JPH0711704B2 - 積層型電子写真用感光体 - Google Patents
積層型電子写真用感光体Info
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- JPH0711704B2 JPH0711704B2 JP21858387A JP21858387A JPH0711704B2 JP H0711704 B2 JPH0711704 B2 JP H0711704B2 JP 21858387 A JP21858387 A JP 21858387A JP 21858387 A JP21858387 A JP 21858387A JP H0711704 B2 JPH0711704 B2 JP H0711704B2
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0592—Macromolecular compounds characterised by their structure or by their chemical properties, e.g. block polymers, reticulated polymers, molecular weight, acidity
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は積層型電子写真用感光体に関し、詳しくは有機
材料を含む電荷輸送層,電荷発生層からなり、電子写真
方式の複写機,プリンターなどに用いられる正帯電方式
の積層型電子写真用感光体に関する。
材料を含む電荷輸送層,電荷発生層からなり、電子写真
方式の複写機,プリンターなどに用いられる正帯電方式
の積層型電子写真用感光体に関する。
従来より電子写真用感光体(以下感光体とも称する。)
の感光材料としてはセレンまたはセレン合金などの無機
光導電性物質、酸化亜鉛あるいは硫化カドミウムなどの
無機光導電性物質を樹脂結着剤中に分散させたもの、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールまたはポリビニルアントラ
センなどの有機光導電性物質、フタロシアニン化合物あ
るいはビスアゾ化合物などの有機光導電性物質,または
これら有機光導電性物質を樹脂結着剤中に分散させたも
のなどが利用されている。また感光体には暗所で表面電
荷を保持する機能と光を受容して電荷を輸送する機能と
が必要であるが、一つの層でこれらの機能を合わせ持っ
たいわゆる単層型感光体と、主とし電荷発生に寄与する
層と暗所での表面電荷の保持と光受容時の電荷輸送に寄
与する層とに機能分離した層を積層したいわゆる積層型
感光体がある。これらの感光体を用いた電子写真法によ
る画像形成には、例えばカールソン方式が適用される。
この方式での画像形成は暗所での感光体へのコロナ放電
による帯電、帯電された感光体表面上への露光による原
稿の文字や絵などの静電潜像の形成、形成された静電潜
像のトナーによる現像、現像されたトナー像の紙などの
支持体への転写,定着により行われ、トナー像転写後の
感光体は除電,残留トナーの除去,光除電などを行った
後、再使用に供される。
の感光材料としてはセレンまたはセレン合金などの無機
光導電性物質、酸化亜鉛あるいは硫化カドミウムなどの
無機光導電性物質を樹脂結着剤中に分散させたもの、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールまたはポリビニルアントラ
センなどの有機光導電性物質、フタロシアニン化合物あ
るいはビスアゾ化合物などの有機光導電性物質,または
これら有機光導電性物質を樹脂結着剤中に分散させたも
のなどが利用されている。また感光体には暗所で表面電
荷を保持する機能と光を受容して電荷を輸送する機能と
が必要であるが、一つの層でこれらの機能を合わせ持っ
たいわゆる単層型感光体と、主とし電荷発生に寄与する
層と暗所での表面電荷の保持と光受容時の電荷輸送に寄
与する層とに機能分離した層を積層したいわゆる積層型
感光体がある。これらの感光体を用いた電子写真法によ
る画像形成には、例えばカールソン方式が適用される。
この方式での画像形成は暗所での感光体へのコロナ放電
による帯電、帯電された感光体表面上への露光による原
稿の文字や絵などの静電潜像の形成、形成された静電潜
像のトナーによる現像、現像されたトナー像の紙などの
支持体への転写,定着により行われ、トナー像転写後の
