JPH07127421A - オイルミスト警報装置 - Google Patents

オイルミスト警報装置

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JPH07127421A
JPH07127421A JP27356593A JP27356593A JPH07127421A JP H07127421 A JPH07127421 A JP H07127421A JP 27356593 A JP27356593 A JP 27356593A JP 27356593 A JP27356593 A JP 27356593A JP H07127421 A JPH07127421 A JP H07127421A
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信政 宮崎
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障箇所に応じた警報を発して装置のメイン
テナンスを容易にし、信頼性を向上させる。 【構成】 複数の入口ポートPを出口ポート54に順次切
り換え連通するロータリバルブ51の弁体53を回転駆動す
るステップモータ1と、弁体の0番ポート位置を検出す
るフォトセンサ3と、フォトセンサからの検出信号が所
定時間ないときに、バルブ故障の警報を発し、フォトセ
ル57のノンミスト時出力信号とミスト検出時出力信号と
の差信号が所定値以上になったときに、ステップモータ
を停止させ、ミスト警報を発する制御部と、光電管(55)
性能低下,フォトセル故障,電源電圧低下,アンプ(20)故
障を検出して警報を発する故障検知部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関などの
各クランク室内のオイルミストを順次光電管内に流し
て、その濃度が一定値以上のときに警報を発するオイル
ミスト警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオイルミスト警報装置と
して、例えば図5に示すようなものが知られている。こ
の警報装置は、ロータリバルブ51のケーシング52に
設けられた10個の入口ポートの0番ポート以外を、デ
ィーゼル機関の各クランク室(図示せず)に接続するとと
もに、図示しない交流モータ,減速ギヤ,ゼネバ歯車機構
を介して間欠回転駆動される弁体53内の通路によって
各入口ポートを順次出口ポート54に切り換え連通する
ようになっている。また、一端に光源としてタングステ
ンランプ56をもち、他端に受光素子としてフォトセル
57をもつ光電管55の入口孔55a,55aを、上記ロ
ータリバルブ51の出口ポート54に接続する一方、光
電管の出口孔55bにブロワ58を接続し、このブロワ
58とロータリバルブ51のバイパスポート59をバイ
パス管60で接続して、切換連通される入口ポートを介
して各クランク室からのオイルミストを図中の矢印で示
すようにブロワ58で光電管55内に吸引する一方、他
の入口ポートのオイルミストは光電管をバイパスさせつ
つ吸引を続ける。そして、高濃度のオイルミストによっ
てフォトセル57の出力電圧が一定値(アラーム設定値)
以下になったとき、図示しない制御部によって警報ラン
プを点灯させ、かつロータリバルブの弁体53の回転を
止めて、ミスト異常を生じたクランク室番号が確認でき
るようにしている。
【0003】また、上記制御部は、タングステンランプ
56に供給される電流断によってタングステンランプの
断線を検出し、警報ランプを点灯する。一方、オイルミ
ストによってタングステンランプ56及びフォトセル5
7の前方のレンズ61,61が曇るのを防ぐべく、両レ
ンズの前方を仕切って、ここにポンプ62で外気を供給
してエアカーテンチャンバとすると共に、弁体53の1
回転毎に大気に解放された0番ポートを経て光電管55
内に新鮮空気を流す。さらに、長時間使用に伴うレンズ
のミスト付着による曇りによって、フォトセル57の出
力電圧の僅な低下が避けられないので、使用者が、定期
的に弁体53を0番ポート位置で止めて、新鮮空気を流
しつつゼロ調整つまみを回して、フォトセル出力の零点
調整を行なうようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
オイルミスト警報装置は、タングステンランプ56の断
線を検出して警報を発するようにはなっているが、その
他の故障、即ちランプ56の光量低下,オイルミストに
よるレンズ61の汚れに伴う光電管の性能低下,フォト
セル57やその出力信号を増幅する増幅器や電源回路の
故障を検出して、それに応じた警報を発することができ
ず、故障箇所の発見やその修理が容易でないという問題
