JPH07125263A - インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法 - Google Patents
インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法Info
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- JPH07125263A JPH07125263A JP15949093A JP15949093A JPH07125263A JP H07125263 A JPH07125263 A JP H07125263A JP 15949093 A JP15949093 A JP 15949093A JP 15949093 A JP15949093 A JP 15949093A JP H07125263 A JPH07125263 A JP H07125263A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 予備吐出によるインクの消費量を最小限に抑
えつつ混色を確実に防止する。 【構成】 記録ヘッド101は、それぞれ吐出するイン
クの色が異なる4つのノズル群200Y、200M、2
00C、200BKが一体的に設けられる。記録動作に
先立って、吸引キャップ401により各ノズル群200
Y、200M、200C、200BK内のインクをイン
クを吸引し、次いで、記録ヘッド101の吐出口面をワ
イパーブレード404により拭き取る。その後、各ノズ
ル群200Y、200M、200C、200BK内に押
し込まれた、混色したインクを除去するために予備吐出
を行なうが、予備吐出の吐出回数を、インクの色や各ノ
ズル群200Y、200M、200C、200BKの配
置に応じて、各ノズル群200Y、200M、200
C、200BK毎に変え、インクの消費量を抑える。
えつつ混色を確実に防止する。 【構成】 記録ヘッド101は、それぞれ吐出するイン
クの色が異なる4つのノズル群200Y、200M、2
00C、200BKが一体的に設けられる。記録動作に
先立って、吸引キャップ401により各ノズル群200
Y、200M、200C、200BK内のインクをイン
クを吸引し、次いで、記録ヘッド101の吐出口面をワ
イパーブレード404により拭き取る。その後、各ノズ
ル群200Y、200M、200C、200BK内に押
し込まれた、混色したインクを除去するために予備吐出
を行なうが、予備吐出の吐出回数を、インクの色や各ノ
ズル群200Y、200M、200C、200BKの配
置に応じて、各ノズル群200Y、200M、200
C、200BK毎に変え、インクの消費量を抑える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーのインクジェッ
ト記録装置において記録ヘッドのインクの吐出特性を良
好に維持するための記録ヘッド回復方法に関する。
ト記録装置において記録ヘッドのインクの吐出特性を良
好に維持するための記録ヘッド回復方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラーのインクジェット記録装置
においては、それぞれの色毎に複数の記録ヘッドを有
し、記録信号に基づいて所定の色のインクを所定のタイ
ミングで吐出口から吐出することにより記録を行なって
いる。また、各記録ヘッドのノズルの目詰まりを防止し
てインクの吐出特性を良好に維持するために、必要に応
じて記録ヘッド回復動作を行なっている。
においては、それぞれの色毎に複数の記録ヘッドを有
し、記録信号に基づいて所定の色のインクを所定のタイ
ミングで吐出口から吐出することにより記録を行なって
いる。また、各記録ヘッドのノズルの目詰まりを防止し
てインクの吐出特性を良好に維持するために、必要に応
じて記録ヘッド回復動作を行なっている。
【0003】この記録ヘッド回復動作は、記録動作に先
立って、記録ヘッドの吐出口面をキャップにより密閉
(キャッピング)した状態で、記録ヘッドのノズル内の
インクを吸引するものであるが、インクジェット記録装
置の構成の簡略化および小型化のために、一つのキャッ
プで各記録ヘッドの吐出口面をキャッピングするものが
提案されている。
立って、記録ヘッドの吐出口面をキャップにより密閉
(キャッピング)した状態で、記録ヘッドのノズル内の
インクを吸引するものであるが、インクジェット記録装
置の構成の簡略化および小型化のために、一つのキャッ
プで各記録ヘッドの吐出口面をキャッピングするものが
提案されている。
【0004】しかし、記録ヘッドのノズル内のインクを
吸引するだけでは、記録ヘッドの吐出口面には各色が混
色したインクが付着しており、これがノズル内に流れ込
むと次の吐出時には混色したインクが吐出され、記録品
位が低下する。そこで、インクの吸引後に記録ヘッドの
吐出口面の拭き取りを行ない、記録ヘッドの吐出口面に
付着したインクを除去している。ところが、拭き取りを
行なうことで記録ヘッドの吐出口面に付着したインクは
除去されるものの、今度はこれがノズル内に押し込ま
れ、混色したインクの吐出の原因となるので、拭き取り
後に、さらに記録とは別の予備吐出を行ない、拭き取り
によってノズル内に押し込まれたインクを除去してい
る。
吸引するだけでは、記録ヘッドの吐出口面には各色が混
色したインクが付着しており、これがノズル内に流れ込
むと次の吐出時には混色したインクが吐出され、記録品
位が低下する。そこで、インクの吸引後に記録ヘッドの
吐出口面の拭き取りを行ない、記録ヘッドの吐出口面に
付着したインクを除去している。ところが、拭き取りを
行なうことで記録ヘッドの吐出口面に付着したインクは
除去されるものの、今度はこれがノズル内に押し込ま
れ、混色したインクの吐出の原因となるので、拭き取り
後に、さらに記録とは別の予備吐出を行ない、拭き取り
によってノズル内に押し込まれたインクを除去してい
る。
【0005】また、記録動作中にも、インクの吐出によ
って次第に記録ヘッドの吐出口面にインクが付着してき
て、これが吐出不良の原因となるので、所定のタイミン
グで記録ヘッドの吐出口面の拭き取りおよび予備吐出を
行なっている。
って次第に記録ヘッドの吐出口面にインクが付着してき
て、これが吐出不良の原因となるので、所定のタイミン
グで記録ヘッドの吐出口面の拭き取りおよび予備吐出を
行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクジェット記録装置の記録ヘッド回復動作
では、予備吐出は全ての場合および色について同じ条件
で行なっていたので、予備吐出の条件は混色したインク
が最も除去されにくいものに合わせて設定されており、
記録に使われないインクが無駄に消費されていたという
問題点があった。
た従来のインクジェット記録装置の記録ヘッド回復動作
では、予備吐出は全ての場合および色について同じ条件
で行なっていたので、予備吐出の条件は混色したインク
が最も除去されにくいものに合わせて設定されており、
記録に使われないインクが無駄に消費されていたという
問題点があった。
【0007】そこで本発明は、予備吐出によるインクの
消費量を最小限に抑えつつ混色を確実に防止するインク
ジェット記録装置のヘッド回復方法を提供することを目
的とする。
消費量を最小限に抑えつつ混色を確実に防止するインク
ジェット記録装置のヘッド回復方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法
は、それぞれ異なる色のインクを吐出するための複数の
ノズル群が一体的に設けられて、前記各ノズル群の各吐
出口が同一直線上に配置された記録ヘッドの吐出口面
を、記録動作に先立って、一つのキャップ手段で密閉し
て前記各ノズル群内のインクを吸引した後、前記記録ヘ
ッドの吐出口面に付着したインクを拭き取り、次いで、
全ての吐出口から記録とは関係のない予備吐出を行な
う、インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であ
って、前記予備吐出でのインクの吐出回数を、インクの
色毎に変えることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法
は、それぞれ異なる色のインクを吐出するための複数の
ノズル群が一体的に設けられて、前記各ノズル群の各吐
出口が同一直線上に配置された記録ヘッドの吐出口面
を、記録動作に先立って、一つのキャップ手段で密閉し
て前記各ノズル群内のインクを吸引した後、前記記録ヘ
ッドの吐出口面に付着したインクを拭き取り、次いで、
全ての吐出口から記録とは関係のない予備吐出を行な
う、インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であ
って、前記予備吐出でのインクの吐出回数を、インクの
色毎に変えることを特徴とする。
【0009】また、インクの色はブラックインクおよび
他の複数色のカラーインクとし、前記複数色のカラーイ