感光体は除電,残留トナーの除去,光除電などを行った
後、再使用に供される。
近年、可とう性,熱安定性,膜形成性などの利点によ
り、有機材料を用いた積層型感光体が実用化されてきて
いる。この種の積層型感光体は第2図の模式的断面図に
示すように通常導電性基体1上に有機電荷発生物質を含
む電荷発生層3、有機電荷輸送性物質を含む電荷輸送層
2が順次積層されてなり、前述の画像形成に際して負コ
ロナ帯電方式がとられる。ところが負コロナ放電では多
量のオゾンが発生するため帯電時感光体表面はオゾンに
より強く酸化される状態となり、好ましくない。一方、
正コロナ帯電方式は負コロナ帯電方式に比べてコロナ放
電が安定している,オゾンの発生が少ない,さらに適合
する現像剤の製造が容易であるといった点で優れてい
る。しかしながら、第2図に示した層構成で正コロナ帯
電方式を適用できる感光体を形成するに好適な有機電荷
発生物質,有機電荷輸送性物質はまだ見出されておら
ず、従って、現状では正コロナ帯電方式を適用するため
には感光体の層構成を変えざるを得ない。
り、有機材料を用いた積層型感光体が実用化されてきて
いる。この種の積層型感光体は第2図の模式的断面図に
示すように通常導電性基体1上に有機電荷発生物質を含
む電荷発生層3、有機電荷輸送性物質を含む電荷輸送層
2が順次積層されてなり、前述の画像形成に際して負コ
ロナ帯電方式がとられる。ところが負コロナ放電では多
量のオゾンが発生するため帯電時感光体表面はオゾンに
より強く酸化される状態となり、好ましくない。一方、
正コロナ帯電方式は負コロナ帯電方式に比べてコロナ放
電が安定している,オゾンの発生が少ない,さらに適合
する現像剤の製造が容易であるといった点で優れてい
る。しかしながら、第2図に示した層構成で正コロナ帯
電方式を適用できる感光体を形成するに好適な有機電荷
発生物質,有機電荷輸送性物質はまだ見出されておら
ず、従って、現状では正コロナ帯電方式を適用するため
には感光体の層構成を変えざるを得ない。
第3図に正コロナ帯電方式で用い得る積層型感光体の代
表的な層構成の例を示す。第3図に示した感光体を作製
するには、アルミニウム,銅,ステンレスなどの導電性
基体1上にまず電荷輸送層2を形成する。電荷輸送層2
は、ピラゾリン化合物,ヒドラゾン化合物,スチリル化
合物などの有機電荷輸送性物質とポリメタクリル酸メチ
ルポリマー,ポリカーボネート,ポリウレタンなどの樹
脂バインダーとを有機溶媒中に均一に溶解させた材料
を、ディップ法,しごき法,スプレー法などにより塗布
し形成される。次に、電荷発生層3を、プリンター用と
しては赤外光領域に吸収ピークを有するフタロシアニン
系化合物と、複写機用としては可視光領域に吸収ピーク
を有するアゾ系化合物などと、ポリエステル,ポリメタ
クリル酸メチルポリマーなどの樹脂バインダーとを、有
機溶媒中に溶解した材料を同様に塗布することにより形
成される。そして最後に、電荷発生層3の保護を目的と
して被覆層4を、ポリエステル,ポリアミドなどの有機
絶縁材料を使って形成することにより、製造することが
できる。
表的な層構成の例を示す。第3図に示した感光体を作製
するには、アルミニウム,銅,ステンレスなどの導電性
基体1上にまず電荷輸送層2を形成する。電荷輸送層2
は、ピラゾリン化合物,ヒドラゾン化合物,スチリル化
合物などの有機電荷輸送性物質とポリメタクリル酸メチ
ルポリマー,ポリカーボネート,ポリウレタンなどの樹
脂バインダーとを有機溶媒中に均一に溶解させた材料
を、ディップ法,しごき法,スプレー法などにより塗布
し形成される。次に、電荷発生層3を、プリンター用と
しては赤外光領域に吸収ピークを有するフタロシアニン
系化合物と、複写機用としては可視光領域に吸収ピーク
を有するアゾ系化合物などと、ポリエステル,ポリメタ
クリル酸メチルポリマーなどの樹脂バインダーとを、有
機溶媒中に溶解した材料を同様に塗布することにより形
成される。そして最後に、電荷発生層3の保護を目的と
して被覆層4を、ポリエステル,ポリアミドなどの有機
絶縁材料を使って形成することにより、製造することが
できる。
第2図に示した負コロナ帯電方式の場合の電荷発生層構
成材料および電荷輸送層構成材料も、上記正コロナ帯電
方式の場合とほぼ同様なものが用いられる。
成材料および電荷輸送層構成材料も、上記正コロナ帯電
方式の場合とほぼ同様なものが用いられる。
ところが、前述のような有機材料を用いた積層型感光体
においては、電荷輸送層2を形成する樹脂バインダーに
