JPH07209366A - 非接地配線方式の電路の絶縁監視装置 - Google Patents

非接地配線方式の電路の絶縁監視装置

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JPH07209366A
JPH07209366A JP6002721A JP272194A JPH07209366A JP H07209366 A JPH07209366 A JP H07209366A JP 6002721 A JP6002721 A JP 6002721A JP 272194 A JP272194 A JP 272194A JP H07209366 A JPH07209366 A JP H07209366A
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JP
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power supply
circuit
current
ground
output
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Application number
JP6002721A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueno
泰弘 上野
Terumasa Katsura
照昌 桂
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KAWAJU BOSAI KOGYO KK
Original Assignee
KAWAJU BOSAI KOGYO KK
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対地インピーダンスを安定して監視し、その
監視電流を小さくし、さらに構成を簡略化すること。 【構成】 絶縁トランスの2次出力に接続される一対の
電路間に、中性点を得るための一対の高抵抗値を有する
抵抗から成る直列回路を接続し、その中性点と大地との
間に、21Hzの交流電圧を発生する監視用電源を、コ
ンデンサを介して接続し、この監視用電源には直列に、
電流検出用抵抗を接続し、その電流を検出してレベル弁
別手段によってレベル弁別を行い、地絡電流値が2mA
となる直流抵抗が存在するときの監視用電源から見た第
1インピーダンスと、交流電源の60Hzまたは50H
zで地絡電流値が2mAとなる静電容量が存在するとき
の監視用電源の周波数20Hzでの監視用電源から見た
第2インピーダンスとが等しくなるように、一対の抵抗
の抵抗値と前記コンデンサの静電容量とを選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接地配線方式の電路
の絶縁監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院電気設備の安全基準は、日本工業規
格JIS T 1022に規定されており、電路に地絡
電流が流れて電源が遮断すると、医療に重大な支障をき
たすおそれのある医用電気機器を使用する医用室のコン
セント回路は、非接地配線方式とすることとされ、非接
地式電路の電源側には、絶縁監視装置を設けることと規
定されている。この絶縁監視装置は、電路の対地インピ
ーダンスを計測・監視する方式であり、それに設けられ
る警報装置は、非接地式電路のいずれかの一線を低イン
ピーダンスの導体で大地へ接続した場合に流れる地絡電
流の値が2mAとなるような状態となったとき、動作す
るものでなければならないものとされている。
【0003】典型的な先行技術は特公平1−16088
に開示されており、この先行技術ではたとえば50Hz
の非接地電路の中性点と大地との間に、その周波数より
僅かに離れた周波数であるたとえば55Hzを有し、か
つ電圧が電路の大地電圧とほぼ等しい補助電圧を印加す
る補助電圧源と、前記中性点と大地との間を流れる電流
を検出する電流検出器と、非接地電路に人体が接触して
も人体に流れる電流が2mA以下となるようにする電流
制限器とが直列に接続されて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、監視のために前記電流制限器によって中性点と大地
との間の電流が2mA以下となるようにしており、実際
には約2mA程度の電流を常時流している構成となって
いるものと推測され、したがってその監視電流が大き
