919に設定されていた塗布ロ
ーラ207a,bの回転速度Rに所定の回転速度rを加
えた値を新たにRAM919に設定する(ステップ8−
9a)。その後、新たに設定された回転速度Rで塗布ロ
ーラ207a,bを回転させて更に上記液付与処理を実
行した後、上記剥離処理を繰り返す。そして、再度の剥
離処理にもかかわらず転写紙10上にトナーが残り、そ
の剥離処理が所定回数以内のものである場合には、再び
上記ステップ8−9aを実行し、上記液付与処理を実行
した後、上記剥離処理を繰り返す。ここで、塗布ローラ
207a,bの回転速度を上げる、すなわち紙保持ドラ
ム601との線速比を上げることにより、塗布ローラ2
07a,bの上記浸透促進液21及び処理液20の汲み
上げ量が上がり、前回の液付与処理時よりも多くの浸透
促進液21及び処理液20が転写紙10に供給される。
これにより、前回の剥離処理で剥離されずに残留したト
ナーは、転写紙10表面との付着状態が前回の剥離処理
時よりもより不安定化されて、転写紙10表面から剥離
されやすくなる。この結果、転写紙10表面の繊維をト
ナーとともに転写紙10上から剥離することなく、転写
紙10表面の損傷を最小限に抑えながら転写紙10上か
らトナーを完全に除去することができるようになる。一
方、ステップ8−8aでYESの場合、即ち上記液付与
処理及び剥離処理を所定回数繰り返しても一定面積のト
ナー画像が剥離できない場合には、その未除去画像がC
CDセンサ603で検知され、その検知データがA/D
コンバータ918を介してCPU904に送られ、RA
M919に書き込まれて識別マーク付与ユニット30、
分別ユニット40などにおける制御に用いられる。ま
た、ステップ8−8aでYESの場合、トナー剥離工程
が途中であっても、クランプ爪602を開く制御データ
がパラレルインターフェース908に送られ、ドライバ
ー910によりソレノイド926の動作が停止して(ス
テップ8−10a)、転写紙10がクランプ爪602か
ら開放され、紙保持ドラム601から分離し、乾燥ユニ
ットに送られて乾燥され(ステップ8−11a)、分別
ユニット40に送られる。
【0067】分別ユニット40では、上記CCDセンサ
603に基づき、未除去画像が残存している転写紙10
bが搬送されてきた場合には、転写紙10bをガイド板
42b内に搬送するように偏向爪41の位置を切り換え
る。これにより、転写紙10bは再利用不可の転写紙用
の排紙トレイ501bに排紙される(ステップ8−12
a)。
【0068】また、上記ステップ8−7aの判断でYE
Sの場合、即ち残画像面積がa%以下の場合は、上記ス
テップ8−10a,8−11aと同様にソレノイド92
6をOFFし、クランプ爪602を開いて転写紙10を
開放し、乾燥ユニット4で乾燥する(ステップ8−13
a,8−14a)。
【0069】次に、識別マーク付与ユニット30で転写
紙10に再利用回数に対応した識別マークを付与する
(ステップ8−15a)。この識別マーク付与ユニット
としては、例えば穿孔ユニット、印字ユニット等を用い
ることができる。穿孔ユニットを用いた場合には、上記
CCDセンサ603で既にパンチがあるかどうかを検知
し、パンチがあるときは、例えばその隣にパンチするよ
うに制御する。また、印字ユニットを用いた場合には、
例えば、上記CCDセンサ603で既に転写紙10の先
端等に印字した〇、×等があるかどうかを検知し、その
〇、×印があるときは、例えばその隣に印字するように
制御する。また、再利用回数に応じて識別マークの色を
変えるように構成してもよい。例えば、再利用回数1、
2、3、4..に対して赤、青、黄、緑..を対応さ
せ、上記CCDセンサ603で赤色の識別マークを検知
したときは、該マークの上に青の識別マークを形成する
ように制御する。この識別マークは転写紙10の状態を
示すデータとして利用する。そして、識別マークが付与
された転写紙10は、分別ユニット40に送られる。
【0070】分別ユニット40では、上記CCDセンサ
603に基づき、未除去画像が残存していない転写紙1
0aが搬送されてきた場合には、転写紙10bをガイド
板42a内に搬送するように偏向爪41の位置を切り換
える。これにより、転写紙10bは再利用可の転写紙用
の排紙トレイ501aに排紙される(ステップ8−16
a)。ここで、上記排紙レベルセンサ505は、排紙ト
レイ501a上に排紙された転写紙10aを検知し、パ
ラレルインターフェース908を通じて紙有りのデータ
を送り、CPU904は排紙トレイモータ931を動作
させて排紙トレイ501aを下降させる。この下降動作
は排紙レベルセンサ505からの入力が紙無しに対応す
る値になるまで続き、排紙トレイ501a上の紙の高さ
はスタック量が多くなっても一定の高さにあり、排紙は
常に安定動作を行う。
【0071】以上、本実施例1によれば、転写紙10上
にトナーが残留した場合には、塗布ローラ207a,b
の回転速度Rを上げて前回の液付与処理時よりも多くの
浸透促進液21及び処理液20を転写紙10に供給する
ので、前回の剥離処理時よりも残留したトナーを転写紙
10表面から剥離しやすくでき、転写紙10表面の繊維
をトナーとともに転写紙10上から剥離することなく、
転写紙10表面の損傷を最小限に抑えながら転写紙10
上からトナーを完全に除去することができる。
【0072】〔実施例2〕次に、図5のフローチャート
を用いて、上記図1のトナー除去装置の他の制御につい
て説明する。図5は図3のフローチャートのトナー除去
処理モードを示すサブフローチャートである。なお、本
実施例においては、上記図3に示した処理の流れは同じ