より感光体の電子写真特性は大きく変化する。第1表は
アルミニウム基板上に、X型フタロシアニンをポリエス
テル(東洋紡製バイロン200)に分散させてなる電荷発
生層を塗布し、さらにヒドラゾン化合物としてp−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒドラゾン
(ABPH)を適用して電荷輸送層を形成した負コロナ帯電
方式感光体において電荷輸送層用樹脂バインダーを分子
量5万のポリカ−ボネートとした場合と、分子量70万の
ポリメタクリル酸メチルポリマー(PMMA)とした場合の
半減露光量E1/2(μJ/cm2)の比較である。半減露光量
の測定は暗所で−6kVのコロナ放電を10秒間行って感光
体表面を帯電させ、波長780nWで1μmの単色光を照射
することによって行ったものである。
においては、電荷輸送層2を形成する樹脂バインダーに
より感光体の電子写真特性は大きく変化する。第1表は
アルミニウム基板上に、X型フタロシアニンをポリエス
テル(東洋紡製バイロン200)に分散させてなる電荷発
生層を塗布し、さらにヒドラゾン化合物としてp−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒドラゾン
(ABPH)を適用して電荷輸送層を形成した負コロナ帯電
方式感光体において電荷輸送層用樹脂バインダーを分子
量5万のポリカ−ボネートとした場合と、分子量70万の
ポリメタクリル酸メチルポリマー(PMMA)とした場合の
半減露光量E1/2(μJ/cm2)の比較である。半減露光量
の測定は暗所で−6kVのコロナ放電を10秒間行って感光
体表面を帯電させ、波長780nWで1μmの単色光を照射
することによって行ったものである。
第1表に見られるとおり、電荷輸送層用樹脂バインダー
として低分子量であるポリカーボネートを用いた感光体
の方が、高分子量であるPMMAを用いた感光体よりも、半
減露光量が明らかに小さく、高感度であることが判る。
同様の現象は、電荷発生物質としてアゾ顔料のクロロダ
イアンブルーを使った複写機用感光体においても見ら
れ、2luxの白色光を照射したときの半減露光量(lux・s
ec)は電荷輸送層樹脂バインダーがポリカーボネートで
ある感光体の方が小さくなる。
として低分子量であるポリカーボネートを用いた感光体
の方が、高分子量であるPMMAを用いた感光体よりも、半
減露光量が明らかに小さく、高感度であることが判る。
同様の現象は、電荷発生物質としてアゾ顔料のクロロダ
イアンブルーを使った複写機用感光体においても見ら
れ、2luxの白色光を照射したときの半減露光量(lux・s
ec)は電荷輸送層樹脂バインダーがポリカーボネートで
ある感光体の方が小さくなる。
ところが、第3図に示したような正コロナ帯電方式の積
層型感光体の電荷輸送層用樹脂バインダーとして分子量
の小さいポリカーボネートを用い、感度の向上を図ろう
とすると、電荷発生層塗布中に下地の電荷輸送層が溶け
るために良好に塗布することができず外観が極めて悪く
なり不良となる。すなわち、分子量の小さい樹脂は溶媒
に溶け易いため、低分子量の樹脂で形成された電荷輸送
層の上に電荷発生層を塗布形成しようとすると、電荷発
生層用塗布液の溶媒が電荷輸送層の樹脂を溶かしてしま
い外観を悪化させてしまう。この欠点は電荷発生層用塗
布液に用いる溶媒を種々選択しても完全に除去すること
はできない。従って、正コロナ帯電方式の積層型感光体
の場合、ポリカーボネートなどの低分子量の樹脂バイン
ダーを電荷輸送層に用いることができないという問題点
があった。
層型感光体の電荷輸送層用樹脂バインダーとして分子量
の小さいポリカーボネートを用い、感度の向上を図ろう
とすると、電荷発生層塗布中に下地の電荷輸送層が溶け
るために良好に塗布することができず外観が極めて悪く
なり不良となる。すなわち、分子量の小さい樹脂は溶媒
に溶け易いため、低分子量の樹脂で形成された電荷輸送
層の上に電荷発生層を塗布形成しようとすると、電荷発
生層用塗布液の溶媒が電荷輸送層の樹脂を溶かしてしま
い外観を悪化させてしまう。この欠点は電荷発生層用塗
布液に用いる溶媒を種々選択しても完全に除去すること
はできない。従って、正コロナ帯電方式の積層型感光体
の場合、ポリカーボネートなどの低分子量の樹脂バイン
ダーを電荷輸送層に用いることができないという問題点
があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、有
