JPH07113555A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH07113555A JPH07113555A JP5259677A JP25967793A JPH07113555A JP H07113555 A JPH07113555 A JP H07113555A JP 5259677 A JP5259677 A JP 5259677A JP 25967793 A JP25967793 A JP 25967793A JP H07113555 A JPH07113555 A JP H07113555A
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- heat exchanger
- flow passage
- heat transfer
- outdoor heat
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/002—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
- F25B9/006—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant containing more than one component
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/06—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the arrangements for the supply of heat-exchange fluid for the subsequent treatment of primary air in the room units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、冷媒として2種ないし3種以上の冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を用いたとき、蒸発温度の
傾きによる着霜の偏在などによる低温時の暖房能力低下
を防ぐことによって低外気温時に暖房能力が低下しない
ヒ−トポンプ型の空気調和機を提供することを目的とし
ている。 【構成】本発明の空気調和機は、室内熱交換器、室外熱
交換器、圧縮機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイク
ルを有するヒートポンプ型空気調和機であって、前記室
内、室外熱交換器の冷媒通路を、少なくとも液冷媒の割
合が多い領域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の
割合が少ない領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、
前記第一冷媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置
し、該第一冷媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に
比べて大略1/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成
する伝熱管の伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換
器に比べて室外熱交換器での割合を大きく設定したたこ
とを特徴とした非共沸混合冷媒用空気調和機である。
媒を混合した非共沸混合冷媒を用いたとき、蒸発温度の
傾きによる着霜の偏在などによる低温時の暖房能力低下
を防ぐことによって低外気温時に暖房能力が低下しない
ヒ−トポンプ型の空気調和機を提供することを目的とし
ている。 【構成】本発明の空気調和機は、室内熱交換器、室外熱
交換器、圧縮機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイク
ルを有するヒートポンプ型空気調和機であって、前記室
内、室外熱交換器の冷媒通路を、少なくとも液冷媒の割
合が多い領域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の
割合が少ない領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、
前記第一冷媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置
し、該第一冷媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に
比べて大略1/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成
する伝熱管の伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換
器に比べて室外熱交換器での割合を大きく設定したたこ
とを特徴とした非共沸混合冷媒用空気調和機である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地球環境に対する影響
が少ない塩素を含まない冷媒を作動媒体とする空気調和
機に係り、特に塩素を含まない冷媒を作動媒体を用いた
場合に性能向上をはかったヒ−トポンプ型の空気調和機
に関する。
が少ない塩素を含まない冷媒を作動媒体とする空気調和
機に係り、特に塩素を含まない冷媒を作動媒体を用いた
場合に性能向上をはかったヒ−トポンプ型の空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒ−トポンプ型空気調和機では、冷房時
には室内熱交換器を蒸発器、室外熱交換器を凝縮器とし
て用い、暖房時には室内熱交換器を凝縮器、室外熱交換
器を蒸発器として用いている。
には室内熱交換器を蒸発器、室外熱交換器を凝縮器とし
て用い、暖房時には室内熱交換器を凝縮器、室外熱交換
器を蒸発器として用いている。
【0003】前記室内外熱交換器としては、例えば特公
平4−45753号公報に示すように多数のフィンを所
定の間隔をおいて並置しこれに直行するように複数の伝
熱管を全体として千鳥状になるように貫通して構成れた
クロスフィンチュ−ブ型熱交換器が使用され、このよう
な伝熱管としては例えば特開平4−260792号公報
に示すように内面に溝加工等を施した内面溝付管が多用
されている。
平4−45753号公報に示すように多数のフィンを所
定の間隔をおいて並置しこれに直行するように複数の伝
熱管を全体として千鳥状になるように貫通して構成れた
クロスフィンチュ−ブ型熱交換器が使用され、このよう
な伝熱管としては例えば特開平4−260792号公報
に示すように内面に溝加工等を施した内面溝付管が多用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷媒HCFC2
2(ハイドロ クロロ フルオロ カ−ボン 22の
略)に代わる塩素を含まない作動媒体として2種ないし
3種の冷媒を混合した非共沸混合冷媒を上述した従来の
空気調和機に用いると、平均蒸発温度が同じになるよう
な運転条件では、蒸発器内で最初に沸点の低い冷媒成分
が蒸発するため、冷媒蒸発温度が蒸発器入口で最も低く
なり、暖房時に室外熱交換器の入り口部に局所的な着霜
を生じ易くなり暖房能力が低下するという問題があっ
た。
2(ハイドロ クロロ フルオロ カ−ボン 22の
略)に代わる塩素を含まない作動媒体として2種ないし
3種の冷媒を混合した非共沸混合冷媒を上述した従来の
空気調和機に用いると、平均蒸発温度が同じになるよう
な運転条件では、蒸発器内で最初に沸点の低い冷媒成分
が蒸発するため、冷媒蒸発温度が蒸発器入口で最も低く
なり、暖房時に室外熱交換器の入り口部に局所的な着霜
を生じ易くなり暖房能力が低下するという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、HCFC22の代替冷媒
として2種ないし3種以上の冷媒を混合した非共沸混合
冷媒を用いても外気温が低い時に暖房能力が低下しない
ヒ−トポンプ型の空気調和機を提供することにある。
として2種ないし3種以上の冷媒を混合した非共沸混合
冷媒を用いても外気温が低い時に暖房能力が低下しない
ヒ−トポンプ型の空気調和機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気調和機は、室内熱交換器、室外熱交換
器、圧縮機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを
有するヒートポンプ型空気調和機であって、前記室内、
室外熱交換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合
