JPH07118217B2 - 導電性組成物 - Google Patents
導電性組成物Info
- Publication number
- JPH07118217B2 JPH07118217B2 JP61230921A JP23092186A JPH07118217B2 JP H07118217 B2 JPH07118217 B2 JP H07118217B2 JP 61230921 A JP61230921 A JP 61230921A JP 23092186 A JP23092186 A JP 23092186A JP H07118217 B2 JPH07118217 B2 JP H07118217B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- conductive
- noble metal
- conductive composition
- binder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は導電性組成物に関し、更に詳しくは導電材料、
抵抗材料、帯電防止材料、静電気除去防止材料、電磁波
シールド材料等の導電性を必要とする素材に適用できる
導電性組成物であり、特に導電性インキ、塗料、シート
成形物等の高導電性を必要とする分野に広く活用できる
導電性組成物に関する。
抵抗材料、帯電防止材料、静電気除去防止材料、電磁波
シールド材料等の導電性を必要とする素材に適用できる
導電性組成物であり、特に導電性インキ、塗料、シート
成形物等の高導電性を必要とする分野に広く活用できる
導電性組成物に関する。
(従来の技術) 近年、導電性素材に関するニーズの多様化に伴ない、耐
熱性、耐薬品性、加工性の優れた導電性組成物およびそ
の成形物の開発が望まれ導電性充填剤と結合剤とからな
る導電性組成物が種々開発されており、結合剤に関して
は耐熱性の優れたもの、耐薬品性の優れたもの等、種々
開発されてはいる。導電性充填剤は従来から用いられて
いる炭素粉末、金属又は金属酸化物の粉末、ヨウ化第1
銅等の銅塩等、粉末状の非補強性充填剤であり、導電性
を高めるため導電性充填剤を多く用いると強度が著しく
低下し、組成物としての物性と導電性の調整のための配
合の選択、製造時の工程管理等に高度の熟練が必要であ
る。特に電子部品産業にあっては、製品の高性能、高精
度化、省力化についての要望が強く、安定した高導電性
を示す素材の開発が強く望まれているが、金、銀、銅、
白金等の導電性金属を直接利用するか、銀または炭素粉
末からなる組成物を利用しているにすぎない。
熱性、耐薬品性、加工性の優れた導電性組成物およびそ
の成形物の開発が望まれ導電性充填剤と結合剤とからな
る導電性組成物が種々開発されており、結合剤に関して
は耐熱性の優れたもの、耐薬品性の優れたもの等、種々
開発されてはいる。導電性充填剤は従来から用いられて
いる炭素粉末、金属又は金属酸化物の粉末、ヨウ化第1
銅等の銅塩等、粉末状の非補強性充填剤であり、導電性
を高めるため導電性充填剤を多く用いると強度が著しく
低下し、組成物としての物性と導電性の調整のための配
合の選択、製造時の工程管理等に高度の熟練が必要であ
る。特に電子部品産業にあっては、製品の高性能、高精
度化、省力化についての要望が強く、安定した高導電性
を示す素材の開発が強く望まれているが、金、銀、銅、
白金等の導電性金属を直接利用するか、銀または炭素粉
末からなる組成物を利用しているにすぎない。
従来利用されているこれらの高導電性組成物は多量の銀
粉又は炭素粉末を必要とするため高価であるとともに、
作業性をはじめインキ、塗料として用いたときの接着
性、水分、その他各種薬品に対する耐性が不充分であ
り、導電性シートにあつても、機械物性、加工性、耐薬
品性等が不充分で、導電性組成物の製造時及びそれを利
用する時の作業管理等に高度の熟練を要する。
粉又は炭素粉末を必要とするため高価であるとともに、
作業性をはじめインキ、塗料として用いたときの接着
性、水分、その他各種薬品に対する耐性が不充分であ
り、導電性シートにあつても、機械物性、加工性、耐薬
品性等が不充分で、導電性組成物の製造時及びそれを利
用する時の作業管理等に高度の熟練を要する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は優れた強度と導電性を併せ有する導電性
組成物を提供することにある。
組成物を提供することにある。
また本発明の目的は高い精度及び性能を必要とする導電
性複合材料用素材として好適な導電性組成物を提供する
ことにある。