機材料からなる電荷輸送層,電荷発生層を備え、優れた
電子写真特性,特に高感度を有し、かつ、外観良好な、
正コロナ帯電方式の複写機またはプリンター用の積層型
電子写真用感光体を提供することを目的とする。
機材料からなる電荷輸送層,電荷発生層を備え、優れた
電子写真特性,特に高感度を有し、かつ、外観良好な、
正コロナ帯電方式の複写機またはプリンター用の積層型
電子写真用感光体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、導電性基
体上に有機電荷輸送性物質を樹脂バインダー中に分散さ
せた液を塗布して形成した電荷輸送層,有機電荷発生物
質を樹脂バインダー中に分散させた液を塗布して形成し
た電荷発生層,被覆層を順次積層してなり正コロナ帯電
方式で用いられる積層型電子写真用感光体において、前
記電荷輸送層が樹脂バインダーの分子量が異なる二つの
層の積層であり、該二層のうち、前記導電性基体に接す
る側の層は低分子量の樹脂バインダーからなり、前記電
荷発生層に接する側の層はより高分子量の樹脂バインダ
ーからなる積層型電子写真用感光体とする。
体上に有機電荷輸送性物質を樹脂バインダー中に分散さ
せた液を塗布して形成した電荷輸送層,有機電荷発生物
質を樹脂バインダー中に分散させた液を塗布して形成し
た電荷発生層,被覆層を順次積層してなり正コロナ帯電
方式で用いられる積層型電子写真用感光体において、前
記電荷輸送層が樹脂バインダーの分子量が異なる二つの
層の積層であり、該二層のうち、前記導電性基体に接す
る側の層は低分子量の樹脂バインダーからなり、前記電
荷発生層に接する側の層はより高分子量の樹脂バインダ
ーからなる積層型電子写真用感光体とする。
上述のように、電荷輸送層を二層構造とし、電荷発生層
に接する側の層には分子量の大きい樹脂バインダーを用
いてあるため、電荷発生層塗布形成時に下地となるこの
層は溶けることはなく、外観良好な電荷発生層を塗布形
成することができる。また、導電性基体に接する側の層
には分子量の小さい樹脂バインダーが用いられているの
で、電荷輸送層を分子量の大きい樹脂バインダーによる
単層構造とした場合に比べて感度の向上が得られる。
に接する側の層には分子量の大きい樹脂バインダーを用
いてあるため、電荷発生層塗布形成時に下地となるこの
層は溶けることはなく、外観良好な電荷発生層を塗布形
成することができる。また、導電性基体に接する側の層
には分子量の小さい樹脂バインダーが用いられているの
で、電荷輸送層を分子量の大きい樹脂バインダーによる
単層構造とした場合に比べて感度の向上が得られる。
第1図に、本発明の感光体の一実施例の模式的断面図を
示す。アルミニウムなどの導電性基体1上に、電荷輸送
層(A)21と、電荷輸送層(B)22からなる電荷輸送層
2を設け、さらに、電荷発生層3、被覆層4を順次積層
形成したものである。電荷輸送層(A)21には、樹脂バ
インダーとして低分子量であるポリカーボネートを用
い、電荷輸送層(B)22には、分子量の大きいPMMAを用
いている。従って、電荷発生層塗布時に、下地に、分子
量の大きいPMMAが中間層として介在しているため、この
層を溶かすことなく、きれいに電荷発生層3を塗布する
ことができる。しかも、電荷輸送層(A)21は、ポリカ
ーボネートを樹脂バインダーとしているため、電荷輸送
層がPMMAを樹脂バインダーとした単層構造である場合に
比べ、感度の向上が得られる。
示す。アルミニウムなどの導電性基体1上に、電荷輸送
層(A)21と、電荷輸送層(B)22からなる電荷輸送層
2を設け、さらに、電荷発生層3、被覆層4を順次積層
形成したものである。電荷輸送層(A)21には、樹脂バ
インダーとして低分子量であるポリカーボネートを用
い、電荷輸送層(B)22には、分子量の大きいPMMAを用
いている。従って、電荷発生層塗布時に、下地に、分子
量の大きいPMMAが中間層として介在しているため、この
層を溶かすことなく、きれいに電荷発生層3を塗布する
ことができる。しかも、電荷輸送層(A)21は、ポリカ
ーボネートを樹脂バインダーとしているため、電荷輸送
層がPMMAを樹脂バインダーとした単層構造である場合に
比べ、感度の向上が得られる。
電荷輸送層(B)22に用いる樹脂バインダーに平均分子
量の異なる各種高分子樹脂を使って、電荷発生層塗布後
の外観を詳細に観測した結果、電荷輸送層(B)22の平
均分子量が10万を超え,好ましくは20万程度以上であれ
ば良好な外観を呈する感光体が得られることを見出し
