JPH0711995A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH0711995A
JPH0711995A JP15564693A JP15564693A JPH0711995A JP H0711995 A JPH0711995 A JP H0711995A JP 15564693 A JP15564693 A JP 15564693A JP 15564693 A JP15564693 A JP 15564693A JP H0711995 A JPH0711995 A JP H0711995A
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fuel ratio
fuel
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combustion engine
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】空燃比の制御をより柔軟に、且つ応答性よく実
現することのできる内燃機関の空燃比制御装置を提供す
る。 【構成】空燃比センサが安定して空燃比検出の可能な状
態か否かを判定する判定手段を設けるとともに、空燃比
センサのそれら安定な状態/不安定な状態にそれぞれ対
応した制御モデルを予め求めてこれを適宜記憶してお
く。これら制御モデルは、空燃比センサによって検出さ
れる空燃比を目標空燃比に制御する状態フィードバック
系の最適フィードバックゲインに相当する。実際の空燃
比制御に際しては、判定手段を通じて空燃比センサの上
記状態をまず判定し、その判定結果に応じて、空燃比補
正係数を算出するための制御モデル(最適フィードバッ
クゲイン)を切り換える。内燃機関に噴射供給すべき燃
料量は、こうして算出される空燃比補正係数に基づいて
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に供給され
る燃料量を制御して、混合気の空燃比を目標空燃比に制
御する内燃機関の空燃比制御装置に関し、特に、内燃機
関の空燃比を制御する系の動的なモデルを考え、その都
度供給すべき燃料量を、該モデルの内部状態を推定した
最適なゲイン(最適フィードバックゲイン)のもとでフ
ィードバック制御する装置にあって、こうした空燃比の
制御をより柔軟且つ応答性よく行うための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空燃比制御装置として
は、例えば、特開平1−110853号公報に記載され
ている装置がある。すなわち、この装置も基本的には、
内燃機関の空燃比を制御する系の動的なモデルを考え、
その都度供給すべき燃料量を、該モデルの内部状態を推
定した最適なゲインのもとでフィードバック制御するい
わゆる現代制御理論を活用したものではあるが、このよ
うな現代制御理論が通常、オブザーバと称される状態観
測器の構築が必要とされて、その制御量や制御規模が膨
大となることに鑑みて、この装置では特に、 ( 1)内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段 ( 2)内燃機関への燃料供給量を制御する燃料供給量制御
手段 ( 3)検出された空燃比に基づいて燃料供給量制御手段の
制御量を定め、内燃機関の空燃比を目標空燃比に制御す
る空燃比制御手段を基本的に具え、 ( 4)空燃比制御手段は、空燃比を決定する内燃機関の動
的なモデルを、無駄時間を次数1の自己回帰モデルによ
り近似し、更に外乱を考慮して構築するとともに、 ( 5)内燃機関の空燃比と燃料供給量制御手段の制御量と
を、内燃機関の動的なモデルの内部状態を代表する状態
変数量として出力する状態変数量出力部 ( 6)目標空燃比と検出された空燃比との偏差を累積する
累積部 ( 7)動的なモデルに基づいて予め定められた最適フィー
ドバックゲインと状態変数量及び累積部による累積値と
から、燃料供給量制御手段の制御量を算出する制御量算
出部を更に具えることで、こうしたオブザーバの構築を
不要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成においては、上述のモデルが、内燃機関への燃料供
給量と混合気の空燃比との間にてきちんとして成立した
動的なモデル関係でもって常に構成されなければならな
い。
【0004】然るに、通常にリッチ出力やリーン出力を
生ずる酸素濃度センサが約300(℃)で活性化するの
に対し、前記空燃比検出手段を構成する空燃比センサに
おいては、その出力である限界電流のリッチリーン出力
は400(℃)から始まる。通常は、限界温度が安定す
る温度で使用しなければならないので、空燃比をここま
での範囲に亘り計測しようとすると、素子温において6
30(℃)程度が必要であり、これに達するまでは空燃
比のフィードバックを開始できない。その結果、このフ
ィードバックの開始時期が、通常の酸素濃度センサによ
る空燃比のフィードバックに比べかなり遅延されてしま
い、排気ガス中のHCが悪化するという不具合が生ず
る。
【0005】この対策として、限界電流が出力し始めた
ら、即座にフィードバックを開始するという方法が考え
られるが、上述の空燃比センサの半暖機状態では、空燃
