JPH07117593A - 車両用警報装置 - Google Patents

車両用警報装置

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Publication number
JPH07117593A
JPH07117593A JP5263560A JP26356093A JPH07117593A JP H07117593 A JPH07117593 A JP H07117593A JP 5263560 A JP5263560 A JP 5263560A JP 26356093 A JP26356093 A JP 26356093A JP H07117593 A JPH07117593 A JP H07117593A
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JP
Japan
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alarm
driver
vehicle
obstacle
detecting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP5263560A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Morihiro
義晴 森廣
Yoshihiko Utsui
良彦 宇津井
Kunito Takeuchi
邦人 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者がより安全に運転できる様に周囲の障
害物に関する警報を出すことができる車両用警報装置を
得る。 【構成】 障害物検出手段1で自車両の周囲の障害物を
検出し、障害物を検出した場合に第1警報手段5より第
1警報を発する。第1警報に対する運転者の反応状態を
運転者状態検出手段6で検出し、第1警報が認知されて
いない場合に第2警報手段7より第2警報を発する。運
転者状態検出手段6は、運転者の眼の位置座標と視線方
向を検出したり、顔の向きを検出したり、発生した音声
を検出して判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自車両の周囲の障害
物を検出し、運転者に警報を与える車両用警報装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用の警報装置として、例えば
特開昭54−36464号公報,特開昭60−3107
5号公報,特公昭56−36092号公報などに記載さ
れたものがある。図13は、これらの公報に開示された
車両用警報装置を示す構成図である。図において、1は
障害物検出手段であり、例えば、レーダ装置や超音波距
離計測装置などを使用して、自車両の周囲、例えば自車
両の後側方にある障害物を検出する。2は障害物表示手
段であり、障害物検出手段1によって検出された障害物
を運転者に表示する。この障害物表示手段2は、例えば
障害物の有無を表示するランプで構成される。3は方向
指示器作動状態検知手段であり、車両の右左折の方向指
示器が運転者によって作動状態にされた時、この作動状
態を検知する。4は警報手段であり、例えば、ブザー
音,音声などの聴覚に訴える警報を運転者に与える。
【0003】次に動作について説明する。自車両の後側
方に障害物、例えば、荷物、他の車両、歩行者などがあ
る場合、障害物検出手段1によってその障害物を検出す
る。検出した障害物は障害物表示手段2に表示される。
この障害物の表示中、運転者が車両の右左折の方向指示
器を作動させた時、その作動状態を方向指示器作動状態
検知手段3で検知する。障害物検出手段1の検出信号と
方向指示器作動状態検知手段3の検知信号から、右方向
に障害物がある時に右折をしようとした場合、または左
方向に障害物がある時に左折をしようとした場合、運転
者に警報手段4を介して警報を発する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用警報装置
は上記のように構成されているので、右左折の運転動作
を起こした時に警報を発しても、すでに手遅れになって
いる場合が多く、事故につながるという問題点があっ
た。また、例えば他車に追い越される場合などの右左折
以外の状況では警報を発しないという問題もあった。こ
れに対し、障害物を検出する度に警報を発する方法もあ
るが、これでは警報を出しすぎ、運転者に不快感を与え
るという問題点もあった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、運転者に不快感を与えることなく、
また、右折,左折以外の状況でも警報を発することがで
