JPH07129011A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

Info

Publication number
JPH07129011A
JPH07129011A JP29413393A JP29413393A JPH07129011A JP H07129011 A JPH07129011 A JP H07129011A JP 29413393 A JP29413393 A JP 29413393A JP 29413393 A JP29413393 A JP 29413393A JP H07129011 A JPH07129011 A JP H07129011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
heating roller
electrode layer
roller
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29413393A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP29413393A priority Critical patent/JPH07129011A/ja
Publication of JPH07129011A publication Critical patent/JPH07129011A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立ち上がり時間、発熱量、並びに消費電力が
少なく、しかも構成が簡単で信頼性の高い熱定着装置を
供給する。 【構成】 加熱ローラと圧ローラとが圧接するニップ部
を形成して、このニップ部のみが発熱するよう構成され
た熱定着装置において、用紙最大幅L1と離型層形成幅
L2と加熱ローラ幅L3と圧ローラ幅L4の関係を、L
1<L2<L3<L4とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タ、コピー、ファクシミリなどの画像記録装置に用いら
れる現像トナーを定着するための熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録を行うトナーを記録媒
体、例えば用紙に定着するための熱定着装置において
は、ハロゲンヒータ等(以下、ヒータという)を内蔵さ
せた加熱ローラと該ローラに圧接される圧ローラが多く
用いられてきた。そして、両ローラ間のニップ領域に
は、トナー像の転写された紙などを挟んで定着を行うに
十分な熱と、適当な圧接力及び密着性を得る必要があ
り、そのため、加熱ローラとして、固定されたヒータ
と、その外周を回転するように設けられたアルミ又はス
テンレスなどの熱伝導の良い材質でなる中空円筒状のロ
ーラとから構成されたものが用いられ、圧ローラとし
て、耐熱性のシリコンゴムなどで構成されたものが用い
られていた。
【0003】また、ヒータによって供給される熱量を制
御して加熱ローラの表面温度を一定に保つために、加熱
ローラ温度検出用の温度センサが加熱ローラに近接して
設けられていた。更に、熱定着装置に何らかのトラブル
が生じ、ヒータから出る熱量の制御が困難となって、そ
の熱によって周辺機器を損傷するといったことを防止す
るために、異常温度で溶断して装置の電源を遮断する温
度ヒューズが加熱ローラの近傍に設けられていた。
【0004】また、上記の加熱ローラ、圧ローラ、温度
センサ、温度ヒューズ等は、定着動作時とその前後にお
いて高温の状態にさらされる。このため、これら各部品
を支持する軸受け等の部材は耐熱性の高い樹脂や金属な
どで構成されていた。特に、加熱ローラの回転部の軸受
け等は高い耐熱性が要求された。更に、定着動作時に用
紙ジャム等が生じて、熱定着装置付近の用紙を除去しよ
うとした場合に、作業者が熱定着装置に触れても問題が
ないように、上記加熱ローラ等の構成部品を覆うカバー
などの保護部材が装備されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された熱定着装置では、ヒータの加熱によっ
て、紙やトナーと接する部分以外の加熱ローラやその軸
受け、更にはヒータの周りの空気まで加熱され、熱定着
装置のほぼ全体が高温状態となるので、使用者が誤って
熱定着装置に触れても問題がないように、熱定着装置の
周囲を断熱性の部材ですっかり覆い隠すように構成する
必要があり、このため、熱定着装置の構造が複雑になっ
たり、大型化するという問題があった。しかも、熱定着
装置の周りの部品が該装置の熱による影響を受けないよ
うにするため、他の部品を熱定着装置から離して設置し
たり、あるいは他の装置、例えば感光体、現像器、スキ
