JPH07128387A - 非接地配線方式の電路の絶縁監視装置 - Google Patents

非接地配線方式の電路の絶縁監視装置

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JPH07128387A
JPH07128387A JP5272492A JP27249293A JPH07128387A JP H07128387 A JPH07128387 A JP H07128387A JP 5272492 A JP5272492 A JP 5272492A JP 27249293 A JP27249293 A JP 27249293A JP H07128387 A JPH07128387 A JP H07128387A
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JP
Japan
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circuit
ground
electric path
electric
current
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Pending
Application number
JP5272492A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueno
泰弘 上野
Terumasa Katsura
照昌 桂
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KAWAJU BOSAI KOGYO KK
Original Assignee
KAWAJU BOSAI KOGYO KK
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対地インピーダンスを確実に検知し、測定時
の絶縁低下を防止できる非接地配線方式の電路の絶縁監
視装置を提供する。 【構成】 非接地配線方式の電路5、6と接地8aとの
間には、対地インピーダンスZ1、Z2が形成される。
絶縁監視装置は、電路5、6と接地8bとの間に接続さ
れるインピーダンス素子Z3、Z4および抵抗RAと、
インピーダンス素子Z3、Z4に流れる電流を検出する
ための増幅器14および整流平滑回路15と、電路5ま
たは電路6を選択するためのスイッチング素子11、1
2と、電路5、6に関する検出値Va、Vbをサンプリ
ングするサンプルホールド回路16、17と、加算回路
18と、減算回路19と、減算回路19からの出力信号
と基準回路22からの所定基準レベルとを比較するため
の比較回路21などで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接地配線方式の電路
の絶縁監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院電気設備の安全基準は、日本工業規
格JIS T 1022に規定されており、電路に地絡
電流が流れて電源が遮断すると、医療に重大な支障をき
たすおそれのある医用電気機器を使用する医用室のコン
セント回路は、非接地配線方式とすることとされ、非接
地式電路の電源側には、絶縁監視装置を設けることと規
定されている。この絶縁監視装置は、電路の対地インピ
ーダンスを計測・監視する方式であり、それに設けられ
る警報装置は、非接地式電路のいずれかの一線を低イン
ピーダンスの導体で大地へ接続した場合に、地絡電流の
値が2mA以上となるような状態となったとき動作する
ものと規定されている。
【0003】典型的な先行技術は特公平1−16088
に開示されており、この先行技術ではたとえば50Hz
の非接地電路の中性点と大地との間に、その周波数より
僅かに離れた周波数であるたとえば55Hzを有し、か
つ電圧が電路の大地電圧とほぼ等しい補助電圧を印加す
る補助電圧源と、前記中性点と大地との間を流れる電流
を検出する電流検出器と、非接地電路に人体が接触して
も人体が流れる電流が2mA以下となるようにする電流
制限器とが直列に接続されて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、監視のために前記電流制限器によって中性点と大地
との間の電流が2mA以下となるようにしており、実際
には約2mA程度の電流を常時流している構成となって
いるものと推測され、したがってその監視電流が大き
く、このことは非接地電路の絶縁を低下させていること
になる。
【0005】本発明の目的は、対地インピーダンスを確
実に検知し、しかも測定時の絶縁低下を防止できる非接
地配線方式の電路の絶縁監視装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次入力側に
交流電力が供給される絶縁トランスと、前記絶縁トラン
スの2次出力側と接続される第1電路および第2電路
と、第1電路または第2電路と接地との間に接続される
インピーダンス素子と、前記インピーダンス素子に流れ
る電流と第1電路または第2電路と大地間に形成される
抵抗容量を通じて流れる電流の総和を検出するための電
流検出手段と、前記インピーダンス素子に流れる電流源
として第1電路または第2電路のいずれかを選択するた
めのスイッチ手段と、第1電路の選択時に前記電流検出
手段から出力される第1検出値と、第2電路の選択時に
前記電流検出手段から出力される第2検出値とを加算す
るための演算手段と、前記演算手段からの出力と所定基
準レベルとを比較するための比較手段とを備えることを
特徴とする非接地配線方式の電路の絶縁監視装置であ
