JPH07115176B2 - 自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法 - Google Patents
自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法Info
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- JPH07115176B2 JPH07115176B2 JP31688791A JP31688791A JPH07115176B2 JP H07115176 B2 JPH07115176 B2 JP H07115176B2 JP 31688791 A JP31688791 A JP 31688791A JP 31688791 A JP31688791 A JP 31688791A JP H07115176 B2 JPH07115176 B2 JP H07115176B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ロボット等の自動
溶接装置において、所定突出し長さに設定された溶接ワ
イヤを支持する溶接トーチをセンサとするセンシング手
段を用いて隅肉継手の立板端面位置を検出する方法に関
する。
溶接装置において、所定突出し長さに設定された溶接ワ
イヤを支持する溶接トーチをセンサとするセンシング手
段を用いて隅肉継手の立板端面位置を検出する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、橋梁の橋桁は、主材であるI型
鋼材(以下、下板という)上に複数の横,縦補強材(以
下、立板という)を所定のパターンで配置し、下板表面
上に立板の板厚側端面を当接してなるT型の隅肉継手を
アーク溶接して製作されている。このとき、立板の両側
面部および両端面部を下板に対し、隅肉溶接を行ない、
立板の両端面部では、いわゆる角巻溶接が行なわれてい
る。
鋼材(以下、下板という)上に複数の横,縦補強材(以
下、立板という)を所定のパターンで配置し、下板表面
上に立板の板厚側端面を当接してなるT型の隅肉継手を
アーク溶接して製作されている。このとき、立板の両側
面部および両端面部を下板に対し、隅肉溶接を行ない、
立板の両端面部では、いわゆる角巻溶接が行なわれてい
る。
【0003】このような溶接に際しては、例えば、一対
の溶接トーチを対向させてツイン形式に配置し、立板の
一方側の端面近傍に一対の溶接トーチを位置させて同時
にアークを出してビードを会合させ始端角巻溶接を行な
い、続けて立板の両側面部を隅肉溶接した後、他方側の
端面近傍に一対の溶接トーチを位置させてビードを会合
させ終端角巻溶接を行なうという手順が採られている。
の溶接トーチを対向させてツイン形式に配置し、立板の
一方側の端面近傍に一対の溶接トーチを位置させて同時
にアークを出してビードを会合させ始端角巻溶接を行な
い、続けて立板の両側面部を隅肉溶接した後、他方側の
端面近傍に一対の溶接トーチを位置させてビードを会合
させ終端角巻溶接を行なうという手順が採られている。
【0004】このとき、角巻溶接を自動溶接により欠陥
なく行なうためには、立板に切断誤差があったり、下板
に対し立板の取付誤差があったりすることから、立板の
端面位置を検出し、その検出位置に基づいて溶接トーチ
を位置制御する必要がある。
なく行なうためには、立板に切断誤差があったり、下板
に対し立板の取付誤差があったりすることから、立板の
端面位置を検出し、その検出位置に基づいて溶接トーチ
を位置制御する必要がある。
【0005】そこで、従来、自動溶接装置(溶接ロボッ
ト)により、隅肉継手の立板端面の位置を検出する手段
として、例えば特開平2−268974号公報に開示さ
れるようなものが提案されている。
ト)により、隅肉継手の立板端面の位置を検出する手段
として、例えば特開平2−268974号公報に開示さ
れるようなものが提案されている。
【0006】この従来手段では、溶接トーチが、下板表
面から所定距離ΔZ1だけ上方に位置する最初に検出さ
れた立板の側面位置から、所定距離ΔY1だけ引き戻さ
れた後、立板端面方向へ所定距離ΔXだけ移動され、こ
の位置から立板の側面方向へ距離ΔY1+ΔY2だけ離れ
た位置に向かって移動される。この移動の間に、センシ
ング手段によって立板側面が検出されたか否かが判断さ
れる。立板側面が検出された場合、溶接トーチは、距離
ΔY1だけ引き戻され、再び、立板端面方向へ所定距離
ΔXだけ移動され、同様の動作が行なわれる。
面から所定距離ΔZ1だけ上方に位置する最初に検出さ
れた立板の側面位置から、所定距離ΔY1だけ引き戻さ
れた後、立板端面方向へ所定距離ΔXだけ移動され、こ
の位置から立板の側面方向へ距離ΔY1+ΔY2だけ離れ
た位置に向かって移動される。この移動の間に、センシ
ング手段によって立板側面が検出されたか否かが判断さ
れる。立板側面が検出された場合、溶接トーチは、距離
ΔY1だけ引き戻され、再び、立板端面方向へ所定距離
ΔXだけ移動され、同様の動作が行なわれる。
【0007】一方、溶接トーチが立板の側面方向へ距離
ΔY1+ΔY2だけ離れた位置に到達するまで、立板側面
が検出されなかった場合、即ち、溶接トーチが、立板端
面を通過した位置まで到達したと判断された場合には、
溶接トーチは下板の方向へ移動される。そして、センシ
ング手段によって下板表面位置が検出された後、溶接ト
ーチが引き戻されてその溶接ワイヤ先端部が下板表面に
接近した位置に配置される。ついで、溶接トーチが、立
板端面方向と逆方向へ移動され、この移動中にセンシン
グ手段によって検出された位置の位置データが記憶さ
れ、この位置データを下板表面近辺における立板端面位
置として検出している。
ΔY1+ΔY2だけ離れた位置に到達するまで、立板側面
が検出されなかった場合、即ち、溶接トーチが、立板端
面を通過した位置まで到達したと判断された場合には、
溶接トーチは下板の方向へ移動される。そして、センシ
ング手段によって下板表面位置が検出された後、溶接ト
ーチが引き戻されてその溶接ワイヤ先端部が下板表面に
接近した位置に配置される。ついで、溶接トーチが、立
板端面方向と逆方向へ移動され、この移動中にセンシン
グ手段によって検出された位置の位置データが記憶さ
れ、この位置データを下板表面近辺における立板端面位
置として検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
隅肉継手の立板端面位置検出手段では、溶接トーチが、
立板端面に対向する位置に到達するまで、繰り返し、立
板端面に接近する方向へ一定の距離(刻み幅)ΔXだけ移
動されているが、この距離ΔXを小さく設定すると、立
板端面位置の検出時間が長くなる一方、距離ΔXを大き