ャナ等との間に断熱材を設け、あるいは排気用のファン
などを設ける必要があり、このため、プリンタやコピー
機の構造が複雑になり、大型化してしまうという問題が
あった。
【0006】さらに、電源投入から実際の定着動作が可
能な状態、すなわち、加熱ローラの表面温度が所定の温
度に達するまでには、ヒータへの通電後、ヒータの熱が
加熱ローラの内側に伝わり、加熱ローラ全体の温度が上
昇するまで、ある程度の立ち上がり時間が必要であり、
待ち時間が生じて使用者にとって不便であった。また、
電源投入から加熱ローラが一定温度に加熱されるまでの
立ち上がり時に消費される電力や、定着に供せられるこ
となく外部に放出される熱損失に伴う無駄な電力消費が
大きいという問題があった。また、熱定着装置の立ち上
がり時間を少しでも早くするために、電源投入後は、装
置が実際に定着動作していない空き時間にも、加熱ロー
ラの温度をある一定温度に保つように予熱処理を行って
いるものがあるが、その場合、装置を使用していない時
でも多くの電力が消費されるという問題があった。
【0007】さらに、記録媒体である通常のコピー用紙
や上質紙といわれる用紙は別として、封筒や表面の性状
の粗い用紙や厚紙等は依然としてその定着品質に問題が
あった。すなわち、これら表面性状の粗い用紙や厚紙等
は余分な空気層を多く含み、それが断熱層として作用す
るために、十分な定着品質を得ようとした場合、通常の
コピー用紙や上質紙といわれる用紙の定着エネルギーに
比べて更に大きなエネルギーで定着をする必要が生じ
た。このため、これら表面性状の粗い用紙や厚紙等を十
分に定着可能なように装置の定着エネルギーを設定した
場合には、通常用紙ではローラ表面の温度が過度に加熱
されたりして望ましくなかった。
【0008】また、加熱ローラとして、該ローラ表面に
ヒータを有し、これが発熱する方式を考えたとき、その
ヒータに電力を供給するための電気回路を固定側から接
続する必要があるが、その構造を簡素化することが要請
される。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、加熱ローラの定着動作に必要な
部分のみが発熱されるようにして、周辺の部材に熱的な
影響を与えることが大きく低減され、装置全体の高温対
策が簡単な構成ですみ、装置の小型化が図れる熱定着装
置を提供することを目的とする。また、本発明は、装置
が定着動作可能な温度に達するまでの立ち上がり応答の
早い熱定着装置を提供することを目的とする。また、本
発明は、本来の定着動作以外に消費される電力を極力少
なくすることができる熱定着装置を提供することを目的
とする。また、本発明は、記録媒体の種類に関わらず良
好な定着品質が得られる熱定着装置を提供することを目
的とする。また、本発明は、表面発熱型の加熱ローラと
する場合のヒータへの電力供給を行うための構成を簡素
化できる熱定着装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明の熱定着装置は、軸状の基体部の外周
に設けられ凸状の電極部を多数有した電極層と、その電
極層の外周に電気絶縁性と弾性とを有する材料にて形成
され、前記凸状の電極部を挿通するための貫通穴が設け
られた弾性層と、その弾性層の外周に設けられ所定の電
気抵抗値を有する抵抗層と、その抵抗層の外周に抵抗層
と電気的に導通可能となるように設けられた共通電極層
と、その共通電極層の表面を覆い、現像剤の融着を防止
する融着防止層とからなり、前記共通電極層は軸方向端
部にて外周面に露出してなる加熱ローラと、導電性の材
質で形成され、前記加熱ローラ表面と圧接することによ
り生ずるニップ部にて記録媒体を挟支する圧ローラと、
前記電極層と共通電極層との間に電力を供給する電力供
給手段とを備え、前記加熱ローラと圧ローラとの圧接に
より前記ニップ部に生じる前記弾性層の弾性変形に伴
い、前記電極層と前記抵抗層とが導通状態となることに
より、ニップ部にて挟支された記録媒体上の現像剤の加
熱定着を行なうように構成したものである。請求項2の
発明の熱定着装置は、前記記録媒体の最大幅L1と、前
記加熱ローラの融着防止層が形成されている部分の最大
幅L2と、前記加熱ローラの最大有効幅L3と、前記圧
ローラの有効幅L4との間に、L1<L2<L3<L4
となる関係を有するようにしたものである。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の熱定着装置によれ
ば、加熱ローラと圧ローラとが圧接したニップ部で弾性
層が圧縮されて、該ニップ部でのみ抵抗層と電極部が接
触し、かつ、加熱ローラと導電性の圧ローラとのニップ
部の一部で回転接触する電気的な導通部が形成され、抵
抗層に通電され、抵抗層が発熱する。その熱エネルギー
