JPH07113529A - 加熱調理器の平面ヒータ - Google Patents

加熱調理器の平面ヒータ

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JPH07113529A
JPH07113529A JP5259638A JP25963893A JPH07113529A JP H07113529 A JPH07113529 A JP H07113529A JP 5259638 A JP5259638 A JP 5259638A JP 25963893 A JP25963893 A JP 25963893A JP H07113529 A JPH07113529 A JP H07113529A
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    • H05B6/6408Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱調理器の加熱面を板状熱源により加熱す
る平面ヒータにおいて、断熱性の向上を図る。 【構成】 平面ヒータ17は金属製のケーシング21、
このケーシング21内に収容された金属製の遮熱板22
およびケーシング21の開放上面部に位置するように遮
熱板22に支えられる板状熱源23からなり、ケーシン
グ21を加熱調理器の加熱面に取り付けることによって
該加熱面に板状熱源23が押し付けられた状態となる。
遮熱板22には複数個の切起片30を斜め上向き切り起
こし形成すると共に、下向きに円錐状の突起33を絞り
形成する。そして、遮熱板22を突起33を支持脚とし
てケーシング21の底面上に載置し、切起片30により
板状熱源23を支える。従って、ケーシング21および
板状熱源23に対する遮熱板22の接触面積は小さいか
ら、伝導により外部に逃げ出る熱量が減少し、断熱性が
高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーブングリルレンジな
どの加熱調理器の熱源として使用される平面ヒータに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばオーブングリルレンジでは、食品
を下側から加熱する下側ヒータとして、加熱室を構成す
る内箱の底面を熱放射面に利用する構成の外付け式の平
面ヒータが用いられている。
【0003】この平面ヒータは、ニクロム線を巻回した
芯マイカ板を、他部材からの絶縁のために2枚の絶縁マ
イカ板により挟んだ構造の板状熱源を主体とするもの
で、この板状熱源は加熱室を構成する内箱の外底面に押
し付けられて該底面を加熱し、加熱された内箱の底面は
輻射によって食品を加熱する、という構成である。
【0004】かかる平面ヒータとしては、従来、図12
および図13に示す構造のものと、図14および図15
に示す構造のものとがある。図12および図13に示す
平面ヒータ1は、板状熱源2をガラス繊維からなる断熱
体3を介して矩形容器状のケーシング4に取り付け、ケ
ーシング4を内箱に固定することにより、板状熱源2を
内箱の底面に押し付ける構造のものである。また、図1
4および図15に示す平面ヒータ5は板状熱源2を金属
製の遮熱板6を介してケーシング4に取り付け、ケーシ
ング4を内箱の底面に固定することにより、板状熱源2
を内箱の底面に押し付ける構造のものである。なお、断
熱体3、遮熱板6は板状熱源2からケーシング4への熱
伝導を断つと共に、板状熱源2を内箱の底面に押し付け
る機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13に
示す平面ヒータ1では、断熱体3はガラス繊維製である
ため、断熱性に優れる。しかし、断熱体3はガラス繊維
を集積して製造されるため、その厚さ寸法のばらつきが
大きく、板状熱源2を内箱の底面に押し付けたとき、押
付力にばらつきを生じ、板状熱源2から内箱の底面への
伝熱量がばらつく。しかも、平面ヒータ1を分解して廃
棄する場合、ガラス繊維製の断熱体3は再資源化が困難
で、且つ不燃性で焼却もできず、最終的には不燃ごみと
なる。
【0006】一方、図14および図15に示す平面ヒー
タ5では、金属製の遮熱板6はガラス繊維製の断熱体3
のような寸法ばらつきはないため、内箱の底面への板状
熱源2の押付力のばらつきはなく、従って板状熱源2か
ら内箱の底面への伝熱量のばらつきは少なく、しかも再
資源化は容易である。しかしながら、金属製の遮熱板6
はガラス繊維製の断熱体3に比べて熱伝導率が100倍
以上高いため、板状熱源2に対して大きな面積で接触す