た。
量の異なる各種高分子樹脂を使って、電荷発生層塗布後
の外観を詳細に観測した結果、電荷輸送層(B)22の平
均分子量が10万を超え,好ましくは20万程度以上であれ
ば良好な外観を呈する感光体が得られることを見出し
た。
実施例1 第2表に、電荷輸送性物質をヒドラゾン系化合物として
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒド
ラゾン(ABPH)を使い、X型フタロシアニンとバイロン
にて形成した電荷発生層を有するプリンター用正コロナ
帯電方式の積層感光体において、電荷輸送層の樹脂バイ
ンダーを平均分子量70万のPMMAによる単層構造とした場
合と、平均分子量5万であるポリカーボネートからなる
層と上記PMMAからなる層との二層構造とした場合の、+
6kVのコロナ放電を10秒間行って感光体表面を帯電さ
せ、波長780nmで1μWの単色光を照射したときの半減
露光量の違いを示す。単層構造に比べ、電荷輸送層を二
層構造にした感光体は、感度において優れているばかり
でなく、外観においても単層構造感光体とまったく変わ
らない程度に良好であった。
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒド
ラゾン(ABPH)を使い、X型フタロシアニンとバイロン
にて形成した電荷発生層を有するプリンター用正コロナ
帯電方式の積層感光体において、電荷輸送層の樹脂バイ
ンダーを平均分子量70万のPMMAによる単層構造とした場
合と、平均分子量5万であるポリカーボネートからなる
層と上記PMMAからなる層との二層構造とした場合の、+
6kVのコロナ放電を10秒間行って感光体表面を帯電さ
せ、波長780nmで1μWの単色光を照射したときの半減
露光量の違いを示す。単層構造に比べ、電荷輸送層を二
層構造にした感光体は、感度において優れているばかり
でなく、外観においても単層構造感光体とまったく変わ
らない程度に良好であった。
この他に、電荷輸送性物質にピラゾリン系化合物として
1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(パラジエチルアミノフェニル)−2−ピラゾリン
を用いて電荷輸送層を形成したプリンター用正コロナ帯
電方式の積層型感光体に関して、同様に試作検討を行っ
た結果、同様に電荷輸送層を二層構造にした感光体の方
が高感度を示し、かつ、良好な外観を呈した。
1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(パラジエチルアミノフェニル)−2−ピラゾリン
を用いて電荷輸送層を形成したプリンター用正コロナ帯
電方式の積層型感光体に関して、同様に試作検討を行っ
た結果、同様に電荷輸送層を二層構造にした感光体の方
が高感度を示し、かつ、良好な外観を呈した。
実施例2 次に、本発明の第2の実施例として、電荷発生層にクロ
ロダイアンブルーを用いた複写機用感光体の結果につい
て示す。第3表は、p−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−ジフェニルヒドラゾン(ABPH)を用いて電荷輸送層
を形成し、その上にクロロダイアンブルーとバイロンか
らなる電荷発生層を設けた正コロナ帯電方式の積層型感
光体に関して、電荷輸送層に平均分子量70万のPMMAを樹
脂バインダーに用いた単層構造のものと、平均分子量4
万のポリカーボネートからなる層と70万のPMMAからなる
層を二層構造にしたものとの半減露光量の違いを示す。
なお、半減露光量の測定は、2luxの白色光照射下で行っ
た。
ロダイアンブルーを用いた複写機用感光体の結果につい
て示す。第3表は、p−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−ジフェニルヒドラゾン(ABPH)を用いて電荷輸送層
を形成し、その上にクロロダイアンブルーとバイロンか
らなる電荷発生層を設けた正コロナ帯電方式の積層型感
光体に関して、電荷輸送層に平均分子量70万のPMMAを樹
脂バインダーに用いた単層構造のものと、平均分子量4
万のポリカーボネートからなる層と70万のPMMAからなる
層を二層構造にしたものとの半減露光量の違いを示す。
なお、半減露光量の測定は、2luxの白色光照射下で行っ
た。
この場合もプリンター用のものと同様に二層構造の感光
体の方が、高感度を有し、かつ、外観も良好であった。