が多い領域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割
合が少ない領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前
記第一冷媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、
該第一冷媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べ
て小さく設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管
の伝熱管総本数に対する比率を、室内熱交換器に比べて
室外熱交換器での割合を大きく設定したことを特徴とす
るものである。
に、本発明の空気調和機は、室内熱交換器、室外熱交換
器、圧縮機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを
有するヒートポンプ型空気調和機であって、前記室内、
室外熱交換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合
が多い領域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割
合が少ない領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前
記第一冷媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、
該第一冷媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べ
て小さく設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管
の伝熱管総本数に対する比率を、室内熱交換器に比べて
室外熱交換器での割合を大きく設定したことを特徴とす
るものである。
【0007】又、室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室
外熱交換器での割合を大きく設定したことを特徴とする
ものである。
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室
外熱交換器での割合を大きく設定したことを特徴とする
ものである。
【0008】又、前記室内熱交換器及び室外熱交換器は
伝熱フィンと伝熱管とから構成され、該伝熱管は内面加
工管であり、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管内の
一部または全域に針金や捩じりテープをはじめとする乱
流促進部材を配置したことを特徴とするものである。
伝熱フィンと伝熱管とから構成され、該伝熱管は内面加
工管であり、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管内の
一部または全域に針金や捩じりテープをはじめとする乱
流促進部材を配置したことを特徴とするものである。
【0009】又、室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室
外熱交換器での割合を大きく室外熱交換器では伝熱管総
本数の20〜50%の割合に設定したことを特徴とする
ものである。
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室
外熱交換器での割合を大きく室外熱交換器では伝熱管総
本数の20〜50%の割合に設定したことを特徴とする
ものである。
【0010】又、室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器では10〜
30%に、室外熱交換器では20〜50%の割合に設定
したことを特徴とするものである。
機、四方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒ
ートポンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交
換器の冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領
域に位置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少な
い領域に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷
媒流路群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷
媒流路群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1
/2に設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の
伝熱管総本数に対する割合を、室内熱交換器では10〜
30%に、室外熱交換器では20〜50%の割合に設定
したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】暖房運転時、蒸発器として作用する室外熱交換
器では風上側に配置された第1冷媒流路群での圧力損失
によって、熱交換器入口部での蒸発圧力が上がって管内
温度が高くなり、空気と冷媒との温度差に基づく着霜量
が少なく抑えられる。また凝縮器として作用する室内熱
交換器では風上側に配置された第1冷媒流路群での高質
量速度化によって低乾き度域、およびサブクール域での
管内熱伝達率が大幅に改善されるので、非共沸混合冷媒
を用いたヒートポンプ型空気調和機の低外気温時の暖房
性能を大幅に向上できる。
器では風上側に配置された第1冷媒流路群での圧力損失
によって、熱交換器入口部での蒸発圧力が上がって管内
温度が高くなり、空気と冷媒との温度差に基づく着霜量
が少なく抑えられる。また凝縮器として作用する室内熱
交換器では風上側に配置された第1冷媒流路群での高質
量速度化によって低乾き度域、およびサブクール域での
管内熱伝達率が大幅に改善されるので、非共沸混合冷媒
を用いたヒートポンプ型空気調和機の低外気温時の暖房
性能を大幅に向上できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の空気調和機に係る一実施例を
図1ないし図11に基づいて説明する。図1は、本実施
例に係るインバータ駆動の圧縮機を搭載したヒ−トポン
プ型の空気調和器の冷凍サイクル構成図、図2は、冷凍
サイクル内を循環している冷媒の状態変化をTS線図上
で模式的に示した図、図3は、本実施例における室外熱
交換器の側面図、図4は本実施例における室内熱交換器
の側面図、図5は、本実施例の冷凍サイクルを構成する
内面溝付管及び平滑管の凝縮熱伝達実験結果を示す図、
図6は、本実施例の冷凍サイクルを構成する内面溝付管
の蒸発熱伝達実験結果を示す図、図7は、本実施例にお
ける室外熱交換器の蒸発実験結果を示す図、図8は、本
実施例における室外熱交換器の蒸発実験結果を示す図、
図9は、本実施例における室内熱交換器の蒸発実験結果
を示す図、図10は、本実施例における室内、室外熱交
換器の凝縮実験結果を示す図、図11は、図3に示す室
外熱交換器の変形例を示す側面図である。
図1ないし図11に基づいて説明する。図1は、本実施
例に係るインバータ駆動の圧縮機を搭載したヒ−トポン
プ型の空気調和器の冷凍サイクル構成図、図2は、冷凍
サイクル内を循環している冷媒の状態変化をTS線図上
で模式的に示した図、図3は、本実施例における室外熱
交換器の側面図、図4は本実施例における室内熱交換器
の側面図、図5は、本実施例の冷凍サイクルを構成する
内面溝付管及び平滑管の凝縮熱伝達実験結果を示す図、
図6は、本実施例の冷凍サイクルを構成する内面溝付管
の蒸発熱伝達実験結果を示す図、図7は、本実施例にお
ける室外熱交換器の蒸発実験結果を示す図、図8は、本
実施例における室外熱交換器の蒸発実験結果を示す図、
図9は、本実施例における室内熱交換器の蒸発実験結果
を示す図、図10は、本実施例における室内、室外熱交
換器の凝縮実験結果を示す図、図11は、図3に示す室
外熱交換器の変形例を示す側面図である。
【0013】図1に示すように、本実施例の冷凍サイク
ルは、冷媒圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、減圧
器4および室内熱交換器5を冷媒配管で接続して、その
内部を冷媒が循環するように構成されている。冷媒圧縮
機1は、チャンバに内包された例えばDCブラシレスモ
ータなどの可変速モータ1aによって駆動される。
ルは、冷媒圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、減圧
器4および室内熱交換器5を冷媒配管で接続して、その
内部を冷媒が循環するように構成されている。冷媒圧縮