ンクのうち、ブラックインクのノズル群に隣接したカラ
ーインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、残りのカ
ラーインクのノズル群の予備吐出の吐出回数よりも多く
してもよく、この場合、前記キャップ手段は、前記ブラ
ックインクのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズ
ル群とを、それぞれ別の領域で密閉するものであっても
よい。
他の複数色のカラーインクとし、前記複数色のカラーイ
ンクのうち、ブラックインクのノズル群に隣接したカラ
ーインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、残りのカ
ラーインクのノズル群の予備吐出の吐出回数よりも多く
してもよく、この場合、前記キャップ手段は、前記ブラ
ックインクのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズ
ル群とを、それぞれ別の領域で密閉するものであっても
よい。
【0010】さらに、前記記録ヘッドの吐出口面を密閉
した際に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群
の予備吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回
数よりも多くしたり、前記各ノズル群のうち、淡い色目
のインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズ
ル群の予備吐出の吐出回数よりも多くすることもでき
る。
した際に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群
の予備吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回
数よりも多くしたり、前記各ノズル群のうち、淡い色目
のインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズ
ル群の予備吐出の吐出回数よりも多くすることもでき
る。
【0011】また、それぞれ異なる色のインクを吐出す
るための複数のノズル群が一体的に設けられて、前記各
ノズル群の各吐出口が同一直線上に配置された記録ヘッ
ドの吐出口面を、記録動作に先立って、一つのキャップ
手段で密閉して前記各ノズル群内のインクを吸引した
後、前記記録ヘッドの吐出口面に付着したインクを拭き
取り、次いで、全ての吐出口から記録とは関係のない予
備吐出を行なう一方、記録動作中に前記記録ヘッドの吐
出口面に付着したインクを拭き取り、その後、前記全て
の吐出口から記録とは関係のない予備吐出を行なう、イ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であって、
前記記録動作に先立つ予備吐出でのインクの吐出回数
と、前記記録動作中の予備吐出でのインクの吐出回数と
を、それぞれインクの色毎に変えることを特徴とするも
のでもよく、前記記録動作中の予備吐出の吐出回数を、
前記記録動作に先立つ予備吐出の吐出回数よりも少なく
したり、インクの色はブラックインクおよび他の複数色
のカラーインクとし、前記複数色のカラーインクのう
ち、ブラックインクのノズル群に隣接したカラーインク
のノズル群の予備吐出の吐出回数を、残りのカラーイン
クのノズル群の予備吐出の吐出回数よりも多くしてもよ
い。
るための複数のノズル群が一体的に設けられて、前記各
ノズル群の各吐出口が同一直線上に配置された記録ヘッ
ドの吐出口面を、記録動作に先立って、一つのキャップ
手段で密閉して前記各ノズル群内のインクを吸引した
後、前記記録ヘッドの吐出口面に付着したインクを拭き
取り、次いで、全ての吐出口から記録とは関係のない予
備吐出を行なう一方、記録動作中に前記記録ヘッドの吐
出口面に付着したインクを拭き取り、その後、前記全て
の吐出口から記録とは関係のない予備吐出を行なう、イ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であって、
前記記録動作に先立つ予備吐出でのインクの吐出回数
と、前記記録動作中の予備吐出でのインクの吐出回数と
を、それぞれインクの色毎に変えることを特徴とするも
のでもよく、前記記録動作中の予備吐出の吐出回数を、
前記記録動作に先立つ予備吐出の吐出回数よりも少なく
したり、インクの色はブラックインクおよび他の複数色
のカラーインクとし、前記複数色のカラーインクのう
ち、ブラックインクのノズル群に隣接したカラーインク
のノズル群の予備吐出の吐出回数を、残りのカラーイン
クのノズル群の予備吐出の吐出回数よりも多くしてもよ
い。
【0012】この場合、前記キャップ手段は、前記ブラ
ックインクのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズ
ル群とを、それぞれ別の領域で密閉するものであっても
よい。
ックインクのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズ
ル群とを、それぞれ別の領域で密閉するものであっても
よい。
【0013】さらに、前記記録ヘッドの吐出口面を密閉
した際に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群
の予備吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回
数よりも多くしたり、前記各ノズル群のうち、淡い色目
のインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズ
ル群の予備吐出の吐出回数よりも多くすることもでき
る。
した際に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群
の予備吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回
数よりも多くしたり、前記各ノズル群のうち、淡い色目
のインクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズ
ル群の予備吐出の吐出回数よりも多くすることもでき
る。
【0014】そして、前記記録ヘッドは、インク吐出用
の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えて
いるものであってもよく、さらに前記記録ヘッドは、前
記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り、インクに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインク
を吐出させるものであってもよい。
の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えて
いるものであってもよく、さらに前記記録ヘッドは、前
記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り、インクに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインク
を吐出させるものであってもよい。
【0015】
【作用】上記のとおり構成された本発明のインクジェッ
ト記録装置の記録ヘッド回復方法では、記録動作に先立
って、記録ヘッドの吐出口面は一つのキャップ手段で密
閉されて各ノズル群内のインクが吸引された後、吐出口
面に付着したインクが拭きとられる。記録ヘッドは、吐
出するインクの色毎に複数のノズル群が一体的に設けら
れているので、インクの吸引および拭き取りによって、
各吐出口には混色したインクが押し込まれる。この押し
込まれたインクを除去するために予備吐出を行なうので
あるが、混色が除去されるまでの吐出回数は、インクの
色やノズル群の配置により各色毎に異なる。そこで、予
備吐出でのインクの吐出回数を、インクの色やノズル群
の配置に応じて色毎に変えることで、記録に使われない
無駄なインクの消費量を最小限に抑えつつ、確実にイン
クの混色が防止される。
ト記録装置の記録ヘッド回復方法では、記録動作に先立
って、記録ヘッドの吐出口面は一つのキャップ手段で密
閉されて各ノズル群内のインクが吸引された後、吐出口
面に付着したインクが拭きとられる。記録ヘッドは、吐
出するインクの色毎に複数のノズル群が一体的に設けら
れているので、インクの吸引および拭き取りによって、
各吐出口には混色したインクが押し込まれる。この押し
込まれたインクを除去するために予備吐出を行なうので
あるが、混色が除去されるまでの吐出回数は、インクの
色やノズル群の配置により各色毎に異なる。そこで、予
備吐出でのインクの吐出回数を、インクの色やノズル群
の配置に応じて色毎に変えることで、記録に使われない
