JPH07129020A - 送りローラ制御装置 - Google Patents

送りローラ制御装置

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JPH07129020A
JPH07129020A JP5294541A JP29454193A JPH07129020A JP H07129020 A JPH07129020 A JP H07129020A JP 5294541 A JP5294541 A JP 5294541A JP 29454193 A JP29454193 A JP 29454193A JP H07129020 A JPH07129020 A JP H07129020A
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nip portion
layer
roller
electrode
feed roller
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JP5294541A
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Naohisa Kinoshita
尚久 木下
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送りローラ制御装置において、送りローラの
制御を、独立のセンサに依存することなく、簡単な構成
でもって用紙等の被送り媒体の送り状態を検出すること
により、適正に行うようにする。 【構成】 加熱ローラ30は、中心軸31に、基体部3
2、各電極部33aを有する電極層33、各電極33a
を挿入した各貫通穴34aを有する弾性層34、抵抗層
35、共通電極層36及び融着防止層37を順次円筒状
に嵌装してなる。加熱ローラ30とプレッシャーローラ
40との間のニップ部Aに用紙が挟支されるか否かによ
り変化する同ニップ部Aへの圧力を直流電流の変化して
検出し、用紙の搬送状態を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タやコピー等で用いられる用紙等を送るための送りロー
ラを採用してなる送りローラ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙等を送るプリンタやコピー機
等の送りローラ制御装置においては、センサを送りロー
ラの前又は後ろに設け、このセンサにより用紙の通過タ
イミング等を検出して、用紙の送りが適正に行われてい
るかどうかを判断するようになっている。かかる場合、
センサとしては、用紙の有無により機械的に変位する機
構でもって用紙の移動を検出する方式のものや、用紙の
通過を光の遮断でもって光学的に検出する方式のもの等
が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、センサの取り付けにあたり、新た
な構成を追加する必要があった。このため、装置自体の
構成が複雑になるのは勿論のことコンパクトに収まらな
いという不具合があった。また、熱定着装置のように送
りローラ自体が高温に加熱される場合には、センサを送
りローラの近傍に配置すると、同センサ自体が熱的な悪
影響を受ける。従って、センサを送りローラの近傍に配
置することができないという不具合があった。そこで、
本発明は、以上のようなことに対処すべく、送りローラ
制御装置において、送りローラの制御を、独立のセンサ
に依存することなく、簡単な構成でもって用紙等の被送
り媒体の送り状態を検出することにより、適正に行うよ
うにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明は、静止部材に回転可能に軸支した送りロー
ラと、この送りローラとの当接のもとに板状の被送り媒
体を挟支するためのニップ部を形成するように前記静止
部材に回転可能に軸支したプレッシャーローラと、前記
送りローラに電力を供給する電源と、前記送りローラを
駆動する駆動手段とを備え、前記送りローラが、その回
転軸に略同心的に設けられて複数の貫通穴を形成してな
る円筒状絶縁弾性層と、この絶縁弾性層に略同心的に嵌
装されて前記各貫通穴内にそれぞれ挿入した各電極部を
有する円筒状一側電極層と、前記絶縁弾性層を介し前記
一側電極層に対向するように前記絶縁弾性層に略同心的
に嵌装された円筒状他側電極層とを備え、前記絶縁弾性
層の前記ニップ部に対応する部分の弾性変形に伴い、前
記ニップ部に対応する前記両電極層の各部分をこれに対
応する各電極部にて相互に電気的に接続するように構成
され、前記電源が前記両電極層の間に電力を供給するよ
うにし、さらに、前記被送り媒体に対する前記ニップ部
による挟支の有無に伴う前記両電極層間の電気的物理量
の変化に基づいて、前記被送り媒体の送り状態を判断す
る判断手段と、この判断手段の判断に応じて前記駆動手
段の動作を制御する制御手段とを具備するように構成さ
れている。
【0005】
【作用】しかして、このように本発明を構成したことに
より、前記送りローラが前記駆動手段により駆動されて