く設定すると、立板と略直交する方向に部材が配置され
ている時に、この部材に溶接トーチが当たってしまいセ
ンシングを行なえなくなるなどの課題があった。
隅肉継手の立板端面位置検出手段では、溶接トーチが、
立板端面に対向する位置に到達するまで、繰り返し、立
板端面に接近する方向へ一定の距離(刻み幅)ΔXだけ移
動されているが、この距離ΔXを小さく設定すると、立
板端面位置の検出時間が長くなる一方、距離ΔXを大き
く設定すると、立板と略直交する方向に部材が配置され
ている時に、この部材に溶接トーチが当たってしまいセ
ンシングを行なえなくなるなどの課題があった。
【0009】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、立板端面付近に配設される部材等の影響を
受けることなく、短時間で且つ精度よく立板端面位置を
検出できるようにした、自動溶接装置における隅肉継手
の立板端面位置検出方法を提供することを目的とする。
するもので、立板端面付近に配設される部材等の影響を
受けることなく、短時間で且つ精度よく立板端面位置を
検出できるようにした、自動溶接装置における隅肉継手
の立板端面位置検出方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動溶接装置における隅肉継手の立板端面
位置検出方法は、溶接トーチを空間3軸で位置制御する
制御手段と、該溶接トーチに所定突出し長さに設定され
た溶接ワイヤを支持させた状態で前記溶接トーチとワー
クとの間にセンシング電圧を印加し前記の溶接ワイヤと
ワークとの接触による通電状態を検出することによりワ
ーク位置を検出するセンシング手段とをそなえた自動溶
接装置を用い、下板と立板とからなる隅肉継手の該立板
の端面位置を、該立板の側面を前記3軸のうちの1軸と
略直交して配置した状態で検出する方法であって、前
記溶接トーチを、前記立板の端面位置から所定距離だけ
離れ且つ前記立板の側面と向き合う位置Pkに配置し、
該位置Pkを基準として、前記溶接トーチを前記下板
の表面方向,前記立板の側面方向へ移動させ、前記セン
シング手段によって下板表面位置Ps,立板側面位置P1
をそれぞれ検出してから、前記溶接トーチを、該下板表
面位置Ps,該立板側面位置P1からそれぞれ予め定めら
れた距離ΔZ1,ΔY1だけ離れた位置P2に引き戻して
配置し、前記溶接トーチを、該位置P2から前記立板
の側面に沿い立板端面方向へ、前記所定距離と略同一の
距離ΔX0だけ離れた位置P2′に移動させた後、前記
溶接トーチを、該位置P2′から前記立板の側面方向へ
予め定められた距離(ΔY1+ΔY2)だけ離れた位置P3
へ向け移動させ、この移動中に、前記センシング手段に
よって前記立板の側面が検出されたか否かを判断し、
前記のステップにて前記立板の側面が検出された場合
には、前記溶接トーチを、前記位置P2′に引き戻して
から、前記立板の側面に沿い前記立板端面方向へ、前記
距離ΔX0よりも短い距離ΔXiだけ離れた位置P2″に
移動させた後、前記のステップに戻る一方、前記
のステップにて前記立板の側面が検出されなかった場合
には、前記溶接トーチを、前記位置P3から前記立板端
面方向と逆方向へ移動させ、この移動中に前記センシン
グ手段によって検出した位置P5の位置データを記憶
し、該位置P5の位置データに基づき、前記立板の端
面位置を検出することを特徴としている。
に、本発明の自動溶接装置における隅肉継手の立板端面
位置検出方法は、溶接トーチを空間3軸で位置制御する
制御手段と、該溶接トーチに所定突出し長さに設定され
た溶接ワイヤを支持させた状態で前記溶接トーチとワー
クとの間にセンシング電圧を印加し前記の溶接ワイヤと
ワークとの接触による通電状態を検出することによりワ
ーク位置を検出するセンシング手段とをそなえた自動溶
接装置を用い、下板と立板とからなる隅肉継手の該立板
の端面位置を、該立板の側面を前記3軸のうちの1軸と
略直交して配置した状態で検出する方法であって、前
記溶接トーチを、前記立板の端面位置から所定距離だけ
離れ且つ前記立板の側面と向き合う位置Pkに配置し、
該位置Pkを基準として、前記溶接トーチを前記下板
の表面方向,前記立板の側面方向へ移動させ、前記セン
シング手段によって下板表面位置Ps,立板側面位置P1
をそれぞれ検出してから、前記溶接トーチを、該下板表
面位置Ps,該立板側面位置P1からそれぞれ予め定めら
れた距離ΔZ1,ΔY1だけ離れた位置P2に引き戻して
配置し、前記溶接トーチを、該位置P2から前記立板
の側面に沿い立板端面方向へ、前記所定距離と略同一の
距離ΔX0だけ離れた位置P2′に移動させた後、前記
溶接トーチを、該位置P2′から前記立板の側面方向へ
予め定められた距離(ΔY1+ΔY2)だけ離れた位置P3
へ向け移動させ、この移動中に、前記センシング手段に
よって前記立板の側面が検出されたか否かを判断し、
前記のステップにて前記立板の側面が検出された場合
には、前記溶接トーチを、前記位置P2′に引き戻して
から、前記立板の側面に沿い前記立板端面方向へ、前記
距離ΔX0よりも短い距離ΔXiだけ離れた位置P2″に
移動させた後、前記のステップに戻る一方、前記
のステップにて前記立板の側面が検出されなかった場合
には、前記溶接トーチを、前記位置P3から前記立板端
面方向と逆方向へ移動させ、この移動中に前記センシン
グ手段によって検出した位置P5の位置データを記憶
し、該位置P5の位置データに基づき、前記立板の端
面位置を検出することを特徴としている。
【0011】また、上記ステップにおいて、前記立板
の端面位置を、前記位置P5の位置データに対して前記
立板の端部形状に応じた補正を施して検出してもよい。
の端面位置を、前記位置P5の位置データに対して前記
立板の端部形状に応じた補正を施して検出してもよい。
【0012】
【作用】上述した本発明の自動溶接装置における隅肉継
手の立板端面位置検出方法では、立板端面位置から所定
距離だけ離れた位置において、センシング手段によって
下板表面位置Ps,立板側面位置P1が検出され、溶接ト
ーチは、これらの位置Ps,P1からそれぞれ距離Δ
Z1,ΔY1だけ離れた位置P2に配置された後、立板端
面方向へ前記所定距離と略同一の距離ΔX0だけ移動さ
れ、この位置P2′から立板側面の方向へ距離ΔY1+Δ
Y2だけ離れた位置P3に向かって移動される。
手の立板端面位置検出方法では、立板端面位置から所定
距離だけ離れた位置において、センシング手段によって
下板表面位置Ps,立板側面位置P1が検出され、溶接ト
ーチは、これらの位置Ps,P1からそれぞれ距離Δ
Z1,ΔY1だけ離れた位置P2に配置された後、立板端
面方向へ前記所定距離と略同一の距離ΔX0だけ移動さ
れ、この位置P2′から立板側面の方向へ距離ΔY1+Δ