無駄なインクの消費量を最小限に抑えつつ、確実にイン
クの混色が防止される。
【0016】また、記録動作中にも、インクの吐出特性
を良好に維持するために記録ヘッドの吐出口面の拭き取
りおよび予備吐出が行なわれるが、この場合は、記録動
作に先立つ予備吐出に比べ、少ないインクの量で混色し
たインクを除去できる。そこで、記録動作中の予備吐出
での吐出回数を、記録動作に先立つ予備吐出での吐出回
数よりも少なくすることで、無駄なインクの消費がより
抑えられる。
を良好に維持するために記録ヘッドの吐出口面の拭き取
りおよび予備吐出が行なわれるが、この場合は、記録動
作に先立つ予備吐出に比べ、少ないインクの量で混色し
たインクを除去できる。そこで、記録動作中の予備吐出
での吐出回数を、記録動作に先立つ予備吐出での吐出回
数よりも少なくすることで、無駄なインクの消費がより
抑えられる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0018】(第1実施例)図1は、本発明の記録ヘッ
ド回復方法の第1実施例に使用されるインクジェット記
録装置の一例の概略斜視図である。
ド回復方法の第1実施例に使用されるインクジェット記
録装置の一例の概略斜視図である。
【0019】図1に示すように本インクジェット記録装
置100は、記録ヘッド101を往復移動させつつ被記
録部材である記録紙106を搬送して記録紙106に記
録を行なうシリアルタイプの記録装置である。記録ヘッ
ド101が一体となったカートリッジ103を搭載した
キャリッジ102は、2本のガイド軸104、105に
摺動自在に嵌合され、不図示の駆動手段により矢印A方
向に往復移動可能となっている。また、カートリッジ1
03には、ブラックのインクが収容されたブラックイン
ク用タンク111と、それぞれイエロー、シアン、マゼ
ンタのインクを収容する三つのタンクが一体となったカ
ラーインク用タンクユニット110とが装着される二つ
の挿入口が設けられている。ブラックインク用タンク1
11およびカラーインク用タンクユニット110をこれ
ら挿入口に挿入することで、ブラックインク用タンク1
11およびカラーインク用タンクユニット110の下端
に設けられたゴムシール部(不図示)と記録ヘッド10
1とが結合され、記録ヘッド101にインクが供給され
る構成となっている。
置100は、記録ヘッド101を往復移動させつつ被記
録部材である記録紙106を搬送して記録紙106に記
録を行なうシリアルタイプの記録装置である。記録ヘッ
ド101が一体となったカートリッジ103を搭載した
キャリッジ102は、2本のガイド軸104、105に
摺動自在に嵌合され、不図示の駆動手段により矢印A方
向に往復移動可能となっている。また、カートリッジ1
03には、ブラックのインクが収容されたブラックイン
ク用タンク111と、それぞれイエロー、シアン、マゼ
ンタのインクを収容する三つのタンクが一体となったカ
ラーインク用タンクユニット110とが装着される二つ
の挿入口が設けられている。ブラックインク用タンク1
11およびカラーインク用タンクユニット110をこれ
ら挿入口に挿入することで、ブラックインク用タンク1
11およびカラーインク用タンクユニット110の下端
に設けられたゴムシール部(不図示)と記録ヘッド10
1とが結合され、記録ヘッド101にインクが供給され
る構成となっている。
【0020】表1に本実施例で用いたブラックインクの
組成を示す。
組成を示す。
【0021】
【表1】 また、表2にイエローインクの組成を示す。
【0022】
【表2】 マゼンタインクおよびシアンインクの組成については、
表2に示した染料をそれぞれマゼンタ染料およびシアン
染料とした以外は、イエローインクの組成と同じものを
用いた。
表2に示した染料をそれぞれマゼンタ染料およびシアン
染料とした以外は、イエローインクの組成と同じものを
用いた。
【0023】インクの組成については、上述したものに
限られず、油性インクや顔料を用いたインクを使用して
もよい。
限られず、油性インクや顔料を用いたインクを使用して
もよい。
【0024】ここで、記録ヘッド101について図2を
参照して説明する。図2に示すように本記録ヘッド10
1では、アルミからなるベースプレート203に複数の
溝が形成された基板201を固着することにより、イエ
ローのインクを吐出するノズル群200Y、マゼンタの
インクを吐出するノズル群200M、シアンのインクを
吐出するノズル群200C、およびブラックのインクを
吐出するノズル群200BKが、それぞれ順に同一直線
上に配列されている。具体的には、ブラックのインクを
吐出するノズル群200BKは64個のノズルを有し、
その他のノズル群200Y、200M、200Cは24
個のノズルを有する。各ノズルには、ディストリビュー
タ208を介して所定の色のインクが供給されるが、そ
のためにディストリビュータ208には、ブラックイン
ク用タンク111(図1参照)に接続されるパイプ20
7が設けられるとともに、カラーインク用タンクユニッ
ト110(図1参照)のうち、イエローのインクを収容
するタンクに接続されるパイプ204、マゼンタのイン
クを収容するタンクに接続されるパイプ205、および
シアンのインクを収容するタンクに接続されるパイプ2
06が設けられている。これにより各ノズルには毛管現
象により所定の色のインクが浸入し、ノズルの先端であ
る吐出口でメニスカスを形成して各ノズルを満たした状
態を保つ。
参照して説明する。図2に示すように本記録ヘッド10
1では、アルミからなるベースプレート203に複数の
溝が形成された基板201を固着することにより、イエ
ローのインクを吐出するノズル群200Y、マゼンタの
インクを吐出するノズル群200M、シアンのインクを
吐出するノズル群200C、およびブラックのインクを
吐出するノズル群200BKが、それぞれ順に同一直線
上に配列されている。具体的には、ブラックのインクを
吐出するノズル群200BKは64個のノズルを有し、
その他のノズル群200Y、200M、200Cは24
個のノズルを有する。各ノズルには、ディストリビュー
タ208を介して所定の色のインクが供給されるが、そ
のためにディストリビュータ208には、ブラックイン
ク用タンク111(図1参照)に接続されるパイプ20
7が設けられるとともに、カラーインク用タンクユニッ
ト110(図1参照)のうち、イエローのインクを収容
するタンクに接続されるパイプ204、マゼンタのイン
クを収容するタンクに接続されるパイプ205、および
シアンのインクを収容するタンクに接続されるパイプ2
06が設けられている。これにより各ノズルには毛管現
象により所定の色のインクが浸入し、ノズルの先端であ
る吐出口でメニスカスを形成して各ノズルを満たした状
態を保つ。
【0025】ベースプレート203および基板201の
前端部には前面プレート209が設けられており、この
ベースプレート209を介して記録ヘッド101はカー
トリッジ103(図1参照)に取り付けられている。
前端部には前面プレート209が設けられており、この
ベースプレート209を介して記録ヘッド101はカー
トリッジ103(図1参照)に取り付けられている。
【0026】また、ベースプレート203には、各ノズ
ルに対応して電気熱変換体(不図示)が設けられてお
り、各電気熱変換体には、記録信号発生手段(不図示)
に接続されるプリント基板202が電気的に接続されて
いる。記録信号発生手段からの記録信号は、プリント基
板202を介して所定の電気熱変換体に入力され、電気
熱変換体を発熱させる。電気熱変換体が発熱すると電気
熱変換体上のインクが急激に加熱されてノズル内に気泡
が発生し、この気泡の膨張により吐出口からインクが吐
出される構成となっている。本実施例では、一つのノズ
ルからのインクの吐出量は、ブラックインクでは約80
ng、その他のインクでは約40ngになるように設計
されている。
ルに対応して電気熱変換体(不図示)が設けられてお
り、各電気熱変換体には、記録信号発生手段(不図示)
に接続されるプリント基板202が電気的に接続されて
いる。記録信号発生手段からの記録信号は、プリント基
板202を介して所定の電気熱変換体に入力され、電気
熱変換体を発熱させる。電気熱変換体が発熱すると電気
熱変換体上のインクが急激に加熱されてノズル内に気泡
が発生し、この気泡の膨張により吐出口からインクが吐
出される構成となっている。本実施例では、一つのノズ
ルからのインクの吐出量は、ブラックインクでは約80
ng、その他のインクでは約40ngになるように設計
されている。
【0027】再び図1を参照してインクジェット記録装
置100について説明する。紙などの記録紙106は、
不図示のモータにより回転される紙送りローラ108お
よび給紙ローラ107により図示矢印B方向に搬送さ
れ、記録紙106の搬送とキャリッジ102の往復移動
とを繰り返しながら記録ヘッド101からインクを吐出
することで、記録紙106に記録を行なう構成となって
いる。
置100について説明する。紙などの記録紙106は、