き、運転者がより安全に運転できる様に周囲の障害物に
関する警報を出すことができる車両用警報装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項第1項の発明によ
る車両用警報装置は、自車両の周囲の障害物を検出する
障害物検出手段、この障害物検出手段により障害物を検
出した場合に第1警報を発する第1警報手段、第1警報
に対する運転者の反応状態を検出する運転者状態検出手
段、及び運転者状態検出手段により第1警報が運転者に
認知されたかどうかを検出し、第1警報が認知されてい
ない場合に第2警報を発する第2警報手段を備えたもの
である。
【0007】請求項第2項の発明による車両用警報装置
は、自車両の周囲の障害物を検出する障害物検出手段、
この障害物検出手段により障害物を検出した場合に第1
警報を発する第1警報手段、第1警報に対する運転者の
反応状態を検出する運転者状態検出手段、自車両の運転
機器の作動状態を検出する運転機器作動状態検出手段、
並びに運転者状態検出手段により第1警報が運転者に認
知されたかどうかを検出した結果において第1警報が認
知されなかった場合、及び上記検出した結果において第
1警報が認知された場合かつ運転機器作動状態検出手段
により検出した自車両の運転機器作動状態において、第
1警報出力から所定時間内に運転機器が作動されなかっ
た場合、第2警報を発する第2警報手段を備えたもので
ある。
【0008】請求項第3項の発明による車両用警報装置
は、第1項または第2項に記載の発明において、運転者
状態検出手段として、運転者の眼の位置座標と視線方向
を検出する検出手段、第1警報が発せられた場合に運転
者が見るべき注視対象の座標を記憶する座標記憶手段、
及び座標記憶手段に記憶された注視対象の座標と検出手
段で検出した眼の位置座標と視線の方向を参照して、運
転者の注視点が注視対象にあるかないかを計算する視点
判定手段を備え、第1警報が発せられた場合には、注視
点によって上記運転者が第1警報を認知したかどうかを
検出するようにしたものである。
【0009】請求項第4項の発明による車両用警報装置
は、第1項または第2項に記載の発明において、運転者
状態検出手段は、運転者の顔の向きを検出する検出手段
を有し、第1警報が発せられた場合に運転者の顔の動き
によって運転者が第1警報を認知したかどうかを検出す
るようにしたものである。
【0010】請求項第5項の発明による車両用警報装置
は、第1項ないし第4項のいずれかに記載の発明におい
て、自車両の車体の振動を検出する車体振動検出手段を
備え、車体振動検出手段により検出された車体振動分に
より、運転者状態検出手段で用いる情報を補正するよう
に構成したものである。
【0011】
【作用】請求項第1項の発明における運転者状態検出手
段は、運転者が第1警報を認識したかどうかを検出し、
認識していない場合は第2警報手段によって第1警報よ
りもさらに注意を促す第2警報を発する。従って、運転
者が運転動作を起こす前に、運転者が障害物があること
を認知したかどうかを判定でき、運転者が危険な状況を
見落とすことのない確実な警報を出すことができる。
【0012】また、請求項第2項の発明における運転者
状態検出手段は、運転者が第1警報を認識したかどうか
を検出し、認識していない場合は第1警報よりもさらに
注意を促す第2警報を発する。また、運転者が第1警報
を認識している場合でも、実際に障害物回避の運転動作
がされない場合は第1警報よりもさらに注意を促す第2
警報を発する。従って、警報を見落とすことがないと共
に、警報を無視されることなく、確実な警報を出すこと
ができ、安全性が高まる。
【0013】また、請求項第3項の発明における運転者
状態検出手段は、運転者の眼の位置座標と視線の方向に
よって、運転者が障害物または第1警報を認識している
かどうかを検出する。
【0014】また、請求項第4項の発明における運転者
状態検出手段は、運転者の顔の向きによって、運転者が
障害物または第1警報を認識しているかどうかを検出す
る。
【0015】また、請求項第5項の発明における車両用
警報装置は、車体振動検出手段によって車体の振動を検
出し、車体の振動による車室内の運転者や各種部品の位
置を補正する。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1による車両用警報
装置を図について説明する。図1はこの発明の実施例1
による車両用警報装置の構成を示すブロック図である。
図において、1は従来の車両用警報装置に用いられたも
のと同様の障害物検出手段であるので説明を省略する。
5は第1警報手段、6は運転者の状態を検出する運転者
状態検出手段、7は第2警報手段である。
【0017】第1警報手段5は、例えば障害物表示器と
