JPH07126293A - hst−2ムテイン、その製造法および用途 - Google Patents

hst−2ムテイン、その製造法および用途

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JPH07126293A
JPH07126293A JP6016219A JP1621994A JPH07126293A JP H07126293 A JPH07126293 A JP H07126293A JP 6016219 A JP6016219 A JP 6016219A JP 1621994 A JP1621994 A JP 1621994A JP H07126293 A JPH07126293 A JP H07126293A
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JP6016219A
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English (en)
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Koji Yoshimura
浩二 吉村
Kaori Ishimaru
かおり 石丸
Koichi Igarashi
貢一 五十嵐
Masaaki Terada
雅昭 寺田
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KOKURITSU GAN CENTER SOUCHIYOU
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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KOKURITSU GAN CENTER SOUCHIYOU
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘパリン・バインディング・セレクトリー・ト
ランスフォーミング・ファクター2(hst−2)活性を
有するポリペプチド(hst−2ポリペプチド)の提供。 【構成】hst−2ポリペプチド、特にhst−2のN末端か
ら38〜63個のアミノ酸が欠失したポリペプチド、そ
れをコードする組み換えDNA、該組み換えDNAを含
有するベクターおよび該ベクターを保持する形質転換体
の作製、該形質転換体によるhst−2ポリペプチドの産
生およびhst−2ポリペプチドの血小板増加剤としての
利用。 【効果】本hst−2ポリペプチドは、大量生産が可能で
あり、かつhst−2の活性を保持しているので、火傷,
創傷などの治癒促進剤や消化管潰瘍症の治療薬として有
利に利用できる。また、血小板増加剤として利用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物細胞の増殖促進等
の活性を有するヘパリンバインディング・セクレトリー
・トランスフォーミング・ファクター2(以下、本明細
書においては「hst−2」と略称することもある。)ポリ
ペプチド、それをコードする組換えDNA,および該ポ
リペプチドを製造する方法およびその用途に関する。本
発明はまたhst−2を含有する血小板増加剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘパリン結合性成長因子(Heparin-bind
ing growth factor)(HBGF)ファミリーに属する細胞成
長因子群は、相互にアミノ酸配列上で相同性を示すとと
もに、強いヘパリン結合性を有することを共通の特徴と
する。このファミリーに属する細胞成長因子には酸性お
よび塩基性線維芽細胞成長因子(aFGFおよびbFGF)、hst
−1、INT2、FGF5、およびケラチノサイト成長
因子(keratinocyte growth factor)(KGF)がある。こ
の中でFGFはさまざまな細胞に対して活性を有してお
り、特に中胚葉系の細胞に対し増殖促進および分化促進
活性を有していることが報告され〔Gospodarowicz ら、
ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロジー(J. Cel
l. Physiol.)、補遺(supplt.),第5巻,第15頁
(1987年)〕、創傷治癒や、虚血後の心筋や神経組
織の修復を促進するものとして応用研究が進められてい
る。
【0003】hst−1遺伝子はフォーカス形成法によっ
て同定されたトランスフォーミング遺伝子であり、その
産物はFGFと同様に細胞増殖促進活性、ならびにin v
ivoにおける血管新生の誘導活性を有する〔特開平3−
218398号公報、ヨーロッパ特許公開421455
号〕。hst−2遺伝子はDNAブロットハイブリダイゼ
ーション法でhst−1遺伝子に高い相同性を有する遺伝
子として見出された〔Sakamotoら、バイオケミカル・ア
ンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーショ
ン(Biochem. Biophys. Res. Commun.),第151巻,
第965頁 (1988年)〕。この遺伝子はまたFGF
6遺伝子として報告されていた〔MaricusI. ら、オン
コジーン(Oncogene),6(4),1433(199
1)〕。FGF6遺伝子はATGコドン枠を3個持って
おり、これらは175,198及び208残基の3種の
ペプチドの翻訳を開始することができる。また本発明者
等は、hst−2遺伝子を導入した線維芽細胞がヌードマ
ウス上で腫瘤を形成するため、実際に生物学的活性を有
しており、hst−2はHSTファミリーに属する新しい
増殖因子であると考えた〔Naitoら、ジャパン・ジャー
ナル・オブ・キャンサー・リサーチ・アブストラクト
(Jpn. J. Cancer Res. Abstr.),500 (1989
年)〕。したがってhst−2遺伝子産物も創傷治癒や心虚
血後の心筋および脳虚血後の神経組織の修復を促進する
ものとして医薬に応用できるものと考えられ期待されて
いる。
【0004】hst−2蛋白質の研究を進めるためには、
該蛋白質を大量にしかも高純度で得ることが必要である
が、これら動物細胞の増殖促進作用を有する上記蛋白質
が局在していると考えられる筋肉、精巣〔de Lapeyrier
e ら、オンコジーン(Oncogene)第5巻,第823頁
(1990年)〕あるいは該ペプチドを産生していると思
われる白血病細胞株HEL〔Martin と Papayannoponlo
u、サイエンス(Science)第216巻,第1223頁
(1982年)〕CMK〔Satoら、ブリティッシュジャー
ナル オブ ヘマトロジー(Britishi Journal of Hema
tology),第72巻,第184頁(1989年)〕からの
該蛋白質の単離、精製といった方法は複雑で、また目的
とする蛋白質も少量しか得られないという問題がある。
このためhst−2蛋白質を大量にしかも高純度で得る方
法が渇望されていた。hst−2遺伝子については、その
塩基配列が最近報告されており〔S. Iida ら,オンコジ
ーン(Oncogene)第7巻、第303頁(1992)および
ヨーロッパ特許出願公開第421455号公報〕同報告
にはこれから推測されるhst−2の構成アミノ酸も示さ
れているが、hst−2の遺伝子組換え技術を用いた産生
法については報告されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにhst−2
の性質、生物活性については研究すべき点も残されてい
るが、医薬品あるいは試薬としての応用が期待されてい
る。しかしながら、上記したように、これまで十分な量
のhst−2を得ることができず、研究開発に支障をきた
していた。そこで本発明者らは組換えDNA技術を用
い、このhst−2をその活性に悪影響を及ぼさず、しか
も微生物学的に大量生産できるように改変することを考
えた。このような改変により、上記した細胞における産
生能の上昇のみならずhst−2の安定性,分子当りの細
胞増殖活性の上昇、さらに未知の生物活性の賦活化がな
される可能性もあると考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、組換えD
NA技術により、hst−2遺伝子の一部を欠失したムテ
イン遺伝子を作製し、微生物中で発現させることによ
り、この hst−2の細胞内での産生能、活性の上昇およ
び生物活性の変化につき鋭意研究し、これらの目的に叶
うポリペプチドを見出した。さらにこれらの知見に基づ
いて研究した結果、本発明を完成した。本発明は、
(1)次のアミノ酸配列で表されるポリペプチド: (Met)n X Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 X は Pro Ala Gly Th
r Arg Ala Asn Asn ThrLeu Leu Asp Ser Arg Gly Trp G
ly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:
配列番号:1、n=1:配列番号:2〕又はその断片を
表す。)(以下、ポリペプチド(I)と略称することが
ある)、(2) X が Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn As
n Thr Leu Leu Asp Ser Arg GlyTrp Gly Thr Leu Leu S
er Arg Ser Arg Ala Gly Leu Ala Gly を表す(1)記
載のポリペプチド〔n=0:配列番号:1、n=1:配
列番号:2〕、(3) X Gly を表す請求項1記載のポ
リペプチド〔n=0:配列番号:3、n=1:配列番
号:4〕、(4)配列番号:1のアミノ酸配列を有する
(1)記載のポリペプチド、(5)配列番号:3のアミ
ノ酸配列を有する(1)記載のポリペプチド、(6)ポ
リペプチドがヘパリンバインディング・セクレトリー・
トランスフォーミング・ファクター2(hst−2)活性を
有するポリペプチドである(1)記載のポリペプチド、