不図示のモータにより回転される紙送りローラ108お
よび給紙ローラ107により図示矢印B方向に搬送さ
れ、記録紙106の搬送とキャリッジ102の往復移動
とを繰り返しながら記録ヘッド101からインクを吐出
することで、記録紙106に記録を行なう構成となって
いる。
【0028】記録ヘッド102の往復移動の範囲内で、
かつ記録領域の範囲外には、回復ユニット112が設け
られている。回復ユニット112は、記録ヘッド101
の吐出口に付着した異物や粘度の高くなったインクを除
去することにより、吐出特性を正規の状態に維持するた
めのものである。
かつ記録領域の範囲外には、回復ユニット112が設け
られている。回復ユニット112は、記録ヘッド101
の吐出口に付着した異物や粘度の高くなったインクを除
去することにより、吐出特性を正規の状態に維持するた
めのものである。
【0029】ここで、回復ユニットについて図3〜図5
を参照して説明する。図3に示すように、回復ユニット
112は、記録ヘッド102の各ノズル群200Y、2
00M、200C、200BK内のインクを吸引するた
めの吸引キャップ401と、記録ヘッド101の、各ノ
ズル群200Y、200M、200C、200BKの先
端面(以下、「吐出口面」という)および前面プレート
209に付着したインクや異物を拭き取る(ワイピン
グ)ためのワイパーブレード404とを有する。吸引キ
ャップ401は、図4に示すように全てのノズル群20
0Y、200M、200C、200BKの吐出口を一括
してキャッピングするもので、その底壁には、吸引ポン
プ(不図示)に連結した吸引口403が開口している。
また、吸引キャップ401内には、インクを吸収する多
孔質体402が設けられている。多孔質体402の厚み
は、吸引キャップ401によるキャッピングを実施した
際に、記録ヘッド101の吐出口面に接触しない程度の
厚みとなっている。一方、ワイパーブレード404はゴ
ムなどの弾性体からなり、その先端部が記録ヘッド10
1の移動に伴って記録ヘッド101の吐出口面および前
面プレート209を摺擦することで、それらに付着した
インクや異物を拭き取るものである。
を参照して説明する。図3に示すように、回復ユニット
112は、記録ヘッド102の各ノズル群200Y、2
00M、200C、200BK内のインクを吸引するた
めの吸引キャップ401と、記録ヘッド101の、各ノ
ズル群200Y、200M、200C、200BKの先
端面(以下、「吐出口面」という)および前面プレート
209に付着したインクや異物を拭き取る(ワイピン
グ)ためのワイパーブレード404とを有する。吸引キ
ャップ401は、図4に示すように全てのノズル群20
0Y、200M、200C、200BKの吐出口を一括
してキャッピングするもので、その底壁には、吸引ポン
プ(不図示)に連結した吸引口403が開口している。
また、吸引キャップ401内には、インクを吸収する多
孔質体402が設けられている。多孔質体402の厚み
は、吸引キャップ401によるキャッピングを実施した
際に、記録ヘッド101の吐出口面に接触しない程度の
厚みとなっている。一方、ワイパーブレード404はゴ
ムなどの弾性体からなり、その先端部が記録ヘッド10
1の移動に伴って記録ヘッド101の吐出口面および前
面プレート209を摺擦することで、それらに付着した
インクや異物を拭き取るものである。
【0030】次に、本実施例のインクジェット記録装置
のヘッド回復動作について図5を参照しつつ説明する。
のヘッド回復動作について図5を参照しつつ説明する。
【0031】まず始めにインクジェット記録装置100
の電源が投入される(S501)と、インクジェット記
録装置100の内部電池で駆動されるタイマ(不図示)
によって、前回の吸引実施からの経過時間が予め設定さ
れた時間T1を越えているか否かを判断する(S50
2)。予め設定された時間T1としては、例えば10日
に設定しておく。そして、経過時間が予め設定された時
間T1に満たないときには、予備吐出Aを実施(S50
3)後、待機状態となる(S509)。
の電源が投入される(S501)と、インクジェット記
録装置100の内部電池で駆動されるタイマ(不図示)
によって、前回の吸引実施からの経過時間が予め設定さ
れた時間T1を越えているか否かを判断する(S50
2)。予め設定された時間T1としては、例えば10日
に設定しておく。そして、経過時間が予め設定された時
間T1に満たないときには、予備吐出Aを実施(S50
3)後、待機状態となる(S509)。
【0032】予備吐出Aは、インクジェット記録装置1
00の放置によって生じた、記録ヘッド100の吐出口
内の増粘インクを除去するために実施され、各色毎に所
定の回数だけ実施される。
00の放置によって生じた、記録ヘッド100の吐出口
内の増粘インクを除去するために実施され、各色毎に所
定の回数だけ実施される。
【0033】一方、経過時間が予め設定された時間T1
を越えている場合には、吸引キャップ401で各ノズル
群200Y、200M、200C、200BKの吐出口
をキャッピングして各ノズル内のインクの吸引動作を行
なう(S504)。このとき、全ての吐出口が一括して
キャッピングされているので、吸引キャップ401内で
は吸引により各色のインクが混ざり、混色が発生してい
る。
を越えている場合には、吸引キャップ401で各ノズル
群200Y、200M、200C、200BKの吐出口
をキャッピングして各ノズル内のインクの吸引動作を行
なう(S504)。このとき、全ての吐出口が一括して
キャッピングされているので、吸引キャップ401内で
は吸引により各色のインクが混ざり、混色が発生してい
る。
【0034】吸引動作を行なったら、吸引キャップ40
1と記録ヘッド101とを離間させ(S505)、吸引
キャップ401内のインクを空吸引した後、図6に示す
ように記録ヘッド101を図示矢印C方向に移動させ、
ワイパーブレード404により記録ヘッド101の吐出
口面および前面プレート405に付着しているインク6
01を拭き取る(S506)。この拭き取りにより、記
録ヘッド101の吐出口面および前面プレート405に
付着しているインク601は、記録ヘッド101の移動
に伴ってワイパーブレード404により除去されるが、
ワイパーブレード404が各吐出口を通過した際に、除
去されたインク601はその色に無関係に各吐出口に押
し込まれる。これにより、各ノズル内で混色が発生す
る。
1と記録ヘッド101とを離間させ(S505)、吸引
キャップ401内のインクを空吸引した後、図6に示す
ように記録ヘッド101を図示矢印C方向に移動させ、
ワイパーブレード404により記録ヘッド101の吐出
口面および前面プレート405に付着しているインク6
01を拭き取る(S506)。この拭き取りにより、記
録ヘッド101の吐出口面および前面プレート405に
付着しているインク601は、記録ヘッド101の移動
に伴ってワイパーブレード404により除去されるが、
ワイパーブレード404が各吐出口を通過した際に、除
去されたインク601はその色に無関係に各吐出口に押
し込まれる。これにより、各ノズル内で混色が発生す
る。
【0035】この状態のまま記録を行なうと、各吐出口
からは混色したインクが吐出され、記録品位が低下する
ので、ワイパーブレード404による記録ヘッド101
の拭き取り後に、混色したインクを除去するために予備
吐出Bを行なう(S507)。
からは混色したインクが吐出され、記録品位が低下する
ので、ワイパーブレード404による記録ヘッド101
の拭き取り後に、混色したインクを除去するために予備
吐出Bを行なう(S507)。
【0036】ここで、インクの色および各ノズル群20
0Y、200M、200C、200BKの配置により、
混色したインクが除去されるまで、すなわち混色が回復
されるまでの吐出回数が異なるので、インクの色および
各ノズル群200Y、200M、200C、200BK
の配置に応じて各ノズル群200Y、200M、200
C、200BK毎の吐出回数を変えている。
0Y、200M、200C、200BKの配置により、
混色したインクが除去されるまで、すなわち混色が回復
されるまでの吐出回数が異なるので、インクの色および
各ノズル群200Y、200M、200C、200BK
の配置に応じて各ノズル群200Y、200M、200
C、200BK毎の吐出回数を変えている。
【0037】各ノズル群200Y、200M、200
C、200BK毎の吐出回数を決めるために、各ノズル
群200Y、200M、200C、200BKにおけ
る、吸引動作後に実施する拭き取り後の予備吐出の吐出
回数と混色の回復性との関係を調べた。その結果を表3
に示す。なお、表3の混色の回復性を示す記号は、それ
ぞれ×印が「混色あり」、△印が「わずかに混色あ
り」、○印が「混色なし」を示す。また、吐出はそのノ
ズル群の全ての吐出口から行い、吐出周波数は2kHz
とした。
C、200BK毎の吐出回数を決めるために、各ノズル
群200Y、200M、200C、200BKにおけ
る、吸引動作後に実施する拭き取り後の予備吐出の吐出