比センサの出力特性が安定しない。このため、燃料噴射
量と空燃比との間の動的モデル関係が崩れてしまい、そ
の結果、現代制御理論の活用により期待される空燃比の
制御が適正には実現できないという不具合が生ずる。特
に、上述のような構成の空燃比制御装置においては、高
応答性故に、空燃比制御は益々不安定になりハンチング
現象を招くおそれがある。
【0006】また、空燃比センサのこのような出力特性
に鑑みて、空燃比センサが安定状態にあるか否かを判定
し、安定状態にあれば、空燃比センサの出力に基づく空
燃比のフィードバック制御を実行し、不安定状態であれ
ば、その制御を予めメモリに格納した擬似データにて代
用するもの(特開平1−219327号公報参照)、ま
た或いは、同じく空燃比センサが安定状態にあるか否か
を判定し、安定状態にあれば、理論空燃比以外の所望空
燃比となるようフィードバック制御を行い、不安定状態
であれば、理論空燃比となるようフィードバック制御を
行うもの(特開昭60−27749号公報参照)、など
もあるにはあるが、実際の制御系の内情に沿った柔軟性
やフィードバック系の応答性(収束速度)となると、な
お改良の余地を残す。
【0007】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、上述した空燃比制御をより柔軟に、且つ
応答性よく実現することのできる内燃機関の空燃比制御
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では、図9に示されるように、内燃機関
M1へ供給する混合気を形成すべく同内燃機関M1へ吸
入される空気へ燃料を噴射供給する燃料供給手段M2
と、内燃機関M1の排気ガスに基づいて前記混合気の空
燃比を検出する空燃比検出手段M3と、これら燃料供給
手段M2から空燃比検出手段M3までの制御対象に近似
して設定された制御モデルに基づき前記検出される空燃
比を目標空燃比に制御するための状態フィードバックを
実行しつつその都度の空燃比補正係数を求める空燃比制
御手段M4と、この求められる空燃比補正係数に基づい
て前記燃料供給手段M2が供給する燃料量を制御する燃
料供給量制御手段M5とを具える内燃機関の空燃比制御
装置であって、前記空燃比検出手段M3が安定して空燃
比検出の可能な状態か否かを判定する判定手段M6と、
前記制御モデルとして、前記空燃比検出手段M3が安定
して空燃比検出の可能な状態にあるとき、及びないと
き、のそれぞれの状態に対応して、前記状態フィードバ
ックが最も早く収束されるための最適フィードバックゲ
インが各々設定記憶された記憶手段M7と、前記判定手
段M6の判定結果に応じて、これら設定記憶された最適
フィードバックゲインを選択的に読み出す制御モデル切
換手段M8と、をそれぞれ具えるようにする。そして前
記空燃比制御手段M4は、前記制御モデル切換手段M8
から選択的に読み出される最適フィードバックゲインに
基づいて前記空燃比補正係数を求めるようにする。
【0009】
【作用】記憶手段M7に前記制御モデルとして、すなわ
ち第1及び第2の制御モデルとして各々設定記憶される
最適フィードバックゲインとは、空燃比検出手段M3が
安定して空燃比検出の可能な状態にあるとき、及びない
とき、のそれぞれ実際に適用される状態フィードバック
系の状態に対応して、それが最も早く収束されるための
ゲインが予め経験的に求められたものである。
【0010】したがって、判定手段M6の判定結果に応
じてこれら第1及び第2の制御モデル(最適フィードバ
ックゲイン)が選択的に空燃比制御手段M4に読み込ま
れることは、空燃比検出手段M3のその都度の状態に最
も即したかたちで、供給される燃料量と検出される空燃
比との動的な関係に基づく空燃比補正係数の算出が行わ
れることを意味し、結局、柔軟性に富み、且つ応答性に
も優れた前記現代制御理論に基づく空燃比フィードバッ
ク制御は、如何なる場合も好適に維持されるようにな
る。
【0011】なお、判定手段M6による判定手法として
は、例えば ( a)空燃比検出手段M3の温度が所定温度に達するこ
と、及び該所定温度に達して所定時間が経過されるこ
と、の論理積条件に基づいて同空燃比検出手段M3が安
定して空燃比検出の可能な状態にある旨を判定する。或
いは ( b)前記制御される燃料供給量と前記検出される空燃比
との動的な関係が維持されていることを条件に、前記空
燃比検出手段M3が安定して空燃比検出の可能な状態に
ある旨を判定する。 などの方法がある。何れの場合も、単に空燃比検出手段
M3の温度のみを検出してその安定状態/不安定状態を
判定する方法に比べれば、これら状態について、格段に
信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】図1に、この発明の一実施例として、4気筒
4サイクル型火花点火式内燃機関E、及びその燃料噴射
制御システムに、この発明にかかる内燃機関の空燃比制
御装置を適用した例を示す。
【0013】この図1に示される内燃機関Eは、その作
動下において、 ( 1)エアクリーナ10を通り吸気管20内に流入する空
気流を、同吸気管20内のスロットルバルブ20a及び
サージタンク30を介してインテークマニホールド40
内に流入させる。 ( 2)図示しない燃料タンクより圧送され、燃料噴射弁4
1〜44を通じて噴射される燃料と、この流入させた空