く、このことは非接地電路の絶縁を劣化していることに
なる。
【0005】本発明の目的は、対地インピーダンスを安
定して監視することができ、しかも非接地電路に大きな
監視電流を流さなくてもよいようにした非接地配線方式
の電路の絶縁監視装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、回路構成を簡略化す
ることができるようにした非接地配線方式の電路の絶縁
監視装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次入力に交
流電源電力が与えられる絶縁トランスと、絶縁トランス
の2次出力に接続される一対の電路と、前記一対の電路
間に接続され、各電路と接地との間に流れる監視すべき
地絡電流の予め定める地絡電流値よりも充分に小さい電
流を流すように大きな抵抗値を有する一対の抵抗から成
る直列回路と、直列回路の前記一対の抵抗の相互の接続
点と、接地との間に介在され、前記交流電源とは異なる
周波数を有する交流電圧を与える監視用電源と、監視用
電源に直列に接続されるコンデンサと、監視用電源に流
れる交流の電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
段の検出出力を前記予め定める地絡電流値でレベル弁別
する手段とを含み、いずれかの各電路と接地との間に、
前記予め定める地絡電流値となる直流抵抗が存在すると
きの監視用電源から見た第1インピーダンスと、いずれ
かの各電路と接地との間に、前記交流電源の周波数で前
記予め定める地絡電流値となる静電容量が存在するとき
の前記監視用電源の周波数での監視用電源から見た第2
インピーダンスとが等しくなるように、前記一対の抵抗
の抵抗値と前記コンデンサの静電容量とを選ぶことを特
徴とする非接地配線方式の電路の絶縁監視装置である。
【0008】また本発明は、監視用電源の周波数は、前
記交流電源の周波数の整数分の1の逓減値の近傍であっ
て、その逓減値とは異なる値に定められることを特徴と
する。
【0009】また本発明は、電流検出手段は、監視用電
源に直列に接続される電流検出用抵抗と、電流検出用抵
抗の両端間の電圧が与えられ、監視用電源の周波数を濾
波するフィルタと、フィルタの出力を直流に変換する回
路と、直流変換回路からの出力から、予め定める電圧を
減算する減算手段と、減算手段の出力を増幅する増幅手
段とを含むことを特徴とする。
【0010】さらにまた本発明は、電流検出手段は、監
視用電源に直列に接続される電流検出用抵抗と、電流検
出用抵抗の両端間の電圧が与えられ、監視用電源の周波
数を濾波するフィルタと、フィルタの出力を直流に変換
する回路と、直流変換回路の出力を、出力レベルが高い
ほど分解能を高めてデジタル値に変換するアナログ/デ
ジタル変換手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、絶縁トランスの2次出力が接
続される一対の電路間に、一対の抵抗から成る直列回路
を設け、この一対の抵抗の相互の接続点である中性点
と、接地すなわち大地との間に、交流電圧を与える監視
用電源を接続するとともに、その監視用電源に流れる監
視用電源の周波数を有する電流を電流検出手段によって
検出し、検出電流をレベル弁別する構成を有し、したが
って前記一対の各抵抗の抵抗値を充分大きな値にそれぞ
れ選ぶことによって、絶縁トランスの2次出力である非
接地電路に人体が接触したときに人体に流れる電流を、
たとえば150μA以下にして安全性を確保するととも
に、そのような電流値が小さいので非接地電路の絶縁の
劣化をきたすことがなく、前述の150μAは、監視す
べき地絡電流値であるたとえば2mAよりも充分に小さ
い値である。
【0012】また本発明に従えば、監視用電源は交流電
圧を、中性点と大地との間に与え、2つの各非接地電路
と大地間の対地インピーダンスの実数成分である直流抵
抗分および虚数成分である静電容量すなわちキャパシタ
ンスによる絶縁監視を行うことができる。
【0013】また本発明に従えば、絶縁トランスの2次
出力である2つの各非接地電路と大地との間の各対地イ
ンピーダンスの監視をそれぞれ行うことが可能であり、
すなわち一方の非接地電路と大地間との絶縁劣化だけで
なく、両非接地電路と大地間の各絶縁劣化を監視するこ
ともまた可能である。
【0014】本発明に従えば、直流抵抗および静電容量
による絶縁監視を行うために、共通の電流検出手段およ
びレベル弁別手段を備え、これによって回路構成の簡略
化を図ることができるようにしている。このために、第