性複合材料用素材として好適な導電性組成物を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は繊維物質表面が貴金属及びその酸化物の1種又
は2種以上の混合物で被覆された導電性繊維及び結合剤
を含有することを特徴とする導電性組成物に係る。
は2種以上の混合物で被覆された導電性繊維及び結合剤
を含有することを特徴とする導電性組成物に係る。
本発明において繊維物質とは、アスペクト比(繊維長と
繊維径の比)が10以上の繊維形状を有するものであり、
導電性組成物として利用される時の加工性等から、繊維
長は1μm〜300mm,繊維径は10nm〜1mm程度のものが好
ましく、石膏繊維、アスベスト、ロツクウール、石英繊
維、アルミナ繊維、炭素繊維、炭化珪素繊維、窒化珪素
繊維、ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、炭化ホウ素繊
維、ホウ化チタン繊維、ホウ素繊維、酸化ベリリウム繊
維、マグネシウムパイロボレート繊維、チタン酸アルカ
リ金属繊維、チタン酸アルカリ土類金属繊維等が例示さ
れる。
繊維径の比)が10以上の繊維形状を有するものであり、
導電性組成物として利用される時の加工性等から、繊維
長は1μm〜300mm,繊維径は10nm〜1mm程度のものが好
ましく、石膏繊維、アスベスト、ロツクウール、石英繊
維、アルミナ繊維、炭素繊維、炭化珪素繊維、窒化珪素
繊維、ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、炭化ホウ素繊
維、ホウ化チタン繊維、ホウ素繊維、酸化ベリリウム繊
維、マグネシウムパイロボレート繊維、チタン酸アルカ
リ金属繊維、チタン酸アルカリ土類金属繊維等が例示さ
れる。
特に一般式M2O・nTiO2(式中Mはアルカリ金属、nは2
〜12の整数を意味する)で示される組成のチタン酸アル
カリ金属繊維、例えばチタン酸ナトリウム繊維、チタン
酸カリウム繊維、チタン酸リチウム繊維において、チタ
ン酸カリウム繊維は耐熱性、機械的強度が優れ、しかも
充填剤として用いた時、表面平滑性、補強性が優れてい
る点有利である。
〜12の整数を意味する)で示される組成のチタン酸アル
カリ金属繊維、例えばチタン酸ナトリウム繊維、チタン
酸カリウム繊維、チタン酸リチウム繊維において、チタ
ン酸カリウム繊維は耐熱性、機械的強度が優れ、しかも
充填剤として用いた時、表面平滑性、補強性が優れてい
る点有利である。
本発明の貴金属とは、金、銀、白金族の金属であり、A
u,Ag,Pt,Pd等が例示され、これらの金属及び金属酸化物
の1種又は2種以上からなる導電性被覆層を形成する
が、安価な点から銀及び酸化銀が実用上好ましい。
u,Ag,Pt,Pd等が例示され、これらの金属及び金属酸化物
の1種又は2種以上からなる導電性被覆層を形成する
が、安価な点から銀及び酸化銀が実用上好ましい。
本発明において被覆層の厚みは均質に被覆していること
が必要である薄すぎると導電性が不充分であり、逆に厚
すぎると経済性の観点から無駄であるばかりでなく、被
覆層が魚鱗状又は粒状物の凝集物様の凹凸の多い不規則
な表面になりやすいので1nm〜1μmの範囲が必須であ
る。
が必要である薄すぎると導電性が不充分であり、逆に厚
すぎると経済性の観点から無駄であるばかりでなく、被
覆層が魚鱗状又は粒状物の凝集物様の凹凸の多い不規則
な表面になりやすいので1nm〜1μmの範囲が必須であ
る。
本発明の導電性繊維は、従来イ)繊維物質の水系分散液
に、ロ)貴金属化合物の水系溶液又は水系分散液、ハ)
還元剤、ニ)還元触媒からなる成分の内、貴金属化合物
の還元に必要な一成分を欠如させて残余の成分を添加
し、撹拌下で貴金属化合物の還元を完結させる残りの必
須成分を連続添加し繊維物質の表面に貴金属又は貴金属
の酸化物からなる薄膜を均質に形成させることにより製
造され、これらの反応において、貴金属化合物の一部を
コロイド状に存在させたものは、更に薄膜で均質なもの
となり、通常、貴金属からなる被膜成分/繊維成分=7/
1〜4/1に対し3/1〜2/1程度に低減でき、導電性繊維の導
電性も体積固有抵抗率10-3Ωcm以下と極めて良好な導電
性を示す。
に、ロ)貴金属化合物の水系溶液又は水系分散液、ハ)
還元剤、ニ)還元触媒からなる成分の内、貴金属化合物
の還元に必要な一成分を欠如させて残余の成分を添加
し、撹拌下で貴金属化合物の還元を完結させる残りの必
須成分を連続添加し繊維物質の表面に貴金属又は貴金属
の酸化物からなる薄膜を均質に形成させることにより製
造され、これらの反応において、貴金属化合物の一部を
コロイド状に存在させたものは、更に薄膜で均質なもの