(7)ポリペプチドが(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)又は(6)記載のポリペプチドをコード
する組換えDNA、(8)(7)記載の組換えDNAを
含むベクター、(9)(8)記載のベクターを保持する
形質転換体、(10)(9)記載の形質転換体を培地に
培養し、培養物中に次のアミノ酸配列で表されるポリペ
プチド: (Met)n X Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 X は Pro Ala Gly Th
r Arg Ala Asn Asn ThrLeu Leu Asp Ser Arg Gly Trp G
ly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:
配列番号:1、n=1:配列番号:2〕又はその断片を
表す。)を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴
とする上記ポリペプチドの製造法、(11)ヘパリンバ
インディング・セクレトリー・トランスフォーミング・
ファクター2(hst−2)活性を有するポリペプチドを含
有することを特徴とする血小板増加促進用組成物、(1
2)ポリペプチドが次のアミノ酸配列: (Met)n Y Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 Y は Ala Leu Gly Gln Lys Leu Phe Ile Thr Met Ser Arg Gly Ala Gly Arg Leu Gln Gly Thr Leu Trp Ala Leu Val Phe Leu Gly Ile Leu Val Gly Met Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:配列番号:5、n=1:配列番号:6〕又は
その断片を表すものである、(11)記載の製造法、
(13) Y が Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg
Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly Trp Gly Th
r Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:配列番
号:7、n=1:配列番号:8〕又はその断片を表すも
のである、(12)記載の組成物、(14)ポリペプチ
ドが(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は
(6)記載のポリペプチドである、(11)記載の組成
物、(15)他の生理活性成分を更に含有する、(1
1)記載の組成物、(16)他の生理活性成分が抗腫瘍
剤である、(15)記載の組成物、および(17)
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は(6)記
載のポリペプチドと抗腫瘍剤との薬剤調製物を組み合わ
せてなる血小板増加促進用キット、に関するものであ
る。
【0007】hst−2は、〔図1〕に示されたN末端の
開始コドンに対応するMetをアミノ酸残基番号1とする
208個のアミノ酸配列(配列番号:6)を全分子とす
る蛋白質であり、本明細書においてhst−2の構成アミ
ノ酸をアミノ酸残基番号で示す場合はこの配列のアミノ
酸残基番号に準ずる(ヨーロッパ特許出願第48819
6号公報)〔配列番号:6〕。本明細書における「hst
−2ポリペプチド」はhst−2活性を有するポリペプチ
ドの総称である。このポリペプチドは配列番号:6のポ
リペプチドおよびその断片を包含するものである。本発
明のポリペプチド(I)としては、Xで表わされる部分
配列のアミノ酸配列のC末端から少なくとも1個のアミ
ノ酸を有し、かつhst−2活性を有するものが挙げられ
る。XがC−末端アミノ酸残基Glyのみの場合を包含
する。その中でもそのアミノ酸配列のN末端から1〜2
5の連続したアミノ酸が欠失しているものが好ましい。
一方、血小板増加促進法に用いられるhst−2活性を有
するポリペプチド(hst−2ポリペプチド)はhst−2活
性を有する限り、どのようなポリペプチドでもよい。中
でもN−末端欠失ムテイン類、特にN末38〜63アミ
ノ酸残基を欠失している本発明ポリペプチドが好まし
い。しかしながら、そのポリペプチドがhst−2活性を
有する限り、hst−2の中央部分あるいはカルボキシル
末端側が欠失したものであってもよい。
【0008】本発明のポリペプチド(I)を包含するhs
t−2ポリペプチドの化学構造は例えば、製造,精製段
階での操作、試薬などの種々の要因に負うことがある。
たとえば、本発明のhst−2ポリペプチドは無機酸との
塩(例、塩酸塩,リン酸塩)、有機酸との塩(例、酢酸
塩、トリフルオロ酢酸塩)、塩基との塩(例、ナトリウム
塩,カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩,
マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩)などの塩として得られることもあるが、本発明は
これらの塩を包含する。さらに、本発明hst−2ポリペ
プチドは、糖鎖,脂質,アセチル基などが付加した誘導
体となっていてもよい。このように本発明のhst−2ポ
リペプチドは、上述のような塩または誘導体となってい
てもよく、hst−2活性を有するポリペプチドあるいは
生体内で容易に活性型に転じるものであれば、本発明の
ポリペプチドに含まれる。
【0009】本発明のhst−2ポリペプチドの生物活性
の測定は、たとえば、佐々田らの方法〔モレキュラー
セル バイオロジー(Mol. Cell Biol.)第8巻、第58
8−594頁(1988年)〕に従い、マウスBALB/
c3T3細胞のDNA合成誘起をトリチウムチミジン
(〔3H〕チミジン)の取り込みを指標として測定する
ことにより、多田らの方法〔ジャーナル オブ イムノ
ロジカル メソッズ(Journal of Immunological Metho
ds),第93巻、第157頁(1986年)〕に従い、血
管内皮細胞の増殖促進を測定することにより、または A
uerbach らの方法〔デベロップメンタル バイオロジー
(Developmental Biology),第41巻、第391頁(1
974年)〕に従い、ニワトリ胚漿尿膜上の血管新生を
測定することにより、行なうことができる。
【0010】本発明のhst−2ポリペプチドをコードす
る塩基配列を有するDNAを含有する発現型ベクター
は、例えば、(イ)hst−2蛋白質をコードするRNAを
分離し、(ロ)該RNAから単鎖の相補DNA(cDNA)
を、次いで二重鎖DNAを合成し、(ハ)該相補DNAを
プラスミドに組み込み、(ニ)得られた組み換えプラスミ
ドで宿主を形質転換し、(ホ)得られた形質転換体を培養
後、形質転換体から適当な方法、例えばDNAプローブ
を用いたコロニーハイブリダイゼーション法、により目
的とするDNAを含有するプラスミドを単離し、(ヘ)そ
のプラスミドから目的とするクローン化DNAを切り出
し、(ト)該クローン化DNA上に目的に叶う欠失を生じ
させ、(チ)場合によりATGコドンを含むオリゴヌクレ
オチドを結合させ、(リ)該DNAをビークル中のプロモ
ーターの下流に連結する、ことにより製造することがで
きる。
【0011】上記のhst−2をコードするRNAは、hst
−2蛋白質が局在していると考えられるような、前述の
筋肉、精巣〔de Lapeyriere ら、 前掲〕あるいは該ペプ
チドを産生していると思われる白血病細胞株HEL〔Ma
rtin と Papayannoponlou、前掲〕C
MK〔Sato ら、 前掲〕, ヒトhst−2遺伝子によ
るN1H3T3トランスフォーマント(ヨーロッパ特許
出願公開第488196号公報)または、Iidaら、 〔オ
ンコジーン(Oncogene)第7巻、第303頁(1992
年)〕などから得ることができる。ヒトの臓器や細胞株
からRNAを調製する方法としては、グアニジンチオシ
アネート法〔J. M. Chirgwin ら,バイオケミストリー
(Biochemistry),第18巻、第5294頁(1979
年)〕などが挙げられる。このようにして得られたRN
Aを鋳型として cDNAを合成し、例えば Watson とJ
ackson の方法(Watson, C. J. and Jackson, J. F., D
NAクローニング・ア・プラクティカル・アプローチ
(DNA Cloning, A Practical Approach)アイ アー
ル エル プレス(IRL Press), オクスフォード 第
79頁,1985年)に従って例えばλファージベクタ
ーλgt10(Huynh, T. V. ら,DNAクローニング・ア
・プラクティカル・アプローチ,アイ アール エル
プレス(IRL Press), オクスフォード 第49頁、1
985年)に組みこみ、これを大腸菌,例えばC60
0,HflA(Huynh, T. V. ら,同上)に感染させ、cDN
Aライブラリーを作成することができる。このようにし
て得られたcDNAライブラリーより、自体公知の方
法、例えばプラーク・ハイブリダイゼーション法(Mania
tis ら,モレキュラー・クローニング(Molecular Cloni
ng) コールド スプリング ハーバー ラボラトリー
(ColdSpring Harbor Laboratory), 第320頁、19
82年)およびDNA塩基配列決定法〔プロシーディン
グス オブ ナショナル アカデミー オブ サイエン
ス ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA)第7
4巻、第560頁(1977年), ニュークレイック ア
シッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research)第9巻、
第309頁(1981年)〕を用い、求めるファージクロ
ーンを選出する。
【0012】次に、該ファージクローンを集め、例えば
Davis らの方法〔Davis ら,アドバンスト・バクテリ
アル・ジェネティクス(Advanced Bacterial Genetics).