Y2だけ離れた位置P3に向かって移動される。
【0013】この移動中に、センシング手段によって立
板側面が検出されたか否かが判断され、立板側面が検出
された場合、溶接トーチは、位置P2′に引き戻され、
立板端面方向へ、今度は前記距離ΔX0よりも短い距離
ΔXiだけ移動された後、前述と同様に、位置P3に向か
って移動されて同様の判断を行なう。
板側面が検出されたか否かが判断され、立板側面が検出
された場合、溶接トーチは、位置P2′に引き戻され、
立板端面方向へ、今度は前記距離ΔX0よりも短い距離
ΔXiだけ移動された後、前述と同様に、位置P3に向か
って移動されて同様の判断を行なう。
【0014】一方、溶接トーチが位置P3に到達するま
で、立板側面が検出されなかった場合、即ち、溶接トー
チが、立板端面を通過した位置まで到達したと判断され
た場合、溶接トーチは、位置P3から立板端面方向と逆
方向へ移動され、この移動中にセンシング手段によって
検出した位置P5の位置データが記憶され、この位置P5
の位置データに基づき、立板の端面位置が検出される。
で、立板側面が検出されなかった場合、即ち、溶接トー
チが、立板端面を通過した位置まで到達したと判断され
た場合、溶接トーチは、位置P3から立板端面方向と逆
方向へ移動され、この移動中にセンシング手段によって
検出した位置P5の位置データが記憶され、この位置P5
の位置データに基づき、立板の端面位置が検出される。
【0015】また、位置P5の位置データに対して立板
の端部形状に応じた補正を施することにより、立板端部
形状に応じた正確な立板端面位置が検出される。
の端部形状に応じた補正を施することにより、立板端部
形状に応じた正確な立板端面位置が検出される。
【0016】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法
について説明すると、図1はその手順を説明するための
フローチャート、図2は本方法に従い位置制御される溶
接トーチの動きを示す斜視図、図3は本方法を適用され
る自動溶接装置の構成を示す斜視図である。
自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法
について説明すると、図1はその手順を説明するための
フローチャート、図2は本方法に従い位置制御される溶
接トーチの動きを示す斜視図、図3は本方法を適用され
る自動溶接装置の構成を示す斜視図である。
【0017】まず、図3により、本方法を適用される自
動溶接装置の1種である隅肉溶接用門形溶接ロボット
(以下、溶接ロボットという)について説明すると、この
図3において、1a,1bは所定間隔を隔てて敷設され
た一対のガイドレールで、これらのガイドレール1a,
1b上を門形の溶接ロボット本体が走行するようになっ
ている。
動溶接装置の1種である隅肉溶接用門形溶接ロボット
(以下、溶接ロボットという)について説明すると、この
図3において、1a,1bは所定間隔を隔てて敷設され
た一対のガイドレールで、これらのガイドレール1a,
1b上を門形の溶接ロボット本体が走行するようになっ
ている。
【0018】溶接ロボット本体は、門形ビーム2,門形
台車3a,3b,横行台車4,昇降アーム5および溶接
ヘッド6a,6bから構成されている。ここで、門形ビ
ーム2は、ガイドレール1a,1bの敷設方向(X方向)
と直交する方向(Y方向)に配置されるもので、この門形
ビーム2両側の脚部2a,2bには、左右一対の門形台
車3a,3bがそれぞれ固定され車輪(図示せず)を介し
てガイドレール1a,1b上をX方向に走行してX軸を
構成している。また、横行台車4は、門形ビーム2に沿
って走行しY軸を構成するものであり、昇降アーム5
が、この横行台車4に支持されX,Y方向と直交するZ
方向に昇降してZ軸を構成している。
台車3a,3b,横行台車4,昇降アーム5および溶接
ヘッド6a,6bから構成されている。ここで、門形ビ
ーム2は、ガイドレール1a,1bの敷設方向(X方向)
と直交する方向(Y方向)に配置されるもので、この門形
ビーム2両側の脚部2a,2bには、左右一対の門形台
車3a,3bがそれぞれ固定され車輪(図示せず)を介し
てガイドレール1a,1b上をX方向に走行してX軸を
構成している。また、横行台車4は、門形ビーム2に沿
って走行しY軸を構成するものであり、昇降アーム5
が、この横行台車4に支持されX,Y方向と直交するZ
方向に昇降してZ軸を構成している。
【0019】左右一対の溶接ヘッド6a,6bは、昇降
アーム5の下端部に設けられたθ方向まわりの旋回機構
5aを介して支持され、それぞれ、X方向と同一方向の
T方向に移動可能なスライド機構によりT軸を構成する
T軸スライダ6at,6btと、Y方向と同方向のV方
向に移動可能なスライド機構によりV軸を構成するV軸
スライダ6av,6bvと、Z方向と同方向のU方向に
移動可能なスライド機構によりU軸を構成するU軸スラ
イダ6au,6buとから構成されている。
アーム5の下端部に設けられたθ方向まわりの旋回機構
5aを介して支持され、それぞれ、X方向と同一方向の
T方向に移動可能なスライド機構によりT軸を構成する
T軸スライダ6at,6btと、Y方向と同方向のV方
向に移動可能なスライド機構によりV軸を構成するV軸
スライダ6av,6bvと、Z方向と同方向のU方向に
移動可能なスライド機構によりU軸を構成するU軸スラ
イダ6au,6buとから構成されている。
【0020】そして、溶接ヘッド6a,6bの先端に取
り付けられた溶接トーチ7a,7bには、それぞれ、門
形台車3a,3b上に載置されたワイヤパック8a,8
bからこれに対応するプッシュ側ワイヤ送給装置9a,
9bおよびプル側ワイヤ送給装置10a,10bを経由
するコンジットケーブル11a,11bを介して、溶接
ワイヤ7aw,7bwが送給されるようになっている。
り付けられた溶接トーチ7a,7bには、それぞれ、門
形台車3a,3b上に載置されたワイヤパック8a,8
bからこれに対応するプッシュ側ワイヤ送給装置9a,
9bおよびプル側ワイヤ送給装置10a,10bを経由
するコンジットケーブル11a,11bを介して、溶接
ワイヤ7aw,7bwが送給されるようになっている。
【0021】また、一方の門形台車3a上には、制御装
置12,操作盤13,溶接電源14a,14bが載置さ
れている。
置12,操作盤13,溶接電源14a,14bが載置さ
れている。
【0022】制御装置12は、マイクロコンピュータを
そなえており、NC制御装置,主軸系サーボユニットお
よび補助軸系サーボユニットを含んで構成されている。
ここで、NC制御装置は、CADシステム等で予め作成
されたワーク(本実施例では、図2,図4に示すような
下板Dと立板Fとからなる隅肉継手)の形状,寸法など
に関するNCデータ(数値データ)の座標を所定の手順に