であり、図3中のトナー除去処理モードにおける処理内
容のみが異なるので、以下では該トナー除去処理モード
のみについて説明し、図3の他の処理内容についての説
明は省略する。
【0073】本実施例におけるトナー除去処理モード
(図5参照)では、上記実施例1におけるステップ8−
1a,8−2aと同様に、転写紙10がクランプ爪60
2の位置に送り出されると、クランプ爪602が閉じて
転写紙10をくわえ込み(ステップ8−1b)、紙保持
ドラムモータ933をONして紙保持ドラム601を回
転させる(ステップ8−2b)。
【0074】次に、剥離ローラ302の紙保持ドラム6
01に対する接触圧Pとして所定の初期接触圧P0を初
期設定する(ステップ8−3b)。この接触圧PはRA
M919に設定される。ここで、上記転写紙状態センサ
105で読み取った転写紙10の状態データに基づい
て、上記剥離ローラ302の接触圧Pの初期設定値を異
ならせても良い。
【0075】次に、上記剥離ローラ加圧モータ929を
動作させ、RAM919に初期設定された接触圧P(P
0)で紙保持ドラム601に接触するように、剥離ロー
ラ302を移動させる(ステップ8−4b)。そして、
塗布ローラ207a,bによって、上記紙保持ドラム6
01上の転写紙10に、界面活性剤等の上記浸透促進液
21、及び蒸留水等の処理液20を塗布する(ステップ
8−5b)。これにより、転写紙10とトナーとの間の
界面部に処理液20を浸透させる。
【0076】次に、加熱ランプ30による加熱で、転写
紙10及びそこに絡みついているトナーが剥離しやすい
ようにするとともに、剥離ローラ302で転写紙10上
からトナーを剥離して取り除く(ステップ8−6b)。
【0077】そして、上記剥離処理実行後、上記CCD
センサー603で転写紙10上に残った未除去トナー画
像を検知する(ステップ8−7b)。ここで、CCDセ
ンサー603による検知データはA/Dコンバータ91
8を介してCPU904に送られ、未除去画像の残画像
面積の比率が所定値a%以下であるかどうかを判断する
(ステップ8−8b)。NOの場合には、更に上記液付
与処理及び剥離処理をb回以上行ったかどうかを判断す
る(ステップ8−9b)。ステップ8−9bでNOの場
合には、それまでRAM919に設定されていた剥離ロ
ーラ302の紙保持ドラム601に対する接触圧Pに所
定の接触圧pを加えた値を新たにRAM919に設定す
る(ステップ8−10b)。その後、新たに設定された
接触圧Pで剥離ローラ302を紙保持ドラム601に接
触させて更に上記液付与処理を実行した後、上記剥離処
理を繰り返す。そして、再度の剥離処理にもかかわらず
転写紙10上にトナーが残り、その剥離処理が所定回数
以内のものである場合には、再び上記ステップ8−10
bを実行し、上記液付与処理を実行した後、上記剥離処
理を繰り返す。ここで、剥離ローラ302の紙保持ドラ
ム601に対する接触圧Pを上げることにより、剥離ロ
ーラ302のトナー剥離能力が上がる。これにより、転
写紙10表面の繊維をトナーとともに転写紙10上から
剥離することなく、転写紙10表面の損傷を最小限に抑
えながら転写紙10上から前回の剥離処理で剥離されず
に残留したトナーを完全に除去することができるように
なる。一方、ステップ8−9bでYESの場合、即ち上
記液付与処理及び剥離処理を所定回数繰り返しても一定
面積のトナー画像が剥離できない場合には、上記実施例
1におけるステップ8−10a,8−11a,8−12
aと同様に、ソレノイド926の動作停止による転写紙
10のクランプ爪602からの開放(ステップ8−11
b)、転写紙10の乾燥ユニットでの乾燥(ステップ8
−12b)、及び分別ユニット40での転写紙10bの
排紙トレイ501bへの排紙(ステップ8−13b)が
行われる。なお、これらステップ8−11b、ステップ
8−12b、及びステップ8−13bはそれぞれ、上記
実施例1におけるステップ8−10a,8−11a,8
−12aと同様であるので、本実施例においてはその説
明を省略する。
【0078】また、上記ステップ8−8bの判断でYE
Sの場合、即ち残画像面積がa%以下の場合は、上記実
施例1におけるステップ8−13a,8−14a,8−
15a,8−16aと同様に、ソレノイド926の動作
停止による転写紙10のクランプ爪602からの開放
(ステップ8−14b)、転写紙10の乾燥ユニットで
の乾燥(ステップ8−15b)、識別マーク付与ユニッ
ト30での転写紙10に対する識別マーク付与工程(ス
テップ8−16b)、及び分別ユニット40での転写紙
10aの排紙トレイ501aへの排紙(ステップ8−1
7b)が行われる。なお、これらステップ8−14b、
ステップ8−15b、ステップ8−16b、及びステッ
プ8−17bはそれぞれ、上記実施例1におけるステッ
プ8−13a,8−14a,8−15a,8−16aと
同様であるので、本実施例においてはその説明を省略す
る。
【0079】以上、本実施例2によれば、転写紙10上
にトナーが残留した場合には、剥離ローラ302の紙保
持ドラム601に対する接触圧Pを上げて剥離ローラ3
02のトナー剥離能力を前回の剥離処理時よりも高める
ので、転写紙10表面の繊維をトナーとともに転写紙1
0上から剥離することなく、転写紙10表面の損傷を最
小限に抑えながら転写紙10上からトナーを完全に除去
することができる。
【0080】〔実施例3〕次に、図6のフローチャート
を用いて、上記図1のトナー除去装置の他の制御につい
て説明する。図6は図3のフローチャートのトナー除去
処理モードを示すサブフローチャートである。なお、本
実施例においては図3のステップ1における剥離ローラ