がある。一方、副次的な問題として、上記警報装置は、
ロータリバルブ51の弁体53が、ゼネバ歯車機構を介
して間欠回転されるものであるため、クランク室数が例
えば6つで7〜9番の入口ポートが不要な場合でも、こ
れらの入口ポートでも弁体が一旦停止するから、送りと
一旦停止を含めた時間が1ポートにつき4秒として、弁
体の1回転に40秒つまりブラインドタイムが40秒に
なり、1クランク室のミスト検出可能時間の割合が減少
するという問題がある。また、光電管55にタングステ
ンランプ56を用いているため、耐久性に劣るうえ、電
源投入時に直ちに最大光量が得られずにフォトセル57
の出力電圧がアラーム設定値以下になる。そこで、アラ
ーム出力をCR回路によって阻止しているが、瞬時停電
ではこのCR回路が働かないため、ミスアラームが発せ
られる虞がある。加えて、警報装置全体が100〜230Vの
交流電源で駆動されるので、ブラックアウト時でも電源
確保の必要がある船舶のディーゼル機関には適さない。
さらに、フォトセル57の零点調整を、使用者がラン
プ,フォトセル,増幅器等の組合せ特性を考慮して手動で
行なうものであるため、調整が困難で手間のかかるもの
になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、制御部の構成を
種々の故障に対応しうるように工夫し、ロータリバルブ
の弁体の駆動手段を工夫することによって、光電管の性
能低下、ロータリバルブ,フォトセル,増幅器,電源回路
の故障を確実に検出し、故障に応じた警報を発して、装
置のメインテナンスを容易にし、信頼性を向上すること
ができるとともに、ミスト検出のブラインドタイムを短
縮でき、長期間に亘って正確かつ迅速にオイルミストを
検出して警報を発することができるオイルミスト警報装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のオイルミスト警報装置は、ケーシングに
設けられ、機関の各クランク室に接続されうる所定数の
入口ポートを、回転駆動される弁体内の通路を介して上
記ケーシングの出口ポートに順次切り換え連通するロー
タリバルブと、一端に光源を、他端に受光素子を有し、
入口孔に上記ロータリバルブの出口ポートが、出口孔に
ブロワが夫々接続される光電管を備えて、光電管内を流
れる各クランク室のオイルミストの濃度を検出して警報
を発するものにおいて、上記ロータリバルブの弁体を回
転駆動するステップモータと、上記弁体の回転角原点を
検出する原点センサと、上記原点センサからの検出信号
が所定時間の間にないときに、ロータリバルブ故障の警
報を発する一方、上記光電管内がノンミスト状態のとき
の受光素子の出力であるノンミスト時出力信号と,弁体
がクランク室に通じる入口ポートの位置で停止している
ときの受光素子の出力であるミスト検出時出力信号との
差信号が、所定値以上になったときに、上記ステップモ
ータをその位置で停止させ、かつミスト警報を発する制
御部と、上記ノンミスト時出力信号が、ミストによる光
電管内の許容汚れに対応する第1下限値以下になったと
きに、光電管性能低下の警報を発する一方、上記ミスト
検出時出力信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号お
よび上記第1下限値よりも小さい第2下限値以下になっ
たときに、受光素子故障の警報を発する故障検知部を備
えたことを特徴とする。
【0007】請求項2のオイルミスト警報装置は、請求
項1の警報装置に、電力を供給する一定電圧の直流電源
と、受光素子と制御部との間に介設された増幅器をさら
に備え、上記故障検知部は、上記直流電源の電圧が上記
一定電圧よりも低い下限電圧以下になったときに、電源
電圧低下の警報を発し、上記増幅器の出力信号が高ミス
ト濃度に対応する出力信号よりも小さい第3下限値以下
になったときに、増幅器故障の警報を発するようになっ
ている。
【0008】
【作用】請求項1のオイルミスト警報装置において、ロ
ータリバルブのケーシングに設けられた所定数の入口ポ
ートは、機関の各クランク室に夫々接続され、ケーシン
グの出口ポートは、光電管の入口孔に接続され、光電管
の出口孔には、ブロワが接続されている。原点センサ
は、ロータリバルブの弁体が回転角原点に達すると、制
御部に検出信号を出力し、これを受けた制御部は、ステ
ップモータの1回転の制御を開始し、弁体は、クランク
室に通じる入口ポートで一旦停止しつつ1回転する。従
って、弁体が一旦停止している間に、対応するクランク
室のオイルミストが、上記ブロワによって弁体内の通
路,出口ポートを経て光電管内を流れ、このオイルミス
トを通った光源からの光を受ける受光素子は、ミスト濃
度が高いほど小さい検出信号を出力する。上記ステップ
