JPH07112406B2 - 動物の糞尿消臭用飼料および飼料添加物 - Google Patents

動物の糞尿消臭用飼料および飼料添加物

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JPH07112406B2
JPH07112406B2 JP62333586A JP33358687A JPH07112406B2 JP H07112406 B2 JPH07112406 B2 JP H07112406B2 JP 62333586 A JP62333586 A JP 62333586A JP 33358687 A JP33358687 A JP 33358687A JP H07112406 B2 JPH07112406 B2 JP H07112406B2
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忠信 中井
弘明 近江
賢治 市川
黎▲吉▼ 野内
登起男 藤井
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常盤薬品工業株式会社
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、動物の糞尿消臭用飼料および飼料添加物に関
する。
従来の技術および問題点 近年、我国では動物、特にイヌやネコを家の中で飼う動
物愛好家が増えており、動物の糞尿の悪臭で家の中が汚
染されるという問題が生じている。一方、この悪臭の消
臭にある種の植物類の酵素分解醗酵物が有効であること
が知られており、動物の糞尿消臭用飼料として、あるい
はそのような飼料用の添加物として用いられている。
しかしながら、該植物類酵素分解醗酵物の消臭効果は未
だ充分ではなく、さらにすぐれた効果を発揮させる手段
の開発が望まれている。
問題点を解消するための手段 このような事情にかんがみ、本発明者らは、動物の消臭
について鋭意研究を重ねた。その結果、意外にも、作用
機序は不明であるが、前記の植物類酵素分解醗酵物とそ
れ自体は消臭作用のない魚肉エキスとを組合せることに
よって、消臭効果が飛躍的に向上することを見出だし、
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、米糠、米胚芽、大豆、コーン、甘
草、アマチャヅル、ソバ粉および麦芽からなる群より選
択される1種または2種以上の植物類の酵素分解醗酵物
および魚肉エキスとを配合してなる動物の糞尿消臭用飼
料を提供するものである。
本発明はさらに、該混合物からなる動物の糞尿消臭用飼
料添加物を提供するものである。
本発明はさらに、該添加物を添加した動物の糞尿消臭用
飼料を提供するものである。
本発明において用いる植物類酵素分解醗酵物は、前記の
ごとく公知のものであり、米糠、米胚芽、大豆、コー
ン、甘草、アマチャヅル、ソバ粉および麦芽から選ばれ
る1種または2種以上の植物類を蒸煮し、酵素分解に付
し、ついで醗酵させたものである。
原料として用いる植物は脱脂したものでもよく、また、
粉砕したものでもよく、さらに他の原料植物を添加して
もよい。
酵素分解にはセルラーゼ、ラミナリナーゼ、キシラナー
ゼ、ペクチナーゼ、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プ
ロテアーゼ等が用いられる。
一般に、pH3〜6に調整し、20〜48℃で酵素分解し、乳
酸菌を用いて醗酵させる。
得られた醗酵物は通常、濾過し、加熱殺菌した液状の物
質で、例えば、pH約8.5〜9.5、炭水化物0.05〜1.5%、
灰分1〜5%、水分90〜98%、リン300〜800mg/100g、
ナトリウム0.1〜3%の組成を有する。かかる醗酵物
は、醗酵多糖類として(株)日鉱社製、商品名「FIN−
A−1」として商業的に入手でき、本発明においても、
これを使用できる。
用いる魚肉エキスは、特に限定するものではなく、いず