警報器とで構成され、障害物検出手段1によって障害物
が検出された時、この検出信号を受け取り、障害物があ
ることを障害物表示器に表示したり、警報器により障害
物警報を発する。即ち、障害物警報を、運転者の視覚や
聴覚や体感などのいずれか、または複数を使用して運転
者に伝えることができる。例えば、視覚としては、ラン
プ,LED,画像ディスプレイなど、聴覚としては、ブ
ザー,音声など、体感としては、振動,接触物の変形な
どがある。
【0018】運転者状態検出手段6は、障害物検出手段
1による障害物検出信号により起動され、第1警報手段
5による障害物警報に対する運転者の反応,認知の状態
を検知して、運転者の認知信号を出力する。この運転者
状態検出手段6の詳細については後で説明する。第2警
報手段7は、例えば図2に示すように構成され、計時回
路8と制御回路9と警報回路10などを有する。計時回
路8は、障害物検出手段1による障害物検出信号を受取
り、経過時間の計測を開始する。そして、障害物検知認
知経過時間信号として経過時間を示す信号を出力する。
また、警報回路10から第2警報が発された時は、計時
動作を止め、かつ時間を零に設定する。制御回路9は、
計時回路8からの障害物検知認知経過時間信号と、運転
者状態検出手段6からの運転者認知信号とを受け取り、
第2警報の必要性を判断し、必要な時には警報回路10
により第2警報を発する。この第2警報は音,音声など
の聴覚に訴えるものが望ましく、第1警報よりもさらに
注意を促すものであることが必要である。
【0019】次に動作について説明する。図3はこの実
施例に係る車両用警報装置の動作を示すフローチャート
である。S1では障害物検出手段1によって障害物を検
出したかどうかを判断し、障害物を検出した場合はS2
で第1警報手段5によって第1警報を表示し、警報す
る。障害物がない場合は何もしない。S3では運転者状
態検出手段6によって運転者が第1警報を認識したかど
うかを判断し、第1警報を認識した場合はS6で第1警
報を解除する。S3の判断で運転者が第1警報を認識し
ていない場合は、S4で第1警報を発してから一定時間
を経過したかどうかを判断し、一定時間内に運転者が第
1警報を認識しない場合は、S7で第2警報を発する。
第1警報を発生から一定時間経過するまでに、障害物が
なくなった場合(S5)、即ち障害物検出信号が途絶え
れば、第1警報を解除する(S6)。この時の一定時間
は、自車両の速度や、障害物の種類によって可変にする
のが望ましいが、この実施例では10秒〜1分程度に設
定している。
【0020】S7で第2警報を発した後は、運転者の停
止要求がなされた場合か(S8)、障害物がなくなった
場合(S9)、S10で第1,第2警報を解除する。
【0021】この実施例では運転者状態検出手段6によ
り第1警報に対する運転者の反応を検出し、運転者が障
害物があることを認知したかどうかを判定してさらに第
2警報を発する。このため、危険な状態になる前に正確
な警報を出すことができ、より安全に運転できる車両用
警報装置が得られる。
【0022】以下、この実施例に係る運転者状態検出手
段6の一例について、さらに詳しく説明する。図4は実
施例1に係る運転者状態検出手段6の構成を示すブロッ
ク図である。図において、11は運転者の眼の位置を検
出する眼球位置検出手段であり、例えば赤外線などの照
明用光源、光源駆動回路、例えばカメラなどの反射光受
像部などから構成され、1つの光源と複数の受像部また
は複数の光源と1台の受像部を使って、運転者の眼球の
位置を検出する。このうちの照明用光源と反射光受像部
は車室内に設置されるのが望ましい。12は車両の車室
内部品、例えば、フロントガラス、インスツルメントパ
ネル、メーター、サイドミラー、ルームミラー、カーラ
ジオ、エアコン、各種スイッチや、第1警報手段7など
の座標を各々記憶する座標記憶手段である。この座標記
憶手段12には、世界座標系を基にして、x,y,zの
3次元座標位置が記憶されている。世界座標系の原点
は、例えば、反射光受像部が一台ならその位置、2台な
らその真ん中、3台以上であれば重心位置などの反射光
受像部の中心位置が選ばれる。
【0023】また、13は視線計算手段であり、例えば
マイクロコンピュータとその付属回路で構成され、眼球
位置検出手段11で検出した運転者の眼球の位置から、
運転者の眼球の位置座標と視線方向を計算する。14は
視点判定手段であり、視線計算手段13によって計算さ
れた眼球の位置座標と視線方向と、座標記憶手段12に
記憶されている車室内部品の位置座標から、運転者の注
視点が、第1警報が発せられた場合に運転者が見るべき
注視対象にあるかどうかを判定する。視点判定手段14
によって判定された結果、例えば、第1警報手段5が設
置されている場所を見ているという情報や、実際に障害