従って、X,Y,Zおよびθからなる主軸系の座標に変
換するためのものであり、主軸サーボユニットは、NC
制御装置の制御指令に従って主軸系の各軸を構成する各
部(符号3a,3b,4,5,5a参照)を駆動制御する
ものであり、補助軸系サーボユニットは、NC制御され
る主軸系が与える溶接トーチ7a,7bの位置を本方法
を含む手段によって修正するために用いられるT,V,
Uからなる補助軸系の各軸を構成する各部(符号6a
t,6bt,6av,6bv,6au,6bu参照)を
駆動制御するものである。また、NCデータに入力され
る隅肉の脚長寸法に従って溶接電源14a,14bに溶
接条件が指令されるようになっている。
そなえており、NC制御装置,主軸系サーボユニットお
よび補助軸系サーボユニットを含んで構成されている。
ここで、NC制御装置は、CADシステム等で予め作成
されたワーク(本実施例では、図2,図4に示すような
下板Dと立板Fとからなる隅肉継手)の形状,寸法など
に関するNCデータ(数値データ)の座標を所定の手順に
従って、X,Y,Zおよびθからなる主軸系の座標に変
換するためのものであり、主軸サーボユニットは、NC
制御装置の制御指令に従って主軸系の各軸を構成する各
部(符号3a,3b,4,5,5a参照)を駆動制御する
ものであり、補助軸系サーボユニットは、NC制御され
る主軸系が与える溶接トーチ7a,7bの位置を本方法
を含む手段によって修正するために用いられるT,V,
Uからなる補助軸系の各軸を構成する各部(符号6a
t,6bt,6av,6bv,6au,6bu参照)を
駆動制御するものである。また、NCデータに入力され
る隅肉の脚長寸法に従って溶接電源14a,14bに溶
接条件が指令されるようになっている。
【0023】さらに、溶接電源14a内には、溶接ワイ
ヤ7awを支持する溶接トーチ7aと溶接対象であるワ
ークとの間にセンシング電圧(溶接電圧と異なるもの)を
印加するセンシング用電源が設けられるとともに、制御
装置12内には、センシング電圧の印加時に溶接ワイヤ
7awとワークとの接触による通電状態を検出し通電が
あった時のワーク位置データの取り込み指令信号を出力
する通電検出装置が設けられており、これらのセンシン
グ用電源,通電検出装置によりワーク位置を検出するセ
ンシング手段が構成されている。そして、必要により溶
接ワイヤ7bwを支持するもう一方の溶接トーチ7bに
対応するセンシング手段が設けられる。
ヤ7awを支持する溶接トーチ7aと溶接対象であるワ
ークとの間にセンシング電圧(溶接電圧と異なるもの)を
印加するセンシング用電源が設けられるとともに、制御
装置12内には、センシング電圧の印加時に溶接ワイヤ
7awとワークとの接触による通電状態を検出し通電が
あった時のワーク位置データの取り込み指令信号を出力
する通電検出装置が設けられており、これらのセンシン
グ用電源,通電検出装置によりワーク位置を検出するセ
ンシング手段が構成されている。そして、必要により溶
接ワイヤ7bwを支持するもう一方の溶接トーチ7bに
対応するセンシング手段が設けられる。
【0024】なお、そのセンシング手段における方法
は、特開平2−92459号公報に開示された技術を用
いる。但し、正確な位置データが得られれば、他の方法
を用いてもよい。また、本実施例による方法は、制御装
置12にそなえられたマイクロコンピュータにより実行
される所定のプログラムに従って行なわれるようになっ
ている。
は、特開平2−92459号公報に開示された技術を用
いる。但し、正確な位置データが得られれば、他の方法
を用いてもよい。また、本実施例による方法は、制御装
置12にそなえられたマイクロコンピュータにより実行
される所定のプログラムに従って行なわれるようになっ
ている。
【0025】次に、上述のごとく構成された溶接ロボッ
ト用いて行なわれる本方法の手順を、図1および図2に
従って説明する。なお、図1に示すフローチャートの説
明中、S1〜S16は処理手順(ステップ)の番号を示
し、図2には、本方法を適用した場合のワイヤ7aw先
端部の軌跡を模式的に示している。また、図2に示すよ
うに、本実施例の隅肉継手を構成する立板Fは、その側
面FSが本実施例におけるY(−Y)方向と略直交するよ
うに配置されている。
ト用いて行なわれる本方法の手順を、図1および図2に
従って説明する。なお、図1に示すフローチャートの説
明中、S1〜S16は処理手順(ステップ)の番号を示
し、図2には、本方法を適用した場合のワイヤ7aw先
端部の軌跡を模式的に示している。また、図2に示すよ
うに、本実施例の隅肉継手を構成する立板Fは、その側
面FSが本実施例におけるY(−Y)方向と略直交するよ
うに配置されている。
【0026】まず、図2に示すように、所定突出し長さ
の溶接ワイヤ7awを支持するとともに、下板Dの表面
DFに対し、例えば30〜50度のトーチ角度をなす溶
接トーチ7aを位置Pkに位置させ、センシング電圧を
印加する(ステップS1)。この位置Pkは、立板Fの端
面FE位置から所定距離L(例えば20〜40mm程度)だ
け離れ、且つ、溶接トーチ7aが立板Fの側面FSと向
き合う位置であり、前述したNCデータに基づいて予め
教示されている。
の溶接ワイヤ7awを支持するとともに、下板Dの表面
DFに対し、例えば30〜50度のトーチ角度をなす溶
接トーチ7aを位置Pkに位置させ、センシング電圧を
印加する(ステップS1)。この位置Pkは、立板Fの端
面FE位置から所定距離L(例えば20〜40mm程度)だ
け離れ、且つ、溶接トーチ7aが立板Fの側面FSと向
き合う位置であり、前述したNCデータに基づいて予め
教示されている。
【0027】このPkから溶接トーチ7aを予め設定さ
れたZ方向へ降下させ、センシング手段によって下板D
の表面位置Psを検出し、その位置データ(xs,ys,z
s)を記憶する(ステップS2)。
れたZ方向へ降下させ、センシング手段によって下板D
の表面位置Psを検出し、その位置データ(xs,ys,z
s)を記憶する(ステップS2)。
【0028】ついで、溶接トーチ7aを下板表面位置P
sから予め設定された−Z方向へ距離ΔZ1だけ上昇させ
て引き戻す(ステップS3)。ステップS2で記憶された
位置データ(xs,ys,zs)は、このステップS3にお
いて距離ΔZ1だけ引き戻した位置を得るために用いら
れ、距離ΔZ1だけ引き戻し後は溶接始端検出の場合の
みZ位置データzsが記憶される。
sから予め設定された−Z方向へ距離ΔZ1だけ上昇させ
て引き戻す(ステップS3)。ステップS2で記憶された
位置データ(xs,ys,zs)は、このステップS3にお
いて距離ΔZ1だけ引き戻した位置を得るために用いら
れ、距離ΔZ1だけ引き戻し後は溶接始端検出の場合の
みZ位置データzsが記憶される。