コールド スプリング ハーバー ラボラトリー(Col
d Spring Harbor Laboratory)1980年〕により、フ
ァージDNAを抽出して、そのcDNA部分を制限酵素
を用いて切り出し、これを例えばpUC13等のプラス
ミドに組み込み直して、使用するのも好都合である。上
記クローン化されたhst−2をコードする塩基配列を含
有するDNAを有するプラスミドはそのまま、または所
望により該DNA部分を制限酵素で切り出す。クローン
化された遺伝子を、発現に適したビークル(ベクター)中
のプロモーターの下流に連結することにより発現型ベク
ターを得ることができる。本発明のポリペプチド(I)
を含むhst−2ポリペプチドを製造するためには、従来
の組換えDNA技術に加え、特定部位指向性変異誘発技
術(Site-directedmutagenesis)が採用される。該技術は
周知であり、アール・エフ・レイサー(Lather, R. F. )
及びジェイ・ピー・レコック(Lecoq, J. P. ),ジェネテ
ィック・エンジニアリング(Genetic Engineering)、ア
カデミックプレス社(1983年)第31−50頁、に
示されている。オリゴヌクレオチドに指示された変異誘
発はエム・スミス(Smith, M. )及びエス・ギラム(Gill
am, S.)、ジェネティック・エンジニアリング:原理と
方法、プレナムプレス社 (1981年)第3巻、第1−
32頁に示されている。
【0013】本発明のポリペプチド(I)をコードする
構造遺伝子を製造するためには、たとえば、(a) hst−
2の構造遺伝子の1本鎖からなる1本鎖DNAを突然変
異オリゴヌクレオチドプライマーと雑種形成させる、
(b) DNAポリメラーゼによりプライマーを伸長させ、
突然変異性ヘテロ二量体(heteroduplex)を形成させる、
及び(c) この突然変異性ヘテロ二量体を複製する。オリ
ゴヌクレオチドプライマーの大きさは、突然変異を導入
すべき遺伝子領域へのプライマーの安定な雑種形成に必
要な条件により、また現在利用可能なオリゴヌクレオチ
ド合成法の限界によって決まる。オリゴヌクレオチドで
指示される突然変異誘発に使用するオリゴヌクレオチド
を設計するに当たって、考慮すべき因子(例えば全体の
大きさ、突然変異サイトを迂回する部分の大きさなど)
は、エム・スミス及びエス・ギラム(前掲)によって記述
されている。概して、オリゴヌクレオチドの全長は、突
然変異サイトでの安定でユニークな雑種形成を最適化す
るような長さであり、突然変異サイトから5′及び3′
末端までの伸長部分(extensions)は、DNAポリメラ
ーゼのエキソヌクレアーゼ活性による突然変異の編集を
さけるのに十分な大きさとする。本発明に従って突然変
異誘発に使用されるオリゴヌクレオチドは、通常、約1
2ないし24個の塩基、好ましくは約14ないし20個
の塩基、更に好ましくは約14ないし18個の塩基を含
有する。これらは通常、変更されるコドンの少なくとも
3個の3′側塩基を含有する。
【0014】本発明のhst−2構成アミノ酸が欠失して
いるhst−2ポリペプチドを得る目的の場合における変
異hst−2遺伝子を作製する方法としては、構成アミノ
酸を欠失させる部分によって三つの場合が考えられる。
ひとつはhst−2のアミノ末端を欠失させる場合、二つ
めはhst−2の中央部分を欠失させる場合、三つめにはh
st−2のカルボキシル末端を欠失させる場合である。ア
ミノ末端を欠失させる場合には欠失させたいアミノ酸配
列のカルボキシル末端をコードする遺伝子のコドンをM
etをコードする開始コドンATGに特定部位指向性変異
法を用いて変更し、さらにそのコドンの5′末端側に適
当な制限酵素の認識部位を生成せしめ、プロモーターと
の連結(ligation)を容易にさせるか、あるいは制限酵素
でアミノ末端を欠失させた遺伝子にATGをもつオリゴ
ヌクレオチドを読み取り枠を合わせて結合させる。これ
らの方法によって、本発明のポリペプチド(I)の変異
遺伝子は、配列番号:6の38番目のSerから63番
目のAlaの残基をコードする遺伝子のコドンを適宜変
異させることによって製造される。アミノ酸配列をその
中央部分で欠失させる場合には欠失させたいアミノ酸配
列をコードする遺伝子の5′および3′末端側にユニー
クな制限酵素の認識部位を特定部位指向性変異法を用い
て生成し、この部位を酵素によって消化して該配列をコ
ードする部分を抜きとり、 再連結によって遺伝子をもと
につなげば目的のアミノ酸を欠失したhst−2をコード
する遺伝子ができあがる。このとき制限酵素消化により
読み取り枠がずれないようにすることは云うまでもな
い。カルボキシル末端側のアミノ酸配列を欠失させる場
合には、欠失させたいアミノ酸配列のアミノ末端側のア
ミノ酸をコードする遺伝子のコドンを特定部位指向性変
異によってストップコドンに変更すればよい。
【0015】本発明のポリペプチド(I)を包含するhs
t−2ポリペプチドは、上記のように、hst−2の構成ア
ミノ酸が欠失するものであるが、hst−2活性を有する
かぎり、さらにその中の少なくとも1個のアミノ酸が別
のアミノ酸で置換されているものであってもよい。置換
される前の構成アミノ酸(被置換アミノ酸)の例として
は、システインもしくはシステイン以外のアミノ酸
(例、アスパラギン酸,アルギニン)のいずれのアミノ
酸であってもよい。被置換アミノ酸がシステインである
場合には、それに代わって置換されるアミノ酸(置換ア
ミノ酸)としては、たとえば中性アミノ酸が好ましい。
該中性アミノ酸の具体例としては、たとえば、グリシ
ン,バリン,アラニン,ロイシン,イソロイシン,チロシン,
フェニルアラニン,ヒスチジン,トリプトファン,セリン,
スレオニン,メチオニンなどが挙げられる。特に、セリ
ン,スレオニンが好ましい。被置換アミノ酸がシステイ
ン以外のものである場合には、置換アミノ酸としては、
たとえば、アミノ酸の親水性,疎水性あるいは電荷の点
で、被置換アミノ酸とは異なる性質をもつものを選ぶ。
具体的には被置換アミノ酸がアスパラギン酸の場合に
は、置換アミノ酸としてアスパラギン,スレオニン,バリ
ン,フェニルアラニン,アルギニンなどが挙げられるが、
特にアスパラギン,アルギニンが好ましい。被置換アミ
ノ酸がアルギニンの場合には、置換アミノ酸としてグル
タミン,スレオニン,ロイシン,フェニルアラニン,アスパ
ラギン酸が挙げられるが、特にグルタミンが好ましい。
【0016】特定部位指向性変異により本発明のポリペ
プチド(I)を包含するhst−2ポリペプチドを産生さ
せる時に、DNA配列に複数個の変異を行ってもよい、
すなわち、アミノ酸に対応しているDNAのコドンであ
ればいずれを選択してもかまわない。たとえば、構成ア
ミノ酸がシステイン以外のアミノ酸であってこれを他の
アミノ酸に置換したムテインを得る目的の場合における
変異hst−2遺伝子を作る方法としては、システインの
場合と同様にして、オリゴヌクレオチドプライマーによ
るコドンの変更を行う。ただしオリゴヌクレオチドプラ
イマーのデザインはどのアミノ酸を変更するかで異なる
ことは云うまでもない。プライマーは、hst−2遺伝子
の1本鎖がクローン化されたM13〔Yanisch−Perror,
C., Vieira, J. Messing, ジーン(Gene),第33巻、
第103−119頁(1985年),Messing J. メソッ
ズ・イン・エンジーモロジー(Methods inEnzymolog
y),第101巻、第20−78頁(1983年)〕,fd
〔R. Herrman et al. モレキュラー・アンド・ジェネラ
ル・ジェネティック(Mol. Gen. Genet.),第177
巻、第231頁(1980年)〕,又はφ×174〔M. S
mith and S. Gillam,ジェネティック・エンジニアリン
グ(Genetic Engineering), プレナム プレス(Plenu
m Press), 第3巻、第l−32頁(1981年)〕のよ
うな1本鎖ファージへ雑種形成される。ファージが遺伝
子のセンス鎖、アンチセンス鎖のいずれでも運搬でき、
アンチセンス鎖を運搬する時には、別のアミノ酸を暗号
づけたトリプレットを決定するこのコドンとの不一致以
外にプライマーは突然変異させるコドンを含有するセン
ス鎖の領域とコドンの縮退のために同一でない場合があ
ってもよい。同様にファージがセンス鎖を運搬する時に
は、欠失させるコドンと対合をつくるトリプレット中の
適当な不一致以外は、突然変異させるコドンを含有する
センス鎖の領域に対して相補的でない場合があってもよ
い。雑種形成に使用される条件はエム・スミス及びエス
・ギラム(前掲)によって記述されている。温度は通常、
約0℃ないし70℃、より一般的には約10℃ないし5
0℃の範囲にある。雑種形成後、プライマーは大腸菌D
NAポリメラーゼI、T4DNAポリメラーゼ、逆転写
酵素又は他の適当なDNAポリメラーゼとの反応によっ
てファージDNA上で伸長される。生ずるdsDNAは、
T4DNAリガーゼのようなDNAリガーゼでの処理に
よって閉鎖環dsDNAへ変換される。1本鎖領域を含有
するDNA分子はS1エンドヌクレアーゼ処理によって
破壊できる。
【0017】生ずる突然変異形成ヘテロ二量体は、被感
染能力をもつ宿主生物又は細胞を形質転換するのに使用
される。宿主によるヘテロ二量体の複製では、双方の鎖
から子孫ができる。複製に続いて、突然変異株の鎖の子
孫から突然変異株遺伝子を単離し、適当なベクターへ挿
入し、このベクターを適当な宿主生物又は細胞の形質転
換に使用する。次に、突然変異化された遺伝子を運搬す
るファージDNAを単離し、プラスミドへ組み込む。D
NAを組み込むプラスミドとしては、たとえば大腸菌由
来のpBR322〔ジーン(gene),第2巻、第95頁(1
977年)〕,pBR325〔ジーン,第4巻、第121
頁(1978年)〕,pUC12〔ジーン,第19巻、第
259頁(1982年)〕,pUC13〔ジーン,第19
巻、第259頁(1982年)〕、枯草菌由来のpUB1
10〔バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リ
サーチ・コミュニケーション(Biochemical and Biophys
ical Research Communication),第112巻、第678
頁(1983年)〕などが挙げられるが、その他のもので
あっても宿主内で複製保持されるものであれば、いずれ
をも用いることができる。
【0018】プラスミドに組み込む方法としては、たと
えば、T.Maniatis ら,モレキュラー・クローニング
(Molecular Cloning)コールド・スプリング・ハーバ
ー・ラボラトリー(Cold Spring Harbor Laboratory),
第239頁(1982年)に記載の方法などが挙げられ
る。クローン化された遺伝子は、発現に適したビークル
(ベクター)中のプロモーターの下流に連結して発現型組
換えベクターを得ることができる。組換えベクターを作
成するためのビークル(ベクター)としては、たとえば大
腸菌由来のプラスミドpBR322,〔前掲〕,pBR3
25〔前掲〕, pUC12〔前掲〕, pUC13〔前
掲〕、枯草菌由来のpUB110〔前掲〕, pTP5,p
C194),酵母由来プラスミド(例、pSH19,pS
H15),あるいはλファージなどのバクテリオファー
ジおよびレトロウイルス,ワクシニアウイルスなどの動
物ウイルスなどがあげられる。該遺伝子はその5′末端
に翻訳開始コドンとしてのATGを有し、また3′末端
には翻訳終止コドンとしてのTAA、TGAまたはTA
Gを有していてもよい。さらに該遺伝子を発現させるに
はその上流にプロモーターを接続する。本発明で用いら
れるプロモーターとしては、遺伝子の発現に用いる宿主
に対応して適切なプロモーターであればいかなるもので
もよい。たとえば、形質転換する際の宿主がエシェリヒ
ア属菌である場合は、trpプロモーター,lacプロモータ