物を目視、あるいはミラーによって見ているという情報
によって、運転者が障害物または第1警報を認知したか
どうかを検出できる。この検出の結果は運転者認知信号
として第2警報手段7に出力される。
【0024】図5は実際の車両の車室内に設置された眼
球位置検出手段11の例を示す構成図である。図におい
て、20は運転者、21は運転席、22はハンドル、2
3はインスツルメントパネル、24はフロントガラス、
25は2台のカメラであり、CCDなどの撮像素子を含
み、運転者20を撮影している。26は赤外線照明器で
あり、運転者20を照明する光源である。カメラ25と
赤外線照明器26はインスツルメントパネル23内に設
置されている。カメラ25により視線計算手段13に画
像信号が送られ、この信号から眼球の位置座標及び視線
方向を計算している。
【0025】以下、運転者状態検出手段6の動作につい
て説明する。眼球位置検出手段11は、車室内に設けら
れた赤外線照明器26から運転者20の両眼を含む顔部
分に光線、例えば赤外線を照射し、この赤外線の反射パ
ターンを車室内に設けられたカメラ25で撮像する。複
数の赤外線カメラ25または複数の赤外線照明器26が
あるので、複数の顔画像が得られ、この顔画像から運転
者の眼の位置を検出する。視線計算手段13は眼の位置
から視線方向を計算し、世界座標系に基づく座標系に変
換する。この計算方法については特公平3−51407
号公報などに詳しく述べられている。これは赤外線照射
手段から運転者の両眼を含む顔部分に赤外線を照射し、
この赤外線の反射パターンをカメラで撮像し、この撮像
された顔画像から眼球の位置と視線方向を判定するもの
である。求まった眼球の位置座標と視線方向を視点判定
手段14に送る。
【0026】視点判定手段14では、視線計算手段13
で求められた運転者20の眼球の位置座標と視線方向を
入力し、座標記憶手段12に予め記憶されている車両の
車室内部品の座標を読み込み、この座標を基に、運転者
の注視点が車室内部品のどこにあるかを計算する。さら
に、この注視点の位置によって運転者が第1警報による
障害物を認識したかどうかを判定する。この認識の判定
は、例えば、フロントガラス内、サイドミラー、ルーム
ミラーに注視点があると運転者は車外の障害物を実際に
見ており、第1警報手段5に注視点があると運転者は第
1警報を認識したと判定する。なお、人間の注視点は常
に動いているものであるので、ある範囲内にある程度静
止状態になった時、例えば数秒程度注視点が静止状態に
なった時に判定を行うのがよい。
【0027】図6は眼球の位置座標を検出する際の主な
処理手順を示すフローチャートであり、S13,S14
は視線計算手段13における処理、S15は視点判定手
段14における処理を示している。また、図7はその処
理を説明する説明図であり、図7において、28は運転
者の眼球、29は第1警報手段5の障害物表示器を示し
ている。視線計算手段13において、眼球位置検出手段
11で検出した眼球の位置を入力し、S13で原点Oに
対する眼球中心位置Eを求める。次に、S14で眼球中
心に対する視線の向きCを求める。視点判定手段14で
は、運転者の視線Cの延長線上に第1警報手段5の障害
物表示器29があるか、または障害物を見ることにでき
るミラーにあるかなどを判定するのであるが、この判定
の一例として、障害物表示器29に注視点があるかどう
かを判定する処理について説明する。S15では、障害
物表示器29のある面Aを規定し、視線Cの延長線がこ
の範囲内に当たる注視点Xを求める。次に、注視点Xが
障害物表示器29の中にあるか外にあるかを判定する。
図7では注視点Xは障害物表示器29の中にある場合を
示している。この状態では、運転者20は障害物表示器
29を認識していると判定する。
【0028】視点判定手段14によって判定された結
果、例えば、第1警報手段5が設置されている場所を見
ているという情報や、実際に障害物を目視、あるいはミ
ラーによって見ているという情報によって、運転者が障
害物または第1警報を認知したかどうかを検出できる。
この検出の結果は運転者認知信号として第2警報手段7
に出力される。
【0029】このように、運転者の眼球の位置と視線方
向を検出することにより、運転者の注視点を即座に認識
でき、運転者が障害物、または第1警報を認識している
かどうかを正確に判定できる。
【0030】実施例2.以下、この発明の実施例2によ
る車両用警報装置を図について説明する。図8は実施例
2による車両用警報装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、15は車体振動検出手段であり、例え
ば、車体振動検出計15a,車体振動分補正値計算回路
15bなどで構成され、運転者状態検出手段6の視点判