機1は、チャンバに内包された例えばDCブラシレスモ
ータなどの可変速モータ1aによって駆動される。
【0014】暖房運転時には、破線矢印19により冷媒
の流れ方向が示されるように、圧縮機1から吐出された
高温高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通って凝縮器として
作用する室内熱交換器5へ送られ、室内ファン7によっ
て送風された空気によって冷され、高圧・低温の冷媒と
なり、減圧器4によって断熱膨張され、低圧・低温の冷
媒となって蒸発器として作用する室外側熱交換器3へ流
入し、室外ファン6によって送風された空気と熱交換し
て蒸発した後、四方弁2を通って圧縮機1に戻り再び圧
縮されて循環する。このようにして加熱された空気を室
内に放出して室内の暖房を行う。
の流れ方向が示されるように、圧縮機1から吐出された
高温高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通って凝縮器として
作用する室内熱交換器5へ送られ、室内ファン7によっ
て送風された空気によって冷され、高圧・低温の冷媒と
なり、減圧器4によって断熱膨張され、低圧・低温の冷
媒となって蒸発器として作用する室外側熱交換器3へ流
入し、室外ファン6によって送風された空気と熱交換し
て蒸発した後、四方弁2を通って圧縮機1に戻り再び圧
縮されて循環する。このようにして加熱された空気を室
内に放出して室内の暖房を行う。
【0015】一方、冷房運転時には、実線矢印18で示
されるように冷媒は流れ、圧縮機1から吐出される高温
高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通って凝縮器として作用
する室外側熱交換器3へ送られ、室外ファン6によって
送風された空気によって冷され、高圧・低温の冷媒とな
り、減圧器4によって断熱膨張され低圧・低温の冷媒と
なって蒸発器として作用する室内側熱交換器5へ流入
し、室内ファン7によって送風された空気と熱交換して
蒸発した後、四方弁2を通って圧縮機1に戻り再び圧縮
されて循環する。このようにして冷却された空気を室内
に放出して室内を冷房する。
されるように冷媒は流れ、圧縮機1から吐出される高温
高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通って凝縮器として作用
する室外側熱交換器3へ送られ、室外ファン6によって
送風された空気によって冷され、高圧・低温の冷媒とな
り、減圧器4によって断熱膨張され低圧・低温の冷媒と
なって蒸発器として作用する室内側熱交換器5へ流入
し、室内ファン7によって送風された空気と熱交換して
蒸発した後、四方弁2を通って圧縮機1に戻り再び圧縮
されて循環する。このようにして冷却された空気を室内
に放出して室内を冷房する。
【0016】このようにヒートポンプ型の空気調和機の
場合は、室内熱交換器及び室外熱交換器は、暖房、冷房
の運転モードによって内部を流れる冷媒の方向が逆転す
るとともに、室内及び室外熱交換器の蒸発器あるいは凝
縮器として作用する熱交換器の作動が交代する。
場合は、室内熱交換器及び室外熱交換器は、暖房、冷房
の運転モードによって内部を流れる冷媒の方向が逆転す
るとともに、室内及び室外熱交換器の蒸発器あるいは凝
縮器として作用する熱交換器の作動が交代する。
【0017】次に室外熱交換器の構成について図3によ
り説明する。室外熱交換器3は、図3に示すように、伝
熱フィン8は、所定の間隔をおいて多数並置され、中間
部に設けられた分離スリット80を挟んで伝熱管挿入用
の円孔列が長手方向に沿って穿たれている。伝熱管9は
伝熱フィン8に円孔8aを介して直角に挿入接合されて
おり、内部を冷媒が流動するようになっている。10は
冷媒管を接続するベンド、11はT字形冷媒分流器であ
り、このT字形分流器11を介して第1冷媒流路群と第
二冷媒流路群が接続されている。図3において、矢印2
0は熱交換器3に対する空気の通過方向を示す。
り説明する。室外熱交換器3は、図3に示すように、伝
熱フィン8は、所定の間隔をおいて多数並置され、中間
部に設けられた分離スリット80を挟んで伝熱管挿入用
の円孔列が長手方向に沿って穿たれている。伝熱管9は
伝熱フィン8に円孔8aを介して直角に挿入接合されて
おり、内部を冷媒が流動するようになっている。10は
冷媒管を接続するベンド、11はT字形冷媒分流器であ
り、このT字形分流器11を介して第1冷媒流路群と第
二冷媒流路群が接続されている。図3において、矢印2
0は熱交換器3に対する空気の通過方向を示す。
【0018】T字形分流器11は、主管11a及び枝管
11bから構成され、主管11aから流入した冷媒を前
記枝管11bを介して2回路に分流させている。主管1
1aに接続された第一の冷媒流路群は、その一部が風上
側に配置されており、枝管11bに接続された2つの冷
媒回路からなる第二の冷媒流路群に対して冷媒流路の断
面積は1/2に設定されている。このため、第一の冷媒
流路群での流動抵抗は第二の冷媒流路群に比べて大き
く、第一の冷媒流路群が占める割合を増やすことによっ
て冷媒通路抵を増し、熱交換器入口部の蒸発温度を上げ
ることができるので、その結果着霜現象が抑えられる。
ここで、風上側に配置された第一の冷媒流路群を構成し
ている伝熱管の熱交換器全体に占める割合は、圧力損失
の増加によって蒸発温度が上昇し、着霜現象が抑制され
る効果と蒸発温度の上昇よる熱交換量が減少することと
の兼ね合いから40%程度に設定することが好ましい。
11bから構成され、主管11aから流入した冷媒を前
記枝管11bを介して2回路に分流させている。主管1
1aに接続された第一の冷媒流路群は、その一部が風上
側に配置されており、枝管11bに接続された2つの冷
媒回路からなる第二の冷媒流路群に対して冷媒流路の断
面積は1/2に設定されている。このため、第一の冷媒
流路群での流動抵抗は第二の冷媒流路群に比べて大き
く、第一の冷媒流路群が占める割合を増やすことによっ
て冷媒通路抵を増し、熱交換器入口部の蒸発温度を上げ
ることができるので、その結果着霜現象が抑えられる。
ここで、風上側に配置された第一の冷媒流路群を構成し
ている伝熱管の熱交換器全体に占める割合は、圧力損失
の増加によって蒸発温度が上昇し、着霜現象が抑制され
る効果と蒸発温度の上昇よる熱交換量が減少することと
の兼ね合いから40%程度に設定することが好ましい。
【0019】第二の冷媒流路群を構成している2つの冷
媒回路は、流路の途中にX字状に配置されたベンド管1
2a、12bによって風上側と風下側の冷媒回路が入れ
替わるように構成されており、このように構成すること
によって、上記2つの冷媒回路の熱負荷のバランスがと
られている。
媒回路は、流路の途中にX字状に配置されたベンド管1
2a、12bによって風上側と風下側の冷媒回路が入れ
替わるように構成されており、このように構成すること
によって、上記2つの冷媒回路の熱負荷のバランスがと
られている。
【0020】なお、本実施例による室外熱交換器は第一
の冷媒流路群を熱交換器の下半部に一カ所だけ設けてい
るが、熱交換器の大きさや伝熱管の太さ等により、図1
1に示すように複数箇所に分けて設けても作用効果は同
様である。
の冷媒流路群を熱交換器の下半部に一カ所だけ設けてい
るが、熱交換器の大きさや伝熱管の太さ等により、図1
1に示すように複数箇所に分けて設けても作用効果は同
様である。
【0021】室内熱交換器5の構造を、図4を用いて説
明する。図4において、図3と同じ符号を符したもの
は、同じ部品を示しており、この部分の説明は省略す
る。図4に示すように、熱交換器の中間部には、冷媒を
分流させるT字型冷媒分流器11が配置されており、こ
のT字型冷媒分流器11を介して風上側中央に位置する
第一の冷媒流路群及び上下に分かれた2つのU字形冷媒
回路から構成された第二の冷媒流路群が接続されてい
る。なお、図4において、矢印21は熱交換器5に対す
る空気の通過方向を示す。
明する。図4において、図3と同じ符号を符したもの
は、同じ部品を示しており、この部分の説明は省略す
る。図4に示すように、熱交換器の中間部には、冷媒を
分流させるT字型冷媒分流器11が配置されており、こ
のT字型冷媒分流器11を介して風上側中央に位置する
第一の冷媒流路群及び上下に分かれた2つのU字形冷媒
回路から構成された第二の冷媒流路群が接続されてい
る。なお、図4において、矢印21は熱交換器5に対す
る空気の通過方向を示す。
【0022】通常の室内熱交換器の伝熱管は、室外用伝
熱管よりも細いものが使われているので、冷媒通路断面
積の小さい第一の冷媒通路群の割合を増やした場合の圧
力損失の増えかたは室外用伝熱管よりも大きく、また着
霜しない。このため、蒸発器として作用する場合を考え
ると、後述するように、第一の冷媒流路群の割合として
は室外熱交換器よりも少ない割合に設定することとな
る。
熱管よりも細いものが使われているので、冷媒通路断面
積の小さい第一の冷媒通路群の割合を増やした場合の圧