302の加熱制御は以下に説明するトナー除去処理モー
ドの中で行うようになっている。すなわち、本実施例に
おいて図3のステップ1では、抵抗体915に電流が流
れて上乾燥ローラ402の加熱が開始され、該ローラ4
02の温度が乾燥するのに充分な温度(RAMの設定
値)になり、動作指令データに基づいてメイン駆動モー
タ922が一定速度で駆動できたら、給紙モータ923
を駆動し、給紙を開始するようになっている。そして、
本実施例において図3については、上記ステップ1に関
する動作とトナー除去処理モードにおける処理内容とが
異なるのみで、処理の流れ及び他の処理内容は同じであ
るので、以下ではトナー除去処理モードのみについて説
明し、図3の他の処理内容についての説明は省略する。
【0081】本実施例におけるトナー除去処理モード
(図6参照)では、上記実施例1におけるステップ8−
1aと同様に、転写紙10がクランプ爪602の位置に
送り出されると、クランプ爪602が閉じて転写紙10
をくわえ込む(ステップ8−1c)。
【0082】次に、剥離ローラ302の加熱温度Tとし
て所定の初期加熱温度T0を初期設定する(ステップ8
−2c)。この接触圧PはRAM919に設定される。
そして、剥離ローラ302を加熱する加熱ランプ301
に対応する抵抗体914a,bに電流が流れて、同ロー
ラ302の温度が上記初期加熱温度T0になるように加
熱される(ステップ8−3c)。
【0083】そして、剥離ローラ302の温度が初期加
熱温度T0になったら、紙保持ドラムモータ933をO
Nして紙保持ドラム601を回転させる(ステップ8−
4c)。
【0084】次に、塗布ローラ207a,bによって、
上記紙保持ドラム601上の転写紙10に、界面活性剤
等の上記浸透促進液21、及び蒸留水等の処理液20を
塗布する(ステップ8−5c)。これにより、転写紙1
0とトナーとの間の界面部に処理液20を浸透させる。
【0085】次に、加熱ランプ30による加熱で、転写
紙10及びそこに絡みついているトナーが剥離しやすい
ようにするとともに、剥離ローラ302で転写紙10上
からトナーを剥離して取り除く(ステップ8−6c)。
【0086】そして、上記剥離処理実行後、上記CCD
センサー603で転写紙10上に残った未除去トナー画
像を検知する(ステップ8−7c)。ここで、CCDセ
ンサー603による検知データはA/Dコンバータ91
8を介してCPU904に送られ、未除去画像の残画像
面積の比率が所定値a%以下であるかどうかを判断する
(ステップ8−8c)。NOの場合には、更に上記液付
与処理及び剥離処理をb回以上行ったかどうかを判断す
る(ステップ8−9c)。ステップ8−9cでNOの場
合には、それまでRAM919に設定されていた剥離ロ
ーラ302の加熱温度Tに所定の加熱温度tを加えた値
を新たにRAM919に設定する(ステップ8−10
c)。その後、新たに設定された加熱温度Tになるまで
剥離ローラ302を加熱ランプ301で加熱した後、紙
保持ドラム601を回転させて更に上記液付与処理を実
行した後、上記剥離処理を繰り返す。そして、再度の剥
離処理にもかかわらず転写紙10上にトナーが残り、そ
の剥離処理が所定回数以内のものである場合には、再び
上記ステップ8−10cを実行し、上記液付与処理を実
行した後、上記剥離処理を繰り返す。ここで、剥離ロー
ラ302の加熱温度Tを上げることにより、前回の剥離
処理で剥離されずに残留したトナーは前回の剥離処理時
よりも軟化されて、転写紙10表面から剥離されやすく
なる。これにより、転写紙10表面の繊維をトナーとと
もに転写紙10上から剥離することなく、転写紙10表
面の損傷を最小限に抑えながら転写紙10上から前回の
剥離処理で剥離されずに残留したトナーを完全に除去す
ることができるようになる。一方、ステップ8−9cで
YESの場合、即ち上記液付与処理及び剥離処理を所定
回数繰り返しても一定面積のトナー画像が剥離できない
場合には、上記実施例1におけるステップ8−10a,
8−11a,8−12aと同様に、ソレノイド926の
動作停止による転写紙10のクランプ爪602からの開
放(ステップ8−11c)、転写紙10の乾燥ユニット
での乾燥(ステップ8−12c)、及び分別ユニット4
0での転写紙10bの排紙トレイ501bへの排紙(ス
テップ8−13c)が行われる。なお、これらステップ
8−11c、ステップ8−12c、及びステップ8−1
3cはそれぞれ、上記実施例1におけるステップ8−1
0a,8−11a,8−12aと同様であるので、本実
施例においてはその説明を省略する。
【0087】また、上記ステップ8−8cの判断でYE
Sの場合、即ち残画像面積がa%以下の場合は、上記実
施例1におけるステップ8−13a,8−14a,8−
15a,8−16aと同様に、ソレノイド926の動作
停止による転写紙10のクランプ爪602からの開放
(ステップ8−14c)、転写紙10の乾燥ユニットで
の乾燥(ステップ8−15c)、識別マーク付与ユニッ
ト30での転写紙10に対する識別マーク付与工程(ス
テップ8−16c)、及び分別ユニット40での転写紙
10aの排紙トレイ501aへの排紙(ステップ8−1
7c)が行われる。なお、これらステップ8−14c、
ステップ8−15c、ステップ8−16c、及びステッ
プ8−17cはそれぞれ、上記実施例1におけるステッ
プ8−13a,8−14a,8−15a,8−16aと
同様であるので、本実施例においてはその説明を省略す
る。
【0088】以上、本実施例3によれば、転写紙10上
にトナーが残留した場合には、剥離ローラ302の加熱
ランプ301による加熱温度Tを上げて前回の剥離処理