【0029】さらに、溶接トーチ7aを、下板表面から
引き戻した位置から予め設定されたY方向へ移動させ、
センシング手段によって立板Fの側面FS上の位置P1
を検出し、その位置データ(x1,y1,z1)を記憶する
(ステップS4)。
引き戻した位置から予め設定されたY方向へ移動させ、
センシング手段によって立板Fの側面FS上の位置P1
を検出し、その位置データ(x1,y1,z1)を記憶する
(ステップS4)。
【0030】そして、溶接トーチ7aを、立板側面位置
P1から予め設定された−Y方向へ距離ΔY1だけ引き戻
し(ステップS5)、位置P2に配置する。ステップS4
で記憶された位置データ(x1,y1,z1)は、このステ
ップS5において距離ΔY1だけ引き戻した位置を得る
ために用いられ、距離ΔY1だけ引き戻し後は溶接始端
検出の場合のみY位置データy1が記憶される。また、
位置P2の位置データ(x2,y2,z2)についてもY方向
の成分y2のみが記憶され、後述するステップS6,S
9においてY方向データとして用いられる。
P1から予め設定された−Y方向へ距離ΔY1だけ引き戻
し(ステップS5)、位置P2に配置する。ステップS4
で記憶された位置データ(x1,y1,z1)は、このステ
ップS5において距離ΔY1だけ引き戻した位置を得る
ために用いられ、距離ΔY1だけ引き戻し後は溶接始端
検出の場合のみY位置データy1が記憶される。また、
位置P2の位置データ(x2,y2,z2)についてもY方向
の成分y2のみが記憶され、後述するステップS6,S
9においてY方向データとして用いられる。
【0031】ここで、ステップS3,S5における溶接
トーチ7aの引き戻し距離ΔZ1,ΔY1は、例えば、図
6に示すように、立板Fと下板Dとが仮付けされている
場合に、溶接トーチ7a(溶接ワイヤ7aw先端)がその
仮付けビード15の影響を受けないように、想定仮付け
ビードの高さ,幅よりも大きく設定される。これによ
り、図6に示すように、ステップS5以降、仮付けビー
ド15に左右されることなく、立板Fの端面位置検出が
行なわれる。
トーチ7aの引き戻し距離ΔZ1,ΔY1は、例えば、図
6に示すように、立板Fと下板Dとが仮付けされている
場合に、溶接トーチ7a(溶接ワイヤ7aw先端)がその
仮付けビード15の影響を受けないように、想定仮付け
ビードの高さ,幅よりも大きく設定される。これによ
り、図6に示すように、ステップS5以降、仮付けビー
ド15に左右されることなく、立板Fの端面位置検出が
行なわれる。
【0032】なお、上述したステップS2およびS3に
よる処理と、ステップS4およびS5による処理とは順
序を逆にして実行してもよい。
よる処理と、ステップS4およびS5による処理とは順
序を逆にして実行してもよい。
【0033】続いて、溶接トーチ7aを、位置P2から
立板Fの端面FEに接近する予め設定されたX方向(立
板端面方向)へ、立板Fの側面FSに沿って、前述した
所定距離Lと略同一の距離ΔX0(例えば20〜40mm程
度)だけ離れた位置P2′まで大きく移動させる(ステッ
プS6)。ここで、教示されたセンシング開始位置Pkの
データと実溶接時の位置との誤差はそれ程大きいものと
はならないので、このステップS6の移動により、溶接
トーチ7aは、立板Fの端面FE近傍に配置されること
になり、その配置位置P2′から後述するような端部セ
ンシングが始められる。
立板Fの端面FEに接近する予め設定されたX方向(立
板端面方向)へ、立板Fの側面FSに沿って、前述した
所定距離Lと略同一の距離ΔX0(例えば20〜40mm程
度)だけ離れた位置P2′まで大きく移動させる(ステッ
プS6)。ここで、教示されたセンシング開始位置Pkの
データと実溶接時の位置との誤差はそれ程大きいものと
はならないので、このステップS6の移動により、溶接
トーチ7aは、立板Fの端面FE近傍に配置されること
になり、その配置位置P2′から後述するような端部セ
ンシングが始められる。
【0034】位置P2′から、溶接トーチ7aを、予め
設定されたY方向へ距離(ΔY1+ΔY2)だけ離れた位置
P3へ向け移動させる(ステップS7)。ここで、距離Δ
Y2は予め設定された距離であり、その値は少なくとも
立板Fの板厚tよりも小さな値とし、例えば、板厚tの
1/2程度の値とする。
設定されたY方向へ距離(ΔY1+ΔY2)だけ離れた位置
P3へ向け移動させる(ステップS7)。ここで、距離Δ
Y2は予め設定された距離であり、その値は少なくとも
立板Fの板厚tよりも小さな値とし、例えば、板厚tの
1/2程度の値とする。
【0035】ステップS7による溶接トーチ7aの移動
中に、センシング手段によって立板Fの側面FSが検出
されたか否かを判断し(ステップS8)、立板Fの側面F
Sが検出された場合、即ち、X方向に移動された溶接ト
ーチ7aが立板Fの端面FEをまだ通過していない状態
であると判断された場合には、溶接トーチ7aを、−Y
方向へ移動させ位置P2′に引き戻してから(ステップS
9)、立板Fの側面FSに沿いX方向(立板端面方向)
へ、距離ΔX0よりも短い距離ΔXiだけ離れた位置
P2″に移動させた後(ステップS10)、ステップS7
に戻る。なお、ステップS7に戻った場合には、前記位
置P2″を前記位置P2′に置き換えて同様の処理を実行
する。
中に、センシング手段によって立板Fの側面FSが検出
されたか否かを判断し(ステップS8)、立板Fの側面F
Sが検出された場合、即ち、X方向に移動された溶接ト
ーチ7aが立板Fの端面FEをまだ通過していない状態
であると判断された場合には、溶接トーチ7aを、−Y
方向へ移動させ位置P2′に引き戻してから(ステップS
9)、立板Fの側面FSに沿いX方向(立板端面方向)
へ、距離ΔX0よりも短い距離ΔXiだけ離れた位置
P2″に移動させた後(ステップS10)、ステップS7
に戻る。なお、ステップS7に戻った場合には、前記位
置P2″を前記位置P2′に置き換えて同様の処理を実行
する。
【0036】このとき、ステップS10における移動距
離ΔXiは、距離ΔX0の略1/3〜1/4の値、例えば
3〜10mm程度に設定され、ステップS7〜S10の繰
り返しにより、溶接トーチ7aを立板端面方向へ小きざ
みに移動させる端部センシングが行なわれる。
離ΔXiは、距離ΔX0の略1/3〜1/4の値、例えば
3〜10mm程度に設定され、ステップS7〜S10の繰
り返しにより、溶接トーチ7aを立板端面方向へ小きざ
みに移動させる端部センシングが行なわれる。
【0037】一方、ステップS8にて立板Fの側面FS
が検出されなかった場合には、溶接トーチ7aの移動を
位置P3で一旦停止させた後(ステップS11)、溶接ト
ーチ7aを、この位置P3から−X方向(立板端面方向と
逆方向)に位置する位置P4へ向けて移動させる(ステッ
プS12)。ここで、位置P4は、位置P3よりも−X方