ー,rec Aプロモーター,λpLプロモーター,lppプロモ
ーター,T7プロモーターなどが、宿主がバチルス属菌
である場合は、SPO1プロモーター,SPO2プロモ
ーター,penPプロモーターなど、宿主が酵母である場合
は、PHO5プロモーター,PGKプロモーター,GAP
プロモーター,ADHプロモーターなどが好ましい。と
りわけ宿主がエシェリヒア属菌でプロモーターがtrpプ
ロモーターまたはT7プロモーターであることが好まし
い。宿主が動物細胞である場合には、SV40由来のプ
ロモーター、レトロウイルスのプロモーターなどが挙げ
られ、とりわけSV40由来のプロモーターが好まし
い。
【0019】このようにして構築されたDNAを含有す
るベクターを用いて、形質転換体を製造する。宿主とし
ては、たとえばエシェリヒア属菌,バチルス属菌,酵母,
動物細胞などが挙げられる。上記エシェリヒア属菌の例
としては、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)K1
2DH1〔プロシージングス オブ ナショナル アカ
デミー オブ サイエンス ユーエスエー(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA),第60巻、第160頁(19
68年)〕, M103 〔ヌクレイック・アシッズ・リサ
ーチ, (Nucleic Acids Research)第9巻、第309頁
(1981年)〕,JA221〔ジャーナル・オブ・モレ
キュラー・バイオロジー(Journal of Molecular Biolog
y)第120巻、第517頁(1978年)〕,HB101
〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー,第
41巻、第459頁(1969年)〕,C600〔ジェネ
ティックス(Genetics),第39巻、第440頁(195
4年)〕などが挙げられる。上記バチルス属菌として
は、たとえばバチルス・サブチルス(Bacillus subtili
s)MI114〔ジーン,第24巻、第255頁(198
3年)〕,207−21〔ジャーナル・オブ・バイオケ
ミストリー(Journal of Biochemistry)第95巻、第
87頁(1984年)〕などが挙げられる。上記酵母とし
ては、たとえばサッカロマイセス セレビシアエ(Sacc
haromyces cerevisiae)AH22R~,NA87−11
A, DKD−5Dなどが挙げられる。動物細胞として
は、株化したもの(cell line)が好ましく、たとえばサ
ル細胞COS−7〔セル (cell), 第23巻、第157
頁(1981年)〕,Vero,チャイニーズハムスター細胞
CHO,マウスL細胞,ヒトFL細胞などが挙げられる。
【0020】上記エシェリヒア属菌を形質転換するに
は、たとえばプロシーディングス オブ ナショナル
アカデミー オブ サイエンス ユーエスエー(Proc.
Natl.Acad.Sci.USA),第69巻、第2110頁
(1972年),ジーン,第17巻、第107頁(198
2年)などに記載の方法に従って行なわれる。バチルス
属菌を形質転換するには、たとえばモレキュラー・アン
ド・ジェネラル・ジェネティックス(Molecular & Gene
ral Genetics),第168巻、第111頁(1979年)
などに記載の方法に従って行なわれる。酵母を形質転換
するには、たとえばプロシーディングス オブ ナショ
ナルアカデミー オブ サイエンス ユーエスエー(Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA),第75巻,第192
9頁(1978年)に記載の方法に従って行なわれる。動
物細胞を形質転換するには、たとえばヴィロロジー(Vir
ology),第52巻、第456頁(1973年)に記載の方
法に従って行なわれる。このようにして、所望のhst−
2ポリペプチド、例えばポリペプチド(I)cDNAを
含有するベクターで形質転換された形質転換体が得られ
る。
【0021】宿主がエシェリヒア属菌,バチルス属菌で
ある形質転換体を培養する際、培養に使用される培地と
しては液体培地が適当であり、その中には該形質転換体
の生育に必要な炭素源,窒素源,無機物その他が含有せし
められる。炭素源としては、たとえばグルコース,デキ
ストリン,可溶性澱粉,ショ糖など、窒素源としては、た
とえばアンモニウム塩類,硝酸塩類,コーンスチープ・リ
カー,ペプトン,カゼイン, 肉エキス, 大豆粕, バレイシ
ョ抽出液などの無機または有機物質, 無機物としてはた
とえば塩化カルシウム,リン酸二水素ナトリウム,塩化マ
グネシウムなどがあげられる。また、酵母エキス,ビタ
ミン類,生長促進因子などを添加してもよい。培地のpH
は約6〜8が望ましい。エシェリヒア属菌を培養する際
の培地としては、例えばグルコース、カザミノ酸を含む
M9培地〔Miller, ジャーナル・オブ・エクスペリメン
ツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journal
of Experiments in Molecular Genetics),第431−
433頁,コールド スプリング ハーバー ラボラト
リー(Cold Spring Harbor Laboratory), ニューヨー
ク(1972年)〕が好ましい。さらに、必要によりプロ
モーターを効率よく働かせるために、たとえば3β−イ
ンドリル アクリル酸のような薬剤を加えることができ
る。
【0022】宿主がエシェリヒア属菌の場合、培養は通
常約15〜43℃で約3〜24時間行い、必要により、
通気や撹拌を加えることもできる。宿主がバチルス属菌
の場合、培養は通常約30〜40℃で約6〜24時間行
ない、必要により通気や撹拌を加えることもできる。宿
主が酵母である形質転換体を培養する際、培地として
は、たとえばバークホールダー(Burkholder)最小培地
〔Bostian, K.L.ら,プロシーディングス オブ ナ
ショナル アカデミー オブ サイエンス ユーエスエ
ー(Proc.Natl.Acad.Sci.USA),第77巻、第
4505頁(1980年)〕が挙げられる。培地のpHは
約5〜8に調整するのが好ましい。培養は通常約20℃
〜35℃で約24〜72時間行い、必要に応じて通気や
撹拌を加える。宿主が動物細胞である形質転換体を培養
する際、培地としては、MEM培地〔サイエンス(Scien
ce)第122巻、第501頁(1952年)〕,DMEM
培地〔ヴィロロジー(Virology),第8巻、第396頁
(1959年)〕,RPMI1640培地〔ザ・ジャーナ
ル・オブ・ザ・アメリカン・メディカル・アソシエーシ
ョン(The Journal of the American Medical Associati
on)第199巻、第519頁(1967年)〕199培地
〔プロシーディング・オブ・ザ・ソサイエティ・フォー
・ザ・バイオロジカル・メディシン(Proceeding of th
e Society for theBiological Medicine)第73巻、第
1頁(1950年)〕などが挙げられる。これにさらに約
5〜20%の牛胎仔血清を添加しても良い。pHは約6
〜8であるのが好ましい。培養は通常約30〜40℃、
培養時間は約15〜60時間行い、必要に応じて通気や
撹拌を加える。
【0023】上記培養物中、すなわち菌体内または菌体
外に生成蓄積されたポリペプチド(I)を包含するhst
−2ポリペプチドを分離精製するには、例えば下記の方
法を用いることができる。ポリペプチド(I)を含むhs
t−2ポリペプチドを培養菌体あるいは細胞から抽出す
るに際しては、培養後、公知の方法で菌体あるいは細胞
を集め、これを塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤を含
む緩衝液に懸濁して菌体外に目的の蛋白を溶出させる通
常の方法、フレンチプレス、超音波、リゾチームなどの
酵素および(または)凍結融解によって菌体あるいは細胞
を破壊したのち、遠心分離によりポリペプチド(I)を
含むhst−2ポリペプチドを得る方法などが適宜用い得
る。とりわけ、リゾチームなどの酵素処理と超音波処理
を併用する方法が好ましい。上記上澄液から例えば本発
明のポリペプチド(I)を精製するには、自体公知の分
離、精製法を適切に組み合わせて行なうことができる。
これらの公知の分離、精製法としては、塩析や溶媒沈澱
法などの溶解度を利用する方法、透析法、限外ろ過法、
ゲルろ過法、およびSDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動法などの主として分子量の差を利用する方法、イ
オン交換クロマトグラフィーなどの荷電の差を利用する
方法、アフィニティークロマトグラフィーなどの特異的
親和性を利用する方法、逆相高速液体クロマトグラフィ
ーなどの疎水性の差を利用する方法、等電点電気泳動法
などの等電点の差を利用する方法などが挙げられる。
【0024】さらに具体的には、上記上澄液をDEAE
セルロースなどを担体としたイオン交換クロマトグラフ
ィーにかけることにより、夾雑する核酸や酸性蛋白質等
を除くことができる。たとえば、中性附近のトリスなど
の緩衝液で平衡化したDEAEセルロースカラムに上澄
液をかけ、素通り画分を集めることは有効である。ま
た、さらにカルボキシメチル(CM)セルロースなどを
担体としたイオン交換クロマトグラフィーにかけること
により、ポリペプチド(I)を担体に吸着させ、塩溶液
を用いてこれを溶出させることにより精製することがで
きる。CMセファデックス等の酸性樹脂のカラムクロマ
トグラフィーにより、菌体抽出液から直接、ポリペプチ
ド(I)を精製することができる。たとえば、上清液
を、弱酸性緩衝液(例、リン酸緩衝液)で平衝化したCM
−セルロースカラムにかけることにより、効率良く行な
うことができる。カラムを同じ緩衝液で洗浄後、カラム
を、塩(例、NaCl)をさらに含有する緩衝液を用いて溶
出することにより、ポリペプチド(I)を溶出させるこ
とができる。これらの溶出液は透析後、凍結乾燥するこ
とができる。
【0025】また、ポリペプチド(I)の精製法とし
て、ヘパリンーセファロースを担体としたアフィニティ
ークロマトグラフィー法を、大腸菌抽出液中のポリペプ
チド(I)にも適用すると好都合である。たとえば中性
附近のトリス,リン酸などの緩衝液で平衡化したヘパリ
ン・セファロースカラムに、上記溶出液をかけ、十分洗
った後、NaClなどの直線濃度勾配溶出を行うことによ
りポリペプチド(I)を精製することができる。特に、
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用に開発され
たヘパリンカラム(例えば、Shodex AF−pakHR・8
94,昭和電工製など)は有効である。
【0026】上記ヘパリンセファロースカラムと同様
に、中性附近の緩衝液でサンプルをかけ、十分洗ったの
ちNaClなどの直線濃度勾配溶出を行うと、本発明のポ
リペプチド(I)はほぼ均一な標品として回収すること
ができる。この様にして得られた標品は透析、凍結乾燥
を行い、乾燥粉末とすることもできる。さらに、担体と
して血清アルブミンなどを添加して保存することは、標
品の容器への吸着を防ぐことができ好適である。
【0027】また、精製過程、あるいは保存過程での微
量の還元剤の共存は、該標品の酸化を防ぐのに好適であ
る。還元剤としてはβ−メルカプトエタノール,ジチオ
スレイトール,グルタチオンなどが挙げられる。このよ
うにして、実質的にパイロジエンもエンドトキシンも含
まない、実質的に純粋な本発明のポリペプチド(I)が
得られる。本発明の実質的に純粋なポリペプチド(I)
としては、蛋白質含量としてポリペプチド(I)が95
%(w/w)以上であるもの、さらに好ましくはポリペプチ
ド(I)が98%(w/w)以上であるものが挙げられる。
