JPH0711211A - 感圧性粘着剤組成物 - Google Patents
感圧性粘着剤組成物Info
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- JPH0711211A JPH0711211A JP5153793A JP15379393A JPH0711211A JP H0711211 A JPH0711211 A JP H0711211A JP 5153793 A JP5153793 A JP 5153793A JP 15379393 A JP15379393 A JP 15379393A JP H0711211 A JPH0711211 A JP H0711211A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着テープの粘着剤に用いて好適な感圧性粘
着剤組成物に関するものであり、基材への含浸性、転写
性に優れ、しかも凝集力に優れた塗膜を形成し得るもの
を提供する。 【構成】 アミン化合物やアジリジン化合物のように、
反応性に富む架橋剤が内包され、所定の圧力により破壊
される皮膜からなるマイクロカプセルが、この架橋剤と
架橋反応を起こす粘着剤の溶液中に分散されている粘着
剤組成物である。このような粘着剤組成物は、架橋反応
の必要な時点で適宜カプセルを破壊すれば、その時点か
ら架橋反応が速やかに開始する。従って、粘着テープの
製造工程で、粘着剤の溶剤の乾燥段階から転写段階に至
るまでは架橋反応を抑えて必要な粘度を維持し、転写後
に速やかに架橋させることが可能となり、架橋の為に粘
度が上昇して転写ミスを起こすことがない。
着剤組成物に関するものであり、基材への含浸性、転写
性に優れ、しかも凝集力に優れた塗膜を形成し得るもの
を提供する。 【構成】 アミン化合物やアジリジン化合物のように、
反応性に富む架橋剤が内包され、所定の圧力により破壊
される皮膜からなるマイクロカプセルが、この架橋剤と
架橋反応を起こす粘着剤の溶液中に分散されている粘着
剤組成物である。このような粘着剤組成物は、架橋反応
の必要な時点で適宜カプセルを破壊すれば、その時点か
ら架橋反応が速やかに開始する。従って、粘着テープの
製造工程で、粘着剤の溶剤の乾燥段階から転写段階に至
るまでは架橋反応を抑えて必要な粘度を維持し、転写後
に速やかに架橋させることが可能となり、架橋の為に粘
度が上昇して転写ミスを起こすことがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装用、工業用及び医
療用等の各産業分野に用いられる粘着テープの粘着剤に
用いて好適な感圧性粘着剤組成物に関する。
療用等の各産業分野に用いられる粘着テープの粘着剤に
用いて好適な感圧性粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープといわれるものは、常
温下で粘着性を持つ粘着剤が、テープ基材に塗布されて
感圧性粘着剤層を形成した構造のものである。この場
合、粘着剤としては天然ゴム、合成ゴム等のゴム系粘着
剤と アクリル樹脂等の合成樹脂系に分けられ、これら
の粘着剤を、紙又は布帛、或いは塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を素
材としたフイルムやシートからなるテープ基材に塗工し
たもので、包装用、工業用及び医療用等の各種産業分野
に用いられている。
温下で粘着性を持つ粘着剤が、テープ基材に塗布されて
感圧性粘着剤層を形成した構造のものである。この場
合、粘着剤としては天然ゴム、合成ゴム等のゴム系粘着
剤と アクリル樹脂等の合成樹脂系に分けられ、これら
の粘着剤を、紙又は布帛、或いは塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を素
材としたフイルムやシートからなるテープ基材に塗工し
たもので、包装用、工業用及び医療用等の各種産業分野
に用いられている。
【0003】そしてこれらの用途に要求される代表的な
物性としては、最も重要にして且つ単純な物性である粘
着性と、貼着物体に粘着させた後に粘着剤のテープ基材
からのはみ出しがないことと、再剥離した際に貼着物体
への糊残りが無いことである。これらの必要最小限の物
性を満足させるために、粘着剤を架橋させ、凝集力を高
める処置を採る場合がある。
物性としては、最も重要にして且つ単純な物性である粘
着性と、貼着物体に粘着させた後に粘着剤のテープ基材