で剥離されずに残留したトナーを前回の剥離処理時より
も軟化させて、転写紙10表面から剥離されやすくする
ので、転写紙10表面の繊維をトナーとともに転写紙1
0上から剥離することなく、転写紙10表面の損傷を最
小限に抑えながら転写紙10上からトナーを完全に除去
することができる。
【0089】〔実施例4〕次に、図7のフローチャート
を用いて、上記図1のトナー除去装置の他の制御につい
て説明する。図7は図3のフローチャートのトナー除去
処理モードを示すサブフローチャートである。なお、本
実施例においては、上記図3に示した処理の流れは同じ
であり、図3中のトナー除去処理モードにおける処理内
容のみが異なるので、以下では該トナー除去処理モード
のみについて説明し、図3の他の処理内容についての説
明は省略する。 (以下、余白)
【0090】本実施例におけるトナー除去処理モード
(図7参照)では、上記実施例1におけるステップ8−
1aと同様に、転写紙10がクランプ爪602の位置に
送り出されると、クランプ爪602が閉じて転写紙10
をくわえ込む(ステップ8−1d)。
【0091】次に、紙保持ドラム601の回転数R’と
して所定の初期回転数R’0を初期設定し(ステップ8
−2d)、紙保持ドラムモータ933をONして紙保持
ドラム601を回転させる。この回転数R’はRAM9
19に設定される。
【0092】次に、塗布ローラ207a,bによって、
上記紙保持ドラム601上の転写紙10に、界面活性剤
等の上記浸透促進液21、及び蒸留水等の処理液20を
塗布する(ステップ8−3d)。これにより、転写紙1
0とトナーとの間の界面部に処理液20を浸透させる。
【0093】次に、加熱ランプ30による加熱で、転写
紙10及びそこに絡みついているトナーが剥離しやすい
ようにするとともに、剥離ローラ302で転写紙10上
からトナーを剥離して取り除く(ステップ8−4d)。
【0094】そして、上記剥離処理実行後、上記CCD
センサー603で転写紙10上に残った未除去トナー画
像を検知する(ステップ8−5d)。ここで、CCDセ
ンサー603による検知データはA/Dコンバータ91
8を介してCPU904に送られ、未除去画像の残画像
面積の比率が所定値a%以下であるかどうかを判断する
(ステップ8−6d)。NOの場合には、更に上記液付
与処理及び剥離処理をb回以上行ったかどうかを判断す
る(ステップ8−7d)。ステップ8−7dでNOの場
合には、それまでRAM919に設定されていた剥離ロ
ーラ302の回転数R’から所定の回転数r’を減じた
値を新たにRAM919に設定する(ステップ8−8
d)。その後、新たに設定された回転数R’で剥離ロー
ラ302を回転させて、更に上記液付与処理を実行した
後、上記剥離処理を繰り返す。そして、再度の剥離処理
にもかかわらず転写紙10上にトナーが残り、その剥離
処理が所定回数以内のものである場合には、再び上記ス
テップ8−8dを実行し、上記液付与処理を実行した
後、上記剥離処理を繰り返す。ここで、剥離ローラ30
2の回転数R’を下げることにより、紙保持ドラム60
1に保持された転写紙10が塗布ローラ207a,bと
の対向部を通過する時間が長くなり、前回の液付与処理
時よりも多くの浸透促進液21及び処理液20が転写紙
10に供給される。これにより、前回の剥離処理で剥離
されずに残留したトナーは、転写紙10表面との付着状
態が前回の剥離処理時よりもより不安定化されて、転写
紙10表面から剥離されやすくなる。また、剥離ローラ
302の回転数R’を下げることにより、紙保持ドラム
601に保持された転写紙10が剥離ローラ302との
対向部を通過する時間が長くなり、剥離ローラ302か
ら受ける単位時間当たりの熱量が多くなって前回の剥離
処理で剥離されずに残留したトナーは前回の剥離処理時
よりも軟化されて、転写紙10表面から剥離されやすく
なる。これらのことにより、転写紙10表面の繊維をト
ナーとともに転写紙10上から剥離することなく、転写
紙10表面の損傷を最小限に抑えながら転写紙10上か
ら前回の剥離処理で剥離されずに残留したトナーを完全
に除去することができるようになる。一方、ステップ8
−7dでYESの場合、即ち上記液付与処理及び剥離処
理を所定回数繰り返しても一定面積のトナー画像が剥離
できない場合には、上記実施例1におけるステップ8−
10a,8−11a,8−12aと同様に、ソレノイド
926の動作停止による転写紙10のクランプ爪602
からの開放(ステップ8−9d)、転写紙10の乾燥ユ
ニットでの乾燥(ステップ8−10d)、及び分別ユニ
ット40での転写紙10bの排紙トレイ501bへの排
紙(ステップ8−11d)が行われる。なお、これらス
テップ8−9d、ステップ8−10d、及びステップ8
−11dはそれぞれ、上記実施例1におけるステップ8
−10a,8−11a,8−12aと同様であるので、
本実施例においてはその説明を省略する。
【0095】また、上記ステップ8−6dの判断でYE
Sの場合、即ち残画像面積がa%以下の場合は、上記実
施例1におけるステップ8−13a,8−14a,8−
15a,8−16aと同様に、ソレノイド926の動作
停止による転写紙10のクランプ爪602からの開放
(ステップ8−12d)、転写紙10の乾燥ユニットで
の乾燥(ステップ8−13d)、識別マーク付与ユニッ
ト30での転写紙10に対する識別マーク付与工程(ス
テップ8−14d)、及び分別ユニット40での転写紙
10aの排紙トレイ501aへの排紙(ステップ8−1
5d)が行われる。なお、これらステップ8−12d、
ステップ8−13d、ステップ8−14d、及びステッ