となり、通常、貴金属からなる被膜成分/繊維成分=7/
1〜4/1に対し3/1〜2/1程度に低減でき、導電性繊維の導
電性も体積固有抵抗率10-3Ωcm以下と極めて良好な導電
性を示す。
本発明の結合剤とは導電性繊維と共用し、塗料、イン
キ、シート又は成形物に加工された時の形状保持性を付
与し導電性組成物を提供するものであり、熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂等の合成高分子、天然樹脂およびその
誘導体、無機質結合剤、含金属有機化合物等が例示さ
れ、これらの代表例としては、アミノ樹脂、フエノール
樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメルカプト樹脂、シリコ
ン樹脂、弗素樹脂、ポリオレフイン、ポリアセタール、
ポリサルフオン、ポリビニルエーテル、ビニルホルマー
ル、ポリイミダゾール、ポリオキサゾリン、ポリオキサ
ゾラン、ABS樹脂、EPDM系樹脂、合成ゴム等の合成樹
脂、セルローズ系樹脂、ロジン系樹脂、石油樹脂、油脂
類、デンプン等の天然樹脂及びその誘導体、ホウ酸塩、
珪素塩、リン酸塩、ガラス、フリツト等の無機質化合
物、有機チタネート、シラン化合物、有機リン系化合
物、有機ホウ素化合物等の含金属有機化合物等であり、
これらの1種又は2種以上の混合物を例示できる。
キ、シート又は成形物に加工された時の形状保持性を付
与し導電性組成物を提供するものであり、熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂等の合成高分子、天然樹脂およびその
誘導体、無機質結合剤、含金属有機化合物等が例示さ
れ、これらの代表例としては、アミノ樹脂、フエノール
樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメルカプト樹脂、シリコ
ン樹脂、弗素樹脂、ポリオレフイン、ポリアセタール、
ポリサルフオン、ポリビニルエーテル、ビニルホルマー
ル、ポリイミダゾール、ポリオキサゾリン、ポリオキサ
ゾラン、ABS樹脂、EPDM系樹脂、合成ゴム等の合成樹
脂、セルローズ系樹脂、ロジン系樹脂、石油樹脂、油脂
類、デンプン等の天然樹脂及びその誘導体、ホウ酸塩、
珪素塩、リン酸塩、ガラス、フリツト等の無機質化合
物、有機チタネート、シラン化合物、有機リン系化合
物、有機ホウ素化合物等の含金属有機化合物等であり、
これらの1種又は2種以上の混合物を例示できる。
本発明の結合剤は固体、液体、乳化物、分散物等のいず
れの性状でも良く、これらの結合剤と前記導電性繊維を
混合することにより、本発明の導電性組成物が得られ
る。
れの性状でも良く、これらの結合剤と前記導電性繊維を
混合することにより、本発明の導電性組成物が得られ
る。
本発明では結合剤と導電性繊維の配合割合は使用目的に
より相違するので特定できないが、本発明の導電性組成
物は従来得られなかつた良導電性、高性能の導電性組成
物を得るのに適したものである。
より相違するので特定できないが、本発明の導電性組成
物は従来得られなかつた良導電性、高性能の導電性組成
物を得るのに適したものである。
従つて本発明で結合剤と導電性繊維の配合割合は、結合
剤10部(重量部、以下同様)に対し導電性繊維を約5〜
1000部配合するのが好ましく、結合剤に対し導電性繊維
が少なすぎると所望の導電性が得にくく、逆に多すぎる
と高価になり経済性が劣る以外に結合剤の結合力が不足
し、組成物が利用目的に応じた所望の強度、接着力等を
有せず実用性が不充分になりやすい。
剤10部(重量部、以下同様)に対し導電性繊維を約5〜
1000部配合するのが好ましく、結合剤に対し導電性繊維
が少なすぎると所望の導電性が得にくく、逆に多すぎる
と高価になり経済性が劣る以外に結合剤の結合力が不足
し、組成物が利用目的に応じた所望の強度、接着力等を
有せず実用性が不充分になりやすい。
本発明においては導電性繊維と結合剤を通常、利用され
ている混合機、分散機等で混合することにより、容易に
本発明の導電性組成物が得られるが、通常利用される着
色剤、分散剤、触媒、助触媒、可塑剤、酸化防止剤、老
化防止剤、反応抑制剤等の各種の添加剤を併用しても良
く、更には本発明の導電性繊維以外に補強性及び/又は
非補強性の充填剤を使用しても良い。
ている混合機、分散機等で混合することにより、容易に
本発明の導電性組成物が得られるが、通常利用される着
色剤、分散剤、触媒、助触媒、可塑剤、酸化防止剤、老
化防止剤、反応抑制剤等の各種の添加剤を併用しても良
く、更には本発明の導電性繊維以外に補強性及び/又は