定手段14に接続される。車体振動検出計15aは例え
ば圧電素子を用いた振動計などで実現できる。他の各部
分において、実施例1と同一符号は同一、または相当部
分を示す。また、実施例1と同様、眼球位置検出手段1
1,座標記憶手段12,視線計算手段13,及び視点判
定手段14で運転者状態検出手段6を構成している。
【0031】次に動作について説明する。眼球位置検出
手段11及び視線計算手段13の動作については実施例
1と同様であるので説明を省略する。車体振動検出手段
15は、例えば撮像部近くに設置された車体振動検出計
15aが車体の縦横の振動成分を検出する。車体振動検
出計15aで検出された車体の縦横の振動成分は車体振
動分補正値計算回路15bに送られ、振動成分が世界座
標系の座標データに換算してx,y,z方向でいくらに
相当するかを計算する。計算された座標の補正値は視点
判定手段14に送られる。視点判定手段14では、視線
計算手段13で求められた運転者の眼の位置座標と視線
方向を、車体振動検出手段15で計算された補正値で補
正し、世界座標系に基づく座標に変換する。次に、座標
記憶手段12に記憶される車両の車室内部品の各々の座
標を読み込み、この座標を基に、運転者の注視点が車室
内部品のどこにあるかを計算する。さらに、この注視点
が第1警報表示器にあるか障害物に相当する部品にある
かを判定する。この注視点の判定方法は、実施例1と同
様である。
【0032】車両が走行している時には、エンジンなど
の振動によって生じる周波数の高い振動や、道路の段差
やみぞなどの凸凹によって生じる周波数の低い振動が車
両運転者に伝わる。運転者の眼球から視線を計算すると
いう微少範囲を対象とした処理において、特に周波数の
低い振動が眼球検出や計算結果に大きな影響を与えると
考えられる。従って、運転者の近傍での車体振動を検出
して、運転者状態検出手段6で用いる位置情報を補正す
ることにより、より正確に注視点が判定でき、その結
果、運転者が第1警報または障害物を認識しているかど
うかの判定がより正確にできる。
【0033】なお、実施例2においては、車体振動によ
る補正を運転者の眼球の位置座標と視線方向に対して行
なったが、座標記憶手段12に記憶されている表示器の
位置座標を補正しても同様の効果が得られる。
【0034】また、実施例2における車体振動検出手段
15は、実施例1に示した運転者状態検出手段6で、検
出した眼の位置座標と視線方向から注視点を求めるとき
に車体振動を検出して補正しているが、これに限るもの
ではなく、車室内の運転者または各種部品の中で、運転
者の状態を検出する際に用いる情報に対して補正すれ
ば、車体振動によって誤差が生じるのを防止できる。ま
た、実施例1と同様、運転者状態検出手段6により第1
警報に対する運転者の反応を検出し、運転者が障害物が
あることを認知したかどうかを判定してさらに第2警報
を発する。このため、危険な状態になる前に正確な警報
を出すことができ、より安全に運転できる車両用警報装
置が得られる。
【0035】また、実施例1,実施例2では原点0を例
えば反射光受像部の中心位置とし、位置の計算において
世界座標系を基にして、x,y,zの3次元座標位置を
用いていたが、これに限るものではない。例えば、運転
者の眼の中心位置座標を原点とする極座標系を設定し、
座標記憶手段12に記憶された表示器の座標を、原点0
を中心とした同心球状(半径一定)の範囲に写像して記
憶すれば、視線方向だけで注視点がどこにあるかを計算
することができ、上記各実施例の効果に加え、計算が簡
単になるという効果がある。
【0036】実施例3.図9は、例えばこの発明の実施
例3による車両用警報装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、16は運転者の顔画像を検出する顔画
像検出手段であり、例えば赤外線などの照明用光源,光
源駆動回路,例えばカメラなどの反射光受像部などから
構成され、1つの光源と複数の受像部または複数の光源
と1台の受像部を使って、運転者の顔画像を検出する。
17は顔の向き計算手段であり、例えばマイクロコンピ
ュータとその付属回路で構成され、顔画像検出手段16
で検出した運転者の顔画像から、運転者の顔の向きを計
算する。18はうなずき判定手段であり、顔の向き計算
手段16によって計算された顔の向きより、運転者の第
1警報への認識動作として、例えばうなずき動作を判定
し、判定結果を第2警報手段7に送る。他の各部分にお
いて、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示
す。また、この実施例では顔画像検出手段16,顔の向
き計算手段17,及びうなずき判定手段18で運転者状
態検出手段6を構成している。