る遮熱板6では、板状熱源2から遮熱板6への伝熱量が
多くなり、断熱性に劣る。
【0007】以上のように、ガラス繊維製の断熱体3は
断熱性に優れるが、最終的に不燃ごみとなって環境に悪
影響を及ぼすため、ガラス繊維製の断熱体3を用いるこ
とは避け、金属製の遮熱板6を用いる構成とすることが
好ましい。しかしながら、従来の金属製遮熱板6では断
熱性に劣る。そこで、金属板製の遮熱板を用いながら断
熱性に優れた平面ヒータの開発が切に要望されている。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、金属製の遮熱板を用いながら、断熱性
に優れた加熱調理器の平面ヒータを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器の平
面ヒータは、偏平箱形に形成された金属製のケーシング
と、このケーシングに設けられ、ケーシングを加熱調理
器の加熱面に取り付けることにより、その加熱面に押し
当てられる板状熱源と、この板状熱源と前記ケーシング
の底面との間に設けられた金属製の遮熱板と、この遮熱
板に前記板状熱源を支えるべく突設された支え突部とを
具備してなるものである。
【0010】この場合、支え突部を遮熱板に傾斜状に切
り起こし形成された切起片から構成し、該切起片が板状
熱源の加熱面への当接により伏する方向に弾性変形して
その起立方向への復元弾発力により板状熱源を加熱面に
押圧するようにすることができる。また、その支え突部
を構成する切起片は遮熱板の強度を高めるために、遮熱
板の幅方向略全体に連続して切り起こし形成することが
好ましい。
【0011】板状熱源から遮熱板への輻射による伝熱量
を極力少なくするために、遮熱板にメッキを施すことが
できる。また、限られたスペースで、輻射による板状熱
源から遮熱板への伝播熱量をできるだけ少なくするめ
に、板状熱源と遮熱板との間隔寸法よりも、遮熱板とケ
ーシングの底面との間隔寸法の方を大きく設定すること
もできる。
【0012】
【作用】板状熱源に対する遮熱板の接触面積は小さいの
で、遮熱板が熱伝導率の高い金属で形成されていても、
板状熱源から遮熱板への伝熱量は少なく、断熱性が向上
する。
【0013】
【実施例】以下、本発明をオーブングリルレンジに適用
した第1の実施例につき、図1ないし図6を参照しなが
ら説明する。オーブングリルレンジの全体構成は図6に
示されている。同図において、11は外箱、12は内箱
であり、この内箱12の内部は加熱室13とされてい
る。そして、内箱12の外側部には加熱室13内に導波
管14を介してマイクロ波を供給するマグネトロン15
が配設されている。また、内箱12の上部内側にはラン
プヒータ16が配設されていると共に、外底面には本発
明に係る平面ヒータ17が配設されている。この平面ヒ
ータ17は内箱12の底面を加熱面12aとして利用す
る構成のするもので、加熱面12aを熱することにより
該加熱面12aからの輻射熱によって食品を加熱する。
【0014】上記平面ヒータ17の底部には、取付枠1
8を介してモータ19が取り付けられている。このモー
タ19の回転軸19aは平面ヒータ17を挿通して内箱
12内(加熱室13)に突出しており、その回転軸19
aの上端部にはターンテーブル20が取り付けられてい
る。そして、加熱する食品はターンテーブル20上に載
せられて該ターンテーブル20によって回転されるよう
になっており、これにより食品の加熱むらが防止され
る。
【0015】前記平面ヒータ17は図2および図5に示
すように、偏平な矩形容器状に形成されたケーシング2
1、このケーシング21内に配設された遮熱板22およ
びケーシング21の開放上面部に位置するように遮熱板
22に支えられた板状熱源23とから構成されている。
上記板状熱源23は具体的には図4に示すように、ニク
ロム線などの発熱線24を巻回した芯マイカ板25を2
枚並べ、それら芯マイカ板25を他部材との絶縁を図る
ための2枚の絶縁マイカ板26により挟んで構成されて
いる。また、ケーシング21および遮熱板22は板厚の
薄い金属板により形成したもので、その表面には光反射
のためのメッキが施されている。このメッキにより板状
熱源23からの輻射熱(赤外線)を反射してケーシング
21および遮熱板22が該板状熱源23からの輻射熱に
より加熱されることを極力防止するようにしている。
【0016】このようなケーシング21、遮熱板22お
よび板状熱源23は4隅部において鳩目27によって相
互に結合されている。この場合、図1に示すように、鳩
目27を通すためにケーシング21、遮熱板22、板状