れのものも使用できるが、特開昭59−161319号に開示さ
れる魚肉エキスを用いることが消臭効果上、特に好まし
い。すなわち、魚体を直接、50〜60℃の温度でpH6〜7
にてプロテアーゼで処理し、ついで耐酸性プロテアーゼ
で処理し、常法によりエキス化したものが好ましい。
得られたエキスは、通常、水分25〜40%(重量%、以下
同じ)、蛋白質25〜55%、灰分2〜10%、糖質2〜5%
の組成を有する液状の物質で、天生水産株式会社製、商
品名「ハイクオール」として商業的に入手できる。本発
明においても、これを使用することができる。
かくして、本発明においては、これらの植物類酵素分解
醗酵物および魚肉エキスは、通常、醗酵物:魚肉エキス
の重量比、1:2〜1:10の割合で混合して用いる。この範
囲をはずれると、消臭効果に対する両者の相乗作用が期
待できなくなる。
混合は通常の混合手段を用いて行うことができ、得られ
た液状の植物類酵素分解醗酵物と、液状の魚肉エキスと
の液体混合物をそのまま、あるいは、これをさらに結晶
セルロース、乳糖、牛骨粉のような賦形剤を用い、常法
により粉末化、顆粒化などした固体混合物として用い
る。
得られた混合物は直接、動物の飼料として動物に与える
ことができ、また、飼料用添加物として用いることがで
き、通常の動物飼料製造の工程で添加材料の1つとして
添加することにより、あるいは通常の動物飼料を与える
時に、それに混合することによりすぐれた糞尿の消臭効
果が達成される。これらの動物飼料、動物飼料添加物お
よびそれを添加した動物飼料、いずれも本発明範囲のも
のである。
対象とする動物は特に限定するものではなく、イヌ、ネ
コ、ウサギ、ラット等、いずれにも与えることができ
る。通常、液状混合物として、1日当たり、0.3〜5g/kg
体重の割合で毎日与えることにより、1〜3週間後には
動物の糞尿の臭いが消え、すぐれた消臭効果が現れる。
したがって、動物飼料の添加物として用いる場合は、対
象とする動物、摂飼方法等によって異なるが、通常、動
物飼料全量に基づいて、液状混合物として0.5〜10重量
%程度の割合で添加することが好ましい。
実施例 つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明するが、これに限定されるものではない。
参考例1 植物類酵素分解醗酵物の製造 脱脂米糠900gおよび脱脂大豆100gの混合物に、水1を
加え、100℃にて30分間加熱した。ついで、分解酵素50g
を添加混合し、80℃で50分間酵素処理した。これを冷却
した後、培養器に移し、乳酸菌スターター20gを植菌
し、35℃で5日間、通気しながら培養した。培養液を濾
過し、濾液を5℃以上で、約1ヶ月間保持して熟成させ
た。熟成液を濾過して得られた濾液を100℃で、3分間
加熱殺菌して目的とする植物類酵素分解醗酵物約1.5lを
得た。
得られた醗酵物の組成は、炭水化物0.9%、灰分2.3%、
水分96.8%、リン412mg/100g、ナトリウム0.93%、pH8.
7であった。
参考例2 魚肉エキスの製造 サバ4tを前処理を行なわず、丸のまま、4tの水と共に撹
拌機付き反応缶に入れ、80℃に加熱した。15分後に55℃
まで温度を下げ、pH6.2において枯草菌産生蛋白分解酵
素4kgを加え、1.5時間反応させた。
ついで、80℃に昇温し、15分間維持した後、45℃まで冷
却し、この温度にて麹菌蛋白分解酵素2kgを添加し、2
時間反応させた。pHは6.5であった。その後、80℃に昇
温させて酵素を不活性化させた。反応液を常法により遠
心分離機で骨片等未分解層、油層およびエキス層の三層
に分離した。エキス層を濾過し、60℃にて減圧濃縮して
目的の魚肉エキスを得た。
得られた魚肉エキスの分析結果はつぎのとおりであっ
た。
水 分 37.8% 減圧加熱乾燥法 蛋白質 53.2% ケルダール法 脂 質 0 ソックスレー抽出法 繊 維 0 ヘンネベルグストーマン改良法 灰 分 6.0% 直接灰化法 糖 質 3.0% 実施例1 液体動物飼料 次の処方により、常法に従って液体の動物消臭用動物飼
