JPH07117375B2 - 記録位置測定装置 - Google Patents

記録位置測定装置

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JPH07117375B2
JPH07117375B2 JP63059364A JP5936488A JPH07117375B2 JP H07117375 B2 JPH07117375 B2 JP H07117375B2 JP 63059364 A JP63059364 A JP 63059364A JP 5936488 A JP5936488 A JP 5936488A JP H07117375 B2 JPH07117375 B2 JP H07117375B2
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温子 三好
俊治 佐藤
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プリンタ等の記録(印画)品質を評価する
記録位置測定装置に関するもので、特にイエロー(Yell
ow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)等の基本
色間の記録位置のズレ量を測定する記録位置測定装置に
関するものである。
[従来の技術] 第12図は、例えば特開昭60−242343号公報に示された従
来の記録位置測定装置を示す斜視図である。第12図にお
いて、(1)は平板状の台、(2)はこの台(1)の略
中央をまたぐように台(1)に設置された略コ字状の
脚、(3)はこの脚(2)の上部に設けられた移動機
構、(4)はこの移動機構(3)に固定されたHe−Neレ
ーザ装置、(5)はこのHe−Neレーザ装置(4)の一端
面に固定されたユニット、(6)は台(1)に接続され
た制御装置、(7)はこの制御装置(6)に接続された
コンピュータ、(8)はこのコンピュータ(7)に接続
されたモニタ、(9)はコンピュータ(7)に接続され
たプリンタ、(10)は台(1)に載せられかつテストパ
ターンが印画されている印画紙である。
第13図は、第12図のユニット(5)の内部を示す正面図
である。第13図において、(5a)、(5b)および(5c)
はレンズ、(5d)は光電変換素子である。なお、Lはレ
ーザ光である。
次に、上述した従来例の動作を第14図を参照しながら説
明する。第14図はテストパターンが印画されている印画
紙(10)を示す平面図である。
まず、第14図に示すようなテストパターンが印画されて
いる印画紙(10)が台(1)に載せられ、図示しない機
構によって台(1)がY方向に移動させられながら印画
紙(10)の濃度が測定され、十字パターン(10a)に交
差したとき、Y方向と直交する線の位置が検出される。
つづいて、He−Neレーザ装置(4)およびユニット
(5)が、移動機構(3)によってX方向に移動され、
X方向と直交する線の位置が同様に検出される。
すなわち、He−Neレーザ装置(4)によって発光された
レーザ光Lが、レンズ(5a)、(5b)を透過して印画紙
(10)に照射される。印画紙(10)で反射された反射光
が、レンズ(5c)によって光電変換素子(5d)上に集光
され、反射光の情報(十字パターン(10a)の位置情報
が)が制御装置(6)を介してコンピュータ(7)に集
められる。
このように、十字パターン(10a)の交点の座標位置が
コンピュータ(7)によって求められかつ基準位置と比
較されることにより、十字パターン(10a)の印画位置
のズレ量が測定されている。必要に応じて測定されたズ
レ量が、モニタ(8)やプリンタ(9)に出力される。
[発明が解決しようとする課題] 上述したような従来の記録位置測定装置では、カパープ
リンタによって印画紙に印画されたイエロー、マゼン
タ、シアン等の基本色の印画位置のズレ量を測定する場
合に、以下に述べる問題点があった。
第1に、印画紙に対する照射光源としてHe−Neレーザ装
置を使用しているため、テストパターンの濃度変化を光
電変換素子(5d)で測定できない色があり、特に、赤色
のレーザ光を発光するHe−Neレーザ装置を使用している
ので、いわゆる赤色であるマゼンタの濃度測定ができな
い。
第2に、X、Y方向に沿ってレーザ光Lを走査する方式
を採用しているため、1箇所の記録位置を求めるのに台
(1)と移動機構(3)とを各々駆動する時間が必要な
ので、処理時間がかかる。
第3に、印画紙上に固着したインクの境界(印画紙とイ
