JPH0711131A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH0711131A JPH0711131A JP15495793A JP15495793A JPH0711131A JP H0711131 A JPH0711131 A JP H0711131A JP 15495793 A JP15495793 A JP 15495793A JP 15495793 A JP15495793 A JP 15495793A JP H0711131 A JPH0711131 A JP H0711131A
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Abstract
軟性を保持し、尚且つ、力学物性、低温下での柔軟性を
大幅に低下させることなく成形性が改良されたポリアミ
ド樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリアミド11、ポリアミド12又はこれらの混
合物から選ばれるポリアミド樹脂 100重量部に対して、
一般式(1) で表される化合物2〜60重量部と、分岐鎖を
有する炭素数16〜24の1価のアルコール0.05〜5重量部
を配合してなるポリアミド樹脂組成物。 【化1】
Description
に優れた柔軟なポリアミド樹脂組成物に関するものであ
る。
ン11、ナイロン12と一般に呼ばれるポリアミド11、ポリ
アミド12は、通常のポリアミド6、66等に比べ柔軟な樹
脂として知られている。このポリアミド11、ポリアミド
12にさらに可塑剤を加え柔軟としたものが産業用ロボッ
ト、建設機械、自動車等の燃料ホース、油圧、空圧チュ
ーブ、また自動車内装用の射出成形部品として使用され
ている。これらの分野で使用されるポリアミド樹脂の要
求特性は、柔軟であることはもちろん、高温で長時間使
用されてもその柔軟性を持続し、尚且つ低温でも柔軟で
あることが必要とされる。また、成形サイクルの短縮化
に対し、より高成形性であることが要求されている。
の可塑剤として、ブチルベンゼンスルホンアミド、パラ
ヒドロキシ安息香酸2−エチルヘキシルなどが知られて
いる。しかしながら、これらの可塑剤は、成形性を高め
るために添加量を増すと、成形物の表面にブリードしベ
タついたり、あるいは耐寒衝撃性など目標の力学物性が
得られなくなるという欠点を有していた。また、高温環
境での使用が増えるに従い、これらの可塑剤がホースあ
るいはチューブから滲み出し、柔軟性が失われるという
問題もあった。
5362号公報に表面ブリード・耐熱性を改善したポリアミ
ド用の可塑剤として、パラ−ヒドロキシ安息香酸又はオ
ルト−ヒドロキシ安息香酸と分岐鎖を有する炭素数12〜
22のアルコールとのエステルが提案されている。この可
塑剤を含有したポリアミド樹脂組成物は確かに成形物表
面へのブリード、耐熱性については大きく改善されるも
のの、要求力学物性を保持したまま成形性を向上させる
という点については十分でなかった。
用するのは公知である。ポリアミド用の滑剤として、例
えばステアリン酸、エチレンビスステアリルアミド、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリルアルコール、ポリエ
チレンワックス等が知られているが、これらの滑剤は成
形物表面で白化したり、低温下での柔軟性を低下させる
という問題を有していた。
ドがなく、高温環境下でも十分柔軟性を保持し、尚且
つ、力学物性、低温下での柔軟性を大幅に低下させるこ
となく成形性が改良されたポリアミド11及びポリアミド
12の樹脂組成物を提供することにある。
解決すべく鋭意検討した結果、ポリアミド11、ポリアミ
ド12又はこれらの混合物に特定のパラ−ヒドロキシ安息
香酸エステルと特定の1価アルコールを配合することに
より、成形性が良く、耐熱性に優れた柔軟なポリアミド
樹脂組成物が得られることを見出し本発明を完成するに
至った。
ド12又はこれらの混合物から選ばれるポリアミド樹脂 1
00重量部に対して、 (A) 一般式(1) で表される化合物2〜60重量部と、
05〜5重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物を提
供するものである。
は、11−アミノウンデカン酸あるいはω−ラウロラクタ
ムを重合して得られるポリアミド11、12−アミノドデカ
ン酸を重合して得られるポリアミド12であり、これらを
単独で又は混合して用いることができる。
物において、m は7以上10以下の整数の範囲内において
任意に選ぶことができる。m が7未満では分子量が低す
ぎて高温環境下で、滲み出し飛散するため柔軟性を維持
することができず、m が10より大きいとポリアミド樹脂
との相溶性が低下し、十分な柔軟性を得ることができな
い。一般式(1) で表される化合物において好ましい化合
物はパラヒドロキシ安息香酸2−ヘキシルデシルであ
る。本発明に係わる(A) 成分の一般式(1) で表される化
合物は、パラヒドロキシ安息香酸と、炭素数が14〜20の
ゲルベアルコールとの脱水エステル化反応や、パラヒド
ロキシ安息香酸メチル等のエステルと上記ゲルベアルコ
ールとのエステル交換反応などの通常のエステル化方法
で合成される。また、上記ゲルベアルコールは上記範囲
内のものであれば、1種類あるいは2種類以上の混合物
であってもよい。
される化合物はポリアミド樹脂 100重量部に対し、2〜
60重量部、好ましくは3〜50重量部、さらに好ましくは
5〜30重量部配合される。配合量が2重量部未満では柔
軟性が付与されず、配合量が60重量部より多いと成形物
はより柔軟になるが、その機械的強度が低下する。
炭素数16〜24の1価のアルコールとしては、具体的に
は、メチル分岐イソステアリルアルコール、2−(1',
3',3'−トリメチルブチル)−5,7,7 −トリメチルオク
タノール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデ
カノール、2−デシルテトラデカノールなどが使用され
る。アルコールの炭素数が16未満では分子量が低すぎ成
形時に飛散するため十分な成形性向上効果が得られず、
また24より大きいと成形性は向上するものの、樹脂中で
相分離が起こり樹脂物性を低下させる。また、本発明に
係わる分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価のアルコール
