JPH07110717A - モータの制御方式 - Google Patents
モータの制御方式Info
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- JPH07110717A JPH07110717A JP5342810A JP34281093A JPH07110717A JP H07110717 A JPH07110717 A JP H07110717A JP 5342810 A JP5342810 A JP 5342810A JP 34281093 A JP34281093 A JP 34281093A JP H07110717 A JPH07110717 A JP H07110717A
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P5/00—Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Program-control systems
- G05B19/02—Program-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of program data in numerical form
- G05B19/404—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of program data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P23/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
- H02P23/24—Controlling the direction, e.g. clockwise or counterclockwise
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/41—Servomotor, servo controller till figures
- G05B2219/41078—Backlash acceleration compensation when inversing, reversing direction
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- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Numerical Control (AREA)
- Motor And Converter Starters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ反転直後の速度制御ループ積分器の目
標値を正しく設定し、バックラッシュ加速補正を行な
う。 【構成】 サーボモータを用いた工作機械の送り軸の方
向反転時のモータ制御において、外乱トルクを推定する
外乱トルク推定手段を設けて摩擦トルクを推定する(ス
テップS2)。速度ループ積分器の値を摩擦トルク分と
加速トルク分に分離し(ステップS3)、加速トルク分
と、摩擦トルク分の符号を反転させたものによりモータ
反転時の積分器目標値を求める(ステップS4)。その
積分器目標値に達する用に速度指令にあるオフセット量
を与えたものをバックラッシュ加速量として(ステップ
S9)、バックラッシュ加速補正を行なう。摩擦トルク
を推定する際に、(トルク定数/イナーシャ)の比を自
動的に推定し、この比を使用して摩擦トルクを推定す
る。適正なバックラッシュ加速補正ができるから象限突
起を少なくする。
標値を正しく設定し、バックラッシュ加速補正を行な
う。 【構成】 サーボモータを用いた工作機械の送り軸の方
向反転時のモータ制御において、外乱トルクを推定する
外乱トルク推定手段を設けて摩擦トルクを推定する(ス
テップS2)。速度ループ積分器の値を摩擦トルク分と
加速トルク分に分離し(ステップS3)、加速トルク分
と、摩擦トルク分の符号を反転させたものによりモータ
反転時の積分器目標値を求める(ステップS4)。その
積分器目標値に達する用に速度指令にあるオフセット量
を与えたものをバックラッシュ加速量として(ステップ
S9)、バックラッシュ加速補正を行なう。摩擦トルク
を推定する際に、(トルク定数/イナーシャ)の比を自
動的に推定し、この比を使用して摩擦トルクを推定す
る。適正なバックラッシュ加速補正ができるから象限突
起を少なくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械等のテーブル
等の送り軸を駆動するサーボモータの制御方式に関し、
特に、送り軸の移動方向が反転するときのバックラッシ
ュ加速補正に関するものである。
等の送り軸を駆動するサーボモータの制御方式に関し、
特に、送り軸の移動方向が反転するときのバックラッシ
ュ加速補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械等において、テーブル等を駆動
するサーボモータの駆動方向を反転させるとき、通常、
送りねじのバックラッシュや摩擦の影響のため、機械は
即座に反転することができない。そのため、工作機械で
円弧切削等を行なっているとき、象限が変わると切削円
弧面に突起が生じる。例えば、X,Y2軸平面上でワー
クに対し円弧切削を行う場合、X軸についてはプラス方
向に駆動し、Y軸についてはマイナス方向に移動させて
いくと、その移動中に象限が変化する。例えば、移動が
X軸を横切るときには、Y軸についてはそのままマイナ
ス方向に駆動し、Y軸についてはプラス方向からマイナ
ス方向に駆動を切り換える。このとき、Y軸に対しては
切り換え前と同一の速度により切削が行なわれるが、X
軸については位置偏差が「0」となることからトルク指
令値が小さくなり、摩擦によりサーボモータは即座に反
転できなくなる。また、テーブルを送る送りねじのバッ
クラッシュにより、テーブルの移動は移動指令に対して
追従できなくなり、遅れが生じる。これらのトルク指令
値の減少や、バックラッシュの発生といった原因によっ
て、切削円弧面に突起が生じる。
するサーボモータの駆動方向を反転させるとき、通常、
送りねじのバックラッシュや摩擦の影響のため、機械は
即座に反転することができない。そのため、工作機械で
円弧切削等を行なっているとき、象限が変わると切削円
弧面に突起が生じる。例えば、X,Y2軸平面上でワー
クに対し円弧切削を行う場合、X軸についてはプラス方
向に駆動し、Y軸についてはマイナス方向に移動させて
いくと、その移動中に象限が変化する。例えば、移動が
X軸を横切るときには、Y軸についてはそのままマイナ
ス方向に駆動し、Y軸についてはプラス方向からマイナ
ス方向に駆動を切り換える。このとき、Y軸に対しては
切り換え前と同一の速度により切削が行なわれるが、X
軸については位置偏差が「0」となることからトルク指
令値が小さくなり、摩擦によりサーボモータは即座に反
転できなくなる。また、テーブルを送る送りねじのバッ
クラッシュにより、テーブルの移動は移動指令に対して
追従できなくなり、遅れが生じる。これらのトルク指令
値の減少や、バックラッシュの発生といった原因によっ
て、切削円弧面に突起が生じる。
【0003】この切削面における突起の発生を防止した
り、突起量を減少させるために、従来、移動方向の反転
時に位置偏差に位置のバックラッシュ補正を行なうとと
もに、速度指令に適当な値(加速量)を加えてサーボモ
ータの反転方向に加速を行い象限突起を減らす、いわゆ
るバックラッシュ加速補正によるモータ制御方式が行な
われている。
り、突起量を減少させるために、従来、移動方向の反転
時に位置偏差に位置のバックラッシュ補正を行なうとと
もに、速度指令に適当な値(加速量)を加えてサーボモ
ータの反転方向に加速を行い象限突起を減らす、いわゆ
るバックラッシュ加速補正によるモータ制御方式が行な
われている。
【0004】この、バックラッシュ加速の一方式とし
て、図11のバックラッシュ加速補正によるモータ制御
方式のブロック図に示されるものがある(例えば、特開
平3−228106号公報参照)。この従来のバックラ
ッシュ加速補正によるモータ制御方式においては、方向
反転直前の速度制御ループ積分器(図11中のK1/S
の項)の値を求め、その値の符号を反転したものを反転
後の目標値とし、方向反転以後の設定時間内の各速度制
御ループ処理においては、前記目標値から各速度制御ル
ープ処理における積分器の値を減じた値に、適当な定数
値を乗じたものを、各速度制御ループ処理におけるバッ
クラッシュ加速量として、バックラッシュ加速補正を行
なっている。
て、図11のバックラッシュ加速補正によるモータ制御
方式のブロック図に示されるものがある(例えば、特開
平3−228106号公報参照)。この従来のバックラ
ッシュ加速補正によるモータ制御方式においては、方向
反転直前の速度制御ループ積分器(図11中のK1/S
の項)の値を求め、その値の符号を反転したものを反転
後の目標値とし、方向反転以後の設定時間内の各速度制
御ループ処理においては、前記目標値から各速度制御ル
ープ処理における積分器の値を減じた値に、適当な定数