前記プレッシャーローラと共に前記ニップ部を形成しつ
つ回転し、前記電源が前記送りローラの両電極層に前記
ニップ部に相当する領域にて電気的接続を確保するよう
に電力を供給する。このような状態において、前記被送
り媒体がその先端部にて前記ニップ部に挟支されると、
このニップ部に加わる圧力が前記被送り媒体の厚みに相
当する値だけ増大する。このため、前記送りローラの前
記ニップ部に相当する領域における前記絶縁弾性層の弾
性変形部分がさらに弾性変形して押しつぶされ、前記両
電極層の各電極部を介する接触面積が、前記被送り媒体
を前記ニップ部で挟支しない場合に比べて増大する。そ
の結果、前記被送り媒体を前記ニップ部で挟支しない場
合に比べて、前記被送り媒体を前記ニップ部で挟支した
場合の方が前記電力の供給のもとにおける前記電気的物
理量が増大することとなる。このため、前記判断手段が
前記被送り媒体の送り状態が開始状態にあると判断す
る。
【0006】然る後、前記ニップ部に挟支されていた前
記被送り媒体の後端部がその搬送により同ニップ部から
排出されると、前記ニップ部に加わる圧力が、前記被送
り媒体の厚みに相当する値だけ減少する。このため、前
記送りローラの前記ニップ部に相当する領域における前
記絶縁弾性層の弾性変形部分の弾性変形量が減少して押
しつぶされていた度合いを減少させ、前記両電極層の各
電極部を介する接触面積が、前記被送り媒体を前記ニッ
プ部で挟支していた場合に比べて減少する。その結果、
前記被送り媒体を前記ニップ部で挟支していた場合に比
べて、前記被送り媒体を前記ニップ部から排出した場合
の方が前記電力の供給のもとにおける前記電気的物理量
が減少することとなる。このため、前記判断手段がこの
電気的物理量の減少に基づき前記被送り媒体の送り状態
が終了状態であると判断する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき図面を参照
して説明すると、図2は、本発明が適用された熱定着装
置の一例を示している。この熱定着装置は、断面略コ字
状の上下両カバー10、20を備えており、これら各カ
バー10、20は、その各開口部を互いに対向させて配
設されている。また、熱定着装置は、カバー10内に組
み付けた加熱ローラ30及びカバー20内に組み付けた
プレッシャーローラ40を備えており、加熱ローラ30
は、カバー10の内壁に、中心軸31の両端部31a、
31b(図5参照)にて両軸受(図示しない)を介し同
軸的に回転自在に軸支されている。プレッシャーローラ
40は、中心軸41の外周にシリコンゴム等の耐熱性弾
性材料からなる弾性ローラ部42を形成して構成したも
ので、このプレッシャーローラ40は、カバー20の底
壁上に、中心軸41の両端部にて両軸受(図示しない)
及び両ばね部材(図示しない)を介し回転自在に軸支さ
れて、弾性ローラ部42の外周面にて加熱ローラ30の
外周面に当接している。かかる場合、前記各ばね部材は
その弾性力により前記各軸受を介し弾性ローラ部42の
外周面を加熱ローラ30の外周面に押し付ける役割を果
たすため、プレッシャーローラ40と加熱ローラ30と
の両当接部には、後述のようにニップ部A(図4参照)
が形成されている。
【0008】しかして、この熱定着装置においては、用
紙50上に置かれたトナー51が、後述のごとく加熱ロ
ーラ30の発熱によって融解されることにより、用紙5
0に熱定着される。また、この熱定着にあたっては、加
熱ローラ30及びプレッシャーローラ40が図2にて図
示矢印方向に互いに回転されることによって用紙50を
図示矢印方向に順次搬送する。従って、本第1実施例に
おいて説明される熱定着装置は一般に用紙50を搬送す
る機能と、熱によってトナー51を融解し用紙50に定
着するという2種類の機能を有するものである。かかる
場合、プレッシャーローラ40は、その中心軸41に
て、図示しないギアを介し加熱ローラ30の中心軸31
に連動して回転可能に連結されている。なお、図2にお
いて、各符号60a、60bは、それぞれ、用紙50を
所定の位置に案内する用紙ガイドを示し、また、各符号
70a、70bは、それぞれ、用紙50を装置外部に排
出する用紙排出ローラを示す。
【0009】次に、加熱ローラ30の構成について図1
乃至図6を参照して詳細に説明する。この加熱ローラ3
0は、用紙50を搬送する機能とニップ部Aにおいて発
熱しこの熱によりトナー51を融解して用紙50に定着
するという2種類の機能を有する。加熱ローラ30は、
金属材料からなる中心軸31の外周に同心的に軸支した
円筒状基体部32を備えており、この基体部32は、ゴ
ム或いは樹脂等の若干弾性のある絶縁材料により形成さ
れている。また、加熱ローラ30は、円筒状電極層33
を備えており、この電極層33は、主にアルミニウム等
の金属導電材料からなり、基体部32の外周に同心的に
嵌装されている。電極層33の外周面には、図3にて示
すように、複数の円柱状電極部33aが所定の配列で離
散的に設けられている。かかる場合、電極層33と各電
極部33aとは相互に通電可能となっている。本第1実
施例では、各電極部33aは、その先端部が高温かつ高