気流とを、同インテークマニホールド40内で混合して
混合気を形成する。 ( 3)この形成した混合気を機関本体50の各気筒の燃焼
室に供給して点火プラグ51〜54の点火のもとに燃焼
させる。 ( 4)この燃焼させたガスをイグゾーストマニホールド6
0及び三元触媒70を通し排気ガスとして排気管80内
に排出する。 といった動作を繰り返す。
【0014】なおここで、上記各点火プラグ51〜54
は、ディストリビュータ90から点火回路100との協
働により配電される高電圧を受けて点火する。また、三
元触媒70はイグゾーストマニホールド60からの排気
ガス中の有害成分(CO、HC、NOX 等)を低減する
役割を果たす。
【0015】また、燃料噴射制御システムは、回転数セ
ンサ110、スロットルセンサ120、負圧センサ13
0、水温センサ140、空気温センサ150、空燃比セ
ンサ160、及び酸素濃度センサ170をそれぞれ有し
ている。以下に、これら各センサの機能を簡単に説明す
る。
【0016】回転数センサ110は、ディストリビュー
タ90に配設されて、機関本体50の出力軸の現実の回
転数(内燃機関Eの現実の回転数に相当する)を検出
し、この検出結果に比例する周波数にてパルス信号を順
次発生する。ただし、回転数センサ110からのパルス
信号の発生数は、内燃機関Eの2回転(すなわち720
度クランク角)あたり、24個である。
【0017】スロットルセンサ120は、スロットルバ
ルブ20aの現実の開度を検出し、これを開度検出信号
として発生する。また、スロットルセンサ120は、ア
イドルスイッチをも内蔵しているものとする。このアイ
ドルスイッチは、スロットルバルブ20aの全閉時にこ
れを検出して全閉検出新語を発生する。
【0018】負圧センサ130は、吸気管20内のスロ
ットルバルブ20aの下流に生ずる現実の負圧を検出
し、これを負圧検出信号として発生する。水温センサ1
40は、機関本体50の冷却系統内の現実の冷却水温を
検出し、これを水温検出信号として発生する。
【0019】空気温センサ150は、吸気管20内スロ
ットルバルブ20aの上流に流入する空気流の現実の温
度を空気温検出信号として発生する。また、空燃比セン
サ160は、排気管80内の三元触媒70の上流におけ
る排気ガス中の現実の未燃焼酸素濃度を検出し、これを
空燃比検出信号として発生する。かかる場合、同空燃比
検出信号は、機関本体50に供給される混合気の現実の
空燃比λに対しリニアな値をとる。
【0020】酸素濃度センサ170は、排気管80内の
三元触媒70の下流における排気ガス中の現実の未燃焼
酸素濃度を検出し、これを酸素濃度検出信号として発生
する。ただし、この酸素濃度センサ170からの酸素濃
度検出信号は、空燃比λが理論空燃比λ0 に対しリッチ
かリーンであるかを表す。
【0021】以上説明したセンサは何れも周知であり、
その構造等についての詳細な説明は割愛する。マイクロ
コンピュータ180は、CPU181、ROM182、
RAM183、バックアップRAM184、入力ポート
185、出力ポート186及びバスライン187等によ
り構成されている。
【0022】CPU181は、上述した回転数センサ1
10からのパルス信号、スロットルセンサ120からの
開度検出信号並びに全閉検出信号、負圧センサ130か
らの負圧検出信号、水温センサ140からの水温検出信
号、空気温センサ150からの空気温検出信号、空燃比
センサ160からの空燃比検出信号、及び酸素濃度セン
サ170からの酸素濃度検出信号についてはこれを入力
ポート185及びバスライン187を介して受入すると
ともに、ROM182、RAM183、及びバックアッ
プRAM184に記憶されているデータについてもこれ
をバスライン187を介して受入して、該燃料噴射制御
システムとしての所定のコンピュータプログラムを実行
し、この実行中において、バスライン187及び出力ポ
ート186を介して燃料噴射弁41〜44及び点火回路
100を駆動制御するに必要な演算処理を行う。
【0023】ただし、上述のコンピュータプログラムは
ROM182内に予め記憶されている。また、このRO
M182内には、後述する制御モデルとして、上記空燃
比センサ160が安定して空燃比検出の可能な状態にあ
るとき、及びないとき、のそれぞれの状態に対応して、
後述する状態フィードバックが最も早く収束されるため
の最適フィードバックゲインも各々設定記憶されてい
る。
【0024】次に、上述した燃料噴射制御システムにお
いて、空燃比制御を行うために予め設計されている手法
について順次説明する。 (1)制御対象のモデリング この実施例では、内燃機関Eの空燃比λを制御するシス
テムのモデルに、無駄時間P=3を有する次数1の自己
回帰移動平均モデルを用い、更に外乱dを考慮して近似
している。
【0025】まず、自己回帰移動平均モデルを用いた空
燃比λを制御するシステムのモデルは、次の(1)式に
より近似できる。 λ(K)=a・λ(K−1)+b・FAF(K−3) …(1) ただし、この(1)式において、符号FAFは空燃比補
正係数を表す。また、符号a、bはそれぞれ定数を表
す。また、符号Kは、最初のサンプリング開始からの制
御回数を示す変数を表す。
【0026】更に、外乱dを考慮すると、制御システム
のモデルは、次の(2)式で近似できる。 λ(K)=a・λ(K−1)+b・FAF(K−3)+d(K−1) …(2) 以上のように近似したモデルに対し、ステップ応答を用