値を乗じたものを、各速度制御ループ処理におけるバッ
クラッシュ加速量として、バックラッシュ加速補正を行
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来のモータの制御方式においては、円弧運動の速度が
上昇した場合には、充分なバックラッシュ加速補正がで
きなくなるという問題点がある。
従来のモータの制御方式においては、円弧運動の速度が
上昇した場合には、充分なバックラッシュ加速補正がで
きなくなるという問題点がある。
【0006】従来のバックラッシュ加速補正によるモー
タの制御方式においては、低速での円弧運動を行なって
いる場合には、モータの反転時は速度が「0」付近とな
るため、速度制御ループ比例項に依存する加速分トルク
はほとんどなく、速度制御ループ内のトルク分は摩擦を
打ち消して移動するために速度制御ループ積分器が持つ
摩擦トルク分のみであるとし、この摩擦トルク分を反転
させることによりバックラッシュ加速補正を行なうもの
であるが、円弧運動の速度が上昇すると、加速トルク分
が増加して、速度制御ループ積分器内において加速トル
ク分の摩擦トルク分に対する比率が上昇する。
タの制御方式においては、低速での円弧運動を行なって
いる場合には、モータの反転時は速度が「0」付近とな
るため、速度制御ループ比例項に依存する加速分トルク
はほとんどなく、速度制御ループ内のトルク分は摩擦を
打ち消して移動するために速度制御ループ積分器が持つ
摩擦トルク分のみであるとし、この摩擦トルク分を反転
させることによりバックラッシュ加速補正を行なうもの
であるが、円弧運動の速度が上昇すると、加速トルク分
が増加して、速度制御ループ積分器内において加速トル
ク分の摩擦トルク分に対する比率が上昇する。
【0007】図12は、円弧運動の速度が遅い場合(図
12の(a)〜(d))と速い場合(図12の(e)〜
(h))のモータの動きを説明する図である。
12の(a)〜(d))と速い場合(図12の(e)〜
(h))のモータの動きを説明する図である。
【0008】理想的な積分器の反転後の目標値は、摩擦
トルク分に加速度のコサイン波による成分を加えたもの
であるが、円弧運動の速度が遅い場合にはこの加速度の
コサイン波による成分の値は小さいため、ほとんど摩擦
トルク分として扱うことができる。そこで、円弧運動に
より生じる摩擦に打ち勝って運動を継続するために、図
12の(c)に示すような摩擦トルクが必要であり、速
度制御ループ積分器はこの摩擦トルクを形成するために
図12の(d)の実線に示すように動作する。なお、図
12の(d)において、破線は摩擦トルクレベルを示し
ており、反転後の積分器の従来の目標値(反転前のトル
ク値の符号を反転させた値)は、ほぼ実線で示す目標値
と同じ値となっている。
トルク分に加速度のコサイン波による成分を加えたもの
であるが、円弧運動の速度が遅い場合にはこの加速度の
コサイン波による成分の値は小さいため、ほとんど摩擦
トルク分として扱うことができる。そこで、円弧運動に
より生じる摩擦に打ち勝って運動を継続するために、図
12の(c)に示すような摩擦トルクが必要であり、速
度制御ループ積分器はこの摩擦トルクを形成するために
図12の(d)の実線に示すように動作する。なお、図
12の(d)において、破線は摩擦トルクレベルを示し
ており、反転後の積分器の従来の目標値(反転前のトル
ク値の符号を反転させた値)は、ほぼ実線で示す目標値
と同じ値となっている。
【0009】ここで、図13に示すように、加速度成分
がないものと仮定して、前記摩擦トルク分を速度制御ル
ープ積分器の反転目標値となるように設定してバックラ
ッシュ加速制御を行なうと、バックラッシュ加速制御を
行なわない場合に比較して、実線で示すように反転の遅
れを減少させることができる。
がないものと仮定して、前記摩擦トルク分を速度制御ル
ープ積分器の反転目標値となるように設定してバックラ
ッシュ加速制御を行なうと、バックラッシュ加速制御を
行なわない場合に比較して、実線で示すように反転の遅
れを減少させることができる。
【0010】一方、円弧運動の速度が速い場合には、円
弧運動により生じる摩擦に打ち勝って運動を継続するた
めに、図12の(g)に示すような摩擦トルクが必要で
あるが、この摩擦トルクに対して加速度のコサイン波に
よる成分も無視できない量となるため、図12の(h)
の実線に示すような積分器の動が理想的なものとなる。
従来の加速分トルクを考慮しない場合には、反転後の目
標値は反転直前のトルク値の符号を反転させた値であ
り、理想的な積分器の目標値からは大きくずれることに
なる。図14はこの様子を示しており、摩擦トルク分の
みを速度制御ループ積分器の反転目標値(従来のバック
ラッシュ加速の反転目標値で示す)となるように設定し
てバックラッシュ加速制御を行なうと、この反転目標値
は加速トルク分を含んだ真の反転目標値と比較して設定
値が低いため、図14の一点鎖線で示すように加速不足
となり、バックラッシュ加速が正しく行なわれないこと
になる。
弧運動により生じる摩擦に打ち勝って運動を継続するた
めに、図12の(g)に示すような摩擦トルクが必要で
あるが、この摩擦トルクに対して加速度のコサイン波に
よる成分も無視できない量となるため、図12の(h)
の実線に示すような積分器の動が理想的なものとなる。
従来の加速分トルクを考慮しない場合には、反転後の目
標値は反転直前のトルク値の符号を反転させた値であ
り、理想的な積分器の目標値からは大きくずれることに
なる。図14はこの様子を示しており、摩擦トルク分の
みを速度制御ループ積分器の反転目標値(従来のバック
ラッシュ加速の反転目標値で示す)となるように設定し
てバックラッシュ加速制御を行なうと、この反転目標値
は加速トルク分を含んだ真の反転目標値と比較して設定
値が低いため、図14の一点鎖線で示すように加速不足
となり、バックラッシュ加速が正しく行なわれないこと
になる。
【0011】このため、速度制御ループ積分器の目標値
に誤差が生じて、正確な目標値の設定ができなくなり、
その結果充分なバックラッシュ加速補正が困難となる。
に誤差が生じて、正確な目標値の設定ができなくなり、
その結果充分なバックラッシュ加速補正が困難となる。
【0012】そこで、本発明は前記した従来のモータの
制御方式の問題点を解決し、モータ反転直後の速度制御
ループ積分器の目標値を正しく設定するモータの制御方
式を提供することを目的とする。
制御方式の問題点を解決し、モータ反転直後の速度制御
ループ積分器の目標値を正しく設定するモータの制御方
式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本出願の発明のモータの制御方式は、サーボモータ
を用いた工作機械等の送り軸の方向反転時のモータ制御
において、制御手段は、モータが外界から受ける外乱ト
ルクを推定する外乱トルク推定手段を有し、その外乱ト
ルク推定手段を用いて摩擦トルクを推定して、速度ルー
プ積分器の値を摩擦トルク分と加速トルク分に分離し、
加速トルク分と、摩擦トルク分の符号を反転させたもの
によりモータ反転時の積分器目標値を求め、その積分器
目標値に達するように速度指令にあるオフセット量を与
えたものをバックラッシュ加速量として、バックラッシ
ュ加速補正を行なうものである。
に、本出願の発明のモータの制御方式は、サーボモータ
を用いた工作機械等の送り軸の方向反転時のモータ制御
において、制御手段は、モータが外界から受ける外乱ト
ルクを推定する外乱トルク推定手段を有し、その外乱ト
ルク推定手段を用いて摩擦トルクを推定して、速度ルー
プ積分器の値を摩擦トルク分と加速トルク分に分離し、
加速トルク分と、摩擦トルク分の符号を反転させたもの
によりモータ反転時の積分器目標値を求め、その積分器
目標値に達するように速度指令にあるオフセット量を与
えたものをバックラッシュ加速量として、バックラッシ
ュ加速補正を行なうものである。
【0014】そして、速度ループ積分器の値の摩擦トル
ク分と加速トルク分の分離は、速度ループ積分器の値か
ら外乱トルク推定手段により求めた摩擦トルクを減算す
ることによって行なうことができる。
ク分と加速トルク分の分離は、速度ループ積分器の値か
ら外乱トルク推定手段により求めた摩擦トルクを減算す
ることによって行なうことができる。
【0015】また、積分器目標値は、現在の積分器の値
に、摩擦トルク分の符号を反転させ2倍したものを加算
した値とすることができ、速度指令に与えるオフセット
量は、積算器目標値から現在の積算器の値を減算した値
に定数を乗算した値とすることができる。
に、摩擦トルク分の符号を反転させ2倍したものを加算
した値とすることができ、速度指令に与えるオフセット
量は、積算器目標値から現在の積算器の値を減算した値
に定数を乗算した値とすることができる。
【0016】本発明のモータ制御における外乱トルク推
定手段は、モータへ指令されるトルク指令とモータの実
速度を入力として推定摩擦トルクを推定する機能を有す
るものであり、通常の外乱推定オブザーバにより構成す
ることができる。
定手段は、モータへ指令されるトルク指令とモータの実
速度を入力として推定摩擦トルクを推定する機能を有す
るものであり、通常の外乱推定オブザーバにより構成す