圧力条件下にさらされるため、耐熱性さらには耐摩耗性
の良いタングステン等の耐熱金属材料で形成されてい
る。なお、各電極部33aは、円柱状に限ることなく、
立方柱状或いは半球状等の色々な形状で形成してもよ
く、また、各電極部33aは電極層33と同じ材料で形
成してもよく或いは電極層33と一体に形成してもよ
い。
【0010】弾性層34は、絶縁性弾性材料により円筒
状に形成されており、この弾性層34は、図1にて示す
ごとく、電極層33の外周面に同心的に嵌装されてい
る。この弾性層34には、各円筒状貫通穴34aが、図
3にて示すごとく、各電極部33aに対向して形成され
ており、これら各貫通穴34aには、各電極部33aが
ほぼ同心的に挿入されている。かかる場合、各貫通穴3
4aの深さは各電極部33aの高さより深くなってお
り、弾性層34と電極層33とが接着された状態では各
電極部33aの外端面と弾性層34の外表面、即ち、各
貫通穴34aの外端開口面との間には隙間が形成されて
いる。また、各貫通穴34aの内径は各電極部33aの
外径よりも大きい。抵抗層35は、ポリカーボネートフ
ィルムにカーボンを分散させた材料により、所定の体積
抵抗値を有するように、20マイクロメータ程度の膜厚
でもって円筒状に形成されており、この抵抗層35は、
図1にて示すごとく、同心的に弾性層34の外周面に嵌
装されている。共通電極層36は、アルミニウム等の材
料により、1000オングストローム乃至0.2ミリメ
ートルの厚さでもって円筒状に真空蒸着形成されてお
り、この共通電極層36は、抵抗層35の外周面に同心
的に嵌装されている。
【0011】また、融着防止層37は、四フッ化エチレ
ン等の材料により円筒状に形成されているもので、この
融着防止層37は、共通電極層36の外周面に同心的に
嵌装されて加熱ローラ30の外周面を構成し、熱定着時
における加熱ローラ30の外周面へのトナー51の融着
を防止する。但し、融着防止層37は、その図5にて図
示右端部37aにて、電極層33の右端部33bを露出
させるように、弾性層34、抵抗層35及び共通電極層
36の各右端部と共に短くなっており、電極層33の右
端部33b上には、正側電極38aがその先端部にて接
触している。また、融着防止層37は、その図5にて図
示左端部37bにて、共通電極層36の左端部36aを
露出させるように短くなっており、共通電極層36の左
端部36a上には、負側電極38bがその先端部にて接
触している。なお、両電極38a、38bは、その各基
部にて、適所にそれぞれ固定されている。
【0012】このように構成した加熱ローラ30におい
ては、この加熱ローラ30が、プレッシャーローラ40
の外周部との当接部分にて、同プレッシャーローラ40
により加圧されるため、弾性層34が同加圧力を受けて
前記当接部にて弾性変形し押しつぶされる。同様に、プ
レッシャーローラ40の弾性ローラ部42が、加熱ロー
ラ30の加圧を受けて弾性変形し、同加熱ローラ30と
の当接部にて押しつぶされる。これにより、加熱ローラ
30とプレッシャーローラ40との間の当接部には、熱
定着に要する面積と圧力を確保するように、ニップ部A
が図4にて示すごとく形成される。
【0013】かかる場合、加熱ローラ30とプレッシャ
ーローラ40との非当接部分では、上述した弾性層34
の弾性変形が発生しないため、電極層33の各電極部3
3aと抵抗層35は、相互に非接触状態に維持される
(図6(A)参照)。従って、電極層33と抵抗層35
との間に直流電流が流れることはない。一方、ニップ部
Aにおいては、加熱ローラ30とプレッシャーローラ4
0との当接部分で、上述した弾性層34がその弾性変形
により押しつぶされるため、電極層33の各電極部33
aと抵抗層35は、相互に接触状態に維持される(図6
(B)参照)。従って、電極層33の各電極部33aと
抵抗層35は、ニップ部Aに相当する領域にて相互に通
電可能な状態となる。なお、上述した中心軸31、基体
部32、電極層33、弾性層34、抵抗層35、共通電
極層36及び融着防止層37の間の各対向面は、適切な
接着剤或いは蒸着力等により一様に接着されている。
【0014】次に、本発明装置の電気回路構成について
図7の図示実線部分及び図8を参照して説明する。電流
検出回路80は、直流電源90から正側電極38aを介
し加熱ローラ30の電極層33の露出端部33bに流入
する直流電流を検出し電流検出信号を発生する。直流電
源90は、その正側端子にて、電流検出回路80を介し
正側電極38aに接続され、その負側端子にて、負側電
極38bに接続されている。しかして、この直流電源9
0は、マイクロコンピュータ100による制御のもと
に、電流検出回路80及び両電極30a、38bを介し
加熱ローラ30の電極層33の露出端部33b及び共通
電極層36の露出端部36a間に第1或いは第2の直流
電圧を印加するように構成されている。但し、第1直流
電圧は、ニップ部Aに用紙50が挟支されているか否か
を判別するに十分な小さな直流電圧に相当し、また、第
2直流電圧は、第1直流電圧よりも大きく、用紙50に
トナー51を熱定着するに要する直流電圧に相当する。