熱源23に形成された透孔21a,22a,23aの内
径寸法は鳩目27の外径寸法よりも径大に形成されてい
る。これによりケーシング21に対して遮熱板22およ
び板状熱源23が互いに横方向に自由に動き得るように
なり、板状熱源23の発熱時におけるケーシング21、
遮熱板22および板状熱源23の熱膨張量の差を吸収で
きるようになっている。
【0017】かかる平面ヒータ17は、内箱12の加熱
面12aの下面に固定された取付座28にケーシング2
1の底面をねじ29により締め付けることによって取り
付けられている。そして、この取付座28へのケーシン
グ21の取り付けにより、板状熱源23が内箱12の加
熱面12aに押し付けられ、発熱線24が発する熱を加
熱面12aに伝達する。
【0018】ここで、遮熱板22による板状熱源23の
支持構成につき説明する。すなわち、遮熱板22には、
図5に示すように、複数個の支え突部としての切起片3
0が切り起こしにより形成されていると共に、切起片3
0の切り起こしによって生じた長孔31間の桟部32に
は下方に突出する複数個の円錐状の突起33が絞り成形
によって形成されている。この場合、切起片30の突出
高さH1 は突起33の突出高さH2 よりも高く設定され
ている。
【0019】上記各切起片30は遮熱板22の幅方向略
全体にわたって連続するように切り起こされ、その切り
起こし状態では図1に示すように傾斜した状態になって
いる。そして、切起片30の上端部は斜め下向きに傾く
ように折り曲げられ、その折曲片30aの形成のため曲
げられた屈曲部30bが切起片30の頂上部となってい
る。
【0020】しかして、遮熱板22は突起33をケーシ
ング21の内底面に当接させることにより該ケーシング
21の内底面に支持され、切起片30の頂上部である屈
曲部30bを板状熱源23に当接させることにより該板
状熱源23を支えている。この場合、屈曲部30bの長
手方向両端部は、図3に示すように、板状熱源23の下
側の絶縁マイカ板26に対し、発熱線24が配置されて
いる部位から外れた部位において当接するようになって
いる。
【0021】ここで、ケーシング21を取付座28に取
り付ける前の状態では、ケーシング21の内底面と板状
熱源23の上面との間の距離L1 は取付座28の下面と
内箱12の加熱面12aとの間の距離L2 よりも長く設
定されている。これにより、ケーシング21を取付座2
8に取り付けたときには、切起片30は図 に実線で示
す状態から伏する方向(図1に矢印Aで示す)に弾性変
形して二点鎖線で示す状態になり、その弾性変形状態か
ら元の状態に戻ろうとする復元弾発力により板状熱源2
3を内箱12の加熱面12aに押し付ける。この場合、
切起片30が単独で矢印A方向に弾性変形するものでは
なく、桟部32と共に突起33を中心として矢印A方向
に回動する如く弾性変形するものである。なお、図5に
おいて、34は発熱線24の両端に接続されたリード線
である。
【0022】以上のように構成した平面ヒータ17によ
れば、次のような効果を得ることができる。すなわち、
遮熱板22は切起片30により板状熱源23を支えるの
で、板状熱源23に対する遮熱板22の接触面積は極小
さなものとなる。このため、板状熱源23から遮熱板2
2へ伝導によって伝えられる熱量は少なくなり、従って
遮熱板22からケーシング21への伝熱量も少なくなる
ので、遮熱板22の遮熱性(断熱性)が向上する。
【0023】この場合、遮熱板22は突起33を介して
ケーシング21の底面に支えられているので、ケーシン
グ21に対する遮熱板22の接触は点接触に近い状態に
なる。このため、ケーシング21に対する遮熱板22の
接触面積も極小さなものとなり、遮熱板22からケーシ
ング21への伝導によって伝えられる熱量も極少なくな
る。
【0024】また、遮熱板22は板状熱源23との離間
距離L1 の方がケーシング21の底面との離間距離L2
よりも長く設定されている。このため、限られたスペー
ス内において、高温度になる板状熱源23から遮熱板2
2への輻射による熱伝播、および遮熱板22からケーシ
ング21への輻射による熱伝播の双方共に極力少なくす
ることができる。この場合、遮熱板22にはメッキが施
され、板状熱源23からの輻射熱がそのメッキにより反
射されるので、板状熱源23から遮熱板22への伝播熱
量が一層少なくなる。
【0025】しかも、切起片30は傾斜状に切り起こさ
れ、平面ヒータ17を加熱面12aに取り付けたとき、
切起片30が伏する方向に弾性変形してその復元弾発力
により板状熱源23を加熱面12aに押圧するようにし
たので、板状熱源23を常に適度な加圧力で加熱面12