非補強性の充填剤を使用しても良い。
(発明の効果) 本発明の導電性組成物は補強性、高導電性の導電性繊維
を利用したものであり、成型品、塗料、インキ、シート
等の各種の用途に適用でき、機能性組成物として優れた
ものであり、特に本発明の導電性チタン酸カリウム繊維
を含有する導電性組成物は耐熱性、加工性、表面平滑性
の優れたものである。
を利用したものであり、成型品、塗料、インキ、シート
等の各種の用途に適用でき、機能性組成物として優れた
ものであり、特に本発明の導電性チタン酸カリウム繊維
を含有する導電性組成物は耐熱性、加工性、表面平滑性
の優れたものである。
(実施例) 以下に参考例及び実施例を挙げて詳しく説明する。単に
部及び%とあるのは重量部及び重量%を表わす。
部及び%とあるのは重量部及び重量%を表わす。
参考例1 チタン酸カリウム繊維(大塚化学製、テイスモD)1gを
水100mlに均質分散したものに、硝酸銀4gを水100mlに溶
解後アンモニア水(濃度28%)6mlを加え均質溶解した
ものを加え、硝酸銀が溶解したチタン酸カリウム繊維の
水分散液を得た。次いで別途調製した酒石酸カリウム・
ナトリウム20gを水200mlに溶解したものに、硝酸銀0.6g
を水20mlに溶解したものを加え、酒石酸ナトリウム水溶
液中に銀がコロイド状に分散した還元液を撹拌下、反応
温度を30〜40℃に保ちながら、30分を要し前記チタン酸
カリウム繊維の水分散系に加えたのち、30℃で撹拌下、
30分間熟成後、沈殿物を別、乾燥することにより、チ
タン酸カリウム繊維の表面が還元銀で厚み15nmで均質に
被覆され、体積固有抵抗率が2.1×10-4Ωcmの灰白色の
導電性チタン酸カリウム繊維3.9gを得た。
水100mlに均質分散したものに、硝酸銀4gを水100mlに溶
解後アンモニア水(濃度28%)6mlを加え均質溶解した
ものを加え、硝酸銀が溶解したチタン酸カリウム繊維の
水分散液を得た。次いで別途調製した酒石酸カリウム・
ナトリウム20gを水200mlに溶解したものに、硝酸銀0.6g
を水20mlに溶解したものを加え、酒石酸ナトリウム水溶
液中に銀がコロイド状に分散した還元液を撹拌下、反応
温度を30〜40℃に保ちながら、30分を要し前記チタン酸
カリウム繊維の水分散系に加えたのち、30℃で撹拌下、
30分間熟成後、沈殿物を別、乾燥することにより、チ
タン酸カリウム繊維の表面が還元銀で厚み15nmで均質に
被覆され、体積固有抵抗率が2.1×10-4Ωcmの灰白色の
導電性チタン酸カリウム繊維3.9gを得た。
参考例2 エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム塩の2/10モル
水溶液400ml中に撹拌下で、硝酸銀20gを水100mlに溶解
したものを加え、硝酸銀の一部がキレート化されてコロ
イド分散したものを得た。上記分散液にチタン酸カリウ
ム繊維(テイスモD)6gを水200mlに分散したものを加
え、硝酸銀が一部コロイド分散したチタン酸カリウム繊
維の分散液に、更に30%過酸化水素200mlを添加し、貴
金属化合物(硝酸銀)、還元剤(過酸化水素)を含む、
チタン酸カリウム繊維の水系分散液を得た。上記分散液
を撹拌下、10〜15℃に氷水冷浴上で5Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液200mlを約60分を要して滴下後、引き続き30%
過酸化水素300mlを30分を要して滴下し、別、乾燥す
ることにより、厚み約10nmの還元銀で被覆され、体積固
有抵抗率3.9×10-4Ωcmの灰白色の導電性繊維18.2gを得
た。
水溶液400ml中に撹拌下で、硝酸銀20gを水100mlに溶解
したものを加え、硝酸銀の一部がキレート化されてコロ
イド分散したものを得た。上記分散液にチタン酸カリウ
ム繊維(テイスモD)6gを水200mlに分散したものを加
え、硝酸銀が一部コロイド分散したチタン酸カリウム繊
維の分散液に、更に30%過酸化水素200mlを添加し、貴
金属化合物(硝酸銀)、還元剤(過酸化水素)を含む、
チタン酸カリウム繊維の水系分散液を得た。上記分散液
を撹拌下、10〜15℃に氷水冷浴上で5Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液200mlを約60分を要して滴下後、引き続き30%
過酸化水素300mlを30分を要して滴下し、別、乾燥す
ることにより、厚み約10nmの還元銀で被覆され、体積固
有抵抗率3.9×10-4Ωcmの灰白色の導電性繊維18.2gを得
た。
参考例3 チタン酸カリウム繊維(テイスモD)1gを4Nの塩酸300m