1インピーダンスと第2インピーダンスとが等しくなる
ように、前記一対の抵抗の抵抗値と前記コンデンサの静
電容量とを選ぶ。
【0015】監視用電源の周波数は、系統電源の周波
数、たとえば60Hzまたは50Hzの整数分の1の逓
減周波数の近傍であって、その逓減周波数とは異なる値
に定められる。たとえば交流電源の周波数を60Hzに
選んだとき、前記逓減周波数はその1/3倍である20
Hzの近傍である19Hzまたは21Hz程度に定め、
この各値は、交流電源の周波数が50Hzであるときも
同様である。もしも仮に監視用電源の交流電圧の周波数
を、絶縁トランスの2次出力電圧、すなわち系統電源の
周波数と同一またはその近傍の値に選ぶとすれば、監視
用電源の交流電圧と系統電源の出力との位相のずれが問
題となり、位相がずれてうなりを生じることによって検
出電流が変動するおそれがあり、したがって監視用電源
の交流電圧の周波数と交流電源の周波数とは充分に離す
必要がある。監視用電源の周波数を高く選ぶと、外部に
ノイズを出すおそれがあり、したがってその監視用電源
の周波数は、交流電源の周波数よりも低くすることが好
ましく、またその監視用電源の周波数を交流電源の周波
数の整数分の1の値からずらすことによって、うなりが
生じないようにしている。
【0016】さらに本発明に従えば、絶縁トランスの2
次出力電圧で、監視すべき地絡電流値、たとえば前述の
2mAとなる対地電流抵抗50kΩ未満になったことを
レベル弁別して警報を発生するように構成する。また電
路を長く布設したことなどによる浮遊容量による対地キ
ャパシタンスは、系統電源の周波数である60Hzまた
は50Hzにおいて対地インピーダンスが同様に50K
Ωとなるのは0.053μFまたは0.063μFであ
り、この対地キャパシタンス以上で警報を発生するよう
に構成する。
【0017】さらに本発明に従えば、電流検出手段は、
監視用電源に直列に接続される電流検出用抵抗を有し、
この電流検出用抵抗に流れる電流によって生じる両端電
圧をフィルタに与えて対地インピーダンスに対応する電
圧を検出するようにし、さらに減算手段によってフィル
タの出力を直流変換回路によって、たとえば全波整流回
路と平滑回路との組合せによって、直流に変換し、その
直流変換回路の出力から予め定める電圧を減算すること
によって、その前述の中性点を得るための前記一対の各
抵抗の高抵抗値に比べて対地インピーダンスが相対的に
小さくても、レベル弁別を容易に行うことができること
を可能にする。
【0018】さらに本発明に従えば、電流検出手段をマ
イクロコンピュータなどの処理手段によって実現するに
あたっては、フィルタからの出力を直流変換回路によっ
て直流化した出力を、出力レベルが高いほど、分解能を
高めてデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換手
段を用いることによって、中性点を得るために前記一対
の各抵抗値の高抵抗値に比べて対地インピーダンスが相
対的に小さくてもレベル弁別を容易に行うことが可能に
なる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
すブロック図である。商用交流電源1からの実効値10
0Vの電力は絶縁トランス2の1次コイル3に与えられ
る。商用交流電源1の周波数f1,f2は、f1=50
Hzまたはf2=60Hzである。絶縁トランス2の2
次コイル4の出力は電路5,6から病院および診療所な
どの電気設備7に供給される。電路5,6は非接地配線
方式であり、これらの電路5,6が大地8との間で対地
インピーダンスZ1,Z2を本発明による絶縁監視装置
9によって計測・監視する。絶縁トランス2の2次コイ
ル4の出力電圧は実効値100Vである。
【0020】電路5の対地インピーダンスを前述のよう
にZ1とするとき、もう1つの電路6に人体10が接触
して電路6が地絡したとき、絶縁トランス2の2次コイ
ル4から電路5、対地インピーダンスZ1、大地8、人
体10および電路6を経て参照符I1で示される地絡電
流が流れる。この地絡電流の値が非接地式電路のいずれ
かの一線を低インピーダンスの導体で大地へ接続した場
合に流れる地絡電流の値が2mAとなるような状態とな
ったとき、本件絶縁監視装置9は警報手段11によって
警報を発生する。このような警報動作が行われる対地イ
ンピーダンスZ1またはZ2は、50kΩ(=100V
/2mA)である。
【0021】絶縁トランス2の2次コイル4の出力であ
る電路5,6間には、直列回路12が接続される。この
直列回路12は、一対の抵抗R1,R2から成り、監視