モータによる弁体の直接駆動により、ゼネバ歯車機構を
介する間欠駆動の場合に比して、1回転の周期が速ま
り、ミスト検出のブラインドタイムを短縮でき、クラン
ク室のミスト異常発見の確率を高めることができる。
【0009】制御部は、光電管内がノンミスト状態のと
きの受光素子の出力であるノンミスト時出力信号と,弁
体がクランク室に通じる入口ポートの位置で停止してい
るときの受光素子の出力であるミスト検出時出力信号と
の差信号が、所定値以上になると、ステップモータをそ
の位置で停止させ、かつミスト警報を発して、操作者に
ミスト異常とそのクランク室番号を知らせる。また、制
御部は、上記原点センサからの検出信号が所定時間の間
にないときには、弁体が正常に回転していないので、ロ
ータリバルブ故障の警報を発する。一方、故障検知部
は、上記ノンミスト時出力信号が、ミストによる光電管
内の許容汚れに対応する第1下限値以下になると、光電
管性能低下の警報を発する一方、上記ミスト検出時出力
信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号および上記第
1下限値よりも小さい第2下限値以下になると、受光素
子故障の警報を発する。こうして、光電管性能の低下,
ロータリバルブおよび受光素子の故障が、操作者に知ら
されるのである。
【0010】請求項2のオイルミスト警報装置は、受光
素子と制御部との間に増幅器が介設され、一定電圧の直
流電源によって給電される。上記故障検知部は、直流電
源の電圧が上記一定電圧よりも低い下限電圧以下になる
と、電源電圧低下の警報を発する一方、増幅器の出力信
号が高ミスト濃度に対応する出力信号よりも小さい第3
下限値以下になると、増幅器故障の警報を発する。従っ
て、操作者は、電源電圧の低下および増幅器の故障とい
う警報装置のさらなる故障情報が、操作者に知らされ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、本発明のオイルミスト警報装置の一例
を示す構成図であり、この警報装置は、ロータリバルブ
に電磁開閉弁を一体化し、弁体を原点センサをもつステ
ップモータで直接回転駆動するとともに制御部および故
障検知部などを設けた点を除いて、図5で述べた従来例
と同じ構成であり、図5と同じ部材には同一番号を付し
て説明を省略する。ロータリバルブ51のケーシング5
2に設けられた10個の入口ポートPを、内部通路53
aを介して出口ポート54に順次切り換え連通する弁体
53は、ステップモータ1によって回転駆動される。ス
テップモータ1の駆動軸には、弁体53が0番入口ポー
トに位置した状態,つまり弁体の回転角原点を検出すべ
く、半径方向にロッド2を固定し、0番入口ポートに対
応する位置にロッド2の通過を検出する原点センサとし
てのフォトセンサ3を設ける。また、ケーシング52の
下部に、開成して出口ポート54を大気に連通する電磁
開閉弁4を設けている。なお、上記0番入口ポートは、
クランク室に接続されることなく閉鎖される。また、光
電管55の光源には、従来例のタングステンランプに代
えて、間欠的に点灯せしめられる発光ダイオード5を用
いる。ここで、発光ダイオード5の点灯を間欠的にした
のは、オイルミスト濃度は持続的なものであるので、例
えば0.5〜1秒毎に0.1〜0.2秒間点灯させて計測
しても実用上問題がないからであり、こうすることによ
って発光ダイオード5の寿命が一層延長できるうえ、連
続点灯の場合よりも電流を増加して高輝度で点灯できる
という利点がある。
【0012】図2は、上記警報装置の制御系統を示すブ
ロック図である。警報装置は、各ブロックを制御する制
御部および故障検知部としてのCPU(マイクロコンピ
ュータ)6と、クランク室に実際に接続される入口ポー
トの数を1〜9のつまみ位置で設定するポート設定スイ
ッチ7と、ステップモータ1を制御するモータドライバ
8と、検出したミスト濃度を16個の発光ダイオードの
明滅でバーグラフ表示すると共に、故障検知時には点灯
位置で故障の種類を表示するミストインジケータ9と、
夫々の出力リレー10,11,12によって点灯され、装
置の故障,中濃度のミスト(ミストインジケータのレベル
11),高濃度のミスト(ミストインジケータのレベル16)を
夫々知らせるアラームランプ13,14,15を備えて、
ヒューズ16,電源スイッチ17を経て24Vの直流電
源が供給される。光電管55のフォトセル57からの検
出信号は、ゲイン調整つまみ18付きのICアンプ19
で増幅され、A/D変換器20でディジタル信号に変換
されてCPU6に入力される。なお、上記ポート設定ス
イッチ7でクランク室に接続すべき入口ポート数が設定
されると、1番から設定数に対応する番の入口ポートま