る。
【0007】また本発明は、前記インピーダンス素子
が、抵抗とリアクタンス素子からなる直列回路または並
列回路を含むことを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記電流検出手段と前記比
較手段との間に、信号の直流成分を打ち消すためのオフ
セット手段と、前記オフセット手段のオフセットレベル
を発生するためのオフセットレベル発生手段とを備え、
前記オフセットレベル発生手段の電源が、前記絶縁トラ
ンスの2次出力側から供給されていることを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、前記演算手段は、前記スイ
ッチ手段の切替え動作と同期して、前記電流検出手段か
らの出力をサンプリングするための第1および第2サン
プリング手段と、第1サンプリング手段からの出力と第
2サンプリング手段からの出力を加算するための加算手
段とを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に従えば、1次入力側に交流電力が供給
される絶縁トランスを備え、この絶縁トランスの2次出
力側と第1電路および第2電路と接続することによっ
て、非接地配線方式の電路を形成するとともに、第1電
路または第2電路と接地との間にインピーダンス素子を
接続することによって、第1電路または第2電路と接地
との間に絶縁不良が生じている場合に、当該インピーダ
ンス素子に地絡電流が流れることになる。その際、当該
インピーダンス素子の値をたとえば1MΩ程度の高イン
ピーダンスのものを用いることが好ましく、これによっ
て測定時の絶縁低下を防止することができる。
【0011】インピーダンス素子が第1電路と接続され
ている場合は、第2電路と接地との間の対地インピーダ
ンスを通って地絡電流が流れ、一方、インピーダンス素
子が第2電路と接続されている場合は、第1電路と接地
との間の対地インピーダンスを通って地絡電流が流れる
ことになる。したがって、スイッチ手段が、インピーダ
ンス素子に流れる電流源として第1電路または第2電路
のいずれかを選択しながら、インピーダンス素子に流れ
る電流を電流検出手段が検出することによって、第1電
路および第2電路の両方の絶縁不良を検知することがで
きる。
【0012】さらに、第1電路の選択時に流れる地絡電
流を第1検出値とし、一方、第2電路の選択時に流れる
地絡電流を第2検出値として測定する。こうして得られ
た第1検出値と第2検出値とを加算してこれらの合計値
を演算して、この合計値を絶縁評価の指数として取り扱
うことによって、対称性のある第1電路と第2電路を均
等に総合評価することができる。そして当該合計値と予
め定めた基準レベルとを比較して、合計値が所定基準レ
ベル以上になったときに第1電路または第2電路の絶縁
不良を判定することによって、たとえば警報を発して使
用者に電気漏洩などの危険を告知することが可能とな
る。
【0013】以下詳説すると、図1は本発明の原理を説
明するための回路図であり、図1(a)は地絡電流検出
用の抵抗Rの一端が第1電路5に接続されている場合で
あり、図1(b)は地絡電流検出用の抵抗Rの一端が第
2電路6に接続されている場合である。
【0014】まず図1(a)において、絶縁トランス2
の1次コイル3に商用交流電力などの交流電源1が接続
されており、絶縁トランス2の2次コイル4に第1電路
5および第2電路6が接続されて、非接地配線方式の電
路を形成している。さらに第1電路5および第2電路6
に絶縁不良が発生して、第1電路5の対地インピーダン
スZ1および第2電路6の対地インピーダンスZ2が形
成された場合を想定する。このとき2次コイル4で発生
する電圧をVとし、対地インピーダンスZ1、Z2に流
れる電流をそれぞれi1、i2とし、抵抗Rに流れる電
流をi3とすると、キルヒホッフの法則を用いて、 Z1・i1+Z2・i2=V …(1) Z1・i1+R・i3=0 …(2) i1=i2+i3 …(3) という3つの式が成立する。これらの式から電流i3を
求めて、さらに抵抗Rの両端に発生する電圧Vaの絶対
値|Va|を求めると下記式(4)となる。
【0015】
【数1】
【0016】一方、図1(b)において、抵抗Rの一端
が第2電路6に接続されている場合、キルヒホッフの法
則を用いて、 Z1・i1+Z2・i2=V …(5) Z2・i2−R・i3=0 …(6) i1=i2+i3 …(7) という3つの式が成立する。これらの式から電流i3を
求めて、さらに抵抗Rの両端に発生する電圧Vbの絶対
値|Vb|を求めると下記式(8)となる。
【0017】
【数2】
【0018】そこで|Va|と|Vb|とを加算する
と、式(4)、式(8)から、
【0019】
【数3】
【0020】と計算される。
【0021】次に、対地インピーダンスZ1、Z2の合
成インピーダンスZ1・Z2/(Z1+Z2)を横軸に
とり、電圧Va、Vbの絶対値の合計値|Va|+|V
b|を縦軸にとって、2次コイル4の電圧V=100
V、抵抗R=1MΩという条件の下で、式(9)をグラ
フ化した結果を図2に示す。図2を見ると、合成インピ
ーダンスが0Ωのとき合計値|Va|+|Vb|が10
0Vとなり、ここから合成インピーダンスが増加するに
つれて合計値|Va|+|Vb|が単調減少するカーブ
を示している。そこで、第1電路または第2電路のいず
れかが低インピーダンスの導体で大地と接続した場合に
流れる地絡電流の値がたとえば2mAとなるような状態
になったとき、絶縁不良の警報を発するものと規定する
と、合成インピーダンスが100V/2mA=50kΩ
となり、このときの合計値|Va|+|Vb|が95.