はニップ部にて挟支されている記録媒体に伝達されて現
像剤の加熱・定着に供される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例による熱定着装置1の
概略構成図である。熱定着装置1は、加熱ローラ2と、
この加熱ローラ2に当接する圧ローラ3から構成されて
おり、これら両ローラ2,3間に記録媒体である用紙4
を挟んで搬送する時に、用紙4上に転写され乗せられた
トナー5を加熱ローラ2の発熱によって融解することに
よって、用紙4に定着するための装置である。熱定着装
置1による熱定着は、加熱ローラ2及び圧ローラ3が図
示矢印方向に不図示の駆動装置などで回転されることに
よって、用紙4が矢印方向に順次搬送されることにより
行われる。従って、本実施例に示した熱定着装置1は、
用紙を搬送する機能と、熱によってトナーを融解し用紙
に定着するという2つの機能を有するものである。
【0013】熱定着装置1は、その他に装置外部に用紙
4を排出するローラ6,7と、用紙4を所定の位置に案
内する用紙ガイド8,9と、全体を覆う上カバー10
と、下カバー11などから構成されている。また、加熱
ローラ2は両端が軸受け等に回転自在に支持され、不図
示の駆動装置で回転される。また、圧ローラ3は金属な
どでなる中心軸12の外周にシリコンゴムなどの耐熱性
弾性材でなる弾性ローラ部13が設けられたものであ
る。圧ローラ3は中心軸12の両端で軸受け等に回転自
在に支持されており、熱定着装置1の下カバー11に支
持された不図示のバネによって上方に力が付与されてお
り、これによって、圧ローラ3は加熱ローラ2に圧接さ
れニップが形成される。
【0014】図2は本実施例による加熱ローラ2の断面
図である。加熱ローラ2は、中心軸としての導電性を有
する金属などでなる支持部21の外周に、順次、ゴム又
は樹脂等の弾性のある絶縁性の材料で形成されている基
体22と、主にアルミ等の金属の導電体でなる電極層2
3と、絶縁性の弾性材料でなる弾性層24と、抵抗層2
5と、共通電極層26と、融着防止層27とが設けられ
ている。支持部21の中心部分は中空形状であってもよ
く、また、支持部21と基体22は一体的に構成されれ
ばよい。なお、支持部21は熱定着装置の軸受けに支持
されており、定着動作時に所定の方向に回転駆動される
ようになっている。
【0015】電極層23には、図3に部分拡大して示し
たように、基体22に接している面とは反対側の面に多
数の凸状の電極部23aが形成されている。この電極部
23aは、本実施例では、円柱形状のものを示すが、立
方柱又は半球状など種々の形状が考えられる。また、電
極層23と電極部23aとは導電可能に構成されてい
る。なお、電極部23aは電極層23と同じ材質で一体
に形成されても、別体のものを接合して形成されてもよ
い。電極部23aは、本実施例では、先端部が高温かつ
高圧力条件下にさらされることから、耐熱性及び対摩耗
性の良いタングステン等の材料で構成されている。
【0016】弾性層24には、図3に示したように、上
記の電極部23aに対向する部分に上下に貫通した穴2
4aが形成されている。電極部23aの高さは、常時は
穴24aの高さより低くなるような位置関係で構成され
ており、従って、電極層23と弾性層24が接着された
状態では、電極部23aの上面と弾性層24の上面すな
わち穴24aの上面との間には隙間が形成される。抵抗
層25は、弾性層24の表面に配置され、本実施例では
20マイクロメートル程度の厚さで、ポリカーボネート
フィルムにカーボンを分散させた材料で構成され、これ
によって所定の体積抵抗値を持つよう調整されている。
【0017】共通電極層26は、弾性層24と反対側の
抵抗層25の表面に配置され、本実施例では、抵抗層2
5の外側表面にアルミ等の材質を真空蒸着することによ
り形成されている。同電極層26は1000オングスト
ロームから0.2ミリメートルの厚みで構成されてい
る。融着防止層27は、共通電極層26の表面上で加熱
ローラ2の外周表面に設けられ、トナー定着時に加熱ロ
ーラ2へトナーが融着するのを防止するためのもので、
四フッ化エチレン等の材料で構成されている。なお、上
記の支持部21、基体22、電極層23、弾性層24、
抵抗層25、共通電極層26及び融着防止層27のそれ
ぞれの接触面の間は、適切な接着剤又は蒸着等の強固な
機械力によって接合されている。
【0018】図4は上記加熱ローラ2の構成を示す断面
図である。加熱ローラ2の左右側端部には、共通電極層
26の表面が加熱ローラ2の表面に露出するように構成
されている。つまり、この部分では、共通電極層26の
表面上には融着防止層27が設けられていない。また、
電極層23と弾性層24と抵抗層25は(これらを離型