回数と混色の回復性との関係を調べた。その結果を表3
に示す。なお、表3の混色の回復性を示す記号は、それ
ぞれ×印が「混色あり」、△印が「わずかに混色あ
り」、○印が「混色なし」を示す。また、吐出はそのノ
ズル群の全ての吐出口から行い、吐出周波数は2kHz
とした。
【0038】
【表3】 表3より、ブラックインクのノズル群200BKについ
ては、インクの混色があっても色の影響はほとんどない
ため、比較的少ない吐出数で混色したインクを除去でき
ることがわかる。また、シアンインクのノズル群200
Cは、ブラックのノズル群200BKと接しているため
混色の度合いが他のカラーインクよりも多く、その結
果、混色したインクが除去されるまでの吐出回数も他の
カラーインクよりも多くなっている。
ては、インクの混色があっても色の影響はほとんどない
ため、比較的少ない吐出数で混色したインクを除去でき
ることがわかる。また、シアンインクのノズル群200
Cは、ブラックのノズル群200BKと接しているため
混色の度合いが他のカラーインクよりも多く、その結
果、混色したインクが除去されるまでの吐出回数も他の
カラーインクよりも多くなっている。
【0039】そこで本実施例では、予備吐出Bにおける
各ノズル群200Y、200M、200C、200BK
の吐出回数を、それぞれイエローインクのノズル群20
0およびマゼンタインクのノズル群200Mについては
200回、シアンインクのノズル群200Cについては
400回、ブラックインクのノズル群200BKについ
ては50回とした。また、吐出周波数については、通常
の記録を行なう際の吐出周波数よりも低く設定して混色
したインクを安定して除去することが好ましいが、これ
に限られず、記録を行なう際の周波数で実施しても差し
支えない。
各ノズル群200Y、200M、200C、200BK
の吐出回数を、それぞれイエローインクのノズル群20
0およびマゼンタインクのノズル群200Mについては
200回、シアンインクのノズル群200Cについては
400回、ブラックインクのノズル群200BKについ
ては50回とした。また、吐出周波数については、通常
の記録を行なう際の吐出周波数よりも低く設定して混色
したインクを安定して除去することが好ましいが、これ
に限られず、記録を行なう際の周波数で実施しても差し
支えない。
【0040】予備吐出Bを行なったら、再び吸引キャッ
プ401によるキャッピングを行なって(S508)、
待機状態となる(S509)。
プ401によるキャッピングを行なって(S508)、
待機状態となる(S509)。
【0041】待機状態では、記録信号発生手段(不図
示)から記録信号が発せられたか否かを常時チェックし
(S510)、記録信号が発せられたら記録紙106を
給紙する(S511)とともに吸引キャップ401を記
録ヘッド101から離間させ、その後、記録紙106の
所定ピッチ毎の搬送と記録領域内でのキャリッジ102
の往復移動とを繰り返し、記録動作を行なう(S51
2)。
示)から記録信号が発せられたか否かを常時チェックし
(S510)、記録信号が発せられたら記録紙106を
給紙する(S511)とともに吸引キャップ401を記
録ヘッド101から離間させ、その後、記録紙106の
所定ピッチ毎の搬送と記録領域内でのキャリッジ102
の往復移動とを繰り返し、記録動作を行なう(S51
2)。
【0042】記録動作中は温度検出手段(不図示)によ
り記録ヘッド101の温度を検出し、この温度が予め設
定された温度H1を越えたか否かを判断する(S51
3)。ここで、記録ヘッド101の温度が予め設定され
た温度H1を越えたと判断された場合には、次いで所定
行数記録したか否かを判断し(S514)、所定行数記
録していなければ記録動作を続ける。所定行数記録して
いれば、キャリッジ102をホームポジション(HP)
に移動して(S515)ワイパーブレード404による
記録ヘッド101の拭き取り(S516)および予備吐
出Cを行なって(S517)から、記録動作を続ける。
り記録ヘッド101の温度を検出し、この温度が予め設
定された温度H1を越えたか否かを判断する(S51
3)。ここで、記録ヘッド101の温度が予め設定され
た温度H1を越えたと判断された場合には、次いで所定
行数記録したか否かを判断し(S514)、所定行数記
録していなければ記録動作を続ける。所定行数記録して
いれば、キャリッジ102をホームポジション(HP)
に移動して(S515)ワイパーブレード404による
記録ヘッド101の拭き取り(S516)および予備吐
出Cを行なって(S517)から、記録動作を続ける。
【0043】ここで行なう拭き取りは、記録中に発生す
る記録ヘッド101の吐出口面へのインクやミストの付
着の影響によるインク濡れに起因する吐出方向のずれを
防止するために実施するものであるが、この拭き取りに
より、上述したように各ノズルには混色が発生するの
で、予備吐出Cは以下の条件で行なう。すなわち、吐出
回数は、イエローインクのノズル群200Yについては
70〜150回、マゼンタインクのノズル群200Mお
よびシアンインクのノズル群200Cについては70
回、ブラックインクのノズル群200BKについては3
0回である。その他の条件については予備吐出Bと同様
である。
る記録ヘッド101の吐出口面へのインクやミストの付
着の影響によるインク濡れに起因する吐出方向のずれを
防止するために実施するものであるが、この拭き取りに
より、上述したように各ノズルには混色が発生するの
で、予備吐出Cは以下の条件で行なう。すなわち、吐出
回数は、イエローインクのノズル群200Yについては
70〜150回、マゼンタインクのノズル群200Mお
よびシアンインクのノズル群200Cについては70
回、ブラックインクのノズル群200BKについては3
0回である。その他の条件については予備吐出Bと同様
である。
【0044】この予備吐出Cの条件を設定するにあたっ
ても、各ノズル群200Y、200M、200C、20
0BKにおける、記録時に実施する拭き取り後の予備吐
出の吐出回数と混色の回復性との関係を調べた。その結
果を表4に示す。表4の混色の回復性を示す記号の意味
は、表3に示したものと同様である。
ても、各ノズル群200Y、200M、200C、20
0BKにおける、記録時に実施する拭き取り後の予備吐
出の吐出回数と混色の回復性との関係を調べた。その結
果を表4に示す。表4の混色の回復性を示す記号の意味
は、表3に示したものと同様である。
【0045】
【表4】 表4より、予備吐出Cは、吸引動作時の予備吐出Bと異
なり、吐出方向のずれを発生させるレベルの比較的小量
のインクであるので、吐出回数は予備吐出Bでの回数よ
りも少なくてすむことがわかる。また、イエローインク
のノズル群200Yについては、混色による色目の影響
を受けやすいので、他のカラーインクよりも吐出回数を
やや多めにするのが好ましいが、同数でもよい。
なり、吐出方向のずれを発生させるレベルの比較的小量
のインクであるので、吐出回数は予備吐出Bでの回数よ
りも少なくてすむことがわかる。また、イエローインク
のノズル群200Yについては、混色による色目の影響
を受けやすいので、他のカラーインクよりも吐出回数を
やや多めにするのが好ましいが、同数でもよい。
【0046】さらにフローチャートにしたがって説明を
続ける。温度検出手段で検出した記録ヘッド101の温
度が、予め設定された温度H1を越えていない場合に
は、記録紙106の終端を検出し(S518)、記録紙
106の終端が検出されたら記録紙106を排紙して
(S519)キャリッジ102をホームポジションに移
動した後(S520)、ワイパーブレード404による
記録ヘッド101を拭き取り(S521)、さらに予備
吐出Cを行なって(S522)、記録信号が入ってくる
まで待機状態となる。
続ける。温度検出手段で検出した記録ヘッド101の温
度が、予め設定された温度H1を越えていない場合に
は、記録紙106の終端を検出し(S518)、記録紙
106の終端が検出されたら記録紙106を排紙して
(S519)キャリッジ102をホームポジションに移
動した後(S520)、ワイパーブレード404による
記録ヘッド101を拭き取り(S521)、さらに予備
吐出Cを行なって(S522)、記録信号が入ってくる
まで待機状態となる。
【0047】以上説明したように、インクの色および各
ノズル群200Y、200M、200C、200BKの
配置に応じて、予備吐出時の吐出回数を各ノズル群20
0Y、200M、200C、200BK毎に変えること
で、各ノズル群200Y、200M、200C、200
BKが設けられた記録ヘッド101を、各ノズル群20
0Y、200M、200C、200BKを一括してキャ
ッピングして吸引動作を行なったり吐出口面を拭き取っ
た場合でも、少ないインクの消費量で確実に混色を防止
することができる。その結果、インクを効率的に使用す
ることができる。また、予備吐出で消費されるインクが
小量ですむことで、予備吐出で生じた廃インクをインク
ジェット記録装置内に保持する場合にも、その保持手段