力損失の増えかたは室外用伝熱管よりも大きく、また着
霜しない。このため、蒸発器として作用する場合を考え
ると、後述するように、第一の冷媒流路群の割合として
は室外熱交換器よりも少ない割合に設定することとな
る。
【0023】すなわち、本実施例では、流入空気温度と
冷媒との温度差が風下側に比べて数倍大きい風上側に第
一の冷媒流路群を配置しているので、圧力損の増加によ
って蒸発温度が上がっても熱交換に必要な空気と管内冷
媒との温度差をある程度確保できる。しかし、圧力損失
が過大になれば蒸発温度が上がり、温度差が減少して質
量速度の増加による熱伝達率の改善効果を相殺してしま
うので、風上側に位置する第一の冷媒流路群が占める割
合としては室外熱交換器よりも少なく20%程度に設定
するのが好ましい。
冷媒との温度差が風下側に比べて数倍大きい風上側に第
一の冷媒流路群を配置しているので、圧力損の増加によ
って蒸発温度が上がっても熱交換に必要な空気と管内冷
媒との温度差をある程度確保できる。しかし、圧力損失
が過大になれば蒸発温度が上がり、温度差が減少して質
量速度の増加による熱伝達率の改善効果を相殺してしま
うので、風上側に位置する第一の冷媒流路群が占める割
合としては室外熱交換器よりも少なく20%程度に設定
するのが好ましい。
【0024】室内熱交換器5および室外熱交換器3にお
いて、少なくとも第一の冷媒流路群の一部または全部が
風上側に配置されていれば良く、この条件を満足してい
れば第一の冷媒流路群及び第二の冷媒流路群のパス数や
パスの構造等は変更して設定できるものであり、本実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
いて、少なくとも第一の冷媒流路群の一部または全部が
風上側に配置されていれば良く、この条件を満足してい
れば第一の冷媒流路群及び第二の冷媒流路群のパス数や
パスの構造等は変更して設定できるものであり、本実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
【0025】冷凍サイクル内を循環している冷媒の温度
は図2に示すように変化する。図2は、冷房能力または
暖房能力が同程度の場合を想定したものであり、冷媒の
温度Tを縦軸に、横軸を冷媒のエントロピSをとって示
している。図2中、Tcは凝縮器内の冷媒凝縮温度を、
Teは蒸発器内の冷媒蒸発温度を、A、Bは各々凝縮器
の入口、出口を、C、Dは蒸発器の入口、出口を示す。
又、SHc、SCは、各々凝縮器入口冷媒加熱度、及び
過冷却度を示し、SHeは蒸発器出口での冷媒過熱度を
示している。図2中の破線及び一点鎖線は、従来の熱交
換器を用いた空気調和機の状態変化を示しており、破線
は単一冷媒HCFC22を、一点鎖線は非共沸混合冷媒
を用いた場合の温度変化を示している。実線は、本実施
例の非共沸混合冷媒を用いた空気調和機の状態変化を示
している。
は図2に示すように変化する。図2は、冷房能力または
暖房能力が同程度の場合を想定したものであり、冷媒の
温度Tを縦軸に、横軸を冷媒のエントロピSをとって示
している。図2中、Tcは凝縮器内の冷媒凝縮温度を、
Teは蒸発器内の冷媒蒸発温度を、A、Bは各々凝縮器
の入口、出口を、C、Dは蒸発器の入口、出口を示す。
又、SHc、SCは、各々凝縮器入口冷媒加熱度、及び
過冷却度を示し、SHeは蒸発器出口での冷媒過熱度を
示している。図2中の破線及び一点鎖線は、従来の熱交
換器を用いた空気調和機の状態変化を示しており、破線
は単一冷媒HCFC22を、一点鎖線は非共沸混合冷媒
を用いた場合の温度変化を示している。実線は、本実施
例の非共沸混合冷媒を用いた空気調和機の状態変化を示
している。
【0026】図2から分かるように、従来の空気調和機
では、非共沸混合冷媒を用いた場合には、蒸発器出口か
ら入口に向かって蒸発温度Teが直線的に低下し、入口
部が最も低くなるのに対して、本実施例による空気調和
機の場合は入口部での蒸発温度の低下が抑えられている
のが分かる。
では、非共沸混合冷媒を用いた場合には、蒸発器出口か
ら入口に向かって蒸発温度Teが直線的に低下し、入口
部が最も低くなるのに対して、本実施例による空気調和
機の場合は入口部での蒸発温度の低下が抑えられている
のが分かる。
【0027】上記のように、熱交換器を構成する理由に
ついて説明する。非共沸混合冷媒の伝熱特性について実
験を行った結果、以下に示すように、従来の単一冷媒と
は異なる伝熱特性を示すことが判明した。
ついて説明する。非共沸混合冷媒の伝熱特性について実
験を行った結果、以下に示すように、従来の単一冷媒と
は異なる伝熱特性を示すことが判明した。
【0028】この結果を非共沸混合冷媒の凝縮熱伝達率
ついて冷媒の質量速度を変えた場合について図5に示
す。このとき、非共沸混合冷媒としては、HFC32と
HFC134aを質量分率を30/70wt%の割合で
混合したものを用い、従来一般的に用いられている単一
冷媒との比較のため用いた単一冷媒は、HFC32とH
FC134aである。実験結果をみると、平滑管の場合
には、単一冷媒HFC134aの凝縮熱伝達率は、図5
から分かるように、全体的に質量速度Gの減少に従って
低下し、質量速度が200kg/m2s以下になるとほぼ一
定になるのに対して、非共沸混合冷媒は直線的に低下す
る傾向が認められる。
ついて冷媒の質量速度を変えた場合について図5に示
す。このとき、非共沸混合冷媒としては、HFC32と
HFC134aを質量分率を30/70wt%の割合で
混合したものを用い、従来一般的に用いられている単一
冷媒との比較のため用いた単一冷媒は、HFC32とH
FC134aである。実験結果をみると、平滑管の場合
には、単一冷媒HFC134aの凝縮熱伝達率は、図5
から分かるように、全体的に質量速度Gの減少に従って
低下し、質量速度が200kg/m2s以下になるとほぼ一
定になるのに対して、非共沸混合冷媒は直線的に低下す
る傾向が認められる。
【0029】次に、管内にらせん状の溝加工が施されて
いる溝付管の場合をみると、単一冷媒HFC32、HF
C134aの凝縮熱伝達率は、質量速度によらずほぼ一
定の値となっているのに対して、非共沸混合冷媒の凝縮
熱伝達率は質量速度の減少にともなって大幅な低下がみ
られる。
いる溝付管の場合をみると、単一冷媒HFC32、HF
C134aの凝縮熱伝達率は、質量速度によらずほぼ一
定の値となっているのに対して、非共沸混合冷媒の凝縮
熱伝達率は質量速度の減少にともなって大幅な低下がみ
られる。
【0030】このような非共沸混合冷媒に特有の伝熱特
性は、蒸発熱伝達率についても同様である。図6は、非
共沸混合冷媒の蒸発熱伝達率ついて冷媒の質量速度を変
えた場合の結果を示す。この実験においては、非共沸混
合冷媒としてはHFC32、HFC125及びHFC1
34aを質量分率30/10/70wt%の割合で混合
したものを用い、従来一般的に用いられている単一冷媒
との比較のため用いた単一冷媒はHCFC22である。
性は、蒸発熱伝達率についても同様である。図6は、非
共沸混合冷媒の蒸発熱伝達率ついて冷媒の質量速度を変
えた場合の結果を示す。この実験においては、非共沸混
合冷媒としてはHFC32、HFC125及びHFC1
34aを質量分率30/10/70wt%の割合で混合
したものを用い、従来一般的に用いられている単一冷媒
との比較のため用いた単一冷媒はHCFC22である。
【0031】図6に示す実験結果から分かるように、図
6に示す実験の範囲内で、質量速度Gに対して、単一冷
媒HCFC22の蒸発熱伝達率と、非共沸混合冷媒の蒸
発熱伝達率との傾向には、顕著な違いみられる。すなわ
ち、HCFC22の場合は、質量速度に対する勾配が凝
縮熱伝達率と同じように緩やかなのに対して、3種の冷
媒を混合した非共沸混合冷媒の場合には直線的に低下す
る傾向が認めらる。このように、質量速度に対する勾配
が急になっている結果、高い質量速度域においては、従
来の冷媒HCFC22と同等の熱伝達率が得られること
を示している。
6に示す実験の範囲内で、質量速度Gに対して、単一冷
媒HCFC22の蒸発熱伝達率と、非共沸混合冷媒の蒸
発熱伝達率との傾向には、顕著な違いみられる。すなわ
ち、HCFC22の場合は、質量速度に対する勾配が凝
縮熱伝達率と同じように緩やかなのに対して、3種の冷
媒を混合した非共沸混合冷媒の場合には直線的に低下す
る傾向が認めらる。このように、質量速度に対する勾配
が急になっている結果、高い質量速度域においては、従
来の冷媒HCFC22と同等の熱伝達率が得られること
を示している。
【0032】以上述べたように、非共沸混合冷媒の伝熱
特性から以下のことが判明した。すなわち、非共沸混合
冷媒の場合、従来の単一冷媒と同じように圧力損失を低
減することによって熱交換効率の向上を図る場合には、
質量速度を下げると熱伝達率が大幅に低下してしまうの
で、従来の熱交換器の構造では熱交換効率が大幅に低下
する。これに対して、本実施例に示す空気調和器用の熱
交換器においては、圧力損失が増加することによる熱交
換性能への悪影響が生じない範囲内で、質量速度を高く