でが、各クランク室に室番の若い順に順次接続される。
【0013】CPU6は、制御部として、弁体53の回
転角原点(0番入口ポート位置)を検出するフォトセンサ
3からの検出信号を受けると、1番からポート設定スイ
ッチ7の設定数に対応する番までの各入口ポート位置で
一定時間停止し、他の入口ポートで停止しないようにス
テップモータ1の1回転の制御を開始する。ここで、ポ
ート設定スイッチ7で特定された各入口ポートについて
は、送りと一旦停止を含めた時間が、1秒であり、停止
せずに速送りされる他の各入口ポートについては、所要
時間が0.2秒程度となる。そして、上記フォトセンサ3
からの検出信号が所定時間(20秒)入力されない場合
(図4のS2〜S4参照)、ロータリバルブ51の弁体5
3が正常に回転していないとして、出力リレー10を介
して故障用のアラームランプ13を点灯させて警報を発
するとともに、第1トラブルとしてミストインジケータ
9の最下の発光ダイオードを点灯させる(図4のS5参
照)。
【0014】また、CPU6は、後述する自動零点調整
で得られるノンミスト状態でのフォトセル57からの出
力信号(ノンミスト時出力信号,基準電圧)と、弁体53
がクランク室に通じる入口ポートの位置で停止している
ときのフォトセル57からの出力信号(ミスト検出時出
力信号)との差を求め、この差信号が0.5秒以上に亘って
中ミスト濃度を表わす第1閾値を超えると、出力リレー
11を介して中ミスト濃度用のアラームランプ14を点
灯させて警報を発し、上記差信号が0.5秒以上に亘って
高ミスト濃度を表わす第2閾値を超えると、出力リレー
12を介して高ミスト濃度用のアラームランプ15を点
灯させて警報を発し、かつステップモータ1をモータド
ライバ8を介してその位置で直ちに停止させる。なお、
図2中で、21は警報回路の作動を任意にテストするた
めのテストボタン、22は高ミスト濃度用のアラームラ
ンプ14等が作動したときに警報装置を初期状態に復帰
させるリセットボタン、23は正常時に点滅する点滅灯
である。
【0015】さらに、CPU6は、ミストによるレンズ
61の汚染などでフォトセル出力の僅な低下が生じるの
で、これによる検出誤差をなくすべく自動零点調整を、
次のように行なうようになっている。即ち、CPU6
は、弁体53の1回転毎に1回発せられるフォトセンサ
3からの検出信号を計数し、警報装置の運転初期は計数
値が6増える毎に、検出信号を受けた0番ポート位置で
弁体53を停止させるとともに、電磁開閉弁4を4秒間
励磁することを10回繰り返し、それ以降は、上記計数
値が50増える毎に、電磁開閉弁4を4秒間励磁して、
電磁開閉弁の開成によって大気(新鮮空気)を出口ポート
54から光電管55内に流す。そして、この新鮮空気を
流したときのフォトセル57の検出信号をノンミスト状
態での検出信号(基準電圧)とし、この基準電圧と各クラ
ンクのミスト検出信号との差信号が、第1,第2閾値以
上か否かで警報の要否を判断することによって、自動的
に光電管出力の零点調整を行なう。ここで、零点調整の
時間間隔は、弁体の1回転に最大で10秒要するので、
運転初期が略1分、それ以降が略10分になるが、かか
る差を設けた理由は、CPU等に含まれる半導体素子の
温度変化が運転初期に大きく、それ以降は小さくなるか
らである。
【0016】一方、CPU6は、故障検知部として、フ
ォトセル57からの上記ノンミスト時出力信号(図4の
S8参照)が、ミストによる光電管内のレンズ61等の
許容汚れに対応する第1下限値(例えば1V)以下になっ
たときに、出力リレー10を介してアラームランプ13
を点灯させるとともに、第2トラブルが生じたとしてミ
ストインジケータ9の下から2番目の発光ダイオードを
点灯させて、光電管性能低下の警報を発する(図4のS
9,S10参照)。また、フォトセル57からの上記ミス
ト検出時出力信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号
および上記第1下限値よりも小さい第2下限値(例えば
0.3V)以下になったときに、上述と同様にアラームラン
プ13を点灯させ、かつ第3トラブルが生じたとしてミ
ストインジケータ9の下から3番目の発光ダイオードを
点灯させて、フォトセル故障の警報を発する(図4のS
11,S12参照)。
【0017】さらに、CPU6は、消磁時に供給電圧が
そのまま出力される出力リレー10のB接点の出力電圧
を計測し、その計測値が直流電源の一定電圧24Vより
も低い下限電圧(例えば12V)以下になったときに、同
様にアラームランプ13を点灯させ、かつ第4トラブル
が生じたとしてミストインジケータ9の下から4番目の
発光ダイオードを点灯させて、電源電圧低下の警報を発
する(図4のS15,S16参照)。また、ICアンプ1