からのはみ出しがないことと、再剥離した際に貼着物体
への糊残りが無いことである。これらの必要最小限の物
性を満足させるために、粘着剤を架橋させ、凝集力を高
める処置を採る場合がある。
【0004】このような粘着剤を架橋型粘着剤と称する
が、これを使用する場合は、テープ基材に粘着剤を塗工
した後は、粘着剤の溶剤を乾燥して除去する必要の他
に、架橋反応を行わせる必要があるので、被架橋型の粘
着剤を用いた場合よりも長時間の加熱を必要とする。こ
の加熱時間の増大は、当然粘着テープの製造効率に影響
するばかりでなく、粘着剤の粘着性にも悪影響を及ぼす
のである。
が、これを使用する場合は、テープ基材に粘着剤を塗工
した後は、粘着剤の溶剤を乾燥して除去する必要の他
に、架橋反応を行わせる必要があるので、被架橋型の粘
着剤を用いた場合よりも長時間の加熱を必要とする。こ
の加熱時間の増大は、当然粘着テープの製造効率に影響
するばかりでなく、粘着剤の粘着性にも悪影響を及ぼす
のである。
【0005】そこで、粘着物性の安定化や架橋時間の短
縮化の為に、架橋剤として、従来汎用されているイソシ
アネート系の架橋剤に代わって、ヘキサメチレンジアミ
ンのようなアミン化合物や、ポリエチレンイミンのよう
なアジリジン化合物の如く、反応性に富む架橋剤を用い
ることが知られている。
縮化の為に、架橋剤として、従来汎用されているイソシ
アネート系の架橋剤に代わって、ヘキサメチレンジアミ
ンのようなアミン化合物や、ポリエチレンイミンのよう
なアジリジン化合物の如く、反応性に富む架橋剤を用い
ることが知られている。
【0006】これらの化合物は、その中に含まれる活性
なアミノ基等の官能基と、粘着剤中のカルボキシル基等
の官能基との反応によって架橋反応を起こすのである
が、その際の架橋反応速度が早すぎて、粘着剤の調整か
ら塗工前までの貯蔵可能な時間(以下これを「可使時
間」という)が少なくなる傾向にあり、また更に、粘着
剤の調製後数時間で塗工工程に入ってからでも、乾燥炉
中での加熱・乾燥工程で架橋反応がほぼ完結する場合が
多い。
なアミノ基等の官能基と、粘着剤中のカルボキシル基等
の官能基との反応によって架橋反応を起こすのである
が、その際の架橋反応速度が早すぎて、粘着剤の調整か
ら塗工前までの貯蔵可能な時間(以下これを「可使時
間」という)が少なくなる傾向にあり、また更に、粘着
剤の調製後数時間で塗工工程に入ってからでも、乾燥炉
中での加熱・乾燥工程で架橋反応がほぼ完結する場合が
多い。
【0007】一方、基材として繊維質からなる紙、又は
布帛を用いたときは、直接粘着剤を基材に塗布したので
は、一定の厚さで均一な粘着剤層を形成することが難し
いので、一旦、粘着剤を剥離紙等の担体に塗布し、この
剥離紙に仮着された粘着剤を基材と重ね合わせて押圧す
ることにより、粘着剤を基材に移し替える所謂転写方式
が採用される。
布帛を用いたときは、直接粘着剤を基材に塗布したので
は、一定の厚さで均一な粘着剤層を形成することが難し
いので、一旦、粘着剤を剥離紙等の担体に塗布し、この
剥離紙に仮着された粘着剤を基材と重ね合わせて押圧す
ることにより、粘着剤を基材に移し替える所謂転写方式
が採用される。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
な転写方式で基材に粘着剤層を設ける場合において、ア
ミン化合物や、アジリジン化合物からなる反応性に富む
架橋剤を用いた場合は、上述の通り、架橋速度が速いの
で、加熱・乾燥後に粘着剤を基材に転写するときには、
既に架橋が殆ど行われた後であって、極端に粘度が上昇
し、基材への粘着剤の含浸・転写性に乏しくなる、即
ち、基材と粘着剤との密着性が悪くなる。その結果、テ
ープ使用時のアンカー不良や製造時の巻き取り時の空気
混入による所謂巻き姿不良(「巻き巣」)等の不具合を
生み出す原因となる。
な転写方式で基材に粘着剤層を設ける場合において、ア
ミン化合物や、アジリジン化合物からなる反応性に富む
架橋剤を用いた場合は、上述の通り、架橋速度が速いの
で、加熱・乾燥後に粘着剤を基材に転写するときには、
既に架橋が殆ど行われた後であって、極端に粘度が上昇
し、基材への粘着剤の含浸・転写性に乏しくなる、即
ち、基材と粘着剤との密着性が悪くなる。その結果、テ
ープ使用時のアンカー不良や製造時の巻き取り時の空気
混入による所謂巻き姿不良(「巻き巣」)等の不具合を
生み出す原因となる。
【0009】本発明は、粘着剤のテープ基材への塗工の