いた回転周期(360度クランク角)サンプリングで離
散化して上記各定数a、bを定めること、すなわち空燃
比λを制御する系の伝達関数Gを求めることは容易であ
る。 (2)状態変数量IXの表示方法(ただし、IXはベク
トル量である) 上記(2)式を、次の(3)式により表される状態変数
量IX(K)を用いて書き直すと、(4)式の如き行列
式となり、更には(5)式のようになる。ただし、
(3)式において、符号Tは、転置行列を示す。また、
式中の記号「^」はべき乗を示すものとする。 IX(K)=[X1(K),X2(K),X3(K),X4(K)]^T …(3) |X1(K+1)| |ab00||X1(K)| |0| |X2(K+1)| |0010||X2(K)| |0| |X3(K+1)|=|0001||X3(K)|+|0|FAF(K) |X4(K+1)| |0000||X4(K)| |1| |1| |0| +|0|d(K) …(4) |0| X1(K+1)=aX1(K)+bX2(K)+d(K)=λ(K+1) X2(K+1)=FAF(K−2) X3(K+1)=FAF(K−1) X4(K+1)=FAF(K) …(5) (3)レギュレータの設計 上記(3)式〜(5)式に基づいてレギュレータを設計
すると、空燃比補正係数FAFは、最適フィードバック
ゲインIK(ベクトル量を有する)に関する次の(6)
式、及び状態変数量IX(K)に関する(7)式を用い
て、(8)式のように表せる。ここでも、式中の記号
「^」はべき乗を示す。 IK=[K1、K2、K3、K4] …(6) IX^T (K)=[λ(K),FAF(K−3),FAF(K−2), FAF(K−1)] …(7) FAF(K)=IK・IX^T (K) =K1・λ(K)+K2・FAF(K−3) +K3・FAF(K−2)+K4・(K−1) …(8) 更に、この(8)式において、誤差を吸収させるための
積分項ZI(K)加えると、空燃比補正係数FAFは、
次の(9)式によって与えられる。 FAF(K)=K1・λ(K)+K2・FAF(K−3) +K3・FAF(K−2)+K4・FAF(K−1) +ZI(K) …(9) なお、上記の積分項ZI(K)は、目標空燃比λTG及び
現実の空燃比λ(K)間の偏差と積分定数Kaとから決
まる値であって、次の(10)式により与えられる。 ZI(K)=ZI(K−1)+Ka・(λTG−λ(K)) …(10) 図2に、上述のようにモデル設計した空燃比λの制御シ
ステムのブロック線図を表す。
【0027】なお、この図2においては、空燃比補正係
数FAF(K)をFAF(K−1)から導出するために
(1/Z)変換を用いて表記したが、これは実際には、
過去の空燃比補正係数FAF(K−1)をRAM183
に記憶しておき、次の制御タイミングで読み出して用い
ている。因みに、「FAF(K−1)」は1回前の空燃
比補正係数を表し、「FAF(K−2)」は2回前の空
燃比補正係数を表し、「FAF(K−3)」は3回前の
空燃比補正係数を表す。
【0028】また、同図2において、一点鎖線で囲まれ
たブロックP1が、空燃比λ(K)を目標空燃比λTGに
フィードバック制御している状態にて状態変数量IX
(K)を定める部分であり、ブロックP2が、積分項Z
I(K)を求める部分(累積部)であり、そしてブロッ
クP3が、ブロックP1で定められた状態変数量IX
(K)とブロックP2で求められた積分項ZI(K)と
から今回の空燃比補正係数FAF(K)を演算する部分
である。 (4)最適フィードバックゲインIK及び積分定数Ka
の決定 最適フィードバックゲインIK及び積分定数Kaは、例
えば、次の(11)式で示される評価関数Jを最小にす
ることで設定できる。式中の記号「^」がべき乗を示す
ことはこれまでと同様である。 J=Σ[Q{λ(K)−λTG}^2 (K=0から∞) +R{FAF(K)−FAF(K−1)}^2 ] …(11) ただしこの(11)式において、評価関数Jは、空燃比
補正係数FAF(K)の動きを制約しつつ、空燃比λ
(K)と目標空燃比λTGとの偏差を最小にすることを意
図したものである。また、空燃比補正係数FAF(K)
に対する制約の重み付けは、重みのパラメータQ、及び
Rの値によって変更できる。したがって、重みパラメー
タQ、及びRの値を種々変えて最適な制御特性が得られ
るまでシミュレーションを繰り返して、最適フィードバ
ックゲインIK及び積分定数Kaを定めればよい。
【0029】更に、最適フィードバックッゲインIK及
び積分定数Kaは、先のモデル定数a、及びb(先の
(2)式、或いは(4)式参照)に依存している。した
がって、現在の空燃比λを制御する系の変動(パラメー
タ変動)に対するシステムの安定性(ロバスト性)を保
証するためには、これら各モデル定数a、及びbの変動
分を見込んで、最適フィードバックゲインIK及び積分
定数Kaを設定する必要がある。
【0030】よって、シミュレーションは、各モデル定
数a、及びbの現実に生じ得る変動を加味して行い、安
定性を満足する最適フィールドバックゲインIK及び積
分定数Kaを定める。
【0031】以上、制御対象のモデリング、状態変数量
の表示方法、レジュレータの設計、並びに最適フィール
ドバックゲイン及び積分定数の決定について説明した
が、該実施例の装置では、これらは何れも既に設定され
