JPH07129104A - 磁気記録体 - Google Patents
磁気記録体Info
- Publication number
- JPH07129104A JPH07129104A JP5275424A JP27542493A JPH07129104A JP H07129104 A JPH07129104 A JP H07129104A JP 5275424 A JP5275424 A JP 5275424A JP 27542493 A JP27542493 A JP 27542493A JP H07129104 A JPH07129104 A JP H07129104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic particles
- pigment
- magnetic recording
- colored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気を印加した部分が、無印加の部分とは異な
る明暗がはっきりし、かつ解像度の高く、鮮明で、さら
に画像の安定性に優れ、可逆表示可能で、かつカラー表
示が可能な磁気記録体を提供する。 【構成】磁気記録体1は、着色磁性粒子22と顔料或い
は染料23を分散した、常温における粘度が200cp
s以上、かつ加熱時における粘度が100cps以下で
ある有機溶媒24を内包するマイクロカプセル14を含
む磁気表示層12を有し、通常は磁気記録体の表面は顔
料或いは染料の色による均一な色調であり、記録時は熱
により流動状態となった分散媒の部分の磁性粒子が磁気
印加側に移動し着色磁性粒子22の色の像が形成され、
消去は加熱とともに着色磁性粒子22が磁気印加側に移
動し再び表面が顔料或いは染料の色となり、像は消去さ
れる。
る明暗がはっきりし、かつ解像度の高く、鮮明で、さら
に画像の安定性に優れ、可逆表示可能で、かつカラー表
示が可能な磁気記録体を提供する。 【構成】磁気記録体1は、着色磁性粒子22と顔料或い
は染料23を分散した、常温における粘度が200cp
s以上、かつ加熱時における粘度が100cps以下で
ある有機溶媒24を内包するマイクロカプセル14を含
む磁気表示層12を有し、通常は磁気記録体の表面は顔
料或いは染料の色による均一な色調であり、記録時は熱
により流動状態となった分散媒の部分の磁性粒子が磁気
印加側に移動し着色磁性粒子22の色の像が形成され、
消去は加熱とともに着色磁性粒子22が磁気印加側に移
動し再び表面が顔料或いは染料の色となり、像は消去さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱とともに磁気によ
って画像を表示する磁気記録体に係り、とくに解像度及
び画像の安定性に優れ、可逆表示可能であり、かつカラ
ー表示可能な磁気記録体に関する。
って画像を表示する磁気記録体に係り、とくに解像度及
び画像の安定性に優れ、可逆表示可能であり、かつカラ
ー表示可能な磁気記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気を利用した磁気記録体とし
て、例えば、特開昭48−56393号公報に記載され
ているように、着色分散媒中に磁性粒子が分散されたサ
スペンジョンに磁界を作用させることにより、磁性粒子
を移動させ、着色分散媒の色を変化させて表示を行う方
法が知られている。
て、例えば、特開昭48−56393号公報に記載され
ているように、着色分散媒中に磁性粒子が分散されたサ
スペンジョンに磁界を作用させることにより、磁性粒子
を移動させ、着色分散媒の色を変化させて表示を行う方
法が知られている。
【0003】しかし、このような磁気記録体は、サスペ
ンジョンを2枚の基板間に封じこんで一方の基板から磁
気ペンで文字、模様を描いて磁気を作用させると、サス
ペンジョンの磁性粒子が吸引されて、その通りの文字や
模様が得られるが、磁性粒子の比重は分散媒のそれより
も極めて大きいので吸引された磁性粒子は、時間ととも
に沈降するため文字や模様を長時間保持できない欠点を
有する。
ンジョンを2枚の基板間に封じこんで一方の基板から磁
気ペンで文字、模様を描いて磁気を作用させると、サス
ペンジョンの磁性粒子が吸引されて、その通りの文字や
模様が得られるが、磁性粒子の比重は分散媒のそれより
も極めて大きいので吸引された磁性粒子は、時間ととも
に沈降するため文字や模様を長時間保持できない欠点を
有する。
【0004】また、磁気ペンにより磁気を受けた磁性粒
子はすべて磁気ペンに吸引されるので、磁気ペンから離
れて存在していた磁性粒子まで吸引されるため、不鮮明
な文字や模様しか得られない欠点も有していた。磁性粒
子の沈降を防止するため、例えば磁性粒子を細かくする
か、磁性粒子に低比重のポリマー等を被覆して、磁性粒
子の見かけの比重を分散媒のそれと近似させると、磁性
粒子に働く磁気力が極端に小さくなるため、磁気ペンに
よって吸引されにくくなり、濃度の濃い、鮮明な文字や
模様が得られなくなるという欠陥を生じる。
子はすべて磁気ペンに吸引されるので、磁気ペンから離
れて存在していた磁性粒子まで吸引されるため、不鮮明
な文字や模様しか得られない欠点も有していた。磁性粒
子の沈降を防止するため、例えば磁性粒子を細かくする
か、磁性粒子に低比重のポリマー等を被覆して、磁性粒
子の見かけの比重を分散媒のそれと近似させると、磁性
粒子に働く磁気力が極端に小さくなるため、磁気ペンに
よって吸引されにくくなり、濃度の濃い、鮮明な文字や
模様が得られなくなるという欠陥を生じる。
【0005】さらに、磁性粒子の見かけの比重を分散媒
のそれと近似させると、文字や模様を消去する際も、磁
性粒子が基板の反対側に吸引されにくくなり、完全に消
去できず、これを繰り返していると全体的に黒ずんでし
まい、実用的ではなかった。
のそれと近似させると、文字や模様を消去する際も、磁
性粒子が基板の反対側に吸引されにくくなり、完全に消
去できず、これを繰り返していると全体的に黒ずんでし
まい、実用的ではなかった。
【0006】これらの欠点を解決する形態として、例え
ば、特公昭57−27463、特開昭62−53359
号公報に記載されているように、分散媒として、一定値
以上の降伏値を有する液体、あるいは、増稠剤を用いる
ことによって、ぼけのない鮮明でコントラストの高い文
字、画像が表示でき、その表示は長時間安定に保持で
き、かつ、消去を完全にきれいに行える磁気記録体が知
られている。
ば、特公昭57−27463、特開昭62−53359
号公報に記載されているように、分散媒として、一定値
以上の降伏値を有する液体、あるいは、増稠剤を用いる
ことによって、ぼけのない鮮明でコントラストの高い文
字、画像が表示でき、その表示は長時間安定に保持で
き、かつ、消去を完全にきれいに行える磁気記録体が知
られている。
【0007】しかし、この磁気記録体は、透明プラスチ
ックシートの全面に、一辺および深さが各2mm程度の
ハニカム状のセルを設けるように成形して、そのセルの
中に、磁性粒子と白色顔料を分散媒に分散したサスペン
ジョンを注入し、これを透明シートで密封した形態であ
り、以下の欠点を有していた。即ち、ハニカム状のセル
の中で磁性粒子を裏面より表面に移動させて像を形成す
るため、像の解像度をハニカム状のセルより小さくする
ことは不可能である。また、ハニカム状のセルを成形す
ること、ハニカム状のセルを大型化、あるいは非常に小
型化すること、ハニカム状のセルにサスペンジョンを注
入する工程等が困難である。
ックシートの全面に、一辺および深さが各2mm程度の
ハニカム状のセルを設けるように成形して、そのセルの
中に、磁性粒子と白色顔料を分散媒に分散したサスペン
ジョンを注入し、これを透明シートで密封した形態であ
り、以下の欠点を有していた。即ち、ハニカム状のセル
の中で磁性粒子を裏面より表面に移動させて像を形成す
るため、像の解像度をハニカム状のセルより小さくする
ことは不可能である。また、ハニカム状のセルを成形す
ること、ハニカム状のセルを大型化、あるいは非常に小
型化すること、ハニカム状のセルにサスペンジョンを注
入する工程等が困難である。
【0008】別の形態として、例えば、特開平1−14
5637号公報、あるいは、Eyne S.Trumb
le P.S.&E.7 213(1963)に記載さ
れているように、前記のようなハニカム状のセルに磁性
粒子と顔料を密封した磁気記録体とは異なり、磁性粒子
をマイクロカプセルに封入し、これを支持体上に塗布し
た磁気記録体が知られている。この方法によれば、マイ
クロカプセルの粒径を制御することにより、解像度を高
くすることができ、製造工程も容易である。また、マイ
クロカプセルを塗布する基板に種々のフィルム等の選択
が可能となり、形状、大きさも自由に選択が可能とな
る。
5637号公報、あるいは、Eyne S.Trumb
le P.S.&E.7 213(1963)に記載さ
れているように、前記のようなハニカム状のセルに磁性
粒子と顔料を密封した磁気記録体とは異なり、磁性粒子
をマイクロカプセルに封入し、これを支持体上に塗布し
た磁気記録体が知られている。この方法によれば、マイ
クロカプセルの粒径を制御することにより、解像度を高
くすることができ、製造工程も容易である。また、マイ
クロカプセルを塗布する基板に種々のフィルム等の選択