料を調製した。
成分 配合量(重量%) 参考例1の植物類酵素分解醗酵物 20 参考例2の魚肉エキス 80 この動物飼料は直接動物に摂飼させることができる。ま
た、動物飼料用添加物として用いることができる。
実施例2 乾燥動物飼料 次の処方により、常法に従って粉末の動物消臭用動物飼
料を調製した。
成分 配合量(重量%) 参考例1の植物類酵素分解醗酵物 0.5 参考例2の魚肉エキス 2 小麦粉 27 フィッシュミール 14 ミートミール 9.5 脱脂大豆 8 動物性油脂 5 フスマ 5 植物性油 5 大麦 3 トウモロコシ 2.5 ビタミン・ミネラル・プレミックス 2 タウリン 0.1 ラクチュロース 0.4 食塩 1.0 この動物飼料は直接動物に摂飼させることができる。ま
た、動物飼料用添加物として用いることができる。
実施例3 動物飼料(缶入) 次の処方により、常法に従って缶入り動物飼料を調製し
た。
成分 配合量(重量%) 参考例1の植物類酵素分解醗酵物 0.5 参考例2の魚肉エキス 2 魚肉、獣肉 69 ビタミン・プレミックス 1 調味料 適量 水 100%まで 参考例1の植物類酵素分解醗酵物単独、および実施例1
の液状動物飼料を用い、ネコにおける尿消臭効果を比較
試験した。
1群2匹からなる、体重1〜5kgのネコを用い、実施
例1の動物飼料、植物類酵素分解醗酵物単独、および
非摂取対照の3つの試験群について試験した。
飼料として、市販ペットフード[カルカン(まぐろ
味)]を1日に200g与え、飼料上に1日1回を3g、ま
たはを3g添加した。
試験は、ネコを専用ケージに入れ、毎日13時頃に24時間
後の糞尿の臭気を官能的に評価して行った。その結果
を、第1表に示す。
第1表の結果から、植物類酵素分解醗酵物単独使用の場
合に比し、本発明の動物消臭用飼料ははるかにすぐれた
動物の糞尿消臭効果を有することが明らかである。
発明の効果 本発明によれば、それ自体消臭作用のない魚肉エキスを
併用することにより、従来の植物性酵素分解物醗酵物単
独の場合と比べ、相乗的に動物の悪臭消臭効果が発揮さ
れる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米糠、米胚芽、大豆、コーン、甘草、アマ
    チャヅル、そば粉および麦芽からなる群より選択される
    1種または2種以上の植物類の酵素分解物醗酵物および
    魚肉エキスを配合してなることを特徴とする動物の糞尿
    消臭用飼料。
  2. 【請求項2】植物類酵素分解醗酵物および魚肉エキスを
    重量比1:2〜1:10で混合してなる前記第(1)項の動物
    の糞尿消臭用飼料。
  3. 【請求項3】米糠、米胚芽、大豆、コーン、甘草、アマ
    チャヅル、そば粉および麦芽からなる群より選択される
    1種または2種以上の植物類の酵素分解醗酵物、および
    魚肉エキスを配合することを特徴とする動物の糞尿消臭
    用飼料添加物。
  4. 【請求項4】植物類酵素分解醗酵物および魚肉エキスを
    重量比1:2〜1:10で混合してなる前記第(3)項の添加
    物。
  5. 【請求項5】米糠、米胚芽、大豆、コーン、甘草、アマ
    チャヅル、そば粉および麦芽からなる群より選択される
    1種または2種以上の植物類の酵素分解醗酵物および魚
    肉エキスからなる添加物を配合したことを特徴とする動
    物の糞尿消臭用飼料。
  6. 【請求項6】該添加物を0.5〜10重量%配合した前記第
    (5)項の動物の糞尿消臭用飼料。
  7. 【請求項7】植物類酵素分解醗酵物および魚肉エキスの
    重量比が1:2〜1:10である前記第(5)項または第
    (6)項の動物の糞尿消臭用飼料。
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