9からの出力信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号
よりも小さい第3下限値(例えば1.5V)以下になったと
きに、同様にアラームランプ13を点灯させ、かつ第5
トラブルが生したとしてミストインジケータ9の下から
5番目の発光ダイオードを点灯させて、増幅器故障の警
報を発する(図4のS13,S14参照)。
【0018】上記構成のオイルミスト警報装置の動作に
ついて、図3のフローチャートを参照しつつ次に述べ
る。操作者は、ロータリバルブ51(図1参照)のケーシ
ング52に設けられた1〜9番入口ポートPのうちディ
ーゼル機関のクランク室に接続されている入口ポートの
数を、ポート設定スイッチ7(図2参照)のつまみによっ
て例えば6(クランク室数が6に対応)と設定する。ロー
タリバルブの弁体53が、0番入口ポートに達すると、
これを検出したフォトセンサ3がCPU6に検出信号を
出力し、この検出信号を受けたCPU6は、ステップモ
ータ1つまり弁体53の1回転の制御である図3の処理
を開始する。
【0019】即ち、CPU6は、図3のステップS1
で、初期化を行ない、既にステップS2の状態なので、
ステップS3で、零点調整時期か否かを、上記フォトセ
ンサ3からの検出信号の計数値が6の倍数(計数値が6
0以下の場合)か否か、あるいは50の倍数(計数値が6
0以上の場合)か否かで判断する。そして、零点調整時
期だと判断すると、ステップS4,S5に進んで、電磁
開閉弁4を開成し,4秒タイマの計時を開始する。する
と、出口ポート54(図1参照)を経て光電管55内に
新鮮な外気が流れ、フォトセル57はノンミスト状態で
の検出信号をCPU6に出力する。そこで、CPU6
は、上記4秒の計時が終わると、弁体53が0番入口ポ
ートにあるのでステップS6で肯と判断し、ステップS
7で、上記ノンミスト状態の検出信号を基準電圧として
設定する。次いで、ステップS8でも弁体が0番ポート
にあるので肯と判断し、ステップS9に進む。
【0020】CPU6は、ステップS9で、電磁開閉弁
4を閉成し、ステップS10,S11で、ステップモー
タ1を1番ポートまで1ポート分回転させると同時に1
秒タイマの計時を開始する。そして、ステップS15で
上記1秒タイマの計時終了と判断されるまでに、弁体は
略0.2秒で1番ポートに達し、続く0.8秒の一旦停止の間
に第1クランク室のオイルミストが光電管55に流れ
て、ステップS12で、フォトセル57によるミストの
検出信号がCPU6に読み込まれ、ステップS13で、
上記基準電圧と読み込んだ検出信号の差が求められ、ス
テップS14で、差信号に応じたレベルまでミストイン
ジケータ9が点灯される。ステップS15で1秒経過と
判断されると、ステップS6の処理に戻る。
【0021】このとき、弁体は1番ポートにあるので、
ステップS6では否と判断され、ステップS16に進ん
で、上記差信号が0.5秒以上に亘って第1閾値を超える
か否かが判断され、否と判断されると、ステップS8,
S9を経てステップS10で、弁体が2番ポートまでさ
らに1ポート分回転させられ、ステップS12,S13
を経てステップS14で、第2クランク室のミスト濃度
がミストインジケータ9に表示される。こうして、第6
クランク室までのミスト濃度が総て低い(第1閾値以下)
場合は、上述の経路の繰り返しでミストインジケータ9
に各クランク室のミスト濃度が次々にバーグラフ表示さ
れ、弁体がクランク室に接続されていない7番ポートに
達すると、ステップS8で否と判断されて、ステップS
2に戻り、弁体は、このステップS2で0番ポートまで
停止することなく速送りされる。そして、ステップS3
で、零点調整時期でないと判断されれば、上述のステッ
プS8以降の1〜6番ポートについてのミスト濃度表示
等の処理がなされ、零点調整時期と判断されれば、上述
のステップS4〜S7の再度の零点調整の処理が行なわ
れる。
【0022】このように、上記実施例では、CPU6で
制御されるステップモータ1により、クランク室に接続
されない入口ポートについては弁体53を速送りするの
で、弁体の1回転に要する時間が、従来のゼネバ歯車機
構による駆動の40秒から最大でも10秒にまで大幅に
短縮でき、ミスト検出のブラインドタイムが短くなっ
て、ミスト異常発見の確率を大いに向上することができ
る。また、CPU6により、弁体の0番ポート位置で電
磁開閉弁4をフォトセンサ3の検出信号に基づいて所定
時間間隔で開成し、フォトセル57の出力を自動的に零
点調整するので、操作者の手間を省きつつ、光電管55
のレンズ61のミストによる曇りに関係なく、ミスト濃
度を正確に検出し、後述の如く正確なミスト警報を発す