プ8−15dはそれぞれ、上記実施例1におけるステッ
プ8−13a,8−14a,8−15a,8−16aと
同様であるので、本実施例においてはその説明を省略す
る。
【0096】以上、本実施例4によれば、転写紙10上
にトナーが残留した場合には、紙保持ドラム601の回
転数R’を下げて、前回の液付与処理時よりも多くの浸
透促進液21及び処理液20を転写紙10に供給するこ
とにより、前回の剥離処理で剥離されずに残留したトナ
ーの転写紙10表面との付着状態を前回の剥離処理時よ
りもより不安定化して、該残留トナーを転写紙10表面
から剥離されやすくし、また、剥離ローラ302から受
ける単位時間当たりの熱量を多くすることにより、前回
の剥離処理で剥離されずに残留したトナーを前回の剥離
処理時よりも軟化させて、転写紙10表面から剥離され
やすくするので、転写紙10表面の繊維をトナーととも
に転写紙10上から剥離することなく、転写紙10表面
の損傷を最小限に抑えながら転写紙10上からトナーを
完全に除去することができる。
【0097】そして、上記実施例1〜4によれば、トナ
ーが付着した転写紙10に液を供給して転写紙10のト
ナーとの界面部に液を浸透させた状態でトナーを剥離さ
せるので、いっそう紙繊維を傷めることなく、トナーを
除去できる。
【0098】また、分別ユニット40で転写紙10を自
動的に分別して、未除去画像が残存する転写紙10bを
紙受けユニット5の一方の排紙トレイ501b上に、画
像が完全に除去された転写紙10aを他の排紙トレイ5
01a上に排出することにより、未除去画像が残存する
転写紙10aとトナーが完全に除去された転写紙10a
との判別作業が不必要になる。
【0099】また、上記未除去画像を認識できないよう
に処理する認識不能手段として上記識別マーク付与ユニ
ット30を用いた場合には、転写紙10の未除去画像上
に識別マークとしての孔をあけたり、マークを印字した
りするように制御すれば、該転写紙10を誤廃棄した場
合などに、機密情報がもれたり、印、サイン等の未除去
画像が悪用されたりするのを防止することができる。
【0100】また、転写紙10表面が液で濡れた状態で
剥離ローラ302と接触させ、かつ剥離ローラ302か
ら分離する時点でも転写紙10が湿った状態を維持でき
る程度に加熱するので、剥離ローラ302表面をトナー
接着性を有する材質で構成した場合にも、転写紙10表
面自体が剥離ローラ302表面に接着して分離不良が生
じるのを防止でき、また転写紙10の分離した部分が剥
離ローラ302と再接触することによるトナーの再転移
を防止できる。
【0101】なお、上記実施例1〜4においては、複数
の剥離ローラを設けてトナーを除去するようにしてもよ
い。
【0102】また、上記実施例1〜4においては、再剥
離処理実行時には上記塗布ローラ207aの駆動を禁止
して、上記紙保持ドラム601上の転写紙10に上記浸
透促進液21を供給しないようにしてもよい。すなわ
ち、上記構成のトナー除去装置において再剥離処理を施
される転写紙10は、乾燥ユニット4を通過していない
ので、1回目の剥離処理時に供給された浸透促進液21
は転写紙10表面に残留しており、浸透促進液21の追
加供給は必要ない。従って、上記のように再剥離処理実
行時には浸透促進液21を供給しないようにすることに
より、浸透促進液21の転写紙10への過剰な供給を防
止でき、浸透促進液21の無駄な消費を防止できる。
【0103】また、本実施例においては、複数の剥離ロ
ーラ302のトナー剥離能力を異ならせるのに、剥離ロ
ーラ302の表面粗さを異ならせたが、これに代え、又
は加えて、複数の剥離ローラ302の表面を単位接触面
当たりのトナー付着量が異なる材質でそれぞれ構成し、
複数の剥離ローラ302のトナー剥離能力をそれぞれ異
ならせるようにしてもよい。そして、本実施例において
は、例えばトナー成分の樹脂と同一又は類似のSP値を
有する樹脂等で構成された第1の剥離ローラと、上記S
P値を外れたSP値を有する樹脂等で構成された第2の
剥離ローラとを設け、転写紙10上の画像密度が所定密
度以上のときは、上記第2の剥離ローラで剥離処理をし
てから上記第1の剥離ローラで剥離処理をし、また、画
像密度が所定密度以上でないときは、上記第1の剥離ロ
ーラを使って剥離処理をするようにしてもよい。この場
合、トナー成分の樹脂と同一又は類似のSP値を有する
樹脂は、トナーとの界面張力が小さく、両者の接着強度
が大きくなり、トナー剥離処理を効率よく行うことがで
きる。また、接着剤あるいは接着性の理論的考察から、
接着剤と被着体(接着される固体)の表面張力が等し
く、かつ、ほぼ同じ極性を持つとき、界面張力は極小と
なり接着強度を最大にするので、特に上記トナー成分の
樹脂と同一又は類似のSP値を有する樹脂が同種類の極
性基を有するものを使用する場合には、界面張力は、極
小となりさらに接着強度が向上する。なお、トナー成分
の樹脂と同一又は類似のSP値としては、例えば以下の
範囲が挙げられる。 なお、上記範囲の下限より小さなSP値を有する樹脂と
しては、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリジメ
チルシリコーン、ブチルゴム、ポリエチレンがある。ま
た、上記範囲の上限より大きなSP値を有する樹脂とし
ては、例えばポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリアク
リロニトリルがある。
【0104】また、上記実施例1〜4のトナー除去装置
では、識別マーク付与ユニット30と紙受けユニット5
との間に、転写紙10を分別する分別ユニット40を配