【0037】次に動作について説明する。この実施例に
よる運転者状態検出手段6は、第1警報が発せられてか
ら所定時間内に運転者がうなずいた場合、運転者は第1
警報を認識したと判断する。顔画像検出手段16で運転
者の顔画像を撮影し、顔の向き計算手段17で、画像処
理によって顔の向きを計算する。この顔の向きがうなず
く動作になっているかどうかをうなずき判定手段18で
判定し、うなずいたと判定した場合は第2警報を発しな
い。うなずいたと判定できなかった場合、運転者は第1
警報または障害物を認識していないと判断し、第2警報
を発して更なる注意を促す。
【0038】このように、運転者の第1警報に対する認
識動作として、うなずき動作を検出することにより、運
転者の状態を即座に認識でき、運転者が障害物または第
1警報を認識しているかどうかを正確に判定できる。な
お、うなずき動作に限るものではなく、顔の向きによる
認識動作をあらかじめ決めておき、運転者がその動作を
したときに、運転者が障害物または第1警報を認識して
いると判断するようにしてもよい。但し、通常の認識動
作としては、うなずき動作が自然である。また、実施例
1と同様、運転者が障害物があることを認知したかどう
かを判定してさらに第2警報を発することができる。こ
のため、危険な状態になる前に正確な警報を出すことが
でき、より安全に運転できる車両用警報装置が得られ
る。
【0039】実施例4.図10は、例えばこの発明の実
施例4による車両警報装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、19は運転者の発声を検出する検出手
段であり、例えば音声認識装置などで構成される。この
実施例4では、運転者の第1警報に対する認識動作など
の運転者の状態を、運転者の発する音声で検出してい
る。
【0040】即ち、障害物検出手段1で障害物が検出さ
れた時、第1警報手段5で第1警報が発せられる。この
後、音声検出手段19は運転者の応答である声(例え
ば、「オーケー」、「わかった」など)を検出し、検出
結果を第2警報手段7に送る。第2警報手段7では運転
者の応答がなかった場合、第2警報を発して、更なる注
意を促す。
【0041】このように、運転者の第1警報に対する認
識動作として、運転者の発声を検出することにより、運
転者の状態を即座に認識でき、運転者が障害物、または
第1警報を認識しているかどうかを正確に判定できる。
また、実施例1と同様、運転者が障害物があることを認
知したかどうかを判定してさらに第2警報を発すること
ができる。このため、危険な状態になる前に正確な警報
を出すことができ、より安全に運転できる車両用警報装
置が得られる。
【0042】なお、上記実施例では、第1警報を表示・
警報するものとし、これに対する視線、うなずき、発声
の3例によって第1警報を認識したかどうかを検出する
例を示したがこれに限るものではなく、例えば表示に対
する音声などのこれ以外の組み合わせでも同様の効果が
ある。また、運転者の緊張度を測定し、緊張度が高まっ
たときには、第1警報を認識していると判断することも
できる。この場合、運転者の緊張度を測定する手段は、
例えば心泊数や脈拍により測定できる。
【0043】実施例5.図11は、この発明の実施例5
による車両警報装置の構成を示すブロック図である。図
において、29は運転機器作動状態検出手段であり、ア
クセル,ブレーキ,クラッチ,ハンドル,方向指示器な
どの運転機器の作動状態を検出するものである。これら
の運転機器が作動されると作動信号を出力する。検出さ
れた作動信号は第2警報手段7に送られる。
【0044】次に動作について説明する。図12はこの
実施例に係る車両用警報装置の動作を示すフローチャー
ト図である。障害物検出手段1で障害物を検出し(S
1)、その障害物が第1警報手段5によって表示・警報
された時(S2)、運転者状態検出手段6により第1警
報が運転者に認知されたかどうかを検出,判断する(S
3)。認識していない場合、一定時間の経過を判断し
(S4)、第2警報を発生する手順は実施例1と同様で
ある。S3の判断において、第1警報が認知された場
合、運転者状態検出手段6により運転者の認知信号が出
力され、第2警報手段7は経過時間の計測を開始する。
第2警報手段7は、経過時間信号と、運転機器作動状態
検出手段29により検出された運転機器作動信号を検討
し(S16)、所定時間内に運転機器の作動がなされな
かった場合(S17)、第2警報を発する(S7)。こ
の時の一定時間は、自車両の速度や、障害物の種類によ
って可変にするのが望ましいが、この実施例では10秒
〜1分程度に設定している。S16で運転機器が作動さ
れていると判断した場合や、処理途中に障害物がなくな
った場合、第2警報手段7は第2警報を発せず第1警報