2Vであるから、この値を警報の基準レベルに設定する
ことによって、第1電路または第2電路のいずれかが絶
縁不良を起こしても確実に検出することが可能になる。
なお、以上の説明において、地絡電流検出用の抵抗Rが
インピーダンス素子であっても同様に適用することがで
きる。
【0022】また、当該インピーダンス素子が、抵抗と
リアクタンス素子からなる直列回路または並列回路を含
むことによって、各電路の対地インピーダンスZ1、Z
2が純抵抗成分だけでなく、地絡電流の位相を変化させ
るリアクタンス成分をも有する場合、すなわち各電路の
対地直流抵抗は極めて高いが対地キャパシタンスが低く
なって絶縁不良を起こしている場合にも、確実に検出す
ることが可能となる。
【0023】以下詳説すると、たとえば第1電路の対地
インピーダンスZ1(=R1+j・X1、jは虚数単
位)のリアクタンス成分X1による電流の位相は抵抗成
分R1による電流の位相と比べて90度ずれることにな
る。たとえばこのリアクタンス成分X1が容量性である
場合は、電流の位相は90度進むことになる。
【0024】このとき、地絡電流を検出するインピーダ
ンス素子が純抵抗成分Rだけである場合、当該インピー
ダンス素子の両端に発生する電圧の絶対値|Vb|は、
対地インピーダンスZ1のリアクタンス成分が無いとき
の値と比べて、|R+R1+j・X1|/(R+R1)
という比率で大きくなるが、リアクタンス成分X1が増
えてもあまり変化しない。
【0025】一方、地絡電流を検出するインピーダンス
素子が純抵抗成分Rだけでなくリアクタンス成分Xも有
する場合、当該インピーダンス素子の両端に発生する電
圧の絶対値|Vb|は、対地インピーダンスZ1のリア
クタンス成分が無いときの値と比べて、|R+R1+j
・(X+X1)|/|R+R1+j・X|という比率で
大きくなるため、リアクタンス成分X1の変化に敏感に
なる。したがって、地絡電流検出用のインピーダンス素
子が、抵抗とリアクタンス素子からなる直列回路または
並列回路を含むことによって、各電路の対地キャパシタ
ンスが低くなって絶縁不良を起こしている場合にも、確
実に検出することができる。
【0026】また、電流検出手段と比較手段との間に信
号の直流成分を打ち消すためのオフセット手段と、当該
オフセット手段のオフセットレベルを発生するためのオ
フセットレベル発生手段とを備えることによって、電流
検出手段で検出された地絡電流の値が直流成分と変動成
分を含む場合に、その変動成分だけを増幅して測定感度
を向上させることができ、直流成分による増幅器の飽和
を防止することができる。さらに、絶縁トランスに供給
される交流電力が電圧変動した場合、電流検出手段で検
出される地絡電流の値もそれに伴って変動するが、当該
オフセットレベル発生手段の電源が絶縁トランスの2次
出力側から供給されていることによって、オフセットレ
ベルも交流電力の電圧変動に応じて変化する。したがっ
て、オフセット手段からの出力は、交流電力の電圧変動
の影響が打ち消され、S/N比の良好な信号を得ること
ができる。
【0027】また演算手段は、スイッチ手段の切替え動
作と同期して、電流検出手段からの出力をサンプリング
するための第1および第2サンプリング手段と、第1サ
ンプリング手段からの出力と第2サンプリング手段から
の出力を加算するための加算手段とを含むことによっ
て、第1電路との接続時に電流検出手段から出力される
第1検出値と、第2電路との接続時に電流検出手段から
出力される第2検出値との加算演算を容易に実現でき
る。
【0028】
【実施例】図3は、本発明の一実施例の全体の構成を示
すブロック図である。非接地配線方式の電路の絶縁監視
装置は、商用交流電源1からのたとえば実効値100V
の交流電力が1次コイル3に供給される絶縁トランス2
と、絶縁トランス2の2次コイル4とそれぞれ接続され
る電路5、6と、電路5または電路6と接地8bとの間
に接続されるインピーダンス素子Z3、Z4および抵抗
RAと、インピーダンス素子Z3、Z4に流れる電流を
検出するための増幅器14および整流平滑回路15と、
抵抗RAおよびインピーダンス素子Z3またはZ4に流