の容積が小さくてすみ、インクジェット記録装置をより
小型にすることができる。
ノズル群200Y、200M、200C、200BKの
配置に応じて、予備吐出時の吐出回数を各ノズル群20
0Y、200M、200C、200BK毎に変えること
で、各ノズル群200Y、200M、200C、200
BKが設けられた記録ヘッド101を、各ノズル群20
0Y、200M、200C、200BKを一括してキャ
ッピングして吸引動作を行なったり吐出口面を拭き取っ
た場合でも、少ないインクの消費量で確実に混色を防止
することができる。その結果、インクを効率的に使用す
ることができる。また、予備吐出で消費されるインクが
小量ですむことで、予備吐出で生じた廃インクをインク
ジェット記録装置内に保持する場合にも、その保持手段
の容積が小さくてすみ、インクジェット記録装置をより
小型にすることができる。
【0048】(第2実施例)図7は本発明の記録ヘッド
回復方法の第2実施例に使用されるインクジェット記録
装置のヘッド回復ユニットの一例の一部を破断した斜視
図であり、図8は図7に示したヘッド回復ユニットでキ
ャッピングした状態を示す断面図である。
回復方法の第2実施例に使用されるインクジェット記録
装置のヘッド回復ユニットの一例の一部を破断した斜視
図であり、図8は図7に示したヘッド回復ユニットでキ
ャッピングした状態を示す断面図である。
【0049】図7および図8に示すように本実施例で使
用した回復ユニット612は、各ノズル群700Y、7
00M、700C、700BKの配列方向に沿って長円
状に吸引口703が開口した吸引キャップ701を有す
るものである。これにより、各ノズル群700Y、70
0M、700C、700BK内のインクを吸引する際に
混色が発生しにくくなっている。回復ユニット612の
その他の構成については第1実施例で使用したものと同
様の構成であるので、その説明は省略する。
用した回復ユニット612は、各ノズル群700Y、7
00M、700C、700BKの配列方向に沿って長円
状に吸引口703が開口した吸引キャップ701を有す
るものである。これにより、各ノズル群700Y、70
0M、700C、700BK内のインクを吸引する際に
混色が発生しにくくなっている。回復ユニット612の
その他の構成については第1実施例で使用したものと同
様の構成であるので、その説明は省略する。
【0050】また、本実施例のヘッド回復動作について
は、基本的には第1実施例で述べた手順と同様である。
そして、本実施例でも吸引動作後に実施する拭き取り後
の予備吐出における各ノズル群700Y、700M、7
00C、700BK毎の吐出回数を決めるために、各ノ
ズル群700Y、700M、700C、700BK毎
の、吸引動作後に実施する拭き取り後の予備吐出の回数
と混色のの回復性との関係を調べた。その結果を表5に
示す。表5においても、混色の回復性を示す記号の意味
は表3に示したものと同様である。また、吐出はそのノ
ズル群の全ての吐出口から行ない、吐出周波数は2kH
zとした。
は、基本的には第1実施例で述べた手順と同様である。
そして、本実施例でも吸引動作後に実施する拭き取り後
の予備吐出における各ノズル群700Y、700M、7
00C、700BK毎の吐出回数を決めるために、各ノ
ズル群700Y、700M、700C、700BK毎
の、吸引動作後に実施する拭き取り後の予備吐出の回数
と混色のの回復性との関係を調べた。その結果を表5に
示す。表5においても、混色の回復性を示す記号の意味
は表3に示したものと同様である。また、吐出はそのノ
ズル群の全ての吐出口から行ない、吐出周波数は2kH
zとした。
【0051】
【表5】 表5より、イエローインクのノズル群700Yについて
は、混色の回復性が最も悪い、すなわち混色したインク
が最も除去されにくいことがいえる。これは、イエロー
インクのノズル群700Yが吸引キャップ701の端部
に位置するため、吸引口703から最も遠く、かつ吸引
されたインクが淀みやすいためであると推定される。ブ
ラックインクのノズル群700BKも、イエローインク
のノズル群700Yと同様の条件であるが、ブラックイ
ンクは混色の影響がほとんど出ないので、比較的少ない
吐出回数で混色したインクを除去することができる。
は、混色の回復性が最も悪い、すなわち混色したインク
が最も除去されにくいことがいえる。これは、イエロー
インクのノズル群700Yが吸引キャップ701の端部
に位置するため、吸引口703から最も遠く、かつ吸引
されたインクが淀みやすいためであると推定される。ブ
ラックインクのノズル群700BKも、イエローインク
のノズル群700Yと同様の条件であるが、ブラックイ
ンクは混色の影響がほとんど出ないので、比較的少ない
吐出回数で混色したインクを除去することができる。
【0052】この結果に基づき、本実施例での、吸引動
作後に実施する拭き取り後の予備吐出における各ノズル
群700Y、700M、700C、700BKの吐出回
数は、それぞれイエローインクのノズル群700Yが4
00回、マゼンタインクのノズル群700Mおよびシア
ンインクのノズル群700Cが200回、ブラックイン
クのノズル群700BKが50回とした。その他の条件
は、第1実施例で述べた予備吐出Bと同様である。
作後に実施する拭き取り後の予備吐出における各ノズル
群700Y、700M、700C、700BKの吐出回
数は、それぞれイエローインクのノズル群700Yが4
00回、マゼンタインクのノズル群700Mおよびシア
ンインクのノズル群700Cが200回、ブラックイン
クのノズル群700BKが50回とした。その他の条件
は、第1実施例で述べた予備吐出Bと同様である。
【0053】以上説明したように、予備吐出時に、吸引
キャップ701の端部に位置するカラーインクのノズル
群の吐出回数を、他のノズル群の吐出回数よりも多くす
ることで、少ないインクの消費量で確実に混色を防止す
ることができる。
キャップ701の端部に位置するカラーインクのノズル
群の吐出回数を、他のノズル群の吐出回数よりも多くす
ることで、少ないインクの消費量で確実に混色を防止す
ることができる。
【0054】上述した各実施例では、全てのノズル群を
一括してキャッピングする場合の例を示したが、図9お
よび図10に示すように、ブラックインクのノズル群9
00BKを他のカラーインクのノズル群900Y、90
0M、900Cと別々にキャッピングしてもよい。この
場合の吸引キャップ812は、イエローインクのノズル
群900Yとマゼンタインクのノズル群900Mとシア
ンインクのノズル群900Cとを一括してキャッピング
する領域と、ブラックインクのノズル群900BKをキ
ャッピングする領域との二つの領域に区画されており、
各領域にそれぞれ第1の吸引口903a、第2の吸引口
903bが開口している。また、各領域にそれぞれ多孔
質体902が設けられている。
一括してキャッピングする場合の例を示したが、図9お
よび図10に示すように、ブラックインクのノズル群9
00BKを他のカラーインクのノズル群900Y、90
0M、900Cと別々にキャッピングしてもよい。この
場合の吸引キャップ812は、イエローインクのノズル
群900Yとマゼンタインクのノズル群900Mとシア
ンインクのノズル群900Cとを一括してキャッピング
する領域と、ブラックインクのノズル群900BKをキ
ャッピングする領域との二つの領域に区画されており、
各領域にそれぞれ第1の吸引口903a、第2の吸引口
903bが開口している。また、各領域にそれぞれ多孔
質体902が設けられている。
【0055】これにより、吸引動作を実施したときにブ
ラックインクとカラーインクとが直接混合しないので、
吸引動作後に拭き取りを行なっても混色は比較的少なく
てすむ。その結果、予備吐出時の吐出回数をより少なく
することができる。
ラックインクとカラーインクとが直接混合しないので、
吸引動作後に拭き取りを行なっても混色は比較的少なく
てすむ。その結果、予備吐出時の吐出回数をより少なく
することができる。
【0056】さらに、ブラックインクのノズル群とカラ
ーインクのノズル群とを別々のワイパーブレードによっ
て拭き取れば、拭き取りによる混色がさらに少なくなる
ので、予備吐出時の吐出回数をさらに少なくすることが
できる。
ーインクのノズル群とを別々のワイパーブレードによっ
て拭き取れば、拭き取りによる混色がさらに少なくなる
ので、予備吐出時の吐出回数をさらに少なくすることが
できる。
【0057】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて、優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて、優れた効果をもたらすものである。
【0058】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0059】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行なうことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行なうことができる。