が可能となり、形状、大きさも自由に選択が可能とな
る。
【0009】しかし、ここで示される画像形成の方法
は、まず磁気記録体作製時に、塗布したカプセル中の磁
性粒子をあらかじめ磁気記録体平面に平行に配向させる
ことにより入射光を全部反射させ明るく見せておく。次
に、磁気的な記録をすることにより、磁性粒子が回転し
入射光を散乱、吸収するようになり、コントラストが生
じ黒色の像が形成される。即ち、ここで用いられる磁性
粒子は、一般にニッケル、鉄、バリウム−フェライト等
の偏平な粒子に限られ、また像形成の原理が、磁性粒子
の配向に基づいているため、磁気記録体作製時に磁性粒
子の偏平な面を磁気記録体の平面に対し、常に平行に配
向させておく必要があるが、このように一定方向に均一
に、完全に配向させるのは困難であり、完全には配向さ
れない磁性粒子によって、明暗のはっきりしない像とな
る。
は、まず磁気記録体作製時に、塗布したカプセル中の磁
性粒子をあらかじめ磁気記録体平面に平行に配向させる
ことにより入射光を全部反射させ明るく見せておく。次
に、磁気的な記録をすることにより、磁性粒子が回転し
入射光を散乱、吸収するようになり、コントラストが生
じ黒色の像が形成される。即ち、ここで用いられる磁性
粒子は、一般にニッケル、鉄、バリウム−フェライト等
の偏平な粒子に限られ、また像形成の原理が、磁性粒子
の配向に基づいているため、磁気記録体作製時に磁性粒
子の偏平な面を磁気記録体の平面に対し、常に平行に配
向させておく必要があるが、このように一定方向に均一
に、完全に配向させるのは困難であり、完全には配向さ
れない磁性粒子によって、明暗のはっきりしない像とな
る。
【0010】さらに、マイクロカプセルを利用した別の
形態として、例えば、特開平2−146082、特開平
4−233581号公報に記載されているように、光吸
収性の磁性粒子と、光反射性の非磁性粒子をマイクロカ
プセルに封入した磁気記録体が知られている。
形態として、例えば、特開平2−146082、特開平
4−233581号公報に記載されているように、光吸
収性の磁性粒子と、光反射性の非磁性粒子をマイクロカ
プセルに封入した磁気記録体が知られている。
【0011】この形態の画像形成は、まず永久磁石によ
って、マイクロカプセル内の光吸収性の磁性粒子を磁気
記録体の裏面側に吸引し、それに伴い、光反射性の非磁
性粒子が磁気記録体の表面に残留することによって、表
面が非磁性粒子の色となり、消去状態となる。次に磁気
記録体表面から永久磁石によって磁気を印加・記録する
ことにより、表面に光吸収性の磁性粒子が磁気によって
吸引され、所望の文字、画像が形成される。
って、マイクロカプセル内の光吸収性の磁性粒子を磁気
記録体の裏面側に吸引し、それに伴い、光反射性の非磁
性粒子が磁気記録体の表面に残留することによって、表
面が非磁性粒子の色となり、消去状態となる。次に磁気
記録体表面から永久磁石によって磁気を印加・記録する
ことにより、表面に光吸収性の磁性粒子が磁気によって
吸引され、所望の文字、画像が形成される。
【0012】しかし、このようにして得た磁気記録体
は、磁気の力が広範囲に及ぶため、解像度が他の熱や光
による記録と比べ、非常に劣るものである。さらに、上
記磁気記録体は、磁気の力で容易に印字、消去が行える
ため、磁石に触れただけで、未印字部にかぶりを生じた
り、画像が消去されてしまったりとするように画像の安
定性が悪いという欠点を有する。
は、磁気の力が広範囲に及ぶため、解像度が他の熱や光
による記録と比べ、非常に劣るものである。さらに、上
記磁気記録体は、磁気の力で容易に印字、消去が行える
ため、磁石に触れただけで、未印字部にかぶりを生じた
り、画像が消去されてしまったりとするように画像の安
定性が悪いという欠点を有する。
【0013】さらに、カラー表示を行える磁気記録体と
して、例えば特開平1−63991号公報に記載される
磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色し、磁力の印加
により磁性粒子を回転させカラー表示を行う磁気記録
体、また特開平4−175196号公報に記載される磁
気特性の異なる磁性粒子をそれぞれ異なる色に着色し、
磁界強度を制御してカラー表示を行う磁気記録体が知ら
れている。
して、例えば特開平1−63991号公報に記載される
磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色し、磁力の印加
により磁性粒子を回転させカラー表示を行う磁気記録
体、また特開平4−175196号公報に記載される磁
気特性の異なる磁性粒子をそれぞれ異なる色に着色し、
磁界強度を制御してカラー表示を行う磁気記録体が知ら
れている。
【0014】ところが、上記のカラー表示を行う磁気記
録体は、前者は磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色
する場合の微細な磁性粒子へ着色が困難であることで、
各極の色分けが不完全であったり、また後者は表示時の
磁界強度の制御が難しく、磁界の制御の曖昧さから、両
者とも鮮明なカラー表示を行うことができないとする欠
点を有する。
録体は、前者は磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色
する場合の微細な磁性粒子へ着色が困難であることで、
各極の色分けが不完全であったり、また後者は表示時の
磁界強度の制御が難しく、磁界の制御の曖昧さから、両
者とも鮮明なカラー表示を行うことができないとする欠
点を有する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁性体を表示手
段として利用した磁気記録体は、高い解像度の画像を表
示することができず、また外部からの磁気の影響により
表示した画像の部分的又は判読が不可能な状態に画像が
消去或いは未印字部にかぶりを生じるため、安定した記
録を行うことができず、さらに鮮明なカラー表示を行う
ことができなかった。また内包される磁性粒子の移動
性、すなわち記録の反応性の良さと記録画像の安定性の
両方を備える磁気記録体は存在していなかった。
段として利用した磁気記録体は、高い解像度の画像を表
示することができず、また外部からの磁気の影響により
表示した画像の部分的又は判読が不可能な状態に画像が
消去或いは未印字部にかぶりを生じるため、安定した記
録を行うことができず、さらに鮮明なカラー表示を行う
ことができなかった。また内包される磁性粒子の移動
性、すなわち記録の反応性の良さと記録画像の安定性の
両方を備える磁気記録体は存在していなかった。
【0016】そこで本発明は、磁気を印加した部分が、
無印加の部分とは異なる明暗がはっきりし、かつ解像度
の高く、鮮明で、さらに画像の安定性に優れ、可逆表示
可能で、かつカラー表示が可能な磁気記録体を提供する
ことを目的とする。
無印加の部分とは異なる明暗がはっきりし、かつ解像度
の高く、鮮明で、さらに画像の安定性に優れ、可逆表示
可能で、かつカラー表示が可能な磁気記録体を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1の発明に係
る磁気記録体は、少なくとも一方が透明性を有する非磁
性材料からなる支持体間に、着色層で被覆された磁性粒
子及び顔料或いは染料と、これらを分散してなる常温に
おける粘度が200cps以上、かつ加熱時における粘
度が100cps以下である有機溶媒とを内包するマイ
クロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁気表
示層を形成してなることを特徴とするものである。
成するためになされたものであり、請求項1の発明に係
る磁気記録体は、少なくとも一方が透明性を有する非磁
性材料からなる支持体間に、着色層で被覆された磁性粒
子及び顔料或いは染料と、これらを分散してなる常温に
おける粘度が200cps以上、かつ加熱時における粘
度が100cps以下である有機溶媒とを内包するマイ
クロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁気表
示層を形成してなることを特徴とするものである。
【0018】請求項2の発明に係る磁気記録体は、磁性
粒子を被覆する着色層は、顔料を主成分とする被膜から
なることを特徴とする磁気記録体である。
粒子を被覆する着色層は、顔料を主成分とする被膜から
なることを特徴とする磁気記録体である。
【0019】請求項3の発明に係る磁気記録体は、磁性
粒子表面と着色層との間に隠蔽層を設けてなることを特
徴とする磁気記録体である。
粒子表面と着色層との間に隠蔽層を設けてなることを特
徴とする磁気記録体である。
【0020】請求項4の発明に係る磁気記録体は、隠蔽
層が有機ポリマーに分散させた無機粉末又は金属薄膜か
らなることを特徴とする磁気記録体である。
層が有機ポリマーに分散させた無機粉末又は金属薄膜か
らなることを特徴とする磁気記録体である。
【0021】
【作用】本発明の磁気記録体は、着色層で被覆された磁
性粒子及び顔料或いは染料と、これらを分散してなる常
温における粘度が200cps以上、かつ加熱時におけ
る粘度が100cps以下である有機溶媒とを内包する
マイクロカプセルを含む磁気表示層を有しており、通常
は、磁気記録体の一方の面である裏面側に、即ちマイク