l中に均質に分散したものに80%抱水ヒドラジン1mlを加
え、更に10%の塩化金属の塩酸溶液40gを撹拌下で添加
した貴金属化合物を含むチタン酸カリウム繊維の水系分
散液を得た。
l中に均質に分散したものに80%抱水ヒドラジン1mlを加
え、更に10%の塩化金属の塩酸溶液40gを撹拌下で添加
した貴金属化合物を含むチタン酸カリウム繊維の水系分
散液を得た。
上述分散液を氷水冷浴上で反応温度が30℃を越えないよ
うに調整しつつ、撹拌下で約30分を要して80%抱水ヒド
ラジン100mlを滴下後、30℃で2時間熟成し、別、乾
燥することにより、チタン酸カリウム繊維の表面が還元
金で厚み9nmに均質に被覆され、体積固有抵抗率1.8×10
-4Ωcmの橙赤色の導電性繊維3.1gを得た。
うに調整しつつ、撹拌下で約30分を要して80%抱水ヒド
ラジン100mlを滴下後、30℃で2時間熟成し、別、乾
燥することにより、チタン酸カリウム繊維の表面が還元
金で厚み9nmに均質に被覆され、体積固有抵抗率1.8×10
-4Ωcmの橙赤色の導電性繊維3.1gを得た。
参考例4 参考例1において、硝酸銀4gを6gとし、酒石酸カリウム
・ナトリウム水溶液中に溶解する硝酸銀を0gとした以
外、同法で行うことにより、体積固有抵抗率6.7×10-4
Ωcmの灰白色の導電性チタン酸カリウム繊維4.8gを得
た。但し電子顕微鏡による観察で表面が魚鱗状の起伏の
激しいものであった。
・ナトリウム水溶液中に溶解する硝酸銀を0gとした以
外、同法で行うことにより、体積固有抵抗率6.7×10-4
Ωcmの灰白色の導電性チタン酸カリウム繊維4.8gを得
た。但し電子顕微鏡による観察で表面が魚鱗状の起伏の
激しいものであった。
参考例5 塩化第一錫15g/l及び塩酸10ml/lからなる水溶液中にチ
タン酸カリウム繊維(繊維径0.1〜0.2μm、繊維長20〜
30μm)を1g/lの浴比になるように分散させ、室温で3
分間撹拌後、濾別、水洗し、次いで得られた物質を塩化
パラジウム2g/l及び塩酸20ml/lからなる水溶液中に1g/l
の浴比になるように添加して調整し、室温で2分間撹拌
後、濾別、洗浄、乾燥した。その結果、チタン酸カリウ
ム繊維1gに対して金属が10g付着し、表面が金属パラジ
ウムで覆われた導電性繊維を得た。このものの導電率は
1.3×10-5Ω・cmであった。
タン酸カリウム繊維(繊維径0.1〜0.2μm、繊維長20〜
30μm)を1g/lの浴比になるように分散させ、室温で3
分間撹拌後、濾別、水洗し、次いで得られた物質を塩化
パラジウム2g/l及び塩酸20ml/lからなる水溶液中に1g/l
の浴比になるように添加して調整し、室温で2分間撹拌
後、濾別、洗浄、乾燥した。その結果、チタン酸カリウ
ム繊維1gに対して金属が10g付着し、表面が金属パラジ
ウムで覆われた導電性繊維を得た。このものの導電率は
1.3×10-5Ω・cmであった。
次にこのものを硝酸銀7.5g/l、チオ硫酸ナトリウム105g
/l及びアンモニア水75g/lからなる水溶液で、浴比を1g/
lに調整し、室温で5分間撹拌後、濾別、水洗、乾燥し
た。その結果、チタン酸カリウム繊維1gに対し金属が10
g付着し、表面が金属銀で覆われた導電性繊維を得た。
このものの導電率は4.3×10-5Ω・cmであった。
/l及びアンモニア水75g/lからなる水溶液で、浴比を1g/
lに調整し、室温で5分間撹拌後、濾別、水洗、乾燥し
た。その結果、チタン酸カリウム繊維1gに対し金属が10
g付着し、表面が金属銀で覆われた導電性繊維を得た。
このものの導電率は4.3×10-5Ω・cmであった。
実施例1 参考例1で得られた導電性繊維60部、アルキド樹脂(大
日本インキ社製、不揮発分50%)20部、ソルベツソ#10
0(20部)を3本ロールで分散し、導電性ペーストを調
合し、ポリプロピレン板上に塗布後、室温で一週間乾
燥、製膜したのち、基材のポリプロピレン板から剥離し
た塗膜について2重リング法で体積固有抵抗率を測定し
たところ1.8×10-3Ωcmであつた。
日本インキ社製、不揮発分50%)20部、ソルベツソ#10
0(20部)を3本ロールで分散し、導電性ペーストを調
合し、ポリプロピレン板上に塗布後、室温で一週間乾
燥、製膜したのち、基材のポリプロピレン板から剥離し
た塗膜について2重リング法で体積固有抵抗率を測定し
たところ1.8×10-3Ωcmであつた。
比較のため導電性繊維を銀粉(粒径0.1μ)のものに変
更した以外、同法で行つて得た試料の導電性は3.7×10
-1Ωcmであった。
更した以外、同法で行つて得た試料の導電性は3.7×10
-1Ωcmであった。