置しているが、分別ユニット40を乾燥ユニット4の直
後に配置し、識別マーク付与ユニット30を、排紙カセ
ット5内の未除去画像が残存する転写紙10bを排出す
る排紙トレー501bの直前に配置してもよい。この場
合は、上記剥離後の転写紙10に残存している未除去画
像(ハンコ、加筆などによる画像)をCCDセンサ60
3で検知し、該未除去画像が検知された転写紙10は分
別ユニット40で分別された後、識別マーク付与ユニッ
ト30で識別マークが付けられ、排紙カセット5の一方
の排紙トレイ501b上に排出される。一方、画像が完
全に除去された転写紙10aは、分別ユニット40で分
別された後、識別マーク付与ユニット30を通らずに、
他の排紙トレイ501a上に排出される。
【0105】また、上記実施例1〜4では、本発明を転
写型の電子写真複写機によって画像が形成される転写紙
10に適用しているが、ファクシミリ、プリンター、印
刷機等の他の画像形成装置で用いる記録紙等の像保持体
にも適用できる。
【0106】
【発明の効果】請求項1乃至11の発明によれば、像形
成物質の像保持体からの剥離処理実行後、像保持体上に
像形成物質が残存している場合には、例えば、該剥離処
理実行前の像形成物質の付着量と残存量とを比較して残
存量が付着量に対して所定割合以上の場合には、像形成
物質の残存状態に合わせた装置の制御を行い、像保持体
上に残存した像形成物質に剥離部材の表面を再度接触さ
せて、該像保持体上に残存した像形成物質を像保持体上
から剥離するので、像保持体上の像形成物質の付着量が
多く、1回の像形成物質剥離動作で像保持体から全ての
像形成物質を除去できなかった場合でも、像保持体上に
残存した像形成物質全てを良好に除去できる。
【0107】また、特に、請求項5の発明によれば、再
剥離時には1回目の剥離処理実行時よりも多くの付着不
安定化物質を供給し、これにより、像形成物質の像保持
体表面との付着状態を該1回目の剥離処理実行時よりも
よりいっそう不安定化させるので、像保持体上に残存し
た像形成物質を再剥離時に良好に除去できる。
【0108】また、特に、請求項6の発明によれば、再
剥離時には1回目の剥離処理実行時よりも剥離部材の像
保持体に対する接触圧を増やし、これにより、残存して
いる像形成物質に対して剥離部材を該1回目の剥離処理
実行時よりも強く圧接させるので、像保持体上に残存し
た像形成物質を再剥離時に良好に除去できる。
【0109】また、特に、請求項7の発明によれば、再
剥離時には1回目の剥離処理実行時よりも剥離部材の加
熱軟化部材による熱溶融性の像形成物質に対する加熱温
度を上げ、これにより、残存している像形成物質を該1
回目の剥離処理実行時よりも軟化させるので、像保持体
上に残存した像形成物質を再剥離時に良好に除去でき
る。
【0110】また、特に、請求項8の発明によれば、再
剥離時には1回目の剥離処理実行時よりも、付着不安定
化物質を像保持体表面と像形成物質との界面部に含浸さ
せる含浸手段及び剥離部材との対向部における像保持体
の移動速度を低下させ、これにより、該含浸手段による
付着不安定化物質供給時間を長くして付着不安定化物質
供給量を多くし、該剥離部材による像形成物質剥離時間
を長くするので、像保持体上に残存した像形成物質を再
剥離時に良好に除去できる。
【0111】また、特に、請求項9の発明によれば、再
剥離時には促進物質含浸手段の作動を禁止し、像保持体
表面に浸透度促進物質を供給しないので、前回の剥離時
に供給された浸透度促進物質が像保持体表面上に残って
いる場合の浸透度促進物質の過剰な供給を防止でき、浸
透度促進物質の無駄な消費を防止できる。
【0112】また、特に、請求項10の発明によれば、
像保持体表面から像形成物質を除去するに当たり、像保
持体の表面と像形成物質との付着を不安定化しているの
で、例えば上記表面が繊維質で構成される像保持体を用
いる場合にも、該繊維質の損傷を最小限に抑えながら像
形成物質を除去できる。
【0113】また、特に、請求項11の発明によれば、
再剥離処理を所定回数行っても、例えば朱肉印、シャチ
ハタ(商品名)印等による押印や、市販の、サインペ
ン、ボールペン、鉛筆、赤色鉛筆等による加筆による像
を形成する剥離不可能な像形成物質が像保持体上に残存
しているときは、それ以後の再剥離処理を禁止するの
で、無駄な剥離処理を回避できる。また、ユーザによっ
ては、剥離処理実行後の像保持体上の像形成物質残存量
が、該像保持体をコピー紙として再利用したとき、コピ
ー像を判読できる程度に少量であるならば、該像形成物
質が像保持体上に残存したままでも構わないということ
がある。また、ユーザによっては、剥離処理実行後の像
保持体を、過度の剥離処理で表面があれてしまい、例え
ばコピー紙としては再利用できなくても、例えばメモ用
紙等として再利用するために、敢えて剥離処理を繰り返
して像形成物質を略完全に除去したいということがあ
る。ここで、本請求項9の発明によれば、再剥離処理を
所定回数行っても像形成物質が像保持体上に残存してい
るときは、それ以後の再剥離処理を禁止するので、この
再剥離処理禁止時にユーザに対して、像形成物質が残存
したままでよいか、あるいは敢えて剥離処理を繰り返し
て像形成物質を略完全に除去するかの選択の機会を与え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【図2】同トナー除去装置を動作させるための制御ブロ
ック図。
【図3】同トナー除去装置の制御のフローチャート。
【図4】同フローチャートのトナー除去処理モードを示
すサブフローチャート。
【図5】他の実施例に係るトナー除去処理モードを示す