は、上記炭素数の範囲内であれば1種類あるいは2種類
以上を組み合わせて用いても良い。
炭素数16〜24の1価のアルコールは、ポリアミド樹脂 1
00重量部に対し0.05〜5重量部、好ましくは 0.1〜3重
量部、さらに好ましくは 0.3〜2重量部配合される。添
加量が0.05重量部未満では十分な成形性を発揮すること
ができず、5重量部より多いとスクリュウーでの咬み込
みに悪影響を与え、逆に成形性を悪化させることがあ
る。
される化合物と、(B) 成分の分岐鎖を有する炭素数16〜
24の1価のアルコールとの配合比率は、重量比で (A)/
(B)=90/10〜99.8/0.2 が好ましく、更に好ましくは9
5/5〜99.5/0.5 である。
成形材料に用いられる助剤及び添加剤、例えば安定剤、
顔料、フィラー、補強剤または弾性化剤を、本発明の効
果を損なわない範囲で含有していてもよい。
術で知られている通常の方法によって調製することがで
きる。例えばポリアミド樹脂に、一般式(1) で表される
化合物、及び分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価のアル
コール、場合によっては助剤、添加剤を加えドライブレ
ンドした後、二軸スクリュー式ニーダーで溶融均一化す
るか、あるいは溶融したポリアミド樹脂に、一般式(1)
で表される化合物と分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価
のアルコールを注入し混練することで、容易に調製する
ことができる。
るが、本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。尚、例中の部は重量部である。
ラヒドロキシ安息香酸2−ヘキシルデシルエステル(HBH
D)、パラヒドロキシ安息香酸2−オクチルドデシルエス
テル(HBOD)、及び分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価の
アルコールとして、メチル分岐イソステアリルアルコー
ル(iSA)(ADOL66, Sherex Chemical Company 製)、2−
ヘキシルデカノール(2-HDA) を、そして比較可塑剤とし
て、パラヒドロキシ安息香酸2−エチルヘキシルエステ
ル(POBO)、比較アルコールとしてn−ヘキサデカノール
(n-HDA) をそれぞれ表1に示す量で、70℃/24時間減圧
乾燥したポリアミド12(東レ(株)製;リルサンA, PA
12と略記)に配合し、ヘンシェルミキサー(三井三池化
工機;M20B)を用いて 120℃、1000rpm で5分間混合
した。
ラストミル 30C150)で190 ℃、供給量60g/分で溶融
押出してペレットとした。得られたペレットを射出成形
機(日本製鋼所製J75E−D)にてシリンダー温度 220
℃、金型温度80℃、射出圧力 660kgで試験片を作成し
た。得られた試験片について下記の方法で物性を評価し
た。その結果を表1に示す。
方が柔軟である一方、機械的強度が低いといえる。
ース(JIS K7113 、1号ダンベル形)を 120℃に調節し
た恒温乾燥機の中に3日間保存し、重量減少を下記式に
より測定した。
高いといえる。
に3日間保存した試験片を室温に戻し、試験片の表面を
目視判定した。
機で、220 〜240 ℃の温度域で径6.35mm、壁厚1mmの管
を製造し、さらにこれらの管を、押し出し成形しただけ
のもの(A)、水で2時間煮沸したもの(B)、 110℃
で24時間熱処理したもの(C)を、各々10本ずつ用意
し、SAE J844に従い−40℃で試験した。表1には壊れた
管の数を記しており、この数が小さいのがよい。
のトルク値とした。トルクの値が小さい方が成形性が高
いといえる。
B, PA11と略記)に代え、表2に示す本発明に係わるエ
ステル、アルコール、又は比較可塑剤としてブチルベン
ゼンスルホンアミド(BBSA)をそれぞれ表2に示す量で添
加し、実施例1と同様の方法にてペレットを製造した。
このペレットから実施例1と同様の方法で試験片を作成
し、同様に各性能を測定した。結果を表2に示す。
に、本発明のポリアミド樹脂組成物は、従来公知の可塑
剤を使用したポリアミド樹脂組成物、あるいは公知の滑
剤を使用したものと比較しても、柔軟性、耐寒衝撃性を
損なうことなく可塑剤の成形表面へのブリード・揮発が
ほとんどなく、加工性を向上させることができた。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリアミド11、ポリアミド12又はこれら
の混合物から選ばれるポリアミド樹脂 100重量部に対し
て、 (A) 一般式(1) で表される化合物2〜60重量部と、 【化1】 (式中 mは7以上10以下の整数である。) (B) 分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価のアルコール0.
05〜5重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 一般式(1) で表される化合物が、パラヒ
ドロキシ安息香酸2−ヘキシルデシルであることを特徴
とする請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A) 一般式(1) で表される化合物と、
(B) 分岐鎖を有する炭素数16〜24の1価のアルコールと
の配合比率が、重量比で (A)/(B) =90/10〜99.8/0.
2 である請求項1又は2記載のポリアミド樹脂組成物。
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|---|---|---|---|
| JP15495793A JP3420611B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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-
1993
- 1993-06-25 JP JP15495793A patent/JP3420611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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