ンクの境界で、濃度が急激に変わる場所)が、繊維の織
り目等の紙の凹凸などによって、幅50μm程度のうねっ
た曲線であるため、X、Y方向に沿ってレーザ光Lを順
次走査する方式では、局所的印画位置しか測定できず、
印画位置の誤差が大きい。濃度変化位置を複数箇所測定
して統計的手法により印画位置を求めれば、測定精度が
向上するが、しかしその都度、台(1)や移動機構
(3)を駆動しなければならず、時間がかかり、実現が
実用上不可能である。
この発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、カラー記録媒体における基本色インク間の記録
位置を短時間で測定でき、しかも高精度で測定できる記
録位置測定装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る記録位置測定装置は、イエローとマゼン
タとシアンからなるカラーパターンが印画された印画紙
をXY方向に微動する微動送り手段と、青色と緑色と赤色
の光を上記印画紙に照射する照射手段と、上記印画紙か
らの反射光を入力して反射鏡度に応じた電気信号を出力
する2次元撮像手段と、上記電気信号を所定の閾値と比
較して2値化し画像データとして記憶する記憶手段と、
マトリックス境界抽出法により上記画像データから各色
の境界座標データを抽出し、L字状に分布した上記境界
座標データを直交する2直線によって近似し、この2直
線の交点を境界の位置とし、各色の境界の位置から各色
の記録間隔を求め、基準間隔と比較して各色の印画のズ
レ量を求める演算手段とを備えたものである。
[作用] この発明においては、微動送り手段によって、イエロー
とマゼンタとシアンからなるカラーパターンが印画され
た印画紙がXY方向に微動され、照射手段によって、青色
と緑色と赤色の光が上記印画紙に照射される。また、2
次元撮像手段によって、上記印画紙からの反射光が入力
されて反射鏡度に応じた電気信号が出力され、記憶手段
によって、上記電気信号が所定の閾値と比較されて2値
化された画像データとして記憶される。そして、演算手
段によって、マトリックス境界抽出法により上記画像デ
ータから各色の境界座標データが抽出され、L字状に分
布した状境界座標データが直交する2直線によって近似
され、この2直線の交点が境界の位置とされ、各色の境
界の位置から各色の記録間隔が求められ、基準間隔と比
較されて各色の印画のズレ量が求められる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例を一部ブロック図で示す
斜視図である。第1図において、(11)は平板状の台
座、(12)はこの台座(11)の上面に設置され、台座
(11)よりひとまわり小さい平板状のXYテーブル、(1
3)は台座(11)に固定された支柱、(14)はこの支柱
(13)に設置された微動台、(15)と(16)で2次元撮
像手段を構成し、この実施例では(15)は微動台(14)
に結合された光学系、(16)はこの光学系(15)に結合
された2次元光電変換素子、(17)は記憶手段であっ
て、この実施例では2次元光電変換素子(16)に接続さ
れた画像メモリ、(18)はこの画像メモリ(17)に接続
されたモニタTV、(19)は画像メモリ(17)に接続され
たコンピュータ、(20)はこのコンピュータ(19)に接
続されたFDD、(21)はコンピュータ(19)に接続され
たパルス発振器、(22)はこのパルス発振器(21)に接
続されたモータドライバ、(23)、(24)はこのモータ
ドライバ(22)に接続されたパルスモータ、(25)〜
(28)で照射手段を構成し、この実施例では(25)はモ
ータドライバ(22)に接続されたパルスモータ、(26)
はこのパルスモータ(25)の回転軸に連結された円盤状
のフィルタディスク、(27)は前面部にこのフィルタデ
ィスク(26)が設置された白色光源、(28)は白色光源
(27)の全面部に結合された二またのガラスファイバ、
(30)はXYテーブル(12)に載置されかつカラーパター
ンが印画されている印画紙である。なお、ガラスファイ
バ(28)の2つの照射口は、光学系(15)の近傍に配置
されかつ印画紙(30)の上面の近傍に配置されている。
また、パルスモータ(23)および(24)は、XYテーブル
(12)のX方向およびY方向の側面に設置されている。
さらに、この発明の微動送り手段は、この実施例ではXY
テーブル(12)、パルス発振器(21)、モータドライバ
(22)、パルスモータ(23)及び(24)から構成され、