aに押し付けた状態に保持することができる。このた
め、板状熱源23から加熱面12aへの熱伝導性が良く
なり、伝熱効率が向上する。
【0026】その上、その切起片30は遮熱板22の幅
方向略全体にわたり連続して切り起こし形成されている
ので、遮熱板22が強度的に強くなり、1個の切起片3
0についての突起33の個数が少なくとも、切起片30
の長手方向全体で板状熱源23を加熱面12aに押し付
けることができる。
【0027】一方、切起片30は屈曲部30bを板状熱
源23に当接させているので、板状熱源23に対する切
起片30の接触部は円弧面部となる。このため、単に切
り起こされただけの切起片の上端を板状熱源23に当接
させる場合とは異なり、板状熱源23の下側の絶縁マイ
カ板26を傷付けるおそれがなく、薄い絶縁マイカ板2
6(厚さ0.3〜0.5mm)が破れて切起片30が発熱
線24に接触し、漏電事故を起こすというような不具合
は生じない。
【0028】また、屈曲部30bの長手方向両端には、
切起片30の切り起こし時の切断エッジが存在する。し
かしながら、その屈曲部30bの長手方向両端部は板状
熱源23に対して発熱線24の配置部位から外れた部位
において接触しているので、仮に屈曲部30bの長手方
向両端部に存する切断エッジによって板状熱源23の下
側の絶縁マイカ板26が破れたとしても、切起片30が
発熱線24に接触するおそれはない。
【0029】図7ないし図11は本発明の第2ないし第
6の各実施例を示すもので、これら各図に図1と同一部
分に同一符号を付して説明する。図7に示す第2の実施
例において、遮熱板35には切起片36および37が交
互に下向きおよび上向きにして垂直に切り起こし形成さ
れている。この遮熱板35は下向きの切起片36をケー
シング21の底面に当接させることにより該ケーシング
21の底面に支持されている。そして、上向きの切起片
37を支え突部として該切起片37により板状熱源23
を支えている。
【0030】図8に示す第3の実施例において、遮熱板
38には、その周縁部を下向きに折り曲げることにより
脚片39が形成されていると共に、支え突部としての複
数個の切起片40が上向きにして垂直に切り起こされて
いる。この遮熱板38は脚片39をケーシング21の底
面に当接させることにより該ケーシング21に支持され
ていると共に、切起片40により板状熱源23を支えて
いる。
【0031】図9に示す第4の実施例において、遮熱板
41には台形状の突部42および43が交互に下向きお
よび上向きにして絞り成形されている。この遮熱板41
は下向きに凸の突部42をケーシング21の底面に当接
させることにより該ケーシング21の底面に支持されて
いる。そして、上向き凸の突部43を支え突部として該
突部43により板状熱源23を支えている。
【0032】図10に示す第5の実施例において、遮熱
板44には上向きに突出する支え突部としての波形部4
5が絞り成形されている。また、ケーシング21の底面
には上向きに突出する波形の突部46が絞り成形されて
いる。そして、遮熱板44は突部46に載置することに
よりケーシング21に支持され、波形部47により板状
熱源23を支えている。
【0033】図11に示す第6の実施例において、遮熱
板47には波形部48および49が下向きに凸および上
向きに凸となるようにして交互に絞り成形されている。
従って、この遮熱板47は断面略波形をなしている。か
かる遮熱板47は下向きに凸の波形部48をケーシング
21の底面に当接させることにより該ケーシング21に
支持され、上向きに凸の波形部49を支え突部として該
波形部49により板状熱源23を支えている。
【0034】以上の第2ないし第6の各実施例のように
構成しても、遮熱板35,38,41,44,47は板
状熱源23およびケーシング21の双方に対する接触面
積が小さいので、前記第1の実施例と同様に断熱性が向
上するという効果を得ることができる。特に、図9に示
す第4の実施例では、突部43の平面状の上端面で板状
熱源23を支えるので、下側の絶縁マイカ板26に傷が
付くことがない。この場合、図7および図8に示す第2
および第3の実施例において、切起片37,40の先端
部に水平片を折曲形成し、この水平片により板状熱源2
3を支えるようにしても良い。
【0035】なお、上記各実施例では、内箱12の底面
(加熱面12a)に取り付ける平面ヒータに適用して説
明したが、内箱の上面に取り付けられる平面ヒータに適
用しても良い。また、鳩目27をケーシングに固定され
る段付軸に変え、この段付軸の段部によって遮熱板を支
えるように構成しても良い。