ているものとする。そして以下では、上記(9)式及び
(10)式のみを用いて、該燃料噴射制御システムにお
ける空燃比制御を実行するものとする。
【0032】さて、以上のように構成したこの実施例の
装置において、燃料噴射制御システムを作動状態におけ
ば、マイクロコンピュータ180(正確にはそのCPU
181)は、図3〜図5のフローチャートに従ってコン
ピュータプログラムの実行を開始する。
【0033】すなわちCPU181は、ステップ200
にて同プログラムの実行を開始した後、ステップ300
にて、インテークマニホールド40内へ噴射供給する燃
料の基本噴射量Tpを演算する。この基本噴射量Tpを
演算は、内燃機関Eの360度クランク角毎に回転数セ
ンサ110から出力されるパルス信号の周波数(これに
応じて同内燃機関Eの回転数Neが自ずと求まる)や、
負圧センサ130から出力される負圧検出信号の値(以
下、負圧PMという)等に基づいて行われる。こうして
燃料の基本噴射量Tpを演算したCPU181は次い
で、空燃比演算処理ルーチン400(図4及び図5参
照)に進み、ここで前述した空燃比補正係数FAFの算
出、設定を開始する。
【0034】以下、図4に基づいて、この空燃比演算処
理ルーチン400におけるCPU181の処理手順を説
明する。ステップ400aとしてこの空燃比演算処理ル
ーチン400を開始したCPU181は、次のステップ
410にて、空燃比λのフィードバック条件の成立の有
無を判別する。ただし、このフィードバック条件の成立
は、機関本体50の冷却系統内の冷却水温が所定水温以
上であること、及び内燃機関Eの回転数及び負荷が高く
ないこと、等であるとする。
【0035】現段階にてフィードバック条件が成立して
いなければ、CPU181は、このステップ410にお
いて「NO」と判断し、ステップ480にて、空燃比補
正係数FAFを「FAF=1.0」とセットする。すな
わちこのことは、空燃比λを補正しないことを意味し、
この場合には、いわゆるオープン制御となる。
【0036】このようにして空燃比演算処理ルーチン4
00の演算処理がステップ400bにて終了すると、C
PU181は、ステップ500(図3参照)にて、次の
(12)式に基づき、そのときに制御すべき燃料噴射量
TAUを算出、設定する。 TAU=FAF・Tp・FALL …(12) 因みにこの(12)式において、FAFは、この空燃比
演算処理ルーチン400で求められた空燃比補正係数、
Tpは、上記ステップ300で求められた燃料の基本噴
射量、そしてFALLは、該燃料噴射制御システムがこ
こで実行される空燃比制御以外の要素で燃料噴射量を補
正するための補正係数である。この補正係数FALLに
基づく補正としては例えば、EGR(エキゾーストガス
リサキュレイションシステム)による補正、その時点の
電圧による補正、その時点の水温による補正、等々があ
る。
【0037】一方、コンピュータープログラムが上述の
ようにステップ410(図4)に進んだときに空燃比λ
のフィードバック条件が成立しておれば、CPU181
は同ステップ410にて「YES」と判断する。
【0038】こうしてフィードバック条件が成立してい
る旨判断したCPU181は、ステップ420にて、内
燃機関Eのその時点での運転状態に応じた目標空燃比入
TGを設定した後、ステップ430にて、前記空燃比セン
サ160が安定して空燃比検出の可能な状態か否かを判
定する。この判定のためのルーチンについては、後に図
5を併せ参照して詳述する。
【0039】さてここで、空燃比センサ160が安定状
態にある旨判定される場合、CPU181は、前記RO
M182に各々設定記憶されている最適フィードバック
ゲインIKn(n=1,2,3,4,A)のうち、空燃
比センサ160の安定状態に対応してモデル化した制御
モデルにあって、先の図2に示されるフィードバック系
を最も早く収束させ得るフィードバックゲイン(便宜
上、これを「第1の制御モデル」という)を選択的に読
み込むステップ440を実行する。他方、同空燃比セン
サ160が不安定な状態にある旨判定される場合には、
CPU181は、同ROM182に各々設定記憶されて
いる最適フィードバックゲインIKn(n=1,2,
3,4,A)のうち、空燃比センサ160の不安定な状
態に対応してモデル化した制御モデルにあって、同図2
に示されるフィードバック系を最も早く収束させ得るフ
ィードバックゲイン(便宜上、これを「第2の制御モデ
ル」という)を選択的に読み込むステップ450を実行
する。
【0040】これら最適フィードバックゲインIKn
(n=1,2,3,4,A)とは、先の(9)式におけ
るフィードバック定数「K1」〜「K4」、及び先の
(10)式におけるフィードバック定数「Ka」をそれ
ぞれ特定する値である。通常、このように空燃比センサ
の安定状態/不安定状態に応じて制御モデルが違えば、
先の(4)式での定数a、及びbも自ずと違った値とな
り、ひいては該最適フィードバックゲインIKn(n=
1,2,3,4,A)の値も、それら制御モデルの違い
に応じて異なった値となる。そして、これら制御モデル
の違いに応じて異なった最適フィードバックゲインIK
n(n=1,2,3,4,A)、すなわち第1及び第2
の制御モデルが、先の(11)式に基づいて予め経験的
に設定できることは前述した通りである。