設定できるように熱交換器の流路構造を工夫しているの
で、非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換効率を大幅に
向上できる。
特性から以下のことが判明した。すなわち、非共沸混合
冷媒の場合、従来の単一冷媒と同じように圧力損失を低
減することによって熱交換効率の向上を図る場合には、
質量速度を下げると熱伝達率が大幅に低下してしまうの
で、従来の熱交換器の構造では熱交換効率が大幅に低下
する。これに対して、本実施例に示す空気調和器用の熱
交換器においては、圧力損失が増加することによる熱交
換性能への悪影響が生じない範囲内で、質量速度を高く
設定できるように熱交換器の流路構造を工夫しているの
で、非共沸混合冷媒を用いた場合の熱交換効率を大幅に
向上できる。
【0033】以下、本実施例の空気調和機において、非
共沸混合冷媒を用い、熱交換器の適正な流路構造につい
て実験を行った結果を図7ないし図10を用いて説明す
る。
共沸混合冷媒を用い、熱交換器の適正な流路構造につい
て実験を行った結果を図7ないし図10を用いて説明す
る。
【0034】図7および図8は、暖房時の室外熱交換器
の性能を示しており、図7は、第一の冷媒流路の比率を
変えた場合の熱交換量と管内最小冷媒温度の変化をみた
ものである。この結果から分かるように、第一の冷媒流
路の比率を高めると、熱交換量はほぼ一定のまま管内最
小冷媒温度が上昇すること、第一の冷媒流路比率が50
%以上では熱交換量が急激に低下する傾向を示すことが
分かる。次に、図8にこの結果を踏まえ、管内の最小冷
媒温度を一定にしたときの熱交換量を示す。
の性能を示しており、図7は、第一の冷媒流路の比率を
変えた場合の熱交換量と管内最小冷媒温度の変化をみた
ものである。この結果から分かるように、第一の冷媒流
路の比率を高めると、熱交換量はほぼ一定のまま管内最
小冷媒温度が上昇すること、第一の冷媒流路比率が50
%以上では熱交換量が急激に低下する傾向を示すことが
分かる。次に、図8にこの結果を踏まえ、管内の最小冷
媒温度を一定にしたときの熱交換量を示す。
【0035】暖房時に着霜を生じないための最小冷媒温
度を−2.5℃とした場合の熱交換量を示している。図
8から分かるように、管内の最小冷媒温度を一定にした
場合の熱交換量は、第一の冷媒流路の比率が20〜40
%にかけて顕著に増加し、40%を越えると後徐々に低
下する傾向にあることが分かる。図7および図8に示す
結果から、室外熱交換器としては、第一の冷媒流路比率
を20〜50%に設定するのが好ましいことが判明し
た。
度を−2.5℃とした場合の熱交換量を示している。図
8から分かるように、管内の最小冷媒温度を一定にした
場合の熱交換量は、第一の冷媒流路の比率が20〜40
%にかけて顕著に増加し、40%を越えると後徐々に低
下する傾向にあることが分かる。図7および図8に示す
結果から、室外熱交換器としては、第一の冷媒流路比率
を20〜50%に設定するのが好ましいことが判明し
た。
【0036】図9は、冷房時の室内熱交換器について第
一の冷媒流路比率を変えた場合の熱交換量及び冷媒側圧
力損失の実験結果を示したものである。室内熱交換器
は、室外熱交換器に比べて伝熱管の内径が細いので、第
一の冷媒流路比率の増加に従って急激に圧力損失が増加
すること、第一の冷媒流路比率が30%以上になると熱
交換量の低下割合が顕著になることが判明した。この結
果と次に述べる暖房時の室内熱交換器の性能を考慮して
室内熱交換器としては、第一の冷媒流路比率を10〜3
0%に設定するのが好ましいことが判明した。
一の冷媒流路比率を変えた場合の熱交換量及び冷媒側圧
力損失の実験結果を示したものである。室内熱交換器
は、室外熱交換器に比べて伝熱管の内径が細いので、第
一の冷媒流路比率の増加に従って急激に圧力損失が増加
すること、第一の冷媒流路比率が30%以上になると熱
交換量の低下割合が顕著になることが判明した。この結
果と次に述べる暖房時の室内熱交換器の性能を考慮して
室内熱交換器としては、第一の冷媒流路比率を10〜3
0%に設定するのが好ましいことが判明した。
【0037】図10は、凝縮器として作動する室内熱交
換器及び室内熱交換器について第一の冷媒流路比率を変
えた場合の熱交換量の結果を示す。室内、室外いずれの
場合も第一の冷媒流路比率の増加に従って熱交換量が向
上しているが、その向上割合をみると途中から緩やかに
なっており、室内熱交換器では約10%以上で、室外熱
交換器では約20%以上でそれぞれ向上割合が緩やかに
なるのが判明した。このようになる理由としては、上記
の比率以上になると凝縮器出口部の液相冷媒が、風上側
に配置された高質量流路部に全て保持されるようになる
ためである。
換器及び室内熱交換器について第一の冷媒流路比率を変
えた場合の熱交換量の結果を示す。室内、室外いずれの
場合も第一の冷媒流路比率の増加に従って熱交換量が向
上しているが、その向上割合をみると途中から緩やかに
なっており、室内熱交換器では約10%以上で、室外熱
交換器では約20%以上でそれぞれ向上割合が緩やかに
なるのが判明した。このようになる理由としては、上記
の比率以上になると凝縮器出口部の液相冷媒が、風上側
に配置された高質量流路部に全て保持されるようになる
ためである。
【0038】以上述べたことから、本実施例における非
共沸混合冷媒を用いた空気調和器用熱交換器の適正な流
路構造について行った実験結果から以下のことが判明し
た。
共沸混合冷媒を用いた空気調和器用熱交換器の適正な流
路構造について行った実験結果から以下のことが判明し
た。
【0039】すなわち、本実施例による非共沸混合冷媒
を用いた空気調和器用熱交換器の流路構造としては、熱
交換器の冷媒流路を少なくとも第一の冷媒流路と低質量
速度流路から構成し、第一の冷媒流路群の一部または全
部を風上側に配置するとともに、第一の冷媒流路の比率
を好ましくは室内熱交換器よりも室外熱交換器で大きく
設定し、さらに好ましくは室内熱交換器では10〜30
%に、室外熱交換器では20〜50%に設定することを
特徴とするものである。
を用いた空気調和器用熱交換器の流路構造としては、熱
交換器の冷媒流路を少なくとも第一の冷媒流路と低質量
速度流路から構成し、第一の冷媒流路群の一部または全
部を風上側に配置するとともに、第一の冷媒流路の比率
を好ましくは室内熱交換器よりも室外熱交換器で大きく
設定し、さらに好ましくは室内熱交換器では10〜30
%に、室外熱交換器では20〜50%に設定することを
特徴とするものである。
【0040】以上のように構成された本実施例の空気調
和機の作動について、第1図ないし第5図を用いて説明
する。
和機の作動について、第1図ないし第5図を用いて説明
する。
【0041】まず、暖房運転時の動作について説明す
る。圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒19
は、入口パイプ14を通って室内熱交換器5の第二の冷
媒流路群内へ流入する。低質量速度流路郡内へ流入した
非共沸混合冷媒は室内空気との熱交換によって、沸点の
高い冷媒成分及び沸点の低い冷媒成分の順で凝縮が進行
し液相冷媒成分の割合を増しながら、T字型冷媒分流器
11に至る。T字型冷媒分流器11を介して合流し、第
一の冷媒流路群内へ流入した冷媒はさらに冷却されて全
量凝縮し、過冷却液冷媒となって出口パイプ13から流
出する。したがって、第一の冷媒流路群内では質量速度
の増加による熱伝達率の改善は図られるが、気相冷媒の
割合が少ないため、管内の冷媒流速は低く保たれるので
圧力損失の増加がおさえられる。
る。圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒19
は、入口パイプ14を通って室内熱交換器5の第二の冷
媒流路群内へ流入する。低質量速度流路郡内へ流入した
非共沸混合冷媒は室内空気との熱交換によって、沸点の
高い冷媒成分及び沸点の低い冷媒成分の順で凝縮が進行
し液相冷媒成分の割合を増しながら、T字型冷媒分流器
11に至る。T字型冷媒分流器11を介して合流し、第
一の冷媒流路群内へ流入した冷媒はさらに冷却されて全
量凝縮し、過冷却液冷媒となって出口パイプ13から流
出する。したがって、第一の冷媒流路群内では質量速度
の増加による熱伝達率の改善は図られるが、気相冷媒の
割合が少ないため、管内の冷媒流速は低く保たれるので
圧力損失の増加がおさえられる。
【0042】室内熱交換器5を出た液冷媒は、減圧器4
を通って膨張して低温低圧の霧状の気液2相冷媒とな
り、室外熱交換器3の下部に配置された冷媒入口パイプ
16から第一の冷媒流路群内へ流入する。第一の冷媒流
路群内の気液2相冷媒は、空気によって加熱され、最初
は沸点の低い冷媒成分が蒸発し、さらに加熱されると沸
点の高い冷媒成分も蒸発するようになり、気相冷媒の割
合を増しながらT字型冷媒分流器11に至る。次に、T
字形冷媒分流器を介して第二の冷媒流路群を構成してい
る2つの冷媒回路内へ分流し、さらに加熱されて全量気