この発明の演算手段は、この実施例ではコンピュータ
(19)に相当する。
第2図は、第1図のフィルタデイスク(26)を示す平面
図である。第2図において、(26a)、(26b)および
(26c)は、フィルタディスク(26)の中心から同一半
径上に設けられた赤色フィルタ、緑色フィルタおよび青
色フィルタである。
第3図は、第1図の印画紙(30)を示す平面図である。
第3図において、(30a)、(30b)、(30c)および(3
0d)は、印画紙(30)の略四隅に印画された方形パター
ンである。
第4図(a)および(b)は、第1図の印画紙(30)を
拡大した一部を示す部分拡大平面図およびその断面を示
す部分断面図である。第4図において、方形パターン
(30a)は、方形の直交する2辺はそろえて、それと対
抗する2辺は印画する面積を縦横それぞれ(Δy1、Δ
x1)、(Δy2、Δx2)づつ小さくして、イエロー、マゼ
ンタおよびシアンの各インクを、印画紙(30)上に順に
重ね印画したものである。減色混合のため、イエローと
マゼンタとが重なった部分は赤色に、イエロー、マゼン
タおよびシアンの三色が重なった部分は黒色になってい
る。なお、L1、L2おおびL3は、それぞれの色の境界を示
している。
次に、上述した実施例の動作を第5図を参照しながら説
明する。
第5図は、X方向の位置と反射強度Iの関係を示す特性
図であり、第5図において、横軸はX方向の位置、縦軸
は反射強度Iを示している。なお、Isは反射強度Iの閾
値を示している。
まず、印画紙(30)がXYテーブル(12)の所定の位置に
載せられ、図示しないキーボードからの動作開始の指示
によりコンピュータ(19)が動作される。このコンピュ
ータ(19)からの指令によりパルス発振器(21)が始動
され、パルスをモータドライバ(22)に出力する。パル
ス発振器(21)から出力されるパルス数に応じて、パル
スモータ(23)、(24)がモータドライバ(22)によっ
て駆動される。そして、印画紙(30)上の方形パターン
(30a)と光学系(15)の光軸とが一致するように、XY
テーブル(12)がパルスモータ(23)、(24)によって
X、Y方向に移動される。
つづいて、フィルタディスク(26)が、コンピュータ
(19)に制御されたパルスモータ(25)によって回転さ
れて、青色フィルタ(26c)が白色光源(27)とガラス
ファイバ(28)とを結ぶ光軸上にセットされる。
白色光が白色光源(27)によって発光され、青色フィル
タ(26c)を透過した青色光が印画紙(30)に照射され
る。印画紙(30)の白色部分では、青色光が反射され、
イエロー、マゼンタ、シアンのインクが印画された部分
では、青色光が吸収される。第5図に示すように、青色
光の反射強度Iが、イエロー部分と白色部分との境界L1
で急峻に変化する。
青色光の反射光が光学系(15)によって2次元光電変換
素子(16)上に結像されて、反射強度Iに応じた電気信
号が2次元光電変換素子(16)によって画像メモリ(1
7)に出力される。上記電気信号は、画像メモリ(17)
によって1ワードが10ビットからなるデジタル信号に変
換されて、512×512ワードからなるメモリ空間に記憶さ
れと共にコンピュータ(19)に転送される。
こうして、境界L1の位置が、上記デジタル信号に基づい
て後述する手法に従い、コンピュータ(19)によって求
められる。
以上の動作が終了すると、次の動作が開始される。ま
ず、コンピュータ(19)からの回転指令によりパルス発
振器(21)が始動され、パルスをモータドライバ(22)
に出力する。パルス発振器(21)から出力されるパルス
数に応じて、パルスモータ(25)がモータドライバ(2
2)によって駆動される。そして、パルスモータ(25)
によってフィルタディスク(26)が回転されて、緑色フ
ィルタ(26b)が白色光源(27)とガラスファイバ(2
8)とを結ぶ光軸上にセットされる。
青色光と同様に、緑色光が印画紙(30)に照射される。
印画紙(30)の白色部分とイエローのインクだけが印画
された部分では、緑色光が反射され、マゼンタ、シアン
のインクが記録された部分では、緑色光が吸収される。
従って、緑色光の反射強度Iがイエロー部分と(マゼン
タ+イエロー)部分との境界L2で大きく変化する。
緑色光の反射光が、上記青色光と同様に、反射強度Iに
応じた電気信号に交換され、2次元光電変換素子(16)
によって画像メモリ(17)に出力される。上記電気信号
が、画像メモリ(17)によってデジタル信号に変換され
て、画像メモリ(17)内のメモリ空間に記憶されと共に