【0041】しかしてCPU181は、次のステップ4
60にて、その選択的に読み込んだ最適フィードバック
ゲインIKn(n=A)を先の(10)式に代入して積
分項ZI(K)を演算し、更にステップ470にて、同
選択的に読み込んだ最適フィードバックゲインIKn
(n=1,2,3,4)を先の(9)式に代入して空燃
比補正係数FAFを演算する。
【0042】このようにして、ステップ470における
空燃比補正係数FAFの演算を終えると、CPU181
は、ステップ500(図3)にて、先と同様、(12)
式に基づいて、そのときに制御すべき燃料噴射量TAU
を算出、設定する。
【0043】そしてCPU181はその後、この設定し
た燃料噴射量TAUを燃料噴射出力信号として、バスラ
イン187及び出力ポート186を介して燃料噴射弁4
1〜44に付与することとなる。これにより燃料噴射弁
41〜44は、燃料タンクから圧送される燃料をこの燃
料噴射出力信号の値に相当する量にてインテークマニホ
ールド40内に噴射するようになる。
【0044】なお、上記ステップ430での判定におい
て、空燃比センサ160が不活性である旨判定される場
合には、先のステップ480を通じて、この空燃比補正
係数FAFを強制的に「1.0」とする。すなわち、た
とえ前記フィードバック条件が成立していようとも、空
燃比センサ160が不活性であれば、正常な空燃比制御
などそもそも不可能であるため、この場合にもオープン
制御として、空燃比の補正は行わない。
【0045】ここで、上記ステップ430にあたる判定
ルーチンについて、その一例を図5に基づき詳述する。
すなわちこの判定ルーチンでは、ステップ4311に
て、空燃比センサ160の素子温TAFを検出した後、ス
テップ4312で、この素子温TAFが700℃以上か否
かを判定する。素子温TAFが700℃以上であれば、ス
テップ4314に進む。ステップ4314では、マイク
ロコンピュータ180自身に内蔵されるとするカウンタ
CAFを1インクリメントし、ステップ4315で、この
素子温TAFが700℃以上にある時間が、同カウンタC
AFでいう例えばカウント値「10」に相当する時間以上
続いたかどうかを判定する。この条件が満たされていれ
ば、ステップ4318に進んで、「出力安定」状態であ
る旨判定する。また、このステップ4315での判定に
おいて、上記素子温TAFの持続条件が満たされていない
旨判断される場合には、ステップ4317にて「出力不
安定」状態である旨判定する。
【0046】他方、上記ステップ4312において、素
子温TAFが700℃に満たない旨判断される場合には、
ステップ4313で更に、同素子温TAFが550℃以上
か否かを判定する。そしてその結果、素子温TAFが55
0℃以上であれば、ステップ4317にて「出力不安
定」状態である旨判定し、同素子温TAFが550℃未満
であれば、ステップ4316で「不活性」状態である旨
判定する。
【0047】こうした判定ルーチンによれば、単に空燃
比センサ160の温度のみを検出してその安定状態/不
安定状態を判定する方法に比べ、同空燃比センサ160
のそれら状態について、はるかに信頼性の高い判定を行
うことができる。
【0048】図6は、こうした空燃比センサの温度−限
界電流特性を参考までに示したものであるが、上述した
実施例の装置を通じて上記判定ルーチンに基づく空燃比
制御が行われることにより、同図6に付記する態様で、
上記第1の制御モデルによるフィードバック制御、上記
第2の制御モデルによるフィードバック制御、及びそれ
らに該当しないオープン制御がそれぞれ実施されるよう
になる。なお、第1の制御モデルによるフィードバック
制御が行われるためには、正確には、上記素子温TAFが
700℃以上に維持される「時間要素」も加味されるこ
ととなるが、この図6では便宜上、該「時間要素」につ
いての図示は割愛した。
【0049】以上のように、この実施例によれば、空燃
比センサの安定状態/不安定状態の判定結果に応じて、
これら第1及び第2の制御モデルに応じたフィードバッ
ク制御が選択的に実行されることとなる。すなわち、同
空燃比センサが不活性である場合を除く如何なる状態に
あっても、柔軟性に富み、且つ応答性にも優れた現代制
御理論に基づく空燃比制御が実現されるようになる。
【0050】ところで、上記の実施例にあっては、空燃
比センサの安定状態/不安定状態を判定するのに、図5
に例示した判定ルーチンを用いるとしたが、このような
判定ルーチンの選択は任意であり、他に例えば、図7に
例示するような判定ルーチンを用いるようにしてもよ
い。
【0051】一般に、空燃比センサの出力が安定してい
ないときは、燃料噴射量−空燃比の動的関係が崩れるた
め、燃料噴射量の動きに空燃比が追従しない。図8は、
燃料噴射量−空燃比のこのような動的関係について例示
している。すなわち、図8(b)に示される空燃比補正
係数FAFの変動に追従して、燃料噴射量が例えば10
%だけ減ったとすると、そのときの空燃比λも、図8
(a)に一点鎖線にて示されるように、10%だけ燃料
が薄くなった旨を示す値として検出されるべきものが、
このように空燃比センサ自身の出力が安定していないと
きには、例えば同図8(a)に実線にて示されるよう
に、せいぜい2%程度燃料が薄くなった旨を示す値とし
て検出される可能性がある。
【0052】そこで、この図7に例示する判定ルーチン