体の方が、高感度を有し、かつ、外観も良好であった。
この他に、電荷輸送性物質にピラゾリン系化合物として
1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(パラジエチルアミノフェニル)−2−ピラゾリン
を用いて電荷輸送層を形成した複写機用正コロナ帯電方
式の積層型感光体に関して、同様に試作検討を行った結
果、同様に電荷輸送層を二層構造にした感光体の方が高
感度を示し、かつ、良好な外観を呈した。
1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(パラジエチルアミノフェニル)−2−ピラゾリン
を用いて電荷輸送層を形成した複写機用正コロナ帯電方
式の積層型感光体に関して、同様に試作検討を行った結
果、同様に電荷輸送層を二層構造にした感光体の方が高
感度を示し、かつ、良好な外観を呈した。
実施例3 さらに、本発明の第3の実施例として前記ポリカーボネ
ート以外の低分子樹脂バインダーとして、同一構造では
あるが平均分子量がそれぞれ10万、70万と異なる2種類
のPMMAを用いた場合の結果を示す。なお、この2種類の
PMMAを使って負コロナ帯電方式の積層型感光体をそれぞ
れ試作した結果、低分子量のPMMAの方が高い感度を示し
たが、この低分子PMMAのみを正コロナ帯電方式用樹脂バ
インダーに適用すると、前記従来技術における低分子量
ポリカーボネートの場合と同様に外観を極めて悪化させ
てしまった。第4表は、電荷輸送性物質にヒドラゾン系
化合物としてp−ジエチルアミノベンズアルデヒロ−ジ
フェニルヒドラゾン(ABPH)を用いて、その上にX型フ
タロシアニンとバイロンからなる電荷発生層を設けたプ
リンター用正コロナ帯電方式積層型感光体において、電
荷輸送層の樹脂バインダーを高分子PMMA(平均分子量70
万)のみで形成したものと、基体側を低分子PMMA(平均
分子量10万)とし、電荷発生層側を高分子PMMA(平均分
子量70万)とした二層構造のものに関する半減露光量の
比較を示したものである。この場合も同様に、二層構造
の感光体の方が感度が高く、かつ、良好な外観を呈し
た。
ート以外の低分子樹脂バインダーとして、同一構造では
あるが平均分子量がそれぞれ10万、70万と異なる2種類
のPMMAを用いた場合の結果を示す。なお、この2種類の
PMMAを使って負コロナ帯電方式の積層型感光体をそれぞ
れ試作した結果、低分子量のPMMAの方が高い感度を示し
たが、この低分子PMMAのみを正コロナ帯電方式用樹脂バ
インダーに適用すると、前記従来技術における低分子量
ポリカーボネートの場合と同様に外観を極めて悪化させ
てしまった。第4表は、電荷輸送性物質にヒドラゾン系
化合物としてp−ジエチルアミノベンズアルデヒロ−ジ
フェニルヒドラゾン(ABPH)を用いて、その上にX型フ
タロシアニンとバイロンからなる電荷発生層を設けたプ
リンター用正コロナ帯電方式積層型感光体において、電
荷輸送層の樹脂バインダーを高分子PMMA(平均分子量70
万)のみで形成したものと、基体側を低分子PMMA(平均
分子量10万)とし、電荷発生層側を高分子PMMA(平均分
子量70万)とした二層構造のものに関する半減露光量の
比較を示したものである。この場合も同様に、二層構造
の感光体の方が感度が高く、かつ、良好な外観を呈し
た。
〔発明の効果〕 本発明によれば、導電性基体上に有機材料からなる電荷
輸送層,電荷発生層を順次塗布形成し、さらにその上に
被覆層を備えた正コロナ帯電方式の積層型電子写真用感
光体において、電荷輸送層を樹脂バインダーの分子量が
異なる二層構造とし、導電性基体に接する側の層に低分
子量の樹脂バインダーを用い、電荷発生層に接する側の
層により高分子量の樹脂バインダーを用いる。
輸送層,電荷発生層を順次塗布形成し、さらにその上に
被覆層を備えた正コロナ帯電方式の積層型電子写真用感
光体において、電荷輸送層を樹脂バインダーの分子量が
異なる二層構造とし、導電性基体に接する側の層に低分
子量の樹脂バインダーを用い、電荷発生層に接する側の
層により高分子量の樹脂バインダーを用いる。
このような構成とすることにより、電荷輸送層上に電荷
発生層を塗布形成するときに塗布液の溶媒により電荷輸
送層が溶けることはなくなり、外観良好な電荷発生層を
形成することができる。また、電荷輸送層を高分子量の
樹脂バインダーの単層で形成した感光体よりも高感度と
なる。
発生層を塗布形成するときに塗布液の溶媒により電荷輸