この実質的にパイロジエンもエンドトキシンも含まない
生成物は、リムルス溶解テストにおいて陰性であること
によって確認できる。かくして生成するポリペプチドの
hst−2活性は、公知のBALB/c3T3細胞の増殖促
進効果などにより測定することができる。本発明のDN
Aで遺伝子感染または形質転換した細胞では、本来わず
かのhst−2ポリペプチドしか合成されないか、あるい
は全く合成されない各種細胞においても大量のポリペプ
チド(I)を産生せしめることができ、本発明のポリペ
プチド(I)を効率的に高純度で得ることができる。
【0028】本発明のポリペプチド(I)をコードする
遺伝子を含有する発現型プラスミドは、これを各種細胞
に導入することにより該細胞に該ポリペプチドを産生さ
せることができるため、ポリペプチド(I)を大量に取
得することができる。ここに製造されるポリペプチド
(I)は、血管内皮細胞などの細胞の増殖促進活性や血
管新生促進作用を有し、毒性は低いので、火傷,創傷,
術後組織などの治癒促進剤などの治療薬として安全に用
いることができる。また、細胞培養を促進させるための
試薬として用いることができる。本発明のポリペプチド
(I)を医薬として用いるには、そのまま粉末として、
または他の薬理学的に許容されうる担体,賦形剤,希釈剤
とともに医薬組成物(例、注射剤,錠剤,カプセル剤,液
剤,軟膏)として、温血哺乳動物(例、ヒト,マウス,ラッ
ト,ハムスター,ウサギ,犬,ネコ)に対して非経口的また
は経口的に安全に投与することができる。注射剤の製剤
化はたとえば生理食塩水またはブドウ糖やその他の補助
薬を含む水溶液を用い、常法に従って行なわれる。錠
剤,カプセル剤等の医薬組成物も常法に従って調製しう
る。さらに、医薬組成物としての注射剤,液剤,錠剤,
カプセル剤等を製造する際には、無菌条件下で行なう。
【0029】本発明のポリペプチド(I)を上記した医
薬として用いる場合には、たとえば上記した温血動物
に、投与ルート,症状などを考慮して、1日量約1ngな
いし100μg/kgの中から適当量を選んで投与され
る。hst−2ポリペプチドは上記と同程度の範囲の量か
ら選択される適当な量で使用される。また、 本発明のポ
リペプチド(I)を細胞培養を促進させるための試薬と
して用いる場合、培地1リットルあたり約0.01〜1
0μg、さらに好ましくは約0.1〜10μgとなるよう
に培地に加えることが好ましい。さらに、巨核球系前駆
細胞の培養を促進させるための試薬として用いる場合、
培地1リットルあたり約0,1〜10mg、好ましくは
約0.5〜10mgとなるように培地に加えることが好
ましい。本発明のポリペプチド(I)は、すぐれた細胞
増殖促進活性などを示し、また酸性条件下で安定である
ので、潰瘍たとえば消化管の潰瘍症の治療薬としても用
いることができる。また、巨核芽球増殖促進活性を示す
ので、先天的なまたは化学療法剤の副作用としての血小
板減少症状の改善に応用することができる。
【0030】本発明のhst−2ポリペプチド、中でもポ
リペプチド(I)を含む薬剤組成物は血小板増加剤とし
て用いることができる。本発明の血小板増加剤の投与に
より抹梢血中の血小板数を増加させることができる。癌
の化学療法では、ほとんどの化学療法剤の投与によって
血小板減少が引きおこされ、充分量の化学療法剤の投与
をさまたげている。このことは放射線治療においても同
様である。血小板の減少は通常薬剤投与後3〜15日に
観察される。本発明の血小板増加剤は投与後、直ちに血
小板の増加作用を現わすので、化学療法剤の投与後すぐ
に、また血小板の減少を観察してから投与し、血小板数
の回復をはかることができる。また、化学療法剤の投与
前より本発明の血小板増加剤を投与し、前もって血小板
数を増加させておくこともよい効果をもたらす。本発明
の血小板増加剤は血小板を増加させ、化学療法剤処理に
よって減少した血小板数を回復させ、治療の効果をあげ
るとともに患者の危険な状態を回復させることができ
る。すなわち本発明の血小板増加剤は制癌補助剤として
応用することができる。これら制癌剤としては、例えば
アルキル化剤(例えばナイトロジェンマスタードN・オ
キシド,シクロフォスファミド,メルファラン,カルボ
コン,ブスルファン,塩酸ニムスチン,ラニムスチン,
ダカルバジンなど)、代謝拮抗剤(例えばフルオロウラ
シル,テガフール,シタラビン,塩酸アンシタビン,ブ
ロクスウリジン,ドキシフルリジン,メルカプトプリ
ン,チオイノシン,メトトレキサートなど)、抗生物質
(例えばマイトマイシン,ブレオマイシン,塩酸ダウノ
ルビシン,塩酸ドキソルビシン,塩酸ピラルビシン,塩
酸アクラルビシン,ネオカルチノスタシン,アクチノマ
イシンDなど)植物アルカロイド(例えば硫酸ビンクリ
スチン,硫酸ビンブラスチン,硫酸ビンデシン,エトポ
シドなど)ホルモン剤(例えばクエン酸タモキシフェン
など)その他(塩酸プロカルバジン,ミトブロニトー
ル,塩酸ミトキサントン,シスプラチンなど)が挙げら
れる。本発明のポリペプチド(I)は、その遺伝子を種
々の細胞に導入することにより、大量にそして高純度で
得ることができる。
【0031】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical Nomenclature による略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づくものであり、
その例を下記する。また、アミノ酸に関し光学異性体が
ありうる場合は、特に明示しなければL−体を示すもの
とする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 Tdr :チミジン EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニールアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン。
【0032】
【実施例】後述の実施例で得られた形質転換体は、財団
法人発酵研究所(IFO)に寄託され、また、通商産業省
工業技術院生命工学研究所(NIBH)にブダペスト条約
に基づく寄託として寄託されている。受託番号および受
託日を次の〔表1〕に示す。
【0033】
【表1】 ─────────────────────────────────── 形質転換体 IFO FRI ─────────────────────────────────── E. coli MM294(DE3)/ IFO 15430 FERM BP−4179 pLysS,pTB1545 (1993年 1月19日) (1993年 2月8日) ( 実施例1(b) ) E. coli MM294(DE3)/ IFO 15431 FERM BP−4180 pLysS,pTB1547 (1993年 1月19日) (1993年 2月8日) ─────────────────────────────────── 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の
実施例で得られた配列番号:6のN末端よりアミノ酸残
基番号38までが欠失したムテインをN38と称し、そ
のアミノ酸配列を〔図2〕に示す〔配列番号:1〕。ま
た、N末端よりアミノ酸残基番号63までが欠失したム
テインをN63と称し、そのアミノ酸配列を〔図4〕に
示す〔配列番号:3〕。 実施例1 N38の発現 a) 発現プラスミドの構築 ヒトhst−2cDNAを含むプラスミドpKOh2〔オンコ
ジーン(Oncogene)第7巻、第303−309頁(19
92年)〕をSmaI−DraIで切断し、0.62kb DN
A断片を得た。 これをpUC18のNdeI−PstI欠失
ベクターのSmaI部位に挿入し、 DraI部位のうしろに
BamHI部位がくるプラスミドpTB1544を得た。
合成オリゴヌクレオチド 5′GGGCATATGCCTGCA3′〔配列
番号:9〕および 5′GGCATATGCCC3′〔配列番号:10〕を
上記プラスミドのSmaI−PstI部位に挿入したものを
NdeI−BamHIで消化することによりNdeI−BamH
I断片を得た。 (39番目のProをコードするCCTの
前に開始コドンATGをつけた遺伝子を含む)上記断片
を、T7ファージのφ10プロモーターを有する大腸菌
用発現ベクターpET−3c〔ジーン(Gene)第56巻、
第125−135頁(1987年)〕のNdeI−BamHI
間に組み込んでpTB1545を得た〔図3〕。 b) cDNAの大腸菌での発現 大腸菌MM294株にT7ファージのRNAポリメラー
ゼ遺伝子を組み込んだλファージDE3(Studier, F.
W. ら ジャーナル オブ モレキュラー バイオロジー
(J. Mol. Biol.),第189巻、第113−130(1
986年))を溶原化させ、さらにT7ファージのリゾ
チーム遺伝子をもつプラスミドpLysS(Studier, F. W.
ら 同上)を導入し、大腸菌MM294(DE3)/pLysS
株を作製した。上記(a)で得られたプラスミドpTB15
45を、この大腸菌MM294(DE3)/pLysS株に導
入し、大腸菌MM294(DE3)/pLysS,pTB154
5(IFO 15430 FERM BP−4179)を
作製した。この菌を10μg/mlクロラムフェニコー
ル,100μg/mlアンピシリンを含むL培地で培養
し、Klett値が約180の時点で、イソプロピルβ−D
チオガラクトピラノシド(IPTG)を最終濃度が0.1m
Mになるように加え更に4時間培養を継続した。菌体を
遠心により集め、氷冷したフォスフェートバッファード
セライン(PBS)で洗った後、再集菌し使用時まで−2
0℃に保存した。
【0034】実施例2 N63の発現 a) 発現プラスミドの構築 実施例1−a)で得られたプラスミドpTB1544をNh
eI−BamHIで切断して得た0.46Kb断片と合成オリ
ゴヌクレオチド 5′TATGGGG3′および 5′CTAGCCCCA3′
を上記0.46Kb DNAの5′末端側に連結して得られ
た0.47kb NdeI−BamHI DNA断片(64番目の
GlyをコードするCCTの前に開始コドンATGをつけ
た遺伝子を含む)を、T7ファージのφ10プロモータ
ーを有する大腸菌用発現ベクターpET−3c〔前掲〕の
NdeI−BamHI間に組み込んでpTB1547を得た
〔図5〕。 b) cDNAの大腸菌での発現 上記(a)で得られたプラスミドpTB1547を、実施例
1−b)で作製した大腸菌MM294(DE3)/pLysS株
に導入し、大腸菌MM294(DE3)/pLysS,pTB1
548(IFO 15431 FERM BP−418
0)を作製した。この菌を10μg/mlクロラムフェニコ
ール,100μg/mlアンピシリンを含むL培地で培養
し、Klett値が約180の時点で、IPTGを最終濃度
が0.1mMになるように加え更に4時間培養を継続し
た。菌体を遠心により集め、氷冷したPBSで洗った
後、再集菌し使用時まで−20℃に保存した。
【0035】実施例3 組換え型N38の精製 a)抽出とヘパリンカラム 1リットル培養から集めた上記実施例1記載の菌体を2
5mlの氷冷10mMトリス−塩酸(pH7.4),10mM
EDTA,0.5M NaCl, 10%ショ糖,1mM PM
SFに懸濁し、卵白リゾチームを0.5mg/mlとなるよ
うに添加した。1時間氷中に放置後37℃で5分間イン
キュベートし、氷冷下で超音波処理(20秒間,2回)
を行い、遠心(SORVALL,18Krpm, 30分, 4℃)して上
清を得、これを菌体抽出液とした。菌体抽出液25mlを
20mM トリス−塩酸 pH7.6,0.5M NaCl溶液
で平衡化したQセファロース(ファルマシア)カラム(径
5×5cm)に通し、抽出液中の核酸成分を除去した。カ
ラムからの素通り液および20mMトリス−塩酸, pH
7.6,0.5M NaCl溶液でのカラム洗液を合わせて
集めた(Qセファロース素通り画分45ml)。この画分を