層形成層という)、加熱ローラ2の軸方向に幅L2まで
形成され、共通電極層26は加熱ローラ2の最大幅L3
まで形成されている。L2とL3の間で電極層23と弾
性層24と抵抗層25とが形成されていない所は、基体
22が径を大きく形成されている。なお、幅L2は、用
紙の最大幅L1より大きく構成され、加熱ローラ2の最
大幅L3より小さく構成されている。また、基体22の
一部には、電極層23と支持部21とが電気的な導通が
可能となるように接続部21aが設けられている。
【0019】図5は加熱ローラ2及び圧ローラ3とそれ
らの電気的接続の関係を示す斜視図である。加熱ローラ
2の左右側端部には共通電極層26が露出され、さらに
その両側方端部には導電性材でなる支持部21が露出さ
れている。この露出した支持部21の表面には当接して
電気的接続が可能となるように電極28が配置されてい
る。また、圧ローラ3の導電性材でなる中心軸12の露
出した表面には当接して電気的接続が可能となるように
電極29が配置されている。また、加熱ローラ2の左右
側端部に露出された共通電極層26は、圧ローラ3の弾
性ローラ部13と対向しており、両ローラがニップされ
弾性層24が圧縮された状態では共通電極層26及び抵
抗層25を介して、電極層23と、弾性ローラ部13と
電気的接続がなされるようになっている。本実施例では
弾性ローラ部13は導電性シリコンゴム等の導電性材で
形成されている。なお、圧ローラ3の弾性ローラ部13
の幅L4は加熱ローラ2の幅L3よりも大きく形成され
ている。
【0020】上記電極28,29はそれぞれ電源30
(図7参照)の正極及び負極(接地側)に接続されてい
る。そして、電極28は、加熱ローラ2の支持部21に
当接されているので、接続部21aを介して支持部21
に接続されている電極層23及び電極部23aは、正の
所定の電位に保持される。また、電極29は、圧ローラ
3の中心軸12に当接されているので、中心軸12と密
着している導電性の弾性ローラ部13とニップ部Aにて
回転接触する加熱ローラ2の共通電極層26は、電源3
0の負極と同電位(接地)に保持される。従って、電源
30からの電力を供給するための電極28,29がいづ
れも加熱ローラ2及び圧ローラ3の軸体である支持部2
1及び中心軸12に接続されるように構成されているの
で、加熱ローラ2及び圧ローラ3の回転中に電力を供給
するための構成が簡素となる。なお、圧ローラ3を支持
する軸受けを導電性材で構成しておけば、電極29は装
置のフレームグランド側に接続するようにしてもよい。
【0021】次に、本実施例の熱定着装置による定着動
作について図6、図7を参照して説明する。図6は加熱
ローラ2と圧ローラ3が圧接されてニップ部Aが形成さ
れる状況を示す断面図であり、図7(a)(b)は加熱
ローラ2のニップされていない部分と、ニップされてい
る部分の部分断面図である。定着動作は、以下に述べる
ように、ニップ部Aで抵抗層25に通電され、抵抗層2
5が発熱することで可能となる。すなわち、図6におい
て、加熱ローラ2は、定着時には、中心軸12の回りに
シリコンゴム等で構成された弾性ローラ部13を有した
圧ローラ3によって加圧される。この弾性ローラ部13
の圧力によって加熱ローラ2の外周部は、主に弾性層2
4の部分が弾性変形することによって押しつぶされる。
これによって、加熱ローラ2と圧ローラ3の接触部付近
には、定着に適当な面積と圧力を有するニップ部Aが形
成される。
【0022】実際の定着動作に際しては、トナーが転写
された用紙(図示せず)がニップ部Aにおける加熱ロー
ラ2と圧ローラ3との間に搬送され、加熱ローラ2と圧
ローラ3が図6の矢印方向に回転することによって、順
次、用紙がニップ部Aに送り込まれ、用紙上のトナーが
融解して定着が行われる。ニップ部Aは、加熱ローラ2
と圧ローラ3の回転に伴い、順次、加熱ローラ2の各周
面上に形成される。
【0023】上記ニップ部Aの形成された位置で抵抗層
25に通電されて、抵抗層25が発熱する状況を図7
(a)(b)を用いてさらに詳細に説明する。図7
(a)に示すニップ部Aが形成されていない部分では、
加熱ローラ2の電極部23aは抵抗層25に接触してい
ないので、電極部23aと抵抗層25との間では電流は
流れない。従って、この状態では抵抗層25は発熱しな
い。一方、図7(b)に示すように、ニップ部Aでは、
弾性層24が圧縮され、これによって、電極部23aが
抵抗層25と接触して両者は電気的に接続される。その
結果、電源30の正極に接続された電極28より、電極
層23、抵抗層25、共通電極層26、圧ローラ3の弾
性ローラ部13、中心軸12、電極29を通じて電源3
0の負極へ戻るという閉回路が形成され、抵抗層25に
電流が流れるので、抵抗層25が発熱する。