際に、転写方式を採る場合であって、且つ架橋速度が著
しく早い架橋剤を使用した場合に発生する、上述のよう
な従来技術の欠点を解消し、粘着テープに要求される諸
物性の安定と、架橋時間の短縮を図ることを前提としな
がらも尚且つ塗工・乾燥後であっても粘度上昇が少な
く、基材への含浸性・転写性に優れた感圧性粘着剤組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
際に、転写方式を採る場合であって、且つ架橋速度が著
しく早い架橋剤を使用した場合に発生する、上述のよう
な従来技術の欠点を解消し、粘着テープに要求される諸
物性の安定と、架橋時間の短縮を図ることを前提としな
がらも尚且つ塗工・乾燥後であっても粘度上昇が少な
く、基材への含浸性・転写性に優れた感圧性粘着剤組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、「反応性に富
む架橋剤を内包し、所定の圧力により破壊される皮膜か
らなるマイクロカプセルが、該架橋剤と架橋反応を起こ
す粘着剤の溶液中に分散されてなることを特徴とする感
圧性粘着剤組成物」をその要旨とするものである。
む架橋剤を内包し、所定の圧力により破壊される皮膜か
らなるマイクロカプセルが、該架橋剤と架橋反応を起こ
す粘着剤の溶液中に分散されてなることを特徴とする感
圧性粘着剤組成物」をその要旨とするものである。
【0011】即ち、本発明は、反応性に富む架橋剤をマ
イクロカプセル化して粘着剤溶液中に分散させ、架橋反
応の必要な時点で、このマイクロカプセルを破壊するよ
うにして、その可使時間を長くするようにし、塗工・乾
燥後であっても粘度上昇が少なく、基材への含浸性・転
写性に支障のないようになし、更に、基材への転写後は
速やかに硬化して、所期の凝集性を発揮するようにした
ことを骨子とするものである。
イクロカプセル化して粘着剤溶液中に分散させ、架橋反
応の必要な時点で、このマイクロカプセルを破壊するよ
うにして、その可使時間を長くするようにし、塗工・乾
燥後であっても粘度上昇が少なく、基材への含浸性・転
写性に支障のないようになし、更に、基材への転写後は
速やかに硬化して、所期の凝集性を発揮するようにした
ことを骨子とするものである。
【0012】ところで、マイクロカプセル化の技術は古
くから公知であって、微粒化された液体や固体の物質
を、薄いプラスチックやワックス等で包み込んで小粒子
化する技術であり、微粒化された液体や固体の物質を芯
剤もしくは核と称し、これを包含するものを皮膜もしく
は壁膜と称している。粘着テープの技術分野において
も、薬剤テープやシートのように薬剤の遅効性を保持さ
せる目的で使用される場合があるが、本発明は、この技
術を反応性に富む架橋剤の反応制御に応用したものであ
る。
くから公知であって、微粒化された液体や固体の物質
を、薄いプラスチックやワックス等で包み込んで小粒子
化する技術であり、微粒化された液体や固体の物質を芯
剤もしくは核と称し、これを包含するものを皮膜もしく
は壁膜と称している。粘着テープの技術分野において
も、薬剤テープやシートのように薬剤の遅効性を保持さ
せる目的で使用される場合があるが、本発明は、この技
術を反応性に富む架橋剤の反応制御に応用したものであ
る。
【0013】カプセル化に際して、本発明では芯剤とし
て反応性に富む架橋剤が使用され、皮膜物質としてはポ
リエチレン等の合成樹脂が挙げられる。具体的には、芯
剤としては、前述のアミン系化合物、或いはアジリジン
系化合物が挙げられ、いずれも粘着剤中のカルボキシル
基等と反応するものを言う。そして、溶剤等のカプセル
化媒体中に架橋剤を微粒子状に分散させ、この分散液中
に皮膜物質を導入し、芯剤の周囲にこれを集合乃至沈積
してカプセル化を図るのである。
て反応性に富む架橋剤が使用され、皮膜物質としてはポ
リエチレン等の合成樹脂が挙げられる。具体的には、芯
剤としては、前述のアミン系化合物、或いはアジリジン
系化合物が挙げられ、いずれも粘着剤中のカルボキシル
基等と反応するものを言う。そして、溶剤等のカプセル
化媒体中に架橋剤を微粒子状に分散させ、この分散液中
に皮膜物質を導入し、芯剤の周囲にこれを集合乃至沈積
してカプセル化を図るのである。
【0014】得られたカプセルの破壊に要する圧力は、
特に限定はないが、通常5Kg/cm2 が好ましい。
特に限定はないが、通常5Kg/cm2 が好ましい。
【0015】芯剤と架橋反応を起こす粘着剤としては、