れる電流源として電路5または電路6のいずれかを選択
するためのスイッチング素子11、12と、電路5の選
択時に整流平滑回路15から出力される検出値Vaをサ
ンプリングするためのサンプルホールド回路16と、電
路6の選択時に整流平滑回路15から出力される検出値
Vbをサンプリングするためのサンプルホールド回路1
7と、各スイッチング素子11、12および各サンプル
ホールド回路16、17の制御タイミングパルスを発生
するためのタイミング発生回路10と、各サンプルホー
ルド回路16、17の出力を加算するための加算回路1
8と、加算回路18からの信号の直流成分を打ち消すた
めの減算回路19と、減算回路19のオフセットレベル
を発生するための基準回路20と、減算回路19からの
出力信号と基準回路22からの所定基準レベルとを比較
するための比較回路21と、減算回路19からの出力信
号を定量的に表示するためのメータ回路23と、比較回
路21の判定結果に基づいてブザー等の音響警報器25
およびランプ等の光警報器26を駆動するための駆動回
路24などで構成されている。
【0029】電路5、6は、非接地配線方式に基づい
て、病院、診療所等に設けられる電気設備7に接続され
ており、電路5と接地8aとの間には、絶縁不良を等価
的に表す対地インピーダンスZ1が形成され、一方、電
路6と接地8aとの間には、絶縁不良を等価的に表す対
地インピーダンスZ2が形成されている。また、電路
5、6にトランス27が接続され、整流平滑回路28を
通って平滑化された直流電圧Pが基準回路20の電源と
して供給される。
【0030】次に、動作について説明する。タイミング
発生回路10によってスイッチング素子11だけが導通
した場合は、電路5、インピーダンス素子Z3、スイッ
チング素子11、抵抗RA、接地8b、接地8a、対地
インピーダンスZ2、電路6という経路で地絡電流ia
が流れる。このとき抵抗RAの両端にはia×RAの電
圧信号が発生し、この電圧信号を増幅器14で増幅し整
流平滑回路15で電圧信号を平滑化して信号の包絡線を
検出することによって、検出値Vaを得ることができ
る。この検出値Vaは、タイミング発生回路10にタイ
ミング制御されたサンプルホールド回路16によってサ
ンプリングされ、所定時間保持される。
【0031】一方、タイミング発生回路10によってス
イッチング素子12だけが導通した場合は、電路6、イ
ンピーダンス素子Z4、スイッチング素子12、抵抗R
A、接地8b、接地8a、対地インピーダンスZ1、電
路5という経路で地絡電流ibが流れる。このとき抵抗
RAの両端にはib×RAの電圧信号が発生し、この電
圧信号を増幅器14で増幅し整流平滑回路15で電圧信
号を平滑化して信号の包絡線を検出することによって、
検出値Vbを得ることができる。この検出値Vbは、タ
イミング発生回路10にタイミング制御されたサンプル
ホールド回路17によってサンプリングされ、所定時間
保持される。
【0032】こうしてサンプルホールド回路16で保持
された検出値Vaとサンプルホールド回路17で保持さ
れた検出値Vbが加算回路18に入力され、合計値|V
a|+|Vb|が得られる。なお、2つの検出値Va、
Vbはタイミングが異なって検出されるため、位相の影
響は無く、絶対値加算が行なわれる。
【0033】加算回路18から出力される信号は、減算
回路19に入力され、基準回路20で設定されたオフセ
ットレベル分だけ直流成分が打ち消されて、信号の変動
成分だけが強調され、必要に応じて所定増幅率で増幅さ
れる。なお、基準回路20の電源として整流平滑回路2
8からの直流電圧Pが供給されるため、絶縁トランスに
供給される交流電力の電圧変動とオフセットレベルとは
互いに同相で変動することになり、その結果、減算回路
19の出力では互いに相殺される。
【0034】減算回路19からの出力信号は、比較回路
21に入力され、基準回路22で設定された所定基準レ
ベルとの大小比較が行なわれる。たとえば、所定基準レ
ベルが、図2で示した95.2Vに相当する値に設定さ
れた場合、減算回路19の出力信号がこの値より小さけ