比較例1 実施例1で用いた参考例1の導電性繊維を参考例5の繊
維に代えた他は同法で行って得た試料の導電性は4.3×1
0-2Ω・cmであった。
維に代えた他は同法で行って得た試料の導電性は4.3×1
0-2Ω・cmであった。
実施例2 参考例2で得られた導電性繊維40部、酢酸ビニルエマル
ジヨン(グラニユール径0.7μ、不揮発分50%)60部を
ラボデイスパーで分散させて、水系の導電性ペーストを
調合し、以下ガラス板上に塗布した以外実施例1と同法
で行い塗膜の導電性を測定したところ6.2×10-3Ωcmで
あつた。
ジヨン(グラニユール径0.7μ、不揮発分50%)60部を
ラボデイスパーで分散させて、水系の導電性ペーストを
調合し、以下ガラス板上に塗布した以外実施例1と同法
で行い塗膜の導電性を測定したところ6.2×10-3Ωcmで
あつた。
比較のため銀粉(粒径0.1μ)のものを用いた以外、同
法で行つて得たものの導電性は3.7×10-2Ωcmであつ
た。
法で行つて得たものの導電性は3.7×10-2Ωcmであつ
た。
実施例3 参考例1の導電性繊維60部、エポキシ樹脂(ダウケミカ
ル社製、DER324)40部からなる導電性熱硬化性組成物を
得た。この導電性熱硬化性組成物を50℃に加温後、N−
(2−アミノエチル)ピペラジン8.6を添加混合後、型
枠内に流し込み、50℃にて3時間養生し、厚み5mmの導
電性成型板を得た。
ル社製、DER324)40部からなる導電性熱硬化性組成物を
得た。この導電性熱硬化性組成物を50℃に加温後、N−
(2−アミノエチル)ピペラジン8.6を添加混合後、型
枠内に流し込み、50℃にて3時間養生し、厚み5mmの導
電性成型板を得た。
上述試料の表面平滑性は優れており、体積固有抵抗率は
3.8×10-3Ωcmであつた。
3.8×10-3Ωcmであつた。
比較のため参考例4の導電性繊維を用いた以外は同法で
行つて得た試料の導電性は6.9×10-3Ωcmであり、成形
品の表面は粗く平滑性が不充分であつた。
行つて得た試料の導電性は6.9×10-3Ωcmであり、成形
品の表面は粗く平滑性が不充分であつた。
実施例4 実施例2において導電性繊維を参考例3の導電性繊維に
変更した以外は同法で行い、導電性ペーストを調合し、
以下実施例2と同法で得た塗膜の導電性を測定したとこ
ろ、2.9×10-3Ωcmの導電性を示した。
変更した以外は同法で行い、導電性ペーストを調合し、
以下実施例2と同法で得た塗膜の導電性を測定したとこ
ろ、2.9×10-3Ωcmの導電性を示した。
実施例5 参考例1の導電性繊維60部、ホウ珪酸鉛系フリツト(日
本フエロー社製)5部、10%エチルセルローズ−エチル
セロソルブアセテート溶液35部からなる混合物を3本ロ
ールで混練して導電性ペーストを得た。
本フエロー社製)5部、10%エチルセルローズ−エチル
セロソルブアセテート溶液35部からなる混合物を3本ロ
ールで混練して導電性ペーストを得た。
得られたペーストをスクリーン印刷で、セラミツク基板
上に全面印刷して150℃で30分乾燥したのち、焼結炉中
で200〜800℃まで30分で昇温後800℃で1時間焼結し、
セラミツク基板上に導電性被膜を焼結させた。
上に全面印刷して150℃で30分乾燥したのち、焼結炉中
で200〜800℃まで30分で昇温後800℃で1時間焼結し、
セラミツク基板上に導電性被膜を焼結させた。
上述試料の表面抵抗率は6.5×10-3Ωであり、−40℃〜
+130℃(低、高温時、1時間保持)のヒートサイクル
テスト1000回でも何ら異常が認められなかつた。
+130℃(低、高温時、1時間保持)のヒートサイクル
テスト1000回でも何ら異常が認められなかつた。
比較のため導電性繊維を銀粒(粒径0.1μ)に変更した
以外は同法で行つて得た試料の表面抵抗率は1.9×10-2
Ωであり、ヒートサイクルテスト約800回で導電性被膜
に微細な亀裂が生じ、表面抵抗率も5.7×10-1Ωに低下
した。
以外は同法で行つて得た試料の表面抵抗率は1.9×10-2
Ωであり、ヒートサイクルテスト約800回で導電性被膜
に微細な亀裂が生じ、表面抵抗率も5.7×10-1Ωに低下
した。
Claims (5)
- 【請求項1】イ)繊維物質の水系分散液に、ロ)貴金属
化合物の水系溶液又は水系分散液、ハ)還元剤、ニ)還
元触媒からなる成分の内、貴金属化合物の還元に必要な
一成分を欠如させて残余の成分を添加し、撹拌下で貴金
属化合物の還元を完結させる残りの必須成分を連続添加
し繊維物質の表面に貴金属又は貴金属の酸化物からなる
薄膜を均質に形成させることにより、繊維物質表面が貴
金属及びその酸化物の1種又は2種以上の混合物で1nm