【0036】その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えばオーブングリル
レンジの平面ヒータに限られず、加熱調理器一般の平面
ヒータに広く適用できる等、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更して実施することができるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱調理器
の平面ヒータによれば、断熱のための部材として金属製
の遮熱板を採用したので、ガラス繊維製の断熱体を用い
る場合とは異なり、再資源化が可能で環境に悪影響を及
ぼすおそれがなく、しかも金属製の遮熱板に支え突部を
突設し、この支え突部により板状熱源を支えるようにし
たので、板状熱源に対する遮熱板の接触面積が小さくな
って板状熱源から遮熱板への伝熱量が少なくなる結果、
板状熱源から遮熱板を介してケーシングに伝わって外部
に逃げ出る熱量が少なく、金属製の遮熱板を用いたにも
かかわらず優れた断熱性を得ることができる。
【0038】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、遮熱板と板状熱源とは、ケーシングに対して相互に
動き得るように連結されているので、それら3者に熱膨
張差があってもこれを吸収でき、この結果、上記3者間
に大きな熱応力が生じて変形或いは破損を生ずるおそれ
がない。
【0039】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、遮熱板の支え突部を傾斜状態に切り起こされた切起
片から構成し、該切起片が板状熱源の加熱面への当接に
より伏する方向に弾性変形してその復元弾発力により板
状熱源を加熱面に押し付けるようにしたので、板状熱源
が常に加熱面に適度な加圧力で押し付けられ、加熱面へ
の熱伝導が良好に行われるようになる。
【0040】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、支え突部を構成する切起片は遮熱板の幅方向略全体
にわたり形成されているので、遮熱板の板厚が薄くて
も、遮熱板の強度が向上し、板状熱源を加熱面に良好に
押圧できる。
【0041】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、支え突部を構成する切起片の先端部は折り曲げら
れ、その折り曲げのための屈曲部が板状熱源に当接する
ので、板状熱源が切起片によって傷付けられるおそれが
ない。
【0042】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、遮熱板には光反射のためのメッキが施されているの
で、遮熱板が板状熱源からの輻射によって受ける熱量が
少なく、一層断熱性が向上する。
【0043】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、板状熱源と遮熱板との間隔寸法の方がケーシングの
底面と遮熱板との間隔寸法よりも大きく設定されている
ので、限られたスペースで板状熱源から遮熱板に輻射に
よって伝播される熱量を少なくすることができる。
【0044】本発明の加熱調理器の平面ヒータによれ
ば、支え突部の長手方向両端部が板状熱源の発熱線の配
置部位から外れた部位において当接しているので、支え
突部の長手方向両端部にエッジがあって、そのエッジに
よって板状熱源が傷付けられても、支え突部が発熱線に
接触するおそれがなく、漏電事故のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面ヒータの部分
的な縦断側面図
【図2】平面ヒータ全体の縦断側面図
【図3】図2の III−III 線に沿う部分的な縦断側面図
【図4】板状熱源の分解斜視図
【図5】平面ヒータの分解斜視図
【図6】オーブングリルレンジの縦断面図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第6の実施例を示す図1相当図
【図12】従来の平面ヒータを示す図5相当図
【図13】図1相当図
【図14】従来の他の平面ヒータを示す図5相当図
【図15】図1相当図
【符号の説明】
12は内箱、12aは加熱面、13は加熱室、17は平
面ヒータ、21はケーシング、22は遮熱板、23は板
状熱源、24は発熱線、25は芯マイカ板、26は絶縁
マイカ板,30は切起片(支え突部)、33は突起、3
5は遮熱板、37は切起片(支え突部)、38は遮熱
板、39は切起片、40は切起片(支え突部)、41は