を解除する。S7で第2警報を発した後は、運転者の停
止要求がなされた場合か(S8)、障害物がなくなった
場合(S9)、S10で第1,第2警報を解除する。
【0045】運転機器の作動とはブレーキの動作や車線
変更,アクセルの踏み込み動作などであり、例えば、検
出した障害物が側方車である場合、ブレーキを踏み込ん
だり車線変更することにより、障害物の危険を回避する
ことができる。また、障害物が後方車である場合、アク
セルを踏み込んだり車線変更をすることにより、障害物
の危険を回避することができる。この実施例では運転者
が第1警報を認識していても、実際に障害物を回避する
運転動作を起こさない場合には、第2警報を発するよう
に構成している。
【0046】この実施例では運転者状態検出手段6によ
り第1警報に対する運転者の反応を検出するので、運転
者が障害物があることを認知したかどうかを判定してさ
らに第2警報を発する。さらに、運転者が第1警報を認
識していても、その障害物を回避する運転動作がなされ
ない場合は、第2警報を発する。このため、上記実施例
に加えてさらに危険な状態になる前に正確な警報を出す
ことができ、より安全に運転できる車両用警報装置が得
られる。
【0047】なお、上記実施例では処理中、第1,第2
警報を運転者からの指示により解除するように構成した
が、これに限るものではない。運転者からの指示方法と
しては、押しボタンや音声,頭の動作など、どのような
ものでもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、自車両の周囲の障害物を検出する障害物検出手段、
この障害物検出手段により障害物を検出した場合に障害
物を第1警報として表示・警報する第1警報手段、第1
警報に対する運転者の反応状態を検出する運転者状態検
出手段、及び運転者状態検出手段により第1警報が運転
者に認知されたかどうかを検出し、第1警報が認知され
ていない場合に第2警報を発する第2警報手段を備えた
ことにより、障害物の有無によって発せられた第1警報
を運転者が認知していない場合に第2警報を再度発し、
運転者がより安全に運転できる様に周囲の障害物に関す
る警報を発することができる車両用警報装置が得られる
効果がある。
【0049】また、請求項2の発明によれば、自車両の
周囲の障害物を検出する障害物検出手段、この障害物検
出手段により障害物を検出した場合に第1警報を発する
第1警報手段、第1警報に対する運転者の反応状態を検
出する運転者状態検出手段、自車両の運転機器の作動状
態を検出する運転機器作動状態検出手段、並びに運転者
状態検出手段により第1警報が運転者に認知されたかど
うかを検出した結果において第1警報が認知されなかっ
た場合、及び検出した結果において第1警報が認知され
た場合かつ運転機器作動状態検出手段により検出した自
車両の運転機器作動状態において、第1警報出力から所
定時間内に運転機器が作動されなかった場合、第2警報
を発する第2警報手段を備えたことにより、運転者が第
1警報を認識した場合でも障害物を回避するように運転
機器が作動しない場合に第2警報を発し、運転者がさら
に安全に運転できる様に周囲の障害物に関する警報を発
することができる車両用警報装置が得られる効果があ
る。
【0050】また、請求項3の発明によれば、請求項1
または請求項2の発明において、運転者状態検出手段
は、運転者の眼の位置座標と視線方向を検出する検出手
段、第1警報が発せられた場合に運転者が見るべき注視
対象の座標を記憶する座標記憶手段、及び座標記憶手段
に記憶された注視対象の座標と検出手段で検出した眼の
位置座標と視線の方向を参照して、運転者の注視点が注
視対象にあるかないかを計算する視点判定手段を有し、
第1警報が発せられた場合に注視点によって運転者が第
1警報を認知したかどうかを検出することにより、運転
者の注視方向を正確に判定することができるので、第1
警報または障害物に相当するものを認識しているかどう
かを比較的容易に判定でき、請求項1または請求項2の
効果に加え、運転者の認知状態を比較的正確に検出でき
る車両用警報装置が得られる効果がある。
【0051】また、請求項4の発明によれば、請求項1
または請求項2の発明において、運転者状態検出手段
は、運転者の顔の向きを検出する検出手段を有し、第1
警報が発せられた場合に運転者の顔の動きによって運転
者が第1警報を認知したかどうかを検出することによ
り、運転者の顔の動きを比較的正確に判定でき、請求項
1または請求項2の効果に加え、運転者の認識状態が比
較的正確に検出できる車両用警報装置が得られる効果が
ある。
【0052】また、請求項5の発明によれば、請求項1
ないし請求項4のいずれかの発明において、自車両の車
体の振動を検出する車体振動検出手段を備え、車体振動
検出手段により検出された車体振動分により、運転者状