マイクロコンピュータ100は、図8にて示すフローチ
ャートに従い、電流検出回路80との協働により、コン
ピュータプログラムを実行し、この実行中において、直
流電源90及び加熱ローラ駆動回路110の駆動制御に
要する演算処理を行う。なお、上述のコンピュータプロ
グラムは、マイクロコンピュータ100のROMに予め
記憶されている。
【0015】以上のように構成した本第1実施例におい
て、熱定着装置により実際に熱定着を行う場合について
説明する。本熱定着装置を作動状態におけば、マイクロ
コンピュータ100が、図8のフローチャートに従い、
コンピュータプログラムの実行をステップ200にて開
始する。このとき、加熱ローラ30においては、図2に
て示すごとく、トナー51を付着した用紙50は、加熱
ローラ30とプレッシャーローラ40とにより形成され
るニップ部Aに挟支されていないものとし、また、加熱
ローラ30への直流電圧の印加はないものとする。な
お、ニップ部Aでは、図4(B)にて示すごとく、電極
層33の各電極部33aが、弾性変形した弾性層34の
各貫通穴34aを介して抵抗層35の各対応部分と接触
している。
【0016】しかして、ステップ200におけるコンピ
ュータプログラムの実行開始後、マイクロコンピュータ
100が、ステップ201にて、加熱ローラ30の駆動
に要する駆動指令信号を加熱ローラ駆動回路110に出
力するとともに、ステップ202にて、直流電源90に
よる第1直流電圧の印加に要する第1印加指令信号を直
流電源90に出力する。このため、加熱ローラ30が加
熱ローラ駆動回路110により駆動されてプレッシャー
ローラ40と共に回転し、また、直流電源90が両電極
38a、38bを介し加熱ローラ30の電極層33の右
側露出端部33b及び共通電極層36の左側露出端部3
6aにニップ部Aに相当する領域にて第1直流電圧を印
加する。このとき、かかる第1直流電圧の印加により、
直流電源90、電流検出回路80、正側電極38a、加
熱ローラ30の電極層33及びその各電極部33a(ニ
ップ部Aに相当する電極部)、抵抗層35並びに負側電
極38bからなる閉回路を通り第1直流電流が流れる。
なお、この第1直流電流は微小電流に相当する。
【0017】このような状態において、加熱ローラ30
に向けて搬送されてきた用紙50がその先端部にてニッ
プ部Aに挟支されると、ニップ部Aに加わる圧力が、用
紙50の厚みに相当する値だけ増大する。従って、この
増大圧力がプレッシャーローラ40に作用する。このと
き、プレッシャーローラ40が、上述のように図示しな
いばね部材によりニップ部Aを介して加熱ローラ30に
押し付けられているので、ニップ部Aへの増大圧力が前
記ばね部材の弾力に付加された状態で加熱ローラ30に
ニップ部Aを介し加わることとなる。このため、加熱ロ
ーラ30のニップ部Aに相当する領域における弾性層3
4の弾性変形部分がさらに弾性変形して押しつぶされ、
電極層33の各電極部33aの抵抗層35との接触数
が、用紙50をニップ部Aで挟支しない場合に比べて増
大する。このことは、電極層33と抵抗層35との接触
面積が用紙50をニップ部Aで挟支しない場合に比べて
増大することを意味する。その結果、用紙50をニップ
部Aで挟支しない場合に比べて、用紙50をニップ部A
で挟支した場合の方が第1直流電圧のもとにおける第1
直流電流の値が増大することとなる。
【0018】現段階にてコンピュータプログラムがステ
ップ210に達すると、マイクロコンピュータ100
が、同ステップ210にて、上述のような第1直流電流
の増大に基づき、用紙50ありとの判断のもとに「YE
S」と判別する。このことは、独立のセンサに依存する
ことなく、加熱ローラ30自体の構成を有効に活用し、
用紙50の厚みに伴うニップ部Aへの圧力変化を第1直
流電流の増大変化として検出してコンピュータプログラ
ムをステップ211以降へ進めることを意味する。しか
して、マイクロコンピュータ100が、ステップ211
にて、用紙50の先端余白部分(熱定着しない部分)を
ニップ部Aを通し搬送するに要する時間の間、時間待ち
する。この時間待ちの経過後、マイクロコンピュータ1
00が、ステップ212にて、直流電源90による第2
直流電圧の印加に要する第2印加指令信号を直流電源9
0に出力する。このため、直流電源90が第2直流電圧
を両電極38a、38bを介し上述と同様に加熱ローラ
30に印加する。
【0019】このような段階では、用紙50が加熱ロー
ラ30及びプレッシャーローラ40の各回転に応じニッ
プ部Aに挟支された状態にて搬送され、また、第2直流
電圧の印加のもとに、直流電源90、電流検出回路8
0、正側電極38a、加熱ローラ30の電極層33及び
その各電極部33a(ニップ部Aに相当する電極部)、
抵抗層35並びに負側電極38bからなる閉回路を通り
第2直流電流が流れる。かかる場合、ニップ部Aに相当
する領域において、上述のような第2直流電流の抵抗層
35への流入により同抵抗層35がその抵抗値に応じて
発熱する。そして、この発熱による熱エネルギーは、抵
抗層35から共通電極層36及び融着防止層37のニッ