れば、対地インピーダンスZ1、Z2の合成インピーダ
ンスが50kΩより大きいことになり、電路5、6に絶
縁不良は生じていないと判定する。一方、減算回路19
の出力信号がこの値以上であれば、対地インピーダンス
Z1、Z2の合成インピーダンスが50kΩ以下とな
り、電路5、6に絶縁不良が発生していると判定する。
【0035】比較回路21が電路5、6に絶縁不良が発
生していると判定した場合は、駆動回路24に絶縁不良
信号を伝えて、音響警報器25で警告音を発生させた
り、光警報器26で警告灯を表示して、使用者や医者等
に告知する。なお、絶縁不良の度合をアナログ表示する
ために、減算回路19からの出力信号がメータ回路23
によって定量表示される。
【0036】図4および図5は、図3に示した絶縁監視
装置の具体的構成を示す回路図である。まず図4におい
て、電路5に接続されたインピーダンス素子Z3は、抵
抗R11とコンデンサC11との直列回路で形成されて
おり、たとえば抵抗R11は680kΩ、コンデンサC
11は3900pFに設定することが好ましい。これ
は、電源周波数fが60Hzとすると、コンデンサC1
1のリアクタンスX11が1/(2π・60・3900
pF)=680kΩとなって、抵抗R11と同程度にな
り、しかも直列インピーダンスが|R11+j・X11
|=1MΩという高インピーダンスになるためである。
その結果、電路5の絶縁低下を招くこと無く、しかも対
地インピーダンスZ1、Z2が容量性であっても高感度
で検出することが可能となる。このことは、電路6に接
続されたインピーダンス素子Z4についても同様であ
り、抵抗R12は680kΩ、コンデンサC12は39
00pFに設定することが好ましい。
【0037】スイッチング素子11、12は、絶縁性を
高めるために発光ダイオードを内蔵した半導体リレーを
用いるのが好ましく、タイミング発生回路10からの制
御信号SA、SBに応じてトランジスタTR1、TR2
が内蔵された発光ダイオードを点灯することによって、
半導体リレーが導通または遮断を行なう。
【0038】スイッチング素子11、12の他端は互い
に結線され、抵抗RAの一端に接続される。抵抗RAの
他端は接地8bに接続される。なお、抵抗RAの抵抗値
は、インピーダンス素子Z3、Z4の1/10程度、す
なわち100kΩ程度に選ばれる。スイッチング素子1
1、12のいずれか一方の導通によって抵抗RAに地絡
電流が流れ、抵抗RAの両端に電圧信号が発生すると、
増幅器14によって増幅され、図5に示した整流平滑回
路15に供給される。なお、抵抗RAの両端にはノイズ
吸収用のコンデンサが並列接続される。
【0039】タイミング発生回路10は、タイマIC1
からなるパルス発生器を有し、図6(1)、(2)に示
す制御信号SA、SBのように、たとえば周期10秒、
デューティ50%のパルスを発生する。一方、制御信号
SBは、抵抗R13、コンデンサC13の時定数回路、
NAND素子IC2、NOT素子IC3などで波形整形
され、サンプリング信号SCが作られるとともに、NO
T素子IC5、抵抗R14、コンデンサC14、NAN
D素子IC6、NOT素子IC7などで波形整形され、
サンプリング信号SDが作られる。なお、電源回路40
は、各回路の電源として直流電圧+VC、−VCを供給
する。
【0040】次に図5において、抵抗RAの両端に発生
した電圧信号は、増幅器14によってたとえば増幅率1
で増幅され、整流平滑回路15に入力される。整流平滑
回路15は、ダイオードD1、D2、演算増幅器IC8
などからなる全波整流回路と、コンデンサC15、抵抗
15、演算増幅器IC9などからなる平滑回路とを有
し、電圧信号を平滑化して信号の包絡線を検出する。
【0041】サンプルホールド回路16は、サンプリン
グ信号SCによって開閉するアナログスイッチSW1
と、サンプリングコンデンサC16と、演算増幅器IC
10とで構成され、アナログスイッチSW1が所定時間
導通してサンプリングコンデンサC16に充電された電
圧値をアナログスイッチSW1の遮断後も保持する機能
を有する。同様に、サンプルホールド回路17は、サン