では、ステップ4321で、内燃機関Eが同一運転条件
にあることを確認し、ステップ4322で、現在フィー
ドバック中であることを確認した後、ステップ4323
で、その時点で設定されている空燃比補正係数FAFと
検出された空燃比λとを前記RAM183に記憶する。
そしてその後、ステップ4324で、燃料噴射量(ここ
では空燃比補正係数FAFをもって燃料噴射量としてい
る)と空燃比λとの動的関係を確認する。なお、このス
テップ4324の判定式で、「λ」はその時点で検出さ
れている空燃比、「λBF」は前回検出された空燃比、
「FAF」はその時点で設定されている空燃比補正係
数、「FAFBF」は前回設定された空燃比補正係数、を
それぞれ示すとする。したがって、(λ−λBF)と(F
AF−FAFBF)との比の絶対値である「α」の値は、
上記動的関係が保たれているほど「1.0」に近づき、
逆に上記動的関係が崩れているほど小さくなる(「0.
1」に近づく)。このためここでは、上記「α」の値を
監視して、同値が「0.8<α≦1.0」であれば、ス
テップ4325で「出力安定」状態と判定し、同値が
「0.6<α≦0.8」であれば、ステップ4326で
「出力不安定」状態と判定し、同値が「α≦0.6」で
あれば、ステップ4327で「不活性」状態と判定す
る。もっとも、上記の実施例では、内燃機関Eの空燃比
λを制御するシステムのモデルに無駄時間P=3を有す
る次数1の自己回帰移動平均モデルを用いて近似してい
るため、上記検出される空燃比λも3回転分だけ遅れる
こととなり、ここでエンジン回転数をiとおけば、この
判定式も正確には、 |{λ(i+3)−λBF(i+3)}/{FAF(i)
−FAFBF(i)}|=α となる。
【0053】なお、上記ステップ4321において、内
燃機関Eが同一運転条件にあるか否かは、例えばエンジ
ン回転数と吸気管圧力について各々前回のサンプル値と
今回のサンプル値を比較することで判断できる。それら
値が近ければ同一運転条件にあると判断される。
【0054】また、上記ステップ4322において、フ
ィードバック中であるか否かは、先のフィードバック条
件の成立の有無(図4ステップ410参照)によって判
断することができる。
【0055】そして、これらステップ4321及び43
22において「NO」と判定される場合には、ステップ
4328の処理として、該判定ルーチンとしての前回の
判定結果を返す(リターンする)ものとする。
【0056】このような判定方法によっても、前記空燃
比センサ160が安定して空燃比検出の可能な状態か否
かを、非常に高い信頼性を持って判定することができ
る。なお、上記実施例においては、それが適用される内
燃機関並びにその燃料噴射制御システムが図1に示され
る構成を有するとしたが、この発明にかかる内燃機関の
空燃比制御装置がこの図1に示される内燃機関やその燃
料噴射制御システムへの適用に限られるものでないこと
は勿論であり、例えば先の図2に示される態様にてその
制御対象がモデリングできるものであれば、他のいかな
る内燃機関並びにその燃料噴射制御システムについて
も、上記同様にこの発明を適用することができる。
【0057】また、空燃比補正係数を求めるための具体
処理として図4に示した手順も一例にすぎない。例えば
目標空燃比の設定に関しても、積分項の演算などでそれ
が用いられる以前であれば、同フロー中の何れの箇所で
設定されてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、空燃比検出手段のその都度の状態に最も即したかた
ちで、供給される燃料量と検出される空燃比との動的な
関係に基づく空燃比補正係数の算出が行われ、ひいては
柔軟性に富み、且つ応答性にも優れた現代制御理論に基
づく空燃比フィードバック制御が、如何なる場合も好適
に維持されるようになる。
【0059】またこの発明によれば、冒頭に示した従来
の空燃比制御装置に比べてフィードバックの開始時期を
早めることができ、その結果、適正な空燃比制御のもと
に、排気ガス中の有害成分のエミッションの低減をより
一層促進することができるようにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる内燃機関の空燃比制御装置に
ついてその一実施例が適用される内燃機関及びその燃料
噴射制御システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】実施例の空燃比制御装置においてその制御対象
としてモデリングされた状態フィードバック系の構成を
示すブロック図である。
【図3】同実施例の空燃比制御装置の燃料噴射量設定の
ためのメイン処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】図3に示される手順のうち、空燃比補正係数の
設定手順についてそのその具体的な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図4に示される空燃比センサ出力の安定状態/
不安定状態判定処理についてその具体的な処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】上記実施例の空燃比制御装置に適用される空燃
比センサの温度−限界電流特性とともに、同実施例の空
燃比制御装置による制御態様推移を併せ示すグラフであ