プ部Aに相当する領域を通じ用紙50に伝達される。従
って、この伝達熱エネルギーがニップ部Aにおいて用紙
50上のトナー51の融解に供せられその熱定着が可能
な状態となる。その結果、用紙50の上述のような搬送
に伴い、同用紙50に対するトナー51の熱定着が、高
品質のもとに、円滑になされる。
【0020】然る後、ニップ部Aに挟支されていた用紙
50の後端部がその搬送により同ニップ部Aから排出さ
れると、ニップ部Aに加わる圧力が、用紙50の厚みに
相当する値だけ減少する。従って、この圧力減少がプレ
ッシャーローラ40に作用し、加熱ローラ30にニップ
部Aを介し加わる圧力を減少させる。このため、加熱ロ
ーラ30のニップ部Aに相当する領域における弾性層3
4の弾性変形部分の弾性変形量が減少して押しつぶされ
ていた度合いを減少させ、電極層33の各電極部33a
の抵抗層35との接触数が、用紙50をニップ部Aで挟
支していた場合に比べて減少する。このことは、電極層
33と抵抗層35との接触面積が用紙50をニップ部A
で挟支していた場合に比べて減少することを意味する。
その結果、用紙50をニップ部Aで挟支していた場合に
比べて、用紙50をニップ部Aから排出した場合の方が
第2直流電圧のもとにおける第2直流電流の値が減少す
ることとなる。現段階にてコンピュータプログラムがス
テップ220に達すると、マイクロコンピュータ100
が、同ステップ220にて、上述のような第2直流電流
の減少に基づき、用紙50なしとの判断のもとに「YE
S」と判別する。このことは、独立のセンサに依存する
ことなく、加熱ローラ30自体の構成を有効に活用し、
用紙50の厚みに伴うニップ部Aへの圧力減少を第2直
流電流の減少変化として検出してコンピュータプログラ
ムをステップ231又は201以降へ進めることを意味
する。
【0021】かかる場合、共通電極層36及び融着防止
層37は共に極めて薄い層で形成されているため、共通
電極層36及び融着防止層37の熱抵抗は極めて小さ
い。従って、抵抗層35で発生した熱エネルギーが、非
常に効率よく加熱ローラ30の外表面に伝達され得る。
これにより、上述の熱定着可能状態が逸早く達成される
ので、熱定着の開始のための待ち時間を最小限に短縮で
きる。また、加熱ローラ30の発熱及びその伝達は、ニ
ップ部Aに限定されるので、熱定着装置の他の構成部材
に与える熱的な悪影響を極めて小さくすることができる
のは勿論のこと、電力消費量も極めて少なくできるとと
もにこの種熱定着装置をコンパクトに構成できる。
【0022】また、トナー51の用紙50への熱定着へ
の移行又はその終了が、上述のように、独立のセンサに
依存することなく、加熱ローラ30自体の構成を有効に
活用し、用紙50の厚みに伴うニップ部Aへの圧力変化
を、第1直流電流の増大変化或いは第2直流電流の減少
変化として検出することにより認識されるので、この種
熱定着装置におけるセンサの数を減少させることがで
き、コストの低減や省スペース化に役立つ。なお、ステ
ップ230にて「YES」との判別がなされた場合に
は、上述と同様にステップ201移行の演算処理が再度
繰り返される。また、ステップ230にて「NO」との
判別がなされた場合には、マイクロコンピュータ100
がステップ231にて加熱ローラ30の駆動を停止する
に要する駆動停止指令信号を加熱ローラ駆動回路110
に出力するとともに、直流電源90による第2直流電圧
の印加を停止するに要する印加停止指令信号を直流電源
90に出力する。これにより、加熱ローラ30が停止す
るとともに、直流電源90が第2直流電圧の印加を停止
する。なお、ステップ240にてマイクロコンピュータ
100の演算処理が終了する。
【0023】以上説明したように、抵抗層35のニップ
部Aに対応する部分にて生ずる熱エネルギーは、ニップ
部Aに相当する領域を通じ用紙50に伝達される。従っ
て、この伝達熱エネルギーがニップ部Aにおいて用紙5
0上のトナーの融解に供せられその熱定着が可能な状態
となる。これにより、用紙50の上述のような搬送に伴
い、同用紙に対するトナーの熱定着が、高品質のもと
に、円滑になされる。かかる場合、抵抗層35で発生し
た熱エネルギーが、ニップ部Aを通して用紙50に伝達
されるので、非常に効率のよい熱伝達が可能となる。こ
れにより、上述の熱定着可能状態が逸早く達成されるの
で、熱定着の開始のための待ち時間を最小限に短縮でき
る。
【0024】また、上述のように発熱及びその伝達は、
ニップ部Aに限定されるので、熱定着装置の他の構成部
材に与える熱的な悪影響を極めて小さくすることができ
るのは勿論のこと、電力消費量も極めて少なくできると
ともにこの種熱定着装置をコンパクトな構成にて信頼性
のある熱定着装置として提供できる。また、トナー51
の用紙50への熱定着への移行又はその終了が、上述の
ように、独立のセンサに依存することなく、加熱ローラ
30自体の構成を有効に活用し、用紙50の厚みに伴う
ニップ部Aへの圧力変化を、第1直流電流の増大変化或
いは第2直流電流の減少変化として検出することにより
認識されるので、この種熱定着装置におけるセンサの数
を減少させることができ、コストの低減や省スペース化