向へ相対的に距離ΔX2だけ離れた位置で、この距離Δ
X2は、後述するステップS13,S16による立板検
知不能時のエラー出力判断基準となるものである。
が検出されなかった場合には、溶接トーチ7aの移動を
位置P3で一旦停止させた後(ステップS11)、溶接ト
ーチ7aを、この位置P3から−X方向(立板端面方向と
逆方向)に位置する位置P4へ向けて移動させる(ステッ
プS12)。ここで、位置P4は、位置P3よりも−X方
向へ相対的に距離ΔX2だけ離れた位置で、この距離Δ
X2は、後述するステップS13,S16による立板検
知不能時のエラー出力判断基準となるものである。
【0038】ステップS12による溶接トーチ7aの移
動中に、センシング手段によって立板Fの端面FEが検
出されたか否かを判断し(ステップS13)、立板Fの端
面FEが検出された場合、即ち、−X方向に移動された
溶接トーチ7aが立板Fの端面FE上の位置P5まで到
達したと判断された場合には、溶接トーチ7aの移動を
位置P5で停止させ、この位置P5の位置データを記憶す
る(ステップS14)。
動中に、センシング手段によって立板Fの端面FEが検
出されたか否かを判断し(ステップS13)、立板Fの端
面FEが検出された場合、即ち、−X方向に移動された
溶接トーチ7aが立板Fの端面FE上の位置P5まで到
達したと判断された場合には、溶接トーチ7aの移動を
位置P5で停止させ、この位置P5の位置データを記憶す
る(ステップS14)。
【0039】そして、ステップS14により記憶された
位置P5の位置データに対して、立板Fの端部形状に応
じた補正を施し、正確な立板Fの端面位置P6を検出す
る(ステップS15)。立板Fの端部形状としては、例え
ば図4(a)〜(c)に示すようなものがあり、図2には図
4(c)に示す端部形状の立板Fが図示されているが、そ
の端部形状については予め教示データとして与えられて
いる。また、ステップS15による補正は、例えば、図
4(a)に示す端部形状の立板Fの端面位置について、図
5に示すように、上述したステップS1〜S14にて位
置P5が検出された場合、その端部形状の曲率に基づい
て補正量を求めることにより行なわれ、その補正量から
立板Fと下板Dとが接する正確な端面位置P6が検出さ
れる。なお、図4(b),(c)に示す端部形状の場合、P
5=P6となる場合もある。
位置P5の位置データに対して、立板Fの端部形状に応
じた補正を施し、正確な立板Fの端面位置P6を検出す
る(ステップS15)。立板Fの端部形状としては、例え
ば図4(a)〜(c)に示すようなものがあり、図2には図
4(c)に示す端部形状の立板Fが図示されているが、そ
の端部形状については予め教示データとして与えられて
いる。また、ステップS15による補正は、例えば、図
4(a)に示す端部形状の立板Fの端面位置について、図
5に示すように、上述したステップS1〜S14にて位
置P5が検出された場合、その端部形状の曲率に基づい
て補正量を求めることにより行なわれ、その補正量から
立板Fと下板Dとが接する正確な端面位置P6が検出さ
れる。なお、図4(b),(c)に示す端部形状の場合、P
5=P6となる場合もある。
【0040】ステップS13にて立板Fの端面FEが検
出されずに溶接トーチ7aが位置P4まで到達した場合
には、何らかの理由により立板Fの端面FEを検出でき
ないと判断しエラー出力を行なう(ステップS16)。
出されずに溶接トーチ7aが位置P4まで到達した場合
には、何らかの理由により立板Fの端面FEを検出でき
ないと判断しエラー出力を行なう(ステップS16)。
【0041】なお、上述した立板Fの端面FEの検出手
順は、溶接トーチ7aに適用した場合について説明した
が、ツイン形式の溶接トーチ7a,7bのそれぞれにつ
いて行なってもよいし、一方の溶接トーチ7aもしくは
7bについてのみ行ないその結果を他方の溶接トーチ7
bもしくは7aに反映させるようにしてもよい。
順は、溶接トーチ7aに適用した場合について説明した
が、ツイン形式の溶接トーチ7a,7bのそれぞれにつ
いて行なってもよいし、一方の溶接トーチ7aもしくは
7bについてのみ行ないその結果を他方の溶接トーチ7
bもしくは7aに反映させるようにしてもよい。
【0042】また、上述のような手順によりセンシング
を行ない、溶接始端もしくは終端について立板Fの端面
位置を検出した場合、そのセンシング時に記憶された位
置データは、例えば次のように活用される。溶接始端部
については、位置データx6,y1,zsにてコーナ位置
Pcを演算し角巻溶接の開始位置の設定に用いる。溶接
終端部については、始端部のコーナ位置Pcの位置デー
タもしくはステップS15の検出位置P6の位置データ
(x6,y6,z6)のうちのX位置データのみを記憶し、
例えば、溶接中に周知のアーク倣いを用いれば、終端位
置は、溶接進行方向のX位置データのみで正確な終端部
位置を把握することができる。
を行ない、溶接始端もしくは終端について立板Fの端面
位置を検出した場合、そのセンシング時に記憶された位
置データは、例えば次のように活用される。溶接始端部
については、位置データx6,y1,zsにてコーナ位置
Pcを演算し角巻溶接の開始位置の設定に用いる。溶接
終端部については、始端部のコーナ位置Pcの位置デー
タもしくはステップS15の検出位置P6の位置データ
(x6,y6,z6)のうちのX位置データのみを記憶し、
例えば、溶接中に周知のアーク倣いを用いれば、終端位
置は、溶接進行方向のX位置データのみで正確な終端部
位置を把握することができる。
【0043】このように、本実施例の立板端面位置検出
方法によれば、溶接トーチ7aを、まず位置P2からX
方向へ所定距離Lと略同一の距離ΔX0だけ大きく移動
させ、立板側面が検出された場合には、溶接トーチ7a
を立板端面方向へΔX0よりも短いΔXiずつ小きざみに
移動させながら、立板側面動作検出を繰り返し、立板側
面が検出されず位置P3に到達した場合、溶接トーチ7
aを−X方向へ移動させて立板Fの端面FEの位置P5
を検出し、この位置P5に対し立板端部形状に応じた補
正を施して正確な立板端面位置P6が求められるため、
立板端面付近に配設される部材等の影響を受けることな
く、短時間で且つ極めて精度よく立板端面位置が検出さ
れる。
方法によれば、溶接トーチ7aを、まず位置P2からX
方向へ所定距離Lと略同一の距離ΔX0だけ大きく移動
させ、立板側面が検出された場合には、溶接トーチ7a
を立板端面方向へΔX0よりも短いΔXiずつ小きざみに
移動させながら、立板側面動作検出を繰り返し、立板側
面が検出されず位置P3に到達した場合、溶接トーチ7
aを−X方向へ移動させて立板Fの端面FEの位置P5
を検出し、この位置P5に対し立板端部形状に応じた補