相冷媒となる。したがって、室外熱交換器3の場合と同
じように、第一の冷媒流路群内では質量速度の増加によ
る熱伝達率の改善は図られるが、気相冷媒の割合が少な
いため管内の冷媒流速は低く保たれるので極端な圧力損
失の増加がおさえられる。
を通って膨張して低温低圧の霧状の気液2相冷媒とな
り、室外熱交換器3の下部に配置された冷媒入口パイプ
16から第一の冷媒流路群内へ流入する。第一の冷媒流
路群内の気液2相冷媒は、空気によって加熱され、最初
は沸点の低い冷媒成分が蒸発し、さらに加熱されると沸
点の高い冷媒成分も蒸発するようになり、気相冷媒の割
合を増しながらT字型冷媒分流器11に至る。次に、T
字形冷媒分流器を介して第二の冷媒流路群を構成してい
る2つの冷媒回路内へ分流し、さらに加熱されて全量気
相冷媒となる。したがって、室外熱交換器3の場合と同
じように、第一の冷媒流路群内では質量速度の増加によ
る熱伝達率の改善は図られるが、気相冷媒の割合が少な
いため管内の冷媒流速は低く保たれるので極端な圧力損
失の増加がおさえられる。
【0043】また、蒸発器として作用する室外熱交換器
3は、第一の冷媒流路群を設けたので冷媒通路圧損が従
来に比べて大きく、蒸発器入口圧力が上がり蒸発温度も
高くなり、冷媒流れ方向に沿う蒸発温度の上昇が打ち消
される。この結果、図5に実線で示すように、室外熱交
換器入口部(C)での冷媒蒸発温度Teが従来に比べて
(△T)だけ上昇するので着霜が抑えられる。
3は、第一の冷媒流路群を設けたので冷媒通路圧損が従
来に比べて大きく、蒸発器入口圧力が上がり蒸発温度も
高くなり、冷媒流れ方向に沿う蒸発温度の上昇が打ち消
される。この結果、図5に実線で示すように、室外熱交
換器入口部(C)での冷媒蒸発温度Teが従来に比べて
(△T)だけ上昇するので着霜が抑えられる。
【0044】冷房運転時には、四方弁2が切り替えられ
ることによって冷媒の流れ方向が、図1に示す暖房運転
時とは反対になり、室内熱交換器5は蒸発器として、室
外熱交換器は凝縮器として作動する。冷房運転の場合、
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒18は、入
口パイプ17を通って室外熱交換器3へ流入する。室外
熱交換器3へ流入した非共沸混合冷媒は、まず沸点の高
い冷媒成分の凝縮が始まり、凝縮の進行につれて沸点の
低い冷媒成分の凝縮割合が多くなり、ついには混合比に
よって決まる液相温度まで冷却されて全量凝縮する。
ることによって冷媒の流れ方向が、図1に示す暖房運転
時とは反対になり、室内熱交換器5は蒸発器として、室
外熱交換器は凝縮器として作動する。冷房運転の場合、
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒18は、入
口パイプ17を通って室外熱交換器3へ流入する。室外
熱交換器3へ流入した非共沸混合冷媒は、まず沸点の高
い冷媒成分の凝縮が始まり、凝縮の進行につれて沸点の
低い冷媒成分の凝縮割合が多くなり、ついには混合比に
よって決まる液相温度まで冷却されて全量凝縮する。
【0045】凝縮器内で液冷媒の割合が増えると管内流
速が小さくなり、熱伝達率も低下するが、本実施例の室
外熱交換器3は、通路断面積の小さい第一の冷媒通路部
を風上側に配置したので、質量速度の上昇によって熱伝
達率の低下を防ぐことができる。
速が小さくなり、熱伝達率も低下するが、本実施例の室
外熱交換器3は、通路断面積の小さい第一の冷媒通路部
を風上側に配置したので、質量速度の上昇によって熱伝
達率の低下を防ぐことができる。
【0046】凝縮液化された冷媒は、減圧器4を通って
膨張し低温低圧の霧状の気液2相冷媒となって蒸発器と
して作用する室内熱交換器5へ流入する。室内熱交換器
中央部に配置された冷媒入口パイプ13から第一冷媒流
路群内へ流入した気液2相冷媒は、空気による加熱によ
って沸点の低い冷媒成分の蒸発によって気相冷媒の割合
を増しながらT字型分流器11に至る。次にT字形冷媒
分流器を介して第二冷媒流路群を構成している2つの冷
媒回路内へ分流し、さらに加熱されて全量気相冷媒とな
る。
膨張し低温低圧の霧状の気液2相冷媒となって蒸発器と
して作用する室内熱交換器5へ流入する。室内熱交換器
中央部に配置された冷媒入口パイプ13から第一冷媒流
路群内へ流入した気液2相冷媒は、空気による加熱によ
って沸点の低い冷媒成分の蒸発によって気相冷媒の割合
を増しながらT字型分流器11に至る。次にT字形冷媒
分流器を介して第二冷媒流路群を構成している2つの冷
媒回路内へ分流し、さらに加熱されて全量気相冷媒とな
る。
【0047】したがって、第一の冷媒流路群内では質量
速度の増加による熱伝達率の改善は図られるが、上述し
たように気相冷媒の割合が少ないため、管内の冷媒流速
は低く保たれ、圧力損失の増加がおさえられるので性能
が維持される。
速度の増加による熱伝達率の改善は図られるが、上述し
たように気相冷媒の割合が少ないため、管内の冷媒流速
は低く保たれ、圧力損失の増加がおさえられるので性能
が維持される。
【0048】以上述べたように、冷房運転時には凝縮器
として作用する室外熱交換器3の性能が、第一の冷媒流
路群を設けた効果によって大幅に向上するので、冷房能
力が改善される。また、蒸発器入口温度が上昇するの
で、図2に実線で示すように熱交換器出入口(CD)間
で冷媒の蒸発温度はほぼ一定となる。したがって、冷房
時の吐気温度の分布も一様になり、室内ユニットの吹出
しグリル等への露付きや、水滴の飛び出し等の問題を生
じない。
として作用する室外熱交換器3の性能が、第一の冷媒流
路群を設けた効果によって大幅に向上するので、冷房能
力が改善される。また、蒸発器入口温度が上昇するの
で、図2に実線で示すように熱交換器出入口(CD)間
で冷媒の蒸発温度はほぼ一定となる。したがって、冷房
時の吐気温度の分布も一様になり、室内ユニットの吹出
しグリル等への露付きや、水滴の飛び出し等の問題を生
じない。
【0049】本実施例によれば、第一の冷媒流路群内で
は気相冷媒の割合が少ないので管内冷媒の流速が低く抑
えられるので、管内にねじりテープ(図示せず)等の乱
流促進体を挿入することによって、さらに性能向上を図
ることができる。
は気相冷媒の割合が少ないので管内冷媒の流速が低く抑
えられるので、管内にねじりテープ(図示せず)等の乱
流促進体を挿入することによって、さらに性能向上を図
ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気調和
機においては、熱交換器の冷媒流路を少なくとも気相冷
媒の割合が少ない側に位置する第一の冷媒流路群と気相
冷媒の割合が多い側に位置する低質量速度流路から構成
し、第一の冷媒流路群の一部または全部を風上側に配置
するとともに、第一の冷媒流路の比率を好ましくは室内
熱交換器よりも室外熱交換器で大きく設定し、さらに好
ましくは室内熱交換器では10〜30%に、室外熱交換
器では20〜50%に設定されているので、第一の冷媒
流路群内では、質量速度の増加による熱伝達率の改善は
図られるが、気相冷媒の割合が少ないため管内の冷媒流
速は低く保たれ、極端な圧力損失の増加がおさえられる
ので空気調和機の性能が著しく向上する。
機においては、熱交換器の冷媒流路を少なくとも気相冷
媒の割合が少ない側に位置する第一の冷媒流路群と気相
冷媒の割合が多い側に位置する低質量速度流路から構成
し、第一の冷媒流路群の一部または全部を風上側に配置
するとともに、第一の冷媒流路の比率を好ましくは室内
熱交換器よりも室外熱交換器で大きく設定し、さらに好
ましくは室内熱交換器では10〜30%に、室外熱交換
器では20〜50%に設定されているので、第一の冷媒
流路群内では、質量速度の増加による熱伝達率の改善は
図られるが、気相冷媒の割合が少ないため管内の冷媒流
速は低く保たれ、極端な圧力損失の増加がおさえられる
ので空気調和機の性能が著しく向上する。
【0051】又、蒸発器として作用する室外熱交換器
は、第一の冷媒流路群を設けたので冷媒通路圧損が従来
に比べて大きく、蒸発器入口圧力が上がり蒸発温度も高
くなるので冷媒流れ方向に沿う蒸発温度の上昇が打ち消
される。この結果、室外熱交換器入口部での冷媒温度が
上昇し着霜が抑えられるので、低外気温時の暖房能力が
著しく改善されるという効果を発揮できる。
は、第一の冷媒流路群を設けたので冷媒通路圧損が従来
に比べて大きく、蒸発器入口圧力が上がり蒸発温度も高
くなるので冷媒流れ方向に沿う蒸発温度の上昇が打ち消
される。この結果、室外熱交換器入口部での冷媒温度が
上昇し着霜が抑えられるので、低外気温時の暖房能力が
著しく改善されるという効果を発揮できる。
【0052】
【図1】本発明の一実施例である空気調和機の冷凍サイ
クル構成図である。
クル構成図である。
【図2】本実施例の空気調和機の冷凍サイクルTS線図
である。
である。
【図3】本実施例の室外熱交換器の側面図である。
【図4】本実施例の室内熱交換器の側面図である。
【図5】本実施例の冷凍サイクルを構成する内面溝付管