すべき地絡電流値2mAよりも充分に小さい電流、たと
えば150μAしか流さないように大きな抵抗値を有す
る。この明細書では、抵抗およびコンデンサの各参照符
によって、それらの抵抗値および静電容量を表すことが
ある。この実施例ではR1=R2=2MΩである。
【0022】図2は、図1に示される電気回路の等価回
路図である。監視用電源13は、直列回路12の前記一
対の抵抗R1,R2の中性点である接続点14と大地8
との間に介在される。この監視用電源13は、前記系統
電源である商用交流電源1、したがって絶縁トランス2
の2次コイル4の出力とは異なる周波数f3を有する交
流電圧を出力する電源である。監視用電源13の周波数
f3は、商用交流電源1の周波数f1,f2の整数分の
1の逓減値の近傍であって、その逓減値とは異なる値に
定められる。この実施例では逓減値は、商用交流電源1
の周波数f1,f2の1/3であり、監視用電源13の
周波数f3は前述のように、たとえば21Hzまたは1
9Hzである。この監視用電源13の出力電圧は実効値
12Vである。監視用電源13にはまた直列に、コンデ
ンサC1が接続される。このコンデンサC1の静電容量
は、後述のように0.03μFに定められる。
【0023】監視用電源13に流れる電流を検出する電
流検出手段19は、監視用電源13と大地8との間に直
列に介在される電流検出用抵抗R3を含む。
【0024】監視用電源13に流れる交流電流を検出す
るための電流検出手段19において、図1に示されるよ
うにその電流検出用抵抗R3の両端間の電圧は、ローパ
スフィルタ24に与えられ、監視用電源13の周波数f
3およびそれよりも低い周波数の成分を濾波して通過さ
せ、すなわちローパスフィルタ24の遮断周波数fc1
は、監視用電源13の周波数f3に等しい。ローパスフ
ィルタ24の出力は、直流変換回路25に与えられ、こ
こでローパスフィルタ24の出力が直流に変換され、そ
の出力V1は減算回路26に与えられる。減算回路26
では、直流変換回路25からの出力電圧V1から予め定
める電圧V2が減算され、その減算回路26の出力(=
V1−V2)は増幅回路27で増幅され、バッファ28
を介して比較回路29の一方の入力に与えられる。比較
回路29では、バッファ28の出力と予め定める電圧V
3とが比較される。これによって非接地式電路5,6の
いずれかの一線を低インピーダンスの導体で大地8に接
続した場合に流れる地絡電流の値が2mAとなるような
状態になったとき、比較回路29からのレベル弁別出力
が得られ、これによって駆動回路31は、警報手段11
のブザー32を駆動して音響によって、またランプ33
によって目視の警報表示を行う。
【0025】対地インピーダンスZ1,Z2のいずれか
少なくとも一方の絶縁が低下し、警報を発生すべき地絡
電流値2mAとなるように、(a)直流抵抗が低下した
場合、または(b)静電容量が大きくなった場合、のい
ずれの場合(a),(b)であっても、後続の電流検出
手段19によって警報を発生することができるようにす
るために、次のようにして、抵抗R1,R2との抵抗値
とコンデンサC1の静電容量とが選ばれる。なお電流検
出用抵抗R3は、その抵抗値が、抵抗R1,R2の抵抗
値およびコンデンサC1の交流電源1の周波数f1,f
2におけるリアクタンスに比べて充分小さく、無視する
ことができるとする。たとえばR3=150kΩであ
る。
【0026】図2の等価回路において、抵抗R1,R2
の合成抵抗R12は、
【0027】
【数1】
【0028】監視用電源13の周波数f3におけるコン
デンサC1のリアクタンスX1は、
【0029】
【数2】
【0030】である。したがって対地インピーダンスZ
1,Z2のいずれかが短絡したとき、監視用電源13か
ら見た合成インピーダンスZ11は、図3(1)および
次の式3で示されるとおりとなる。
【0031】
【数3】
【0032】上述の場合(a)において、すなわちいず
れかの対地インピーダンスZ1,Z2が予め定める地絡
電流値2mAとなる直流抵抗である場合の監視用電源1
3から見た第1インピーダンスZ12を、図3(2)を
参照して求める。この直流抵抗R20は、50kΩ(=
100V/2mA)である。このような直流抵抗R20
が対地インピーダンスとして存在するとき、監視用電源
13から見た第1インピーダンスZ12は式4で示され
る。
【0033】
【数4】
【0034】前述の場合(b)において、電路5,6の
間に、交流電源1の周波数f1またはf2で前記予め定
める地絡電流値2mAとなる静電容量が存在するときの