コンピュータ(19)に転送される。
こうして、供給L2の位置がコンピュータ(19)によって
求められる。
以上の動作が終了すると、さらに、次の動作が開始され
る。コンピュータ(19)からの回転指令により、パルス
発振器(21)、モータドライバ(22)およびパルスモー
タ(25)を経由して、フィルタディスク(26)が回転さ
れて、赤色フィルタ(26a)が白色光源(27)とガラス
ファイバ(28)とを結ぶ光軸上にセットされる。
イエロー、マゼンタおよびシアンのインクが重ね印画さ
れた黒色部分では、赤色光が吸収され、その他の部分で
は、赤色光が反射される。従って、赤色光の反射強度I
が、(イエロー+マゼンタ)部分と(イエロー+マゼン
タ+シアン)部分との境界L3で大きく変化し、上記青色
光および緑色光と同様に、境界L3の位置がコンピュータ
(19)によって求められる。
以上、境界L1、L2およびL3の位置が求められると、シア
ンとマゼンタとの記録間隔(L3−L2)およびシアンとイ
エローとの記録間隔(L3−L1)が、コンピュータ(19)
によって各々求められる。記録間隔(L3−L2)および
(L3−L1)と基準間隔とが比較され、シアンに対するマ
ゼンタ、イエローの各インクの印画のズレ量がコンピュ
ータ(19)によって演算される。
以上の処理が終了すると、方形パターン(30b)→方形
パターン(30d)→方形パターン(30c)の順に、印画紙
(30)上を略コ字状に処理を続けて行く。
すなわち、パルスモータ(23)または(24)が、コンピ
ュータ(19)により回転させられ、方形パターン(30
b)、(30d)または(30c)と光学系(15)の光軸とが
一致するように、XYテーブル(12)がパルスモータ(2
3)または(24)によって所定の距離X、Y方向に移動
される。
上述した方形パターン(30a)の場合と同様の手順に従
って、方形パターン(30b)、(30d)または(30c)に
おける、シアンに対するマゼンタ、イエローの各インク
の印画のズレ量がコンピュータ(19)によって演算され
る。
方形パターン(30a)〜(30d)全部について、上述した
印画のズレ量が求められると、印画のズレ量の最大値、
最小値および平均値がコンピュータ(19)によって求め
られる。
また、方形パターン(30a)〜(30d)の印画のズレ量を
測定するために、XYテーブル(12)をX、Y方向に移動
させたパルスモータ(23)、(24)の駆動パルス数と、
方形パターン(30a)〜(30d)における境界L1、L2およ
びL3の位置とにより、第3図に示すように、方形パター
(30a)と(30b)との間の距離l1、方形パターン(30
c)と(30d)との間の距離l2、方形パターン(30a)と
(30c)との間の距離l3および方形パターン(30b)と
(30d)との間の距離l4が求められ、基準間隔に対する
印画のズレ量と同様に、基準距離との比較が行なわれ
る。
この後、パルスモータ(23)、(24)がコンピュータ
(19)により回転させられ、XYテーブル(12)がパルス
モータ(23)、(24)によって初期の位置まで移動され
て、停止される。
次に、上述した実施例の境界L1、L2およびL3の位置を求
める手法を第6図、第7図、第8図および第9図を参照
しながら説明する。
第6図は、2値化された反射強度Iが画像メモリ(17)
のメモリ空間に記憶された状態を示す説明図である。第
6図において、横軸および縦軸はX方向およびY方向の
アドレスである。
第7図、第8図および第9図は、境界座標データをXY平
面にプロットしたようすを示す説明図である。第8図に
おいて、α、βは直線を示す。
反射強度Iが、所定の閾値Isより大きい場合または小さ
い場合は、“1"または“0"として画像メモリ(17)によ
って2値化され、第6図に示すように、再度、画像メモ
リ(17)の512×512ワードからなるメモリ空間に記憶さ
れる。すなわち、斜線部がイエローのインクが記録され
た部分に対応する。
2値化された反射強度Iに基づいて、3×3マトリック
ス境界抽出法により境界の位置を求める。
まず、第6図に示すように、反射強度Iが明らかに“1"
であるアドレス(211,196)から、Y方向に1ワード毎
にチェックされ(経路)、反射強度Iが“0"(斜線
部)のアドレス(211,200)が捜し求められる。
つづいて、このアドレス(211,200)を中心に、反射強
度Iが明らかに“1"であるアドレス(211,199)を出発
点として、反時計方向に回りながら1ワード毎にチェッ