る。
【図7】図4に示される空燃比センサ出力の安定状態/
不安定状態判定処理について他の処理手順例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】燃料噴射量の動きに空燃比が追従しない場合の
燃料噴射量−空燃比の動的関係について例示したタイミ
ングチャートである。
【図9】この発明にかかる内燃機関の空燃比制御装置に
ついてその構成概念を示すクレーム対応図である。
【符号の説明】
10…エアクリーナ、20…吸気管、20a…スロット
ルバルブ、30…サージタンク、40…インテークマニ
ホールド、41、42、43、44…燃料噴射弁、50
…機関本体、60…イグゾーストマニホールド、70…
三元触媒、80…排気管、90…ディストリビュータ、
100…点火回路、110…回転数センサ、120…ス
ロットルセンサ、130…負圧センサ、140…水温セ
ンサ、150…空気温センサ、160…空燃比センサ、
170…酸素濃度センサ、180…マイクロコンピュー
タ、181…CPU、182…ROM、183…RA
M、184…バックアップRAM、185…入力ポー
ト、186…出力ポート、187…バスライン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関へ供給する混合気を形成すべく同
    内燃機関へ吸入される空気へ燃料を噴射供給する燃料供
    給手段と、内燃機関の排気ガスに基づいて前記混合気の
    空燃比を検出する空燃比検出手段と、これら燃料供給手
    段から空燃比検出手段までの制御対象に近似して設定さ
    れた制御モデルに基づき前記検出される空燃比を目標空
    燃比に制御するための状態フィードバックを実行しつつ
    その都度の空燃比補正係数を求める空燃比制御手段と、
    この求められる空燃比補正係数に基づいて前記燃料供給
    手段が供給する燃料量を制御する燃料供給量制御手段と
    を具える内燃機関の空燃比制御装置であって、 前記空燃比検出手段が安定して空燃比検出の可能な状態
    か否かを判定する判定手段と、 前記制御モデルとして、前記空燃比検出手段が安定して
    空燃比検出の可能な状態にあるとき、及びないとき、の
    それぞれの状態に対応して、前記状態フィードバックが
    最も早く収束されるための最適フィードバックゲインが
    各々設定記憶された記憶手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて、これら設定記憶され
    た最適フィードバックゲインを選択的に読み出す制御モ
    デル切換手段と、 を具え、前記空燃比制御手段は、該制御モデル切換手段
    から選択的に読み出される最適フィードバックゲインに
    基づいて前記空燃比補正係数を求めることを特徴とする
    内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段は、前記空燃比検出手段の温
    度が所定温度に達すること、及び該所定温度に達して所
    定時間が経過されること、の論理積条件に基づいて同空
    燃比検出手段が安定して空燃比検出の可能な状態にある
    旨を判定する請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記判定手段は、前記制御される燃料供給
    量と前記検出される空燃比との動的な関係が維持されて
    いることを条件に、前記空燃比検出手段が安定して空燃
    比検出の可能な状態にある旨を判定する請求項1に記載
    の内燃機関の空燃比制御装置。
JP15564693A 1993-06-25 1993-06-25 内燃機関の空燃比制御装置 Expired - Lifetime JP3589683B2 (ja)

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JP15564693A JP3589683B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 内燃機関の空燃比制御装置
US08/248,951 US5445136A (en) 1993-06-25 1994-05-25 Air-fuel ratio control apparatus for internal combustion engines
DE4422072A DE4422072B4 (de) 1993-06-25 1994-06-23 Luft-Treibstoff-Verhältnis-Regelungseinrichtung für eine Brennkraftmaschine

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002332898A (ja) * 2002-05-07 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
KR101509745B1 (ko) * 2013-12-16 2015-04-07 현대자동차 주식회사 공조장치 소비전력 산출방법

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