〜1μmの厚みに被覆された導電性繊維及び結合剤を含
有することを特徴とする導電性組成物。 - 【請求項2】貴金属がPt,Au,Ag又はPdである特許請求の
範囲第1項記載の導電性組成物。 - 【請求項3】繊維物質がチタン酸アルカリ金属繊維であ
る特許請求の範囲第1項記載の導電性組成物。 - 【請求項4】結合剤が熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、天
然樹脂及びその誘導体、無機質結合剤、含金属有機化合
物からなる群から選ばれた1種又は2種以上の混合物で
ある特許請求の範囲第1項記載の導電性組成物。 - 【請求項5】結合剤が被覆形成能を有するものである特
許請求の範囲第1項記載の導電性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61230921A JPH07118217B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61230921A JPH07118217B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 導電性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6386205A JPS6386205A (ja) | 1988-04-16 |
| JPH07118217B2 true JPH07118217B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=16915368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61230921A Expired - Lifetime JPH07118217B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 導電性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07118217B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0791453B2 (ja) * | 1986-10-08 | 1995-10-04 | 株式会社スリ−ボンド | 導電性樹脂組成物 |
| JP2626671B2 (ja) * | 1988-06-28 | 1997-07-02 | 大塚化学株式会社 | 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物 |
| JPH02123178A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-10 | Nippon Petrochem Co Ltd | 導電性塗料 |
| JPH02169639A (ja) * | 1988-12-22 | 1990-06-29 | Fujikura Rubber Ltd | 導電性ゴム混和物 |
| JP2816864B2 (ja) * | 1989-07-07 | 1998-10-27 | 大塚化学株式会社 | 搬送用ウエーハバスケット及び収納ケース |
| JP3160552B2 (ja) | 1997-05-21 | 2001-04-25 | 大塚化学株式会社 | タイヤまたはベルト |
| TW473575B (en) * | 1997-05-23 | 2002-01-21 | Kyorasha Co Ltd | Natural fibers containing titanium oxide and process for producing the same |
| TW472028B (en) | 1997-05-23 | 2002-01-11 | Kyrosha Co Ltd | Titanium oxide-containing material and process for preparing the same |
| JP3501055B2 (ja) | 1999-12-10 | 2004-02-23 | 信越化学工業株式会社 | 半導電性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムロール |
| TWI251018B (en) * | 2002-04-10 | 2006-03-11 | Fujikura Ltd | Electroconductive composition, electroconductive coating and method of producing the electroconductive coating |