ロカプセルの下方に磁性粒子が引き寄せられており、他
方の面である磁気記録体の表面は顔料或いは染料の色に
よる均一な色調となる。
性粒子及び顔料或いは染料と、これらを分散してなる常
温における粘度が200cps以上、かつ加熱時におけ
る粘度が100cps以下である有機溶媒とを内包する
マイクロカプセルを含む磁気表示層を有しており、通常
は、磁気記録体の一方の面である裏面側に、即ちマイク
ロカプセルの下方に磁性粒子が引き寄せられており、他
方の面である磁気記録体の表面は顔料或いは染料の色に
よる均一な色調となる。
【0022】本発明の磁気記録体への記録は、磁気記録
体の表面側から、加熱手段を有する磁気発生手段で走査
し、熱によって粘度が低下し流動状態となった分散媒の
部分の磁性粒子が、磁気によりマイクロカプセルの上
方、即ち、磁気発生手段側の表面に移動し、着色層によ
り被覆された磁性粒子による色の像が形成され、また消
去は全面を加熱し、磁気記録体の裏面から全面に磁気を
かけるか、あるいは加熱手段を有する磁気発生手段等で
裏面を走査することにより、磁性粒子はマイクロカプセ
ルの下方である磁気発生手段側に引き寄せられ、磁気記
録体の表面は再び顔料或いは染料の色となり、像は消去
される。
体の表面側から、加熱手段を有する磁気発生手段で走査
し、熱によって粘度が低下し流動状態となった分散媒の
部分の磁性粒子が、磁気によりマイクロカプセルの上
方、即ち、磁気発生手段側の表面に移動し、着色層によ
り被覆された磁性粒子による色の像が形成され、また消
去は全面を加熱し、磁気記録体の裏面から全面に磁気を
かけるか、あるいは加熱手段を有する磁気発生手段等で
裏面を走査することにより、磁性粒子はマイクロカプセ
ルの下方である磁気発生手段側に引き寄せられ、磁気記
録体の表面は再び顔料或いは染料の色となり、像は消去
される。
【0023】
【実施例】本発明を図面を用い、以下詳細に説明する。
図1は、本発明の磁気記録体の一実施例を示す断面図で
あり、図2は本発明の磁気記録体に用いられるマイクロ
カプセルの一実施例を示す断面図であり、図3は着色層
で被覆された磁性粒子の一実施例を示す断面図であり、
図4は隠蔽層及び着色層で被覆された磁性粒子の一実施
例を示す断面図であり、図5は本発明の磁気記録体の製
造時の状態を示す断面図であり、図6は本発明の磁気記
録体の消去動作により未記録の状態を示す説明図であ
り、図7は本発明の磁気記録体の記録時の状態を示す説
明図である。
図1は、本発明の磁気記録体の一実施例を示す断面図で
あり、図2は本発明の磁気記録体に用いられるマイクロ
カプセルの一実施例を示す断面図であり、図3は着色層
で被覆された磁性粒子の一実施例を示す断面図であり、
図4は隠蔽層及び着色層で被覆された磁性粒子の一実施
例を示す断面図であり、図5は本発明の磁気記録体の製
造時の状態を示す断面図であり、図6は本発明の磁気記
録体の消去動作により未記録の状態を示す説明図であ
り、図7は本発明の磁気記録体の記録時の状態を示す説
明図である。
【0024】図1に示される磁気記録体1は、支持体1
1、磁性粒子等を含んだマイクロカプセル14をバイン
ダー15に分散した塗布材が塗布される磁気表示層1
2、さらに保護支持体13が順次積層される。また、図
2に示される磁気表示層12に用いられるマイクロカプ
セル14は、着色磁性粒子22或いは着色磁性粒子2
2’、と顔料或いは染料23が常温における粘度が20
0cps以上、かつ加熱時における粘度が100cps
以下である有機溶媒24中に分散されたサスペンジョン
を主成分とする芯物質20を、ポリマーよりなる殻物質
27とを順次積層しカプセル化した構成である。とくに
殻物質27は、マイクロカプセル14の内部が見えるよ
うに透明又は半透明であることが望ましい。この芯物質
20を構成する着色磁性粒子22は、図3に示すように
磁性粒子21の表面に、例えば顔料を主成分とする被膜
からなる着色層25を形成してなるものである。
1、磁性粒子等を含んだマイクロカプセル14をバイン
ダー15に分散した塗布材が塗布される磁気表示層1
2、さらに保護支持体13が順次積層される。また、図
2に示される磁気表示層12に用いられるマイクロカプ
セル14は、着色磁性粒子22或いは着色磁性粒子2
2’、と顔料或いは染料23が常温における粘度が20
0cps以上、かつ加熱時における粘度が100cps
以下である有機溶媒24中に分散されたサスペンジョン
を主成分とする芯物質20を、ポリマーよりなる殻物質
27とを順次積層しカプセル化した構成である。とくに
殻物質27は、マイクロカプセル14の内部が見えるよ
うに透明又は半透明であることが望ましい。この芯物質
20を構成する着色磁性粒子22は、図3に示すように
磁性粒子21の表面に、例えば顔料を主成分とする被膜
からなる着色層25を形成してなるものである。
【0025】また図4に示すように着色磁性粒子22’
は磁性粒子21表面と上記した着色層25との間に隠蔽
層26を設けることもできる。これによれば、磁性粒子
の色が隠蔽されるため、外郭に形成される着色層25を
単独で形成するときと比べ、磁性粒子の色が透けて見え
るなどの影響を受けることなく着色層25を薄くするこ
とが可能となる。なお、隠蔽層26は有機ポリマーに分
散させた無機粉末又は金属薄膜により形成される。
は磁性粒子21表面と上記した着色層25との間に隠蔽
層26を設けることもできる。これによれば、磁性粒子
の色が隠蔽されるため、外郭に形成される着色層25を
単独で形成するときと比べ、磁性粒子の色が透けて見え
るなどの影響を受けることなく着色層25を薄くするこ
とが可能となる。なお、隠蔽層26は有機ポリマーに分
散させた無機粉末又は金属薄膜により形成される。
【0026】芯物質20を構成する着色磁性粒子22、
22’の磁性微粒子21は、磁性粒子単独、あるいは数
種の磁性粒子の混合物、さらには、磁性粒子とポリマー
からなる混合物が使用可能である。例えば、マグネタイ
ト、フェライトをはじめとする鉄、コバルト、ニッケル
等の強磁性を示す金属、もしくはこれらの元素を含む合
金、または化合物の微粒子が用いられる。この場合、磁
性粒子は有機溶媒等との親和性を高めるために、シラン
カップリング処理等の表面処理を施すとよい。また、磁
性粒子とポリマーからなる混合物を用いる場合には、上
述の磁性粒子とポリマーを混練後、粉砕する、あるい
は、磁性粒子を分散したモノマーを、乳化重合、懸濁重
合、分散重合等の方法を用い重合する等の方法が用いら
れる。この場合、ポリマーは架橋性のものとすることが
好ましい。磁性粒子の大きさは、磁気による移動のしや
すさ、画像濃度等を考えると、0.1μmから10μm
の間が好ましい。
22’の磁性微粒子21は、磁性粒子単独、あるいは数
種の磁性粒子の混合物、さらには、磁性粒子とポリマー
からなる混合物が使用可能である。例えば、マグネタイ
ト、フェライトをはじめとする鉄、コバルト、ニッケル
等の強磁性を示す金属、もしくはこれらの元素を含む合
金、または化合物の微粒子が用いられる。この場合、磁
性粒子は有機溶媒等との親和性を高めるために、シラン
カップリング処理等の表面処理を施すとよい。また、磁
性粒子とポリマーからなる混合物を用いる場合には、上
述の磁性粒子とポリマーを混練後、粉砕する、あるい
は、磁性粒子を分散したモノマーを、乳化重合、懸濁重
合、分散重合等の方法を用い重合する等の方法が用いら
れる。この場合、ポリマーは架橋性のものとすることが
好ましい。磁性粒子の大きさは、磁気による移動のしや
すさ、画像濃度等を考えると、0.1μmから10μm
の間が好ましい。
【0027】また磁性粒子21を被覆する着色層25
は、顔料を主成分とし、顔料単独、或いは数種の顔料の
混合物、さらには顔料とポリマーからなる混合物を用い
ることができる。例えば二酸化チタン、硫化亜鉛、チタ
ン酸鉛、カドミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フ
タロシアニン系顔料などの有機顔料の微粒子が用いられ
る。着色層25の調整方法は、顔料を分散したポリマー
溶液に分散してなる磁性粒子21の周囲に、顔料を分散
したポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、顔料を分
散したポリマー溶液中に分散させた磁性粒子21の周囲
にポリマー硬化試験薬等の硬化剤によりポリマーを硬化
させる液中硬化被覆法、磁性粒子21を分散させたサス
ペンジョンに顔料を分散したモノマーや重合触媒を供給
し磁性粒子21の表面を顔料を分散したポリマーで覆う
分散重合法、磁性粒子の表面を顔料を直接混合摩砕する
気流中衝撃法、或いは顔料を分散したポリマー溶液に磁
性粒子を分散させたサスペンジョンを噴霧して乾燥させ
るスプレードライング法などのマイクロカプセル化技法
が好適である。他の方法には、磁性粒子を有機金属化合
物溶液に浸漬し引き上げて乾燥し、その後焼成して有機
金属化合物を分解することにより金属酸化物よりなる顔
料層を形成する方法、また金属塩の希薄酸性溶液中に磁
性粒子を懸濁させ金属塩を加水分解してその表面に水和
金属酸化物を析出させ、焼成することにより金属化合物
よりなる顔料層を形成する方法などが挙げられる。な
お、着色層25の調整方法は、これらの方法に限定され
るものではない。
は、顔料を主成分とし、顔料単独、或いは数種の顔料の
混合物、さらには顔料とポリマーからなる混合物を用い