ることができる。
【0017】該外乱トルク推定手段で摩擦トルクを推定
するためにモータのトルク定数とイナーシャの比を適応
的に求める手段を設け、該手段でトルク定数とイナーシ
ャの比を求める。この場合、トルク定数とイナーシャの
比を適応的に求める手段は、当該サンプリング周期の1
周期前と2周期前のトルク指令の変化量と、1周期前と
2周期前のモータの実速度、及び1周期前に求めたモー
タのトルク定数とイナーシャの推定比率よりモータの推
定速度を求め、次に、モータの実速度と前記推定速度と
の差の推定速度誤差を求め、推定比率の変化量が、前記
トルク指令の変化量が小さいときには小さく、トルク指
令の変化量が所定値になるまでは該トルク指令の変化量
に略比例した値とし、前記所定値以上になると飽和させ
て一定値となるように前記推定速度誤に基づいて前記推
定比率を求め順次更新し、該推定比率が収束する値をも
ってトルク定数とイナーシャの比率とする。
するためにモータのトルク定数とイナーシャの比を適応
的に求める手段を設け、該手段でトルク定数とイナーシ
ャの比を求める。この場合、トルク定数とイナーシャの
比を適応的に求める手段は、当該サンプリング周期の1
周期前と2周期前のトルク指令の変化量と、1周期前と
2周期前のモータの実速度、及び1周期前に求めたモー
タのトルク定数とイナーシャの推定比率よりモータの推
定速度を求め、次に、モータの実速度と前記推定速度と
の差の推定速度誤差を求め、推定比率の変化量が、前記
トルク指令の変化量が小さいときには小さく、トルク指
令の変化量が所定値になるまでは該トルク指令の変化量
に略比例した値とし、前記所定値以上になると飽和させ
て一定値となるように前記推定速度誤に基づいて前記推
定比率を求め順次更新し、該推定比率が収束する値をも
ってトルク定数とイナーシャの比率とする。
【0018】特に、前記トルク指令の変化量をu、前記
推定速度誤差をe、前周期の推定比率をb* (i−
1)、設定パラメータ値をβとすると、当該周期におけ
るトルク定数とイナーシャの推定比率b* (i)を次の
式の演算を行なって求める。
推定速度誤差をe、前周期の推定比率をb* (i−
1)、設定パラメータ値をβとすると、当該周期におけ
るトルク定数とイナーシャの推定比率b* (i)を次の
式の演算を行なって求める。
【0019】b* (i)=b* (i−1)+{β・u・
e/(1+βu2 )}
e/(1+βu2 )}
【0020】
【作用】本出願の発明によれば、サーボモータを用いた
工作機械の送り軸の方向反転時のモータ制御において、
モータへ指令されるトルク指令とモータの実速度を、モ
ータが外界から受ける外乱トルクを推定する外乱トルク
推定手段に入力して摩擦トルクを推定し、速度ループ積
分器の値を摩擦トルク分と加速トルク分に分離し、現在
の積算器の値から推定摩擦トルクを減算した値により加
速トルクを求め、現在の積分器の値に、摩擦トルク分の
符号を反転させ2倍したものを加算した値により積算器
目標値を求め、積算器目標値から現在の積算器の値を減
算した値に定数を乗算した値により速度指令に与えるオ
フセット量を求め、そのオフセット量を速度指令に与え
たものをバックラッシュ加速量として、バックラッシュ
加速補正を行なう。外乱トルク推定手段は、モータのト
ルク定数とイナーシャの比を適応的に求めて、該比を使
用して摩擦トルクを推定することによって、より適性な
バックラッシュ加速補正を行なう。
工作機械の送り軸の方向反転時のモータ制御において、
モータへ指令されるトルク指令とモータの実速度を、モ
ータが外界から受ける外乱トルクを推定する外乱トルク
推定手段に入力して摩擦トルクを推定し、速度ループ積
分器の値を摩擦トルク分と加速トルク分に分離し、現在
の積算器の値から推定摩擦トルクを減算した値により加
速トルクを求め、現在の積分器の値に、摩擦トルク分の
符号を反転させ2倍したものを加算した値により積算器
目標値を求め、積算器目標値から現在の積算器の値を減
算した値に定数を乗算した値により速度指令に与えるオ
フセット量を求め、そのオフセット量を速度指令に与え
たものをバックラッシュ加速量として、バックラッシュ
加速補正を行なう。外乱トルク推定手段は、モータのト
ルク定数とイナーシャの比を適応的に求めて、該比を使
用して摩擦トルクを推定することによって、より適性な
バックラッシュ加速補正を行なう。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
【0022】図3は速度制御ループ、電流制御ループを
含む位置制御ループ系のブロック図で、ブロック1のK
pは位置制御ループのポジションゲイン、ブロック2,
3は速度制御ループの積分項、比例項で、K1は積分ゲ
イン、K2は比例ゲイン、ブロック4はサーボモータ、
ブロック5は外乱トルク推定器、ブロック6はサーボモ
ータの速度を積分して位置を求める伝達関数、ブロック
7はバックラッシュ加速量計算部である。
含む位置制御ループ系のブロック図で、ブロック1のK
pは位置制御ループのポジションゲイン、ブロック2,
3は速度制御ループの積分項、比例項で、K1は積分ゲ
イン、K2は比例ゲイン、ブロック4はサーボモータ、
ブロック5は外乱トルク推定器、ブロック6はサーボモ
ータの速度を積分して位置を求める伝達関数、ブロック
7はバックラッシュ加速量計算部である。
【0023】前記位置制御ループ系において、ブロック
5及びブロック7はバックラッシュ制御部を構成してお
り、このバックラッシュ制御部を除いた部分は通常の位
置制御ループ系と同様である。そして、この位置制御ル
ープ系は、数値制御装置から出力された位置指令からサ
ーボモータに取り付けられたパルスコーダ等からの位置
フィードバック値を減じて位置偏差を求め、該位置偏差
にポジションゲインKpを乗じて速度指令を求め、該速
度指令とパルスコーダ等で検出されるサーボモータの実
速度の速度フィードバック値より、速度制御ループの積
分比例制御を行なってトルク指令を求め、電流制御ルー
プ処理を行なって、サーボモータを駆動する。
5及びブロック7はバックラッシュ制御部を構成してお
り、このバックラッシュ制御部を除いた部分は通常の位
置制御ループ系と同様である。そして、この位置制御ル
ープ系は、数値制御装置から出力された位置指令からサ
ーボモータに取り付けられたパルスコーダ等からの位置
フィードバック値を減じて位置偏差を求め、該位置偏差
にポジションゲインKpを乗じて速度指令を求め、該速
度指令とパルスコーダ等で検出されるサーボモータの実
速度の速度フィードバック値より、速度制御ループの積
分比例制御を行なってトルク指令を求め、電流制御ルー
プ処理を行なって、サーボモータを駆動する。
【0024】一方、バックラッシュ制御を行なう部分は
外乱トルク推定器5とバックラッシュ加速量計算部7に
より構成される。この外乱トルク推定器5はモータ反転
直前の摩擦トルクを推定してバックラッシュ加速量計算
部7に入力し、該バックラッシュ加速量計算部7は、そ
の推定した摩擦トルク用いて、速度制御ループの積分項
2からの積分器の値を摩擦分と加速分に分離し、反転後
の積分器にセットする目標値を設定する。
外乱トルク推定器5とバックラッシュ加速量計算部7に
より構成される。この外乱トルク推定器5はモータ反転
直前の摩擦トルクを推定してバックラッシュ加速量計算
部7に入力し、該バックラッシュ加速量計算部7は、そ
の推定した摩擦トルク用いて、速度制御ループの積分項
2からの積分器の値を摩擦分と加速分に分離し、反転後
の積分器にセットする目標値を設定する。
【0025】従来と本発明のバックラッシュ制御の相違
は、以下の点にある。従来のバックラッシュ制御が、方
向反転直前の速度制御ループ積分器の値を求め、その値
の符号を反転したものを反転後の目標値とし、方向反転
以後の設定時間内の各速度制御ループ処理において、前
記目標値から各速度制御ループ処理における積分器の値
を減じた値に、適当な定数値を乗じたものを、各速度制
御ループ処理におけるバックラッシュ加速量として、バ
ックラッシュ加速補正を行なっているのに対して、本発
明のバックラッシュ制御においては、外乱トルク推定器
5によって摩擦トルクを求め、方向反転直前の速度制御
ループ積分器中のトルクから前記外乱トルク推定器5に
よって推定した摩擦トルクを除くことにより、加速分に
必要なトルクを求め、モータの反転時には、加速トルク
分は反転せず摩擦トルク分のみ反転して積分器目標値を
設定し、その積分器目標値に向かって積分器がすみやか
に移行するように速度指令をオフセットする。この積分
器の制御の一方法として、本発明においては、各速度制
御ループ処理毎に前記積分器目標値から各速度制御ルー
プ処理における積分器の値を減じた値に、適当な定数値
を乗じたものを、各速度制御ループ処理におけるバック
ラッシュ加速量としている。
は、以下の点にある。従来のバックラッシュ制御が、方
向反転直前の速度制御ループ積分器の値を求め、その値
の符号を反転したものを反転後の目標値とし、方向反転
以後の設定時間内の各速度制御ループ処理において、前
記目標値から各速度制御ループ処理における積分器の値
を減じた値に、適当な定数値を乗じたものを、各速度制
御ループ処理におけるバックラッシュ加速量として、バ
ックラッシュ加速補正を行なっているのに対して、本発