ることができる。加えて、上記所定時間間隔を、CPU
6等の半導体素子の温度変化が大きい警報装置の運転初
期は小さく、半導体素子の特性が安定するそれ以降は大
きく設定しているので、半導体素子の経時変化に伴うミ
スト検出誤差を解消できる。さらに、CPU6は、フォ
トセンサ3の検出信号を受ける毎,つまり弁体53が0
番ポートに来る毎に、ステップモータ1を介して弁体の
1回転の制御を開始し、ステップモータ1の発するパル
ス数が,ポート位置に応じて予め設定されたパルス数と
一致すると,弁体がそのポートに達したと判断するの
で、弁体の各入口ポートでの停止位置がずれても、その
位置ずれが1回転毎に補正されるので、上述のロータリ
バルブ故障の警報と相俟って、弁体を正確に駆動するこ
とができる。
【0023】つぎに、図3のステップS16で、基準電
圧と各クランク室のミスト検出信号との差信号が0.5秒
以上に亘って第1閾値を超えると判断されると、ステッ
プ17に進んで、フォトセル電圧つまり上記ミスト信号
がCPU6に読み込まれ、ステップS18で、上記差信
号が求められ、ステップS19で、差信号に応じたミス
ト濃度がミストインジケータ9にバーグラフ表示される
とともに、出力リレー11を介して中ミスト濃度用のア
ラームランプ14が点灯されて警報が発せられる。そし
て、上記差信号が0.5秒以上に亘って第2閾値を超えな
い場合は、ステップS20で否と判断されて、ステップ
S8の処理に戻る一方、0.5秒以上に亘って第2閾値を
超える場合は、ステップS21に進む。ステップS21
では、上述と同じく差信号に応じたミスト濃度がミスト
インジケータ9にバーグラフ表示され、かつ出力リレー
12を介して高ミスト濃度用のアラームランプ15が点
灯されて警報が発せられるとともに、ステップモータ1
を介して弁体53が直ちに停止せしめられる。従って、
操作者は、弁体の停止位置によって、高ミスト濃度のミ
スト異常のクランク室番号を知ることができる。最後
に、ステップS22で、リセットボタン22(図2参照)
が押されたか否かが判断され、押されたと判断される
と、ステップS23に進んで、出力リレー12,11を
介してアラームランプ15,14が消灯され、かつCP
U6による初期化がなされて、ステップS2の処理に戻
るのである。
【0024】上記実施例では、光電管55の光源に間欠
的に点灯する発光ダイオード5を用いていて、従来のタ
ングステンランプに比して、耐久性に優れ、電源投入と
同時に最大光量が得られるので、ミスアラームが低減す
る。また、CPU6は、上述のように上記差信号が一定
時間に亘って第2閾値を超えるときに初めて、ステップ
モータ1を停止させるので、無用のモータ停止が避けら
れて、オイルミスト警報装置の稼動率が向上する。更
に、ミスト警報を、上記差信号が一定時間に亘って夫々
第1,第2閾値を超えるときに、夫々中,高ミスト濃度の
警報(二段アラーム)を発するので、瞬時に消失しない
中,高濃度ミストをノイズ等の悪影響を避けて確実に検
出でき、一層正確で詳細なミスト警報を出せるという利
点がある。また、上記実施例では、図2から判るよう
に、光電管55,ステップモータ1,フォトセンサ3,C
PU6および電磁開閉弁4に24Vの直流電源が供給さ
れるので、100〜200Vの交流電源を用いていた従来例と
異なり、ブラックアウト時でも電源を確保でき、船舶の
ディーゼル機関にも好適である。さらに、CPU6を含
む制御系統をプリント基板化し、CPU6によるステッ
プモータ1のプログラム制御で直接弁体53を回転駆動
しているので、交流モータとゼネバ歯車機構を介して弁
体を間欠回転駆動していた従来例に比して、警報装置を
簡素化,コンパクト化でき、装置の故障率を低減し、装
置の信頼性を大幅に向上することができる。
【0025】上記オイルミスト警報装置の故障検知動作
について、図4のフローチャートを参照しつつ次に述べ
る。装置の運転が開始されると、CPU6は、ステップ
S1以下のロータリバルブの故障検出と、ステップS7
以下のその他の故障検出の処理を始める。まず、CPU
6は、ステップS2で、弁体53の原点センサであるフ
ォトセンサ3からの検出信号(H)の有無を判断し、無い
場合は、ステップS3で20秒タイマの計時を始め、2
0秒以内に検出信号が有った場合は、ステップS2から
ステップS6に進んでタイマをクリアする。一方、20
秒以内に検出信号が無い場合は、ステップS5に進ん
で、弁体53が正常に回転していないとして、出力リレ
ー10を介して故障用のアラームランプ13を点灯させ
ると共に、第1トラブルが生じたとしてミストインジケ
ータ9の最下の発光ダイオードを点灯させて、ロータリ
バルブ故障の警報を発する。操作者は、この警報によ
り、ロータリバルブ51やステップモータ1を分解し、