態検出手段で用いる情報を補正するように構成したこと
により、車体振動による誤差をほぼ除去できる車両用警
報装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による車両用警報装置を示
すブロック図である。
【図2】実施例1に係る第2警報手段を示す構成図であ
る。
【図3】実施例1に係る車両用警報装置の主な処理手順
を示すフローチャート図である。
【図4】実施例1に係る運転者状態検出手段を示す構成
図である。
【図5】実施例1に係る運転者状態検出手段の設置位置
を示す説明図である。
【図6】実施例1に係る注視点検出の処理手順を示すフ
ローチャート図である。
【図7】実施例1に係る注視点検出の処理を説明する説
明図である。
【図8】この発明の実施例2による車両用警報装置を示
すブロック図である。
【図9】この発明の実施例3による車両用警報装置を示
すブロック図である。
【図10】この発明の実施例4による車両用警報装置を
示すブロック図である。
【図11】この発明の実施例5による車両用警報装置を
示すブロック図である。
【図12】実施例5に係る主な処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図13】従来の車両用警報装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 障害物検出手段 5 第1警報手段 6 運転者状態検出手段 7 第2警報手段 11 眼球位置検出手段 12 座標記憶手段 13 視線計算手段 14 視点判定手段 15 車体振動検出手段 16 顔画像検出手段 17 顔の向き計算手段 18 うなずき判定手段 19 運転者の発声検出手段 29 運転機器作動状態検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の周囲の障害物を検出する障害物
    検出手段、この障害物検出手段により上記障害物を検出
    した場合に第1警報を発する第1警報手段、第1警報に
    対する運転者の反応状態を検出する運転者状態検出手
    段、及び上記運転者状態検出手段により第1警報が運転
    者に認知されたかどうかを検出し、第1警報が認知され
    ていない場合に第2警報を発する第2警報手段を備えた
    車両用警報装置。
  2. 【請求項2】 自車両の周囲の障害物を検出する障害物
    検出手段、この障害物検出手段により上記障害物を検出
    した場合に第1警報を発する第1警報手段、第1警報に
    対する運転者の反応状態を検出する運転者状態検出手
    段、上記自車両の運転機器の作動状態を検出する運転機
    器作動状態検出手段、並びに上記運転者状態検出手段に
    より第1警報が上記運転者に認知されたかどうかを検出
    した結果において第1警報が認知されなかった場合、及
    び上記検出した結果において第1警報が認知された場合
    かつ上記運転機器作動状態検出手段により検出した上記
    自車両の運転機器作動状態において、第1警報出力から
    所定時間内に上記運転機器が作動されなかった場合、第
    2警報を発する第2警報手段を備えた車両用警報装置。
  3. 【請求項3】 運転者状態検出手段は、運転者の眼の位
    置座標と視線方向を検出する検出手段、第1警報が発せ
    られた場合に上記運転者が見るべき注視対象の座標を記
    憶する座標記憶手段、及び上記座標記憶手段に記憶され
    た注視対象の座標と上記検出手段で検出した眼の位置座
    標と視線の方向を参照して、上記運転者の注視点が上記
    注視対象にあるかないかを計算する視点判定手段を有
    し、第1警報が発せられた場合に上記注視点によって上
    記運転者が第1警報を認知したかどうかを検出すること
    を特徴とする請求項第1項または第2項記載の車両用警
    報装置。
  4. 【請求項4】 運転者状態検出手段は、運転者の顔の向
    きを検出する検出手段を有し、第1警報が発せられた場
    合に上記運転者の顔の動きによって上記運転者が第1警
    報を認知したかどうかを検出することを特徴とする請求
    項第1項または第2項記載の車両用警報装置。
  5. 【請求項5】 自車両の車体の振動を検出する車体振動
    検出手段を備え、上記車体振動検出手段により検出され
    た車体振動分により、運転者状態検出手段で用いる情報
    を補正するように構成したことを特徴とする請求項第1
    項ないし第4項のいずれかに記載の車両用警報装置。
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