に役立つ。
【0025】次に、前記第1実施例の変形例につき図7
の二点鎖線部分及び図9を参照して説明すると、この変
形例においては、前記第1実施例にて述べたマイクロコ
ンピュータ100に、図7にて二点鎖線により示すごと
く表示回路120を接続し、かつ、前記第1実施例にて
述べたフローチャート(図8参照)の一部を図9にて示
すように変更したことにその構成上の特徴がある。但
し、この変更後のフローチャートに従うコンピュータプ
ログラムは第2コンピュータプログラムとしてマイクロ
コンピュータ100のROMに予め記憶されている。そ
の他の構成は前記第1実施例と同様である。
【0026】このように構成した本変形例において、ス
テップ210にて「NO」との判別を繰り返している
間、或いはステップ220にて「NO」との判別を繰り
返している間に、何らかの原因により第1直流電流が異
常に増大したり、或いは用紙50のジャム等により第2
直流電流が異常に増大した場合には、マイクロコンピュ
ータ100がステップ240或いはステップ260にて
「YES」と判別する。ついで、マイクロコンピュータ
100が、ステップ241にて、異常表示指令信号を発
生し、かつステップ242にて加熱ローラ30の駆動の
停止に要する駆動停止指令信号及び直流電源90による
直流電圧の印加を停止するに要する印加停止指令信号を
直流電源90に出力する。すると、表示回路120が熱
定着装置における異常の発生を異常表示し、かつ加熱ロ
ーラ30が駆動停止するとともに、直流電源90が直流
電圧の印加を停止する。これにより、上述の異常をタイ
ミングよく認識できるとともに熱定着装置内の異常によ
る破損等の発生を未然に防止できる。その他の作用効果
は前記第1実施例と同様である。
【0027】次に、本発明の第2実施例を図10及び図
11を参照して説明すると、この第2実施例において
は、前記第1実施例にて述べた熱定着装置に代えて、レ
ーザプリンタの排紙部に本発明が適用された例を示して
いる。レーザプリンタは、図10にて示すごとく、排紙
ローラ30Aを備えており、この排紙ローラ30Aは、
レーザプリンタのハウジングの印刷後の用紙の排紙口近
傍に回転可能に軸支されている。当該排紙ローラ30A
は、前記第1実施例にて述べた加熱ローラ30におい
て、共通電極層36の外周面に、融着防止層37に代え
て、図10にて示すように、円筒状の摩擦層38を同心
的に嵌着して構成されている。この摩擦層38は、ゴム
等の薄い摩擦材料により形成されており、用紙の排紙に
要する摩擦力を発生するようになっている。なお、この
摩擦層38は、ゴムに限ることなく、外表面に細かい複
数の突起(用紙との間の摩擦力を高める役割を果たす)
を設けた円筒状の薄い金属層でもって構成してもよい。
【0028】また、排紙ローラ30Aと共にニップ部を
形成する排紙用プレッシャーローラしては、前記第1実
施例にて述べたプレッシャーローラ40が採用されてい
る。かかる場合、排紙ローラ30Aとプレッシャーロー
ラ40との間のニップ部(以下、前記第1実施例と同様
にニップ部Aという)は、前記第1実施例と同様の構成
により与えられる。また、本第2実施例においては、前
記第1実施例にて述べたフローチャート(図8参照)に
代えて、図11にて示すようなフローチャートを採用
し、これに従うコンピュータプログラムを第3コンピュ
ータプログラムとしてマイクロコンピュータ100に予
め記憶するようにしてある。かかる場合、排紙ローラ3
0Aの駆動回路としては、加熱ローラ駆動回路110に
代えて排紙ローラ駆動回路を採用する。その他の電気回
路構成は前記第1実施例と同様である。
【0029】このように構成した本第2実施例におい
て、レーザプリンタにより印刷した後用紙を排紙する場
合について説明する。本レーザプリンタを作動状態にお
けば、マイクロコンピュータ100が、図11のフロー
チャートに従い、第3コンピュータプログラムの実行を
ステップ200にて開始する。このとき、レーザプリン
タにおいては、印刷後の用紙が、排紙ローラ30Aとプ
レッシャーローラ40との間のニップ部Aに挟支されて
いないものとし、また、排紙ローラ30Aへの直流電圧
の印加はないものとする。なお、ニップ部Aでは、前記
第1実施例と同様に、排紙ローラ30Aの電極層33の
各電極部33aが、弾性変形した弾性層34を介して抵
抗層35と接触している。
【0030】しかして、ステップ200におけるコンピ
ュータプログラムの実行開始後、マイクロコンピュータ
100が、ステップ201Aにて、排紙ローラ30Aの
駆動に要する駆動指令信号を前記排紙ローラ駆動回路に
出力するとともに、ステップ202にて、直流電源90
による第1直流電圧の印加に要する第1印加指令信号を
直流電源90に出力する。このため、排紙ローラ30A
がプレッシャーローラ40と共に前記排紙ローラ駆動回
路により駆動されて回転し、また、直流電源90が前記
第1実施例と同様に排紙ローラ30Aの電極層33及び
共通電極層36にニップ部Aに相当する領域にて第1直
流電圧を印加する。このとき、かかる第1直流電圧の印
加により、直流電源90、電流検出回路80、排紙ロー