明のバックラッシュ制御においては、外乱トルク推定器
5によって摩擦トルクを求め、方向反転直前の速度制御
ループ積分器中のトルクから前記外乱トルク推定器5に
よって推定した摩擦トルクを除くことにより、加速分に
必要なトルクを求め、モータの反転時には、加速トルク
分は反転せず摩擦トルク分のみ反転して積分器目標値を
設定し、その積分器目標値に向かって積分器がすみやか
に移行するように速度指令をオフセットする。この積分
器の制御の一方法として、本発明においては、各速度制
御ループ処理毎に前記積分器目標値から各速度制御ルー
プ処理における積分器の値を減じた値に、適当な定数値
を乗じたものを、各速度制御ループ処理におけるバック
ラッシュ加速量としている。
【0026】図4は本発明のモータの制御方式を実施す
るサーボモータ制御系の要部ブロック図であり、10は
工作機械を制御する制御装置で、該制御装置から移動指
令、力指令、各種制御信号が共有メモリ11を介してデ
ィジタルモータ制御回路12に出力される。ディジタル
サーボ制御回路12は、プロセッサ,ROM,RAM等
で構成され、位置,速度,力等のモータ制御をディジタ
ル的に実行し、トランジスタインバータで構成されるサ
ーボアンプ13を介して各軸のサーボモータ14を制御
するものである。また、15は位置,速度を検出する位
置速度検出器でサーボモータのモータ軸に取り付けられ
たパルスコーダ等で構成され、ディジタルサーボ制御回
路12に位置、速度フィードバック信号を出力してい
る。なお、これらの構成は、従来から公知のディジタル
サーボ回路の構成と同一である。
るサーボモータ制御系の要部ブロック図であり、10は
工作機械を制御する制御装置で、該制御装置から移動指
令、力指令、各種制御信号が共有メモリ11を介してデ
ィジタルモータ制御回路12に出力される。ディジタル
サーボ制御回路12は、プロセッサ,ROM,RAM等
で構成され、位置,速度,力等のモータ制御をディジタ
ル的に実行し、トランジスタインバータで構成されるサ
ーボアンプ13を介して各軸のサーボモータ14を制御
するものである。また、15は位置,速度を検出する位
置速度検出器でサーボモータのモータ軸に取り付けられ
たパルスコーダ等で構成され、ディジタルサーボ制御回
路12に位置、速度フィードバック信号を出力してい
る。なお、これらの構成は、従来から公知のディジタル
サーボ回路の構成と同一である。
【0027】また、図5は本発明のモータの制御方式を
実施する外乱トルク推定器(外乱推定オブザーバ)の要
部ブロック図であり、一点鎖線により囲まれる外乱トル
ク推定器5は、サーボモータが外界から受ける力として
の摩擦トルクTd を推定する外乱推定オブザーバであ
る。モータへ指令されるトルク指令Tc とモータの実速
度vから摩擦トルクTd を推定し、推定摩擦トルクAを
得るものである。なお、図5中において、4、4´はモ
ータ部であり、Kt はモータのトルク定数、Jはモータ
及び機械可動部のイナーシャである。また、Sはラプラ
ス演算子である。
実施する外乱トルク推定器(外乱推定オブザーバ)の要
部ブロック図であり、一点鎖線により囲まれる外乱トル
ク推定器5は、サーボモータが外界から受ける力として
の摩擦トルクTd を推定する外乱推定オブザーバであ
る。モータへ指令されるトルク指令Tc とモータの実速
度vから摩擦トルクTd を推定し、推定摩擦トルクAを
得るものである。なお、図5中において、4、4´はモ
ータ部であり、Kt はモータのトルク定数、Jはモータ
及び機械可動部のイナーシャである。また、Sはラプラ
ス演算子である。
【0028】外乱トルク推定器5の項52,53のK
3,K4は外乱トルク推定器(外乱推定オブザーバ)5
のパラメータであり、項51のbは実際にサーボモータ
に出力されるトルク指令Tc に乗じるパラメータの値で
モータのトルク定数Kt をイナーシャJで除した値であ
る。54は積分項で項51,52,53の出力を全て加
算した値を積分し、モータの推定速度vaを求める項で
ある。また、項55は項53からの出力Xに(1/b)
を乗じた推定摩擦トルクAを求める項である。
3,K4は外乱トルク推定器(外乱推定オブザーバ)5
のパラメータであり、項51のbは実際にサーボモータ
に出力されるトルク指令Tc に乗じるパラメータの値で
モータのトルク定数Kt をイナーシャJで除した値であ
る。54は積分項で項51,52,53の出力を全て加
算した値を積分し、モータの推定速度vaを求める項で
ある。また、項55は項53からの出力Xに(1/b)
を乗じた推定摩擦トルクAを求める項である。
【0029】この図5のブロック図をb=Kt /Jとし
て解析すると、 {Tc ・Kt +Td } (1/J・S)=v …(1) {Tc ・ (Kt /J) + (v−va) K3 + (v−va)(K4 /S)} (1/S) =va …(2) (なお、vaは積分項54の出力で推定速度)1式より Tc =(v・J・S−Td )/Kt …(3) 2式に3式を代入し整理すると、 v・S−(Td /J)+(v−va)K3 +(v−va)(K4 /S)=va・S …(4) S(v−va)+(v−va)・K3 +(v−va)(K4 /S)=Td /J …(5) 5式より (v−va)=(Td /J)・{1/[S+K3 +(K4 /S)]} …(6) 前記6式より項53の出力である積分値Xは次の7式で
示される。
て解析すると、 {Tc ・Kt +Td } (1/J・S)=v …(1) {Tc ・ (Kt /J) + (v−va) K3 + (v−va)(K4 /S)} (1/S) =va …(2) (なお、vaは積分項54の出力で推定速度)1式より Tc =(v・J・S−Td )/Kt …(3) 2式に3式を代入し整理すると、 v・S−(Td /J)+(v−va)K3 +(v−va)(K4 /S)=va・S …(4) S(v−va)+(v−va)・K3 +(v−va)(K4 /S)=Td /J …(5) 5式より (v−va)=(Td /J)・{1/[S+K3 +(K4 /S)]} …(6) 前記6式より項53の出力である積分値Xは次の7式で
示される。
【0030】 X=(v−va)・(K4 /S) =(Td /J)・{K4 /(S2 +K3 ・S+K4 )} …(7) 7式において、パラメータK3 ,K4 を極が安定するよ
うに選択すると、X=Td /Jと近似することができ
る。この算出された積分値Xにパラメータbの逆数1/
b(=J/Kt )を乗ずれば、A=X×(1/b)=T
d /Kt となり、外乱トルクTd を電流指令に対応する
外乱の値にした外乱トルクの推定値Aを求めることがで
きる。この外乱トルク推定器5の出力である推定摩擦ト
ルクAは、図3のバックラッシュ加速量計算部7に入力
され、バックラッシュ加速量が求められる。
うに選択すると、X=Td /Jと近似することができ
る。この算出された積分値Xにパラメータbの逆数1/
b(=J/Kt )を乗ずれば、A=X×(1/b)=T
d /Kt となり、外乱トルクTd を電流指令に対応する
外乱の値にした外乱トルクの推定値Aを求めることがで
きる。この外乱トルク推定器5の出力である推定摩擦ト
ルクAは、図3のバックラッシュ加速量計算部7に入力
され、バックラッシュ加速量が求められる。
【0031】以上のように、外乱トルク推定器5により
推定外乱トルク(摩擦トルク)Aを求める際には、トル
ク指令にトルク定数Kt とイナーシャJの比率bからな
るパラメータbを乗じて(項51)、モータの推定加速
度を求める事項を含み、さらに、項55でトルク定数K
t とイナーシャJの比率の逆数1/bを乗じて外乱トル
ク(摩擦トルク)の推定値Aを求めるものであるから、
外乱トルクの推定値Aと実際の外乱トルクTd との誤差
を小さくするには、前記項51及び項55での係数は実
際のトルク定数Kt とイナーシャJの比率(Kt /J)
及びその逆数(J/Kt )に近い値であればある程正確
な外乱トルクに対応する推定値を求めることができるこ
とを意味する。
推定外乱トルク(摩擦トルク)Aを求める際には、トル
ク指令にトルク定数Kt とイナーシャJの比率bからな
るパラメータbを乗じて(項51)、モータの推定加速
度を求める事項を含み、さらに、項55でトルク定数K
t とイナーシャJの比率の逆数1/bを乗じて外乱トル
ク(摩擦トルク)の推定値Aを求めるものであるから、
外乱トルクの推定値Aと実際の外乱トルクTd との誤差
を小さくするには、前記項51及び項55での係数は実
際のトルク定数Kt とイナーシャJの比率(Kt /J)
及びその逆数(J/Kt )に近い値であればある程正確
な外乱トルクに対応する推定値を求めることができるこ
とを意味する。
【0032】しかし、サーボモータが取り付けられる機
械によってイナーシャJが変化し、前記トルク定数Kt
とイナーシャJの比率のパラメータbを一律に決めるこ
とができない。そのため、機械毎にこのパラメータbを
実験的に求めてもよいが、本実施例では、このパラメー
タの比率bを自動的に推定するようにしている。
械によってイナーシャJが変化し、前記トルク定数Kt
とイナーシャJの比率のパラメータbを一律に決めるこ
とができない。そのため、機械毎にこのパラメータbを