正を施して正確な立板端面位置P6が求められるため、
立板端面付近に配設される部材等の影響を受けることな
く、短時間で且つ極めて精度よく立板端面位置が検出さ
れる。
【0044】また、本方法によるセンシングは、立板F
の端部近傍で開始されるため、そのセンシングのための
仮付けの制約が少なくなり、例えば図6に示すように、
仮付けビード15を形成して立板Fと下板Dとの仮付け
を行なうことができる。
の端部近傍で開始されるため、そのセンシングのための
仮付けの制約が少なくなり、例えば図6に示すように、
仮付けビード15を形成して立板Fと下板Dとの仮付け
を行なうことができる。
【0045】なお、上述した本方法によるワイヤセンシ
ングによる立板端面位置検出(始端位置/終端位置)を適
用して、立板Fと下板Dとの隅肉継手を溶接する際に
は、図7(a)〜(d)に溶接ワイヤ先端の軌跡で模式的に
示すような、4つの溶接パターンが存在する(ただし、
図7(d)に示す溶接パターンについては本方法は適用さ
れていない)。
ングによる立板端面位置検出(始端位置/終端位置)を適
用して、立板Fと下板Dとの隅肉継手を溶接する際に
は、図7(a)〜(d)に溶接ワイヤ先端の軌跡で模式的に
示すような、4つの溶接パターンが存在する(ただし、
図7(d)に示す溶接パターンについては本方法は適用さ
れていない)。
【0046】つまり、図7(a)は立板Fの始端Sおよび
終端Eで角巻溶接が有る場合、つまり、立板Fの始端端
面位置および終端端面位置の検出を行なう場合を示して
おり、図7(a)中、は開始第2退避点、は開始第1
退避点、は終端端面位置のセンシング開始点、,
は開始第1退避点、は始端端面位置のセンシング開始
点かつ溶接開始点、は溶接終了点、は終了第1退避
点、は終了第2退避点である。
終端Eで角巻溶接が有る場合、つまり、立板Fの始端端
面位置および終端端面位置の検出を行なう場合を示して
おり、図7(a)中、は開始第2退避点、は開始第1
退避点、は終端端面位置のセンシング開始点、,
は開始第1退避点、は始端端面位置のセンシング開始
点かつ溶接開始点、は溶接終了点、は終了第1退避
点、は終了第2退避点である。
【0047】図7(b)は立板Fの始端Sで角巻溶接が無
く終端Eで角巻溶接が有る場合、つまり、立板Fの終端
端面位置のみ検出を行なう場合を示しており、図7(b)
中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、は終
端端面位置のセンシング開始点、,は開始第1退避
点、は立板下板のセンシング開始点かつ溶接開始点、
は溶接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退
避点である。
く終端Eで角巻溶接が有る場合、つまり、立板Fの終端
端面位置のみ検出を行なう場合を示しており、図7(b)
中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、は終
端端面位置のセンシング開始点、,は開始第1退避
点、は立板下板のセンシング開始点かつ溶接開始点、
は溶接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退
避点である。
【0048】図7(c)は立板Fの始端Sで角巻溶接が有
り終端Eで角巻溶接が無い場合、つまり、立板Fの始端
端面位置のみ検出を行なう場合を示しており、図7(c)
中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、は始
端端面位置のセンシング開始点かつ溶接開始点、は溶
接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退避点で
ある。
り終端Eで角巻溶接が無い場合、つまり、立板Fの始端
端面位置のみ検出を行なう場合を示しており、図7(c)
中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、は始
端端面位置のセンシング開始点かつ溶接開始点、は溶
接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退避点で
ある。
【0049】図7(d)は立板Fの始端S,終端Eいずれ
でも角巻溶接が無い場合、つまり、立板Fの始端端面位
置,終端端面位置のいずれも検出する必要が無い場合
(本方法の適用する必要が無い場合)を示しており、図7
(d)中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、
は立板下板のセンシング開始点かつ溶接開始点、は溶
接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退避点で
ある。
でも角巻溶接が無い場合、つまり、立板Fの始端端面位
置,終端端面位置のいずれも検出する必要が無い場合
(本方法の適用する必要が無い場合)を示しており、図7
(d)中、は開始第2退避点、は開始第1退避点、
は立板下板のセンシング開始点かつ溶接開始点、は溶
接終了点、は終了第1退避点、は終了第2退避点で
ある。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動溶接
装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法によれ
ば、溶接トーチを、まず立板側面に対向する所定位置P
2から立板端面方向へ、位置P2と立板端面位置との間の
所定距離と略同一のΔX0だけ移動させ、立板側面が検
出された場合、溶接トーチを立板端面方向へ今度はΔX
0よりも短いΔXiだけ移動させ、同様の立板側面検出を
行なう一方、立板側面が検出されなかった場合、溶接ト
ーチを立板端面方向と逆方向へ移動させ、該移動中に検
出した位置P5に基づいて立板端面位置を検出するとい
う手順により、立板端面付近に配設される部材等の影響
を受けることなく、短時間で且つ精度よく立板端面位置
を検出できる効果がある。
装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法によれ
ば、溶接トーチを、まず立板側面に対向する所定位置P
2から立板端面方向へ、位置P2と立板端面位置との間の
所定距離と略同一のΔX0だけ移動させ、立板側面が検
出された場合、溶接トーチを立板端面方向へ今度はΔX
0よりも短いΔXiだけ移動させ、同様の立板側面検出を
行なう一方、立板側面が検出されなかった場合、溶接ト
ーチを立板端面方向と逆方向へ移動させ、該移動中に検
出した位置P5に基づいて立板端面位置を検出するとい
う手順により、立板端面付近に配設される部材等の影響
を受けることなく、短時間で且つ精度よく立板端面位置
を検出できる効果がある。
【0051】また、前記位置P5に対して立板の端部形