故障箇所を修理することができる。つぎに、CPU6
は、ステップS8で、既述の光電管のフォトセル出力の
自動零点調整の時期か否かを判断し、自動零点調整時期
だと判断すれば、光電管55内に新鮮空気が流れている
ので、ステップS9に進んで、フォトセル57のノンミ
スト時出力信号が、第1下限値(1V)以下かどうかを
判断し、以下と判断すると、ステップS10で、出力リ
レー10を介してアラームランプ13を点灯させ、ミス
トインジケータ9の下から2番目の発光ダイオードを点
灯させて、光電管性能低下の警報を発する。操作者は、
この警報により、光電管内のレンズ61を清掃したり、
光源たる発光ダイオード5を取り替えたりすることがで
きる。
【0026】一方、ステップS8で自動零点調整時期で
ないと判断すると、ミスト濃度計測時であるので、ステ
ップS11に進んで、フォトセル57のミスト検出時出
力信号が、第2下限値(0.3V)以下かどうかを判断し、
以下と判断すると、ステップS12で、同様にアラーム
ランプ13およびミストインジケータ9の下から3番目
の発光ダイオードを点灯させて、フォトセル故障の警報
を発する。操作者は、この警報により、フォトセル57
の取り替えをすることができる。ステップS11で第2
下限値を超えると判断すると、フォトセルに問題はない
から、ステップS13に進んで、ICアンプ19の出力
信号が第3下限値(1.5V)以下かどうかを判断し、以下
なら、ステップS14で、アラームランプ13とミスト
インジケータ9の下から5番目の発光ダイオードを点灯
させて、増幅器故障の警報を発する。操作者は、この警
報により、ICアンプ19を取り替えることができる。
ステップS13で第3下限値を超えるなら、ステップS
15に飛んで、出力リレー10のB接点に出力される電
源電圧を計測し、この計測値が下限電圧(12V)以下か
どうかを判断し、以下なら、ステップS16で、アラー
ムランプ13とミストインジケータ9の下から4番目の
発光ダイオードを点灯させて、電源電圧低下の警報を発
する。操作者は、この警報により、ヒューズ16や電源
スイッチ17の状態を点検することができる。
【0027】このように、上記実施例では、ロータリバ
ルブ51やフォトセル57の故障,光電管55の性能低
下に加えて、電源電圧の低下や増幅器の故障というオイ
ルミスト警報装置の故障情報が、明確に操作者に知らさ
れるから、点検や修理を要する故障箇所が直ちに判り、
適切な処置を迅速に取れるので、装置のメインテナンス
が極めて容易になるとともに、装置の信頼性を大幅に向
上することができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
のオイルミスト警報装置は、機関の各クランク室に接続
されうる所定数の入口ポートを出口ポートに順次切り換
え連通するロータリバルブの弁体を回転駆動するステッ
プモータと、一端,他端に光源,受光素子をもち、各クラ
ンク室のオイルミストがブロワによって上記出口ポート
から内部に導かれる光電管と、上記弁体の回転角原点を
検出する原点センサと、原点センサからの検出信号が所
定時間の間にないときに、ロータリバルブ故障の警報を
発する一方、光電管内がノンミスト状態のときの受光素
子の出力であるノンミスト時出力信号と,弁体がクラン
ク室に通じる入口ポートの位置で停止しているときの受
光素子の出力であるミスト検出時出力信号との差信号
が、所定値以上になったときに、ステップモータをその
位置で停止させ、かつミスト警報を発する制御部と、上
記ノンミスト時出力信号が、ミストによる光電管内の許
容汚れに対応する第1下限値以下になったときに、光電
管性能低下の警報を発する一方、上記ミスト検出時出力
信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号および上記第
1下限値よりも小さい第2下限値以下になったときに、
受光素子故障の警報を発する故障検知部を備えているの
で、ゼネバ歯車機構を介する弁体の間欠駆動の場合に比
して、1回転の周期の短縮でミスト異常発見の確率を高
めることができ、操作者にミスト異常とそのクランク室
番号を知しめることができるとともに、操作者が、光電
管性能の低下やロータリバルブおよび受光素子の故障の
情報を的確に知りうるから、適切な点検,修理を迅速に
行なえ、装置のメインテナンスが容易になり、装置の信
頼性が大幅に向上する。
【0029】請求項2のオイルミスト警報装置は、受光
素子と制御部との間に増幅器が介設され、一定電圧の直
流電源によって給電されるとともに、故障検知部が、直
流電源の電圧が上記一定電圧よりも低い下限電圧以下に
なったときに、電源電圧低下の警報を発し、上記増幅器
の出力信号が高ミスト濃度に対応する出力信号よりも小