実験的に求めてもよいが、本実施例では、このパラメー
タの比率bを自動的に推定するようにしている。
【0033】図5において、トルク指令Tc にモータの
トルク定数Kt が乗じられた値と、外乱トルクTd を加
算した値を積分し、その積分値をイナーシャJで除した
値がモータの速度vとなる。そこで、所定サンプリング
周期Ts 毎のi周期におれるトルク指令をTc (i)、
モータの実速度をv(i)、外乱トルクをTd (i)と
し、サンプリング周期Ts間に外乱トルクTd 及びトル
ク指令Tc は変化がないとすると、モータの速度v
(i)は次の8式で表すことができる。
トルク定数Kt が乗じられた値と、外乱トルクTd を加
算した値を積分し、その積分値をイナーシャJで除した
値がモータの速度vとなる。そこで、所定サンプリング
周期Ts 毎のi周期におれるトルク指令をTc (i)、
モータの実速度をv(i)、外乱トルクをTd (i)と
し、サンプリング周期Ts間に外乱トルクTd 及びトル
ク指令Tc は変化がないとすると、モータの速度v
(i)は次の8式で表すことができる。
【0034】 v(i) =v(i-1) +(Ts /J)・{Kt ・Tc(i-1)+Td(i-1)} …(8) また、1つ前のサンプリング周期においては次の9式が
成り立つ v(i-1) =v(i-2) +(Ts /J)・{Kt ・Tc(i-2)+Td(i-2)} …(9) 8式から9式を引くと、 v(i) −v(i-1) =v(i-1) −v(i-2) +(Ts/J)・[Kt{Tc(i-1) −Tc(i-2)} +Td(i-1)−Td(i-2)] …(10) また、外乱トルクに変化がないとして、Td(i-1)=Td
(i-2)とすると、前記10式より、次の11式が成り立
つ。 v(i) =2・v(i-1) −v(i-2) +(Ts ・Kt /J)・u(i-1) …(11) ただし、u(i-1) =Tc(i-1)−Tc(i-2) である。そこ
で(Ts ・Kt /J)=b* (i−1)とおき、前記1
1式を次の12式のように書換える。
成り立つ v(i-1) =v(i-2) +(Ts /J)・{Kt ・Tc(i-2)+Td(i-2)} …(9) 8式から9式を引くと、 v(i) −v(i-1) =v(i-1) −v(i-2) +(Ts/J)・[Kt{Tc(i-1) −Tc(i-2)} +Td(i-1)−Td(i-2)] …(10) また、外乱トルクに変化がないとして、Td(i-1)=Td
(i-2)とすると、前記10式より、次の11式が成り立
つ。 v(i) =2・v(i-1) −v(i-2) +(Ts ・Kt /J)・u(i-1) …(11) ただし、u(i-1) =Tc(i-1)−Tc(i-2) である。そこ
で(Ts ・Kt /J)=b* (i−1)とおき、前記1
1式を次の12式のように書換える。
【0035】 v* (i) =2・v(i-1) −v(i-2) +b* (i−1)・u(i-1) …(12) 前記12式においてb* (i−1)=(Ts ・Kt /
J)は(トルク定数/イナーシャ)の比率を表してお
り、v* (i) は、前記b* (i−1)を用いて推定され
たモータの推定速度を意味する。
J)は(トルク定数/イナーシャ)の比率を表してお
り、v* (i) は、前記b* (i−1)を用いて推定され
たモータの推定速度を意味する。
【0036】サンプリング周期iにおけるモータの実速
度v(i) と推定速度v* (i) との差である推定誤差e
(i)=v(i) −v* (i) を用いてサンプリング周期i
における前記推定される(トルク定数/イナーシャ)の
比率(以下推定比率という)b* (i)を推定する。こ
の場合、トルク指令Tc の変化u(i) (=Tc(i)−Tc
(i-1))が小さいときは、前記推定比率の変化(b
* (i)−b* (i−1))をほとんど「0」に近い小
さな値とし、トルク指令Tc の変化u(i) が大きくなる
につれて推定比率の変化も大きくなるようにし、かつト
ルク指令Tc の変化u(i) がある設定値以上の大きさに
なると推定比率の変化も飽和させるようなアルゴリズム
で推定比率b* (i)を推定する。本実施例では、次の
13式によって推定する。
度v(i) と推定速度v* (i) との差である推定誤差e
(i)=v(i) −v* (i) を用いてサンプリング周期i
における前記推定される(トルク定数/イナーシャ)の
比率(以下推定比率という)b* (i)を推定する。こ
の場合、トルク指令Tc の変化u(i) (=Tc(i)−Tc
(i-1))が小さいときは、前記推定比率の変化(b
* (i)−b* (i−1))をほとんど「0」に近い小
さな値とし、トルク指令Tc の変化u(i) が大きくなる
につれて推定比率の変化も大きくなるようにし、かつト
ルク指令Tc の変化u(i) がある設定値以上の大きさに
なると推定比率の変化も飽和させるようなアルゴリズム
で推定比率b* (i)を推定する。本実施例では、次の
13式によって推定する。
【0037】 b* (i)=b* (i−1)+β・u(i) ・e(i) /(1+β・u(i) 2 ) …(13) 前記13式においてβは収束の速度を決めるパラメータ
である。前記13式の処理を各サンプリング周期毎に実
施すれば、前記推定比率b* (i)は収束し一定な値と
なる。この収束した一定な値の推定比率b* を外乱トル
クを推定する外乱トルク推定器5における指令トルクか
らモータの推定加速度に変換するパラメータbとして利
用すれば、正確な外乱トルクの推定値を得ることができ
る。
である。前記13式の処理を各サンプリング周期毎に実
施すれば、前記推定比率b* (i)は収束し一定な値と
なる。この収束した一定な値の推定比率b* を外乱トル
クを推定する外乱トルク推定器5における指令トルクか
らモータの推定加速度に変換するパラメータbとして利
用すれば、正確な外乱トルクの推定値を得ることができ
る。
【0038】次に、本発明の実施例の動作を図1、図2
に示すディジタルサーボ(ソフトウェアサーボ)回路1
2のプロセッサが速度制御ループ処理周期毎に実施する
処理のフローチャート、および図6に示す積分器の動き
を説明する図を用いて説明する。なお、各工程はステッ
プSの符号に従って説明する。
に示すディジタルサーボ(ソフトウェアサーボ)回路1
2のプロセッサが速度制御ループ処理周期毎に実施する
処理のフローチャート、および図6に示す積分器の動き
を説明する図を用いて説明する。なお、各工程はステッ
プSの符号に従って説明する。
【0039】ステップS1:はじめに、フラグ1の値を
判定する。フラグ1はバックラッシュ加速の1回目の周
期であることを示すフラグであり、バックラッシュ加速
開始時に1速度制御ループ間だけセットされる。このフ
ラグ1はバックラッシュ加速が行なわれるときは「1」
にセットされ、バックラッシュ加速が行なわれないとき
は「0」にセットされる。したがって、このステップS
1の判定において、フラグ1の値が「1」にセットされ
ている場合には、以下のステップS2〜ステップS6の
工程で説明するバックラッシュ加速開始における処理に
進み、フラグ1の値が「0」にセットされている場合に
は、バックラッシュ加速開始でない場合の処理(ステッ
プS8)に進む。
判定する。フラグ1はバックラッシュ加速の1回目の周
期であることを示すフラグであり、バックラッシュ加速
開始時に1速度制御ループ間だけセットされる。このフ
ラグ1はバックラッシュ加速が行なわれるときは「1」
にセットされ、バックラッシュ加速が行なわれないとき
は「0」にセットされる。したがって、このステップS
1の判定において、フラグ1の値が「1」にセットされ
ている場合には、以下のステップS2〜ステップS6の
工程で説明するバックラッシュ加速開始における処理に
進み、フラグ1の値が「0」にセットされている場合に
は、バックラッシュ加速開始でない場合の処理(ステッ
プS8)に進む。
【0040】なお、バックラッシュ加速開始か否かの判
断は、例えば位置偏差の符号が反転したか否かを判断す
ることによって行なうことができる。
断は、例えば位置偏差の符号が反転したか否かを判断す
ることによって行なうことができる。
【0041】ステップS2:外乱トルク推定器で、即
ち、後述するこの外乱トルク推定器の処理によって推定
された推定外乱トルクを推定摩擦トルクAとして読み込
む。
ち、後述するこの外乱トルク推定器の処理によって推定
された推定外乱トルクを推定摩擦トルクAとして読み込
む。
【0042】この推定摩擦トルクAは、図6において、
負側の破線で示される部分であり、(−A)の値を有し
ている。なお、ここで、Aは正の値を有しているものと
する。
負側の破線で示される部分であり、(−A)の値を有し
ている。なお、ここで、Aは正の値を有しているものと
する。
【0043】ステップS3:次に、積分器中のトルクか
ら加速トルクデータSを求める。円弧切削のスピードの
上昇に伴って、積分器中のトルク成分である加速トルク
と摩擦トルクの内で加速トルクの占める割合が大きくな
る。この加速トルク分を加速トルクデータSで表すと、
図12の(d)と図12の(h)の比較、及び図6のS
で示されるように、速度が速い場合には無視できない量
となる。つまり、従来のバックラッシュ加速の場合のよ