ラ30Aの電極層33、抵抗層35を通り前記第1実施
例における第1直流電流が流れる。
【0031】このような状態において、印刷後の用紙が
その先端部にてニップ部Aに挟支されると、このニップ
部Aに加わる圧力が、用紙の厚みに相当する値だけ増大
する。従って、この増大圧力がプレッシャーローラ40
に作用する。このとき、プレッシャーローラ40が、前
記第1実施例と同様に図示しないばね部材によりニップ
部Aを介し排紙ローラ30Aに押し付けられているの
で、ニップ部Aへの増大圧力が前記ばね部材の弾力に付
加された状態で排紙ローラ30Aにニップ部Aを介し加
わることとなる。このため、排紙ローラ30Aのニップ
部Aに相当する領域における弾性層34の弾性変形部分
がさらに弾性変形して押しつぶされ、電極層33の各電
極部33aの抵抗層35との接触数が、用紙をニップ部
Aで挟支しない場合に比べて増大する。このことは、電
極層33と抵抗層35との接触面積が用紙50をニップ
部Aで挟支しない場合に比べて増大することを意味す
る。その結果、用紙をニップ部Aで挟支しない場合に比
べて、用紙をニップ部Aで挟支した場合の方が第1直流
電圧のもとにおける第1直流電流の値が増大することと
なる。
【0032】現段階にてコンピュータプログラムがステ
ップ210に達すると、マイクロコンピュータ100
が、同ステップ210にて、上述のような第1直流電流
の増大に基づき、用紙ありとの判断のもとに「YES」
と判別する。このことは、独立のセンサに依存すること
なく、排紙ローラ30A自体の構成を有効に活用し、用
紙の厚みに伴うニップ部Aへの圧力変化を第1直流電流
の増大変化として検出してコンピュータプログラムをス
テップ220以降へ進めることを意味する。しかして、
ステップ210での「YES」との判別後は、用紙が排
紙ローラ30A及びプレッシャーローラ40の各回転に
応じニップ部Aに挟支された状態にて搬送される。かか
る場合、ニップ部Aにおいては、摩擦層38の表面の摩
擦力との相乗作用のもとに、排紙ローラ30Aによる用
紙の排紙が円滑に行われる。
【0033】然る後、ニップ部Aに挟支されていた用紙
の後端部がその搬送により同ニップ部Aから排出される
と、ニップ部Aに加わる圧力が、用紙の厚みに相当する
値だけ減少する。従って、この圧力減少がプレッシャー
ローラ40に作用し、排紙ローラ30Aにニップ部Aを
介し加わる圧力を減少させる。このため、排紙ローラ3
0Aのニップ部Aに相当する領域における弾性層34の
弾性変形部分の弾性変形量が減少して押しつぶされてい
た度合いを減少させ、電極層33の各電極部33aの抵
抗層35との接触数が、用紙をニップ部Aで挟支してい
た場合に比べて減少する。このことは、電極層33と抵
抗層35との接触面積が用紙をニップ部Aで挟支してい
た場合に比べて減少することを意味する。その結果、用
紙をニップ部Aで挟支していた場合に比べて、用紙をニ
ップ部Aから排出した場合の方が第1直流電圧のもとに
おける第1直流電流の値が減少することとなる。現段階
にてコンピュータプログラムがステップ220に達する
と、マイクロコンピュータ100が、同ステップ220
にて、上述のような第1直流電流の減少に基づき、用紙
なしとの判断のもとに「YES」と判別する。このこと
は、独立のセンサに依存することなく、排紙ローラ30
A自体の構成を有効に活用し、用紙の厚みに伴うニップ
部Aへの圧力減少を第1直流電流の減少変化として検出
してコンピュータプログラムをステップ231A又は2
01以降へ進めることを意味する。
【0034】かかる場合、第1直流電流が微小電流であ
り、しかも、この第1直流電流による排紙ローラ30A
の発熱及びその伝達は、ニップ部Aに限定されるので、
レーザプリンタの各種の構成部材に与える熱的な悪影響
を極めて小さくすることができるのは勿論のこと、電力
消費量も極めて少なくできるとともにこの種レーザプリ
ンタをコンパクトに構成できる。また、用紙の排紙の開
始及びその終了が、上述のように、独立のセンサに依存
することなく、排紙ローラ30A自体の構成を有効に活
用し、用紙の厚みに伴うニップ部Aへの圧力変化を、第
1直流電流の増大変化或いは減少変化として検出するこ
とにより認識されるので、この種レーザプリンタにおけ
るセンサの数を減少させることができ、コストの低減や
省スペース化に役立つ。
【0035】なお、ステップ230にて「YES」との
判別がなされた場合には、上述と同様にステップ201
A移行の演算処理が再度繰り返される。また、ステップ
230にて「NO」との判別がなされた場合には、マイ
クロコンピュータ100がステップ231Aにて排紙ロ
ーラ30Aの駆動を停止するに要する駆動停止指令信号
を前記排紙ローラ駆動回路に出力するとともに、直流電
源90による第1直流電圧の印加を停止するに要する印
加停止指令信号を直流電源90に出力する。これによ
り、排紙ローラ30Aが停止するとともに、直流電源9
0が第1直流電圧の印加を停止する。
【0036】また、本発明の実施にあたっては、加熱ロ
ーラ30の中心軸31と基体部32とは一体的形成して
もよく、また、基体部32を中空状に形成しその中空部