(メタまたは)アクリル酸アルキルエステルを主成分と
するアクリル系モノマーからなる重合体が代表的であっ
て、アクリル系モノマーの具体例としては、(メタまた
は)アクリル酸アルキルエステル(通常、アルキル基の
炭素数が10以下)の単独もしくはこれと側鎖にカルボ
キシル基等の極性基を有するビニル単量体との混合物か
らなる重合体である。エステルとしては、イソオクチル
エステル、2−エチルヘキシルエステル、n−プロピル
エステル、イソプロピルエステル、エチルエステル等が
好ましい。粘着剤の他の例としては、リキッドイソプレ
ンラバー(LIR)の如きカルボキシル基を有するゴム
系粘着剤が挙げられる。
(メタまたは)アクリル酸アルキルエステルを主成分と
するアクリル系モノマーからなる重合体が代表的であっ
て、アクリル系モノマーの具体例としては、(メタまた
は)アクリル酸アルキルエステル(通常、アルキル基の
炭素数が10以下)の単独もしくはこれと側鎖にカルボ
キシル基等の極性基を有するビニル単量体との混合物か
らなる重合体である。エステルとしては、イソオクチル
エステル、2−エチルヘキシルエステル、n−プロピル
エステル、イソプロピルエステル、エチルエステル等が
好ましい。粘着剤の他の例としては、リキッドイソプレ
ンラバー(LIR)の如きカルボキシル基を有するゴム
系粘着剤が挙げられる。
【0016】
【作用】本発明の感圧性粘着剤組成物は、反応性に富む
架橋剤を芯剤として内包し、所定の圧力により破壊され
る皮膜からなるマイクロカプセルが、該架橋剤と架橋反
応を起こす粘着剤の溶液中に分散されてなるので、架橋
反応の必要な時点で、このマイクロカプセルを、例えば
テープ基材に粘着剤を塗布する段階において、該塗布手
段として加えられる押圧力等を適宜利用して破壊すれ
ば、その時点から架橋反応が進行する。
架橋剤を芯剤として内包し、所定の圧力により破壊され
る皮膜からなるマイクロカプセルが、該架橋剤と架橋反
応を起こす粘着剤の溶液中に分散されてなるので、架橋
反応の必要な時点で、このマイクロカプセルを、例えば
テープ基材に粘着剤を塗布する段階において、該塗布手
段として加えられる押圧力等を適宜利用して破壊すれ
ば、その時点から架橋反応が進行する。
【0017】本発明の感圧性粘着剤組成物は、例えば、
前述にように、テープ基材に対して、転写方式により架
橋型粘着剤の塗工を行う際、転写の前段階では、架橋反
応を起こさせず、本来の粘度を維持させておき、以て良
好な転写性能を発揮させると共に、転写の際の押圧力を
利用して、マイクロカプセルを破壊し、得られた粘着剤
層の凝集力をアップして、粘着テープに要求される諸物
性の安定した粘着テープを製造する場合に、その機能を
発揮する。
前述にように、テープ基材に対して、転写方式により架
橋型粘着剤の塗工を行う際、転写の前段階では、架橋反
応を起こさせず、本来の粘度を維持させておき、以て良
好な転写性能を発揮させると共に、転写の際の押圧力を
利用して、マイクロカプセルを破壊し、得られた粘着剤
層の凝集力をアップして、粘着テープに要求される諸物
性の安定した粘着テープを製造する場合に、その機能を
発揮する。
【0018】また、粘着剤組成物を多量に生産し、一次
的に貯蔵する場合、その架橋反応の進行に煩わされるこ
となく、任意の期間保存することも可能である。
的に貯蔵する場合、その架橋反応の進行に煩わされるこ
となく、任意の期間保存することも可能である。
【0019】
【実施例】実施例 .架橋剤のマイクロカプセル化 アジリジン化合物であるHDU(相互薬工社性)をイソ
プロパノールの2%溶液とし、これを芯剤としてポリエ
チレンのテトラハイドロフラン(THF)液中に分散
し、この分散液を水中に導入後、加熱しながら拡散し、
粒径が0.5〜5μmのマイクロカプセルを製造した。
プロパノールの2%溶液とし、これを芯剤としてポリエ
チレンのテトラハイドロフラン(THF)液中に分散
し、この分散液を水中に導入後、加熱しながら拡散し、
粒径が0.5〜5μmのマイクロカプセルを製造した。
【0020】.粘着剤溶液の製造 (メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる重合体を
トルエン−酢酸エチル混合溶剤に溶解して、固形分が4
0%の粘着剤溶液を製造した。 .感圧性粘着剤組成物の調製 粘着剤溶液100重量部に対して、マイクロカプセル4
重量部を配合し、ディゾルバーで30分攪拌・混合して
本発明の粘着剤組成物を調製した。