うに、積分器中のトルク成分を摩擦トルクのみと仮定し
て、その反転トルク値をバックラッシュ加速の反転目標
値とすると、図6の一点鎖線に示すような積分器の動作
となり、真の反転目標値と比較して目標値が低く設定さ
れるため加速不足となる。そこで、この工程において速
度ループ積分器中のトルク成分を加速トルク分と摩擦ト
ルク分に分離し、現在の速度ループ積分器の値から前記
ステップS2の工程で求めた摩擦トルク分を減算するこ
とによって加速トルク分を求める。
ら加速トルクデータSを求める。円弧切削のスピードの
上昇に伴って、積分器中のトルク成分である加速トルク
と摩擦トルクの内で加速トルクの占める割合が大きくな
る。この加速トルク分を加速トルクデータSで表すと、
図12の(d)と図12の(h)の比較、及び図6のS
で示されるように、速度が速い場合には無視できない量
となる。つまり、従来のバックラッシュ加速の場合のよ
うに、積分器中のトルク成分を摩擦トルクのみと仮定し
て、その反転トルク値をバックラッシュ加速の反転目標
値とすると、図6の一点鎖線に示すような積分器の動作
となり、真の反転目標値と比較して目標値が低く設定さ
れるため加速不足となる。そこで、この工程において速
度ループ積分器中のトルク成分を加速トルク分と摩擦ト
ルク分に分離し、現在の速度ループ積分器の値から前記
ステップS2の工程で求めた摩擦トルク分を減算するこ
とによって加速トルク分を求める。
【0044】この場合、現在の速度ループ積分器の値を
Bで表すと、加速トルクデータSは、図6に示す関係か
ら次式 加速トルクデータS=現在の積分器の値B−推定摩擦トルク(−A) =−B+A …(14) によって表される。なお、Bは正の値を有しているもの
とする。
Bで表すと、加速トルクデータSは、図6に示す関係か
ら次式 加速トルクデータS=現在の積分器の値B−推定摩擦トルク(−A) =−B+A …(14) によって表される。なお、Bは正の値を有しているもの
とする。
【0045】ステップS4:速度ループ積分器の積分器
目標値Cを加速トルクデータSと推定摩擦トルクAから
求める。積分器中のトルク成分の内、モータ反転時にお
いては、加速トルク分については反転させる必要がな
く、摩擦トルク分のみ反転させればよいので、積分器目
標値Cは図6の真の反転目標値であり、次式により求め
られる。
目標値Cを加速トルクデータSと推定摩擦トルクAから
求める。積分器中のトルク成分の内、モータ反転時にお
いては、加速トルク分については反転させる必要がな
く、摩擦トルク分のみ反転させればよいので、積分器目
標値Cは図6の真の反転目標値であり、次式により求め
られる。
【0046】 積分器目標値C=加速トルクデータS−推定摩擦トルク(−A) =S+A =−B+2A …(15) ステップS5,ステップS6:バックラッシュ加速補正
時間に対応して加速カウンタの値を設定し、その値を加
速カウンタBLCNTにセットするとともにフラグ1を
クリアする。
時間に対応して加速カウンタの値を設定し、その値を加
速カウンタBLCNTにセットするとともにフラグ1を
クリアする。
【0047】ステップS7:加速カウンタBLCNTの
値を判定し、正の場合にはステップS9に進んでバック
ラッシュ加速補正を行い、0又は負の場合にはステップ
S8に進む。
値を判定し、正の場合にはステップS9に進んでバック
ラッシュ加速補正を行い、0又は負の場合にはステップ
S8に進む。
【0048】ステップS8:加速カウンタBLCNTの
値が0又は負の場合には、バックラッシュ加速補正を行
なわないため、バックラッシュ加速量を「0」としてレ
ジスタ等に格納する。
値が0又は負の場合には、バックラッシュ加速補正を行
なわないため、バックラッシュ加速量を「0」としてレ
ジスタ等に格納する。
【0049】ステップS9,ステップS10:加速カウ
ンタBLCNTの値が正の場合には、バックラッシュ加
速補正を行なうため、前記ステップS4で求めた積算器
目標値Cから現在の積算器の値Bを減算したのものに定
数Kを乗じて、当該周期のバックラッシュ加速量を求め
加速量をレジスタ等に格納し、加速カウンタBLCNT
から「1」を減算する(1周期分を減算する)。
ンタBLCNTの値が正の場合には、バックラッシュ加
速補正を行なうため、前記ステップS4で求めた積算器
目標値Cから現在の積算器の値Bを減算したのものに定
数Kを乗じて、当該周期のバックラッシュ加速量を求め
加速量をレジスタ等に格納し、加速カウンタBLCNT
から「1」を減算する(1周期分を減算する)。
【0050】ステップS11:前記ステップS8あるい
はステップS9においてレジスタに格納されたバックラ
ッシュ加速量を位置ループ処理によって求められた速度
指令に加算し、速度ループへの速度指令とする。
はステップS9においてレジスタに格納されたバックラ
ッシュ加速量を位置ループ処理によって求められた速度
指令に加算し、速度ループへの速度指令とする。
【0051】ステップS12,ステップS13:位置・
速度検出器15で検出される実速度v(i) を取り込み、
該実速度v(i) と前記ステップS11で求めた速度ルー
プへの速度指令とにより、速度ループ処理(PI制御
等)を実行しトルク指令Tc (i)を求め、該トルク指
令Tc (i)を電流ループに引き渡し、サーボモータを
駆動制御する。
速度検出器15で検出される実速度v(i) を取り込み、
該実速度v(i) と前記ステップS11で求めた速度ルー
プへの速度指令とにより、速度ループ処理(PI制御
等)を実行しトルク指令Tc (i)を求め、該トルク指
令Tc (i)を電流ループに引き渡し、サーボモータを
駆動制御する。
【0052】ステップS14:レジスタに記憶する当該
処理周期iより1周期前に求められたトルク指令Tc(i-
1)から2周期前のトルク指令Tc(i-2)を減じてトルク指
令Tc の変化値uを求める。
処理周期iより1周期前に求められたトルク指令Tc(i-
1)から2周期前のトルク指令Tc(i-2)を減じてトルク指
令Tc の変化値uを求める。
【0053】ステップS15:レジスタに記憶する1周
期前に検出したサーボモータの実速度y(i−1)を2
倍した値から2周期前に検出した実速度v(i−2)を
減じた値に、さらに、レジスタに記憶する前周期におい
て求めた推定比率b* (i−1)に前記ステップS1で
求めたトルク指令の変化値uを乗じた値を加算して速度
推定値v* を求める。すなわち、前記12式の演算を行
うことによって速度推定値v* を求める。
期前に検出したサーボモータの実速度y(i−1)を2
倍した値から2周期前に検出した実速度v(i−2)を
減じた値に、さらに、レジスタに記憶する前周期におい
て求めた推定比率b* (i−1)に前記ステップS1で
求めたトルク指令の変化値uを乗じた値を加算して速度
推定値v* を求める。すなわち、前記12式の演算を行
うことによって速度推定値v* を求める。
【0054】ステップS16:ステップS12で取り込
んだサーボモータの実速度v(i)からステップS15
で求めた速度推定値v* を減じて推定速度誤差e(i)
を算出する。 ステップS17:推定速度誤差e(i)とレジスタに記
憶する前周期で求められた推定比率b* (i−1)及び
ステップS14で求めたトルク指令Tc の変化値uより
前記13式の演算を行って推定比率b* (i)を求め
る。次に、この推定比率b* に基づいて外乱トルク推定
器(外乱推定オブザーバ)5の処理を開始する。
んだサーボモータの実速度v(i)からステップS15
で求めた速度推定値v* を減じて推定速度誤差e(i)
を算出する。 ステップS17:推定速度誤差e(i)とレジスタに記
憶する前周期で求められた推定比率b* (i−1)及び
ステップS14で求めたトルク指令Tc の変化値uより
前記13式の演算を行って推定比率b* (i)を求め
る。次に、この推定比率b* に基づいて外乱トルク推定
器(外乱推定オブザーバ)5の処理を開始する。
【0055】ステップS18:ステップS12で読み取
った実速度v(i) からレジスタに記憶する前周期で推定
した推定速度va(i-1)を減じた値にオブザーバの積分ゲ
インとしてのパラメータK4 及び速度ループ周期Ts を
乗じた値を、アキュムレータに記憶する前周期までの積
分値X(i-1) に加算し当該周期におけるオブザーバの積
分値X(i) を求める。すなわち、図5における項53の
処理を実行し積分値Xを求めるものである。
った実速度v(i) からレジスタに記憶する前周期で推定
した推定速度va(i-1)を減じた値にオブザーバの積分ゲ
インとしてのパラメータK4 及び速度ループ周期Ts を
乗じた値を、アキュムレータに記憶する前周期までの積
分値X(i-1) に加算し当該周期におけるオブザーバの積
分値X(i) を求める。すなわち、図5における項53の
処理を実行し積分値Xを求めるものである。
【0056】ステップS19:レジスタに記憶する前周
期のトルク指令Tc(i-1)にステップS17で求めた推定
比率b* を乗じた値、ステップS18で求めた積分値X
(i)、さらに、ステップS12で読み込んだ当該周期の
実速度v(i) からレジスタに記憶する前周期で求めた推
定速度度va(i-1)を減じた値に比例ゲインとしてのパラ