さい第3下限値以下になったときに、増幅器故障の警報
を発するようになっているので、操作者は、上述の故障
情報に加えて、電源電圧の低下および増幅器の故障とい
う情報も知りうるから、装置のメインテナンスが一層容
易になり、装置の信頼性も一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のオイルミスト警報装置の一実施例を
示す構成図である。
【図2】 上記実施例の制御系統を示すブロック図であ
る。
【図3】 上記実施例の動作の流れを示すフローチャー
である。
【図4】 上記実施例の故障検出動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】 従来のオイルミスト警報装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1…ステップモータ、2…ロッド、3…フォトセンサ、
4…電磁開閉弁、5…発光ダイオード、6…CPU、7
…ポート設定スイッチ、9…ミストインジケータ、13
…故障用のアラームランプ、14…中ミスト濃度用のア
ラームランプ、15…高ミスト濃度用のアラームラン
プ、51…ロータリバルブ、52…ケーシング、53…
弁体、54…出口ポート、55…光電管、55a…入口
孔、55b…出口孔、57…フォトセル、58…ブロ
ワ、61…レンズ、P…入口ポート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに設けられ、機関の各クラン
    ク室に接続されうる所定数の入口ポートを、回転駆動さ
    れる弁体内の通路を介して上記ケーシングの出口ポート
    に順次切り換え連通するロータリバルブと、一端に光源
    を、他端に受光素子を有し、入口孔に上記ロータリバル
    ブの出口ポートが、出口孔にブロワが夫々接続される光
    電管を備えて、光電管内を流れる各クランク室のオイル
    ミストの濃度を検出して警報を発するオイルミスト警報
    装置において、 上記ロータリバルブの弁体を回転駆動するステップモー
    タと、 上記弁体の回転角原点を検出する原点センサと、 上記原点センサからの検出信号が所定時間の間にないと
    きに、ロータリバルブ故障の警報を発する一方、上記光
    電管内がノンミスト状態のときの受光素子の出力である
    ノンミスト時出力信号と,弁体がクランク室に通じる入
    口ポートの位置で停止しているときの受光素子の出力で
    あるミスト検出時出力信号との差信号が、所定値以上に
    なったときに、上記ステップモータをその位置で停止さ
    せ、かつミスト警報を発する制御部と、 上記ノンミスト時出力信号が、ミストによる光電管内の
    許容汚れに対応する第1下限値以下になったときに、光
    電管性能低下の警報を発する一方、上記ミスト検出時出
    力信号が、高ミスト濃度に対応する出力信号および上記
    第1下限値よりも小さい第2下限値以下になったとき
    に、受光素子故障の警報を発する故障検知部を備えたこ
    とを特徴とするオイルミスト警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオイルミスト警報装置
    に、電力を供給する一定電圧の直流電源と、上記受光素
    子と制御部との間に介設された増幅器をさらに備え、上
    記故障検知部は、上記直流電源の電圧が上記一定電圧よ
    りも低い下限電圧以下になったときに、電源電圧低下の
    警報を発し、上記増幅器の出力信号が高ミスト濃度に対
    応する出力信号よりも小さい第3下限値以下になったと
    きに、増幅器故障の警報を発するようになっているオイ
    ルミスト警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016090266A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社島津製作所 ロータ位置検出装置及びロータリバルブ
RU184276U1 (ru) * 2018-05-23 2018-10-22 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Белгородский государственный технологический университет им. В.Г. Шухова" Устройство для контроля моторного масла в двигателе внутреннего сгорания

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