トルエン−酢酸エチル混合溶剤に溶解して、固形分が4
0%の粘着剤溶液を製造した。 .感圧性粘着剤組成物の調製 粘着剤溶液100重量部に対して、マイクロカプセル4
重量部を配合し、ディゾルバーで30分攪拌・混合して
本発明の粘着剤組成物を調製した。
【0021】.上質紙の表面に剥離処理を施してなる
剥離シート上に、2ロールコーターを用いて上記粘着剤
組成物を50μ厚さに塗布し、110℃の乾燥炉に導入
して溶剤を揮散させ、粘着剤層が仮着された粘着シート
を2枚製造した。次に、セルローズ系不織布(坪量=1
4g/m2 、厚み=40μm)からなる基材シートと共
に、該基材シートをサンドイッチするように、且つ粘着
剤層が基材に重なるようにして転写ロールに送り込み、
10g/cmの押圧力をかけて基材の両面に粘着剤層を
転写して両面粘着テープを得た。
剥離シート上に、2ロールコーターを用いて上記粘着剤
組成物を50μ厚さに塗布し、110℃の乾燥炉に導入
して溶剤を揮散させ、粘着剤層が仮着された粘着シート
を2枚製造した。次に、セルローズ系不織布(坪量=1
4g/m2 、厚み=40μm)からなる基材シートと共
に、該基材シートをサンドイッチするように、且つ粘着
剤層が基材に重なるようにして転写ロールに送り込み、
10g/cmの押圧力をかけて基材の両面に粘着剤層を
転写して両面粘着テープを得た。
【0022】比較例 マイクロカプセル内に反応性に富む架橋剤を内包しなか
ったこと以外は実施例と同様にして粘着テープを得た。
ったこと以外は実施例と同様にして粘着テープを得た。
【0023】上記実施例及び比較例で得られた粘着テー
プについて評価試験を行い、その結果を表1に示す。
プについて評価試験を行い、その結果を表1に示す。
【0024】尚、各評価試験方法は次の通りである。 .不織布に対する粘着剤の含浸量;不織布厚み、両面
テープ厚み及び転写後の両面テープ厚みをダイヤルゲー
ジで実測し、式=(不織布厚み+両面テープ厚み)−
(転写後の両面テープ厚み)剤層を転写したときの、粘
着テープ横断面を電子顕微鏡で観察し、粘着剤の不織布
への含浸深さを該電子顕微鏡で測定。 .80℃保持力;ステンレススチール板に25×15
0mmのテープを、テープの25×25mmの面積が接
するように貼りつけ、貼りついていない部分は粘着面を
内側にして折り重ねる。次に、テープの上からゴムロー
ルで圧着速度5mm/秒で1往復して押圧し、20分間
経過後、試験板の一端を止め金で止め、試験用テープが
垂れ下がるようにして折り重ねた部分の端に±10g
の荷重が均一にかかるようにつるし、80℃の温度条件
下における15分後のズレの長さを測定。 .SP粘着力;ステンレススチール板に幅15mmの
粘着テープを貼着し、2Kgのゴムロールを1往復して
押圧し、15分後に180°ピーリングしてその強度を
測定。 .ボールタック;20℃でJ.Dow法のボールタッ
ク試験法に準じて測定。
テープ厚み及び転写後の両面テープ厚みをダイヤルゲー
ジで実測し、式=(不織布厚み+両面テープ厚み)−
(転写後の両面テープ厚み)剤層を転写したときの、粘
着テープ横断面を電子顕微鏡で観察し、粘着剤の不織布
への含浸深さを該電子顕微鏡で測定。 .80℃保持力;ステンレススチール板に25×15
0mmのテープを、テープの25×25mmの面積が接
するように貼りつけ、貼りついていない部分は粘着面を
内側にして折り重ねる。次に、テープの上からゴムロー
ルで圧着速度5mm/秒で1往復して押圧し、20分間
経過後、試験板の一端を止め金で止め、試験用テープが
垂れ下がるようにして折り重ねた部分の端に±10g
の荷重が均一にかかるようにつるし、80℃の温度条件
下における15分後のズレの長さを測定。 .SP粘着力;ステンレススチール板に幅15mmの
粘着テープを貼着し、2Kgのゴムロールを1往復して
押圧し、15分後に180°ピーリングしてその強度を
測定。 .ボールタック;20℃でJ.Dow法のボールタッ
ク試験法に準じて測定。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、前述のマイクロ
カプセルを含む本発明の粘着剤組成物を使用したもの
は、粘着剤層の密着性に優れていることが判る。
カプセルを含む本発明の粘着剤組成物を使用したもの
は、粘着剤層の密着性に優れていることが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明の感圧性粘着剤組成物は、反応性
に富む架橋剤を芯剤として内包し、所定の圧力により破