サブフローチャート。
【図6】他の実施例に係るトナー除去処理モードを示す
サブフローチャート。
【図7】他の実施例に係るトナー除去処理モードを示す
サブフローチャート。
【符号の説明】
1 給紙ユニット 4 乾燥ユニット 5 紙受けユニット 6 液付与ユニット兼トナー剥離ユニット 9 制御部 10 転写紙 20 処理液 21 浸透度促進液 30 識別マーク付与ユニット 40 分別ユニット 50 操作表示部 302 剥離ローラ 207a 塗布ローラ 207b 塗布ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 清 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮下 義明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 新宮領 慧 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 貞夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 祥之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体より、像形成物質を取り除く像保持体からの像形
    成物質除去方法において、 該像保持体上の該像形成物質に対して、該表面と該像形
    成物質との付着力より大きな付着力を有する剥離部材を
    像保持体上の像形成物質に接触させた後に、該像保持体
    から離間させる剥離工程と、 該剥離工程が施された像保持体上の該像形成物質の残存
    量を検知する残存量検知工程と、 該残存量が所定量以上である場合、残存状態に合わせた
    装置の制御を行い、再剥離する再剥離工程とを有するこ
    とを特徴とする像保持体からの像形成物質除去方法。
  2. 【請求項2】上記剥離部材を上記像保持体上の像形成物
    質に接触させるのに先立って、上記表面が繊維質で構成
    された該像保持体上に安定して付着している該像形成物
    質と、該表面との付着状態を不安定状態にする付着不安
    定化工程を施すことを特徴とする請求項1の像保持体か
    らの像形成物質除去方法。
  3. 【請求項3】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体より、像形成物質を取り除く像保持体からの像形
    成物質除去装置において、 像保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物
    質との付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該
    像保持体との付着が不安定化している該像形成物質に接
    触させた後に、該像保持体から離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量が所定量以上である場合、残存状態に合わせた
    装置の制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設け
    たことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装
    置。
  4. 【請求項4】予め上記像保持体上の上記像形成物質の付
    着量を検知する付着量検知手段を設け、該付着量と上記
    残存量とを比較し、該残存量が該付着量に対して所定割
    合以上のとき再処理することを特徴とする請求項3の像
    保持体からの像形成物質除去装置。
  5. 【請求項5】繊維質の表面に像形成物質が安定に付着し
    ている像保持体より、像形成物質を取り除く像保持体か
    らの像形成物質除去装置において、 該表面と該像形成物質との付着状態を不安定化する付着
    不安定化物質を該表面と該像形成物質との界面部に含浸
    させる含浸手段と、 像保持体との付着が不安定化している像形成物質に対し
    て、該表面と該像形成物質との付着力より大きな付着力
    を有する剥離部材を、該像保持体との付着が不安定化し
    ている該像形成物質に接触させた後に、該像保持体から
    離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量検知手段により該像保持体上に該像形成物質の
    残存が認められた場合、該含浸手段による該付着不安定
    化物質の該界面部に対する含浸量を増やすように該含浸
    手段の制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設け
    たことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装
    置。
  6. 【請求項6】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体より、像形成物質を取り除く像保持体からの像形
    成物質除去装置において、 像保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物
    質との付着力より大きな付着力を有する剥離部材を、該
    像保持体上の像形成物質に接触させた後に、該像保持体
    から離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量検知手段により該像保持体上に該像形成物質の