プリング信号SDによって開閉するアナログスイッチS
W2と、サンプリングコンデンサC17と、演算増幅器
IC11とで構成される。
【0042】サンプルホールド回路16、17で保持さ
れた信号は、演算増幅器IC12を含む加算回路18に
入力されて加算され、検出値Va、Vbの合計値が算出
される。
【0043】減算回路19は、IC14を含む引算器と
IC15を含む非反転増幅器を有し、基準回路20から
出力されるオフセットレベルに基づいて加算回路18か
らの信号のうち直流成分を打ち消した後、残った変動成
分を所定増幅率で増幅している。基準回路20は、図3
および図4に示した整流平滑回路28から供給される直
流電圧Pを分圧するための抵抗直列回路と、抵抗直列回
路で設定されたオフセットレベルを増幅率1で増幅する
バッファIC13とで構成される。
【0044】減算回路19の出力は、抵抗R16、コン
デンサ18からなるローパスフィルタを通って、比較回
路21およびメータ回路23に入力される。メータ回路
23は、バッファIC17とその出力をアナログ表示す
るメータM1とを備える。
【0045】比較回路21は、図4に示した電源回路4
0から供給される直流電圧+VCを分圧する抵抗直列回
路と、抵抗直列回路で設定された基準レベルと減算回路
19の出力との大小比較を行なうコンパレータIC16
とを有する。減算回路19の出力が該基準レベル以上に
なると、コンパレータIC16はハイレベルの信号を出
力し、次の駆動回路24のトランジスタTR3が導通状
態になりリレーRL1が動作する。リレーRL1の出力
に基づいて、図3に示すスピーカ等の音響警報器25お
よびランプ等の光警報器26が動作して、使用者等に絶
縁不良を告知する。
【0046】図6は、図3、図4および図5に示す絶縁
監視装置の動作を示すタイミングチャートである。タイ
ミング発生回路10がたとえば周期10秒、デューティ
50%のパルスを発生し、図6(1)に示す制御信号S
Aがハイレベルになると、スイッチング素子11だけが
導通して、インピーダンス素子Z3および抵抗RAに地
絡電流iaが流れ、抵抗RAの両端にはia×RAの電
圧信号が発生し、この電圧信号を増幅器14で増幅し整
流平滑回路15で電圧信号を平滑化すると、図6(3)
に示す検出信号Q1が得られる。次に、図6(5)に示
すサンプリング信号SCがタイミング発生回路10から
サンプルホールド回路16に供給され、その立ち上がり
時点で検出信号Q1がサンプリングされて、検出値Va
が所定時間保持される。
【0047】一方、図6(1)に示す制御信号SAがロ
ーレベルになり、図6(2)に示す制御信号SBがハイ
レベルになると、スイッチング素子12だけが導通し
て、インピーダンス素子Z4および抵抗RAに地絡電流
ibが流れ、抵抗RAの両端にはib×RAの電圧信号
が発生し、この電圧信号を増幅器14で増幅し整流平滑
回路15で電圧信号を平滑化すると、図6(4)に示す
検出信号Q2が得られる。次に、図6(6)に示すサン
プリング信号SDがタイミング発生回路10からサンプ
ルホールド回路17に供給され、その立ち上がり時点で
検出信号Q2がサンプリングされて、検出値Vbが所定
時間保持される。なお、検出信号Q1、Q2は、理解容
易のために独立して図示したが、どちらも整流平滑回路
15から出力される信号であって互いに重畳している。
【0048】こうしてインピーダンス素子Z3が通電し
たときの検出値Vaとインピーダンス素子Z4が通電し
たときの検出値Vbが、タイミング発生回路10の1周
期毎に検出され、サンプルホールド回路16、17より
後段の加算回路18によって合計値|Va|+|Vb|
が演算される。
【0049】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、測
定時の絶縁低下を防止するとともに、第1電路に関する
第1検出値と第2電路に関する第2検出値との合計値を
絶縁評価しているため、対称性のある第1電路と第2電
路を均等に総合評価することができる。そして当該合計
値と予め定めた基準レベルとを比較することによって、