壊される皮膜からなるマイクロカプセルが、該架橋剤と
架橋反応を起こす粘着剤の溶液中に分散されてなるの
で、架橋反応の必要な時点で、このマイクロカプセル
を、例えばテープ基材に粘着剤を塗布する段階におい
て、該塗布手段として加えられる押圧力等を適宜利用し
て破壊すれば、その時点から架橋反応が進行する。従っ
て、粘着剤の可使時間が大幅に長くなり、粘着剤の保存
性、管理性が向上し、生産管理の合理化を図り得ると共
に、架橋剤の使用により必要な凝集力を備えた粘着剤の
塗膜となり、品質の向上したものが得られる。
に富む架橋剤を芯剤として内包し、所定の圧力により破
壊される皮膜からなるマイクロカプセルが、該架橋剤と
架橋反応を起こす粘着剤の溶液中に分散されてなるの
で、架橋反応の必要な時点で、このマイクロカプセル
を、例えばテープ基材に粘着剤を塗布する段階におい
て、該塗布手段として加えられる押圧力等を適宜利用し
て破壊すれば、その時点から架橋反応が進行する。従っ
て、粘着剤の可使時間が大幅に長くなり、粘着剤の保存
性、管理性が向上し、生産管理の合理化を図り得ると共
に、架橋剤の使用により必要な凝集力を備えた粘着剤の
塗膜となり、品質の向上したものが得られる。
【0028】また、この粘着剤を用いて転写方式により
粘着テープを製造する場合、担体上への塗工と加熱・乾
燥の段階では、溶剤の乾燥のみに止めて粘度上昇を極力
抑え、転写の段階において、当然通過する転写ロール等
の押圧力を利用して、マイクロカプセルを破壊し、その
時点で架橋反応を起こさせることが可能となり、転写の
段階で基材への含浸が充分に行われ、粘着テープにおけ
る単位面積当たりの粘着剤量が不足するような不良品が
発生することはない。
粘着テープを製造する場合、担体上への塗工と加熱・乾
燥の段階では、溶剤の乾燥のみに止めて粘度上昇を極力
抑え、転写の段階において、当然通過する転写ロール等
の押圧力を利用して、マイクロカプセルを破壊し、その
時点で架橋反応を起こさせることが可能となり、転写の
段階で基材への含浸が充分に行われ、粘着テープにおけ
る単位面積当たりの粘着剤量が不足するような不良品が
発生することはない。
Claims (1)
- 【請求項1】 反応性に富む架橋剤を内包し、所定の圧
力により破壊される皮膜からなるマイクロカプセルが、
該架橋剤と架橋反応を起こす粘着剤の溶液中に分散され
てなることを特徴とする感圧性粘着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5153793A JPH0711211A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 感圧性粘着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5153793A JPH0711211A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 感圧性粘着剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711211A true JPH0711211A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15570260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5153793A Pending JPH0711211A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 感圧性粘着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711211A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-06-24 JP JP5153793A patent/JPH0711211A/ja active Pending
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| CN118022043B (zh) * | 2024-04-11 | 2024-07-02 | 上海汇禾医疗器械有限公司 | 一种微囊、其制备方法、血管粘合剂和血管粘合装置 |
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