ることができる。例えば二酸化チタン、硫化亜鉛、チタ
ン酸鉛、カドミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フ
タロシアニン系顔料などの有機顔料の微粒子が用いられ
る。着色層25の調整方法は、顔料を分散したポリマー
溶液に分散してなる磁性粒子21の周囲に、顔料を分散
したポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、顔料を分
散したポリマー溶液中に分散させた磁性粒子21の周囲
にポリマー硬化試験薬等の硬化剤によりポリマーを硬化
させる液中硬化被覆法、磁性粒子21を分散させたサス
ペンジョンに顔料を分散したモノマーや重合触媒を供給
し磁性粒子21の表面を顔料を分散したポリマーで覆う
分散重合法、磁性粒子の表面を顔料を直接混合摩砕する
気流中衝撃法、或いは顔料を分散したポリマー溶液に磁
性粒子を分散させたサスペンジョンを噴霧して乾燥させ
るスプレードライング法などのマイクロカプセル化技法
が好適である。他の方法には、磁性粒子を有機金属化合
物溶液に浸漬し引き上げて乾燥し、その後焼成して有機
金属化合物を分解することにより金属酸化物よりなる顔
料層を形成する方法、また金属塩の希薄酸性溶液中に磁
性粒子を懸濁させ金属塩を加水分解してその表面に水和
金属酸化物を析出させ、焼成することにより金属化合物
よりなる顔料層を形成する方法などが挙げられる。な
お、着色層25の調整方法は、これらの方法に限定され
るものではない。
【0028】隠蔽層26は、上記したように着色層25
を通して磁性粒子の色が透けて見えるなどの影響を少な
くすることができ、とくに着色層を黄色等の薄色とする
場合に有効である。具体的には無機粉末を有機ポリマー
に分散させたもの、或いは金属薄膜からなる。調整方法
は無機粉末を分散したポリマー溶液に分散してなる磁性
粒子の周囲に、無機粉末を分散したポリマー溶液の濃厚
相を分離させる相分離法、顔料を分散したポリマー溶液
中に分散させた磁性粒子21の周囲にポリマー硬化試験
薬等の硬化剤によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆
法、磁性粒子21を分散させたサスペンジョンに顔料を
分散したモノマーや重合触媒を供給し磁性粒子21の表
面を顔料を分散したポリマーで覆う分散重合法、磁性粒
子の表面を顔料を直接混合摩砕する気流中衝撃法、或い
は顔料を分散したポリマー溶液に磁性粒子を分散させた
サスペンジョンを噴霧して乾燥させるスプレードライン
グ法などのマイクロカプセル化技法が好適である。な
お、調整方法は、これらの方法に限定されるものではな
い。上記した無機粉末は、屈折率が高く、隠蔽力の大き
いことが望ましく、例えば二酸化チタン、硫化亜鉛、チ
タン酸鉛、酸化ジルコニウム等が好ましいが、とくにこ
れらに限定されるものではない。また金属薄膜による隠
蔽層26の調整方法は、主に無電解メッキによる方法、
磁性粒子表面に有機金属化合物を化学吸着或いは物理吸
着させた後、有機金属化合物を分解する方法等がある。
用いられる金属は磁気的特性はほとんどなく、着色層の
色調に影響を及ぼさない、例えばアルミニウム、銀、亜
鉛、錫などが好ましい。
を通して磁性粒子の色が透けて見えるなどの影響を少な
くすることができ、とくに着色層を黄色等の薄色とする
場合に有効である。具体的には無機粉末を有機ポリマー
に分散させたもの、或いは金属薄膜からなる。調整方法
は無機粉末を分散したポリマー溶液に分散してなる磁性
粒子の周囲に、無機粉末を分散したポリマー溶液の濃厚
相を分離させる相分離法、顔料を分散したポリマー溶液
中に分散させた磁性粒子21の周囲にポリマー硬化試験
薬等の硬化剤によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆
法、磁性粒子21を分散させたサスペンジョンに顔料を
分散したモノマーや重合触媒を供給し磁性粒子21の表
面を顔料を分散したポリマーで覆う分散重合法、磁性粒
子の表面を顔料を直接混合摩砕する気流中衝撃法、或い
は顔料を分散したポリマー溶液に磁性粒子を分散させた
サスペンジョンを噴霧して乾燥させるスプレードライン
グ法などのマイクロカプセル化技法が好適である。な
お、調整方法は、これらの方法に限定されるものではな
い。上記した無機粉末は、屈折率が高く、隠蔽力の大き
いことが望ましく、例えば二酸化チタン、硫化亜鉛、チ
タン酸鉛、酸化ジルコニウム等が好ましいが、とくにこ
れらに限定されるものではない。また金属薄膜による隠
蔽層26の調整方法は、主に無電解メッキによる方法、
磁性粒子表面に有機金属化合物を化学吸着或いは物理吸
着させた後、有機金属化合物を分解する方法等がある。
用いられる金属は磁気的特性はほとんどなく、着色層の
色調に影響を及ぼさない、例えばアルミニウム、銀、亜
鉛、錫などが好ましい。
【0029】顔料或いは染料23としては、顔料単独、
数種の顔料の混合物、顔料とポリマーからなる混合物、
染料単独、数種の染料の混合物などを用いることができ
る。例えば、顔料は一般に知られている二酸化チタン、
硫化亜鉛、チタン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、カド
ミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フタロシアニン
系顔料等の有機顔料の微粒子、また染料はアゾ染料、キ
ノリン染料、フタロシアニン系染料などが用いられる。
この場合、顔料或いは顔料は有機溶媒等との親和性を高
めるために、シランカップリング処理等の表面処理を施
すとよい。また、顔料或いは顔料とポリマーからなる混
合物を用いる場合には、上述の顔料或いは顔料とポリマ
ーを混練後、粉砕する、または、顔料或いは顔料を分散
したモノマーを、乳化重合、懸濁重合、分散重合等の方
法を用い重合する等の方法が用いられる。この場合、ポ
リマーは架橋性のものとすることが好ましい。顔料或い
は顔料の大きさは、磁性粒子を隠蔽することを考える
と、0.01μmから10μmの間が好ましい。
数種の顔料の混合物、顔料とポリマーからなる混合物、
染料単独、数種の染料の混合物などを用いることができ
る。例えば、顔料は一般に知られている二酸化チタン、
硫化亜鉛、チタン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、カド
ミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フタロシアニン
系顔料等の有機顔料の微粒子、また染料はアゾ染料、キ
ノリン染料、フタロシアニン系染料などが用いられる。
この場合、顔料或いは顔料は有機溶媒等との親和性を高
めるために、シランカップリング処理等の表面処理を施
すとよい。また、顔料或いは顔料とポリマーからなる混
合物を用いる場合には、上述の顔料或いは顔料とポリマ
ーを混練後、粉砕する、または、顔料或いは顔料を分散
したモノマーを、乳化重合、懸濁重合、分散重合等の方
法を用い重合する等の方法が用いられる。この場合、ポ
リマーは架橋性のものとすることが好ましい。顔料或い
は顔料の大きさは、磁性粒子を隠蔽することを考える
と、0.01μmから10μmの間が好ましい。
【0030】有機溶媒24としては、常温(約10〜4
0℃の範囲)における粘度200cps以上で、かつ加
熱時(約40〜80℃の範囲)における粘度が100c
ps以下になるものであればよく、例えば流動パラフィ
ン、天然油脂、合成油脂など一般に知られているものを
適宜使用することができる。
0℃の範囲)における粘度200cps以上で、かつ加
熱時(約40〜80℃の範囲)における粘度が100c
ps以下になるものであればよく、例えば流動パラフィ
ン、天然油脂、合成油脂など一般に知られているものを
適宜使用することができる。
【0031】上記した着色磁性粒子22、22’、顔料
或いは染料23、有機溶媒24などを主成分とする芯物
質20をポリマー等の殻物質27で覆い、マイクロカプ
セル化する。この殻物質27として用いられる樹脂に
は、一般に用いられている樹脂、例えば、アクリル系樹
脂、メタクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等が挙げられ、これらを単
独、あるいは2種以上混合して使用することも可能であ
る。
或いは染料23、有機溶媒24などを主成分とする芯物
質20をポリマー等の殻物質27で覆い、マイクロカプ
セル化する。この殻物質27として用いられる樹脂に
は、一般に用いられている樹脂、例えば、アクリル系樹
脂、メタクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等が挙げられ、これらを単
独、あるいは2種以上混合して使用することも可能であ
る。
【0032】上述の殻物質を有するマイクロカプセルの
製造法としては、ポリマー溶液に分散させた芯物質のま
わりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、ポリマ
ー溶液中の芯物質のまわりにポリマーの硬化試験薬等に
よりポリマーを硬化させる液中硬化被覆法、芯物質を分
散させたエマルジョンの内、あるいは外相のいずれか一
方からモノマーや重合触媒を供給し芯物質の表面をポリ
マーで覆うインシチュー重合法、芯物質を分散させたエ
マルジョンの内相と外相の両方からモノマーを供給する
界面重合法等のマイクロカプセル化技法が好適である
が、これらの方法に限定されるものではない。
製造法としては、ポリマー溶液に分散させた芯物質のま
わりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、ポリマ
ー溶液中の芯物質のまわりにポリマーの硬化試験薬等に
よりポリマーを硬化させる液中硬化被覆法、芯物質を分
散させたエマルジョンの内、あるいは外相のいずれか一
方からモノマーや重合触媒を供給し芯物質の表面をポリ
マーで覆うインシチュー重合法、芯物質を分散させたエ
マルジョンの内相と外相の両方からモノマーを供給する
界面重合法等のマイクロカプセル化技法が好適である
が、これらの方法に限定されるものではない。
【0033】とくに芯物質である着色磁性粒子と顔料を
溶剤に均一に分散させたサスペンジョンの外相からモノ
マーを供給するインシチュー重合法、あるいは相分離法
を用いて製造することにより、粒径の揃った、かつ着色
磁性粒子や顔料の移動が容易なマイクロカプセルを製造
することができる。ここで用いる重合性モノマーは、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレンお
よびその誘導体、イソシアネート、各種アミン、エポキ
シ基を有する化合物等が好適である。
溶剤に均一に分散させたサスペンジョンの外相からモノ
マーを供給するインシチュー重合法、あるいは相分離法
を用いて製造することにより、粒径の揃った、かつ着色
磁性粒子や顔料の移動が容易なマイクロカプセルを製造
することができる。ここで用いる重合性モノマーは、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレンお
よびその誘導体、イソシアネート、各種アミン、エポキ
シ基を有する化合物等が好適である。
【0034】本発明の磁気記録体は、支持体11上に上
述の構成を有するマイクロカプセル14をバインダー1
5とともに塗布し磁気表示層12を形成、さらに保護支
持体13を積層することにより作製される。
述の構成を有するマイクロカプセル14をバインダー1
5とともに塗布し磁気表示層12を形成、さらに保護支
持体13を積層することにより作製される。
【0035】支持体11はポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂
類、天然樹脂、紙、合成紙、金属、セラッミクスなどを
単独または組み合わせた複合体として用いることができ
る。またその形状もカード状あるいはシート状、フィル
ム状など用途に応じて選択でき、さらに用途に応じて要
求される物性、例えば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性
等を考慮し、上記材料から適宜選択することができる。
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂
類、天然樹脂、紙、合成紙、金属、セラッミクスなどを
単独または組み合わせた複合体として用いることができ
る。またその形状もカード状あるいはシート状、フィル
ム状など用途に応じて選択でき、さらに用途に応じて要
求される物性、例えば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性
等を考慮し、上記材料から適宜選択することができる。
【0036】また、マイクロカプセル14を分散するバ
インダー15としては、水系バインダー、溶剤系バイン
ダー、エマルション系バインダー等が適宜用いられる。
さらに、保護支持体13としては、エポキシ樹脂、テト
ラフルオロエチレン等、またはポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、
ポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹
脂、天然樹脂等が使用可能である。この保護支持体13
は、支持体11上に形成されたマイクロカプセル14を
保持するとともに、外部からマイクロカプセル14が見
えるような透明性を有している必要があり、強度など必
要な条件を満たすものであれば用いることができる。
インダー15としては、水系バインダー、溶剤系バイン
ダー、エマルション系バインダー等が適宜用いられる。
さらに、保護支持体13としては、エポキシ樹脂、テト
ラフルオロエチレン等、またはポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、
ポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹
脂、天然樹脂等が使用可能である。この保護支持体13
は、支持体11上に形成されたマイクロカプセル14を
保持するとともに、外部からマイクロカプセル14が見
えるような透明性を有している必要があり、強度など必
要な条件を満たすものであれば用いることができる。
【0037】これらの形成方法は、例えばオフセット印
刷法、グラビア印刷法、シルクスクリーン印刷法等の周
知の印刷方式や、ロール塗布法、ナイフエッジ法などの
塗布方式、上述のマイクロカプセル14を混入した転写
層に有する転写シートによる転写方式、また上述のマイ
クロカプセル14を混入したインキを基材に吹き付ける
インキジェット方式、支持体11と保護支持体13との
間に上述のマイクロカプセル14を混入した溶液を充填
する方式などの形成方法により作成することができ、作
成する情報記録媒体の用途、数量に応じて上述の方式か
ら適宜選択することができる。
刷法、グラビア印刷法、シルクスクリーン印刷法等の周
知の印刷方式や、ロール塗布法、ナイフエッジ法などの
塗布方式、上述のマイクロカプセル14を混入した転写
層に有する転写シートによる転写方式、また上述のマイ
クロカプセル14を混入したインキを基材に吹き付ける
インキジェット方式、支持体11と保護支持体13との
間に上述のマイクロカプセル14を混入した溶液を充填
する方式などの形成方法により作成することができ、作
成する情報記録媒体の用途、数量に応じて上述の方式か
ら適宜選択することができる。
【0038】次に、本発明の磁気記録体における像形成
方法を説明する。図5は、着色磁性粒子22、22’、
および顔料或いは染料23が有機溶媒24に分散された
サスペンジョンを内包したマイクロカプセル14を支持
体11上に塗布した本発明の磁気記録体の一部を拡大し
た断面を表す説明図である。作製された当初は、マイク
ロカプセル14内で、着色磁性粒子22と顔料或いは染
料23は均一に分散された状態で有機溶媒24中に固定
化されている。
方法を説明する。図5は、着色磁性粒子22、22’、
および顔料或いは染料23が有機溶媒24に分散された
サスペンジョンを内包したマイクロカプセル14を支持
体11上に塗布した本発明の磁気記録体の一部を拡大し
た断面を表す説明図である。作製された当初は、マイク
ロカプセル14内で、着色磁性粒子22と顔料或いは染
料23は均一に分散された状態で有機溶媒24中に固定
化されている。
【0039】図6は、通常の画像の消去時、即ち未記録
時の状態を示す説明図である。磁気記録体全面が一様に
加熱され、マイクロカプセル内の有機溶媒24が粘度が
低下し流動性があがり、磁気記録体裏面から一様に印加
された磁気により、磁気表示層12のマイクロカプセル
中の着色磁性粒子22、22’はマイクロカプセルの下
方に引き寄せられ、磁気記録体表面は、顔料或いは染料
23の色による均一な色調である。
時の状態を示す説明図である。磁気記録体全面が一様に
加熱され、マイクロカプセル内の有機溶媒24が粘度が
低下し流動性があがり、磁気記録体裏面から一様に印加
された磁気により、磁気表示層12のマイクロカプセル
中の着色磁性粒子22、22’はマイクロカプセルの下
方に引き寄せられ、磁気記録体表面は、顔料或いは染料
23の色による均一な色調である。
【0040】図7は、磁気記録体の上方から、加熱機能
付きの磁気発生手段の磁気の印加により記録された状態
を示す説明図である。加熱機能付きの磁気発生手段であ
る熱・磁気ヘッド装置28により加熱された部分のマイ
クロカプセル内の有機溶媒24、例えば流動パラフィン
は流動性が上がり、磁気により、マイクロカプセル中の
着色磁性粒子22、22’はマイクロカプセルの上方に
引き寄せられる。一方、熱・磁気ヘッド装置28により
加熱されない部分は、マイクロカプセル内で着色磁性粒
子22、22’の移動はなく、顔料或いは染料23がマ
イクロカプセルの上方に存在する。従って、記録情報に
応じて記録箇所を加熱・磁気印加することで、記録され
ていない部分の顔料の色の中に、記録された部分のカラ
ー化された着色磁性粒子の色の像が得られる。熱・磁気
ヘッド装置28は、通常の磁気ヘッドにヒーターなどの
加熱手段が付加されたものであり、加熱手段は有機溶媒
24を粘度を低下させるだけの加熱能力を有していれば
よい。
付きの磁気発生手段の磁気の印加により記録された状態
を示す説明図である。加熱機能付きの磁気発生手段であ
る熱・磁気ヘッド装置28により加熱された部分のマイ
クロカプセル内の有機溶媒24、例えば流動パラフィン
は流動性が上がり、磁気により、マイクロカプセル中の
着色磁性粒子22、22’はマイクロカプセルの上方に
引き寄せられる。一方、熱・磁気ヘッド装置28により
加熱されない部分は、マイクロカプセル内で着色磁性粒
子22、22’の移動はなく、顔料或いは染料23がマ
イクロカプセルの上方に存在する。従って、記録情報に
応じて記録箇所を加熱・磁気印加することで、記録され
ていない部分の顔料の色の中に、記録された部分のカラ
ー化された着色磁性粒子の色の像が得られる。熱・磁気
ヘッド装置28は、通常の磁気ヘッドにヒーターなどの
加熱手段が付加されたものであり、加熱手段は有機溶媒
24を粘度を低下させるだけの加熱能力を有していれば
よい。
【0041】この像形成は、磁気と有機溶媒の粘度を低
下させる程度の低エネルギーの熱による単純なものであ
るため、記録が容易であり、マイクロカプセルの粒径を
制御することにより、解像度の高い像形成が可能であ
る。また着色磁性粒子が磁気記録体の裏面に引き寄せら
れている時、顔料或いは染料23により磁性粒子の色が
隠蔽される。さらに加熱機能付きの熱・磁気ヘッド装置
28で形成された像は、有機溶媒が常温に戻ると同時に
粘度が上がり、流動性が低下し固定状態となるため、記
録安定性がよく、しかも、流動状態以外では磁気のみで
は像形成が行えないため、磁石など外部磁界に触れて、
像にかぶりを生ずることがない。本発明による磁気記録
体は内包される着色磁性粒子の記録時の移動性、すなわ
ち記録の反応性の良さと記録画像の安定性の両方を備え
るものであり、表示される着色磁性粒子による像の色を
任意のカラーとすることができる。また加熱によって、
流動状態となった有機溶媒の部分のみ、着色磁性粒子が
移動可能となるため、解像度の高い像が得られる。
下させる程度の低エネルギーの熱による単純なものであ
るため、記録が容易であり、マイクロカプセルの粒径を
制御することにより、解像度の高い像形成が可能であ
る。また着色磁性粒子が磁気記録体の裏面に引き寄せら
れている時、顔料或いは染料23により磁性粒子の色が
隠蔽される。さらに加熱機能付きの熱・磁気ヘッド装置
28で形成された像は、有機溶媒が常温に戻ると同時に
粘度が上がり、流動性が低下し固定状態となるため、記
録安定性がよく、しかも、流動状態以外では磁気のみで
は像形成が行えないため、磁石など外部磁界に触れて、
像にかぶりを生ずることがない。本発明による磁気記録
体は内包される着色磁性粒子の記録時の移動性、すなわ
ち記録の反応性の良さと記録画像の安定性の両方を備え
るものであり、表示される着色磁性粒子による像の色を
任意のカラーとすることができる。また加熱によって、
流動状態となった有機溶媒の部分のみ、着色磁性粒子が
移動可能となるため、解像度の高い像が得られる。
【0042】さらに、マイクロカプセルはバインダーに
混ぜることで塗液化することができるため、様々な支持
体に塗布することができ、また、様々な形状に加工する
ことが可能であり、製造工程も簡単であることから、用
途範囲を広げることができる。特に紙上に塗布した場合
は家庭用ファックス等の情報記録紙として使用でき、熱
と磁気の印加により、印字・消去が容易にかつ可逆的に
行えるため、リサイクルペーパーとして用いることが可
能である。
混ぜることで塗液化することができるため、様々な支持
体に塗布することができ、また、様々な形状に加工する
ことが可能であり、製造工程も簡単であることから、用
途範囲を広げることができる。特に紙上に塗布した場合
は家庭用ファックス等の情報記録紙として使用でき、熱
と磁気の印加により、印字・消去が容易にかつ可逆的に
行えるため、リサイクルペーパーとして用いることが可
能である。
【0043】以下に、本発明を具体的な実施例を挙げ、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0044】<実施例1> 〔着色磁性粒子の形成〕平均粒径1μmの磁性粒子15
重量部、ウォッチングレッド30重量部、ポリウレタン
樹脂60重量部、架橋剤として2,4−トルイジンイソ
シアネート15重量部をメチルエチルケトン600重量
部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて回転数500
0rpmで分散させ、得られた溶液にn−ヘキサン15
0重量部を滴下し、磁性粒子の周囲にウォッチングレッ
ドを含むポリウレタン樹脂層を相分離させ、着色層を形
成し着色磁性粒子を得た。
重量部、ウォッチングレッド30重量部、ポリウレタン
樹脂60重量部、架橋剤として2,4−トルイジンイソ
シアネート15重量部をメチルエチルケトン600重量
部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて回転数500
0rpmで分散させ、得られた溶液にn−ヘキサン15
0重量部を滴下し、磁性粒子の周囲にウォッチングレッ
ドを含むポリウレタン樹脂層を相分離させ、着色層を形
成し着色磁性粒子を得た。
【0045】〔マイクロカプセル化〕上記着色層で被覆
された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シランカ
ップリング処理を施した平均粒径0.5μmの二酸化チ
タン30重量部を、流動パラフィン80重量部に均一に
分散した。この分散液を10%ゼラチン水溶液300重
量部中に、ホモジナイザーを用いて、回転数2000r
pmで平均粒径が100μmとなるように約10分間分
散させた。得られた分散液に40℃の10%アラビアゴ
ム水溶液300重量部を混合し、さらに40℃の水10
00重量部を添加し、40℃に保ち、10%酢酸水溶液
を滴下してpHを4に調節した。その後、液温を5℃に
冷却し30%ホルマリン水溶液10重量部を加え、10
%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、pHを9に調節し
た。さらに液温を50℃に昇温しゼラチン−アラビアゴ
ム系のマイクロカプセルを得た。
された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シランカ
ップリング処理を施した平均粒径0.5μmの二酸化チ
タン30重量部を、流動パラフィン80重量部に均一に
分散した。この分散液を10%ゼラチン水溶液300重
量部中に、ホモジナイザーを用いて、回転数2000r
pmで平均粒径が100μmとなるように約10分間分
散させた。得られた分散液に40℃の10%アラビアゴ
ム水溶液300重量部を混合し、さらに40℃の水10
00重量部を添加し、40℃に保ち、10%酢酸水溶液
を滴下してpHを4に調節した。その後、液温を5℃に
冷却し30%ホルマリン水溶液10重量部を加え、10
%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、pHを9に調節し
た。さらに液温を50℃に昇温しゼラチン−アラビアゴ
ム系のマイクロカプセルを得た。
【0046】普通紙上に、上記マイクロカプセルを用い
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、白色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、白地に
赤色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、白色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、白地に
赤色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
【0047】<実施例2> 〔隠蔽層の形成〕平均粒径1μmの磁性粒子15重量
部、二酸化チタン30重量部、ポリスチレン60重量部
をメチルエチルケトン600重量部溶液中に超高速ホモ
ジナイザーを用いて回転数5000rpmで分散させ、
得られた溶液にエタノール150重量部を滴下し、磁性
粒子の周囲に二酸化チタンを含むポリスチレンを相分離
させ、隠蔽層を形成した。
部、二酸化チタン30重量部、ポリスチレン60重量部
をメチルエチルケトン600重量部溶液中に超高速ホモ
ジナイザーを用いて回転数5000rpmで分散させ、
得られた溶液にエタノール150重量部を滴下し、磁性
粒子の周囲に二酸化チタンを含むポリスチレンを相分離
させ、隠蔽層を形成した。
【0048】〔着色磁性粒子の形成〕上記隠蔽層で被覆
された磁性粒子15重量部、カドミウム黄30重量部、
ポリウレタン樹脂60重量部、架橋剤として2,4−ト
ルイジンイソシアネート15重量部をメチルエチルケト
ン600重量部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて
回転数5000rpmで分散させ、得られた溶液にn−
ヘキサン150重量部を滴下し、磁性粒子の周囲にカド
ミウム黄を含むポリウレタン樹脂層を相分離させ、隠蔽
層上に着色層を形成し着色磁性粒子を得た。
された磁性粒子15重量部、カドミウム黄30重量部、
ポリウレタン樹脂60重量部、架橋剤として2,4−ト
ルイジンイソシアネート15重量部をメチルエチルケト
ン600重量部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて
回転数5000rpmで分散させ、得られた溶液にn−
ヘキサン150重量部を滴下し、磁性粒子の周囲にカド
ミウム黄を含むポリウレタン樹脂層を相分離させ、隠蔽
層上に着色層を形成し着色磁性粒子を得た。
【0049】〔マイクロカプセル化〕さらに着色層で被
覆された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シラン
カップリング処理を施した、平均粒径0.5μmのフタ
ロシアニンブルー35重量部を、流動パラフィン80重
量部に均一に分散した。この分散液を5%ポリビニルア
ルコール水溶液200重量部中に、ホモジナイザーを用
いて、回転数2000rpmで平均粒径が100μmと
なるように約10分間分散させた。得られた分散液にメ
ラミン−ホルマリンプレポリマー水溶液100重量部加
え、20%酢酸水溶液を滴下し、pHを6に調節した。
その後、液温を65℃に昇温し、30分間重合反応を行
い、メラミン−ホルマリン樹脂のマイクロカプセルを得
た。
覆された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シラン
カップリング処理を施した、平均粒径0.5μmのフタ
ロシアニンブルー35重量部を、流動パラフィン80重
量部に均一に分散した。この分散液を5%ポリビニルア
ルコール水溶液200重量部中に、ホモジナイザーを用
いて、回転数2000rpmで平均粒径が100μmと
なるように約10分間分散させた。得られた分散液にメ
ラミン−ホルマリンプレポリマー水溶液100重量部加
え、20%酢酸水溶液を滴下し、pHを6に調節した。
その後、液温を65℃に昇温し、30分間重合反応を行
い、メラミン−ホルマリン樹脂のマイクロカプセルを得
た。
【0050】普通紙上に、上記マイクロカプセルを用い
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、青色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、青地に
黄色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、青色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、青地に
黄色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
【0051】<実施例3> 〔隠蔽層の形成〕平均粒径1μmの磁性粒子表面に無電
解メッキにより、錫薄膜による隠蔽層を形成した。
解メッキにより、錫薄膜による隠蔽層を形成した。
【0052】〔着色磁性粒子の形成〕上記隠蔽層で被覆
された磁性粒子15重量部、二酸化チタン30重量部、
ポリスチレン60重量部をメチルエチルケトン600重
量部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて回転数50
00rpmで分散させ、得られた溶液にエタノール15
0重量部を滴下し、磁性粒子の周囲に二酸化チタンを含
むポリスチレンを相分離させ、隠蔽層上に着色層を形成
し着色磁性粒子を得た。
された磁性粒子15重量部、二酸化チタン30重量部、
ポリスチレン60重量部をメチルエチルケトン600重
量部溶液中に超高速ホモジナイザーを用いて回転数50
00rpmで分散させ、得られた溶液にエタノール15
0重量部を滴下し、磁性粒子の周囲に二酸化チタンを含
むポリスチレンを相分離させ、隠蔽層上に着色層を形成
し着色磁性粒子を得た。
【0053】〔マイクロカプセル化〕さらに着色層で被
覆された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シラン
カップリング処理を施した、平均粒径0.5μmの水酸
化クロム30重量部を、流動パラフィン80重量部に均
一に分散した。この分散液を5%ポリビニルアルコール
水溶液200重量部中に、ホモジナイザーを用いて、回
転数2000rpmで、平均粒径が100μmとなるよ
うに約5分間分散させた。10%炭酸ナトリウム水溶液
を滴下し、pHを8〜9に調整した。液温を25℃に
し、20%尿素−ホルマリンプレポリマー水溶液200
重量部を添加し、さらに酢酸を滴下し、pHを4に調整
した。その後、30℃で3時間、50℃で2時間反応を
行い、尿素−ホルマリン樹脂マイクロカプセルを得た。
覆された磁性粒子(着色磁性粒子)15重量部、シラン
カップリング処理を施した、平均粒径0.5μmの水酸
化クロム30重量部を、流動パラフィン80重量部に均
一に分散した。この分散液を5%ポリビニルアルコール
水溶液200重量部中に、ホモジナイザーを用いて、回
転数2000rpmで、平均粒径が100μmとなるよ
うに約5分間分散させた。10%炭酸ナトリウム水溶液
を滴下し、pHを8〜9に調整した。液温を25℃に
し、20%尿素−ホルマリンプレポリマー水溶液200
重量部を添加し、さらに酢酸を滴下し、pHを4に調整
した。その後、30℃で3時間、50℃で2時間反応を
行い、尿素−ホルマリン樹脂マイクロカプセルを得た。
【0054】普通紙上に、上記マイクロカプセルを用い
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、緑色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、緑色に
白色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
た磁気表示層を設け、さらにアクリル樹脂による保護層
を設けた後、磁気記録体の全面を加熱し、下方より磁気
を作用させることにより、緑色の磁気記録紙を得た。加
熱機能付きの磁気ヘッドで記録することにより、緑色に
白色の明暗のはっきりした鮮明な像が得られた。
【0055】
【発明の効果】本発明の磁気記録体は、着色層で被覆さ
れた磁性粒子と顔料或いは染料が分散された常温におけ
る粘度が200cps以上、かつ加熱時における粘度が
100cps以下である有機溶媒を内包するマイクロカ
プセルを含む磁気表示層を有し、非記録状態は磁気記録
体の一方の面である裏面側に着色磁性粒子が引き寄せら
れており、他方の面である磁気記録体の表面は顔料の色
による均一な色調を示し、記録状態は、磁気記録体の表
面側から、加熱手段を有する熱・磁気ヘッド装置で走査
し、加熱と磁気の印加により着色磁性粒子が磁気記録体
の表面側に移動し、着色層で被覆された磁性粒子(着色
磁性粒子)による色の像が形成される。また消去は全面
の加熱と磁気記録体の裏面から全面に磁気の印加、ある
いは加熱と磁気の印加を磁気記録体の裏面を走査するこ
とにより、着色磁性粒子はマイクロカプセルの下方に引
き寄せられ、磁気記録体の表面は再び顔料或いは染料の
色となり、像は消去できる。
れた磁性粒子と顔料或いは染料が分散された常温におけ
る粘度が200cps以上、かつ加熱時における粘度が
100cps以下である有機溶媒を内包するマイクロカ
プセルを含む磁気表示層を有し、非記録状態は磁気記録
体の一方の面である裏面側に着色磁性粒子が引き寄せら
れており、他方の面である磁気記録体の表面は顔料の色
による均一な色調を示し、記録状態は、磁気記録体の表
面側から、加熱手段を有する熱・磁気ヘッド装置で走査
し、加熱と磁気の印加により着色磁性粒子が磁気記録体
の表面側に移動し、着色層で被覆された磁性粒子(着色
磁性粒子)による色の像が形成される。また消去は全面
の加熱と磁気記録体の裏面から全面に磁気の印加、ある
いは加熱と磁気の印加を磁気記録体の裏面を走査するこ
とにより、着色磁性粒子はマイクロカプセルの下方に引
き寄せられ、磁気記録体の表面は再び顔料或いは染料の
色となり、像は消去できる。
【0056】すなわち、本発明の磁気記録体は、磁気を
印加した部分が、無印加の部分とは異なるため明暗がは
っきりし、かつ解像度の高く、鮮明で、さらに画像の安
定性に優れ、磁性粒子の色を任意に設定できることから
カラー表示が可能となるなどの優れた効果を有する。
印加した部分が、無印加の部分とは異なるため明暗がは
っきりし、かつ解像度の高く、鮮明で、さらに画像の安
定性に優れ、磁性粒子の色を任意に設定できることから
カラー表示が可能となるなどの優れた効果を有する。
【0057】また本発明は、低温度の加熱と磁気の印加
により簡易に像形成を行うことができるため、低エネル
ギー消費であり、記録層にマイクロカプセルを用いるこ
とにより、マイクロカプセルの粒径を制御することで解
像度を高めることができる。
により簡易に像形成を行うことができるため、低エネル
ギー消費であり、記録層にマイクロカプセルを用いるこ
とにより、マイクロカプセルの粒径を制御することで解
像度を高めることができる。
【0058】しかもマイクロカプセル内で磁性粒子、顔
料或いは染料などが常温における粘度が200cps以
上、かつ加熱時における粘度が100cps以下である
有機溶媒に分散されているため、記録時以外はその粘度
は高く、流動性が低いため、情報記録後に外部から磁石
などの磁気が印加されても、マイクロカプセル内の磁性
粒子に移動を生じることがなく、安定した記録が得られ
る。またマイクロカプセル化することで磁気の影響を受
ける範囲が広がらないため、加熱・磁気印加された部分
のみに磁性粒子の移動をほぼ限定できるため、解像度が
高く、常温で低流動性を示す有機溶媒を用いることで画
像の安定性も優れる。
料或いは染料などが常温における粘度が200cps以
上、かつ加熱時における粘度が100cps以下である
有機溶媒に分散されているため、記録時以外はその粘度
は高く、流動性が低いため、情報記録後に外部から磁石
などの磁気が印加されても、マイクロカプセル内の磁性
粒子に移動を生じることがなく、安定した記録が得られ
る。またマイクロカプセル化することで磁気の影響を受
ける範囲が広がらないため、加熱・磁気印加された部分
のみに磁性粒子の移動をほぼ限定できるため、解像度が
高く、常温で低流動性を示す有機溶媒を用いることで画
像の安定性も優れる。
【0059】またマイクロカプセルを含む塗液は塗布す
ることができるため、磁気記録体の製造工程を簡略化す
ることができるなどの効果を奏する。
ることができるため、磁気記録体の製造工程を簡略化す
ることができるなどの効果を奏する。
【図1】本発明の磁気記録体の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明で記録層に用いられるマイクロカプセル
化磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
化磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明で芯物質に用いられる着色層で被覆され
た磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
た磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明で芯物質に用いられる隠蔽層及び着色層
で被覆された磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
で被覆された磁性粒子の一実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の磁気記録体の製造時の状態を示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明の磁気記録体の消去動作により未記録の
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図7】本発明の磁気記録体の記録時の状態を示す説明
図である。
図である。
1 磁気記録体 11 支持体 12 磁気表示層 13 保護支持体 14 マイクロカプセル 15 バインダー 20 芯物質 21 磁性粒子 22 着色磁性粒子 23 顔料或いは染料 24 常温における粘度が200cps以
上、かつ加熱時における 粘度が100cps以下である有機溶媒 25 着色層 26 隠蔽層 27 殻物質 28 熱・磁気ヘッド装置
上、かつ加熱時における 粘度が100cps以下である有機溶媒 25 着色層 26 隠蔽層 27 殻物質 28 熱・磁気ヘッド装置
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも一方が透明性を有する非磁性
材料からなる支持体間に、着色層で被覆された磁性粒子
及び顔料或いは染料と、これらを分散してなる常温にお
ける粘度が200cps以上、かつ加熱時における粘度
が100cps以下である有機溶媒とを内包するマイク
ロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁気表示
層を形成してなることを特徴とする磁気記録体。 - 【請求項2】 前記磁性粒子を被覆する着色層は、顔料
を主成分とする被膜からなることを特徴とする請求項1
記載の磁気記録体。 - 【請求項3】 前記磁性粒子表面と着色層との間に隠蔽
層を設けてなることを特徴とする請求項1記載の磁気記
録体。 - 【請求項4】 前記隠蔽層が有機ポリマーに分散させた
無機粉末又は金属薄膜からなることを特徴とする請求項
3記載の磁気記録体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5275424A JPH07129104A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5275424A JPH07129104A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気記録体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07129104A true JPH07129104A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17555325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5275424A Pending JPH07129104A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気記録体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07129104A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008163447A (ja) * | 2000-12-15 | 2008-07-17 | Arizona Board Of Regents | 前駆体を含有するナノ粒子を用いた金属のパターニング方法 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP5275424A patent/JPH07129104A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008163447A (ja) * | 2000-12-15 | 2008-07-17 | Arizona Board Of Regents | 前駆体を含有するナノ粒子を用いた金属のパターニング方法 |
| US8557017B2 (en) | 2000-12-15 | 2013-10-15 | The Arizona Board Of Regents | Method for patterning metal using nanoparticle containing precursors |
| US8779030B2 (en) | 2000-12-15 | 2014-07-15 | The Arizona Board of Regents, The University of Arizone | Method for patterning metal using nanoparticle containing precursors |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6943772B2 (en) | Magnetic display device | |
| WO2002093245A1 (en) | Electrophoretic displays containing magnetic particles | |
| JP2009104176A6 (ja) | 電気泳動ディスプレイおよび材料 | |
| JP2015505622A (ja) | 磁性粒子を用いた表示方法、フィルムおよび表示装置 | |
| JP3572045B2 (ja) | 磁気ディスプレー | |
| JPH0971042A (ja) | 磁気記録体及びその記録方法 | |
| JPH07129104A (ja) | 磁気記録体 | |
| JP3277796B2 (ja) | 磁気記録体 | |
| JPH08314396A (ja) | 磁気記録体 | |
| JPH0729146A (ja) | 磁気記録体及び磁気記録体の記録方法並びに磁気記録体の記録消去方法 | |
| JPH09160511A (ja) | 磁気記録体及びその記録方法 | |
| JPH07104684A (ja) | 磁気表示用ディスプレー及び磁気表示装置 | |
| JPH08175059A (ja) | 磁気記録体 | |
| JPH0990887A (ja) | 磁気記録体及び磁気記録体の記録消去方法並びに磁気記録体の記録消去装置 | |
| JPH07104685A (ja) | 磁気記録体 | |
| JPH0729145A (ja) | 磁気記録体及び磁気記録体の記録方法並びに磁気記録体の記録消去方法 | |
| JPH07261684A (ja) | 磁気表示用ディスプレー及び磁気表示装置 | |
| JP2000185489A (ja) | 磁気記録体 | |
| JPH08179706A (ja) | 磁気記録体 | |
| JP2000043301A (ja) | 磁気記録体の情報記録方法および情報消去方法 | |
| JP2001324730A (ja) | 磁気記録体 | |
| JP2000225788A (ja) | 熱磁気記録体の製造方法及び熱磁気記録体 | |
| JPH08179705A (ja) | 磁気表示媒体 | |
| JPH07271315A (ja) | 磁気記録体及びその記録・消去方法 | |
| JP2841291B2 (ja) | 磁気表示用マイクロカプセル、磁気表示板及びその製造方法 |