ヘパリンカラムShodex AF−pak AHR−894,(8
mmID×5cm, 昭和電工製)を装備した高速液体クロマ
トグラフィー装置(ギルソン社)にかけた。カラムを、2
0mMトリス−塩酸 pH7.6溶液,次いで20mMトリ
ス−塩酸 pH7.6,0.7M NaCl溶液で洗った後、
20mMトリス−塩酸 pH7.6, バッファー中、0.7
Mから2MのNaClの直線濃度勾配溶出(linear gradie
nt elution, 60分,流速1.0ml/分)を行った。溶出
パターンを〔図6〕に示す。〔図6〕において、縦軸は
OD280の吸収値、およびグラジエント中のNaCl濃度
を示している。横軸はフラクション番号を示しており、
Oでグラジエント溶出を開始した。0.1分毎の画分を
分取した。これらの蛋白質の比活性、及びN38回収量
を〔表2〕に示した。また、ピークを与えた各フラクシ
ョンのSDS−PAGE(12.5%ポリアクリルアミド
ゲル)を〔図7〕に示した。
【0036】
【表2】 ────────────────────────────────── 蛋白量mg hst−2活性(μgbFGF当量) ────────────────────────────────── 粗抽出液 575 644 Qセファロース素通り画分 480 461 ヘパリンカラム溶出画分(23-25) 0.22 43 ────────────────────────────────── b) 逆相C4HPLC ヘパリンHPLCカラムからの溶出画分#22の約半量
(タンパク約50μg)を逆相C4カラム (VYDAC)に
アプライし、0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)存在
下に0%から100%アセトニトリルの直線的濃度勾配
をかけ溶出パターンを調べた。流速1ml/分、勾配時間
45分で行った〔図8〕。
【0037】実施例4 N38の生物活性 実施例3−a)で得られたN38の活性は佐々田らの方法
〔Sasada ら,モレキュラー セル バイオロジー(Mo
l. Cell Biol.),第8巻、第588−594頁(198
8年)〕に従い、マウスBALB/c3T3細胞のDNA
合成誘起能を〔3H〕チミジンの取り込みを指標として
測定した。結果を上述の〔表2〕に示した。
【0038】実施例5 アミノ末端部のアミノ酸配列 実施例3−b)で得られたN38の精製蛋白質2.6μg
(約130pmol)について気相プロテインシークエンサー
(Applied Biosystems Inc. 製,モデル473A)を用い
て、N末端部のアミノ酸配列分析を行った。その結果を
〔表3〕に示した。この結果より、N38のアミノ末端
部のアミノ酸配列は発現プラスミドのDNAの塩基配列
より期待される配列と一致した。なお翻訳開始コドンに
由来するメチオニンは除去されていることがわかった。
【0039】
【表3】 実施例6 N38のDNA合成誘起活性 実施例3−a)で得られた精製N38のマウスBALB/
c3T3細胞に対するDNA合成誘起活性を、実施例4
に記載の方法により検討し、結果を〔図9〕に示した。
〔図9〕において、○はウシ脳下垂体由来FGFの結果
を、●はN38の結果を、△を黒く塗った印はヘパリン
(5μg/ml)存在下におけるN38の結果を、それぞれ
示す。〔図9〕より、N38はウシ脳下垂体由来FGF
(宝酒造製)と同様の活性を有し、ヘパリン添加により活
性が増強されることが判明した。 実施例7 N38のトランスフォーミング活性 N38 1μg/mlをマウスBALB/c3T3 A31
細胞に添加して培養するとトランスフォーム細胞様の顕
著な形態変化が認められた。また同時にヘパリン(5μg
/ml)を添加した場合には、N38 10ng/mlで同様
の形態変化が認められた。 実施例8 N63の生物活性 10ml培養から集めた実施例2記載の菌体を0.25ml
の氷冷10mMトリス−塩酸(pH7.4),10mM E
DTA,0.5M NaCl,10%ショ糖,1mMPMS
Fに懸濁し、卵白リゾチームを0.5mg/mlとなるよう
に添加した。1時間氷中に放置後氷冷下で超音波処理
(5秒間,2回)を行い、遠心(クボタマイクロ冷却遠
心機15000rpm,15分/4℃)して上清を得、こ
れを菌体抽出液とした。菌体抽出液を用いて実施例4に
記載の方法に従い、N63の活性を測定した。その結
果、FGF当量として約60μg/mlのN63が生産さ
れていることが分った。
【0040】実施例9 N38のMK−CSF活性 BALB/cマウス(メス、7週令)の大腿骨より骨髄
細胞を採取し、10%のウシ胎児血清(FCS)を含む
IMDM培地(Iscove's Modification of Dulbecco's M
edium)(Flow社)にて2×105 個/mlに懸濁し、プラ
スチックシャーレ上で37℃,45分間インキュベート
した。非付着性細胞を集め、血清を除去するためにIM
DM培地で洗浄した。これら非付着性骨髄細胞(1×1
05)をNeutridoma−sp(Boehringer Mannheim 社)を
含むIMDM培地に懸濁し、96穴平底プレート(ヌン
ク社)に200μl ずつ播種した。次いで、種々の濃度
のhst−2ムテインN38を単独あるいはヘパリン(2
0μg/ml)と共に添加した。37℃で7日間培養後、
5%グルタルアルデヒド(和光純薬)を50μl 添加
し、2000rpm で5分間遠心して細胞を固定した。
0.1Mリン酸緩衝液(pH6.0)で簡単に洗浄し、
アセチルコリンエステラーゼ染色を行った。すなわち、
ヨウ化アセチルチオコリン(シグマ社)30mgを0.1
Mリン酸緩衝液45mlに溶解後、30mM硫酸銅6ml、
0.1Mクエン酸ナトリウム3ml、5mMフェリシアン
化カリウム6mlを加えたものを用時調製し、各ウエルに
200μl ずつ添加し、室温で6時間染色した。0.1
Mリン酸緩衝液で洗浄後、倒立顕微鏡で検鏡し、巨核球
系細胞の数を数えた。〔図10〕に示すように、N38
はヘパリン存在の有無にかかわらずマウス骨髄中の巨核
球系前駆細胞を用量依存的に増殖させた。
【0041】実施例10 N38の内皮細胞に対する増
殖促進活性 2%FCS(MBA製)を加えた改変MCDB131
(クラボウ製)でヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVE細
胞)をリンブロデイッシュ(Flow社製)に5×103
/ウエルとなるようにまき、翌日種々の濃度のN38を
単独あるいはヘパリン(5μg/ml)と共に添加した。
5日後の細胞数を計測した。その結果を〔図11〕に示
す。また、培地を上記培地にEGF(上皮細胞成長因
子)を10ng/mlになるように添加したものに変え同様
の操作を行った結果を〔図12〕に示す。〔図11〕お
よび〔図12〕において、●はN38単独添加時の結果
を、○はヘパリン(5μg/ml)存在下におけるN38
の結果をそれぞれ示す。〔図11〕に示すとおり、N3
8はHUVE細胞に対する細胞増殖促進活性を有し、か
つこの活性は、ヘパリン添加により増強されることがわ
かった。さらに、〔図12〕に示すとおりEGFを10
ng/mlになるように添加した2%FCSを含む改変MC
DB131培地では、両者の細胞増殖促進活性の差がよ
り顕著になることが判明した。 製剤実施例1 実施例3で調製されたN38を50mMクエン酸緩衝液
pH5.0に1晩透析した後500μg/mlの濃度に
調製する。この溶液をフィルターロ過により除菌、滅菌
してバイアルに1mlずつ分注して注射用製剤とする。
【0042】
【発明の効果】本発明のhst−2ポリペプチドは、高い
生体組織の損傷の治癒促進作用を有するので、火傷,創
傷などの治癒促進剤などの治療薬として有利に用いるこ
とができ、また、消化管の潰瘍症の治療薬としても用い
ることができる。また血小板増加剤としても有効であ
る。本発明のhst−2ポリペプチドは、各種細胞への遺
伝子導入により大量に取得することができる。
【0043】
【配列表】
配列番号(SEQ ID NO):1 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 170 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly Trp 1 5 10 15 Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly Leu Ala Gly Glu Ile Ala 20 25 30 Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg 35 40 45 Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro 50 55 60 Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu 65 70 75 80 Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg 85 90 95 Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr 100 105 110 Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn 115 120 125 Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala 130 135 140 Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile 145 150 155 160 Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 165 170。
【0044】配列番号(SEQ ID NO):2 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 171 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Met Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly 1 5 10 15 Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly Leu Ala Gly Glu Ile 20 25 30 Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln 35 40 45 Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu 50 55 60 Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu 65 70 75 80 Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val 85 90 95 Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala 100 105 110 Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro 115 120 125 Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile 130 135 140 Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro 145 150 155 160 Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 165 170。