クされ(経路)、反射強度Iが“1"から“0"に変わる
アドレス(212,199)が捜し求められる。
つづいて、このアドレス(212,199)を中心に、前回の
捜索の中心であったアドレス(211,200)を出発点とし
て、反時計方向に回りながら1ワード毎にチェックされ
(経路)、反射強度Iが“1"から“0"に変わるアドレ
ス(213,199)が捜し求められる。
つづいて、このアドレス(213,199)を中心に、前回の
捜索の中心であったアドレス(212,199)を出発点とし
て、反時計方向に回りながら1ワード毎にチェックされ
(経路)、反射強度Iが“1"から“0"に変わるアドレ
ス(213,200)が捜し求められる。
さらに、同様に、経路によりアドレス(213,201)が
捜し求められる。
こうして、上述した手順を繰り返すことにより、境界座
標データ(211,200)、(212,199)、(213,199)、(2
13、200)、(213,201)、(213,202)…が順次捜し求
められる。これら境界座標データをXY平面にプロットし
たようすを第7図に示す。
第7図に示すように、L字状に分布した境界座標データ
から、境界の位置を求める手法を説明する。
L字状に分布した境界座標データを直交する2直線によ
って近似し、この2直線の交点を境界の位置として求め
る。
いま、3×3マトリックス境界抽出法により求めた0〜
mの境界座標データを考える。この境界座標データを領
域Iと領域IIとに分けて、領域I、IIの各々に対応する
直線を最小2乗法によって求める。第8図に示すよう
に、点(Xn,Yn)で領域I、IIにデータを分ける。従っ
て、領域I、IIに対応するデータは、次のとおりであ
る。
領域I:(X0,Y0)、(X1,Y1)、…(Xn-1,Yn-1)、(Xn,
Yn) 領域II:(Xn,Yn)、(Xn+1,Yn+1)、…(Xm-1,Ym-1)、
(Xm,Ym) 各領域のデータ群に対応する近似すべき直線は、 領域I:Y=a・X+b …(i)式 領域II:Y=c・X+d …(ii)式 で表される。一方、直交条件より、 a・c=−1 …(iii)式 が成立しなければならない。(第8図において、直線
α、βは、(i)、(ii)式に対応する。) 次に、(i)、(ii)式の2直線と領域I、IIの境界座
標データとの間の偏差eの2乗和Zを求める。偏差e
は、境界座標データ(X,Y)と近似直線間の距離に等し
い。基準座標系に対して、L字状境界の傾きが小さい場
合、領域I、IIの偏差eは、(i)、(ii)、(iii)
式より 領域I:ei=Yi−(a・Xi+b) …(iv)式 領域II:ej=Xj−(−a・Yj+d) …(v)式 で表される。
従って、偏差eの2乗和Zは、 Z=Σ(Yi−a・Xi−b)+Σ(Xj+a・Yj−d)
…(vi)式 (i=0〜n、j=n〜m) となり、2乗和Zは、a、b、dおよびnを変数とする
関数f(a、b、d、n)である。従って、境界座標デ
ータ(X0,Y0)、(X1,Y1)、…、(Xm,Ym)を近似する
2直線は、関数fを各変数a、b、dおよびnによって
偏微分をとった、次の4元連立方程式を解くことによっ
て求められる。
∂f/∂a=0 ∂f/∂b=0 ∂f/∂d=0 ∂f/∂=0 …(vii)式 このようにして求めた2直線を第9図に示す。この2直
線の交点(Xc,Yc)を境界位置と定義すれば、一義的に
境界位置が定まる。
なお、上記実施例では方形パターンの境界情報を得るた
めに、フィルタディスク(26)に設けられた青色フィル
タ(26c)、緑色フィルタ(26b)、赤色フィルタ(26
a)によって青色光、緑色光、赤色光が順次印画紙(3
0)に照射されたが、青色、緑色、赤色の各フィルタ毎
に2次元光電変換素子を接続したいわゆるカラーTVカメ
ラを用いて、一括して境界情報を得てもよい。
また、上記実施例ではフィルタディスク(26)は白色光
源の前に設置したが、2次元光電変換素子(16)の前に
設置してもよい。
また、上記実施例では白色光から青色、緑色、赤色への
分光は、フィルタディスク(26)によって行っている
が、プリズムを用いても良い。
また、青色フィルタ(26c)、緑色フィルタ(26b)、赤
色フィルタ(26a)の順に繰り返して、各フィルタを同
一半径上に設けたフィルタディスクを用いてもよい。
また、上記実施例では光源として白色光を用いたが、特
定の波長の光を発振するHe−Neレーザを用いてもよい。
また、上記実施例ではパルスモータ(23)、(24)、
(25)を使用してXYテーブル(12)の送り位置、フィル