遮熱板、43は突部(支え突部)、44は遮熱板、46
は突部(支え突部)、47は遮熱板、48は波形部(支
え突部)である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平箱形に形成された金属製のケーシン
    グと、 このケーシングに設けられ、ケーシングを加熱調理器の
    加熱面に取り付けることにより、その加熱面に押し当て
    られる板状熱源と、 この板状熱源と前記ケーシングの底面との間に設けられ
    た金属製の遮熱板と、 この遮熱板に、前記板状熱源に当接して該板状熱源を支
    えるべく突設された支え突部とを具備してなる加熱調理
    器の平面ヒータ。
  2. 【請求項2】 板状熱源と遮熱板とは、熱膨張差を吸収
    するために、ケーシングに対して互に自由移動可能に連
    結されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器の平面ヒータ。
  3. 【請求項3】 支え突部は、遮熱板に傾斜状に切り起こ
    し形成された切起片からなり、該切起片は板状熱源の加
    熱面への当接により伏する方向に弾性変形してその起立
    方向への復元弾発力により板状熱源を加熱面に押し付け
    ることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器
    の平面ヒータ。
  4. 【請求項4】 支え突部を構成する切起片は、遮熱板に
    該遮熱板の幅方向略全体に連続して切り起こし形成され
    ていることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器の平
    面ヒータ。
  5. 【請求項5】 ケーシングの底面には、遮熱板に当接し
    て該遮熱板を支える突部が設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱調理器の
    平面ヒータ。
  6. 【請求項6】 遮熱板には、支え突部と反対側に突出す
    る複数個の突起が形成され、遮熱板はこの突起を介して
    ケーシングの底面に支えられていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の加熱調理器の平面ヒ
    ータ。
  7. 【請求項7】 遮熱板には、複数個の切起片が互いに反
    対側に突出するように形成され、遮熱板は一方側に突出
    する切起片を介してケーシングの底面に支えられると共
    に、他方側に突出する切起片を支え突部として板状熱源
    に当接させていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の加熱調理器の平面ヒータ。
  8. 【請求項8】 支え突部は、板状熱源に当接する部分が
    平面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれかに記載の加熱調理器の平面ヒータ。
  9. 【請求項9】 支え突部を構成する切起片の先端部は折
    り曲げられ、その折り曲げのための屈曲部が板状熱源に
    当接していることを特徴とする請求項3,4,6,7の
    いずれかに記載の加熱調理器の平面ヒータ。
  10. 【請求項10】 板状熱源と遮熱板との間隔寸法より
    も、遮熱板とケーシングの底面との間隔の方が大きく設
    定されていることを特徴とする請求項1ないし9のいず
    れかに記載の加熱調理器の平面ヒータ。
  11. 【請求項11】 遮熱板は断面略波形に形成され、一方
    側に凸の波形部を介してケーシングの底面に支えられる
    と共に、他方側に凸の波形部を支え突部として板状熱源
    に当接させていることを特徴とする請求項1または2記
    載の加熱調理器の平面ヒータ。
  12. 【請求項12】 板状熱源は発熱線をマイカ板などの絶
    縁板により挟んで構成され、支え突部の長手方向両端部
    は板状熱源のうち、発熱線の配置部位から外れた部位に
    おいて該板状熱源に当接していることを特徴とする請求
    項1ないし11のいずれかに記載の加熱調理器の平面ヒ
    ータ。
  13. 【請求項13】 遮熱板の板状熱源側の面には光反射の
    ためのメッキが施されていることを特徴とする請求項1
    ないし12のいずれかに記載の加熱調理器の平面ヒー
    タ。
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