【0024】抵抗層25の発熱によって生じた熱は、抵
抗層25から共通電極層26を通じて融着防止層27に
伝達される。従って、この熱がニップ部Aに挟まれて搬
送される用紙上のトナーの融解に供せられ、定着が行わ
れる。用紙はトナーの転写された側を加熱ローラ2側に
向けて送られており、その用紙と加熱ローラ2とが弾性
接触した状態で定着が行われるので、用紙が粗面のもの
であってもその粗さは加熱ローラ2の弾性変形に吸収さ
れ、定着品質を良好に保持できる。
【0025】上述した通り、トナーの融解に供せられる
熱は、抵抗層25より共通電極層26と融着防止層27
を通して伝達されるが、共通電極層26と融着防止層2
7が極めて薄い層で形成されているので、共通電極層2
6と融着防止層27の熱抵抗を極めて小さくすることが
できる。従って、抵抗層25で発生した熱を極めて効率
よく加熱ローラ2の表面に伝えることが可能となる。ま
た、発熱されるのは、圧ローラ3によって加圧されたニ
ップ部A付近のみであるので、熱定着装置以外の他の部
材へ及ぼす熱的な影響を大幅に低減することができ、高
温対策が簡素なものでよくなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の熱定着装置によれば、圧ローラの圧力による加熱ロ
ーラの弾性層の変形によりニップ部が形成され、同ニッ
プ部の領域のみで電極部と抵抗層が通電可能とされ、ニ
ップ部の通電可能領域のみで発熱が行われ、定着が可能
となる。従って、周辺の部材に熱的影響を及ぼすことが
極めて少なくなり、高温対策が簡単な構成ですみ、装置
の小型化が図れる。さらには、立ち上がり応答性が良く
なると共に、熱定着以外に無駄に熱を損失することがな
くなり、無駄な電力消費が大幅に低減される。また、定
着面と弾性接触するので、記録媒体の粗密を問わずに良
好な定着品質が得られる。さらには、加熱ローラの共通
電極層と圧ローラとの回転接触面を通して通電されるの
で、簡単な構成で電源の供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による熱定着装置の断面図であ
る。
【図2】本実施例による加熱ローラの断面図である。
【図3】(a)は本実施例による加熱ローラの電極層の
電極部と弾性層の一部を拡大して示した斜視図、(b)
は弾性層の一部を拡大して示した斜視図、(c)は電極
層の一部を拡大して示した斜視図である。
【図4】本実施例による加熱ローラの部分断面図であ
る。
【図5】本実施例による加熱ローラ及び圧ローラと電極
構成を示す斜視図である。
【図6】本実施例による加熱ローラと圧ローラのニップ
部が形成される状況を示す断面図である。
【図7】(a)は上記ニップ部以外の部分での加熱ロー
ラの部分拡大図、(b)は上記のニップ部での加熱ロー
ラの部分断面図である。
【符号の説明】
2 加熱ローラ 3 圧ローラ 4 用紙(記録媒体) 13 弾性ローラ部 23 電極層 23a 電極部 24 弾性層 25 抵抗層 26 共通電極層 27 融着防止層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状の基体部の外周に設けられ凸状の電
    極部を多数有した電極層と、その電極層の外周に電気絶
    縁性と弾性とを有する材料にて形成され、前記凸状の電
    極部を挿通するための貫通穴が設けられた弾性層と、そ
    の弾性層の外周に設けられ所定の電気抵抗値を有する抵
    抗層と、その抵抗層の外周に抵抗層と電気的に導通可能
    となるように設けられた共通電極層と、その共通電極層
    の表面を覆い、現像剤の融着を防止する融着防止層とか
    らなり、前記共通電極層は軸方向端部にて外周面に露出
    してなる加熱ローラと、 導電性の材質で形成され、前記加熱ローラ表面と圧接す
    ることにより生ずるニップ部にて記録媒体を挟支する圧
    ローラと、 前記電極層と共通電極層との間に電力を供給する電力供
    給手段とを備え、 前記加熱ローラと圧ローラとの圧接により前記ニップ部
    に生じる前記弾性層の弾性変形に伴い、前記電極層と前
    記抵抗層とが導通状態となることにより、ニップ部にて
    挟支された記録媒体上の現像剤の加熱定着を行なうこと
    を特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の最大幅L1と、前記加熱
    ローラの融着防止層が形成されている部分の最大幅L2
    と、前記加熱ローラの最大有効幅L3と、前記圧ローラ
    の有効幅L4との間に、 L1<L2<L3<L4となる関係を有することを特徴
    とする請求項1記載の熱定着装置。