メータK3 を乗じた値を加算し、この加算値に速度ルー
プ周期Ts を乗じた値を前周期で求めた推定速度va(i-
1)に加算して、当該周期の推定速度va(i)を求める。す
なわち、図5における項54によって推定速度va を求
める処理を実行するものである。
期のトルク指令Tc(i-1)にステップS17で求めた推定
比率b* を乗じた値、ステップS18で求めた積分値X
(i)、さらに、ステップS12で読み込んだ当該周期の
実速度v(i) からレジスタに記憶する前周期で求めた推
定速度度va(i-1)を減じた値に比例ゲインとしてのパラ
メータK3 を乗じた値を加算し、この加算値に速度ルー
プ周期Ts を乗じた値を前周期で求めた推定速度va(i-
1)に加算して、当該周期の推定速度va(i)を求める。す
なわち、図5における項54によって推定速度va を求
める処理を実行するものである。
【0057】ステップS20:ステップS18で求めた
積分値X(i) をステップS17で求めた推定比率b* で
除して外乱トルク、即ち摩擦トルクAを求めレジスタに
記憶して、当該速度ループ周期の処理を終了する。
積分値X(i) をステップS17で求めた推定比率b* で
除して外乱トルク、即ち摩擦トルクAを求めレジスタに
記憶して、当該速度ループ周期の処理を終了する。
【0058】その後の速度ループ処理の周期において
は、ステップS1のフラグ1は「0」であるためステッ
プS2からステップS6の1回目の周期のバックラッシ
ュ加速の工程をスキップして、ステップS7の加速カウ
ンタBLCNTの判定処理に進み、ステップS5におい
てバックラッシュ加速補正時間に対応して設定した加速
カウンタの値が「0」となるまでステップS9〜ステッ
プS11の工程によるバックラッシュ加速補正を行なう
処理、ステップS12〜ステップS13の速度ループ処
理、ステップS14〜ステップS17の推定比率b* を
求める処理、ステップS18〜ステップS20の工程の
摩擦トルクAを求める処理を行なう。
は、ステップS1のフラグ1は「0」であるためステッ
プS2からステップS6の1回目の周期のバックラッシ
ュ加速の工程をスキップして、ステップS7の加速カウ
ンタBLCNTの判定処理に進み、ステップS5におい
てバックラッシュ加速補正時間に対応して設定した加速
カウンタの値が「0」となるまでステップS9〜ステッ
プS11の工程によるバックラッシュ加速補正を行なう
処理、ステップS12〜ステップS13の速度ループ処
理、ステップS14〜ステップS17の推定比率b* を
求める処理、ステップS18〜ステップS20の工程の
摩擦トルクAを求める処理を行なう。
【0059】バックラッシュ加速補正時間が経過したこ
とは、ステップS7の加速カウンタBLCNTが「0」
となることにより判断され、バックラッシュ加速量を
「0」にセットしてバックラッシュ加速補正を行なわず
(ステップS8)、位置制御ループ処理で求めた速度指
令に従って、通常の速度制御ループ処理を行なう。
とは、ステップS7の加速カウンタBLCNTが「0」
となることにより判断され、バックラッシュ加速量を
「0」にセットしてバックラッシュ加速補正を行なわず
(ステップS8)、位置制御ループ処理で求めた速度指
令に従って、通常の速度制御ループ処理を行なう。
【0060】(本発明の実施例の効果例)図7〜図9は
本発明の実施例の効果を示すもので、図7はバックラッ
シュ加速を行なわない場合、図8は従来のバックラッシ
ュ加速を行なった場合、図9は本発明のモータの制御方
式のバックラッシュ加速を行なった場合、ただし、図2
におけるステップS14〜ステップS17の処理を行な
わず、推定比率b* を実験的に求めた値で行なったとき
の効果例である。
本発明の実施例の効果を示すもので、図7はバックラッ
シュ加速を行なわない場合、図8は従来のバックラッシ
ュ加速を行なった場合、図9は本発明のモータの制御方
式のバックラッシュ加速を行なった場合、ただし、図2
におけるステップS14〜ステップS17の処理を行な
わず、推定比率b* を実験的に求めた値で行なったとき
の効果例である。
【0061】なお、各図において、円弧の半径は40m
mであり、理想的な切削軌跡からのずれ量を1目盛りを
20μmとして拡大表示し、速度が遅い場合の例として
(a)に切削速度が1000mm/分の結果を、速度が
速い場合の例として(b)に切削速度が6000mm/
分の結果を示している。なお、この結果例では、Y軸軸
上でX軸方向で象限が変わるとき突起が生じるものを示
している。
mであり、理想的な切削軌跡からのずれ量を1目盛りを
20μmとして拡大表示し、速度が遅い場合の例として
(a)に切削速度が1000mm/分の結果を、速度が
速い場合の例として(b)に切削速度が6000mm/
分の結果を示している。なお、この結果例では、Y軸軸
上でX軸方向で象限が変わるとき突起が生じるものを示
している。
【0062】図7に示すバックラッシュ加速を行なわな
い場合、低速においても象限の変化時で突起が生じ、高
速においてはさらに大きな突起量が生じている。
い場合、低速においても象限の変化時で突起が生じ、高
速においてはさらに大きな突起量が生じている。
【0063】図8に示す従来のバックラッシュ加速を行
なった場合、低速においてはバックラッシュ加速補正に
より象限の変化時での突起量の減少が見られるが、高速
においてはバックラッシュ加速補正が充分に行なわれ
ず、象限の変化時で突起が生じている。
なった場合、低速においてはバックラッシュ加速補正に
より象限の変化時での突起量の減少が見られるが、高速
においてはバックラッシュ加速補正が充分に行なわれ
ず、象限の変化時で突起が生じている。
【0064】これに対して、図9に示す本発明のバック
ラッシュ加速を行なった場合、低速と同様に高速におい
てもバックラッシュ加速補正が行なわれ、象限の変化時
での突起の発生を抑えることができる。
ラッシュ加速を行なった場合、低速と同様に高速におい
てもバックラッシュ加速補正が行なわれ、象限の変化時
での突起の発生を抑えることができる。
【0065】図10は、推定比率b* を推定し(ステッ
プS14〜ステップS17)、この推定した推定比率b
* によって外乱トルク推定器の処理(ステップS18〜
ステップS20)の処理を行なったときの本願発明の効
果をみるために行なった実験例の結果を示す図である。
半径40mmの円弧を速度4000mm/分で加工した
時のもので、切削軌跡からのずれ量を1目盛りを10μ
mとして拡大表示している。(イ)はバックラッシュ加
速補正を行なわない場合、(ロ)はバックラッシュ加速
補正を行なうが、推定比率b* の推定を行なわずに、パ
ラメータbをある値に設定したときの結果を示す。
(ハ)は推定比率b* を推定したとき、即ち、図1,図
2に示す本発明の実施例を実施したときの結果を示す図
である。
プS14〜ステップS17)、この推定した推定比率b
* によって外乱トルク推定器の処理(ステップS18〜
ステップS20)の処理を行なったときの本願発明の効
果をみるために行なった実験例の結果を示す図である。
半径40mmの円弧を速度4000mm/分で加工した
時のもので、切削軌跡からのずれ量を1目盛りを10μ
mとして拡大表示している。(イ)はバックラッシュ加
速補正を行なわない場合、(ロ)はバックラッシュ加速
補正を行なうが、推定比率b* の推定を行なわずに、パ
ラメータbをある値に設定したときの結果を示す。
(ハ)は推定比率b* を推定したとき、即ち、図1,図
2に示す本発明の実施例を実施したときの結果を示す図
である。
【0066】(イ)では、象限が変わるとき象限突起が
生じており、(ロ)ではバックラッシュ加速補正が過剰
に作用しており、象限が変わるとき突起の代わりに凹部
が生じている。また、(ハ)の場合には突起、凹部の発
生が抑えられ精度の高い加工が得られている。
生じており、(ロ)ではバックラッシュ加速補正が過剰
に作用しており、象限が変わるとき突起の代わりに凹部
が生じている。また、(ハ)の場合には突起、凹部の発
生が抑えられ精度の高い加工が得られている。
【0067】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータ反転直後の速度制御ループ積分器の目標値を正し
く設定することができ、バックラッシュ補正を最適に行
なうことができる。そのため、円弧切削等において象限
が変わった時、即ち、一方の送り軸のみがその移動方向
が反転したとき等において、切削円弧面に発生する突起
を最小限に抑えることができる。
モータ反転直後の速度制御ループ積分器の目標値を正し
く設定することができ、バックラッシュ補正を最適に行
なうことができる。そのため、円弧切削等において象限
が変わった時、即ち、一方の送り軸のみがその移動方向
が反転したとき等において、切削円弧面に発生する突起
を最小限に抑えることができる。
【図1】本発明の実施例の速度制御ループ処理周期毎に
実施する処理のフローチャートである。
実施する処理のフローチャートである。
【図2】図1のフローチャートの続きである。
【図3】本発明の位置制御ループ系のブロック図であ
る。
る。
【図4】本発明のモータの制御方式を実施するサーボモ
ータ制御系の要部ブロック図である。