各電路の絶縁不良を確実に判定することが可能となる。
【0050】また、各電路の対地インピーダンスがリア
クタンス成分を含む場合でも、絶縁不良を確実に検出す
ることができる。
【0051】また、地絡電流の検出信号のS/N比が向
上するため、高信頼性の絶縁判定を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための回路図である。
【図2】電圧合計値|Va|+|Vb|と対地インピー
ダンスZ1、Z2の合成インピーダンスとの関係を示す
グラフである。
【図3】本発明の一実施例の全体の構成を示すブロック
図である。
【図4】図3に示した絶縁監視装置の具体的構成を示す
回路図である。
【図5】図3に示した絶縁監視装置の具体的構成を示す
回路図である。
【図6】図3、図4および図5に示す絶縁監視装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 絶縁トランス 3 1次コイル 4 2次コイル 5、6 電路 7 電気設備 8a、8b 接地 10 タイミング発生回路 11、12 スイッチング素子 14 増幅器 15 整流平滑回路 16、17 サンプルホールド回路 18 加算回路 19 減算回路 20、22 基準回路 21 比較回路 23 メータ回路 24 駆動回路 25 音響警報器 26 光警報器 Z1、Z2 対地インピーダンス Z3、Z4 インピーダンス素子 RA 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次入力側に交流電力が供給される絶縁
    トランスと、 前記絶縁トランスの2次出力側と接続される第1電路お
    よび第2電路と、 第1電路または第2電路と接地との間に接続されるイン
    ピーダンス素子と、 前記インピーダンス素子に流れる電流と第1電路または
    第2電路と大地間に形成される抵抗容量を通じて流れる
    電流の総和を検出するための電流検出手段と、 前記インピーダンス素子に流れる電流源として第1電路
    または第2電路のいずれかを選択するためのスイッチ手
    段と、 第1電路の選択時に前記電流検出手段から出力される第
    1検出値と、第2電路の選択時に前記電流検出手段から
    出力される第2検出値とを加算するための演算手段と、 前記演算手段からの出力と所定基準レベルとを比較する
    ための比較手段とを備えることを特徴とする非接地配線
    方式の電路の絶縁監視装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス素子が、抵抗とリア
    クタンス素子からなる直列回路または並列回路を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の非接地配線方式の電路
    の絶縁監視装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段と前記比較手段との間
    に、信号の直流成分を打ち消すためのオフセット手段
    と、 前記オフセット手段のオフセットレベルを発生するため
    のオフセットレベル発生手段とを備え、 前記オフセットレベル発生手段の電源が、前記絶縁トラ
    ンスの2次出力側から供給されていることを特徴とする
    請求項1に記載の非接地配線方式の電路の絶縁監視装
    置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、 前記スイッチ手段の切替え動作と同期して、前記電流検
    出手段からの出力をサンプリングするための第1および
    第2サンプリング手段と、 第1サンプリング手段からの出力と第2サンプリング手
    段からの出力を加算するための加算手段とを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の非接地配線方式の電路の絶
    縁監視装置。
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