送層が溶けることはなくなり、外観良好な電荷発生層を
形成することができる。また、電荷輸送層を高分子量の
樹脂バインダーの単層で形成した感光体よりも高感度と
なる。
本発明においては、電荷発生物質は使用される露光光源
の種類に対応して自由に選択でき、かくして、有機材料
からなる電荷輸送層,電荷発生層を備え、優れた電子写
真特性,特に高感度を有し、かつ、外観良好な、正コロ
ナ帯電方式の複写機またはプリンター用の積層型電子写
真用感光体を得ることが可能となる。
の種類に対応して自由に選択でき、かくして、有機材料
からなる電荷輸送層,電荷発生層を備え、優れた電子写
真特性,特に高感度を有し、かつ、外観良好な、正コロ
ナ帯電方式の複写機またはプリンター用の積層型電子写
真用感光体を得ることが可能となる。
第1図は本発明の感光体の一実施例の、第2図は負コロ
ナ帯電方式の感光体の一例の、第3図は正コロナ帯電方
式の感光体の従来例の構造をそれぞれ示す模式的断面図
である。 1……導電性基体、2……電荷輸送層、3……電荷発生
層、4……被覆層、21……電荷輸送層(A)、22……電
荷輸送層(B)。
ナ帯電方式の感光体の一例の、第3図は正コロナ帯電方
式の感光体の従来例の構造をそれぞれ示す模式的断面図
である。 1……導電性基体、2……電荷輸送層、3……電荷発生
層、4……被覆層、21……電荷輸送層(A)、22……電
荷輸送層(B)。
Claims (2)
- 【請求項1】導電性基体上に有機電荷輸送性物質を樹脂
バインダー中に分散させた液を塗布して形成した電荷輸
送層,有機電荷発生物質を樹脂バインダー中に分散させ
た液を塗布して形成した電荷発生層,被覆層を順次積層
してなり正コロナ帯電方式で用いられる積層型電子写真
用感光体において、前記電荷輸送層が樹脂バインダーの
分子量が異なる二つの層の積層であり、該二層のうち前
記導電性基体に接する側の層は低分子量の樹脂バインダ
ーからなり、前記電荷発生層に接する側の層はより高分
子量の樹脂バインダーからなることを特徴とする積層型
電子写真用感光体。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の感光体におい
て、電荷輸送層を構成する二層のうち、導電性基体に接
する側の層は平均分子量10万以下の樹脂バインダーから
なり、電荷発生層に接する側の層は平均分子量が10万を
超える樹脂バインダーからなることを特徴とする積層型
電子写真用感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21858387A JPH0711704B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 積層型電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21858387A JPH0711704B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 積層型電子写真用感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6461756A JPS6461756A (en) | 1989-03-08 |
| JPH0711704B2 true JPH0711704B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=16722228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21858387A Expired - Lifetime JPH0711704B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 積層型電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711704B2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-01 JP JP21858387A patent/JPH0711704B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6461756A (en) | 1989-03-08 |
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