    残存が認められた場合、該剥離手段による該剥離部材の
    該像保持体に対する接触圧を増やすように該剥離手段の
    制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設けたこと
    を特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  7. 【請求項7】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体より、像形成物質を取り除く像保持体からの像形
    成物質除去装置において、 像保持体上の像形成物質に対して、該表面と該像形成物
    質との付着力より大きな付着力を有する剥離部と、少な
    くとも該像保持体上の熱溶融性の該像形成物質を加熱し
    て軟化させる加熱軟化部材とを備えた剥離部材を、該像
    保持体上の像形成物質に接触させた後に、該像保持体か
    ら離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量検知手段により該像保持体上に該像形成物質の
    残存が認められた場合、該加熱軟化部材による該像形成
    物質に対する加熱温度を上げるように該加熱軟化部材の
    制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設けたこと
    を特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  8. 【請求項8】繊維質の表面に像形成物質が安定に付着し
    ている像保持体より、像形成物質を取り除く像保持体か
    らの像形成物質除去装置において、 該表面と該像形成物質との付着状態を不安定化する付着
    不安定化物質を該表面と該像形成物質との界面部に含浸
    させる含浸手段と、 像保持体との付着が不安定化している像形成物質に対し
    て、該表面と該像形成物質との付着力より大きな付着力
    を有する剥離部材を、該像保持体との付着が不安定化し
    ている該像形成物質に接触させた後に、該像保持体から
    離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量検知手段により該像保持体上に該像形成物質の
    残存が認められた場合、該含浸手段あるいは該剥離部材
    との対向部における該像保持体の移動速度を低下させる
    ように制御を行い、再剥離する再処理制御手段とを設け
    たことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装
    置。
  9. 【請求項9】繊維質の表面に像形成物質が安定に付着し
    ている像保持体より、像形成物質を取り除く像保持体か
    らの像形成物質除去装置において、 少なくとも該表面に該像形成物質が付着している間に、
    該表面と該像形成物質との界面部に浸透して該表面と該
    像形成物質との付着状態を不安定化する付着不安定化物
    質の該界面部への浸透を促進させる浸透度促進物質を該
    表面に含浸、もしくは塗布する促進物質含浸手段と、 像保持体との付着が不安定化している像形成物質に対し
    て、該表面と該像形成物質との付着力より大きな付着力
    を有する剥離部材を、該像保持体との付着が不安定化し
    ている該像形成物質に接触させた後に、該像保持体から
    離間させる剥離手段と、 該剥離部材の接触・離間後の像保持体上の該像形成物質
    の残存量を検知する残存量検知手段と、 該残存量検知手段により該像保持体上に該像形成物質の
    残存が認められた場合、該促進物質含浸手段の作動を禁
    止するように該促進物質含浸手段の制御を行い、再剥離
    する再剥離手段とを設けたことを特徴とする像保持体か
    らの像形成物質除去装置。
  10. 【請求項10】上記剥離部材を上記像保持体上の像形成
    物質に接触させるのに先立って、繊維質で構成された上
    記表面と該像形成物質との付着を不安定化する付着不安
    定化手段を設けたことを特徴とする請求項3,4,6又
    は7の像保持体からの像形成物質除去装置。
  11. 【請求項11】上記再処理制御手段による再剥離処理を
    所定回数行っても、上記残存量検知手段により上記像保
    持体上の上記像形成物質の残存が認められると、それ以
    後の再剥離処理を禁止する剥離処理禁止手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項3,4,5,6,7,8,9又は
    10の像保持体からの像形成物質除去装置。
JP27781893A 1993-10-08 1993-10-08 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置 Withdrawn JPH07110643A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995022788A1 (en) * 1994-02-16 1995-08-24 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for regenerating recording sheet

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