監視用電源13の周波数f3での監視用電源13から見
た第2インピーダンスZ13を、図3(3)を参照して
求める。交流電源1の周波数がf1=60Hzであると
き、地絡電流値2mAとなる静電容量をC2とすると
き、その静電容量C2のリアクタンスX2は、式5で示
される。
【0035】
【数5】
【0036】対地インピーダンスZ1またはZ2がこの
ような静電容量C2から成るとき、監視用電源13の周
波数f3での前記静電容量C2によるリアクタンスX3
は式6で示される。
【0037】
【数6】
【0038】したがって監視用電源13の周波数f3で
の監視用電源13から見た第2インピーダンスZ13
は、式7で示される。
【0039】
【数7】
【0040】電流検出手段19が、この対地インピーダ
ンスZ1またはZ2が、予め定める地絡電流2mAとな
る直流抵抗であるときおよびその予め定める地絡電流値
2mAとなる静電容量をC2が存在するときのいずれの
各場合(a),(b)であっても、共用化してレベル弁
別動作を可能とするために、第1インピーダンスZ11
と第2インピーダンスZ13とが等しくなるように、す
なわち Z11 = Z13 …(8) が成立するように、抵抗R1,R2の抵抗値とコンデン
サC1の静電容量とが選ばれる。この実施例では抵抗R
1,R2は、感電防止を図るために高抵抗値2MΩに選
ばれ、したがって合成抵抗R12=1MΩであり、商用
交流電源1の周波数f1=60Hzであるとき、予め定
める地絡電流値2mAとなる式5のリアクタンスX2=
50kΩ(=100V/2mA)であり、したがってC
2=0.053μFであり、したがってこの静電容量C
2によって、監視用電源13の周波数f3(=21H
z)でのリアクタンスX3=150kΩとなる。したが
って前述の式8が成立するように、すなわち式3で示さ
れる第1インピーダンスZ11と式7で示される第2イ
ンピーダンスZ13とが等しくなるように、コンデンサ
C1の値を算出すると、C1=0.03μFとなる。こ
のときX1=265kΩ、Z11=Z13=1034k
Ωである。
【0041】図4は、監視用電源13などの具体的な構
成を示す電気回路図である。電路5,6には、AC/D
Cコンバータ36が接続され、出力ライン34,35に
は、正負の直流電圧15Vが出力され、その直流電力に
よって、絶縁監視装置9の電気回路に電力が供給され
る。
【0042】監視用電源13は、ライン40を介して、
周波数f3=21Hzの正弦波を発振して導出し、その
周波数の微調整は、可変抵抗VR4,VR5によって可
能である。
【0043】図5は、ローパスフィルタ24の具体的な
構成を示す電気回路図である。大地8に接続されるライ
ン41と、本件絶縁監視装置9のシャーシ38との間
に、電流検出用抵抗R3が接続され、これに並列にノイ
ズ遮断用のコンデンサC30が接続される。コンデンサ
C30は、たとえば0.01μFである。ローパスフィ
ルタ24は、バッファ43と合計3段の演算増幅器4
4,45,46を含み、抵抗R22,R23およびコン
デンサC31,C32,C33、抵抗R24,R25お
よびコンデンサC34,C35,C36ならびに抵抗R
26,R27およびコンデンサC37,C38,C39
とによって定められた遮断周波数fc1で濾波され、そ
の選択度Q=1.3×3であり、ライン47には、監視
用電源13の周波数f3の成分が導出される。
【0044】図6はローパスフィルタ24に後続する具
体的な電気的構成を示す電気回路図である。ローパスフ
ィルタ24からライン47を介して導出される信号は直
流変換回路25に与えられ、演算増幅器49,50とダ
イオードD7,D8とを含む全波整流回路51で全波整
流される。この全波整流出力は、平滑回路52で平滑さ
れて直流化される。
【0045】その直流出力は、ライン53から、減算回
路26を構成する演算増幅器54の一方の入力に与えら
れる。演算増幅器54の他方の入力には、基準電圧発生
回路55からライン56を介するたとえば1〜2Vの予
め定める電圧V3が与えられる。こうして演算増幅器5
4からライン57には、電圧(V1−V2)が導出され
る。こうして小さい電圧(V1−V2)が増幅回路27
で高利得で増幅される。このように増幅回路27では、
ローパスフィルタ24の出力電圧V1から基準電圧V2
が減算されて増幅されることによって、対地インピーダ
ンスZ1,Z2が直列回路12の各抵抗R1,R2の抵
抗値に比べて小さい値であっても、増幅回路27におい
てその対地インピーダンスZ1,Z2に依存する電流検
出用抵抗R3に流れる電流を増幅して検出することが容