【0060】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0061】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0062】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0063】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。
【0064】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としても良い。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としても良い。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0065】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダと組み合せた複写装置、さらには
送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの
であってもよい。
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダと組み合せた複写装置、さらには
送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの
であってもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0067】記録動作に先立って、インクの色毎に複数
のノズル群が一体的に設けられた記録ヘッドの吐出口面
を密閉してインクの吸引を行なった後、記録ヘッドの吐
出口面の拭き取りを行ない、さらにインクの色毎に予備
吐出の吐出回数を変えることで、インクの吸引および拭
き取りにより生じたインクの混色を、少ないインクの消
費で除去することができる。その結果、記録に使用され
ないインクの無駄な消費が抑えられ、インクを効率的に
使用できる。また、少ないインクでインクの混色を除去
できることにより、予備吐出に使用された廃インクも少
なくなるので、廃インクを保持するための手段の容積も
小さくてすみ、インクジェット記録装置の小型化にも寄
与する。
のノズル群が一体的に設けられた記録ヘッドの吐出口面
を密閉してインクの吸引を行なった後、記録ヘッドの吐
出口面の拭き取りを行ない、さらにインクの色毎に予備
吐出の吐出回数を変えることで、インクの吸引および拭
き取りにより生じたインクの混色を、少ないインクの消
費で除去することができる。その結果、記録に使用され
ないインクの無駄な消費が抑えられ、インクを効率的に
使用できる。また、少ないインクでインクの混色を除去
できることにより、予備吐出に使用された廃インクも少
なくなるので、廃インクを保持するための手段の容積も
小さくてすみ、インクジェット記録装置の小型化にも寄
与する。
【0068】また、記録動作中の予備吐出の吐出回数を
記録動作に先立つ予備吐出の吐出回数よりも少なくする
ことで、予備吐出に使用されるインクの消費量をより少
なくすることができる。
記録動作に先立つ予備吐出の吐出回数よりも少なくする
ことで、予備吐出に使用されるインクの消費量をより少
なくすることができる。
【0069】さらに、記録ヘッドがブラックインクのノ
ズル群を有する場合に、ブラックインクのノズル群を他
の色のノズル群とは別の領域で密閉してインクの吸引を
行なうことで、混色が発生しにくくなり、結果的に予備
吐出の吐出回数をより少なくすることができる。
ズル群を有する場合に、ブラックインクのノズル群を他
の色のノズル群とは別の領域で密閉してインクの吸引を
行なうことで、混色が発生しにくくなり、結果的に予備
吐出の吐出回数をより少なくすることができる。
【図1】本発明の記録ヘッド回復方法の第1実施例に使
用されるインクジェット記録装置の一例の概略斜視図で
ある。
用されるインクジェット記録装置の一例の概略斜視図で
ある。
【図2】図1に示したインクジェット記録装置の記録ヘ
ッドの斜視図であり、同図(a)は前方から見た斜視
図、同図(b)は後方から見た斜視図である。
ッドの斜視図であり、同図(a)は前方から見た斜視
図、同図(b)は後方から見た斜視図である。
【図3】図1に示したインクジェット記録装置のヘッド
回復ユニットの一例の斜視図である。
回復ユニットの一例の斜視図である。
【図4】図3に示したヘッド回復ユニットの断面図であ
り、吸引キャップで各ノズル群のキャッピングを実施し
ている状態を示す。
り、吸引キャップで各ノズル群のキャッピングを実施し
ている状態を示す。
【図5】図1に示したインクジェット記録装置のヘッド
回復動作を説明するためのフローチャートである。
回復動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図3に示したヘッド回復ユニットのワイパーブ
レードによる記録ヘッドの拭き取り動作を示す図であ
る。
レードによる記録ヘッドの拭き取り動作を示す図であ
る。
【図7】本発明の記録ヘッド回復方法の第2実施例に使
用されるインクジェット記録装置のヘッド回復ユニット
の一例の一部を破断した斜視図である。
用されるインクジェット記録装置のヘッド回復ユニット
の一例の一部を破断した斜視図である。
【図8】図7に示したヘッド回復ユニットの断面図であ
り、吸引キャップで各ノズル群のキャッピングを実施し
ている状態を示す。
り、吸引キャップで各ノズル群のキャッピングを実施し
ている状態を示す。
【図9】本発明の記録ヘッド回復方法の実施に使用され
るインクジェット記録装置の回復ユニットの他の例の断
面図であり、吸引キャップで各ノズル群のキャッピング
を実施例ている状態を示す。
るインクジェット記録装置の回復ユニットの他の例の断
面図であり、吸引キャップで各ノズル群のキャッピング
を実施例ている状態を示す。
【図10】図9に示した吸引キャップの概略斜視図であ
る。
る。
100 インクジェット記録装置 101 記録ヘッド 102 キャリッジ 103 カートリッジ 104、105 ガイド軸 106 記録紙 107 給紙ローラ 108 紙送りローラ 109 紙押え板 110 カラーインク用タンクユニット 111 ブラックインク用タンク 112 回復ユニット 200Y、200M、200C、200BK ノズル
群 201 基板 202 プリント基板 203 ベースプレート 204、205、206、207 パイプ 208 ディストリビュータ 209 前面プレート 401 吸引キャップ 402 多孔質体 403 吸引口 404 ワイパーブレード 601 インク
群 201 基板 202 プリント基板 203 ベースプレート 204、205、206、207 パイプ 208 ディストリビュータ 209 前面プレート 401 吸引キャップ 402 多孔質体 403 吸引口 404 ワイパーブレード 601 インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/18 2/185 B41J 3/04 102 R 102 N
Claims (13)
- 【請求項1】 それぞれ異なる色のインクを吐出するた
めの複数のノズル群が一体的に設けられて、前記各ノズ
ル群の各吐出口が同一直線上に配置された記録ヘッドの
吐出口面を、記録動作に先立って、一つのキャップ手段
で密閉して前記各ノズル群内のインクを吸引した後、前
記記録ヘッドの吐出口面に付着したインクを拭き取り、 次いで、全ての吐出口から記録とは関係のない予備吐出
を行なう、インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方
法であって、 前記予備吐出でのインクの吐出回数を、インクの色毎に
変えることを特徴とする、インクジェット記録装置の記
録ヘッド回復方法。 - 【請求項2】 インクの色はブラックインクおよび他の
複数色のカラーインクとし、 前記複数色のカラーインクのうち、ブラックインクのノ
ズル群に隣接したカラーインクのノズル群の予備吐出の
吐出回数を、残りのカラーインクのノズル群の予備吐出
の吐出回数よりも多くする、請求項1に記載のインクジ
ェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項3】 前記キャップ手段は、前記ブラックイン
クのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズル群と
を、それぞれ別の領域で密閉する、請求項2に記載のイ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドの吐出口面を密閉した際
に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群の予備
吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回数より
も多くする、請求項1、2または3に記載のインクジェ
ット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項5】 前記各ノズル群のうち、淡い色目のイン
クのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズル群の
予備吐出の吐出回数よりも多くする、請求項1、2、3
または4に記載のインクジェット記録装置の記録ヘッド
回復方法。 - 【請求項6】 それぞれ異なる色のインクを吐出するた
めの複数のノズル群が一体的に設けられて、前記各ノズ
ル群の各吐出口が同一直線上に配置された記録ヘッドの
吐出口面を、記録動作に先立って、一つのキャップ手段
で密閉して前記各ノズル群内のインクを吸引した後、前
記記録ヘッドの吐出口面に付着したインクを拭き取り、 次いで、全ての吐出口から記録とは関係のない予備吐出
を行なう一方、 記録動作中に前記記録ヘッドの吐出口面に付着したイン
クを拭き取り、 その後、前記全ての吐出口から記録とは関係のない予備
吐出を行なう、インクジェット記録装置の記録ヘッド回
復方法であって、 前記記録動作に先立つ予備吐出でのインクの吐出回数
と、前記記録動作中の予備吐出でのインクの吐出回数と
を、それぞれインクの色毎に変えることを特徴とする、
インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項7】 前記記録動作中の予備吐出の吐出回数
を、前記記録動作に先立つ予備吐出の吐出回数よりも少
なくする、請求項6に記載のインクジェット記録装置の
記録ヘッド回復方法。 - 【請求項8】 インクの色はブラックインクおよび他の
複数色のカラーインクとし、 前記複数色のカラーインクのうち、ブラックインクのノ
ズル群に隣接したカラーインクのノズル群の予備吐出の
吐出回数を、残りのカラーインクのノズル群の予備吐出
の吐出回数よりも多くする、請求項6または7に記載の
インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項9】 前記キャップ手段は、前記ブラックイン
クのノズル群と前記他のカラーインクの各ノズル群と
を、それぞれ別の領域で密閉する、請求項8に記載のイ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドの吐出口面を密閉した
際に、前記キャップ手段の端部に位置するノズル群の予
備吐出の回数を、他のノズル群の予備吐出の吐出回数よ
りも多くする、請求項6、7、8または9に記載のイン
クジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項11】 前記各ノズル群のうち、淡い色目のイ
ンクのノズル群の予備吐出の吐出回数を、他のノズル群
の予備吐出の吐出回数よりも多くする、請求項6、7、
8、9または10に記載のインクジェット記録装置の記
録ヘッド回復方法。 - 【請求項12】 前記記録ヘッドは、インク吐出用の熱
エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えてい
る、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のインク
ジェット記録装置の記録ヘッド回復方法。 - 【請求項13】 前記記録ヘッドは、前記電気熱変換体
によって印加される熱エネルギーにより、インクに生じ
る膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させる、請
求項12に記載のインクジェット記録装置の記録ヘッド
回復方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15949093A JP3160425B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15949093A JP3160425B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07125263A true JPH07125263A (ja) | 1995-05-16 |
| JP3160425B2 JP3160425B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=15694908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15949093A Expired - Fee Related JP3160425B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | インクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3160425B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5805180A (en) * | 1994-08-26 | 1998-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus which performs suction recovery with a cap and method for same |
| US6079809A (en) * | 1994-08-26 | 2000-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus and method including prevention of color mixing through selective predischarge of nozzles adjacent to differing color groups |
| JP2008073855A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、及びこれを実行する画像形成装置 |
| JP2016032899A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 理想科学工業株式会社 | インクジェット画像形成装置およびクリーニング方法 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15949093A patent/JP3160425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5805180A (en) * | 1994-08-26 | 1998-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus which performs suction recovery with a cap and method for same |
| US6079809A (en) * | 1994-08-26 | 2000-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus and method including prevention of color mixing through selective predischarge of nozzles adjacent to differing color groups |
| US6340217B1 (en) | 1994-08-26 | 2002-01-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus and recovery method thereof |
| US6447096B1 (en) | 1994-08-26 | 2002-09-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus and recovery method therefor |
| JP2008073855A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、及びこれを実行する画像形成装置 |
| JP2016032899A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 理想科学工業株式会社 | インクジェット画像形成装置およびクリーニング方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3160425B2 (ja) | 2001-04-25 |
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