タディスク(26)の回転位置を定めたが、DCモータ、こ
のDCモータの回転位置を検出する回転位置検出器、およ
び上記DCモータを制御する制御回路を組み合わせた駆動
装置を用いても所期の目的を達成し得ることはいうまで
もない。
さらに、境界座標データを抽出する手法として、任意点
を中心として前後、左右、斜め右前、左前、右後、左後
を捜索する3×3マトリックス境界抽出法を説明した
が、任意点を端に置いた2×2マトリックス内を捜索す
る2×2マトリックス境界抽出法で求めてもよい。
ところで上記説明では、テストパターンとして方形パタ
ーンを利用する場合について述べたが、その他のパター
ンを利用できることはいうまでもない。例えば、第10図
に示すように、三角形等の幾何学的形状をしたイエロ
ー、マゼンタ、シアンを単独に印画したパターンでもよ
い。また、第11図に示すように、各色の方形パターンを
一方向にずらしてイエロー、マゼンタ、シアンの各イン
クを重ね印画してもよい。
[発明の効果] この発明は、以上説明したとおり、イエローとマゼンタ
とシアンからなるカラーパターンが印画された印画紙を
XY方向に微動する微動送り手段と、青色と緑色と赤色の
光を上記印画紙に照射する照射手段と、上記印画紙から
の反射光を入力して反射強度に応じた電気信号を出力す
る2次元撮像手段と、上記電気信号を所定の閾値と比較
して2値化し画像データとして記憶する記憶手段と、マ
トリックス境界抽出法により上記画像データから各色の
境界座標データを抽出し、L字状に分布した上記境界座
標データを直交する2直線によって近似し、この2直線
の交点を境界の位置とし、各色の境界の位置から各色の
記録間隔を求め、基準間隔と比較して各色の印画のズレ
量を求める演算手段とを備えたもので、カラー印画紙等
のカラー記録媒体の基本色インク間の記録位置を短時間
で、しかも高精度で測定することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を一部ブロック図で示す斜
視図、第2図は第1図のフィルタディスクを示す平面
図、第3図は第1図の印画紙を示す平面図、第4図
(a)および(b)は、第1図の印画紙を拡大した一部
を示す部分拡大平面図およびその断面を示す部分断面
図、第5図はX方向の位置と反射強度Iの関係を示す特
性図、第6図は2値化された反射強度Iが画像メモリの
メモリ空間に記憶された状態を示す説明図、第7図、第
8図および第9図は境界座標データをXY平面にプロット
したようすを示す説明図、第10図はテストパターンの第
2の例を示す説明図、第11図はテストパターンの第3の
例を示す説明図、第12図は従来の記録位置測定装置を示
す斜視図、第13図は従来例のユニットの内部を示す正面
図、第14図は従来の印画紙を示す平面図である。 図において、(15)……光学系、 (16)……2次元光電変換素子、 (17)……画像メモリ、 (19)……コンピュータ、 (25)……パルスモータ、 (26)……フィルタディスク、 (27)……白色光源、 (28)……ガラスファイバ、 (30)……印画紙である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加世田 雅之 広島県福山市緑町1番8号 三菱電機株式 会社福山製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−24807(JP,A) 特開 昭59−109832(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イエローとマゼンタとシアンからなるカラ
    ーパターンが印画された印画紙をXY方向に微動する微動
    送り手段、 青色と緑色と赤色の光を上記印画紙に照射する照射手
    段、 上記印画紙からの反射光を入力して反射強度に応じた電
    気信号を出力する2次元撮像手段、 上記電気信号を所定の閾値と比較して2値化し画像デー
    タとして記憶する記憶手段、 および マトリックス境界抽出法により上記画像データから各色
    の境界座標データを抽出し、L字状に分布した上記境界
    座標データを直交する2直線によって近似し、この2直
    線の交点を境界の位置とし、各色の境界の位置から各色
    の記録間隔を求め、基準間隔と比較して各色の印画のズ
    レ量を求める演算手段 を備えたことを特徴とする記録位置測定装置。
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