【0045】配列番号(SEQ ID NO):3 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 145 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Gly Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu 1 5 10 15 Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly 20 25 30 Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu 35 40 45 Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val 50 55 60 Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser 65 70 75 80 Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe 85 90 95 Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu 100 105 110 Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg 115 120 125 Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg 130 135 140 Ile 145。
【0046】配列番号(SEQ ID NO):4 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 146 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Met Gly Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr 1 5 10 15 Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile 20 25 30 Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His 35 40 45 Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly 50 55 60 Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn 65 70 75 80 Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys 85 90 95 Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp 100 105 110 Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys 115 120 125 Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro 130 135 140 Arg Ile 145。
【0047】配列番号(SEQ ID NO):5 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 207 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Ala Leu Gly Gln Lys Leu Phe Ile Thr Met Ser Arg Gly Ala Gly Arg 1 5 10 15 Leu Gln Gly Thr Leu Trp Ala Leu Val Phe Leu Gly Ile Leu Val Gly 20 25 30 Met Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu 35 40 45 Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly Leu 50 55 60 Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly 65 70 75 80 Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His 85 90 95 Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn 100 105 110 Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser 115 120 125 Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly 130 135 140 Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu 145 150 155 160 Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln 165 170 175 Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser 180 185 190 Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 195 200 205。
【0048】配列番号(SEQ ID NO):6 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 208 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Met Ala Leu Gly Gln Lys Leu Phe Ile Thr Met Ser Arg Gly Ala Gly 1 5 10 15 Arg Leu Gln Gly Thr Leu Trp Ala Leu Val Phe Leu Gly Ile Leu Val 20 25 30 Gly Met Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu 35 40 45 Leu Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 50 55 60 Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val 65 70 75 80 Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe 85 90 95 His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu 100 105 110 Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val 115 120 125 Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys 130 135 140 Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg 145 150 155 160 Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr 165 170 175 Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly 180 185 190 Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 195 200 205。
【0049】配列番号(SEQ ID NO):7 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 174 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp 1 5 10 15 Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly Leu Ala 20 25 30 Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile 35 40 45 Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu 50 55 60 Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro 65 70 75 80 Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu 85 90 95 Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg 100 105 110 Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr 115 120 125 Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly 130 135 140 Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys 145 150 155 160 Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 165 170。
【0050】配列番号(SEQ ID NO):8 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH): 175 配列の型(SEQUENCE TYPE): アミノ酸(amino acid) トポロジー(TOPOLOGY): 直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE): タンパク質(protein) 配列: Met Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu 1 5 10 15 Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly Leu 20 25 30 Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly 35 40 45 Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His 50 55 60 Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn 65 70 75 80 Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser 85 90 95 Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly 100 105 110 Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu 115 120 125 Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln 130 135 140 Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser 145 150 155 160 Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile 165 170 175。