易に可能になり、増幅回路27の飽和を防ぐことができ
る。ライン67に接続されているコンデンサC41の働
きによって、増幅回路27の出力の急激な変動が抑制さ
れる。
【0046】ライン67の信号は、バッファ28を経て
比較回路29の演算増幅器59の一方の入力に与えられ
る。演算増幅器59の他方の入力には、弁別レベル設定
回路60を構成する抵抗R64,R65からの弁別レベ
ルに対応する電圧V3が与えられる。演算増幅器59
は、ライン61に、前記予め定める地絡電流値2mAに
対応した弁別レベルの電圧V3以上の電圧がバッファ2
8から演算増幅器59に与えられるとき、ハイレベルの
信号を導出して駆動回路31のトランジスタTR3を導
通させる。これによってリレー62のリレーコイル63
が励磁され、リレー接点64が導通して警報手段11の
ブザー32から警報音が発生され、また警報ランプ33
が点灯して目視表示が行われる。ライン67を介する増
幅回路27の出力は、メータ回路68に与えられ、メー
タ69が駆動される。
【0047】図7は、本発明の他の実施例の全体の構成
を示すブロック図である。この実施例は前述の実施例に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目す
べきはこの実施例では、直流変換回路25の出力をアナ
ログ/デジタル変換手段87に与えてデジタル化し、そ
のデジタル値を表す信号をマイクロコンピュータなどに
よって実現される処理回路91に与えて演算処理を行
い、ブザー32またはランプ33による警報動作を行
う。
【0048】図8は、アナログ/デジタル変換手段87
の分解能を示す図である。直流変換回路25からの直流
出力レベル、したがってアナログ/デジタル変換手段8
7の入力レベルが高いほど、小さいレベル差ΔV毎にデ
ジタル値毎に変換して分解能を高める。これによって対
地インピーダンスZ1,Z2が、直列回路12の抵抗R
1,R2に比べて相対的に小さくても、その対地インピ
ーダンスZ1,Z2を確実に計測・監視することができ
る。処理回路91は前述のようにマイクロコンピュータ
などによって実現され、アナログ/デジタル変換手段8
7の各出力をメモリにストアし、そのデジタル値が、監
視すべき予め定める地絡電流値2mAを超える値になっ
たとき、ブザー32およびランプ33から成る警報手段
を働かせる。
【0049】ローパスフィルタ24に代えて、監視用電
源13の周波数f3の成分を取出して濾波するバンドパ
スフィルタなどを用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、絶縁トラ
ンスの2次出力に接続される一対の電路間に、一対の抵
抗から成る直列回路によって得られる中性点と接地であ
る大地との間に、絶縁トランスの2次出力である系統電
源の周波数とは異なる周波数を有する交流電圧を監視用
電源から与え、その交流電流を電流検出手段によって検
出してレベル弁別するようにしたので、絶縁トランスの
2次側に接続される非接地電路と大地間の絶縁インピー
ダンスを、安定して検出することが可能であるととも
に、前記一対の抵抗の抵抗値を高くして、電路に人体が
接触しても、監視すべき地絡電流値であるたとえば2m
Aを超える電流が流れる危険を防ぐことができる。
【0051】また本発明によれば、監視用電源から見た
第1インピーダンスと第2インピーダンスとが等しくな
るように、一対の抵抗の抵抗値とコンデンサの静電容量
とを選ぶことによって、電流検出手段とレベル弁別手段
とを、電路と接地との間の直流抵抗および静電容量によ
る絶縁監視をともに行うことができ、構成の簡略化を図
ることができる。
【0052】また本発明によれば、監視用電源の周波数
は、系統電源である交流電源の整数分の1の逓減値の近
傍であって、その逓減値とは異なる値に定め、これによ
ってうなりが生じて検出電流が不安定になることはな
く、またノイズが外部に発生されるおそれがない。
【0053】さらに本発明によれば、中性点を得るため
の前記一対の各抵抗の高抵抗値に比べて対地インピーダ
ンスが小さくても、減算回路によって検出が可能にな
り、増幅回路による絶縁監視を正確に行うことができる
ようになる。
【0054】さらに本発明によれば、フィルタの出力
を、アナログ/デジタル変換手段に与え、このアナログ
/デジタル変換手段は、出力レベルが高いほど、分解能
を高めてデジタル値に変換するように構成したので、前
述の中性点を得るための一対の各抵抗の高い抵抗値に比
べて対地インピーダンスが相対的に小さくても、その対