及び平滑管の凝縮熱伝達実験結果を示す図である。
及び平滑管の凝縮熱伝達実験結果を示す図である。
【図6】本実施例の冷凍サイクルを構成する内面溝付管
の蒸発熱伝達実験結果を示す図である。
の蒸発熱伝達実験結果を示す図である。
【図7】本実施例の室外熱交換器の蒸発実験結果を示す
図である。
図である。
【図8】本実施例の室外熱交換器の蒸発実験結果を示す
図である。
図である。
【図9】本実施例の室内熱交換器の蒸発実験結果を示す
図である。
図である。
【図10】本実施例の室内、室外熱交換器の凝縮実験結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図11】図3に示す室外熱交換器の変形例を示す側面
図である。
図である。
1…圧縮機、3…室外側熱交換器、4…減圧器、5…室
内側熱交換器、8…伝熱フィン、9…内面溝付伝熱管、
9a…第一の冷媒流路群伝熱管、9b…第二の冷媒流路
群伝熱管、18…冷房時の冷媒流れ方向を示す矢印、1
9…暖房時の冷媒流れ方向を示す矢印、80…スリット
部、200、201…室内、室外ユニット、Te…蒸発
温度、Tc…凝縮温度、G…質量速度、h…熱伝達率。
内側熱交換器、8…伝熱フィン、9…内面溝付伝熱管、
9a…第一の冷媒流路群伝熱管、9b…第二の冷媒流路
群伝熱管、18…冷房時の冷媒流れ方向を示す矢印、1
9…暖房時の冷媒流れ方向を示す矢印、80…スリット
部、200、201…室内、室外ユニット、Te…蒸発
温度、Tc…凝縮温度、G…質量速度、h…熱伝達率。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 6/02 Z 39/00 D 47/02 510 A (72)発明者 内田 麻理 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 松嶋 弘章 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小暮 博志 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 高久 昭二 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機、四
方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒートポ
ンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交換器の
冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領域に位
置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少ない領域
に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷媒流路
群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷媒流路
群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて小さく設定
し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の伝熱管総本
数に対する比率を、室内熱交換器に比べて室外熱交換器
での割合を大きく設定したことを特徴とする非共沸混合
冷媒を用いた空気調和機。 - 【請求項2】室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機、四
方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒートポ
ンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交換器の
冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領域に位
置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少ない領域
に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷媒流路
群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷媒流路
群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1/2に
設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の伝熱管
総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室外熱交
換器での割合を大きく設定したことを特徴とする非共沸
混合冷媒を用いた空気調和機。 - 【請求項3】前記室内熱交換器及び室外熱交換器が伝熱
フィンと伝熱管から構成され、該伝熱管は内面加工管で
あり、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管内の一部ま
たは全域に針金や捩じりテープをはじめとする乱流促進
部材を配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載
の非共沸混合冷媒を用いた空気調和機。 - 【請求項4】室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機、四
方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒートポ
ンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交換器の
冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領域に位
置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少ない領域
に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷媒流路
群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷媒流路
群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1/2に
設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の伝熱管
総本数に対する割合を、室内熱交換器に比べて室外熱交
換器での割合を大きく室外熱交換器では伝熱管総本数の
20〜50%の割合に設定したことを特徴とする空気調
和機。 - 【請求項5】室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機、四
方弁、膨張機構からなる冷凍サイクルを有するヒートポ
ンプ型空気調和機であって、前記室内、室外熱交換器の
冷媒通路を、少なくとも液相冷媒の割合が多い領域に位
置する第一冷媒流路群と、液相冷媒の割合が少ない領域
に位置する第二冷媒流路群に2分し、前記第一冷媒流路
群の少なくとも1部を風上側に配置し、該第一冷媒流路
群の流路断面積を第二冷媒流路群に比べて大略1/2に
設定し、前記第一冷媒流路群を構成する伝熱管の伝熱管
総本数に対する割合を、室内熱交換器では10〜30%
に、室外熱交換器では20〜50%の割合に設定したこ
とを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259677A JP2979926B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 空気調和機 |
| KR1019940026426A KR0142506B1 (ko) | 1993-10-18 | 1994-10-15 | 비공비혼합 냉매를 채용한 공기 조화기 |
| MYPI94002751A MY111487A (en) | 1993-10-18 | 1994-10-15 | Air-conditioner employing non-azeotrope refrigerant. |
| US08/323,937 US5542271A (en) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Air-conditioner employing non-azeotrope refrigerant |