【0051】配列番号(SEQ ID NO):9 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH):15 配列の型(SEQUENCE TYPE):核酸(nucleic acid) 鎖の数(STRANDEDNESS):一本鎖(single) トポロジ−(TOPOLOGY):直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE):他の核酸(Other nucleic
acid) 配列(SEQUENCE DESCRIPTION):アンチセンス (ANTI-SENCE):No GGGCATATGC CTGCA 15。
【0052】配列番号(SEQ ID NO):10 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH):11 配列の型(SEQUENCE TYPE):核酸(nucleic acid) 鎖の数(STRANDEDNESS):一本鎖(single) トポロジ−(TOPOLOGY):直鎖状(linear) 配列の種類(MOLECULE TYPE):他の核酸(Other nucleic
acid) アンチセンス(ANTI-SENCE) 配列(SEQUENCE DESCRIPTION):Yes GGCATATGCC C 11。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、hst−2cDNAのオープンリーディングフ
レームを構成するリーダー配列を含むhst−2のコーデ
ィング領域より予想されるアミノ酸配列〔配列番号:
6〕を示す。
【図2】は、実施例1で得られた、N38(配列番号:
1)をコードするcDNAに相当するアミノ酸配列〔配
列番号:2〕を示す。開始コドンATGに相当する最初
の残基Metはその製造の間におけるプロセッシングに
よって除去されている。
【図3】は、実施例1で得られた、プラスミドpTB1
545の構築図を示す。
【図4】は、実施例2で得られた、N63のアミノ酸配
列〔配列番号:4〕を示す。
【図5】は、実施例2で得られた、プラスミドpTB1
547の構築図を示す。
【図6】は、実施例3で得られた、溶出パターンを示
す。
【図7】は、実施例3で得られた、SDS−PAGEの
泳動パターンを示す。
【図8】は、実施例3で得られた、溶出パターンを示
す。
【図9】は、実施例6で得られた、マウスBALB/c
3T3細胞に対するDNA合成誘起活性についての結果
を示す。
【図10】は、実施例9で得られた、巨核球系前駆細胞
増殖促進活性試験の結果を示す。
【図11】は、実施例10で得られた、細胞増殖促進活
性試験の結果を示す。
【図12】は、実施例10で得られた、細胞増殖促進活
性試験の結果を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施例9 N38のMK−CSF活性 BALB/cマウス(メス、7週令)の大腿骨より骨髄
細胞を採取し、10%のウシ胎児血清(FCS)を含む
IMDM培地(Iscove's Modification of Dulbecco's M
edium)(Flow社)にて2×105 個/mlに懸濁し、プラ
スチックシャーレ上で37℃,45分間インキュベート
した。非付着性細胞を集め、血清を除去するためにIM
DM培地で洗浄した。これら非付着性骨髄細胞(1×1
5 )をNeutridoma−sp(Boehringer Mannheim 社)を
含むIMDM培地に懸濁し、96穴平底プレート(ヌン
ク社)に200μl ずつ播種した。次いで、種々の濃度
のhst−2ムテインN38を単独あるいはヘパリン(2
0μg/ml)と共に添加した。37℃で7日間培養後、
5%グルタルアルデヒド(和光純薬)を50μl 添加
し、2000rpm で5分間遠心して細胞を固定した。
0.1Mリン酸緩衝液(pH6.0)で簡単に洗浄し、
アセチルコリンエステラーゼ染色を行った。すなわち、
ヨウ化アセチルチオコリン(シグマ社)30mgを0.1
Mリン酸緩衝液45mlに溶解後、30mM硫酸銅6ml、
0.1Mクエン酸ナトリウム3ml、5mMフェリシアン
化カリウム6mlを加えたものを用時調製し、各ウエルに
200μl ずつ添加し、室温で6時間染色した。0.1
Mリン酸緩衝液で洗浄後、倒立顕微鏡で検鏡し、巨核球
系細胞の数を数えた。〔図10〕において、●はN38
単独添加時の結果を、○はヘパリン共存下におけるN3
8添加時の結果をそれぞれ示す。〔図10〕に示すよう
に、N38はヘパリン存在の有無にかかわらずマウス骨
髄中の巨核球系前駆細胞を用量依存的に増殖させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ADS C12N 1/21 7236−4B 15/12 ZNA C12P 21/02 C 9282−4B //(C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) A61K 37/02 ADS (72)発明者 五十嵐 貢一 京都府京都市左京区下鴨宮崎町66番地の3 (72)発明者 寺田 雅昭 東京都練馬区関町南2丁目17番14号

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のアミノ酸配列で表されるポリペプチ
    ド: (Met)n X Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 X は Pro Ala Gly Th
    r Arg Ala Asn Asn ThrLeu Leu Asp Ser Arg Gly Trp G
    ly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:
    配列番号:1、n=1:配列番号:2〕又はその断片を
    表す。)
  2. 【請求項2】 X が Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn
    Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Se
    r Arg Ser Arg Ala Gly Leu Ala Gly を表す請求項1記
    載のポリペプチド〔n=0:配列番号:1、n=1:配
    列番号:2〕。
  3. 【請求項3】 X Gly を表す請求項1記載のポリペプチ
    ド〔n=0:配列番号:3、n=1:配列番号:4〕。
  4. 【請求項4】配列番号:1のアミノ酸配列を有する請求
    項1記載のポリペプチド。
  5. 【請求項5】配列番号:3のアミノ酸配列を有する請求
    項1記載のポリペプチド。
  6. 【請求項6】ポリペプチドがヘパリンバインディング・
    セクレトリー・トランスフォーミング・ファクター2(h
    st−2)活性を有するポリペプチドである請求項1記載
    のポリペプチド。
  7. 【請求項7】ポリペプチドが請求項1、2、3、4、5
    又は6記載のポリペプチドをコードする組換えDNA。
  8. 【請求項8】請求項7記載の組換えDNAを含むベクタ
    ー。
  9. 【請求項9】請求項8記載のベクターを保持する形質転
    換体。
  10. 【請求項10】請求項9記載の形質転換体を培地に培養
    し、培養物中に次のアミノ酸配列で表されるポリペプチ
    ド: (Met)n X Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 X は Pro Ala Gly Th
    r Arg Ala Asn Asn ThrLeu Leu Asp Ser Arg Gly Trp G
    ly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:
    配列番号:1、n=1:配列番号:2〕又はその断片を
    表す。)を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴
    とする上記ポリペプチドの製造法。
  11. 【請求項11】ヘパリンバインディング・セクレトリー
    ・トランスフォーミング・ファクター2(hst−2)活性
    を有するポリペプチドを含有することを特徴とする血小
    板増加促進用組成物。
  12. 【請求項12】ポリペプチドが次のアミノ酸配列: (Met)n Y Leu Ala Gly Glu Ile Ala Gly Val Asn Trp Glu Ser Gly Tyr Leu Val Gly Ile Lys Arg Gln Arg Arg Leu Tyr Cys Asn Val Gly Ile Gly Phe His Leu Gln Val Leu Pro Asp Gly Arg Ile Ser Gly Thr His Glu Glu Asn Pro Tyr Ser Leu Leu Glu Ile Ser Thr Val Glu Arg Gly Val Val Ser Leu Phe Gly Val Arg Ser Ala Leu Phe Val Ala Met Asn Ser Lys Gly Arg Leu Tyr Ala Thr Pro Ser Phe Gln Glu Glu Cys Lys Phe Arg Glu Thr Leu Leu Pro Asn Asn Tyr Asn Ala Tyr Glu Ser Asp Leu Tyr Gln Gly Thr Tyr Ile Ala Leu Ser Lys Tyr Gly Arg Val Lys Arg Gly Ser Lys Val Ser Pro Ile Met Thr Val Thr His Phe Leu Pro Arg Ile (式中、n は 0 又は 1 であり、 Y は Ala Leu Gly Gln Lys Leu Phe Ile Thr Met Ser Arg Gly Ala Gly Arg Leu Gln Gly Thr Leu Trp Ala Leu Val Phe Leu Gly Ile Leu Val Gly Met Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Thr Arg Ala Asn Asn Thr Leu Leu Asp Ser Arg Gly Trp Gly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:配列番号:5、n=1:配列番号:6〕又は
    その断片を表すものである、請求項11記載の製造法。
  13. 【請求項13】 Y が Val Val Pro Ser Pro Ala Gly Th
    r Arg Ala Asn Asn ThrLeu Leu Asp Ser Arg Gly Trp G
    ly Thr Leu Leu Ser Arg Ser Arg Ala Gly 〔n=0:
    配列番号:7、n=1:配列番号:8〕又はその断片を
    表すものである、請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】ポリペプチドが請求項1、2、3、4、
    5又は6記載のポリペプチドである、請求項11記載の
    組成物。
  15. 【請求項15】他の生理活性成分を更に含有する、請求
    項11記載の組成物。
  16. 【請求項16】他の生理活性成分が抗腫瘍剤である、請
    求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    ポリペプチドと抗腫瘍剤との薬剤調製物を組み合わせて
    なる血小板増加促進用キット。
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