地インピーダンスのレベル弁別を高精度で誤りなく行う
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示される実施例の等価回路図である。
【図3】対地インピーダンスZ1,Z2に関連する監視
用電源13から見たインピーダンスを説明するためのベ
クトル図である。
【図4】監視用電源13およびそれに関連する構成を示
す具体的な電気回路図である。
【図5】ローパスフィルタ24の具体的な構成を示す電
気回路図である。
【図6】直流変換回路25、減算回路26、増幅回路2
7、バッファ28および比較回路29などの具体的な構
成を示す電気回路図である。
【図7】本発明の他の実施例の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】アナログ/デジタル変換手段87の分解能を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 絶縁トランス 3 1次コイル 4 2次コイル 5,6 電路 8 大地 9 絶縁監視装置 10 人 13 監視用電源 14 中性点 24 ローパスフィルタ 25 直流変換回路 26 減算回路 27 増幅回路 28 バッファ 29 比較回路 31 駆動回路 32 ブザー 33 ランプ Z1,Z2 対地インピーダンス R1,R2 抵抗 R3 電流検出用抵抗 C1 コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次入力に交流電源電力が与えられる絶
    縁トランスと、 絶縁トランスの2次出力に接続される一対の電路と、 前記一対の電路間に接続され、各電路と接地との間に流
    れる監視すべき地絡電流の予め定める地絡電流値よりも
    充分に小さい電流を流すように大きな抵抗値を有する一
    対の抵抗から成る直列回路と、 直列回路の前記一対の抵抗の相互の接続点と、接地との
    間に介在され、前記交流電源とは異なる周波数を有する
    交流電圧を与える監視用電源と、 監視用電源に直列に接続されるコンデンサと、 監視用電源に流れる交流の電流を検出する電流検出手段
    と、 電流検出手段の検出出力を前記予め定める地絡電流値で
    レベル弁別する手段とを含み、 いずれかの各電路と接地との間に、前記予め定める地絡
    電流値となる直流抵抗が存在するときの監視用電源から
    見た第1インピーダンスと、いずれかの各電路と接地と
    の間に、前記交流電源の周波数で前記予め定める地絡電
    流値となる静電容量が存在するときの前記監視用電源の
    周波数での監視用電源から見た第2インピーダンスとが
    等しくなるように、前記一対の抵抗の抵抗値と前記コン
    デンサの静電容量とを選ぶことを特徴とする非接地配線
    方式の電路の絶縁監視装置。
  2. 【請求項2】 監視用電源の周波数は、前記交流電源の
    周波数の整数分の1の逓減値の近傍であって、その逓減
    値とは異なる値に定められることを特徴とする請求項1
    記載の非接地配線方式の電路の絶縁監視装置。
  3. 【請求項3】 電流検出手段は、 監視用電源に直列に接続される電流検出用抵抗と、 電流検出用抵抗の両端間の電圧が与えられ、監視用電源
    の周波数を濾波するフィルタと、 フィルタの出力を直流に変換する回路と、 直流変換回路からの出力から、予め定める電圧を減算す
    る減算手段と、 減算手段の出力を増幅する増幅手段とを含むことを特徴
    とする請求項1記載の非接地配線方式の電路の絶縁監視
    装置。
  4. 【請求項4】 電流検出手段は、 監視用電源に直列に接続される電流検出用抵抗と、 電流検出用抵抗の両端間の電圧が与えられ、監視用電源
    の周波数を濾波するフィルタと、 フィルタの出力を直流に変換する回路と、 直流変換回路の出力を、出力レベルが高いほど分解能を
    高めてデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換手
    段とを含むことを特徴とする請求項1記載の非接地配線
    方式の電路の絶縁監視装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470894B1 (ko) * 2002-09-18 2005-03-10 한국전력공사 운전중인 변압기 중성점 리액터의 열화진단장치
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