状に応じた補正を施して立板端面位置とすることによ
り、立板端部形状に応じた正確な端面位置を検出できる
効果もある。
状に応じた補正を施して立板端面位置とすることによ
り、立板端部形状に応じた正確な端面位置を検出できる
効果もある。
【図1】本発明の一実施例としての自動溶接装置におけ
る隅肉継手の立板端面位置検出方法の手順を説明するた
めのフローチャートである。
る隅肉継手の立板端面位置検出方法の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図2】本方法に従い位置制御される溶接トーチの動き
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】本方法を適用される自動溶接装置の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ隅肉継手を構成する立板
の各種端面形状を示す要部斜視図である。
の各種端面形状を示す要部斜視図である。
【図5】立板が図4(a)に示す端面形状である場合の端
面位置補正手段を説明するための側面図である。
面位置補正手段を説明するための側面図である。
【図6】本方法による効果を説明すべく仮付けされた隅
肉継手の要部を示す側面図である。
肉継手の要部を示す側面図である。
【図7】(a)〜(d)はそれぞれワイヤセンシングによる
立板端面位置の検知による溶接パターンを説明するため
の立板側面図である。
立板端面位置の検知による溶接パターンを説明するため
の立板側面図である。
1a,1b ガイドレール 2 門形ビーム 2a,2b 脚部 3a,3b 門形台車 4 横行台車 5 昇降アーム 5a 旋回機構 6a,6b 溶接ヘッド 6at,6bt T軸スライダ 6av,6bv V軸スライダ 6au,6bu U軸スライダ 7a,7b 溶接トーチ 7aw,7bw 溶接ワイヤ 8a,8b ワイヤパック 9a,9b プッシュ側ワイヤ送給装置 10a,10b プル側ワイヤ送給装置 11a,11b コンジットケーブル 12 制御装置 13 操作盤 14a,14b 溶接電源 15 仮付けビード
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接トーチを空間3軸で位置制御する制
御手段と、該溶接トーチに所定突出し長さに設定された
溶接ワイヤを支持させた状態で前記溶接トーチとワーク
との間にセンシング電圧を印加し前記の溶接ワイヤとワ
ークとの接触による通電状態を検出することによりワー
ク位置を検出するセンシング手段とをそなえた自動溶接
装置を用い、下板と立板とからなる隅肉継手の該立板の
端面位置を、該立板の側面を前記3軸のうちの1軸と略
直交して配置した状態で検出する方法であって、(1) 前
記溶接トーチを、前記立板の端面位置から所定距離だけ
離れ且つ前記立板の側面と向き合う位置Pkに配置し、
(2) 該位置Pkを基準として、前記溶接トーチを前記下
板の表面方向,前記立板の側面方向へ移動させ、前記セ
ンシング手段によって下板表面位置Ps,立板側面位置
P1をそれぞれ検出してから、前記溶接トーチを、該下
板表面位置Ps,該立板側面位置P1からそれぞれ予め定
められた距離ΔZ1,ΔY1だけ離れた位置P2に引き戻
して配置し、(3) 前記溶接トーチを、該位置P2から前
記立板の側面に沿い立板端面方向へ、前記所定距離と略
同一の距離ΔX0だけ離れた位置P2′に移動させた後、
(4) 前記溶接トーチを、該位置P2′から前記立板の側
面方向へ予め定められた距離(ΔY1+ΔY2)だけ離れた
位置P3へ向け移動させ、この移動中に、前記センシン
グ手段によって前記立板の側面が検出されたか否かを判
断し、(5) 前記(4)のステップにて前記立板の側面が検
出された場合には、前記溶接トーチを、前記位置P2′
に引き戻してから、前記立板の側面に沿い前記立板端面
方向へ、前記距離ΔX0よりも短い距離ΔXiだけ離れた
位置P2″に移動させた後、前記(4)のステップに戻る一
方、(6) 前記(4)のステップにて前記立板の側面が検出
されなかった場合には、前記溶接トーチを、前記位置P
3から前記立板端面方向と逆方向へ移動させ、この移動
中に前記センシング手段によって検出した位置P5の位
置データを記憶し、(7) 該位置P5の位置データに基づ
き、前記立板の端面位置を検出することを特徴とする自
動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法。 - 【請求項2】 前記立板の端面位置が、前記位置P5の
位置データに対して前記立板の端部形状に応じた補正を
施して検出されることを特徴とする請求項1記載の自動
溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31688791A JPH07115176B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31688791A JPH07115176B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154657A JPH05154657A (ja) | 1993-06-22 |
| JPH07115176B2 true JPH07115176B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18082021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31688791A Expired - Fee Related JPH07115176B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 自動溶接装置における隅肉継手の立板端面位置検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115176B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120533214B (zh) * | 2025-06-03 | 2026-04-03 | 泰胜风能集团股份有限公司 | 一种风电塔筒门框自动焊接装置及焊接方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP31688791A patent/JPH07115176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05154657A (ja) | 1993-06-22 |
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