ータ制御系の要部ブロック図である。
【図5】本発明のモータの制御方式を実施する外乱トル
ク推定器の要部ブロック図である。
ク推定器の要部ブロック図である。
【図6】本発明の積分器の動きを説明する図である。
【図7】本発明の実施例の効果を示す図である。
【図8】本発明の実施例の効果を示す図である。
【図9】本発明の実施例の効果を示す図である。
【図10】本発明の実施例の効果を示す図である。
【図11】従来のバックラッシュ加速補正によるモータ
制御方式のブロック図である。
制御方式のブロック図である。
【図12】円弧運動のモータの動きを説明する図であ
る。
る。
【図13】速度が遅い場合の積分器の動きを説明する図
である。
である。
【図14】速度が速い場合の積分器の動きを説明する図
である。
である。
1 ポジションゲイン 2 速度制御ループの積分項 3 速度制御ループの比例項 4 サーボモータ 5 外乱トルク推定器 6 伝達関数 7 バックラッシュ加速量計算部 10 制御装置 11 共有メモリ 12 ディジタルモータ制御回路 13 サーボアンプ 14 サーボモータ 15 位置速度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 1/16 5/00 X 9063−5H
Claims (6)
- 【請求項1】 サーボモータを用いた工作機械等の送り
軸の方向反転時のモータ制御において、制御手段は、モ
ータが外界から受ける外乱トルクを推定する外乱トルク
推定手段を有し、該外乱トルク推定手段を用いて摩擦ト
ルクを推定して、速度ループ積分器の値を摩擦トルク分
と加速トルク分に分離し、該加速トルク分と、該摩擦ト
ルク分の符号を反転させたものによりモータ反転時の積
分器目標値を求め、該積分器目標値に達するように速度
指令にあるオフセット量を与えたものをバックラッシュ
加速量としてバックラッシュ加速補正を行なうことを特
徴とするモータの制御方式。 - 【請求項2】 積分器目標値は、現在の積分器の値に、
摩擦トルク分の符号を反転させ2倍したものを加算した
値である請求項1記載のモータの制御方式。 - 【請求項3】 オフセット量は、積算器目標値から現在
の積算器の値を減算した値に定数を乗算した値である請
求項1記載のモータの制御方式。 - 【請求項4】 前記制御手段は、外乱トルク推定手段で
摩擦トルクを推定するために用いるモータのトルク定数
とイナーシャの比を適応的に求める手段を有し、該手段
で求めたトルク定数とイナーシャの比により摩擦トルク
を推定する請求項1、請求項2または請求項3記載のモ
ータの制御方式。 - 【請求項5】 トルク定数とイナーシャの比を適応的に
求める手段は、当該サンプリング周期の1周期前と2周
期前のトルク指令の変化量と、1周期前と2周期前のモ
ータの実速度、及び1周期前に求めたモータのトルク定
数とイナーシャの推定比率よりモータの推定速度を求
め、次に、モータの実速度と前記推定速度との差の推定
速度誤差を求め、推定比率の変化量が、前記トルク指令
の変化量が小さいときには小さく、トルク指令の変化量
が所定値になるまでは該トルク指令の変化量に略比例し
た値とし、前記所定値以上になると飽和させて一定値と
なるように前記推定速度誤に基づいて前記推定比率を求
め順次更新し、該推定比率が収束する値をもってトルク
定数とイナーシャの比率とする請求項4記載のモータの
制御方式。 - 【請求項6】 前記トルク指令の変化量をu、前記推定
速度誤差をe、前周期の推定比率をb* (i−1)、設
定パラメータ値をβとすると、当該周期におけるトルク
定数とイナーシャの推定比率b* (i)を次の式の演算
によって求める請求項5記載のモータの制御方式。 b* (i)=b* (i−1)+{β・u・e/(1+β
u2 )}
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5342810A JPH07110717A (ja) | 1993-08-19 | 1993-12-16 | モータの制御方式 |
| PCT/JP1994/001326 WO1995005703A1 (en) | 1993-08-19 | 1994-08-10 | Apparatus and method for controlling a servomotor |
| KR1019950701500A KR0185720B1 (ko) | 1993-08-19 | 1994-08-10 | 서보모터의 제어장치 및 제어방법 |
| US08/416,898 US5598077A (en) | 1993-08-19 | 1994-08-10 | Control apparatus and a control method for a servomotor |
| EP94922356A EP0666642A4 (en) | 1993-08-19 | 1994-08-10 | DEVICE AND METHOD FOR CONTROLLING A SERVOMOTOR. |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-225027 | 1993-08-19 | ||
| JP22502793 | 1993-08-19 | ||
| JP5342810A JPH07110717A (ja) | 1993-08-19 | 1993-12-16 | モータの制御方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07110717A true JPH07110717A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=26526388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5342810A Pending JPH07110717A (ja) | 1993-08-19 | 1993-12-16 | モータの制御方式 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5598077A (ja) |
| EP (1) | EP0666642A4 (ja) |
| JP (1) | JPH07110717A (ja) |
| KR (1) | KR0185720B1 (ja) |
| WO (1) | WO1995005703A1 (ja) |
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| EP0933868A4 (en) * | 1997-08-13 | 2004-05-06 | Fanuc Ltd | METHOD AND DEVICE FOR REGULATING THE APPLICATION OF A PRESSURE BY MEANS OF A CONTROLLING MOTOR |
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| JP2017084223A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | ファナック株式会社 | バックラッシを補正するモータ制御装置 |
| WO2020188880A1 (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 株式会社明電舎 | 電動機駆動系におけるバックラッシュ制御装置およびバックラッシュ制御方法 |
| WO2021100106A1 (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 三菱電機株式会社 | モータ駆動制御装置、及びモータ駆動制御システム |
| WO2022124150A1 (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-16 | スター精密株式会社 | 工作機械 |
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|---|---|---|---|---|
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| WO1999044108A1 (fr) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Controleur de synchronisation |
| KR100459694B1 (ko) | 1998-04-08 | 2005-04-06 | 삼성전자주식회사 | 모터 토크 상수 측정방법 |
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| US6744233B1 (en) * | 2000-11-01 | 2004-06-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Servo controller and method |
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