JP29413393A 1993-10-29 1993-10-29 熱定着装置 Withdrawn JPH07129011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29413393A JPH07129011A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 熱定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29413393A JPH07129011A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 熱定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07129011A true JPH07129011A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17803733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29413393A Withdrawn JPH07129011A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 熱定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07129011A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8055177B2 (en) 2009-04-13 2011-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Heating member including resistive heating layer and fusing device comprising the heating member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8055177B2 (en) 2009-04-13 2011-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Heating member including resistive heating layer and fusing device comprising the heating member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8977156B2 (en) Fixing device and image forming apparatus including same
WO2001069326A1 (fr) Dispositif de fixation
JP2002025752A (ja) ヒーター、加熱装置および画像形成装置
JPH10319754A (ja) 定着装置
JP4566380B2 (ja) 加熱定着装置
US6137087A (en) Thermal roller for thermal fixing device
US6101363A (en) Thermal fixing device with stationary and rotational electrodes
JPH07129025A (ja) 熱定着装置
JPH07129011A (ja) 熱定着装置
JPH07129010A (ja) 熱定着装置
JP7726002B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH07140820A (ja) 加熱ローラカートリッジ
JP3353572B2 (ja) 誘導加熱定着装置
JP3816189B2 (ja) 定着装置
JP4928293B2 (ja) 定着装置
JP7828035B2 (ja) ニップ形成ユニット及び画像形成装置
JP2004047247A (ja) 電極構造、加熱体、加熱装置、及び画像形成装置
JPH07129019A (ja) 熱定着装置
JPH07129020A (ja) 送りローラ制御装置
JPH07210024A (ja) 加熱装置
JP2025171243A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JPH05165359A (ja) 熱定着装置
JPH10142982A (ja) 加熱定着装置
JPH07129012A (ja) 熱定着装置
JPH07140827A (ja) 定着器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130