内に中心軸31を同軸的に嵌着するようにしてもよい。
また、本発明の実施にあたっては、加熱ローラ30にお
いて、電極層33と抵抗層35とを相互に入れ換えて構
成してもよく、また、電極層33の各電極部33aを抵
抗層35に設けるようにしてもよい。また、前記第2実
施例においては、抵抗層35に代えて円筒状電極層を採
用するか、或いは抵抗層35を省略して共通電極層36
を同抵抗層35に代えて使用してもよく、また、プレッ
シャーローラ40の表面が弾性的表面であることから、
共通電極層36自体でもって、摩擦層38としての役割
を果たさせるようにしてもよい。かかる場合、用紙に限
ることなく、板状の被送り媒体を送るようにしてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】上述のような本発明の構成及びその作用
によれば、前記被送り媒体の送りの開始及びその終了
が、独立のセンサに依存することなく、前記送りローラ
自体の構成を有効に活用し、前記被送り媒体の厚みに伴
う前記ニップ部の圧力変化を前記電気的物理量の増大或
いは減少の変化として判断することにより、認識される
ので、この種送りローラ制御装置におけるセンサの数を
減少させることができ、コストの低減や省スペース化に
役立つ。かかる場合、前記電力の供給が前記ニップ部に
限定されるので、送りローラ制御装置の他の構成部材に
与える熱的な悪影響を極めて小さくすることができるの
は勿論のこと、電力消費量も極めて少なくできるととも
にこの種送りローラ制御装置をコンパクトな構成にて信
頼性のある送りローラ制御装置として提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の加熱ローラの拡大断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す概略断面図である。
【図3】図1の加熱ローラの電極層及び弾性層の構成を
示す要部拡大斜視図である。
【図4】図2の加熱ローラとプレッシャーローラとによ
り形成されるニップ部を示すための要部拡大断面図であ
る。
【図5】加熱ローラの外観を示す斜視図である。
【図6】図4にて6Aー6A線に沿う非ニップ部におけ
る電極層、弾性層及び抵抗層の状態を示す要部拡大断面
図及び図4にて6Bー6B線に沿うニップ部における電
極層、弾性層及び抵抗層の状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図7】加熱ローラの駆動及び直流電圧印加のための電
気回路図である。
【図8】図7のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図9】前記第1実施例の変形例を示す要部フローチャ
ートである。
【図10】本発明の第2実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図11】同第2実施例におけるマイクロコンピュータ
の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30・・・加熱ローラ、30A・・・排紙ローラ、31
・・・中心軸、33・・・電極層、33a・・・電極
部、34・・・弾性層、34a・・・貫通穴、35・・
・抵抗層、40・・・プレッシャーローラ、50・・・
用紙、80・・・電流検出回路、90・・・直流電源、
100・・・マイクロコンピュータ、110・・・加熱
ローラ駆動回路、A・・・ニップ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止部材に回転可能に軸支した送りローラ
    と、 この送りローラとの当接のもとに板状の被送り媒体を挟
    支するためのニップ部を形成するように前記静止部材に
    回転可能に軸支したプレッシャーローラと、 前記送りローラに電力を供給する電源と、 前記送りローラを駆動する駆動手段とを備え、 前記送りローラが、その回転軸に略同心的に設けられて
    複数の貫通穴を形成してなる円筒状絶縁弾性層と、この
    絶縁弾性層に略同心的に嵌装されて前記各貫通穴内にそ
    れぞれ挿入した各電極部を有する円筒状一側電極層と、
    前記絶縁弾性層を介し前記一側電極層に対向するように
    前記絶縁弾性層に略同心的に嵌装された円筒状他側電極
    層とを備え、前記絶縁弾性層の前記ニップ部に対応する
    部分の弾性変形に伴い、前記ニップ部に対応する前記両
    電極層の各部分をこれに対応する各電極部にて相互に電
    気的に接続するように構成され、 前記電源が前記両電極層の間に電力を供給するように
    し、 さらに、前記被送り媒体に対する前記ニップ部による挟
    支の有無に伴う前記両電極層間の電気的物理量の変化に
    基づいて、前記被送り媒体の送り状態を判断する判断手
    段と、 この判断手段の判断に応じて前記駆動手段の動作を制御
    する制御手段とを具備してなる送りローラ制御装置。
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