| CN94117313A CN1097200C (zh) | 1993-10-18 | 1994-10-18 | 采用非共沸混合致冷剂的空调器 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259677A JP2979926B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 空気調和機 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07113555A true JPH07113555A (ja) | 1995-05-02 |
| JP2979926B2 JP2979926B2 (ja) | 1999-11-22 |
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ID=17337378
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259677A Expired - Fee Related JP2979926B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 空気調和機 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2979926B2 (ja) |
| KR (1) | KR0142506B1 (ja) |
| CN (1) | CN1097200C (ja) |
| MY (1) | MY111487A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| WO1999031444A1 (fr) * | 1997-12-16 | 1999-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Conditionneur d'air dans lequel un refrigerant inflammable est utilise |
| JP2010249484A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器および冷凍サイクル装置 |
| JP2015121351A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 熱交換器 |
| CN106168420A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-11-30 | 南京理工大学 | 一种非共沸混合工质溶液除霜冷冻再生大温差热泵机组 |
| JPWO2020021700A1 (ja) * | 2018-07-27 | 2021-06-03 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| JPWO2021176651A1 (ja) * | 2020-03-05 | 2021-09-10 | ||
| JP7114011B1 (ja) * | 2022-03-04 | 2022-08-05 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
| JP2025137314A (ja) * | 2024-03-08 | 2025-09-19 | 埋橋 英夫 | ヒートポンプ型空気調和機 |
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|---|---|---|---|---|
| JPH08247576A (ja) * | 1995-03-14 | 1996-09-27 | Toshiba Corp | 空気調和装置 |
| JPH1054616A (ja) * | 1996-08-14 | 1998-02-24 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
| US6142220A (en) * | 1996-10-02 | 2000-11-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Finned heat exchanger |
| JP2000249479A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器 |
| JP2001115963A (ja) * | 1999-10-13 | 2001-04-27 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
| JP2005513403A (ja) * | 2001-12-21 | 2005-05-12 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 特に自動車用の熱交換器 |
| KR20060087173A (ko) | 2005-01-28 | 2006-08-02 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화장치용 열교환기 |
| KR100656083B1 (ko) * | 2005-01-31 | 2006-12-11 | 엘지전자 주식회사 | 공조기의 열교환기 |
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| JP4349430B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2009-10-21 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器および空気調和装置 |
| JP4836996B2 (ja) | 2008-06-19 | 2011-12-14 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器及びこの熱交換器を備えた空気調和機 |
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| JP5585543B2 (ja) * | 2011-06-17 | 2014-09-10 | 株式会社デンソー | 車両用冷却装置 |
| EP2636548B1 (en) | 2012-03-05 | 2017-09-06 | Hanon Systems | Heat pump system for vehicle |
| US9297595B2 (en) * | 2013-08-22 | 2016-03-29 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Heat exchanger flow balancing system |
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| JP6351494B2 (ja) * | 2014-12-12 | 2018-07-04 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
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| CN109357432A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-02-19 | 四川长虹电器股份有限公司 | 双变频多联式空调机组 |
| JP7414845B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2024-01-16 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| CN117642595A (zh) * | 2021-07-07 | 2024-03-01 | 三菱电机株式会社 | 热交换器以及制冷循环装置 |
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-
1993
- 1993-10-18 JP JP5259677A patent/JP2979926B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-10-15 KR KR1019940026426A patent/KR0142506B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-15 MY MYPI94002751A patent/MY111487A/en unknown
- 1994-10-17 US US08/323,937 patent/US5542271A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-18 CN CN94117313A patent/CN1097200C/zh not_active Expired - Fee Related
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