| JP2004180217A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | 無線タグ及び無線タグ用アンテナの形成方法 |
| JP2005281357A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Koyo Sangyo Co Ltd | 導電性塗料 |
| JP6083165B2 (ja) * | 2012-09-12 | 2017-02-22 | 凸版印刷株式会社 | 金属/セルロース複合化微細繊維の製造方法、金属/セルロース複合化微細繊維を含む分散体および透明導電膜の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57103204A (en) * | 1980-12-18 | 1982-06-26 | Otsuka Kagaku Yakuhin | Conductive composition |
| JPS609005A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-18 | 大塚化学株式会社 | 導電性チタン酸アルカリを含有する組成物及び成形物 |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP61230921A patent/JPH07118217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6386205A (ja) | 1988-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07118217B2 (ja) | 導電性組成物 | |
| US5945158A (en) | Process for the production of silver coated particles | |
| CA1256628A (en) | Electrically conductive microspheres and compositions incorporating same | |
| TW593545B (en) | Conductive silicone rubber composition | |
| WO1987002029A1 (fr) | Composition de catalyseur pour le placage auto-catalytique de la ceramique | |
| CN103998651B (zh) | 在石墨上化学镀银 | |
| JP2005310703A (ja) | 導電性インクおよびそれを用いた導電性被膜 | |
| JPH0688880B2 (ja) | 金属被覆無水硫酸カルシウム・ウイスカ− | |
| JPH06157876A (ja) | 導電性一液型エポキシ樹脂組成物 | |
| JPH05217417A (ja) | 高導電性組成物 | |
| JPH07113191B2 (ja) | 導電性繊維の製造法 | |
| CN1359988A (zh) | 浅色片状导电颜料的制备方法 | |
| KR960007180B1 (ko) | 발열체용 발열도료 조성물 | |
| JPH06240464A (ja) | 銀被覆銅粉およびこれを用いた導電性組成物 | |
| JPH0773671B2 (ja) | セラミックス複合粉末及びその製造方法 | |
| CN109651854B (zh) | 一种用于银合金防护的复合型纳米膜层的制备方法 | |
| JP5371454B2 (ja) | 無電解めっき前処理剤及びセラミック基材への電極形成方法 | |
| JPS6129624B2 (ja) | ||
| JPH0689177B2 (ja) | 導電性フイラ− | |
| JPS6241314B2 (ja) | ||
| JPS6032281A (ja) | 正特性磁器発熱体の製法 | |
| JPH0754644B2 (ja) | 白色導電性物質 | |
| JP2005116465A (ja) | 導電性粉体及びその製造方法 | |
| JPS58127742A (ja) | 導電性樹脂配合組成物 | |
| JPWO2004066319A1 (ja) | 白金被覆粉末およびその製造方法、ならびに導電性ペースト |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |